JP4056547B2 - ガス遮断装置 - Google Patents

ガス遮断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4056547B2
JP4056547B2 JP2006283959A JP2006283959A JP4056547B2 JP 4056547 B2 JP4056547 B2 JP 4056547B2 JP 2006283959 A JP2006283959 A JP 2006283959A JP 2006283959 A JP2006283959 A JP 2006283959A JP 4056547 B2 JP4056547 B2 JP 4056547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
voltage
signal
shut
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006283959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007107875A (ja
Inventor
浩一 植木
一高 浅野
公克 磯部
定 川島
昇 磯野
利和 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Yazaki Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Yazaki Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Yazaki Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006283959A priority Critical patent/JP4056547B2/ja
Publication of JP2007107875A publication Critical patent/JP2007107875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4056547B2 publication Critical patent/JP4056547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

本発明は、都市ガスやLPガス等を利用するガス器具の使用状態を監視するガス遮断装置に関し、特に電池電源の電源容量消耗時の安全性を確保するガス遮断装置に関する。
従来のこの種のガス遮断装置は、例えば特開平10−103546号公報に示されるような構成になっていた。図4はこのガス遮断装置のブロック図を示す。
図4のガス遮断装置21において、22は電池電源で、ガス遮断装置全体に電源を供給する。23は遮断弁で、流路でのガスの供給を停止したり、供給したりする。24は電圧低下検出部で、所定の動作保証時間内でガス遮断装置1の動作が可能な電池電源22の容量が残されている消耗状態の電池電圧を検知して電圧低下信号Aを出力する。25は開栓受付部で、電圧低下信号Aが入力された時から遮断弁の開栓受付を行って、開栓要求(開栓要求スイッチ又は通信による開栓信号の入力)があった時に開栓要求信号Cを出力する。26はタイマ部で、電圧低下信号Aが入力された時から所定の動作保証時間をカウントして開栓終了信号Dを出力する。27は開栓機能停止部で、開栓終了信号Dが入力されたときに開栓要求信号Cによる開栓を停止する閉栓停止信号Eを出力する。28はガス遮断制御部で、電池電圧低下信号A又は閉栓停止信号Eが入力された時遮断弁23を閉栓動作させ、閉栓停止信号Eの入力信号以前に開栓要求信号Cが入力された時には遮断弁23を開栓させる。
次に従来例の構成の動作を説明する。電池電源22の消耗度をチェックしている電圧低下検出部24が電池消耗電圧を検出したとき、電圧低下信号Aを開栓受付部25とタイマ部26とガス遮断制御部28に出力する。電圧低下信号Aが入力されたガス遮断制御部28は、第一の遮断命令信号B1を出力して遮断弁23を動作させ、ガス通路の閉栓を実行する。タイマ部26は電圧低下信号Aが入力されるとカウント開始し、このタイマ部26により所定時間のカウント終了する迄の間に、開栓受付部25に開栓要求があり、開栓要求信号Cが出力された時には、ガス遮断制御部28は遮断弁23を開栓する。タイマ部26でカウント終了したとき、開栓終了信号Dが出力されるので、開栓機能停止部27は閉栓停止信号Eを出力して開栓要求の受付を停止する。閉栓停止信号Eが入力されたガス遮断装置21は第2の遮断命令信号B2を出力して遮断弁23を閉栓する。
都市ガス、LPガス等の媒体ガスの流れる流路に取り付けられたガス遮断装置1において、電圧低下検出部24は所定時間間隔毎に電池電源22の電圧を測定し電池の消耗度を監視している。予めガス遮断装置21を動作させ得る下限値の電圧を動作保証電圧として設定しておき、ここから所要の日数分逆上った時の電圧値を電池消耗電圧として設定する。電圧低下検出部24は、電池電圧を監視してこの消耗時の電池電圧を検出する。即ち所要日数分だけ電池消耗電圧が検出されてから電池電源22の電圧が動作保証電圧迄低下する期間だけ遮断弁23の開栓が可能としてガス遮断装置21を交換するまでの猶予期間を設けたものである。
しかしながら上記従来の構成では下記問題点があった。電圧低下検出部24が所定の消耗状態の電池電圧を検知して電圧低下信号Aを出力しタイマ部26がカウント開始すると共に、ガス遮断制御部28により遮断弁23を駆動しガス供給停止を行うが、この時需要家がガス器具を使用している場合があり、例えばガス給湯器より沸かした湯をシャワーなどに使用している場合があり、突然冷水を浴びたりして需要家がびっくりしたりしたりする場合があり、又調理中の場合には煮炊きが出来ず使い勝手が悪いという問題点がある。
本発明は上記課題を解決するもので、電池電圧の低下状態を検出した時ガス需要家がガス器具を使用している場合、安全を確保しつつ使い勝手を向上させ安全性や信頼性の高いガス遮断装置を提供することを目的としたものである。
この課題を解決するために本発明は、電源を供給する電池電源手段と、ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス媒体の供給や遮断を行う遮断手段と、前記電池電源手段の供給電圧を監視する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で所定電圧以下を検出時異常と判定し前記遮断手段の駆動信号を出力する電圧異常判定手段と、前記電圧異常判定手段により遮断信号出力時前記流量検出手段の出力信号より流量無を検出する迄前記電圧異常判定手段の遮断出力信号を遅延させる遮断信号遅延手段と、前記遮断信号遅延手段による遮断出力遅延時電池低下警告表示出力を行う電圧警告出力手段と、前記電圧検出手段で所定電圧以下を検出時所定時間計測する時間計測手段と、前記流量検出手段で検出した観測値が異常使用量か否かを判定し異常判定時前記遮断手段を駆動する異常判定手段と、前記遮断手段をガス供給可能状態に復帰させる信号を出力する復帰手段と、前記時間計測手段で所定時間経過した場合或いは前記時間計測手段で所定時間計測中に前記異常判定手段により異常検知時復帰信号を入力禁止とし前記遮断手段に遮断出力を行う復帰禁止手段と、前記電圧異常判定手段により電池低下判定すると表示通知する報知手段とからなる。
上記発明によれば、電圧検出手段により電池電源の供給電圧が所定電圧以下であるのを検出すると時間計測手段による時間計測をスタートさせると共に、直ちに電圧異常判定手段により電池電圧低下異常として需要家、或いはガス事業者に通知する意味で遮断信号を出力するが、この時需要家宅でガス器具を使用しているかどうかを流量検出手段で流量信号を検出し、その結果遮断信号遅延手段で流量信号が所定値以上あると判定した場合、需要家がガス器具を使用中として遮断信号の出力を遅延させると共に、電池電圧低下状態であることは需要家あるいはガス事業者に早く通知すべく報知手段により電池低下状態の警告表示を行ったり、通信手段により電話回線等を利用しガス事業者の保安センターへ電池低下異常の通報を行い、ガス供給遮断による電池低下状態の認識をさせる。すなわちガス器具を使用されていたため即座に遮断出来ない場合があるが、電池電圧低下検出時にこれを通報することによりいち早くガス事業者にガス遮断装置の交換などの対応を行わせることが可能となり、安全性や信頼性が向上する。
本発明のガス遮断装置は、電池電源の供給電圧が電圧検出手段により所定値以下を検出すると電圧異常判定手段で異常と判定し遮断信号を出力するが、ガス需要家がガス器具使用中ならば遮断信号が遅延され、電圧警告出力手段により報知手段を介してガス需要家、ガス供給事業者に電池電圧異常を通知するので、即座に電池電圧異常と判断でき、且つガス遮断装置交換などの緊急措置をとれ遮断手段を遮断することにより電圧異常と判明させるわけではないので遮断手段の復帰操作やガス器具の点検などの手間が省け、ガス事業者の省力になり且つ安全性や信頼性及び使い勝手が極めて向上する効果がある。
上記目的を達成するため本発明は、電源を供給する電池電源手段と、ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス媒体の供給や遮断を行う遮断手段と、前記電池電源手段の供給電圧を監視する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で所定電圧以下を検出時異常と判定し前記遮断手段の駆動信号を出力する電圧異常判定手段と、前記電圧異常判定手段により遮断信号出力時前記流量検出手段の出力信号より流量無を検出する迄前記電圧異常判定手段の遮断出力信号を遅延させる遮断信号遅延手段と、前記遮断信号遅延手段による遮断出力遅延時電池低下警告表示出力を行う電圧警告出力手段と、前記電圧検出手段で所定電圧以下を検出時所定時間計測する時間計測手段と、前記流量検出手段で検出した観測値が異常使用量か否かを判定し異常判定時前記遮断手段を駆動する異常判定手段と、前記遮断手段をガス供給可能状態に復帰させる信号を出力する復帰手段と、前記時間計測手段で所定時間経過した場合或いは前記時間計測手段で所定時間計測中に前記異常判定手段により異常検知時復帰信号を入力禁止とし前記遮断手段に遮断出力を行う復帰禁止手段と、前記電圧異常判定手段により電池低下判定すると表示通知する報知手段とからなる。
そして、電圧検出手段により電池電源の供給電圧が所定電圧以下であるのを検出すると時間計測手段による時間計測をスタートさせると共に、直ちに電圧異常判定手段により電池電圧低下異常として需要家、或いはガス事業者に通知する意味で遮断信号を出力するが、この時需要家宅でガス器具を使用しているかどうかを流量検出手段で流量信号を検出し、その結果遮断信号遅延手段で流量信号が所定値以上あると判定した場合、需要家がガス器具を使用中として遮断信号の出力を遅延させると共に、電池電圧低下状態であることは需要家あるいはガス事業者に早く通知すべく報知手段により電池低下状態の警告表示を行ったり、通信手段により電話回線等を利用しガス事業者の保安センターへ電池低下異常の通報を行い、ガス供給遮断による電池低下状態の認識をさせる。すなわちガス器具を使用されていたため即座に遮断出来ない場合があるが、電池電圧低下検出時にこれを通報することによりいち早くガス事業者にガス遮断装置の交換などの対応を行わせることが可能となり、安全性や信頼性が向上する。
以下、本発明の参考例と実施例を図1、図2、及び図3を参照して説明する。
(参考例1)
図1は本発明の第1の参考例のガス遮断装置を示し、1はガス遮断装置の制御装置で、2はガス遮断装置全体に電源を供給する電池電源手段、5は電圧検出手段で、電池電源手段2の出力電圧を監視し、所定値以下に電圧低下しているのを検出すると電圧低下信号を出力する。6は電圧警告判定手段で、電池電源手段2の供給電圧が電圧検出手段5で所定電圧以下であると電池電圧低下信号が出力されるがその信号を入力すると、電圧低下警告の報知信号を出力し電池低下状態であることを通報する。7は時間計測手段で、電圧検出手段5より電圧低下信号が出力されたのを入力すると、電池電圧低下以降ガス遮断装置が使用可能な時間のカウントを開始する。即ち、ガス器具の使用状態の安全監視を正常な電圧範囲で行える時間のカウントを行う。8は復帰手段で、操作されると遮断手段3にガス供給を開始するため遮断手段3の復帰信号を出力する。9は復帰禁止手段で、復帰手段8からの復帰信号を遮断手段3に出力するか否か判定し、復帰禁止状態でなければ復帰信号を出力し遮断手段3を開放状態にしガス供給可能とする。時間計測手段7で使用可能時間を計測完了すると、即ち所定時間が経過すると復帰禁止手段9に復帰手段8からの復帰指示信号を入力を禁止し、遮断手段3が遮断状態のままであるのを維持する。4は報知手段で、電池電圧低下状態などを表示する、例えばLCD素子やLED素子からなる表示手段であったり、又通信機能を有し(図示せず)公衆電話回線などを利用しガス事業者の保安センターに電池電圧低下異常の通報を行う。
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置が設置されガス需要家のガス器具使用状態を監視するが、ガス器具の監視状況下で何らかの原因で異常に電池電源手段2の電池容量を消費し電池電圧が低下すると、電圧検出手段5により電池低下状態を検出する。電圧検出手段5で電池低下を検出すると電圧警告判定手段6、時間計測手段7や復帰禁止手段9に電圧低下状態信号を出力する。電圧警告判定手段6は低下信号状態を検出すると報知手段4に警告信号を出力する。報知手段4により電池低下状態の表示をLCD素子やLED素子等で行う。更にガス供給事業者に電話回線などを通じて電池低下異常状態を通報する。一方、時間計測手段7は電池低下信号状態を検出すると時間カウントを行い、電池電圧低下以降のガス遮断装置の使用可能時間を計測する。所定時間カウントすると復帰禁止手段9に復帰手段8からの信号受付を禁止状態にすると共に、以降ガス器具の異常使用により遮断手段3によりガス供給停止状態になった場合、復帰手段8により遮断手段3の駆動禁止となる。即ちこのことにより以後ガス供給停止を図ることによりガス遮断装置の安全使用可能時間を経過したことを通知する。
このようにしてガス遮断装置の電池電源が電圧検出手段5により所定値以下を検出すると異常と判定し、即座にガス需要家、ガス供給事業者に電池電圧異常を通知するので、電池電圧低下の異常発生時に需要家がガス器具を使用していた場合の安全が確保できる。例えば電池電圧低下を検出した時ガスストーブ等の暖房器具を使用していた場合、突然遮断すると再度ガスを使用するため一度ガスストーブのガスバルブを閉栓して復帰手段8を操作しガス供給されねばならない。ところが誤ってガスバルブを開栓したまま復帰されると生ガスが排出され、トラブルを引き起こしかねないが、まず即座に通報するので、ガス器具使用中の遮断によるトラブルを防止できると共に、その後ガス遮断装置が交換されず継続して使用されても時間計測手段7により所定時間経過したのを検出すると強制的に遮断しガス供給を停止するので、電池電圧の低下状態が加速され遮断することが出来なくなるのを防止でき、安全性や信頼性、及び使い勝手が向上する。
(参考例2)
図2は本発明の第2の参考例のガス遮断装置である。図2において、図1と同一機能を有する構成要素には同一番号を付し説明は省略する。
図2において、10は流量検出手段で、使用ガス量の検出を行う。流量検出手段は例えば超音波素子を用いて伝搬時間計測を行うことによる流量計測方式、コアンダ効果を利用した流量発振を計測することによる流量計測方式、又は膜式計量部によるガス量計測を適用できる。11は外部機器手段で、例えばガス漏れ検出を行うガス漏れ警報器であったり、地震を検出する感震手段であったり、又ガス圧力を検出する圧力検出手段であり、ガス漏れや地震を検出したりガス圧力を検出すると信号を出力する。12は異常判定手段で、流量検出手段10で検出したガスの使用状態より、例えば一つのガス器具を異常な程長時間したのを検出したり、或いは外部機器手段11でガス漏れを検出したり、地震を検出すると所定強度以上か判定し所定強度以上の地震と判定すると遮断手段3にガス供給停止するための遮断信号を出力する。
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置が設置され流量検出手段10や外部機器手段11でガス需要家のガス器具使用状態を監視する。その使用途中で異常な使用を異常判定手段12で検出すると、例えばガスストーブを異常な長時間使用しているのを検出すると、遮断手段3に遮断信号を出力しガス供給を停止する。このような監視状況下で何らかの原因で異常に電池電源手段2の電池容量を消費し電池電圧が低下すると、電圧検出手段5で電池低下状態を検出する。電圧検出手段5で電池低下を検出すると電圧警告判定手段6、時間計測手段7や復帰禁止手段9に電圧低下状態信号を出力する。電圧警告判定手段6は低下信号状態を検出すると報知手段4に警告信号を出力する。報知手段4により電池低下状態の表示をLCD素子やLED素子等で行う。更にガス供給事業者に電話回線などを通じて電池低下異常状態を通報する。更に、時間計測手段7は電池低下信号状態を検出すると時間カウントを行い電池電圧低下以降のガス遮断装置の使用可能時間を計測する。所定時間カウントすると復帰禁止手段9に復帰手段8からの信号受付を禁止状態にすると共に遮断手段3に遮断出力を行う。このことにより以降のガス供給停止を図りガス遮断装置の安全使用可能時間が経過したことを通知する。ここで、電池電圧低下信号を受けた後時間計測手段7で時間カウント中に、流量検出手段10や外部機器手段11により需要家のガス器具の使用状態を検出し、その使用状態を異常判定手段12で監視しているが、異常状態を検出するとその時点で時間計測手段7の時間カウントを停止し、かつガス使用禁止状態にする。
即ち電池低下信号を受けた後時間計測手段7で時間カウント中に、例えばガスストーブ等を異常な長時間使用したり、或いはガスホースが何らかの原因ではずれた場合異常な高流量が流れるが以上の様な状態を異常判定手段12で検出し異常と判定すると遮断出力を遮断手段3に出力すると共に、復帰禁止手段9に遮断通知を行う。以降復帰手段8より遮断手段3の復帰出力を入力しても遮断状態を保持する共に復帰信号入力を禁止する。報知手段4を介して以降ガス遮断装置自体を交換しない限りガス供給できない旨を需要家並びにガス供給事業者に通知する。
このようにしてガス遮断装置の電池電源が電圧検出手段5により所定値以下を検出すると異常と判定し即座にガス需要家、ガス供給事業者に電池電圧異常を通知するので、電池電圧低下の異常発生時に需要家がガス器具を使用していた場合の安全が確保できる。例えば電池電圧低下を検出した時ガスストーブ等の暖房器具を使用していた場合、突然遮断すると再度ガスを使用するため一度ガスストーブのガスバルブを閉栓して復帰手段8を操作しガス供給されねばならない。ところが誤ってガスバルブを開栓したまま復帰されると生ガスが排出され、トラブルを引き起こしかねないが、まず即座に通報するのでガス器具使用中の遮断によるトラブルを防止できる。その後ガス遮断装置が交換されず継続して使用されても時間計測手段7により所定時間カウントしている最中に、流量検出手段10によりガス器具の異常な使用状態を検出した時、或いは外部機器手段11によりガス漏れやCO漏れを検出した時、或いは感震センサーにより強い地震を検出した時、遮断手段3を駆動しガス供給を停止する。このような場合遮断手段3を駆動すると電池電源の容量を多量に消費するため電池の更なる低下が発生しやすく、ガス器具の使用状態監視を正確に行いにくくなるため、復帰禁止手段9に遮断通知し以降ガス使用するために復帰手段8を介して遮断手段3の復帰操作を禁止し遮断状態を保持すると共に、電圧低下状態で正常に安全監視できなくなるのを防止する。特に冬場の低温状態下或いは夏場の高温状態下の使用環境下で、電池容量の消耗が加速される可能性が高い場合に、上記のように強制的にガス使用を停止することで、ガス利用者に電池電圧異常と通知でき、その結果ガス遮断装置の安全性や使い勝手が向上する。
(実施例)
図3は本発明の実施例のガス遮断装置である。図3において、図1、図2と同一機能を有する構成要素には同一番号を付し説明は省略する。
図3で、13は電圧異常判定手段で、電池電源手段2からの供給電圧が電圧検出手段5で所定電圧以下であるのを検出すると電池電圧低下信号を入力し、遮断手段3に遮断信号を出力しガス器具の使用を停止する。14は遮断信号遅延手段で、電池異常判定手段13より遮断信号が出力されると、ガス器具が使用されているかどうかを流量検出手段10からの流量信号で判定し、流量信号があれば遮断出力を遅延し、流量信号がなくなれば遮断出力を行う。15は電池警告出力手段で、遮断信号遅延手段14で遮断信号が遅延状態になった場合、報知手段4へ電池電圧状態の異常表示及び通報を行う。
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置が設置され流量検出手段10や外部機器手段11でガス需要家のガス器具使用状態を監視する。その使用途中で異常な使用を異常判定手段12で検出すると、例えばガスストーブを異常な長時間使用しているのを検出すると、遮断手段3に遮断信号を出力しガス供給を停止する。このような監視状況下で何らかの原因で異常に電池電源手段2の電池容量を消費し電池電圧が低下すると、電圧検出手段5で電池低下状態を検出する。電圧検出手段5で電池低下を検出すると時間計測手段7、復帰禁止手段9、及び電圧異常判定手段13に低下状態信号を出力する。電圧異常判定手段13は低下信号状態を検出すると遮断信号遅延手段14に遮断信号を出力する。遮断信号遅延手段14では流量検出手段10の出力信号を判定し、流量信号が入力されれば需要家がガス器具を使用中と判定し遮断信号を遅延させる。その後流量検出手段10より流量信号が無くなったのを入力するとガス器具の使用停止と判定し、遮断手段3に遮断信号を出力しガス流路を遮断しガスの供給を停止する。同時に報知手段4により電池低下状態の表示をLCD素子やLED素子等で行う。更にガス供給事業者に電話回線などを通じて電池低下異常状態を通報する。ここで電池低下状態を検出した時、需要家がガス器具を使用していた場合遮断手段3によるガス供給停止が遮断信号遅延手段14により遅延されるが、遅延信号が電圧警告出力手段15に入力され報知手段4に通報する。即ちガス器具を連続使用する需要家の場合、例えば商売や、業務用の給湯器或いは暖房機を使用していた場合、ガス器具の停止がかなり先となりその間電池電圧低下状態に気付きにくいが、遮断信号の遅延状態に入ったならば直ちに電圧警告出力手段15により報知手段4に電池低下異常の表示通知を行う。このことにより遮断信号が遅延されても、報知手段4により警告表示されたり又通信手段(図示せず)により公衆電話回線を利用しガス事業者の保安センターに異常通報するので、ガス需要家或いはガス事業者が電池低下異常に気付き即座にガス遮断装置交換などの対応を行える。更に、時間計測手段7は電池低下信号状態を検出すると時間カウントを行い電池電圧低下以降のガス遮断装置の使用可能時間を計測する。所定時間カウントすると復帰禁止手段9に復帰手段8からの信号受付を禁止状態にすると共に遮断手段3に遮断出力を行う。このことにより以降ガス供給停止を図ることによりガス遮断装置の安全使用可能時間を経過したことを通知する。ここで、電池低下信号を受けた後時間計測手段7で時間カウント中に、流量検出手段10や外部機器手段11により需要家のガス器具の使用状態を検出し、その使用状態を異常判定手段12で監視しているが、異常状態を検出するとその時点で時間計測手段7の時間カウントを停止し、かつガス使用禁止状態にする。即ち電池低下信号を受けた後時間計測手段7で時間カウント中に、例えばガスストーブ等を異常な長時間使用したり、或いはガスホースが何らかの原因ではずれた場合、異常な高流量が流れるが、以上の様な状態を異常判定手段12で検出し異常と判定すると遮断出力を遮断手段3に出力すると共に、復帰禁止手段9に遮断通知を行う。以降復帰手段8より遮断手段3の復帰出力を入力しても遮断状態を保持する共に復帰信号入力を禁止する。報知手段4を介して以降ガス遮断装置自体を交換しない限りガス供給できない旨を需要家並びにガス供給事業者に通知する。
このようにしてガス遮断装置の電池電源が電圧検出手段5により所定値以下を検出すると電圧異常判定手段13で異常と判定し遮断信号を出力するが、ガス需要家がガス器具使用中ならば遮断信号が遅延され、電圧警告出力手段15により報知手段4を介してガス需要家、ガス供給事業者に電池電圧異常を通知するので、即座に電池電圧異常と判断でき、且つガス遮断装置交換などの緊急措置がとれる。すなわち遮断手段を遮断することにより電圧異常と判明するわけではないので、遮断手段の復帰操作やガス器具の点検などの手間が省け、ガス事業者の省力になるとともに安全性や使い勝手が向上する。
本発明の第1の参考例におけるガス遮断装置の制御ブロック図 本発明の第2の参考例におけるガス遮断装置の制御ブロック図 本発明の実施例におけるガス遮断装置の制御ブロック図 従来のガス遮断装置の制御ブロック図
符号の説明
2電池電源手段
3遮断手段
4報知手段
5電圧検出手段
6電圧警告判定手段
7時間計測手段
8復帰手段
9復帰禁止手段
10流量検出手段
11外部機器手段
12異常判定手段
13電圧異常判定手段
14遮断信号遅延手段
15電圧警告出力手段

Claims (1)

  1. 電源を供給する電池電源手段と、ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス媒体の供給や遮断を行う遮断手段と、前記電池電源手段の供給電圧を監視する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で所定電圧以下を検出時異常と判定し前記遮断手段の駆動信号を出力する電圧異常判定手段と、前記電圧異常判定手段により遮断信号出力時前記流量検出手段の出力信号より流量無を検出する迄前記電圧異常判定手段の遮断出力信号を遅延させる遮断信号遅延手段と、前記遮断信号遅延手段による遮断出力遅延時電池低下警告表示出力を行う電圧警告出力手段と、前記電圧検出手段で所定電圧以下を検出時所定時間計測する時間計測手段と、前記流量検出手段で検出した観測値が異常使用量か否かを判定し異常判定時前記遮断手段を駆動する異常判定手段と、前記遮断手段をガス供給可能状態に復帰させる信号を出力する復帰手段と、前記時間計測手段で所定時間経過した場合或いは前記時間計測手段で所定時間計測中に前記異常判定手段により異常検知時復帰信号を入力禁止とし前記遮断手段に遮断出力を行う復帰禁止手段と、前記電圧異常判定手段により電池低下判定すると表示通知する報知手段とを備えたガス遮断装置。
JP2006283959A 2006-10-18 2006-10-18 ガス遮断装置 Expired - Lifetime JP4056547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283959A JP4056547B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 ガス遮断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283959A JP4056547B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 ガス遮断装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000155982A Division JP3926538B2 (ja) 2000-05-26 2000-05-26 ガス遮断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007107875A JP2007107875A (ja) 2007-04-26
JP4056547B2 true JP4056547B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=38033866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006283959A Expired - Lifetime JP4056547B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 ガス遮断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4056547B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007107875A (ja) 2007-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3620438B2 (ja) ガス遮断装置
JP4860250B2 (ja) ガス遮断装置
JP2002156261A5 (ja)
JP4163168B2 (ja) ガス遮断装置
JP4056547B2 (ja) ガス遮断装置
JP4140215B2 (ja) 遮断装置
JP4674008B2 (ja) ガス遮断装置
JP3926538B2 (ja) ガス遮断装置
JP4760869B2 (ja) ガス遮断装置
JP3862476B2 (ja) ガス遮断装置
JP3862477B2 (ja) ガス遮断装置
JP4224956B2 (ja) ガス遮断装置
JP4748168B2 (ja) ガス遮断装置
JP4304890B2 (ja) 遮断装置
JP2009115589A (ja) ガスメータ
JP3881497B2 (ja) ガス遮断装置
JP4794831B2 (ja) ガスメータ
JP5042070B2 (ja) ガス遮断装置
JP4195995B2 (ja) ガス遮断装置
JP2003042321A (ja) ガス遮断装置
JP4722267B2 (ja) ガス遮断装置
JP4199905B2 (ja) ガス遮断装置
JP2009168739A (ja) 自己診断機能付きガスメータ
JP4100362B2 (ja) ガス遮断装置
JP2004126935A (ja) ガス遮断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4056547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term