JP2008256437A - ガスメータ及びガスメータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性を大きく損なうことなく、使用時間遮断機能による制限時間を超えたガスの使用を可能にするガスメータ及びガスメータシステムを提供する。
【解決手段】使用時間遮断手段15a1−2が、ガス流量に応じて制限時間設定手段15a1−1によって設定した制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁12を閉してガス遮断を行う。遮断予告手段15a1−3が、外部機器4との間で送受信を行うインタフェース手段15gを介して、ガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して外部機器4に対して送信する。制限時間延長手段15a1−4が、予告信号の送信に応じインタフェース手段15gを介して外部機器4から受信した延長要求信号に応じて制限時間に一定時間を加えて制限時間を延長する。
【選択図】図1
【解決手段】使用時間遮断手段15a1−2が、ガス流量に応じて制限時間設定手段15a1−1によって設定した制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁12を閉してガス遮断を行う。遮断予告手段15a1−3が、外部機器4との間で送受信を行うインタフェース手段15gを介して、ガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して外部機器4に対して送信する。制限時間延長手段15a1−4が、予告信号の送信に応じインタフェース手段15gを介して外部機器4から受信した延長要求信号に応じて制限時間に一定時間を加えて制限時間を延長する。
【選択図】図1
Description
本発明はガスメータ及びガスメータシステムに係り、より詳細には、流量区分毎に定めた制限時間を超える連続したガス流があったときガス流を遮断する使用時間遮断機能を有するガスメータ、及び、該ガスメータと連続使用遮断機能によりガス流を遮断することを予告する警報器とを備えるガスメータシステムに関するものである。
従来、この種のガスメータ及びガスメータシステムとして、遮断予告を規定時間の8分又は5分前になったときにガス漏れ警報器に信号を送信し、ガス漏れ警報器に例えば「ピッピッピッピッ ガスを長く使っていませんか 一度止めて下さい」のようなメッセージを発生させたり、或いは、「ピッ・・・ピッ・・・」のような警報音を発生させてガス遮断の予告を行い、継続して使用したいときには、遮断した遮断弁を開するためにガスメータに設けられている遮断弁開スイッチを操作させることで使用時間遮断機能を停止し、制限時間を超えてガスを使用してもガス流が遮断されることがないようにしたものが提案されている(例えば特許文献1)。
特願2003−302274
上述した提案のガスメータでは、遮断予告を聞いたところで遮断弁開スイッチを操作することで、例えば入浴中の長時間のシャワー使用時や、料理中の長時間の煮込み時などに遮断予告を受けても、シャワー使用や煮込みなどを一時的に中断する必要をなくし、場合によっては中断によって起こるかもしれない不都合を解消することができる。また、遮断予告を無視してガス使用が続けられたときに、遮断弁が自動的にガス遮断してしまったときに、再度ガス使用ができるようにするために行う必要のある面倒なガスメータの遮断復帰操作を行うことを必要なくすることができる。
しかしながら、制限時間を超えてガスを使用することができるようにするために、使用時間遮断機能を停止し時間制限なしにガスの連続使用を許すようになっている。このため、提案の装置では、使用時間遮断機能が全く働かなくなって、この機能に期待している安全上の問題が危惧される。すなわち、使用時間遮断機能を停止した後に、使用時間遮断機能によって防いでいた事態が発生したとき、これに対処できなくなってしまう。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、安全性を大きく損なうことなく、使用時間遮断機能による制限時間を超えたガスの使用を可能にするガスメータ及びガスメータシステムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係るガスメータは、図1の基本構成図に示すように、ガス流量に応じて制限時間を設定する制限時間設定手段15a1−1と、該制限時間設定手段15a1−1によって設定した前記制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁12を閉してガス遮断を行う使用時間遮断手段15a1−2と、外部機器4との間で送受信を行うインタフェース手段15gと、前記ガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して前記インタフェース手段15gを介して外部機器4に対して送信する遮断予告手段15a1−3とを備えるガスメータであって、前記予告信号の送信に応じ前記インタフェース手段15gを介して外部機器4から受信した延長要求信号に応じて前記制限時間に一定時間を加えて制限時間を延長する制限時間延長手段15a1−4をさらに備える。
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、使用時間遮断手段15a1−2が、ガス流量に応じて制限時間設定手段15a1−1によって設定した制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁12を閉してガス遮断を行う。遮断予告手段15a1−3が、外部機器4との間で送受信を行うインタフェース手段15gを介して、ガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して外部機器4に対して送信する。制限時間延長手段15a1−4が、予告信号の送信に応じインタフェース手段15gを介して外部機器4から受信した延長要求信号に応じて制限時間に一定時間を加えて制限時間を延長するので、使用時間遮断手段15a1−2は延長された制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁12を閉してガス遮断を行うことができ、遮断予告手段15a1−3は延長された制限時間によるガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して外部機器4に対して送信することができる。
請求項2に係るガスメータは、請求項1記載のガスメータにおいて、前記制限時間延長手段15a1−4は、前記制限時間を延長したときその旨を示す延長許可信号を前記インタフェース手段を介して外部機器4に送信することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、制限時間延長手段15a1−4は制限時間を延長したときその旨を示す延長許可信号をインタフェース手段15gを介して外部機器4に送信するので、これを受信した外部機器4側では、制限時間が延長されガスを使用し続けてもガス遮断されることがないことを報知される。
上記課題を解決するためになされた請求項3に係るガスメータシステムは、請求項1又は2記載のガスメータ1と、該ガスメータが送信する前記遮断予告信号を受信し遮断予告を報知する報知手段4cと、時間延長スイッチ4aと、該時間延長スイッチ4aの操作に応じ前記時間延長要求信号を生成して前記ガスメータ1に送信する延長要求手段41a−1とを有する外部機器4とを備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、報知手段4cがガスメータが送信する遮断予告信号を受信し遮断予告を報知し、延長要求手段41a−1が時間延長スイッチ4aの操作に応じ時間延長要求信号を生成してガスメータ1に送信するので、遮断予告の報知に応じて時間延長スイッチ4aを操作することで、ガスメータ1側の制限時間延長手段15a1−4が、予告信号の送信に応じインタフェース手段15gを介して外部機器4から受信した延長要求信号に応じて制限時間に一定時間を加えて制限時間を延長するので、使用時間遮断手段15a1−2は延長された制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁12を閉してガス遮断を行うことができ、遮断予告手段15a1−3は延長された制限時間によるガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して外部機器4に対して送信することができる。
請求項4に係るガスメータシステムは、請求項3記載のガスメータシステムにおいて、前記外部機器4が、浴室内に設置された給湯システムコントローラに組み込まれていることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、浴室内に設置された給湯システムコントローラに組み込まれているので、給湯システムコントローラの報知手段が流用できるようになり、給湯システムコントローラに時間延長スイッチを設けるだけで構成できる。
請求項5に係るガスメータシステムは、請求項3記載のガスメータシステムにおいて、前記外部機器4が、台所に設置されたガス漏れ警報器内に組み込まれていることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、台所に設置されたガス漏れ警報器内に組み込まれているので、ガス漏れ警報器の報知手段が流用できるようになり、ガス漏れ警報器に時間延長スイッチを設けるだけで構成できる。
請求項1記載の発明によれば、延長された制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁を閉してガス遮断を行うことができ、延長された制限時間によるガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して外部機器に対して送信することができるので、安全性を大きく損なうことなく、使用時間遮断機能による制限時間を超えたガスの使用を可能にするガスメータを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、延長許可信号をを受信した外部機器側では、制限時間が延長されガスを使用し続けてもガス遮断されることがないことを報知されるので、遮断予告があっても安心してガスを継続使用することができる。
請求項3記載の発明によれば、遮断予告の報知に応じて時間延長スイッチを操作することで、延長された制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁を閉してガス遮断を行うことができ、延長された制限時間によるガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して外部機器に対して送信することができるので、安全性を大きく損なうことなく、使用時間遮断機能による制限時間を超えたガスの使用を可能にするガスメータシステムを提供することができる。
請求項4又は5記載の発明によれば、給湯システムコントローラ又はガス漏れ警報器の報知手段が流用できるようになり、給湯システムコントローラ又はガス漏れ警報器に時間延長スイッチを設けるだけで、外部機器を構成できるようになり、システムのコスト低減を図ることができるとともに、設置場所の確保も問題になることもない。
以下、本発明に係るガスメータ及びガスメータシステムの実施形態を図面を参照して説明する。
図2は本発明に係るガスメータシステムの実施の形態を示す構成図である。同図において、ガスメータシステムは、本発明に係るガスメータとしてのマイコンガスメータ1と、ガスメータ1の図示しない端子台の警報機接続端子に信号線l1を介して接続されたガス漏れ警報器2と、図示しない端子台の通信端子に通信線DT及びSGを介して接続され、電話回線L1及びL2を介して集中監視センタ(図示せず)に接続された伝送用コントローラ3と、図示しない端子台の外部接続端子に信号線l2を介して接続された外部機器4とに構成されている。
マイコンガスメータ1は、使用時間遮断機能を有し、ガスの使用時間が予め定めた制限時間を越えると、内蔵する遮断弁を閉してガス供給を遮断し、制限時間を越えたのでガスを遮断した旨をインジケータを点灯して表示するとともに、発呼して信号線l1及びl2を介してガス漏れ警報器2及び外部機器4に遮断通報信号をそれぞれ送信するとともに、通信線DT及びSG及び伝送用コントローラ3を介して集中監視センタに電文にて通報する。また、制限時間の8分又は5分前にも発呼し、使用時間遮断を予告する使用時間遮断予告信号をガス漏れ警報器2及び外部機器4にそれぞれ送信するとともに、集中監視センタに電文にて通報する。
ガス漏れ警報器2は、使用時間遮断予告信号及び遮断通報信号を受信すると、音声発生器及び表示部にてその旨を報知する。この報知によってガスの使用が停止されると、マイコンガスメータ1は一度ガス使用を停止しなければならないが、ガス使用を再開しても、使用時間遮断機能によって遮断弁が閉してガス供給を遮断することはない。
外部機器4は、ガス漏れ警報器2同様に、使用時間遮断予告信号及び遮断通報信号を受信すると、音声発生器及び表示器にてその旨を報知するが、使用時間遮断予告信号による報知によってガスの使用が停止される代わりに、外部機器4に設けられた制限時間延長スイッチ4aがオン操作されると、発呼して信号線l2を介してマイコンガスメータ1に制限時間延長要求信号を送信する。
マイコンガスメータ1は制限時間延長要求信号を受信すると、制限時間に所定の一定時間を加算して制限時間を変更するとともに、発呼して信号線l2を介してその旨を通報する延長許可信号を外部機器4に送信する。マイコンガスメータ1から延長許可信号を受信した外部機器4は、その旨を表示部に表示するとともに、例えば「ガスがあと10分使えます。」なるメッセージを音声発生器に発声させて報知し、ガスの使用を停止することなく、ガス使用を続けることができることをガスを使用している者に知らせることができる。
制限時間を変更したマイコンガスメータ1は、新たな制限時間にて使用時間遮断機能を継続して実行し、新たな変更制限時間の8分又は5分前に発呼し、使用時間遮断を予告する使用時間遮断予告信号をガス漏れ警報器2及び外部機器4にそれぞれ送信するとともに、集中監視センタに電文にて通報する動作を繰り返す。
従って、この通報に応じて外部機器4の制限時間延長スイッチ4aが繰り返しオンされることによって、ガス遮断されることなく、本来の制限時間を超えて必要な時間だけガスを継続使用するとができる。また、万が一、制限時間延長スイッチ4aがオンできなくなる事態が発生し、使用時間延長が行われなかったときには、新たな制限時間を越えた時点で使用時間遮断機能によってガス遮断が行われ、安全が確保される。
以上概略説明したシステムを構成するマイコンガスメータ1及び外部機器4の詳細を以下説明する。。
図3はマイコンガスメータ1の具体例を示すブロック図である。同図において、、マイコンガスメータ1は、各部に電力を供給する電池11と、図示しないガス供給路の配管に連通された図示しないガス通路に設けられ、弁閉によってガス供給を遮断する遮断弁12と、ガス通路内の圧力を感知する圧力センサ13と、ガス通路を通じて流れるガス流に応じて流量信号を発生する流量センサ14と、制御部としてのコントローラ15とを有して構成している。
コントローラ15は、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(μCOM)15aを有する。μCOM15aは、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)15a1、CPU15a1のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM15a2、各種のデータを格納するとともにCPU15a1の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM15a3等を有する。
また、コントローラ15は、遮断弁12、圧力センサ13、流量センサ14が接続されるコネクタ15bと、μCOM15aが出力する弁閉・弁開信号に応じて遮断弁12を駆動するための駆動信号をコネクタ15bを介して出力する遮断弁駆動回路15cと、コネクタ15bを介して入力される圧力センサ13からの圧力信号、および流量センサ14からの流量信号をμCOM15aに入力するためのインタフェース回路15dを有して構成している。
コントローラ15は、さらに、電池11からの電力供給が断たれた場合でも、格納された各種データの保持が可能であり、CPU15a1の処理作業に必要な各種格納エリアを有する電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)15eと、外部にある種々の機器が接続される端子台15fと、この端子台15fを介してμCOMと外部機器との間で信号の授受を行うためのインタフェース回路15gとを有して構成している。CPU15a1は、所定時間毎に流量センサ14から入力される流量信号に基づいて流量を算出し、この流量を積算してガス使用量の積算値を演算する。
コントローラ15には、端子台15fの警報器接続端子を介して、家屋内において警報レベル以上の濃度のガスを検出して警報を発するガス警報器2、外部機器接続端子を介して、制限時間延長スイッチを備える外部機器4、通信端子を介して、ガスメータ4から電話回線などの公衆回線を介してガス販売業者のガス管理センターとの通信を制御するためのNCU(Network Control Unit)を内蔵する伝送用コントローラ3が接続されている。
また、コントローラ15は、μCOM15aに接続されガス使用量の積算値や警報などの各種の情報を表示する液晶表示器(LCD)15hと、開弁している遮断弁12を弁閉する際とLPガス容器を交換した際とにオン操作される遮断弁閉スイッチ15jと、閉弁した遮断弁12を開放する際にオン操作される遮断弁開スイッチ15kなどを有している。
上述したCPU15a1は、算出した流量の変化を継続的に監視し、所定時間毎の流量に所定値、例えば5%以上の変化があったときに、何らかのガス器具が使用されたか、若しくは、ガス器具の使用が停止されたものと判定する。
また、CPU15a1は、使用時間遮断機能処理、使用時間遮断予告処理及び制限時間延長処理を実行し、使用時間遮断機能処理によりガスの使用時間が予め定めた制限時間を越えたとき遮断弁を閉してガス供給を遮断する例えば8分又は5分の所定時間前に、使用時間遮断予告処理により使用時間遮断予告信号を外部機器4に送信する。その後、外部機器4の制限時間延長スイッチ4aのオン操作によって発生される制限時間延長要求信号を受信すると、制限時間延長処理を実行し、本来の制限時間に所定時間加算して変更した新たな制限時間を設定する。この設定した新たな制限時間に基づいて使用時間遮断機能処理及び使用時間遮断予告処理の実行を継続する。
図4は外部機器4の具体例を示すブロック図である。同図において、、外部機器4は、制御部としてのコントローラ41と、制限時間を延長する際にオン操作される制限時間延長スイッチ4aと、各種の情報を文字表示にて報知する液晶表示器(LCD)或いは点灯或いは点滅によって報知するLEDインジケータなどからなる表示部4bと、各種の情報を音声にて報知する音声発生器4cと、マイコンガスメータ1に信号線l2を介して接続されマイコンガスメータ1との間で信号の授受を行う送受信部4dと、制限時間延長スイッチ4aと、表示部4bと、音声発生器4cと、送受信部4dをコントロール部41に接続するインタフェース回路4eとを有する。
コントローラ41は、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(μCOM)から構成され、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)41a、CPU41aのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM41b、各種のデータを格納するとともにCPU41aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM41c等を有する。
上述したCPU41aは、送受信部4dにマイコンガスメータ1から使用時間遮断予告信号を受信すると、ガスを使用し続けると一定時間後にガスを遮断する旨のメッセージを表示部4bに表示させるとともに音声発生器4cに音声を発生させて報知する。また、CPU41aは、この報知の後に、制限時間延長スイッチ4aがオンされると、送受信部4dからマイコンガスメータ1への制限時間の延長を要求する制限時間延長要信号を送信する。
さらに、CPU41a1は、制限時間延長要求信号の送信に応じて、送受信部4dにマイコンガスメータ1から制限時間延長許可信号を受信すると、制限時間が一定時間延長された旨のメッセージを表示部4bに表示させるとともに音声発生器4cに音声を発生させて報知する。さらにまた、CPU41aは、使用時間遮断予告の報知の後に、制限時間延長スイッチ4aがオンされることなく、制限時間を超えるまでガスが使用されて続けられたとき、送受信部4dにマイコンガスメータ1から使用時間遮断信号を受信すると、制限時間を超えるガスの使用によってガスが遮断された旨のメッセージを表示部4bに表示させるとともに音声発生器4cに音声を発生させて報知する。
なお、上述した例では、外部機器4はマイコンガスメータ1の端子台15fの外部機器接続端子に接続されているが、この場合には、図5に概略構成を示すパルス方式のインタフェース回路が使用される。
パルス方式のインタフェース回路では、マイコンガスメータ1中のインタフェース回路のスイッチSW2をオフにした状態で、スイッチSW1を時間制御してオン・オフすると、オン期間の間信号線l2を通じて抵抗R1に電流i2が流れて、外部機器4中の送受信部4d内のフォトカプラPC1のフォトダイオードPDが点灯し、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタPTがオンされる。このオン時間とオフ時間を図6の(a)〜(c)に示すように制御することによって、遮断予告信号、遮断通報信号、延長許可信号をマイコンガスメータ1から外部機器4に信号線l2を介して送信することができる。
これに対し、スイッチSW1をオフに、スイッチSW2をオンにした状態で、外部機器4側のフォトカプラPC2の図示しないフォトダイオードをコントローラ41によって点灯・不点灯させると、点灯・不点灯に応じてフォトカプラPC2のフォトトランジスタPTがオン・オフして信号線l2を通じて抵抗R2に電流i2が流れ、抵抗R2の両端にオン・オフに応じてH・Lの電圧差が発生される。このオン時間とオフ時間を図6の(d)に示すように制御することによって、時間延長要求信号をマイコンガスメータ1から外部機器4に信号線l2を介して送信することができる。
また、図示の例では、外部機器4はパルス方式のインタフェース回路が使用されるため、警報器接続端子と同様の+、−端子からなっているが、電文方式のインタフェース回路が使用される場合には、伝送用コントローラ3が接続される通信端子と同様の通信端子が別個に端子台15fに設けられ、この通信端子のDT及びSGに通信線を介して外部機器4が接続される。なお、図7は電文方式のインタフェース回路の簡略等価回路を示す。
マイコンガスメータ1及び外部機器4に設けられる電文方式のインタフェース回路としては、具体的には図8に示すように、送信用フォトカプラPC10及び受信用フォトカプラPC20を有する実質的に同一構成のものが使用される。
図9に示すフォーマットの送信電文が入力端子INに入力されると、電文中の「1」、「0」によってトランジスタTr1がオン・オフされてPC10のフォトダイオードPDが点灯・不点灯されるようになり、これに応じてPC10のフォトトランジスタPTがオン・オフされるとともにトランジスタTr2がオン・オフされ、DT端子にH・Lレベルの電圧が生起されることによって、電文が相手に送信される。
端子INが「0」になっているときに、端子DTにH・L電圧が印加されると、トランジスタTr3がオン・オフしてPC20のフォトダイオードPDが点灯・不点灯されるようになり、これに応じてPC20のフォトトランジスタPTがオン・オフされて端子OUTにH・Lレベルの電圧が生起されることによって、相手からの電文が受信される。
以上概略説明したマイコンガスメータのさらに詳細な動作を、マイコンガスメータ1のCPU15a1が予め定められたプログラムに従って行う処理を示す図10及び図11のフローチャートを参照して以下説明する。
マイコンガスメータ1のCPU15a1は、電池11からの電源が供給されると、初期化処理を行い、各種のデータをROM15a1やEEPROM15eからRAM15a3に移行するとともに、RAM15a3中の各種のエリアに初期値を設定する(ステップS1)。その後、ガス流量計測処理(ステップS2)によって計測したガス流量に基づいて、通常のガスメータとして機能するためのガス流量積算表示処理を行い(ステップS3)、ガス使用状況を監視し、ガス使用が制限時間を超えて行われている場合にガス遮断し、ガス遮断の所定時間前に遮断を予告する使用時間遮断・予告処理を行う(ステップS4)他、その他の必要な処理(ステップS5)を繰り返し実行する。
上記使用時間遮断・予告処理では、詳細には図11のフローチャートに示すように、ガス流量計測処理(ステップS2)によって計測したガス流量に応じた制限時間TsをタイマカウンタCtにセットする。なお、ガス流量に対応した制限時間は、EEPROM15e内に流量区分に対応する制限時間の形で格納されたデータテーブルを参照することによってセットされる。なお、制限時間はガス流量に反比例し、ガス使用が停止され、ガス流量がないときには、制限時間は無限大となっている。
なお、外部機器に遮断予告信号を送信するまでは(ステップS52がNのとき)、制限時間までの残り時間が8又は5分以下であるかを判断し(ステップS53)、8又は5分以下であるとき(ステップS53がYのとき)には、遮断予告信号を外部機器4に送信するとともに予告フラグ(F)を「1」にする(ステップS54)。その後、外部機器4から延長要求信号を受信してこれを許可するまでは(ステップS55がN)、延長要求信号の受信を待ちつつ(ステップS56がNのとき)、制限時間を超えたか監視する(ステップS57がNのとき)。
制限時間を超える前(ステップS57がNのとき)に、延長要求信号を受信したとき(ステップS56がYのとき)には、タイマカウンタCtに延長時間Teを加算して(ステップS58)制限時間を延長してから延長許可信号を外部機器に送信するとともに、予告Fを「0」に、延長フラグ(F)を「1」にする(ステップS59)。
なお、延長要求信号を受信することなく(ステップS56がNのときまま)、制限時間を超えたとき(ステップS57がYのとき)には、遮断弁を閉する駆動を行い(ステップS60)、遮断弁を閉したことを報知するための遮断通報信号を送信して(ステップS61)から延長Fを「0」にするとともにタイマカウンタCtにそのときのガス流量、すなわち、流量0に応じた制限時間をセットする(ステップS62)。
また、制限時間を延長した後(ステップS55がYのとき)も、新たな制限時間を超えたか否かを判定し(ステップS57)、超えていなければ(ステップS57がNのとき)、元に戻って制限時間までの残り時間が8又は5分以下であるかを判断し(ステップS53)、もし8又は5分以下であるとき(ステップS53がYのとき)には、遮断予告信号を外部機器4に送信するとともに外部機器4からの延長要求信号の受信を待ち(ステップS56がNのとき)、延長要求信号を受信したとき一定時間Teだけ再延長する(ステップS58)ことができる。
もし、遮断予告信号を外部機器4に送信しても延長要求信号の受信がなく(ステップS56がNのとき)、かつ新たな制限時間を超えてもガス流がある場合(ステップS57がYのとき)には、遮断弁を閉駆動することができる(ステップS60)。したがって、必要なときには、何回でも延長要求すればよく、途中で使用中のガスを止めることができなくなる事態が発生しても、制限時間を超えた時点で遮断弁が自動的に閉されてガス遮断が行われるので、安全も確保されることになる。
次に、概略説明した外部機器4のさらに詳細な動作を、外部機器4のCPU41aが予め定められたプログラムに従って行う処理を示す図12のフローチャートを参照して以下説明する。
外部機器4のCPU41aは、電源が供給されると、図示しない初期化処理を行い、各種のデータをROM41bなどからRAM41cに移行するとともに、RAM41c中の各種のエリアに初期設定を行った後、マイコンガスメータ1からまだ遮断予告信号を受信していなければ(ステップS11がNのとき)その受信を待つ(ステップS12がN)。そして、遮断予告信号を受信すると(ステップS12がYのとき)、遮断予告信号によって報知されたメッセージを表示部4bに表示するとともに音声発生器4cに音声発生させて報知する(ステップS13)とともに予告受信フラグ(F)を「1」にする(ステップS14)。
その後(ステップS11がYのとき)、制限時間延長スイッチ4aのオン操作されるまで(ステップS15がNのとき)そのオン操作を待ち(ステップS16がNのとき)、この間に、マイコンガスメータ1から遮断通報信号を受信したとき(ステップS17がYのとき)には、遮断通報信号によって報知されたメッセージをL表示部4bに表示するとともに音声発生器4cに音声発生させて報知する(ステップS18)とともに予告受信Fを「0」にしてから(ステップS19)ステップS11に戻る。
遮断通報信号を受信する前に(ステップS17がNで、かつ、ステップS11がYのとき)、延長スイッチ4aがオン操作されると(ステップS16がYのとき)、使用時間遮断延長要求信号をガスメータ1に送信する(ステップS20)とともに送信要求フラグ(F)を「1」にする(ステップS21)。
その後(ステップS15がYのとき)、マイコンガスメータ1からの延長許可信号の受信を待ち(ステップS22がNのとき)、延長許可信号を受信すると(ステップS22がYのとき)、延長許可真によって報知されたメッセージを表示部4bに表示するとともに音声発生器4cに音声発生させて報知する(ステップS23)とともに予告受信F及び延長要求Fを共に「0」にしてから(ステップS24)ステップS11に戻る。
上述のように、使用時間遮断遮断予告信号を受信してから遮断通報信号を受信するまでに制限時間延長スイッチをオン操作し、マイコンガスメータ1に延長要求信号を送信することによって、マイコンガスメータ1において制限時間の延長が行われて、制限時間を延長したことを示す延長許可信号が送信され、これを受信した外部機器4においてその旨が表示と音声によってメッセージによって報知されるので、この報知によってガス使用者はガス使用を中断することなく、安心して継続使用することができる。
なお、上述の実施形態では、マイコンガスメータ1から伝送用コントローラ3を介して集中監視センタへの通報について特に説明していないが、集中監視センタへの通報としては使用時間遮断予告信号の送信は行わず、遮断通報信号のみを送信するようにすれば、延長要求に応じて延長された制限時間ごとに送信される使用時間遮断予告信号に集中監視センタが煩わされることがなくなり、また発呼回数も減らし、業務の簡素化、電話料金の低減も図ることができる。
また、上述した実施の形態では、外部機器4は単独に形成されているが、たとえば、浴室に設ける場合には、浴室内に設置された給湯システムコントローラに組み込まれ、台所に設ける場合には、台所に設置されたガス漏れ警報器内に組み込まれて構成しても良く、このように構成すると、給湯システムコントローラ又はガス漏れ警報器の報知手段が流用できるようになり、給湯システムコントローラ又はガス漏れ警報器に時間延長スイッチを設けるだけで、外部機器を構成できるようになり、システムのコスト低減を図ることができるとともに、設置場所の確保も問題になることもない。
また、上述の実施の形態では、有線により信号の送受信を行う例を示したが、マイコンメータ1及び外部機器4の双方に無線機を内蔵させることによって、無線によって信号の送受信を行うようにすることもできる。
1 ガスメータ(マイコンガスメータ)
12 遮断弁
15a1−1 制限時間設定手段(CPU)
15a1−2 使用時間遮断手段(CPU)
15a1−3 遮断予告手段(CPU)
15a1−4 制限時間延長手段(CPU)
15g インタフェース手段(インタフェース回路)
4 外部機器
4a 時間延長スイッチ
4c 報知手段(音声発生器)
41a−1 延長要求手段(CPU)
12 遮断弁
15a1−1 制限時間設定手段(CPU)
15a1−2 使用時間遮断手段(CPU)
15a1−3 遮断予告手段(CPU)
15a1−4 制限時間延長手段(CPU)
15g インタフェース手段(インタフェース回路)
4 外部機器
4a 時間延長スイッチ
4c 報知手段(音声発生器)
41a−1 延長要求手段(CPU)
Claims (5)
- ガス流量に応じて制限時間を設定する制限時間設定手段と、該制限時間設定手段によって設定した前記制限時間を超えてガスが使用されたとき遮断弁を閉してガス遮断を行う使用時間遮断手段と、外部機器との間で送受信を行うインタフェース手段と、前記ガス遮断の所定時間前にガス遮断を予告する予告信号を生成して前記インタフェース手段を介して外部機器に対して送信する遮断予告手段とを備えるガスメータであって、
前記予告信号の送信に応じ前記インタフェース手段を介して外部機器から受信した延長要求信号に応じて前記制限時間に一定時間を加えて制限時間を延長する制限時間延長手段をさらに備える
ことを特徴とするガスメータ。 - 前記制限時間延長手段は、前記制限時間を延長したときその旨を示す延長許可信号を前記インタフェース手段を介して外部機器外部に送信する
ことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。 - 請求項1又は2記載のガスメータと、
該ガスメータが送信する前記遮断予告信号を受信し遮断予告を報知する報知手段と、時間延長スイッチと、該時間延長スイッチの操作に応じ前記時間延長要求信号を生成して前記ガスメータに送信する延長要求手段とを有する外部機器と
を備えることを特徴とするガスメータシステム。 - 前記外部機器が、浴室内に設置された給湯システムコントローラに組み込まれている
ことを特徴とする請求項3記載のガスメータシステム。 - 前記外部機器が、台所に設置されたガス漏れ警報器内に組み込まれている
ことを特徴とする請求項3記載のガスメータシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007097176A JP2008256437A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | ガスメータ及びガスメータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007097176A JP2008256437A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | ガスメータ及びガスメータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39980153
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008256437A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03241225A (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガスメータ |
JP2003279039A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Osaka Gas Co Ltd | ガス遮断システム |
JP2006258492A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Yazaki Corp | ガス遮断情報報知器、ガス漏れ警報器、及び、ガスメータ |
-
2007
- 2007-04-03 JP JP2007097176A patent/JP2008256437A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (3)
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