JP2006256863A - 振動コンベアにおける振動低減方法と該方法に用いる振動低減装置。 - Google Patents
振動コンベアにおける振動低減方法と該方法に用いる振動低減装置。 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】トラフ4とバランサー1とをリンクスタビライザーを介して枢着し、共振バネ及び防振用スプリングを用いて構成された振動コンベアにおいて、前記リンクスタビライザー5の下端部7Aを前記バランサー1の位置よりも下方に延長してウエイト8に構成してある。
【選択図】 図1
Description
▲1▼ モーターにより振動させるトラフを共振バネとリンクスタビライザーによりフロア−に設置したタイプ(D型と呼ばれている)。振動用モーターは、フロア−上のベースに設置。
▲2▼ トラフを上位に、これよりも重量の大きなバランサー1を下位に配置し、両者を共振バネ3とリンクスタビライザー5により連結すると共にフロア−に防振用スプリング2を介して設置したタイプ(C型と呼ばれている)。振動用モーター11は、バランサー上に設置。これは、図5を参照。
▲3▼ トラフを上位に、これと同等の重量のバランサーを下位に配置し、両者を共振バネとリンクスタビライザーにより連結すると共にフロア−に立設した支持体にたいして、それぞれ防振用スプリングを介して支持するタイプ(DB型と呼ばれている)。振動用モーターは、バランサー上に設置。
▲4▼ 上記のDB型と似た構成で、上記防振用巣プリングの支持が、リンクスタビライザーの支持軸とフロア−に対する支持体との間にのみ配置されているタイプ(BO型、BA型と呼ばれている)。
▲5▼ 上記C型の変形例で、トラフを重量物とし、下方にバランサーをリンクスタビライザーを介して枢着し、前記トラフを、防振用スプリングを介してフロア−に対する支持体により支持するタイプ(C型の変形例と呼ばれる)。
▲1▼ 発生した振動が設置フロア−に伝播するのを極力抑える必要がある。
▲2▼ 上記C型等では、防振の手段としてバランサーの重量をトラフの2.5倍、或いは3倍といった大きな重量のものにするといった手段を講じており、こうしたバランサー(或いは/及び支持架台)の重量増大は、振動エネルギーの非効率、製造コストの増大、搬送設置上の不利益がある。
▲3▼ 上記DB型では、トラフとバランサーとを略同等の重量に構成しているが、誤差があるため両者の振動に際しての防振のためのバランスを採ることが難しい。
ここに言うウエイト8の少なくとも一部とは、予め想定可能な重量部分について、ウエイト8を、リンクスタビライザー5A又はカウンターアーム7A,7Bに一体に構成している場合(鋼板の切り出し物に対するウエイトの溶接、鋳物による部分的重量部の形成)があり、この場合は、微妙な調整重量の部分のみ、別体のウエイト(プレート)を用いることになることの意味を踏まえたものである。
また、これがプレートという術語で表現されているが、これは、必ずしも板状体、円盤状等、その形状を特定し、限定するものではない。
そして、着脱手段についても、羅合、ボルト止、磁石利用等の適宜の手段を用い得る。
この実施例1は、C型の振動コンベア、即ち、設置フロアFに、ここでは左右前後の4隅近くで、各1個の防振用スプリング2を介してバランサー1を支持し、該バランサー1の上に、一対の共振バネ3、3を介してトラフ4を支持し、該トラフ4と前記バランサー1とを、左右前後の測部に設けた4本のリンクスタビライザー5により相対変位自在に枢着し、前記バランサー1の重量を前記トラフ4の重量よりも大に構成してある振動コンベアにかかるものである。そして、振動用モーター11は、前記バランサー1上に設けられている。
ここでは、前記リンクスタビライザー5は、図3に示すように、一枚の矩形鋼板から、図示の如き形状を切り出して構成される。即ち、リンクスタビライザー5の長手軸線方向に直交する方向に屈曲され、膨出された端部を有する形状である。
また、ウエイト8は、別体で構成された少なくとも一枚のウエイトプレート10を有するもので、ここでは、図3に示す如く、円盤状のものが、前記リンクスタビライザー5の下端部7Aに羅着されるように、ネジを備える構成とされている。
こうしたウエイトプレート10は、重量の異なるものが複数準備され、選択されて重量バランスの調整に利用される。
これによって、バランサー1の重量を大幅に削減できて、搬送のための省力化が図れる。
この際の振動データは、前記バランサー1と前記リンクスタビライザー5に設けた既存の振幅計を用いて採取する。
ここでは、DB型の装置、即ち、設置フロアFに支持体9を設け、該支持体9と、上方に位置させたトラフ4と下方に位置させたバランサー1とを、ここでは、前後左右、上下の8本のリンクスタビライザー5により夫々枢着し、実質的に同じ重量に構成された前記トラフ4とバランサー1とを、前後一対の共振バネ3、3により連結し、且つ、前記支持体9と前記トラフ4及びバランサー1とを、前後左右、上下の8本の防振用スプリング2により連結してある振動コンベアにかかるものである。そして、振動用モーター11は、前記バランサー1上に設けられている。
ここで用いたリンクスタビライザー5Aも実質的に実施例1と同様の方法により製造される。
また、ウエイト8についても、実施例1と同様の方法により構成されるものである。
この際、上記振動データは、前記バランサー1と前記リンクスタビライザー5に設けた既存の振幅計を用いて採取する。
2:防振用スプリング
3:共振バネ
4:トラフ
5:リンクスタビライザー
5A:リンクスタビライザー(実施例2)
5B:リンクスタビライザー(実施例2)
5a:上端部
5b:下端部
7A:下端部
8:ウエイト
9:支持体
10:ウエイトプレート
F:設置フロア
Claims (5)
- 設置フロアFに防振用スプリング2を介してバランサー1を支持し、該バランサー1の上に共振バネ3を介してトラフ4を支持し、該トラフ4と前記バランサー1とをリンクスタビライザー5により相対変位自在に枢着し、前記バランサー1の重量を前記トラフ4の重量よりも大に構成してある振動コンベアにおいて、
運転により得た振動データに基づいて、前記リンクスタビライザー5に対して、所定の大きさのウエイト8を設けて振動データを採り、該ウエイト8の大きさを選択して調整することにより振動を最小化するようにしたことを特徴とする振動コンベアにおける振動低減方法。 - 請求項1の方法に用いる振動低減装置であって、
前記リンクスタビライザー5の下端部7Aを前記バランサー1の位置よりも下方に延長してウエイト8に構成してあることを特徴とする振動コンベアにおける振動低減装置。 - 設置フロアFに支持体9を設け、該支持体9と、上方に位置させたトラフ4と下方に位置させたバランサー1とをリンクスタビライザー5により夫々枢着し、実質的に同じ重量に構成された前記トラフ4とバランサー1とを共振バネ3により連結し、且つ、前記支持体9と前記トラフ4及びバランサー1とを防振用スプリング2により連結してある振動コンベアにおいて、
運転により得た振動データに基づいて、前記リンクスタビライザー5に対して、所定の大きさのウエイト8を、所定の方向に設けて振動データを採り、該ウエイト8の大きさを選択して調整することにより振動を最小化するようにしたことを特徴とする振動コンベアにおける振動低減方法。 - 請求項3の方法に用いる振動低減装置であって、
前記トラフ4から下方に延びるリンクスタビライザー5Aの上端部5aを、前記トラフ4よりも上方に延長してウエイト8に構成し、
前記支持体9から下方に延びるリンクスタビライザー5Bの下端部5bを前記バランサー1よりも下方に延長してウエイト8に構成した、振動コンベアにおける振動低減装置。 - 前記ウエイト8の少なくとも一部が、前記リンクスタビライザー5Aに対して着脱自在の少なくとも一枚のウエイトプレート10で構成されている請求項2又は請求項4の振動コンベアにおける振動低減装置。
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