JP5353075B2 - リニアフィーダ - Google Patents
リニアフィーダ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5353075B2 JP5353075B2 JP2008151857A JP2008151857A JP5353075B2 JP 5353075 B2 JP5353075 B2 JP 5353075B2 JP 2008151857 A JP2008151857 A JP 2008151857A JP 2008151857 A JP2008151857 A JP 2008151857A JP 5353075 B2 JP5353075 B2 JP 5353075B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed frame
- gravity
- fixed
- center
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は、基台となるベースと、このベースに設けられた防振ばねと、この防振ばねを介してベースに連結された固定フレームと、この固定フレームにその長手方向に離間して設けられた一対の駆動ばねと、前記固定フレームの上方に設けられ、前記一対の駆動ばねに長手方向の両端部がそれぞれ連結された可動部と、前記可動部を前記固定フレームに対して振動させる振動機構とを有し、前記振動機構により前記一対の駆動ばねを介して前記可動部を振動させ、前記可動部の振動により当該可動部の上面に固定されたシュート上の被搬送体を搬送するリニアフィーダにおいて、前記固定フレームは、前記一対の駆動ばねの間に延在するとともに前記可動部の幅方向に離間した一対の柱状部と、前記一対の柱状部よりも長手方向の寸法が小さく、各柱状部の上面から前記固定フレームの重心位置を越えて上方に延在し、前記可動部の側方且つ前記可動部の上面よりも下方に設けられた側部ウエイトとを備え、前記一対の柱状部の上面のうち前記側部ウエイトから露出した部分に固定され、前記固定フレームの重心位置の上方且つ前記可動部の上面よりも下方に設けられた固定ウエイトを有することを特徴とする。
これによって、固定フレームの重心位置が上がって、これら可動部及び固定フレームの重心位置が近づき、これら固定側の重心位置を最適化することができ、可動部と固定フレームの重心間の距離に従って大きくなる回転モーメントの発生を最小限に抑えることができる。
このように固定フレームの重心位置を自在に調整可能であるために、例えば汎用の可動部を、本発明の固定フレームに取り付けた場合にも全体の重心調整が可能である。
また、固定ウエイトと側部ウエイトの双方によって固定フレームの重心位置を微細に調整することができ、可動部と固定フレームの重心間の距離に従って大きくなる回転モーメントの発生を最小限に抑えることができる。
これによって可動部の重心位置が下がり、かつ固定フレームの重心位置が上がって、これら可動部及び固定フレームの重心位置がより近づき、これら可動側及び固定側の重心位置を高精度に最適化することができ、可動部と固定フレームの重心間の距離に従って大きくなる回転モーメントの発生を最小限に抑えることができる。
図1は本発明のリニアフィーダ100に係わる(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図である。
リニアフィーダ100は、基台となる矩形板状のベース20と、このベース20の長手方向(前後方向)の両端部に設けられた一対の防振板ばね30,30と、これら防振板ばね30,30に取り付けられた固定フレーム40と、この固定フレーム40にその長手方向に離間して取り付けられた一対の駆動板ばね50,50と、これら駆動板ばね50,50に長手方向の両端部がそれぞれ取り付けられた可動板(可動部)60とを備えている。また、リニアフィーダ100は、固定フレーム40に対して可動板60を振動させる振動機構70と、可動板60と固定フレーム40との不均一な振動を低減させるためのバランス機構80とを備えている。
なお、図1(b)及び図2においては、説明の便宜のため、固定フレーム40を二点鎖線で示している。
駆動板ばね50,50は、締結ボルトからなる締結手段501によって下端部が固定フレーム40に、上端部が可動板60にそれぞれ固定されている。すなわち、駆動板ばね50,50は、固定フレーム40の上方において可動板60の前後を揺動自在に支持するものである。
可動板60は、被搬送物の搬送方向アに延ばされて矩形板状に形成されており、ベース20に平行に配置されている。そして、可動板60の上面には、被搬送物の搬送路を構成するシュート200(図2に示す)が固定されるようになっている。
可動コア702は、固定フレーム40内において可動板60の下面から固定フレーム40を越えて下方に垂下している。
そして、振動機構70によって発生した振動と、可動板60を支持する一対の駆動板ばね50,50の弾性変形とによって、可動板60が上下動しながら前後に振動し、このような可動板60の振動により可動板60上に設けられるシュート200に供給された部品が一定方向(ア)に向けて搬送される。
柱状部401と側部ウエイト402とは、互いの一長側面同士を一致させて一体に形成されている。そして、柱状部401の一長側面が上方に向けられており、そのため、側部ウエイト402は、柱状部401に対して上方に位置している。
また、側部ウエイト402の長手方向Dの先端面は、基端側に傾斜する傾斜面402bとされている。
さらに、側部ウエイト402の長手寸法は、柱状部401の長手寸法よりも小さくなっている。そして、柱状部401と側部ウエイト402との先端位置は互いに揃えられており、そのため、柱状部401の一長側面の基端部は、露出している。この露出した部分が、台座401aとなる。
突起部405は、柱状部401の基端部のうちの他長側面401bに取り付けられており、他長側面401bから長手方向Dに直交する方向(下方)に突出している。
これら下部ウエイト801と固定ウエイト802とによって、リニアフィーダ100の重量バランスがとられるようになっている。
下部ウエイト801は、上下方向(リニアフィーダ100の高さ方向)に延ばされた可動コア702の下端部に固定されるものであって、可動板60(可動側)の重心を下げる役割をする。
固定ウエイト802は、固定フレーム40の台座401aに固定されて可動板60の上面よりも下方に配置されるものであって、固定フレーム40(固定側)の重心を上げる役割をする。
一方、固定側の固定ウエイト802及び側部ウエイト402によって、符号b1(図4に示す)に示す位置にあった固定フレーム40の固定側重心が、図2に示すように、符号b2に示す位置にまで上昇する。そのため、可動側重心と固定側重心とが互いに接近する。
なお、図2及び図4において示される符号A1,A2は可動板60の振動方向を示すラインであり、符号B1,B2は固定フレーム40の振動方向を示すラインである。
また、側部ウエイト402についても同様で、どの程度の高さにするか、どの位置に固定するかについては、可動側及び固定側の重心を確認しながら、適宜、固定位置を調整すればよい。
また、側部ウエイト402は、柱状部401と一体に形成され、固定フレーム40の一部として説明したが、これに限ることはなく、側部ウエイト402を、固定フレーム40とは別部材として設けるようにしてもよい。
また、側部ウエイト402は、もし固定フレーム40の固定ウエイト802のみでリニアフィーダ100全体の不均一な振動が抑制できるのであれば、必ずしもその設置は必須ではなく、省略してもよい。
したがって、可動板60と固定フレーム40との重心間の距離に従って大きくなる回転モーメントm2の発生を最小限に抑えることができる。その結果、振動機構70の振動から生じるベース20の反床力を抑え、周囲に配置された他の機器類への振動の影響を減少させることができ、さらに物品の搬送を安定化することができる。
また、可動板60の側方に配置され、かつ柱状部401等の重心位置を越えて上方に延在する側部ウエイト402を、柱状部401に設けるようにしたので、固定ウエイト802と側部ウエイト402の双方によって固定フレーム40の重心位置を微細に調整して、これら可動板60及び固定フレーム40の重心位置をより近づけることができる。そのため、可動板60と固定フレーム40の重心間の距離に従って大きくなる回転モーメントの発生を最小限に抑えることができる。これにより、上記の下部ウエイト801、固定ウエイト802と同様に、振動機構70の振動から生じるベースの反床力を抑え、周囲に配置された他の機器類への振動の影響を減少させ、かつ物品の搬送を安定化することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
30 防振板ばね(防振ばね)
40 固定フレーム
50 駆動板ばね(駆動ばね)
60 可動板(可動部)
70 振動機構
80 バランス機構
801 下部ウエイト
802 固定ウエイト
402 側部ウエイト
100 リニアフィーダ
Claims (3)
- 基台となるベースと、このベースに設けられた防振ばねと、この防振ばねを介してベースに連結された固定フレームと、この固定フレームにその長手方向に離間して設けられた一対の駆動ばねと、前記固定フレームの上方に設けられ、前記一対の駆動ばねに長手方向の両端部がそれぞれ連結された可動部と、前記可動部を前記固定フレームに対して振動させる振動機構とを有し、前記振動機構により前記一対の駆動ばねを介して前記可動部を振動させ、前記可動部の振動により当該可動部の上面に固定されたシュート上の被搬送体を搬送するリニアフィーダにおいて、
前記固定フレームは、前記一対の駆動ばねの間に延在するとともに前記可動部の幅方向に離間した一対の柱状部と、前記一対の柱状部よりも長手方向の寸法が小さく、各柱状部の上面から前記固定フレームの重心位置を越えて上方に延在し、前記可動部の側方且つ前記可動部の上面よりも下方に設けられた側部ウエイトとを備え、
前記一対の柱状部の上面のうち前記側部ウエイトから露出した部分に固定され、前記固定フレームの重心位置の上方且つ前記可動部の上面よりも下方に設けられた固定ウエイトを有することを特徴とするリニアフィーダ。 - 前記可動部の重心位置の下方に設けられた下部ウエイトをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のリニアフィーダ。
- 前記固定フレームは、前記側部ウエイト同士を連結する連結板をさらに備え、この連結板を介して前記一対の柱状部が連結されているとともに、当該一対の柱状部の間の少なくとも一部が上下方向に開放されており、
前記下部ウエイトが、前記可動部から下方に垂下した可動コアに固定されていることを特徴とする請求項2に記載のリニアフィーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008151857A JP5353075B2 (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | リニアフィーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008151857A JP5353075B2 (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | リニアフィーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009298498A JP2009298498A (ja) | 2009-12-24 |
JP5353075B2 true JP5353075B2 (ja) | 2013-11-27 |
Family
ID=41545820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008151857A Active JP5353075B2 (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | リニアフィーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5353075B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101830694B1 (ko) | 2017-08-09 | 2018-02-22 | 강성규 | 부품 직진 공급장치 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54100075A (en) * | 1978-01-20 | 1979-08-07 | Saito Eiichirou | Vibratory straight feeder |
JPS6056612U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-20 | 村田精工株式会社 | 直進フイ−ダ |
JPH02204210A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-14 | Shinko Electric Co Ltd | 直線振動フィーダ |
-
2008
- 2008-06-10 JP JP2008151857A patent/JP5353075B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101830694B1 (ko) | 2017-08-09 | 2018-02-22 | 강성규 | 부품 직진 공급장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009298498A (ja) | 2009-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8461969B2 (en) | Dual mode vibrator | |
TWI457264B (zh) | Vibrating conveyor | |
TWI516427B (zh) | 元件供給裝置 | |
JP2006248727A (ja) | 部品搬送装置 | |
JP2012041107A (ja) | 振動式部品搬送装置 | |
JP5353075B2 (ja) | リニアフィーダ | |
JP2009137670A (ja) | リニアフィーダ | |
JP3148508U (ja) | ワゴン用被搬送物の保持装置 | |
JP6041730B2 (ja) | 振動式部品搬送装置 | |
JP2016060558A (ja) | 振動式部品搬送装置 | |
JP5996895B2 (ja) | 振動式部品搬送装置 | |
WO2015098492A1 (ja) | 振動式部品搬送装置 | |
JP2006256863A (ja) | 振動コンベアにおける振動低減方法と該方法に用いる振動低減装置。 | |
JP2019086133A (ja) | 振動伝達防止装置 | |
JP5195052B2 (ja) | リニアフィーダ | |
JP6267940B2 (ja) | 振動式部品搬送装置 | |
JP4590763B2 (ja) | リニアフィーダ | |
JP6163343B2 (ja) | 振動式部品搬送装置 | |
JP2007106532A (ja) | 防振装置及び振動コンベア | |
JP2009298557A (ja) | 防振部材支持型直進フィーダ | |
JP4182695B2 (ja) | 振動パーツフィーダ | |
JP5314930B2 (ja) | 直進フィーダ、その固定方法、及びこれを備えた組合せ秤 | |
KR200497435Y1 (ko) | 안정적인 피딩을 위한 고속 직선 진동 | |
KR101084103B1 (ko) | 기판 이송장치 | |
JP2013047132A (ja) | 振動フィーダ、振動フィーダ駆動装置および振動フィーダ駆動装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101201 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5353075 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |