JP5314930B2 - 直進フィーダ、その固定方法、及びこれを備えた組合せ秤 - Google Patents

直進フィーダ、その固定方法、及びこれを備えた組合せ秤 Download PDF

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Description

本発明は、搬送パンに供給された被搬送物を直線方向へ搬送するために搬送パンを振動させる直進フィーダ、この直進フィーダの固定方法、及び、この直進フィーダを備えた組合せ秤に関する。
被搬送物を直線方向に搬送する直進フィーダは、生産システムや生産装置などで広く利用されている。生産品の重量を計量する組合せ秤においても、受け取った生産品を計量ホッパへ搬送する工程において直進フィーダが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
組合せ秤で利用されている直進フィーダは、組合せ秤の本体に固定される固定板と、この固定板の鉛直上方に配置された可動板と、固定板の両端をそれぞれ基端として可動板をその両端で支える2枚の板ばねと、前記弾性部材の反発力に抗して前記可動板に力を加える付勢機構と、可動板に固定されて鉛直上方に伸延する支持部材から主に構成され、支持部材の先端部分で搬送パンを支持している。そして、付勢機構および板ばねから力を受けて可動板が固定板(組合せ秤の本体)に対して振動すると、搬送パンに振動が伝わり、搬送パンに供給された生産品が搬送パンに沿って直線方向へ搬送される。
特開2004−352446号公報
一般に、ある物体が力を受けて振動する場合、その物体に働く力の作用方向線上に、その物体の重心が位置していれば、振動は安定する。そして、上記のような板ばね(弾性部材)を使用した直進フィーダであれば、可動部分の重心位置が両板ばねの間(正確には板ばねを通り、かつ、板ばねに垂直な線上)にある場合は、振動が安定する。
ところが、上記の直進フィーダでは、固定板の上方に板ばねが配置され、板ばねの上方に可動板が配置され、可動板の上方に支持部材が配設され、支持部材の上方に搬送パンが取り付けられ、さらに、搬送パンの上面には生産品が供給される。このように、従来の直進フィーダでは、可動板や搬送パンなどを含む可動部分の重心は、板ばねよりもはるか上方に位置していることになる。そのため、可動部分の全体に震動源からの力がうまく伝達されず、搬送パンに供給する振動が不安定になることがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、搬送パンに安定的な振動を供給できる直進フィーダ、この直進フィーダの固定方法、及び、この直進フィーダを備えた組合せ秤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る直進フィーダは、水平方向に伸延し、鉛直方向に貫通する第1鉛直孔を有する固定板と、水平方向に伸延し、前記固定板の鉛直下方に位置する可動板と、前記固定板に前記可動板を連結する弾性部材と、前記弾性部材の反発力に抗して前記可動板に力を加える付勢機構と、前記可動板を基端として鉛直上方に伸延し、前記第1鉛直孔を貫通して、先端部分が前記固定板よりも鉛直上方に突出する支持部材と、を備え、被搬送物を搬送する搬送パンが前記支持部材の先端部分で支持される。
かかる構成によれば、可動板や搬送パンなどを含む可動部分の重心を弾性部材の間に位置させることができるため、搬送パンに安定的な振動を供給することができる。
また、上記直進フィーダにおいて、前記弾性部材は、前記可動板及び前記固定板の一端同士を連結する第1板ばねと、前記可動板及び前記固定板の他端同士を連結する第2板ばねと、であって、前記可動板、前記固定板、前記第1板ばね、及び、前記第2板ばねは、全体として斜方形状のフレーム体を形成し、前記第1板ばね及び前記第2板ばねのうち少なくとも一方は、前記可動板に連結する部分が前記固定板に連結する部分よりも搬送方向下流側に位置するように配設されているようにしてもよい。
かかる構成によれば、固定板に対して鉛直方向成分および水平方向成分を含むように可動板を理想的に振動させることができ、また、弾性部材として板ばねを利用しているため、高周波数の振動を安定的に発生させることができる。
上記課題を解決するため、本発明に係る直進フィーダの固定方法は、水平方向に伸延し、鉛直方向に貫通する第1鉛直孔を有する固定板と、水平方向に伸延し、前記固定板の鉛直下方に位置する可動板と、前記固定板に前記可動板を連結する弾性部材と、前記弾性部材の反発力に抗して前記可動板に力を加える付勢機構と、前記可動板を基端として鉛直上方に伸延し、前記第1鉛直孔を貫通して、先端部分が前記固定板よりも鉛直上方に突出する支持部材と、を備え、被搬送物を搬送する搬送パンが前記支持部材の先端部分で支持される、被搬送物を搬送する搬送パンが前記支持部材の先端部分で支持される、直進フィーダを、任意の固定部材に固定する直進フィーダの固定方法であって、固定部材に鉛直方向に貫通する第2鉛直孔を前記設け、前記固定板が前記固定部材の鉛直下方に位置するように、前記支持部材が前記第2鉛直孔を貫通するように、かつ、前記搬送パンが前記固定部材よりも鉛直上方において前記支持部材の先端部分で支持されるように、前記直進フィーダを配置し、振動を吸収する防振部材を介して、前記固定部材の下面に前記固定板を吊り下げるように固定する。
かかる構成によれば、固定部材の下面に固定板を吊り下げるように固定するため、固定板と振動板との良好な位置関係を維持したまま、直進フィーダを固定部材に固定することができる。
上記課題を解決するため、本発明に係る組合せ秤は、上記のうちいずれか一の直進フィーダを備えている。
また、上記の組合せ秤において、鉛直方向に貫通する第2鉛直孔が設けられた固定部材と、振動を吸収する防振部材と、をさらに備え、前記固定板が前記固定部材の鉛直下方に位置するように、前記支持部材が前記第2鉛直孔を貫通するように、かつ、前記搬送パンが前記固定部材よりも鉛直上方において前記支持部材の先端部分で支持されるように、前記直進フィーダが配置されており、前記防振部材を介して、前記固定部材の下面に前記固定板が吊り下がるように取り付けられるようにしてもよい。
本発明によれば、搬送パンに安定的な振動を供給できる直進フィーダ、この直進フィーダの固定方法、及び、この直進フィーダを備えた組合せ秤を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図を参照して説明する。
(実施の形態)
まず、図1を参照して、本実施形態に係る組合せ秤1について説明する。図1は、本実施形態に係る組合せ秤1の概要を示す側面図である。紙面の上下方向が重力の働く鉛直方向であり、紙面の左右方向が水平方向である。なお、図1に示す組合せ秤1の構成のうち、後述する直進フィーダ5とその周辺以外の構成は公知であるが、全体を簡単に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る組合せ秤1は、トップコーン2と、メインフィーダ3と、搬送パン4と、直進フィーダ5と、供給ホッパ6と、計量ホッパ7とから主に構成されている。このうち、搬送パン4、直進フィーダ5、供給ホッパ6、及び計量ホッパ7は、実際の組合せ秤1では、組合せ秤1の全周に渡って放射状に複数配設されている。ただし、煩雑になるのを避けるため、図1ではそれぞれの構成部品を1つのみ記載している。
トップコーン2は、組合せ秤1の頂部に配設された構成部品である。トップコーン2は、円錐形の形状を有しており、上方から被計量物が供給される。そして、このトップコーン2は、その下方に配設されたメインフィーダ3を振動源として振動する。トップコーン2の外周には搬送パン4が複数配設されており、メインフィーダ3がトップコーン2を振動させることで、トップコーン2の上面に供給された被計量物を、各搬送パン4へ均等に分配する。
搬送パン4は、トップコーン2の外周に配設された構成部品である。搬送パン4は、組合せ秤1の中心軸から半径方向外側に伸延しており、半径方向に垂直な面における断面が略U字状の形状を有している。この搬送パン4は、下方に配設された直進フィーダ5を振動源として振動する。直進フィーダ5が搬送パン4を振動させることで、メインフィーダ3から搬送パン4の半径方向内側に供給された被計量物を、半径方向外側へ搬送する。そして、搬送パン4の外周に位置する供給ホッパ6に被計量物を供給する。なお、直進フィーダ5の周辺についての詳細な構成は後で説明する。
供給ホッパ6は、搬送パン4の半径方向外側に配設された構成部品である。供給ホッパ6は、底部が開閉する構成になっており、底部を閉じた状態で搬送パン4から送り込まれた被計量物を受け取る。供給ホッパ6は、被計量物を受け取った後、所定の条件に従って底部を開放し、下方に配設された計量ホッパ7に被計量物を供給する。
計量ホッパ7は、供給ホッパ6の下方に配設された構成部品である。計量ホッパ7は、組合せ秤1の内部に配設された図示しない計量ユニットに連結されている。計量ホッパ7が、供給ホッパ6から供給された被計量物を受け取ると、計量ユニットは計量ホッパ7内の被計量物の重量を計量する。そして、図示しない演算装置が、計量ユニットで計量された被計量物の重量に基づいて、組合せ演算を行う。ここでいう組合せ演算とは、複数ある計量ホッパ7が受け取った被計量物の中から、合計重量が目標重量に近くなるような被計量物の組合せを選択する演算をいう。そして、組合せ演算によって選択された被計量物を保持する計量ホッパ7は、その底部を開放し、組合せ秤1のさらに下方に設置されている図示しない包装機へ被計量物を供給する。包装機に供給された被計量物は、包装機によって包装袋等に包装される。以上が、本実施形態に係る組合せ秤1の説明である。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る直進フィーダ5についてさらに詳細に説明する。図2は本実施形態に係る直進フィーダ5の斜視図である。図2に示すように、本実施形態に係る直進フィーダ5は、固定板8と、可動板9と、第1板ばね10と、第2板ばね11と、支持部材12と、付勢機構13とを備えている。なお、図2において、紙面左側が組合せ秤1の半径方向内側であって、紙面右側が組合せ秤1の半径方向外側である。つまり、搬送パン4に供給された被搬送物(被計量物)は、図2の紙面左側から右側に搬送される。以下、被搬送物が搬送される図2の紙面左右方向を単に「搬送方向」、図2の紙面左を「搬送方向上流」、図2の紙面右側を「搬送方向下流」と呼ぶこととする。また、図2における搬送パン4の形状は、図1における搬送パン4の形状とは若干異なるが、図2の搬送パン4は理解を容易にするため概略的に示した図であって、図1の搬送パン4と機能は基本的に同じである。
固定板8は、組合せ秤1の本体に固定される構成部品である。図2に示すように、固定板8は、板状の形状を有しており、水平方向に伸延するように配設されている。また、固定板8は、四隅において搬送方向に垂直な方向に突出する突出部14を有している。この突出部14の下面には、後述の防振ばね25(図3参照)に連結するための中間部材15が取り付けられている。さらに、固定板8は、鉛直方向に貫通する第1鉛直孔16を有している。第1鉛直孔16には支持部材12が貫通しており、第1鉛直孔16の内径は支持部材12の外径よりもある程度余裕をもった大きさとなっている。ある程度余裕を持たせたのは、後述するように、支持部材12が水平方向成分を含む振動をするため、この振動によって支持部材12の外周面と第1鉛直孔16の内径面とが接触しないようにするためである。なお、固定板8のうち、搬送方向上流側および搬送方向下流側(それぞれ図2の紙面左側および右側)に位置する端面17、18は、鉛直方向に対してやや傾斜するように加工されている。この傾斜角度は、第1板ばね10および第2板ばね11の傾斜角度に一致している。
可動板9は、固定板8に対して振動する構成部品である。図2に示すように、可動板9は、板状の形状を有しており、水平方向に伸延するように配設されている。そのため、可動板9は、固定板8と平行の位置関係になっている。また、可動板9は、搬送方向の長さが固定板8と一致し、搬送方向に垂直な方向の長さ(幅)が固定板8から上記の突出部14を取り除いた幅と一致する。さらに、可動板9は、固定板8の鉛直下方に配設されているが、可動板9は、鉛直方向から見たとき固定板8と完全に重なるようには配設されておらず、搬送方向下流側(図2の紙面右側)にずれて配設されている。また、固定板8と同様、可動板9のうち、搬送方向上流側および搬送方向下流側(それぞれ図2の紙面左側および右側)の端面19、20は、鉛直方向に対してやや傾斜するように加工されている。そして、この傾斜角度は、第1板ばね10および第2板ばね11の傾斜角度に一致している。
第1板ばね10は、固定板8および可動板9の搬送方向上流側(図2の紙面左側)の端部17、19同士を連結する構成部品である。第1板ばね10は、ボルトによって固定板8および可動板9に連結されている。また、第1板ばね10は、鉛直方向に対して傾斜するように配設されている。具体的には、第1ばね10の可動板9側(鉛直下方側)の部分が固定板8側(鉛直上方側)の部分よりも搬送方向下流側に位置している。上述のように、固定板8および可動板9の搬送方向上流側の端面17、19は、傾斜するように加工されているため、この端面17、19に沿って第1板ばね10を取り付けることで、第1ばね10は鉛直方向に対して傾斜するように配設される。なお、第1板ばね10は、いわゆる板ばねであり、板状の部材が曲げられたときに、もとの形状に戻ろうとする力(反発力)が発生する。
第2板ばね11は、固定板8および可動板9のうち、搬送方向下流側(図2の紙面右側)の端部18、20同士を連結する構成部品である。第2板ばね11は、ボルトによって固定板8および可動板9に連結されている。図2に示すように、第2板ばね11は、鉛直方向に対して傾斜しており、第1板ばね10と平行になるよう配設されている。また、固定板8および可動板9の搬送方向上流側の端面18、20に沿って第2板ばね11を取り付けることで、第2板ばね11が鉛直方向に対して傾斜して配設されることも第1板ばね10と同様である。なお、第2板ばね11は、第1板ばね10と同じ材料で形成されている。
さらに、上記の固定板8、可動板9、第1板ばね10、及び、第2板ばね11は、全体としてフレーム体を形成している。つまり、固定板8、可動板9、第1板ばね10、及び、第2板ばね11がそれぞれフレーム体の一辺を形成している。そして、このフレーム体は、搬送方向に直角な方向から見て、長方形が潰されたような斜方形の形状を有している。このように、固定板8の両端17、18と可動板9の両端19、20とが弾性体10、11で連結されているため、可動板9は固定板8に対して両端側における端部間距離(端面17と端面19との距離、及び、端面18と端面20との距離)がほとんど変化しない相対運動、つまり、可動板9は固定板8に対して平行のまま振り子運動をすることができる。この振り子運動は、図2中の矢印Aで示すように、搬送方向を含む鉛直面内にて行われる。
支持部材12は、搬送パン4を支持する構成部品である。図2に示すように、支持部材12は、円柱状の形状を有しており、可動板9のうち搬送方向上流側(図2の紙面左側)の部分を基端として鉛直上方に伸延している。また、固定板8に設けられた第1鉛直孔16は、支持部材12の位置に対応しており、支持部材12はこの第1鉛直孔16を貫通している。さらに、支持部材12は第1鉛直孔16を越えて上方に伸延しており、その先端部分が固定板8よりも鉛直上方に突出している。そして、支持部材12は、その先端で搬送パン4を支持している。
付勢機構13は、可動板9を固定板8側へ引寄せる(付勢する)機能を有する。付勢機構13は、電磁石21と、磁性部材22(図1参照)とから主に構成されている。電磁石21は、可動板9の中央付近に設置され、上面が磁極面となっている。一方、磁性部材22は、固定板8の電磁石21に対応する位置に取り付けられている(図1参照)。つまり、電磁石21の磁極面と磁性部材22とは、鉛直方向からみて大部分が重なるように配置されている。なお、電磁石21の磁極面と磁性部材22との隙間は2〜3mm程度である。
電磁石21を励磁して電磁石21の周囲に磁界を発生させると、磁性部材22と電磁石21とは互いに引き合う。実際には、磁性部材22は、固定板8は組合せ秤1に固定されているため、電磁石21が磁性部材22に引寄せられることになる。つまり、電磁石21を励磁することで、可動板9は第1板ばね10および第2板ばね11に抗して固定板8に引寄せられる。そして、可動板9は振り子運動の軌道を描きながら固定板8に接近する(斜め上方に移動する)。逆に、この電磁石21が励磁された状態から電磁石21を消磁すると、第1板ばね10および第2板ばね11がもとの形状に戻ろうとして反発し、第1板ばね10および第2板ばね11から力(反発力)を受けた可動板9は振り子運動の軌道を描きながらもとの位置に戻る(斜め下方に移動する)。
付勢機構13は上記の構成を備えているため、電磁石21の励磁と消磁を繰り返すと、可動板9は固定板8に対して振動することになる。また、上述したように、可動板9が固定板8に対して振り子運動するように連結されているため、可動板9が固定板8に対して振動すると、鉛直斜め上方及び鉛直斜め下方に振動することになる。そのため、この振動には鉛直方向成分および水平方向成分が含まれることになる。さらに、第1板ばね10や第2板ばね11のような板ばねは、コイルばね等に比べると応答性が高いため、周波数が比較的高い振動に対応することができる。なお、本実施形態では、磁性部材22が固定板8に取り付けられているが、固定板8それ自体が磁性体であれば、固定板8が磁性部材22の役割を果たすことから、磁性部材22を固定板8とは別の構成部品として用意する必要はない。
以上のように、本実施形態に係る直進フィーダ5の構成によれば、可動板9が固定板8の鉛直下方に位置しているため、第1板ばね10、第2板ばね11、可動板9、電磁石21、支持部材12、および搬送パン4を含む可動部分23の重心を、第1板ばね10と第2板ばね11の間に位置させることができる。よって、本実施形態に係る直進フィーダ5によれば、搬送パン4に安定的な振動を供給することができる。
なお、以上では、電磁石21が可動板9に取り付けられ、磁性部材22が固定板8に取り付けられた直進フィーダ5について説明したが、可動部分23の重心を適切な位置に配置できるのであれば、電磁石21を固定板8に取り付け、磁性部材22を可動板9に取り付けるようにしてもよい。以上が、本実施形態に係る直進フィーダの構成についの説明である。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る直進フィーダ5の固定方法について説明する。図3は、本実施形態に係る組合せ秤1のうち直進フィーダ5周辺の拡大図であって、本実施形態に係る直進フィーダ5の固定方法を示している。図3に示すように、本実施形態に係る組合せ秤1は、直進フィーダ5の周辺において、固定台24と、防振コイル(防振部材)25と、を備えている。
固定台24は、直進フィーダ5を固定するための構成部品である。図3に示すように、固定台24は、上方に配設された天板(固定部材)26と、天板26を支える2つの側板27から主に構成されている。天板26の中央付近には、鉛直方向に貫通する第2鉛直孔28が設けられている。第2鉛直孔28は、鉛直方向から見たとき搬送方向を長尺とする長方形の形状となっている。直進フィーダ5を構成する構成部品のうち、支持部材12の一部分を除いてほとんどの構成部品が天板26の鉛直下方に位置している。天板26の鉛直下方に位置する構成部品には、固定板8も含まれている。また、第1鉛直孔16と第2鉛直孔28とは、鉛直方向から見て重なるように配置されており、支持部材12は第1鉛直孔16のみならず、第2鉛直孔28をも貫通している。さらに、搬送パン4が、天板26よりも鉛直上方において支持部材12の先端部分で支持されている。つまり、搬送パン4は固定台24の外側に位置しており、搬送パン4と可動板9や固定板8とは、天板26を挟んで反対側に配設されている。
防振コイル25は、固定台24と直進フィーダ5とを連結する構成部品である。防振コイル25の下端は、固定板8の四隅に設けられた中間部材15を介して、固定板8に連結されている。一方、防振コイル25の上端は、固定台24の天板26の下面に連結されている。つまり、直進フィーダ5は、防振コイル25を介して、吊り下がるように天板26の下面に連結されている。以上のように、直進フィーダ5を天板26に吊り下げるようにして固定するといった本実施形態に係る直進フィーダ5の固定方法によれば、可動部分23の重心位置と可動部分23にかかる力の作用方向との関係を良好に維持したまま、直進フィーダ5を固定台24(つまり組合せ秤1の本体)に固定することができる。また、固定台24と直進フィーダ5の間に防振コイル25を介しているため、直進フィーダ5で生じる振動が防振コイル25に吸収されることで、この振動が組合せ秤1の本体に伝わるのを避けることができる。
なお、以上では、固定台24と直進フィーダ5とを連結するために防振コイル25を用いた直進フィーダ5の固定方法について説明したが、防振コイル25に代えて他の防振部材を用いても良い。例えば、ワイヤーロープを環状にしたものや防振ゴムを用いて、固定台24と直進フィーダ5とを連結するようにしても良い。以上が本実施形態に係る直進フィーダの固定方法の説明である。
本発明によれば、搬送パンに安定的な振動を供給できる直進フィーダ、この直進フィーダの固定方法、及び、この直進フィーダを備えた組合せ秤を提供することができる。よって、本発明は、直進フィーダの技術分野において有益である。
本発明の実施形態に係る組合せ秤の概略断面図である。 本発明の実施形態に係る直進フィーダの斜視図である。 本発明の実施形態に係る直進フィーダの取付状態を示した図である。
符号の説明
1 組合せ秤
4 搬送パン
5 直進フィーダ
8 固定板
9 可動板
10 第1板ばね(弾性部材)
11 第2板ばね(弾性部材)
12 支持部材
13 付勢機構
16 第1鉛直孔
23 可動部分
25 防振コイル(防振部材)
26 天板(固定部材)
28 第2鉛直孔

Claims (5)

  1. 水平方向に伸延し、鉛直方向に貫通する第1鉛直孔を有する固定板と、
    水平方向に伸延し、前記固定板の鉛直下方に位置する可動板と、
    前記固定板に前記可動板を連結する弾性部材と、
    前記弾性部材の反発力に抗して前記可動板に力を加える付勢機構と、
    前記可動板を基端として鉛直上方に伸延し、前記第1鉛直孔を貫通して、先端部分が前記固定板よりも鉛直上方に突出する支持部材と、を備え、
    被搬送物を搬送する搬送パンが前記支持部材の先端部分で支持される、直進フィーダ。
  2. 前記弾性部材は、前記可動板及び前記固定板の一端同士を連結する第1板ばねと、前記可動板及び前記固定板の他端同士を連結する第2板ばねと、であって、
    前記可動板、前記固定板、前記第1板ばね、及び、前記第2板ばねは、全体として斜方形状のフレーム体を形成し、
    前記第1板ばね及び前記第2板ばねのうち少なくとも一方は、前記可動板に連結する部分が前記固定板に連結する部分よりも搬送方向下流側に位置するように配設されている、請求項1に記載の直進フィーダ。
  3. 水平方向に伸延し、鉛直方向に貫通する第1鉛直孔を有する固定板と、
    水平方向に伸延し、前記固定板の鉛直下方に位置する可動板と、
    前記固定板に前記可動板を連結する弾性部材と、
    前記弾性部材の反発力に抗して前記可動板に力を加える付勢機構と、
    前記可動板を基端として鉛直上方に伸延し、前記第1鉛直孔を貫通して、先端部分が前記固定板よりも鉛直上方に突出する支持部材と、を備え、
    被搬送物を搬送する搬送パンが前記支持部材の先端部分で支持される、直進フィーダを、任意の固定部材に固定する直進フィーダの固定方法であって、
    前記固定部材に鉛直方向に貫通する第2鉛直孔を設け、
    前記固定板が前記固定部材の鉛直下方に位置するように、前記支持部材が前記第2鉛直孔を貫通するように、かつ、前記搬送パンが前記固定部材よりも鉛直上方において前記支持部材の先端部分で支持されるように、前記直進フィーダを配置し、
    振動を吸収する防振部材を介して、前記固定部材の下面に前記固定板を吊り下げるようにして固定する、直進フィーダの固定方法。
  4. 請求項1又は2に記載の直進フィーダを備えた、組合せ秤。
  5. 鉛直方向に貫通する第2鉛直孔が設けられた固定部材と、振動を吸収する防振部材と、をさらに備え、
    前記固定板が前記固定部材の鉛直下方に位置するように、前記支持部材が前記第2鉛直孔を貫通するように、かつ、前記搬送パンが前記固定部材よりも鉛直上方において前記支持部材の先端部分で支持されるように、前記直進フィーダが配置されており、
    前記防振部材を介して、前記固定部材の下面に前記固定板が吊り下がるように取り付けられている、請求項4に記載の組合せ秤。
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