JP5626771B2 - 直進フィーダ及びそれを用いた組合せ秤 - Google Patents

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Description

本発明は、直進フィーダ及びそれを用いた組合せ秤に関する。
従来、組合せ秤には、物品を振動によって搬送する搬送装置として直進フィーダが複数用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
組合せ秤では、例えば、装置中央の上部に円錐形の分散フィーダが配設され、分散フィーダの周辺に複数の直進フィーダが放射状に設置され、各々の直進フィーダの下方には供給ホッパ、さらにその下方に計量ホッパがそれぞれ円状に配設され、計量ホッパの下方に集合シュートが配設されている。例えば、外部の供給装置から分散フィーダの中央部に物品が供給され、分散フィーダから各直進フィーダへ物品が送り出され、各々の直進フィーダによって搬送された物品は直進フィーダの先端部から供給ホッパへ供給される。
このような組合せ秤に用いられる直進フィーダの従来構成の一例を図4に示す。図4は、従来の直進フィーダを側方から見た概略構成を示す模式図である。
この従来の直進フィーダは、下部振動体21と、下部振動体21に板ばね23、24を介して連結された上部振動体22と、上部振動体22の上部に取付支持部28を介して固定されたトラフ29と、下部振動体21と上部振動体22との間に振動を与えるための電磁石25および被吸着部材26とを備え、下部振動体21が床面に対してばね等の防振体30、31で支持されている。
このような直進フィーダは、防振体30、31によって支持された防振体30、31より上の部分が振動体として振動する一方、電磁石25および被吸着部材26により与えられる振動を板ばね23、24によって増幅して上下に伝える構造であるので、下部振動体21を主体とする下部振動系と、上部振動体22およびトラフ29を主体とする上部振動系とからなる2自由度の振動系で構成されている。
したがって、下部振動系と上部振動系の重心バランスは、下部振動系の重心位置G1と上部振動系の重心位置G2とを結ぶ直線L1が板ばね24と直交するようにすれば理想的な重心バランスとなり好ましい。このように重心バランスの設定がなされていないと、振動の往復加速度により偶力が発生し、振動系全体(防振体30、31より上部分)の重心を中心として回転運動(ピッチング)が発生し、安定した搬送動作の妨げになる。また、上部振動系に対する下部振動系の質量比を大きくすることにより、下部振動系の振動の振幅を小さくし、安定した搬送動作がなされる。
特開2004−352446号公報 特開2006−160404号公報
直進フィーダでは、前述のように下部振動系と上部振動系の重心バランスを理想的な重心バランスに設定し、上部振動系に対する下部振動系の質量比を大きくするためには、下部振動体21に上方へ突出したウエート部21aを設け、さらにウエート部21aに後方(上流側)へ大きく張り出したバランス調整部21bを設けなければならない。
しかしながら、近年、組合せ秤では、その小型化が図られることにより、直進フィーダもその小型化が要求されている。直進フィーダは、分散フィーダの周囲に放射状に複数配置されているため、下部振動体21をバランス調整部21bのように上流側に大きく張り出すと分散フィーダの本体と干渉してしまい、上流側に大きく張り出したバランス調整部21bを設けることは困難である。そのため、重心バランスの崩れ等により生じる搬送ムラをある程度許容したセッテイングを行なわなければならなかった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、小型化を図ることができるとともに物品の搬送動作の安定性を向上することができる直進フィーダ及びそれを用いた組合せ秤を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の直進フィーダは、後方側部分に供給される物品を振動によって前方側へ搬送し前方側の先端から排出するためのトラフを有する直進フィーダであって、固定面上に防振体を介して支持され、後方部分に上方へ突設したウエート部を有する下部振動体を主体とする下部振動系と、前記下部振動体の前記ウエート部より前方部分の上方に配置される上部振動体と、前記上部振動体の上部に取付けられた前記トラフとを主体とする上部振動系と、前記下部振動体の前記ウエート部より前方において後方側と前方側とに離間して対向配置され、前記上部振動体と前記下部振動体の前記前方部分とを連結する後方側の板ばね及び前方側の板ばねと、前記下部振動系と前記上部振動系との間に振動を与える加振手段と、前記ウエート部を下方へ付勢する付勢手段とを備えている。
この構成によれば、付勢手段によりウエート部を下方へ付勢することにより、下部振動系の重力と付勢手段による付勢力とを合成した合力の作用点すなわち付勢手段を含む下部振動系の重心位置を理想的な重心位置に設定することが可能になり、下部振動系と上部振動系の重心バランスを理想的な重心バランスに設定することが可能になる。また、下方へ付勢することで、上記合力の大きさが大きくなるので、下部振動系の振動の振幅を小さくすることができる。したがって、搬送動作の安定性を向上することができる。また、従来例のように、ウエート部の後方に大きく張り出したバランス調整部を設けた場合よりも、前後方向の長さを短縮することができ、直進フィーダの小型化を図ることが可能である。
また、前記付勢手段は、前記ウエート部を下方へ引っ張る引張りばねからなるものでもよい。
また、前記付勢手段は、前記ウエート部を上方から押圧する圧縮ばねからなるものでもよい。
また、前記付勢手段は、付勢する位置及び/または付勢力の大きさを調整可能に構成されていてもよい。これにより、付勢手段を含む下部振動系の重心位置の微調整が可能になる。
また、本発明の組合せ秤は、外部から供給される物品を中央部から周縁部に向かう方向へ送り出す円錐形状の分散フィーダと、前記分散フィーダの周囲に放射状に複数設けられ、円状に配設された複数のホッパのそれぞれへ物品を搬送する直進フィーダとを有する組合せ秤であって、前記直進フィーダが上記本発明の直進フィーダからなる。
この構成によれば、直進フィーダの小型化を図ることができるとともに物品の搬送動作の安定性を向上することができるので、組合せ精度の高い組合せ秤の小型化が容易になる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、小型化を図ることができるとともに物品の搬送動作の安定性を向上することができる直進フィーダ及びそれを用いた組合せ秤を提供することができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施形態の直進フィーダを用いた組合せ秤の一例を側方から見た概略構成を示す模式図であり、(b)は、同組合せ秤の分散フィーダ及び直進フィーダを上方から見た概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態の直進フィーダを側方から見た概略構成を示す模式図である。 (a)、(b)は、それぞれ本発明の実施形態の直進フィーダの他の例を示す概略模式図である。 従来の直進フィーダを側方から見た概略構成を示す模式図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1(a)は、本発明の実施形態の直進フィーダを用いた組合せ秤の一例を側方から見た概略構成を示す模式図であり、図1(b)は、同組合せ秤の分散フィーダ及び直進フィーダを上方から見た概略構成を示す模式図である。
この組合せ秤は、装置中央に配設されたセンター基体(ボディ)10の上部に、円錐形状の分散フィーダ11が設けられている。この分散フィーダ11は、物品が載せられる円錐形の分散テーブルを有し、この分散テーブルの中央部に外部の供給装置(図示せず)から供給される物品を振動によってその周縁部方向へ送り出す。分散フィーダ11の周囲には、分散フィーダ11から送られてきた物品を振動によって各供給ホッパ13に送りこむための複数の直進フィーダ12が放射状に設けられている。各直進フィーダ12の下方には、供給ホッパ13及び計量ホッパ14がそれぞれ対応して設けられ、それぞれ円状に配設されている。供給ホッパ13は直進フィーダ12から送りこまれた物品を受け取り、その下方に配置された計量ホッパ14が空になると排出ゲートを開いて計量ホッパ14へ物品を投入する。各計量ホッパ14にはロードセル等の重量センサ15が取り付けられており、この重量センサ15により計量ホッパ14内の物品の重量が計測される。各重量センサ15の計測値は制御装置18へ出力される。円状に列設された計量ホッパ14の下方には、略逆円錐台形状の集合シュート16が配設され、集合シュート16の下方には集合ファネル17が設けられている。制御装置18によって後述の排出組合せに選択された計量ホッパ14はその排出ゲートを開いて物品を排出し、その排出された物品は集合シュート16上を滑り落ち、集合ファネル17を介して包装機等へ排出される。
制御装置18は、例えばマイクロコンピュータによって構成され、CPU等からなる演算制御部と、RAM及びROM等のメモリ等とを備えている。メモリには、予め運転用プログラムが記憶されており、さらに多数の運転条件の設定データ、その他計量値データ等が記憶される。制御装置18は、演算制御部(CPU)がメモリに記憶されている運転用プログラムを実行することにより、組合せ秤の全体の動作の制御を行うとともに組合せ処理等を行う。
すなわち、制御装置18は、分散フィーダ11及び各直進フィーダ12の制御、供給ホッパ13及び計量ホッパ14の排出ゲートの開閉制御を行う。また、組合せ処理では、それぞれの重量センサ15により計測される物品の重量値に基づいて組合せ演算を行い、複数の計量ホッパ14の中から、供給されている物品の重量値の合計が、予め定められた所定重量範囲(目標組合せ重量に対する許容範囲)内になる計量ホッパ14の組合せを1つ求め、その組合せを排出組合せとする。なお、制御装置18は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して組合せ秤の動作を制御するよう構成されていてもよい。
図2は、本発明の実施形態の直進フィーダ12を側方から見た概略構成を示す模式図である。
この直進フィーダ12は、下部振動体21と、下部振動体21に前方側の板ばね23及び後方側の板ばね24を介して連結された上部振動体22と、上部振動体22の上部に取付支持部28を介して固定されたトラフ29と、下部振動体21に固定された電磁石25と、電磁石25と所定間隔を有して対向するように上部振動体22に固定された被吸着部材(アーマチュア)26とを備えている。前方側の板ばね23と後方側の板ばね24とは、ほぼ平行に対向して配置され、それぞれ上端部側が後方側に傾斜するように下部振動体21と上部振動体22との間に取り付けられている。電磁石25及び被吸着部材26が下部振動体21と上部振動体22との間に振動を与える加振手段を構成している。下部振動体21は、前方側の左右2つの防振体30と後方側の1つの防振体31とを介して組合せ秤のセンター基体10上に支持されている。防振体30、31はばねあるいはゴム等の弾性部材からなる。
この直進フィーダ12の振動機構について説明する。なお、以降の説明において、電磁石に電圧を印加することは、電磁石のコイルに電圧を印加することである。
電磁石25に例えば矩形波電圧を繰り返し印加することによりトラフ29を振動させて物品を搬送する。ここで、電磁石25に電圧を印加すると、電磁石25が上部振動体22に固定された被吸着部材26を吸引する。このとき、上部振動体22は、板ばね23、24が弾性変形することによって、電磁石25側、すなわち後方斜め下方向へ移動する。次に、電磁石25への電圧の印加を停止させると、電磁石25に生じる吸引力が解除され、板ばね23、24の弾性反発力によって上部振動体22が前方斜め上方向に移動する。トラフ29は上部振動体22とともに移動するので、上記動作を繰り返すことによって、トラフ29が振動し、トラフ29上の物品が前方へ搬送される。トラフ29の後部に分散フィーダ11から物品が供給され、トラフ29を振動させることにより物品は前方向へ搬送され、トラフ29の前方側の先端から排出される。この直進フィーダ12において、前方側は物品搬送の下流側となり、後方側は物品搬送の上流側となる。
なお、直進フィーダ12は、下部振動体21を主体とする下部振動系と、上部振動体22、取付支持部28およびトラフ29を主体とする上部振動系とを有する2自由度の振動系である。この上部振動系と下部振動系とは、振動の振幅が質量と反比例した関係で振動するので、下部振動体21に上方へ突出したウエート部21aを設けて、下部振動体21の質量を大きくしている。また、加振手段として、上部振動体22には質量の小さな被吸着部材26を取付け、下部振動体21に質量の大きな電磁石25を取り付けている。上部振動系の質量には、上部振動体22、被吸着部材26、取付支持部28及びトラフ29の質量が含まれ、下部振動系の質量には、下部振動体21及び電磁石25の質量が含まれる。そして、前述のように電磁石25に間欠的に電圧が印加されることにより下部振動系と上部振動系との間に振動が与えられ、トラフ29上の物品が搬送される。
本実施形態の直進フィーダ12は、小型化された組合せ秤に用いられており、直進フィーダ12の後方側に分散フィーダ11が接近して配置されるため、下部振動体21のウエート部21aの後方側に図4に示すようなバランス調整部21bを設けることができない。すなわち、下部振動系と上部振動系の重心バランスを理想的な重心バランスに設定し、上部振動系に対する下部振動系の質量比を大きくするためのバランス調整部21bを設けることができない。
そこで、本実施形態では、下部振動体21のウエート部21aを下方へ付勢するように構成している。具体的には、例えば図2に示すように、ウエート部21aの後部に引張りばね(引張りコイルばね)41を取り付ける。そのために、ウエート部21aの後端部にばね取付け棒42を固定するとともに、センター基体10にばね取付け部43を固定し、引張りばね41の一端をばね取付け棒42に取り付け、同ばね41の他端をばね取付け部43に取り付ける。
引張りばね41を取り付けていないときの下部振動系の重心位置が位置G3にあるとき、引張りばね41を取り付けてウエート部21aの後部を下方へ付勢することにより、重心位置G3に働く下部振動系の重力と引張りばね41による引張り力(付勢力)とを合成した合力の作用点は、重心位置G3と引張りばね41の上端とを結んだ線分L2上に位置する。ここでは、引張りばね41による引張り力は重力と同じ鉛直下向きの力であるので、重心位置G3に働く下部振動系の重力と引張りばね41による引張り力との比に応じて合力の作用点が決まり、引張りばね41による引張り力を大きくするほど、合力の作用点は線分L2上で後方側の位置になる。この合力の作用点は、引張りばね41を含む下部振動系の重心位置であると言えるので、引張りばね41による引張り力を予め調整しておけば、引張りばね41を含む下部振動系の重心位置を、引張りばね41を設けていない場合の重心位置G3よりも理想的な重心位置ラインL1上あるいは略重心位置ラインL1上に位置させることが可能である。理想的な重心位置ラインL1は、上部振動系の重心位置G2を通り、板ばね24と直交する直線であり、このラインL1上に引張りばね41を含む下部振動系の重心位置を位置させることにより、下部振動系と上部振動系の重心バランスを理想的な重心バランスに設定することができる。また、下方へ付勢することで、上記合力の大きさが大きくなるので、下部振動系の振動の振幅を小さくすることができる。したがって、搬送動作の安定性を向上することができる(すなわち、より安定した物品搬送を行える)。なお、引張りばね41にばね定数の小さいものを用いることにより、下部振動体21が振動することによる引張りばね41の引張り力の変動を無視することができる。
また、本実施形態では、図2において、2点鎖線で示すように、ウエート部21aの後方に大きく張り出したバランス調整部21bを設けた場合よりも、前後方向の長さを短縮することができ、直進フィーダの小型化を図ることが可能である。
また、本実施形態では、ばね取付け棒42に複数(ここでは3箇所)の取付け溝42a、42b、42cが設けられ、それに対応してばね取付け部43に複数(ここでは3箇所)の取付け穴43a、43b、43cが設けられ、引張りばね41を取り付ける前後方向の位置を調整できるように構成されている。この場合、引張りばね41を取り付ける前後方向の位置を非連続的に調整できるが、連続的に調整できるように構成されていてもよい。引張りばね41を取り付ける前後方向の位置の調整により、引張りばね41を含む下部振動系の重心位置の微調整が可能になる。
また、図3(a)、(b)にそれぞれ本実施形態における他の例を示す。
図3(a)の場合、ウエート部21aの後端部に固定されたばね取付け棒44と、センター基体10に固定されたばね取付け部45との間に、引張りばね41が取り付けられている。この場合、ウエート部21aの後端部にばね取付け棒44を取り付けるための穴として、例えば3つのねじ穴46a、46b、46cが上下方向(鉛直方向)に並んで設けられ、ばね取付け棒44の上下方向の位置を調整できるように構成されている。すなわち、引張りばね41の上端位置と引張り力とを調整できるように構成されている。なお、ばね取付け棒44の上下方向の位置を連続的に調整できるように、ばね取付け棒44を上下方向にスライド可能で、所望位置で固定できるように構成されていてもよい。また、ばね取付け棒44及びばね取付け部45を、例えば図2のように、ばねの取付け箇所を複数有するばね取付け棒42及びばね取付け部43に変更すれば、引張りばね41を取り付ける前後方向の位置も調整することができる。
また、図3(b)の場合、圧縮ばね(圧縮コイルばね)51を用いてウエート部21aの後部の上端を下方へ付勢するようにした構成である。この場合、センター基体10に固定されたばね取付け部材52に圧縮ばね51の一端を固定し、他端をウエート部21aの後端部の上面に固定するように構成されている。このような圧縮ばね51を用いた場合も、例えば圧縮ばね51を前後方向にスライド可能で、所望位置で固定できるように構成されていてもよく、この場合、圧縮ばね51によって付勢される前後方向の位置を調整することができる。また、ばね取付け部材52の高さを調整可能なように構成されていてもよく、この場合、圧縮ばね51の圧縮力(付勢力)を調整することができる。
以上のように、付勢手段(引張りばね41あるいは圧縮ばね51)によりウエート部21aを下方へ付勢することにより、下部振動系の重力と付勢手段による付勢力とを合成した合力の作用点すなわち付勢手段を含む下部振動系の重心位置を理想的な重心位置に設定すること(重心位置ラインL1上に設定すること)が可能になる。また、付勢手段が付勢する位置及び/または付勢力の大きさを調整可能に構成することにより、付勢手段を含む下部振動系の重心位置の微調整が可能になる。
なお、本実施形態では、例えば図2に示すように、引張りばね41を含む下部振動系の重心位置は、引張りばね41を設けていない場合の下部振動系の重心位置G3と引張りばね41の上端とを結んだ線分L2上に位置する。そして、付勢手段(引張りばね41あるいは圧縮ばね51)を設けていない場合の下部振動系の重心位置G3が、理想的な重心位置ラインL1より下方に位置しているので、上記付勢手段による下方への付勢力を与える位置(例えば引張りばね41の上端位置あるいは圧縮ばね51の下端位置)を重心位置ラインL1より上方の位置にすることが、付勢手段を含む下部振動系の重心位置を重心位置ラインL1に近づけやすくなり、また重心位置ラインL1上に位置させることが可能になるので、好ましい。
また、例えば図1に示すように本実施形態の直進フィーダを用いた組合せ秤では、直進フィーダの小型化を図ることができるとともに物品の搬送動作の安定性を向上することができるので、組合せ精度の高い組合せ秤の小型化が容易になる。
本発明は、小型化を図ることができるとともに物品の搬送動作の安定性を向上することができる直進フィーダ及びそれを用いた組合せ秤等として有用である。
10 センター基体
11 分散フィーダ
12 直進フィーダ
13 供給ホッパ
14 計量ホッパ
15 重量センサ
21 下部振動体
21a ウエート部
22 上部振動体
23、23 前方側の板ばね
24、24 後方側の板ばね
25 電磁石
26 被吸着部材
28 取付支持部
29 トラフ
30、31 防振体
41 引張りばね
51 圧縮ばね

Claims (5)

  1. 後方側部分に供給される物品を振動によって前方側へ搬送し前方側の先端から排出するためのトラフを有する直進フィーダであって、
    固定面上に防振体を介して支持され、後方部分に上方へ突設したウエート部を有する下部振動体を主体とする下部振動系と、
    前記下部振動体の前記ウエート部より前方部分の上方に配置される上部振動体と、前記上部振動体の上部に取付けられた前記トラフとを主体とする上部振動系と、
    前記下部振動体の前記ウエート部より前方において後方側と前方側とに離間して対向配置され、前記上部振動体と前記下部振動体の前記前方部分とを連結する後方側の板ばね及び前方側の板ばねと、
    前記下部振動系と前記上部振動系との間に振動を与える加振手段と、
    前記ウエート部を下方へ付勢する付勢手段とを備えた、直進フィーダ。
  2. 前記付勢手段は、前記ウエート部を下方へ引っ張る引張りばねからなる、請求項1に記載の直進フィーダ。
  3. 前記付勢手段は、前記ウエート部を上方から押圧する圧縮ばねからなる、請求項1に記載の直進フィーダ。
  4. 前記付勢手段は、付勢する位置及び/または付勢力の大きさを調整可能に構成された、請求項1〜3のいずれかに記載の直進フィーダ。
  5. 外部から供給される物品を中央部から周縁部に向かう方向へ送り出す円錐形状の分散フィーダと、前記分散フィーダの周囲に放射状に複数設けられ、円状に配設された複数のホッパのそれぞれへ物品を搬送する直進フィーダとを有する組合せ秤であって、
    前記直進フィーダが請求項1〜のいずれかに記載の直進フィーダからなる組合せ秤。
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