JP2006254664A - パワーコンディショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力電流をわずかに増減し、有効電力および有効電圧を変動させることにより、系統側に影響を及ぼすことなく、線路インピーダンスの計測が可能なパワーコンディショナを提供する。
【解決手段】 電力変換装置4の稼動中に、出力電流IXを変化することにより、出力電圧(有効電圧)VXおよび出力電力(有効電力)PXを変動させ、電力変換装置4から出力される出力電流IXおよび出力電圧(有効電圧)VXを測定し、測定した出力電流IXおよび出力電圧(有効電圧)VXから出力電力(有効電力)PXを演算し、出力電流IX、出力電圧(有効電圧)VXおよび出力電力(有効電力)PXに基づいて出力端子C,Dから見た負荷抵抗Rhと線路インピーダンスRlの合成(並列)インピーダンスRpを演算する単独運転検出手段6を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は系統側の線路インピーダンスを計測することにより、系統側の異常を検出するパワーコンディショナに係り、特に出力電流を変化し、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させることにより、線路インピーダンスを計測して、系統側の異常の有無を検出するパワーコンディショナに関する。
従来のパワーコンディショナは、系統側に異常が発生し、パワーコンディショナが単独運転することを防止するため、系統側の線路インピーダンスを測定して監視することにより、単独運転の有無の判定がなされている。
系統側の線路インピーダンスを測定する場合、パワーコンディショナの出力電流を変化させ、出力電力および出力電圧を変動させて測定し、演算によってなされている。
例えば、パワーコンディショナの出力電流を変化させる場合、出力電流に、パルス電流を印加(重畳)することにより、または、高周波電流を印加(重畳)することにより、変動する出力電力および出力電圧を変動させて計測し、線路インピーダンスを演算することが知られている。
また、従来のパワーコンディショナは、「特許文献1」に紹介されているように、出力にコンデンサやインダクタンスをスイッチを介して並列に接続し、スイッチをオンさせて無効電流を流した場合の出力電圧と、スイッチをオフさせて無効電流を流さない場合の出力電圧の位相差を検出し、位相差から線路インピーダンスの決定がなされる。
なお、パワーコンディショナの単独運転検出機能は、ドイツでは必須であり、線路インピーダンス値の変動が規格化されており、この規格化は、今後EC諸国でも適用される傾向にあることが想定される。
さらに、1つの系統に、複数のパワーコンディショナが接続されるケースが多くなるにつれて、1台のパワーコンディショナが線路インピーダンスを測定中に、他のパワーコンディショナも線路インピーダンスを測定するケースが想定される。
DE19504271C1(ドイツ特許)
従来のパワーコンディショナは、出力電流を変化させる時に、パルス電流を印加(重畳)する場合、または、高周波電流を印加(重畳)する場合、パルス電流を印加すると系統側にノイズを発生する虞があり、高周波電流を印加すると電力線通信などに悪影響を及ぼす虞がある。
また、「特許文献1」に開示されたパワーコンディショナは、出力にコンデンサやインダクタンスを並列に接続して無効電流を流した場合の出力電圧と、出力からコンデンサやインダクタンスを切り離して無効電流を流さない場合の出力電圧との位相差から線路インピーダンスを決定するが、パワーコンディショナにコンデンサやインダクタンス、スイッチなどを追加する必要があり、部品点数の増加を招く課題がある。
さらに、1つの系統に、複数のパワーコンディショナが並列に接続される場合、各パワーコンディショナの単独運転検出機能を動作させるタイミングが重なった場合、計測する出力電圧や出力電力の変動が干渉してしまい、正確な線路インピーダンスを検出することができない課題がある。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は出力電流をわずかに増減し、有効電力および有効電圧を変動させることにより、系統側に影響を及ぼすことなく、線路インピーダンスの計測が可能なパワーコンディショナを提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係るパワーコンディショナは、出力電流を変化し、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させることにより、変動させた有効電力および有効電圧に基づいて系統側の線路インピーダンス値を計測する単独運転検出手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係るパワーコンディショナは、出力電流を変化し、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させることにより、変動させた有効電力および有効電圧に基づいて系統側の線路インピーダンス値を計測する単独運転検出手段を備えたので、有効電力および有効電圧を測定し、測定した有効電力および有効電圧から線路インピーダンスを演算して系統側の異常の有無を判定することができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させる場合、系統側の交流電圧に同期させて変動させることを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させる場合、系統側の交流電圧に同期させて変動させるので、有効電力および有効電圧の変動に伴う系統側への影響を極力抑制することができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側の線路インピーダンス値を計測する場合、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動前後の値に平均化処理を施し、平均化処理した値に基づいて計測することを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、系統側の線路インピーダンス値を計測する場合、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動前後の値に平均化処理を施し、平均化処理した値に基づいて計測するので、線路インピーダンスの演算に、イレギュラに発生する有効電力および有効電圧を採用することがなくなる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を0クロスから0クロスまで変動させることを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を0クロスから0クロスまで変動させるので、1周期あるいは複数周期間の有効電力および有効電圧の変動を平均化することができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を、徐々に変動させることを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を、徐々に変動させるので、有効電力および有効電圧の変動を少なくすることができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧を、所定周期毎に増加と減少を交互に変動させ、有効電力および有効電圧のトータルの変化量を0近傍にすることを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧を、所定周期毎に増加と減少を交互に変動させ、有効電力および有効電圧のトータルの変化量を0近傍にするので、有効電力および有効電圧の増加を防止することができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、過去に測定した線路インピーダンス値と現在の測定した線路インピーダンス値を比較し、現在の線路インピーダンス値が過去の線路インピーダンス値よりも大きなインピーダンス値の場合、自装置と同時に並列運転する他装置も線路インピーダンス値を測定中と判断し、現在の線路インピーダンス値を異常値と判定しないことを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、過去に測定した線路インピーダンス値と現在の測定した線路インピーダンス値を比較し、現在の線路インピーダンス値が過去の線路インピーダンス値よりも大きなインピーダンス値の場合、自装置と同時に並列運転する他装置も線路インピーダンス値を測定中と判断し、現在の線路インピーダンス値を異常値と判定しないので、並列運転された自装置と他装置が同時に線路インピーダンス値を測定中の場合には、測定結果を削除することができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変化開始時と変化終了時との線路インピーダンス値との偏差が一定以上の場合、線路インピーダンス値を異常値と判定しないことを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変化開始時と変化終了時との線路インピーダンス値との偏差が一定以上の場合、線路インピーダンス値を異常値と判定しないので、並列運転された自装置と他装置が同時に線路インピーダンス値を測定中の場合には、測定結果を削除することができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、自装置と並列運転する他装置の線路インピーダンス値の測定が同期した場合、線路インピーダンス値の測定を所定時間ずらして実行することを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出手段は、自装置と並列運転する他装置の線路インピーダンス値の測定が同期した場合、線路インピーダンス値の測定を所定時間ずらして実行するので、自装置と他装置が並列運転中に同期して線路インピーダンス値を測定する場合には、時間差を設定して自装置と他装置がそれぞれ単独に線路インピーダンス値を測定することができる。
この発明に係るパワーコンディショナは、出力電流を変化し、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させることにより、変動させた有効電力および有効電圧に基づいて系統側の線路インピーダンス値を計測する単独運転検出手段を備えたので、有効電力および有効電圧を測定し、測定した有効電力および有効電圧から線路インピーダンスを演算して系統側の異常の有無を判定することができ、特に部品を追加することなく、単純な構成で単独運転検出機能を実現することができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させる場合、系統側の交流電圧に同期させて変動させるので、有効電力および有効電圧の変動に伴う系統側への影響を極力抑制することができ、パワーコンディショナの運転中に単独運転検出機能を働かせることができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側の線路インピーダンス値を計測する場合、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動前後の値に平均化処理を施し、平均化処理した値に基づいて計測するので、線路インピーダンスの演算に、イレギュラに発生する有効電力および有効電圧を採用することがなくなるので、安定した線路インピーダンス値を演算することができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を0クロスから0クロスまで変動させるので、1周期あるいは複数周期間の有効電力および有効電圧の変動を平均化することができ、消費電力の系統側に及ぼす影響を小さくすることができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を、徐々に変動させるので、有効電力および有効電圧の変動を少なくすることができ、有効電力および有効電圧の変動に伴う系統側への影響を僅かにすることができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧を、所定周期毎に増加と減少を交互に変動させ、有効電力および有効電圧のトータルの変化量を0近傍にするので、有効電力および有効電圧の増加を防止することができ、有効電力および有効電圧の変動を極めて小さくしながら、単独運転機能を動作させることができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、過去に測定した線路インピーダンス値と現在の測定した線路インピーダンス値を比較し、現在の線路インピーダンス値が過去の線路インピーダンス値よりも大きなインピーダンス値の場合、自装置と同時に並列運転する他装置も線路インピーダンス値を測定中と判断し、現在の線路インピーダンス値を異常値と判定しないので、並列運転された自装置と他装置が同時に線路インピーダンス値を測定中の場合には、測定結果を削除することができ、単独運転の誤検出を防止することができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変化開始時と変化終了時との線路インピーダンス値との偏差が一定以上の場合、線路インピーダンス値を異常値と判定しないので、並列運転された自装置と他装置が同時に線路インピーダンス値を測定中の場合には、測定結果を削除することができ、単独運転の誤検出を防止することができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、自装置と並列運転する他装置の線路インピーダンス値の測定が同期した場合、線路インピーダンス値の測定を所定時間ずらして実行するので、自装置と他装置が並列運転中に同期して線路インピーダンス値を測定する場合には、時間差を設定して自装置と他装置がそれぞれ単独に線路インピーダンス値を測定することができ、並列運転中であっても、正確に単独運転検出機能を動作させることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本発明の基本的な技術思想は、パワーコンディショナの出力電流を変化し、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させて、変動させた有効電力および有効電圧に基づいて系統側の線路インピーダンス値を計測することによって系統側の異常を判定するものである。
図1はこの発明に係るパワーコンディショナが適用される太陽光発電システムの一実施の形態システム構成図である。図1において、太陽光発電システム1は、太陽光を直流電力に変換する太陽電池システム2と、太陽電池システム2から入力端子A,Bを介して供給される直流電力を系統側電源(商用電源)VACに同期した交流電力に変換し、出力電力(有効電力)PXを出力端子C,Dを介して負荷抵抗Rhに供給するパワーコンディショナ3と、系統側電源(商用電源)VACとから構成する。
パワーコンディショナ3は、太陽電池システム2から供給される直流電力を系統側(商用電源)の周波数と交流電圧に同期させた交流電力に変換する電力変換装置4、電力変換装置4の動作を制御する制御装置5を備える。
制御装置5は、CPU(Central Processing Unit)を基本に構成し、電力変換装置4の出力制御、周波数制御、過電流や過電圧制御を実行する。
また、電力変換装置4は、パワーコンディショナ3の運転中に、出力電流IXを変化し、系統側に出力する出力電力(有効電力)PXおよび出力電圧(有効電圧)VXを変動させることにより、変動させた有効電力PXおよび有効電圧VXに基づいて系統側の線路インピーダンス値Rlを計測する単独運転検出手段6を備え、有効電力PXおよび有効電圧VXを測定し、測定した有効電力PXおよび有効電圧VXから線路インピーダンスRlを演算して系統側の異常(例えば、停電)の有無を判定する。
単独運転検出手段6は、電力変換装置4の稼動中に所定時間の間隔で設定電流I(S)を指令値として提供し、出力電流IXを変化することにより、出力電圧(有効電圧)VXおよび出力電力(有効電力)PXを変動させ、電力変換装置4から出力される出力電流IXおよび出力電圧(有効電圧)VXを測定し、測定した出力電流IXおよび出力電圧(有効電圧)VXから出力電力(有効電力)PXを演算し、出力電流IX、出力電圧(有効電圧)VXおよび出力電力(有効電力)PXに基づいて出力端子C,Dから見た負荷抵抗Rhと線路インピーダンスRlの合成(並列)インピーダンスRpを演算し、線路インピーダンスRlの変動が規格値Rkを越える場合(Rl≧Rk)には、系統側が異常な単独運転検出と判断し、図示しないリレーを開放状態にしてパワーコンディショナ3を系統側から切り離す。
なお、本発明の特徴は、出力電流IX、出力電圧(有効電圧)VXおよび出力電力(有効電力)PXを、有効電流、有効電圧および有効電力で実行することにより、運転中のパワーコンディショナ3と同じ有効電流、有効電圧および有効電力を系統側に出力することになり、系統側に影響を及ぼすことがない。また、パワーコンディショナ3に何ら付加部品の追加を必要せず、ソフトウェア的処理で単独運転検出手段6を構成することができる。
次に、系統側の線路インピーダンスRlの検出について説明する。図2はこの発明に係る線路インピーダンス測定の一実施の形態波形説明図である。図2において、単独運転検出手段6は、出力電流IXを通常の通常出力電流IXN(破線表示)の一周期Tからレベルを増加した増加出力電流IXI(実線表示)に変化させた一周期Tに対応して、同期した通常の通常出力電圧VXN(破線表示)と増加出力電圧VXI(実線表示)の一周期Tの出力電圧(有効電圧)VXを電力変換装置4から系統側に出力させる。なお、単独運転検出手段6は、出力電流IXを変化させる際、出力電圧(有効電圧)VXが系統側の交流電源VACに同期させて変動させるように制御する。
レベルを増加した増加出力電流IXIと通常の通常出力電流IXNの変動である電流変動量ΔIX=(IXI−IXN)で表わされ、増加出力電流IXIに対応した増加出力電圧VXIと通常出力電流IXNに対応した通常出力電圧VXNの変動である電圧変動量ΔVX=(VXI−VXN)で表わされるため、負荷抵抗Rhと線路インピーダンスRlの合成(並列)インピーダンスRpの変動インピーダンスΔRp=ΔVX÷ΔIXで演算することができる。
合成(並列)インピーダンスRp=(Rh×Rl)÷(Rh+Rl)で表わされ、図2に示す一周期Tの間に負荷抵抗Rhは変動することがないとすれば、変動インピーダンスΔRpは線路インピーダンスRlの変動となるので、変動インピーダンスΔRpに基いて系統側の異常(単独運転)を検出することができる。
なお、出力電力(有効電力)PXは、出力電流IXと出力電圧(有効電圧)VXの積(PX=IX×VX)で演算することができ、一般的に、インピーダンスZと電力Pの関係は、P=V÷ZまたはP=I×Zで演算できるので、変動インピーダンスΔRp=ΔPX÷ΔVXまたは変動インピーダンスΔRp=ΔPX÷ΔIXから演算することができる。
このように、この発明に係る単独運転検出手段6は、系統側に出力する有効電力PXおよび有効電圧VXを変動させる場合、系統側の交流電圧VACに同期させて変動させるので、有効電力PXおよび有効電圧VXの変動に伴う系統側への影響を極力抑制することができ、パワーコンディショナ3の運転中に単独運転検出機能を働かせることができる。
図3はこの発明に係る線路インピーダンス測定の別実施の形態波形説明図である。図3において、単独運転検出手段6は、出力電流IXを通常の通常出力電流IXN(破線表示)の一周期Tに対応してレベルを増加した増加出力電流IXI(実線表示)を一周期T出力し、次の一周期では、レベルを減少した減少出力電流IXD(実線表示)を出力するように制御する。
初めの一周期でレベルを増加した増加出力電流IXI(実線表示)を出力させ、次の一周期でレベルを減少した減少出力電流IXD(実線表示)を出力させ、レベルを増加分とレベルの減少分を等しく設定すると、二周期間の平均は0となり、出力電流IXの変動による系統側への影響をキャンセルすることができる。
また、出力電流IXの変動は、周期単位で、かつ0クロスから0クロスまでの範囲で行い、増加出力電流IXI(実線表示)と減少出力電流IXD(実線表示)のレベルを徐々に変化するように設定する。
さらに、単独運転検出手段6は、一周期毎の通常の通常出力電流IXN(破線表示)とレベルを増加した増加出力電流IXI(実線表示)、またはレベルを減少した減少出力電流IXD(実線表示)の電流変動量ΔIX(=IXI−IXN、IXD−IXN)に平均化処理を施して電流変動量の一周期平均値ΔIAVを演算し、電流変動量の一周期平均値ΔIAVから電力変動量の一周期平均値ΔPAVを演算する。
線路インピーダンスRlの変動インピーダンスΔRpは、電流変動量の一周期平均値ΔIAVおよび電力変動量の一周期平均値ΔPAVから、ΔRp=ΔPAV÷(ΔIAV)で演算する。なお、変動インピーダンスΔRpの演算は、初めの一周期および次の一周期について、それぞれ実行することができる。
このように、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する出力電力(有効電力)PXおよび出力電圧(有効電圧)VXの変動を0クロスから0クロスまで変動させるので、1周期あるいは複数周期間の有効電力および有効電圧の変動を平均化することができ、消費電力の系統側に及ぼす影響を小さくすることができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側に出力する出力電力(有効電力)PXおよび出力電圧(有効電圧)VXの変動を、徐々に変動させるので、有効電力および有効電圧の変動を少なくすることができ、有効電力および有効電圧の変動に伴う系統側への影響を僅かにすることができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出手段は、系統側の線路インピーダンス値を計測する場合、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動前後の値に平均化処理を施し、平均化処理した値に基づいて計測するので、線路インピーダンスの演算に、イレギュラに発生する有効電力および有効電圧を採用することがなくなるので、安定した線路インピーダンス値を演算することができる。
図4はこの発明に係る線路インピーダンス測定の別実施の形態波形説明図である。図4において、単独運転検出手段6は、出力電流IXを通常の通常出力電流IXN(破線表示)の一周期Tに対応してレベルを増加した増加出力電流IXI(実線表示)を一周期T出力し、次の一周期では、等しいレベルを減少(反転)した減少出力電流IXD(実線表示)を交互に出力するように制御する。
電流変動量ΔIX(=IXI−IXN、IXD−IXN)に平均化処理を施して電流変動量の一周期平均値ΔIAVおよび電力変動量の一周期平均値ΔPAVは、図3で説明したように演算する。
また、線路インピーダンスRlの変動インピーダンスΔRpの演算も、図3で説明したように実行する。
なお、図3との違いは、電力変動量の一周期平均値ΔPAVにプラス(+)とマイナス(−)が発生することにある。
これにより、変動インピーダンスΔRpの演算に、一周期は+極性の電力変動量の一周期平均値ΔPAVを適用し、他の一周期は−極性の電力変動量の一周期平均値ΔPAVが適用することができ、極性の異なる電力変動量の一周期平均値ΔPAVに基づいて変動インピーダンスΔRpを正確に演算することができる。
このように、この発明に係る単独運転検出手段6は、系統側に出力する有効電力PXおよび有効電圧VXを、所定周期毎に増加と減少を交互に変動させ、有効電力PXおよび有効電圧VXのトータルの変化量を0近傍にするので、有効電力および有効電圧の増加を防止することができ、有効電力および有効電圧の変動を極めて小さくしながら、単独運転機能を動作させることができる。
以上説明したように、この発明に係るパワーコンディショナ3は、出力電流IXを変化し、系統側に出力する有効電力PXおよび有効電圧VXを変動させることにより、変動させた有効電力PXおよび有効電圧VXに基づいて系統側の線路インピーダンス値Rlを計測する単独運転検出手段6を備えたので、有効電力および有効電圧を測定し、測定した有効電力および有効電圧から線路インピーダンスを演算して系統側の異常の有無を判定することができ、特に部品を追加することなく、単純な構成で単独運転検出機能を実現することができる。
続いて、1つの系統に複数のパワーコンディショナが並列に接続され、同じタイミングで単独運転検出機能が動作する場合について説明する。
図5はこの発明に係るパワーコンディショナが適用される太陽光発電システムの別実施の形態システム構成図である。図5において、太陽光発電システム7は、1つの系統側電源(商用電源)VACに、太陽電池システム2aに接続されたパワーコンディショナ3aと、太陽電池システム2bに接続されたパワーコンディショナ3bの2台のパワーコンディショナが並列接続されているものである。
パワーコンディショナ3aおよびパワーコンディショナ3bには、それぞれ負荷抵抗Raおよび負荷抵抗Rbが接続され、負荷抵抗Raは、パワーコンディショナ3aから出力電流IX1、出力電圧(有効電圧)VX1が供給されており、負荷抵抗Rbは、パワーコンディショナ3bから出力電流IX2、出力電圧(有効電圧)VX2が供給されているものとする。
また、出力電流IX1、出力電圧(有効電圧)VX1、出力電流IX2および出力電圧(有効電圧)VX2は、系統側電源(商用電源)VACに同期している。
このような状態で、パワーコンディショナ3aおよびパワーコンディショナ3bが単独運転検出機能を同時に働かせた場合について説明する。
図6はこの発明に係るパワーコンディショナの単独運転検出機能動作時の一実施の形態出力電流/出力電圧波形図である。なお、パワーコンディショナ3aおよびパワーコンディショナ3bは、それぞれ、最初の一周期Tでは、通常出力電流IX1N(破線表示)、通常出力電流IX2N(破線表示)に同期した同一レベルの増加出力電流IX1I(実線表示)、増加出力電流IX2I(実線表示)を出力し、次の一周期Tでは、通常出力電流IX1N(破線表示)、通常出力電流IX2N(破線表示)に同期した同一レベルの減少出力電流IX1D(実線表示)、減少出力電流IX2D(実線表示)を出力している。
この場合、パワーコンディショナ3aの出力電流IX1の電流変動量ΔIX1は、最初の一周期Tでは、増加出力電流IX1I−通常出力電流IX1N(ΔIX1=IX1I−IX1N>0)のプラス(+)の変化となり、次の一周期Tでは、減少出力電流IX1D−通常出力電流IX1N(ΔIX1=IX1D−IX1N<0)のマイナス(−)の変化となる。
一方、パワーコンディショナ3bの出力電流IX2の電流変動量ΔIX2は、最初の一周期Tでは、増加出力電流IX2I−通常出力電流IX2N(ΔIX2=IX2I−IX2N>0)のプラス(+)の変化となり、次の一周期Tでは、減少出力電流IX2D−通常出力電流IX2N(ΔIX2=IX2D−IX2N<0)のマイナス(−)の変化となる。
次に、パワーコンディショナ3aおよびパワーコンディショナ3bの出力端の電圧変動量は、共通の値で、出力電流IX1の電流変動量ΔIX1に起因する電圧変動量ΔVX1と出力電流IX2の電流変動量ΔIX2に起因する電圧変動量ΔVX2の和(=ΔIX1+ΔVX2)になる。
ただし、最初の一周期Tでは、電流変動量ΔIX1および電流変動量ΔIX2がプラス(+)であり、電流変動量ΔIX1=電流変動量ΔIX2とすると、トータルの電圧変動量は、電圧変動量ΔVX1+電圧変動量ΔVX2となり、電圧変動量ΔVX1=電圧変動量ΔVX2の場合、パワーコンディショナ3aまたはパワーコンディショナ3bが1台の電圧変動量の+2倍となる。
一方、次の一周期Tでは、電流変動量ΔIX1および電流変動量ΔIX2がマイナス(−)であり、電流変動量ΔIX1=電流変動量ΔIX2とすると、トータルの電圧変動量は、電圧変動量ΔVX1+電圧変動量ΔVX2となり、電圧変動量ΔVX1=電圧変動量ΔVX2の場合、パワーコンディショナ3aまたはパワーコンディショナ3bが1台の電圧変動量の−2倍となる。
この状態を、例えばパワーコンディショナ3aの単独運転検出機能で見れば、電流変動量ΔIX1に対して電圧変動量ΔVX1+ΔVX2(=2ΔVX1)となり、線路インピーダンスRlの変動インピーダンスΔRpは、最初の一周期Tでは、2ΔVX1÷ΔIX1となって、パワーコンディショナ3a単独の場合の+2倍で演算される。
一方、次の一周期Tでは、電流変動量ΔIX1に対して電圧変動量ΔVX1+ΔVX2(=−2ΔVX1)となり、線路インピーダンスRlの変動インピーダンスΔRpは、−2ΔVX1÷ΔIX1となって、パワーコンディショナ3a単独の場合の−2倍で演算される。
図7はこの発明に係るパワーコンディショナの単独運転検出機能動作時の別実施の形態出力電流/出力電圧波形図である。図7において、ある一周期Tで、パワーコンディショナ3aの電流変動量ΔIX1がプラス(+)であり、パワーコンディショナ3bの電流変動量ΔIX2がマイナス(−)であって、電流変動量ΔIX1+動量ΔIX2=0の場合、電圧変動量ΔVX1と電圧変動量ΔVX2の和が互いにキャンセル(ΔVX1+ΔVX2=0)され、例えばパワーコンディショナ3aの単独運転検出機能で見れば、電流変動量ΔIX1に対して電圧変動量ΔVX1+ΔVX2(=0)となり、線路インピーダンスRlの変動インピーダンスΔRpは、ΔVX1+ΔVX2(=0)÷ΔIX1となって、パワーコンディショナ3a単独の場合よりもはるかに小さな値(=0)で演算される。
以上のような状態に対応するため、パワーコンディショナ3aおよびパワーコンディショナ3bは、過去に測定した線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)と現在の測定した線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)を比較し、現在の線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)が過去の線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)よりも大きなインピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)の場合、または小さいインピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)の場合、自装置(パワーコンディショナ3a)と同時に並列運転する他装置(パワーコンディショナ3b)も線路インピーダンス値を測定中と判断し、現在の線路インピーダンス値を異常値と判定しないようにする。
また、図6の最初一周期Tと次の一周期Tのように、出力電流IX1および出力電流IX2の電流変動量ΔIX1および電流変動量ΔIX2や、出力電圧(有効電圧)VX1および出力電圧(有効電圧)VX2の電圧変動量ΔVX1および電圧変動量ΔVX2に起因する変動インピーダンスΔRpが変化開始時(最初の一周期T)と変化終了時(次の一周期T)で一定値以上の偏差で演算された場合には、変動インピーダンスΔRpを異常値と判定しないので、パワーコンディショナ3aとパワーコンディショナ3bの単独運転検出機能が同時に働いていると判断し、変動インピーダンスΔRpの演算結果を削除する。
このように、この発明に係る単独運転検出手段6は、過去に測定した線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)と現在の測定した線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)を比較し、現在の線路インピーダンス値が過去の線路インピーダンス値よりも大きなインピーダンス値の場合、自装置(パワーコンディショナ3a)と同時に並列運転する他装置(パワーコンディショナ3b)も線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)を測定中と判断し、現在の線路インピーダンス値を異常値と判定しないので、並列運転された自装置と他装置が同時に線路インピーダンス値を測定中の場合には、測定結果を削除することができ、単独運転の誤検出を防止することができる。
また、この発明に係る単独運転検出手段6は、系統側に出力する有効電力および有効電圧の変化開始時(最初の一周期T)と変化終了時(次の一周期T)との線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)との偏差が一定以上の場合、線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)を異常値と判定しないので、並列運転された自装置(パワーコンディショナ3a)と他装置(パワーコンディショナ3b)が同時に線路インピーダンス値を測定中の場合には、測定結果を削除することができ、単独運転の誤検出を防止することができる。
また、パワーコンディショナ3aとパワーコンディショナ3bの単独運転検出機能が同時に、同期して動作することを防止するため、変動インピーダンスΔRpの測定に時間差を設定し、変動インピーダンスΔRpの測定をそれぞれ単独で実行できるように構成する。
例えば、パワーコンディショナ3aおよびパワーコンディショナ3bにタイマを設け、パワーコンディショナ3aの単独運転検出機能を最初に動作させ、パワーコンディショナ3aの単独運転検出機能が停止後に、所定時間経過してからパワーコンディショナ3bの単独運転検出機能を動作させるようにし、両者の単独運転検出機能が同時に動作することを防止する。
このように、この発明に係る単独運転検出手段6は、自装置(パワーコンディショナ3a)と並列運転する他装置(パワーコンディショナ3b)の線路インピーダンス値(変動インピーダンスΔRp)の測定が同期した場合、線路インピーダンス値の測定を所定時間ずらして実行するので、自装置と他装置が並列運転中に同期して線路インピーダンス値を測定する場合には、時間差を設定して自装置と他装置がそれぞれ単独に線路インピーダンス値を測定することができ、並列運転中であっても、正確に単独運転検出機能を動作させることができる。
本発明に係るパワーコンディショナは、稼動中に出力電流を変化させ、有効出力電圧および有効電力を変動させることにより、線路インピーダンスを測定して系統側の異常を判定することができ、あらゆるパワーコンディショナの単独運転検出機能に適用することができる。
この発明に係るパワーコンディショナが適用される太陽光発電システムの一実施の形態システム構成図 この発明に係る線路インピーダンス測定の一実施の形態波形説明図 この発明に係る線路インピーダンス測定の別実施の形態波形説明図 この発明に係る線路インピーダンス測定の別実施の形態波形説明図 この発明に係るパワーコンディショナが適用される太陽光発電システムの別実施の形態システム構成図 この発明に係るパワーコンディショナの単独運転検出機能動作時の一実施の形態出力電流/出力電圧波形図 この発明に係るパワーコンディショナの単独運転検出機能動作時の別実施の形態出力電流/出力電圧波形図
符号の説明
1,7 太陽光発電システム
2,2a,2b 太陽電池システム
3,3a,3b パワーコンディショナ
4 電力変換装置
5 制御装置
6 単独運転検出手段
A,B 入力端子
C,D 出力端子
I(S) 電流指令値
IX 出力電流
IXN 通常出力電流
IXI 増加出力電流
IXD 減少出力電流
ΔIX 電流変動量
ΔIAV 電流変動量の一周期平均値
PX 出力電力(有効電力)
ΔPX 電力変動量
ΔPAV 電力変動量の一周期平均値
VX 出力電圧(有効電圧)
VXN 通常出力電圧
VXI 増加出力電圧
ΔVX 電圧変動量
T 周期
PX 出力電力(有効電力)
Rh,Ra,Rb 負荷抵抗
Rl 線路インピーダンス
VAC 系統側電源(商用電源)

Claims (9)

  1. 単独運転機能を備えたパワーコンディショナにおいて、
    出力電流を変化し、系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させることにより、変動させた有効電力および有効電圧に基づいて前記系統側の線路インピーダンス値を計測する単独運転検出手段を備えたことを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 前記単独運転検出手段は、前記系統側に出力する有効電力および有効電圧を変動させる場合、前記系統側の交流電圧に同期させて変動させることを特徴とする請求項1記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記単独運転検出手段は、前記系統側の線路インピーダンス値を計測する場合、前記系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動前後の値に平均化処理を施し、平均化処理した値に基づいて計測することを特徴とする請求項1または請求項2記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記単独運転検出手段は、前記系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を0クロスから0クロスまで変動させることを特徴とする請求項1記載のパワーコンディショナ。
  5. 前記単独運転検出手段は、前記系統側に出力する有効電力および有効電圧の変動を、徐々に変動させることを特徴とする請求項1記載のパワーコンディショナ。
  6. 前記単独運転検出手段は、前記系統側に出力する有効電力および有効電圧を、所定周期毎に増加と減少を交互に変動させ、有効電力および有効電圧のトータルの変化量を0近傍にすることを特徴とする請求項1記載のパワーコンディショナ。
  7. 前記単独運転検出手段は、過去に測定した線路インピーダンス値と現在の測定した線路インピーダンス値を比較し、現在の線路インピーダンス値が過去の線路インピーダンス値よりも大きなインピーダンス値の場合、自装置と同時に並列運転する他装置も線路インピーダンス値を測定中と判断し、現在の線路インピーダンス値を異常値と判定しないことを特徴とする請求項1記載のパワーコンディショナ。
  8. 前記単独運転検出手段は、前記系統側に出力する有効電力および有効電圧の変化開始時と変化終了時との線路インピーダンス値との偏差が一定以上の場合、線路インピーダンス値を異常値と判定しないことを特徴とする請求項7記載のパワーコンディショナ。
  9. 前記単独運転検出手段は、自装置と並列運転する他装置の線路インピーダンス値の測定が同期した場合、線路インピーダンス値の測定を所定時間ずらして実行することを特徴とする請求項7記載のパワーコンディショナ。
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