JP6393787B2 - 電力管理装置及び蓄電装置 - Google Patents

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Description

関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、日本国特許出願2015−014305号(2015年1月28日出願)の優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本発明は、電力管理装置及び蓄電装置に関するものである。
近年、太陽電池、蓄電池及び燃料電池などの分散電源を一般住宅などに設け、系統と連系させて電力を供給する電力システムが普及しつつある。このような電力システムにおいては、多くの場合、電力管理装置が設置され、電力管理装置は、系統から供給される電力量や系統へ売電する電力量の算出などのために、電力線に設置した電流センサ(CT:Current Transformer)から電流情報を取得する。
一般住宅には、通常、電力会社から単相三線で電力が供給されている。単相三線においては、U相とW相との間に交流200Vが供給される。また、U相と中性線であるO相との間には100Vが供給され、W相とO相との間にも100Vが供給される。単相三線においては、通常、U相とW相に電流センサが設置される。
また、例えば産業用機械などに対しては、電力会社から三相三線で電力が供給される場合がある。三相三線は、R相、S相及びT相の3つの相を有し、各相は位相が120度ずつずれた波形となっている。三相三線においては、通常、R相、S相及びT相のそれぞれに電流センサが設置される。
電流センサには方向があり、電力管理装置が電力量などを正しく算出するためには、電流センサが正しい方向に設置されるように施工する必要がある。しかしながら、実際には、電流センサの設置作業において、電流センサの方向を間違えて、正しい方向に設置し損なう場合がある。
特開2004−297959号公報
上記課題を解決するため、電流センサが逆方向に設置されている場合は、逆方向に設置されている電流センサから取得した電流値の符号を反転させて処理することによって、電流センサの設置方向に関わらず、正しい電力表示をすることができる自家発電システムが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、U相に設置された電流センサと、W相に設置された電流センサの両方に対して、設置されている方向が正しいか否かの判定を独立して行っていたため、電流センサの方向が正しいか否かの判定に時間がかかっていた。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、電流センサが正しい方向に設置されているか否かを短時間で簡易に判定することができる電力管理装置及び蓄電装置を提供することにある。
本発明の実施形態に係る電力管理装置は、電圧の印加される活線を2以上有する三線式の系統の前記活線に設置された複数の電流センサから電流値を取得し、該電流値を用いてデータ処理を行う電力管理装置であって、前記活線の電圧値をそれぞれ取得し、前記電流センサから前記活線の電流値をそれぞれ取得する取得部と、前記電流センサの設置方向を判定し、判定した設置方向に基づいて、前記電流センサから取得した電流値の符号を補正してデータ処理を行う制御部とを備え、前記制御部は、取得した前記活線の電流値及び電圧値と前記負荷機器の動作状態とに基づいて判定された前記複数の電流センサのうちの1つの電流センサの設置方向と、前記電流センサから取得した2以上の測定値により判定された2以上の前記電流センサの相対的な設置方向の正否と、に基づいて前記電流センサから取得した電流値の符号を補正する。
また、本発明の実施形態に係る蓄電装置は、電圧の印加される活線を2以上有する三線式の系統の前記活線に設置された複数の電流センサから電流値を取得する蓄電装置であって、前記活線に放電電力を供給可能な蓄電池と、前記活線の電圧値をそれぞれ取得し、前記電流センサから前記活線の電流値をそれぞれ取得する取得部と、前記電流センサの設置方向を判定し、判定した設置方向に基づいて、前記電流センサから取得した電流値の符号を補正する制御部とを備え、前記制御部は、取得した前記活線の電流値及び電圧値と前記蓄電池の動作状態とに基づいて判定された前記複数の電流センサのうちの1つの電流センサの設置方向と、前記電流センサから取得した2以上の測定値により判定された2以上の前記電流センサの相対的な設置方向の正否と、に基づいて前記電流センサから取得した電流値の符号を補正する。
本発明の実施形態に係る電力管理装置及び蓄電装置によれば、電流センサが正しい方向に設置されているか否かを短時間で簡易に判定し、電流センサが正しい方向に設置されていない場合に電流センサの電流値を正しく補正することができる。
本発明の第1実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。 買電中及び売電中の電圧、電流、電力の関係の一例を示す図である。 U相及びW相の電流波形の一例を示す図である。 図1の電力管理システムにおいてアンバランスな負荷が接続されている状態の一例を示す図である。 電流波形の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電力管理システムにおいて、電流センサの設置方向を判定する様子の一例(例1)を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電力管理システムにおいて、電流センサの設置方向を判定する様子の一例(例2)を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電力管理システムにおいて、電流センサの設置方向を判定する様子の一例(例3)を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電力管理システムにおいて、電流センサの設置方向を判定する様子の一例(例4)を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。第1実施形態に係る電力管理システムは、電力管理装置10と、蓄電装置20と、電流センサ30a及び30bとを備える。図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力線を示し、破線は通信線又は信号線を示す。通信線又は信号線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
第1実施形態に係る電力管理システムにおいて、系統50は、単相三線式の配線によって電力を供給する。単相三線式の配線は、U相、W相及びO相から構成され、U相、W相及びO相は、それぞれ、「第1電圧線」、「第2電圧線」及び「中性線」とも称する。U相及びW相は交流電圧が印加される配線であり、以後、このような交流電圧が印加される配線のことを「活線」とも称する。
電力管理装置10は、U相に設置された電流センサ30aからU相の電流値を取得し、W相に設置された電流センサ30bからW相の電流値を取得する。また、電力管理装置10は、U相から電力管理装置10に引き込まれた電圧検出用配線40aからU相の電圧値を取得し、W相から電力管理装置10に引き込まれた電圧検出用配線40bからW相の電圧値を取得する。なお、本実施形態では、有線を用いて電圧値を取得しているが、これに限られない。例えば、無線で電圧値を取得してもよい。
電力管理装置10は、取得したU相及びW相の電流値・電圧値を用いて、消費電力の算出などのデータ処理を実行する。
電力管理装置10は、通信線によって蓄電装置20と接続しており、蓄電装置20の動作を制御することができる。電力管理装置10は、例えば、充電状態または放電状態で動作するように蓄電装置20を制御することができる。また、電力管理装置10は、蓄電装置20の動作を停止させる制御をすることができる。
電力管理装置10の構成及び機能の詳細については後述する。
蓄電装置20は、単相三線のU相、W相及びO相に接続しているが、充電及び放電はU相−W相間に対して行われる。すなわち、充電動作の際は、蓄電装置20は、U相−W相間の交流200Vによって充電され、放電動作の際は、蓄電装置20は、U相−W相間に対して交流200Vを出力する。なお、図1に示す例においては、負荷装置として蓄電装置20が接続されている例を示しているが、U相−W相間の交流200Vによって給電動作を行い、給電動作のオン/オフを電力管理装置10によって制御可能な負荷機器であれば蓄電装置以外の負荷機器であってもよい。例えば、交流200Vで動作するエアコンであってもよい。
電流センサ30aはU相に設置され、検出したU相の電流値を電力管理装置10に送信する。電流センサ30bはW相に設置され、検出したW相の電流値を電力管理装置10に送信する。
なお、電流センサ30a及び30bを設置する際は、系統50から蓄電装置20の方向に流れる電流を正と検出する方向と、蓄電装置20から系統50の方向に流れる電流を正と検出する方向とのいずれの方向に設置しても構わない。いずれの方向に電流センサ30a及び30bが設置されていても、電力管理装置10が、電流センサ30a及び30bが設置されている方向を自動で判定し、電流センサ30a及び30bから取得した電流値の符号を自動で補正して、データ処理を実行するからである。以後、電力管理装置10が、電流センサ30a及び30bが設置されている方向を自動で判定する処理を「方向判定処理」と称する。また、電力管理装置10が、電流センサ30a及び30bから取得した電流値の符号を自動で補正する処理を「符号補正処理」と称する。電力管理装置10による「方向判定処理」及び「符号補正処理」の詳細については後述する。
続いて、電力管理装置10の構成及び機能について説明する。電力管理装置10は、取得部11、制御部12及び記憶部13を備える。
取得部11は、電流センサ30aからU相の電流値を取得し、電流センサ30bからW相の電流値を取得する。また、取得部11は、電圧検出用配線40aからU相の電圧値を取得し、電圧検出用配線40bからW相の電圧値を取得する。
制御部12は、電力管理装置10全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。また、制御部12は、通信線を介して蓄電装置20の動作を制御する。制御部12が蓄電装置20を制御するための通信プロトコルとしては、例えばECHONET Lite(登録商標)などを用いることができる。なお、ECHONET Liteはあくまで一例であって、他の通信プロトコルであってもよい。
制御部12は、電流センサ30a及び30bの設置時などに、電流センサ30a及び30bの「方向判定処理」を実行し、電流センサ30a及び30bから取得した電流値の符号を補正するための符号情報を記憶部13に保存する。制御部12が「方向判定処理」をどのように実行するかについては後述する。なお、制御部12が方向判定処理を実行するタイミングは、電流センサ30a及び30bの設置時に限るものではなく、その他のタイミングで実行してもよい。その他のタイミングとしては、例えば、停電から復帰したタイミング、電力管理装置10が交換されたタイミング、又は、電力管理装置10が初期化されたタイミング等である。
制御部12は、電流センサ30a又は30bから取得したU相及びW相の電流値、電圧検出用配線40a又は40bから取得したU相及びW相の電圧値を用いて消費電力の算出などのデータ処理を実行する。なお、本実施形態におけるU相の電圧値(第1電圧線の電圧値)とは、U相−W相間の電圧である。また、W相の電圧値とは、W相−U相間の電圧である。ただし、これに限定されるものではなく、O相からも電圧検出用配線(不図示)を引く構成とし、U相の電圧値をU相−O相間の電圧、W相の電圧値をW相−O相間の電圧と定義しても、同様にデータ処理を実行することができる。制御部12は、各種データ処理を実行する際は、「符号補正処理」によって、電流センサ30a及び30bから取得した電流値の符号を自動補正してから各種データ処理を実行する。制御部12は、電流センサ30a及び30bから取得した電流値に対し、記憶部13に記憶されている符号情報を乗算することによって「符号補正処理」を実行する。
符号情報は、電流センサ30a(又は30b)が正しい方向に設置されている場合は「+1」であり、電流センサ30a(又は30b)が逆の方向に設置されている場合は「−1」である。すなわち、制御部12は、電流センサ30a(又は30b)が正しい方向に設置されている場合は、電流センサ30a(又は30b)から取得した電流値をそのままデータ処理に使用し、電流センサ30a(又は30b)が逆の方向に設置されている場合は、電流センサ30a(又は30b)から取得した電流値の符号を反転させてデータ処理に使用する。なお、電流センサ30a(又は30b)が正しい方向に設定されている場合において、電流センサ30a(又は30b)から取得した電流値に「+1」を乗算してもよい。
記憶部13は、電流センサ30a及び30bについて、制御部12が「符号補正処理」を実行する際に用いる符号情報を記憶している。
(方向判定処理)
続いて、上述した制御部12による「方向判定処理」について具体的な例を用いて説明する。制御部12は、電流センサ30a及び30bの設置時などに、2つの処理を組み合わせて「方向判定処理」を実行する。一つ目の処理は、電流センサ30a及び30bのいずれか一方に対し、設置されている方向を判定する「絶対方向判定処理」である。二つ目の処理は、電流センサ30a及び30bの相対的な方向が正しいか否かを判定する「相対方向判定処理」である。以下、「絶対方向判定処理」及び「相対方向判定処理」について説明する。
(絶対方向判定処理)
制御部12は、「絶対方向判定処理」を、電流センサ30a及び30bのいずれか一方に対して実行する。以下、電流センサ30aに対して「絶対方向判定処理」を実行する場合を例に挙げて説明する。
また、以後、電流の方向について、系統50側から蓄電装置20などの負荷装置側に電流が流れているとき「買電方向」に電流が流れているという表現を用い、系統50側に電流が流れているとき「売電方向」に電流が流れているという表現を用いることとする。
図2に、買電中及び売電中の、電圧、電流、電力の関係の一例を示す。ここで、図2に示す電流は、系統50から蓄電装置20に流れる方向の電流値が正の値になるように示したものである。図2(a)は、買電中に買電方向に電流が流れている場合の、電圧、電流、電力の関係を示す図である。図2(b)は、売電中に売電方向に電流が流れている場合の、電圧、電流、電力の関係を示す図である。
図2(a)に示すように、買電方向に電流が流れている場合、電圧と電流の位相のずれは90度以内である。電力は電圧と電流との積であるため、電圧と電流の位相のずれが90度未満である場合、電力の平均値は正の値となる。
また、図2(b)に示すように、売電方向に電流が流れている場合は、買電方向に電流が流れている場合とは電流の位相が逆になる。したがって、電力の平均値は負の値となる。
制御部12は、図2に示した特性を利用することによって、電流センサ30aが正しい方向に設置されているか否かを判定することができる。
制御部12は、方向判定処理を実行する際、蓄電装置20が系統50から給電される状態となるように蓄電装置20を動作させる。そうすると、電流センサ30aには買電方向の電流が流れる。この状態で、制御部12は、電流センサ30aから取得した電流値と電圧検出用配線40aから取得した電圧値とを乗算して平均値をとる。制御部12は、この平均値が正の値である場合は電流センサ30aが正しい方向に設置されていると判定し、平均値が負の値である場合は電流センサ30aが逆の方向に設置されていると判定する。
また、制御部12は、電力の平均値により判定する方法とは別の方法で、電流センサ30aが正しい方向に設置されているか否かを判定することもできる。例えば、制御部12は、電力の平均値を算出する代わりに、電圧と電流の位相差から電流センサ30aの方向を判定することができる。この場合、制御部12は、電流センサ30aから取得した電流値と電圧検出用配線40aから取得した電圧値の位相差が90度より小さい場合は、電流センサ30aが正しい方向に設置されていると判定する。また、制御部12は、位相差が90度より小さい範囲にない場合は、電流センサ30aが逆の方向に設置されていると判定する。
制御部12は、例えば上記2つのいずれかの方法により、電流センサ30a及び30bのいずれか一方について、正しい方向に設置されているか否かを判定する。
(相対方向判定処理)
続いて、「相対方向判定処理」について説明する。まず、制御部12の動作を説明する前に、単相三線式の配線においてU相及びW相に流れる電流の極性の一般的な特性について説明する。U相に流れる電流とW相に流れる電流とは、例えば、図3に一例を示すように、ゼロクロス点を除いては必ず逆極性となる。この関係は、売電状態か買電状態か、負荷装置が100V系か200V系か、交流電圧の周波数が60Hzか50Hzか、などに関わらず常に成り立つ関係である。ただし、逆極性ではあるが、電流の絶対値や波形までもが同じとは限らない。
制御部12は、この特性を利用して、電流センサ30aが設置された方向と、電流センサ30bが設置された方向とが相対的に正しいか否かを判定する。ここで、電流センサ30aが設置された方向と、電流センサ30bが設置された方向とが相対的に正しい状態とは、電流センサ30a及び30bの両方が正しい方向に設置されているか、電流センサ30a及び30bの両方が逆の方向に設置されているかのいずれかの状態である。
制御部12は、電流センサ30aから取得した電流の測定値の瞬時値(第1測定値又は第1瞬時値と称する)と、電流センサ30bから取得した電流の測定値の瞬時値(第2測定値又は第2瞬時値と称する)とを比較し、互いに逆極性の関係である場合は、電流センサ30aが設置された方向と電流センサ30bが設置された方向とは相対的に正しい方向であると判定する。また、制御部12は、電流センサ30aから取得した電流の測定値の瞬時値と、電流センサ30bから取得した電流の測定値の瞬時値とを比較し、互いに同極性の関係である場合は、電流センサ30aが設置された方向と電流センサ30bが設置された方向とは相対的に正しい方向ではないと判定する。
制御部12は、電流センサ30a及び30bから取得した電流の瞬時値に基づいて上記判定を行うことができるため、「絶対方向判定処理」よりも短時間で「相対方向判定処理」を実行することができる。「絶対方向判定処理」は、電力の平均値を算出したり、電圧と電流の位相差を算出したりする必要があるため瞬時に判定することができるものではなく、例えば数秒から数分程度の時間を要するからである。
ここで、図4に示す例を参照して、U相−O相間と、W相−O相間とでアンバランスな負荷が設置されている場合であっても、U相に流れる電流とW相に流れる電流とが逆極性になるという関係が成り立つことを説明する。
図4に示す例においては、U相−O相間には300Wの負荷60aが接続され、W相−O相間には100Wの負荷60bが接続されている。また、蓄電装置20は、2kWであり、20Aの電流が流れるものとする。
図4に示す例の場合、U相においては、系統50から23Aの電流が流れ、そのうち20Aは蓄電装置20に流れ、残りの3Aは負荷60aに流れる。蓄電装置20に流れた20Aは、W相を経由して系統50に戻る。負荷60aに流れた3Aは、O相に戻るが、その3Aのうち1Aは負荷60bに流れる。負荷60bに流れた1AはW相を経由して系統50に戻る。その結果、W相においては、蓄電装置20からの20Aと負荷60bからの1Aとを合わせた21Aが系統50に流れる。
したがって、図4に示す例の場合において、U相における電流センサ30aの設置場所においては、買電方向に23Aが流れ、W相における電流センサ30bの設置場所においては、売電方向に21Aが流れる。このように、U相−O相間と、W相−O相間とでアンバランスな負荷が設置されている場合であっても、U相に流れる電流とW相に流れる電流とは逆極性になる。それゆえ、本実施形態では、電流センサ30a及び電流センサ30bの電流の絶対値や波形が同じでなくても判定が可能となる。これにより、本実施形態は、電流センサ30a及び電流センサ30bの両方を絶対方向判定処理する方法よりも、負荷の状態が変化しても判定しやすい。
(電力管理装置による方向判定処理のフロー)
続いて、本実施形態において、電力管理装置10が、電流センサ30a及び30bの方向判定処理を実行するフローについて説明する。なお、以下の説明においては、電流センサ30aについて「絶対方向判定処理」を実行する場合を例に挙げて説明するが、電流センサ30bについて「絶対方向判定処理」を実行する場合も同様のフローにより実行することができる。
制御部12は、蓄電装置20に充電開始の指令を送信し、蓄電装置20に充電動作を開始させる。
取得部11は、電流センサ30aからU相の電流値を取得し、電圧検出用配線40aからU相の電圧値を取得する。
制御部12は、電流センサ30aから取得したU相の電流値と、電圧検出用配線40aから取得したU相の電圧値とに基づいて、「絶対方向判定処理」を実行する。
制御部12は、「絶対方向判定処理」の結果、電流センサ30aの設置方向が正しい方向であると判定した場合、電流センサ30aから取得した電流値の符号を補正するための符号情報として「+1」を記憶部13に保存する。制御部12は、「絶対方向判定処理」の結果、電流センサ30aの設置方向が逆の方向であると判定した場合、電流センサ30aから取得した電流値の符号を補正するための符号情報として「−1」を記憶部13に保存する。
取得部11は、電流センサ30aからU相の瞬時電流値を取得し、電流センサ30bからW相の瞬時電流値を取得する。
制御部12は、電流センサ30aから取得したU相の瞬時電流値と、電流センサ30bから取得したW相の瞬時電流値とに基づいて、「相対方向判定処理」を実行する。
制御部12は、「相対方向判定処理」の結果、絶対方向判定処理後の電流センサ30aの設置方向と、電流センサ30bの設置方向とが相対的に正しいと判定した場合、電流センサ30bから取得した電流値の符号を補正するための符号情報として「+1」を記憶部13に保存する。なお、電流センサ30aの設置方向と電流センサ30bの設置方向とが相対的に正しいとは、以下の2つの状態を指す。1つ目は、「絶対方向判定処理」の結果に基づいて記憶部13に保存した電流センサ30aの符号情報が「+1」のときに、電流センサ30aの補正前の瞬時電流値に対して電流センサ30bの補正前の瞬時電流値が逆極性の状態であった場合である。2つ目は、「絶対方向判定処理」で記憶部13に保存した電流センサ30aの符号情報が「−1」のときに、電流センサ30aの補正前の瞬時電流値に対して電流センサ30bの補正前の瞬時電流値が同極性の状態であった場合である。制御部12は、「相対方向判定処理」の結果、絶対方向判定処理後の電流センサ30aの設置方向と、電流センサ30bの設置方向とが相対的に正しくないと判定した場合、電流センサ30bから取得した電流値の符号を補正するための符号情報として「−1」を記憶部13に保存する。なお、電流センサ30aの設置方向と電流センサ30bの設置方向とが相対的に正しくないとは、以下の2つの状態を指す。1つ目は、「絶対方向判定処理」の結果に基づいて記憶部13に保存した電流センサ30aの符号情報が「+1」のときに、電流センサ30aの補正前の瞬時電流値に対して電流センサ30bの補正前の瞬時電流値が同極性の状態であった場合である。2つ目は、「絶対方向判定処理」で記憶部13に保存した電流センサ30aの符号情報が「−1」のときに、電流センサ30aの補正前の瞬時電流値に対して電流センサ30bの補正前の瞬時電流値が逆極性の状態であった場合である。
制御部12は、以後の各種データ処理においては、記憶部13に保存されている符号情報によって、電流センサ30a及び30bから取得した電流値に符号補正処理を実行してから、各種データ処理を実行する。
なお、上述の方向判定処理のフローの説明においては、電流センサ30aについて「絶対方向判定処理」を実行してから、「相対方向判定処理」を実行したが、先に「相対方向判定処理」を実行してから、「絶対方向判定処理」を実行してもよい。その場合は、方向判定処理のフローは、以下のようになる。
制御部12は、蓄電装置20に充電開始の指令を送信し、蓄電装置20に充電動作を開始させる。
取得部11は、電流センサ30aからU相の瞬時電流値を取得し、電流センサ30bからW相の瞬時電流値を取得する。
制御部12は、電流センサ30aから取得したU相の瞬時電流値と、電流センサ30bから取得したW相の瞬時電流値とに基づいて、「相対方向判定処理」を実行する。
制御部12は、「相対方向判定処理」の結果、電流センサ30aの設置方向と、電流センサ30bの設置方向とが相対的に正しいと判定した場合、電流センサ30a及び30bから取得した電流値の符号を補正するための符号情報として「+1」を記憶部13に保存する。制御部12は、「相対方向判定処理」の結果、電流センサ30aの設置方向と、電流センサ30bの設置方向とが相対的に正しくないと判定した場合、電流センサ30aから取得した電流値の符号を補正するための符号情報として「+1」を記憶部13に保存し、電流センサ30bから取得した電流値の符号を補正するための符号情報として「−1」を記憶部13に保存する。
取得部11は、電流センサ30aからU相の電流値を取得し、電圧検出用配線40aからU相の電圧値を取得する。
制御部12は、電流センサ30aから取得したU相の電流値と、電圧検出用配線40aから取得したU相の電圧値とに基づいて、「絶対方向判定処理」を実行する。
制御部12は、「絶対方向判定処理」の結果、電流センサ30aの設置方向が正しい方向であると判定した場合、記憶部13に保存している符号情報を、「相対方向判定処理」で保存した符号情報のままとする。制御部12は、「絶対方向判定処理」の結果、電流センサ30aの設置方向が逆の方向であると判定した場合、「相対方向判定処理」後に記憶部13に保存した電流センサ30a及び30bの符号情報を両方とも反転させる。
つまり、本実施形態では、第1瞬時値と、第2瞬時値とを比較し、第1瞬時値と第2瞬時値とが互いに逆極性の関係である場合は、電流センサ30aと電流センサ30bとの相対的な方向が正しいと判定し、第1瞬時値と第2瞬時値とが同極性の関係である場合は、電流センサ30aと電流センサ30bとの相対的な方向が正しい方向ではないと判定して電流センサ30bから取得した電流値の符号を反転させる補正をする。次いで、取得したU相の電流値及び電圧値および負荷機器の動作状態に基づいて判定された電流センサ30aの設置方向が正しい方向であった場合は、前記相対的な方向の判定結果をそのまま保持する。一方で、取得したU相の電流値及び電圧値および負荷機器の動作状態に基づいて判定された電流センサ30aの設置方向が正しい方向でなかった場合は、前記相対的な方向の判定結果に基づいて補正した電流センサ30a及び電流センサ30bの符号を両方とも反転させる。このように、本実施形態では、「相対方向判定処理」後に「絶対方向判定処理」を実行しているため、相対方向判定処理を実行中に相対方向判定処理で測定した電流センサ30aの第1瞬時値を所定時間積算することでU相の電流値及び電圧値を取得することができる。それゆえ、本実施形態では、「絶対方向判定処理」が始まる前にU相の電流値及び電圧値を取得できるため、絶対方向判定の処理時間を短縮することができる。
(相対方向判定処理の実行時における閾値設定)
制御部12による相対方向判定処理の実行時において、電流センサ30a及び30bから取得した瞬時電流値がゼロクロス付近の値であるときは、電流センサ30a及び30bの誤差などによって瞬時電流値の極性を正しく判定できない場合がある。これを防ぐために、制御部12は、瞬時電流値の絶対値が所定の閾値Ithより大きいときに、相対的な設置方向を判定するようにしてもよい。
図5に示す例においては、制御部12は、瞬時電流値が−Ith〜Ithの範囲にある場合は、別の時間に瞬時電流値を取得し直し、瞬時電流値の絶対値がIthより大きい場合に、相対方向判定処理を実行する。閾値Ithは、例えば、電流センサ30a及び30bの許容誤差に基づいて設定することができる。例えば、電流センサ30a及び30bが40Aまで測定可能な仕様で、許容誤差が5%である場合、2Aの誤差がある。この誤差分を考慮して、閾値Ithを2A以上と設定してもよい。
このように、本実施形態によれば、電流センサ30aと電流センサ30bのいずれか一方についてのみ「絶対方向判定処理」を行い、これに、電流の瞬時値の測定を用いて短時間で判定できる「相対方向判定処理」を組み合わせて、電流センサ30a及び電流センサ30bの設置方向を判定する。これにより、電流センサ30a及び電流センサ30bが正しい方向に設置されているか否かを短時間で簡易に判定することができ、その結果を用いて、電流センサ30a及び電流センサ30bから取得した電流値の符号を補正することができる。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。第2実施形態に係る電力管理システムは、蓄電装置70と、電流センサ35a及び35bとを備える。図6において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力線を示し、破線は通信線又は信号線を示す。通信線又は信号線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。第2実施形態においては、第1実施形態と同様又は類似する内容については適宜説明を省略し、第1実施形態との相違点について主に説明する。
第2実施形態は、押し上げ効果なしの契約条件において設置されている蓄電装置70を想定した構成である。ここで、「押し上げ効果なしの契約条件」とは、太陽光発電装置による発電電力を電力会社(系統)に売電中は、蓄電装置を放電させて負荷に電力を供給することができない契約条件である。なお、図6においては、単相三線に接続されている太陽光発電装置の図示は省略している。
電流センサ35a及び35bは、蓄電装置70が押し上げ効果を生じさせないように、系統50への逆潮流を監視するための電流センサである。
蓄電装置70は、取得部71、制御部72、記憶部73、蓄電池74及びパワーコンディショナ75を備える。取得部71、制御部72及び記憶部73は、第1実施形態の電力管理装置10における取得部11、制御部12及び記憶部13にそれぞれ対応するものであり、取得部11、制御部12及び記憶部13と同様の動作をするため詳細な説明は省略する。
蓄電池74は、放電することによりパワーコンディショナ75に直流電力を供給する。また、蓄電池74は、パワーコンディショナ75から供給される直流電力により充電される。
パワーコンディショナ75は、蓄電池74が放電する直流電力を交流電力に変換する。また、パワーコンディショナ75は双方向であり、単相三線から供給される交流電力を直流電力に変換して蓄電池74に供給し、蓄電池74を充電する。
第2実施形態においては、蓄電装置70の内部に、第1実施形態の取得部11、制御部12及び記憶部13にそれぞれ対応する取得部71、制御部72及び記憶部73があるという点で第1実施形態と異なる。
蓄電装置70は、電流センサ35a及び35bの設置時などに、電流センサ35a及び35bの方向判定処理を実行する。
蓄電装置70は方向判定処理を実行する際、制御部72が、蓄電池74及びパワーコンディショナ75に充電動作を開始させてから、方向判定処理を実行する。以後の処理は、第1実施形態と同様の処理である。
このように、本実施形態によれば、電流センサ35aと電流センサ35bのいずれか一方についてのみ「絶対方向判定処理」を行い、これに、電流の瞬時値の測定を用いて短時間で判定できる「相対方向判定処理」を組み合わせて、電流センサ35a及び電流センサ35bの設置方向を判定する。これにより、逆潮流監視用の電流センサ35a及び電流センサ35bが正しい方向に設置されているか否かを短時間で簡易に判定することができ、その結果を用いて、蓄電装置70は、電流センサ35a及び電流センサ35bから取得した電流値の符号を補正し、逆潮流を監視することができる。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。第3実施形態に係る電力管理システムは、電力管理装置10と、電流センサ30a及び30bと、太陽光発電装置80とを備える。図7において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力線を示し、破線は通信線又は信号線を示す。通信線又は信号線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。第3実施形態においては、第1実施形態と同様又は類似する内容については適宜説明を省略し、第1実施形態との相違点について主に説明する。
第3実施形態は、蓄電装置20の代わりに太陽光発電装置80が設置されているという点で第1実施形態と異なる。
太陽光発電装置80は、太陽電池81及びパワーコンディショナ82を備える。太陽電池81は、太陽光のエネルギーを直流電力に変換する。パワーコンディショナ82は、太陽電池81から供給される直流電力を交流電力に変換する。パワーコンディショナ82は、200Vの交流電力をU相―W相間に供給する。
一般的に、太陽光発電装置80内のパワーコンディショナ82には、太陽電池81から電源を取るものと、系統50から電源を取るものがあるが、本実施形態に係るパワーコンディショナ82は、系統50から電源を取るものであるとする。
(買電方向に電流を流す場合の電力管理装置による方向判定処理のフロー)
電力管理装置10の制御部12は、太陽光発電装置80内のパワーコンディショナ82に「電源オン」の指令を送信する。この際、太陽光発電装置80が発電中である場合は、制御部12は、パワーコンディショナ82に「出力停止」の指令を送信し、逆潮流の電流が系統50に流れ込まないようにする。以後の処理は、第1実施形態の場合と同様である。
(売電方向に電流を流す場合の電力管理装置による方向判定処理のフロー)
この場合、太陽光発電装置80以外の負荷(図示せず)を停止させてから、方向判定処理を実行する。太陽光発電装置80以外の負荷(図示せず)の停止は、分岐ブレーカをオフにすることなどにより行う。
電力管理装置10は、太陽光発電装置80を発電状態で動作させ、系統50に売電方向の電流、すなわち逆潮流の電流が流れるようにする。
以後の処理は、第1実施形態の場合の処理と、ほぼ同様であるが、「絶対方向判定処理」の判定の仕方が異なる。
電力の平均値で判定する場合、制御部12は、売電方向の電流を流させた状態で、電流センサ30aから取得した電流値と電圧検出用配線40aから取得した電圧値とを乗算して平均値をとる。制御部12は、この平均値が正の値である場合は電流センサ30aが逆の方向に設置されていると判定し、平均値が負の値である場合は電流センサ30aが正しい方向に設置されていると判定する。
または、電流と電圧の位相差で判定する場合、制御部12は、売電方向の電流を流させた状態で、電流センサ30aから取得した電流値と電圧検出用配線40aから取得した電圧値の位相差が90度より小さい場合は、電流センサ30aが逆の方向に設置されていると判定する。また、制御部12は、位相差が90度より小さい範囲にない場合は、電流センサ30aが正しい方向に設置されていると判定する。
このように、本実施形態によれば、太陽光発電装置80を発電させて、系統50に売電方向の電流が流れる状態でも、電流センサ30a及び電流センサ30bが正しい方向に設置されているか否かを短時間で簡易に判定することができ、その結果を用いて、電流センサ30a及び電流センサ30bから取得した電流値の符号を補正することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、第1実施形態のような単相三線式の配線ではなく、三相三線式の配線で電力を供給する構成としたものである。
図8は、本発明の第4実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。第4実施形態に係る電力管理システムは、電力管理装置15と、蓄電装置25と、電流センサ37a、37b及び37cとを備える。図8において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力線を示し、破線は通信線又は信号線を示す。通信線又は信号線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。第4実施形態においては、第1実施形態と同様又は類似する内容については適宜説明を省略し、第1実施形態との相違点について主に説明する。
第4実施形態に係る電力管理システムにおいて、系統50は、三相三線式の配線によって電力を供給する。三相三線式の配線は、R相、S相及びT相から構成され、R相、S相及びT相は、それぞれ、「第1電圧線」、「第2電圧線」及び「第3電圧線」とも称する。R相、S相及びT相は交流電圧が印加される活線である。
電力管理装置15は、R相、S相及びT相にそれぞれ設置された電流センサ37a、37b及び37cから、それぞれR相、S相及びT相の電流値を取得する。また、電力管理装置15は、R相、S相及びT相から、それぞれ電力管理装置15に引き込まれた電圧検出用配線47a、47b及び47cから、それぞれR相、S相及びT相の各相間の電圧値を取得する。なお、本実施形態では、有線を用いて電圧値を取得しているが、これに限られない。例えば、無線で電圧値を取得してもよい。
電力管理装置15は、取得したR相、S相及びT相の電流値・電圧値を用いて、消費電力の算出などのデータ処理を実行する。
電力管理装置15は、通信線によって蓄電装置25と接続しており、蓄電装置25の動作を制御することができる。電力管理装置15は、例えば、充電状態または放電状態で動作するように蓄電装置25を制御することができる。また、電力管理装置15は、蓄電装置25の動作を停止させる制御をすることができる。
電力管理装置15の構成及び機能の詳細については後述する。
蓄電装置25は、充電動作の際は、R相、S相及びT相から供給される電力によって充電され、放電動作の際は、R相、S相及びT相に対して電力を供給する。なお、図8に示す例においては、負荷装置として蓄電装置25が接続されている例を示しているが、給電動作のオン/オフを電力管理装置15によって制御可能な負荷機器であれば蓄電装置以外の負荷機器であってもよい。
電流センサ37a、37b及び37cは、それぞれR相、S相及びT相に設置され、それぞれが検出したR相、S相及びT相の電流値を電力管理装置15に送信する。
第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、電力管理装置15が、電流センサ37a、37b及び37cが設置されている方向を自動で判定する処理を「方向判定処理」と称する。また、電力管理装置15が、電流センサ37a、37b及び37cから取得した電流値の符号を自動で補正する処理を「符号補正処理」と称する。
続いて、電力管理装置15の構成及び機能について説明する。電力管理装置15は、取得部16、制御部17及び記憶部18を備える。
取得部16は、電流センサ37a、37b及び37cから、それぞれR相、S相及びT相の電流値を取得する。また、取得部16は、電圧検出用配線47a、47b及び47cから、それぞれR相、S相及びT相の各相間の電圧値を取得する。具体的には、例えば蓄電装置25の内部がΔ結線ならば、R相の電圧検出用配線47aとS相の電圧検出用配線47bを用いてR相−S相間の電圧、S相の電圧検出用配線47bとT相の電圧検出用配線47cを用いてS相−T相間の電圧、T相の電圧検出用配線47cとR相の電圧検出用配線47aを用いてT相−R相間の電圧が取得される。
制御部17は、電力管理装置15全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。また、制御部17は、通信線を介して蓄電装置25の動作を制御する。制御部17が蓄電装置25を制御するための通信プロトコルとしては、例えばECHONET Lite(登録商標)などを用いることができる。なお、ECHONET Liteはあくまで一例であって、他の通信プロトコルであってもよい。
制御部17は、電流センサ37a、37b及び37cの設置時などに、電流センサ37a、37b及び37cの「方向判定処理」を実行し、電流センサ37a、37b及び37cから取得した電流値の符号を補正するための符号情報を記憶部18に保存する。制御部17が「方向判定処理」をどのように実行するかについては後述する。なお、制御部17が方向判定処理を実行するタイミングは、電流センサ37a、37b及び37cの設置時に限るものではなく、その他のタイミングで実行してもよい。その他のタイミングとしては、例えば、停電から復帰したタイミング、電力管理装置15が交換されたタイミング、又は、電力管理装置15が初期化されたタイミング等である。
制御部17は、電流センサ37a、37b及び37cから取得したR相、S相及びT相の電流値、電圧検出用配線47a、47b及び47cから取得したR相、S相及びT相の各相間の電圧値を用いて消費電力の算出などのデータ処理を実行する。制御部17は、第1実施形態の制御部12と同様に、電流センサ37a、37b及び37cから取得した電流値に対し、記憶部18に記憶されている符号情報を乗算することによって「符号補正処理」を実行する。
記憶部18は、電流センサ37a、37b及び37cについて、制御部12が「符号補正処理」を実行する際に用いる符号情報を記憶している。
(方向判定処理)
続いて、上述した制御部17による「方向判定処理」について具体的な例を用いて説明する。制御部17は、第1実施形態の制御部12と同様の処理により、電流センサ37a、37b及び37cのうちの1つの電流センサについて「絶対方向判定処理」を実行し、設置されている方向を判定する。以下、電流センサ37aに対して「絶対方向判定処理」を実行する場合を例に挙げて説明する。なお、電流センサ37aについて「絶対方向判定処理」を実行するのはあくまで一例であり、電流センサ37b又は37cについて「絶対方向判定処理」を実行するようにしても、同様の方法により、以下に説明する処理を実行することができる。
制御部17は、「絶対方向判定処理」の結果、電流センサ37aの設置方向が正しい方向であると判定した場合、符号情報として「+1」を記憶部18に保存し、電流センサ37aの設置方向が逆の方向であると判定した場合、符号情報として「−1」を記憶部18に保存する。制御部17は、記憶部18に保存した符号情報を用いて、電流センサ37aの符号を補正する。また、本例においては蓄電装置25の内部がΔ結線であるものとして、電流センサ37aに対して「絶対方向判定処理」を実行する場合に、R相の電圧検出用配線47aとS相の電圧検出用配線47bを用いて相間の電圧の値を算出するものとして説明するが、これに限るものでは無く、相間の電圧の算出は一般的な三相三線式における結線状態に適した算出方法を適用すれば良い。
制御部17は、「絶対方向判定処理」により、電流センサ37aから取得した電流値、すなわち、R相の電流値の符号を補正すると、S相の電流値を取得する電流センサ37b及びT相の電流値を取得する電流センサ37cが設置されている方向が正しいか否かを判定する。制御部17は、電流センサ37aから取得したR相の電流値が所定の位相であるときに、電流センサ37b及び37cから取得した電流の測定値の瞬時値の極性に基づいて、電流センサ37b及び37cが設置されている方向が正しいか否かを判定する。制御部17は、電流センサ37bの設置方向が正しい方向であると判定した場合、符号情報として「+1」を記憶部18に保存し、電流センサ37bの設置方向が逆の方向であると判定した場合、符号情報として「−1」を記憶部18に保存する。電流センサ37cの符号情報についても同様である。制御部17は、記憶部18に保存した符号情報を用いて、電流センサ37b及び37cの符号を補正する。
以下、R相の位相として具体的な位相の例を示して説明する。
(例1:R相の位相が180度又は360度)
図9(a)に、電流センサ37a、37b及び37cが正しい方向に設置されており、R相、S相及びT相の電流値を正しく取得できている場合の電流波形を示す。図9(a)に示すように、電流センサ37a、37b及び37cが正しい方向に設置されている場合、S相はR相に対して位相が120度遅れ、T相はR相に対して、位相が120度進む。
図9に示す例においては、制御部17は、R相の位相が180度又は360度の位相であるとき(図9(a)のP1〜P5)に、電流センサ37b及び37cから取得した電流の測定値の瞬時値に基づいて、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定する。
図9(a)に示すグラフのように、R相、S相及びT相の電流が正しい位相関係である場合、図9(b)の表に示すように、R相が180度の位相においては、S相は正、T相は負であり、R相が360度の位相においては、S相は負、T相は正である。
したがって、制御部17は、R相が180度の位相のときに電流センサ37bから取得したS相の電流の測定値の瞬時値の極性が正であれば、電流センサ37bの設置方向は正しいと判定し、極性が負であれば、電流センサ37bの設置方向は逆であると判定する。また、制御部17は、R相が180度の位相のときに電流センサ37cから取得したT相の電流の測定値の瞬時値の極性が負であれば、電流センサ37cの設置方向は正しいと判定し、極性が正であれば、電流センサ37cの設置方向は逆であると判定する。
また、制御部17は、R相が360度の位相のときに電流センサ37bから取得したS相の電流の測定値の瞬時値の極性が負であれば、電流センサ37bの設置方向は正しいと判定し、極性が正であれば、電流センサ37bの設置方向は逆であると判定する。また、制御部17は、R相が360度の位相のときに電流センサ37cから取得したT相の電流の測定値の瞬時値の極性が正であれば、電流センサ37cの設置方向は正しいと判定し、極性が負であれば、電流センサ37cの設置方向は逆であると判定する。
なお、上述の180度及び360度との値は厳密な値に限定されるものではなく、図9(b)に示すS相及びT相の正負の関係を満たす範囲であれば、180度及び360度からずれた値であってもよい。例えば、180度の値は、170〜190度の範囲の値としてもよい。
(例2:R相の位相が90度又は270度)
図10に示す例においては、制御部17は、R相の位相が90度又は270度の位相であるとき(図10(a)のP1〜P6)に、電流センサ37b及び37cから取得した電流の測定値の瞬時値に基づいて、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定する。
図10(a)に示すグラフのように、R相、S相及びT相の電流が正しい位相関係である場合、図10(b)の表に示すように、R相が90度の位相においては、S相及びT相は負であり、R相が270度の位相においては、S相及びT相は正である。
したがって、制御部17は、R相が90度の位相のときに電流センサ37bから取得したS相の電流の測定値の瞬時値の極性が負であれば、電流センサ37bの設置方向は正しいと判定し、極性が正であれば、電流センサ37bの設置方向は逆であると判定する。また、制御部17は、R相が90度の位相のときに電流センサ37cから取得したT相の電流の測定値の瞬時値の極性が負であれば、電流センサ37cの設置方向は正しいと判定し、極性が正であれば、電流センサ37cの設置方向は逆であると判定する。
また、制御部17は、R相が270度の位相のときに電流センサ37bから取得したS相の電流の測定値の瞬時値の極性が正であれば、電流センサ37bの設置方向は正しいと判定し、極性が負であれば、電流センサ37bの設置方向は逆であると判定する。また、制御部17は、R相が270度の位相のときに電流センサ37cから取得したT相の電流の測定値の瞬時値の極性が正であれば、電流センサ37cの設置方向は正しいと判定し、極性が負であれば、電流センサ37cの設置方向は逆であると判定する。
なお、上述の90度及び270度との値は厳密な値に限定されるものではなく、図10(b)に示すS相及びT相の正負の関係を満たす範囲であれば、90度及び270度からずれた値であってもよい。例えば、90度の値は、80〜100度の範囲の値としてもよい。
(例3:R相の位相が121〜239度の範囲)
図11に示す例においては、制御部17は、R相の位相が121〜239度の範囲の位相であるとき(図11(a)のP1〜P2、P3〜P4、P5〜P6)に、電流センサ37b及び37cから取得した電流の測定値の瞬時値に基づいて、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定する。
図11(a)に示すグラフのように、R相、S相及びT相の電流が正しい位相関係である場合、図11(b)の表に示すように、R相が121〜239度の範囲の位相においては、S相は正、T相は負である。
したがって、制御部17は、R相が121〜239度の範囲の位相のときに電流センサ37bから取得したS相の電流の測定値の瞬時値の極性が正であれば、電流センサ37bの設置方向は正しいと判定し、極性が負であれば、電流センサ37bの設置方向は逆であると判定する。また、制御部17は、R相が121〜239度の範囲の位相のときに電流センサ37cから取得したT相の電流の測定値の瞬時値の極性が負であれば、電流センサ37cの設置方向は正しいと判定し、極性が正であれば、電流センサ37cの設置方向は逆であると判定する。
なお、上述の121〜239度との値は厳密な値に限定されるものではなく、図11(b)に示すS相及びT相の正負の関係を満たす範囲であれば、121〜239度からずれた値であってもよい。例えば、120.5〜239.5度であってもよいし、125〜236度であってもよい。
(例4:R相の位相が301〜59度の範囲)
図12に示す例においては、制御部17は、R相の位相が301〜59度の範囲の位相であるとき(図12(a)のP1〜P2、P3〜P4)に、電流センサ37b及び37cから取得した電流の測定値の瞬時値に基づいて、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定する。
図12(a)に示すグラフのように、R相、S相及びT相の電流が正しい位相関係である場合、図12(b)の表に示すように、R相が301〜59度の範囲の位相においては、S相は負、T相は正である。
したがって、制御部17は、R相が301〜59度の範囲の位相のときに電流センサ37bから取得したS相の電流の測定値の瞬時値の極性が負であれば、電流センサ37bの設置方向は正しいと判定し、極性が正であれば、電流センサ37bの設置方向は逆であると判定する。また、制御部17は、R相が301〜59度の範囲の位相のときに電流センサ37cから取得したT相の電流の測定値の瞬時値の極性が正であれば、電流センサ37cの設置方向は正しいと判定し、極性が負であれば、電流センサ37cの設置方向は逆であると判定する。
なお、上述の301〜59度との値は厳密な値に限定されるものではなく、図12(b)に示すS相及びT相の正負の関係を満たす範囲であれば、301〜59度からずれた値であってもよい。例えば、300.5〜59.5度であってもよいし、306〜55度であってもよい。
(例1〜例4の組み合わせ)
制御部17は、上述の例1〜例4で説明した位相を組み合わせて、S相の電流値を測定する電流センサ37b、及び、T相の電流値を測定する電流センサ37cの設置方向を判定してもよい。例えば、制御部17は、R相の電流値の1周期の波形において、例1〜例4に示した複数の位相において、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定してもよい。このように、制御部17が複数のR相の位相において、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定することにより、設置方向の判定結果の信頼性を向上させることができる。
また、制御部17は、電流センサ37aから取得したR相の電流値の位相に応じて、例1〜例4に示した位相のどの位相において、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定するかを決定してもよい。例えば、制御部17は、電流センサ37b及び37cから取得したS相及びT相の電流の測定値の瞬時値が、R相の180度のときに取得した値であった場合は例1に示した判定処理を行い、R相の220度のときに取得した値であった場合は例3に示した判定処理を行う。こうすることにより、制御部17は、電流センサ37b及び37cの設置方向を判定する処理のための待ち時間を低減することができる。
なお、第4実施形態においては負荷機器として三相三線に蓄電装置25が接続されている場合を例に挙げて説明したが、太陽光発電装置が三相三線に接続される構成であってもよい。この場合、制御部17は、第3実施形態と同様の処理により、電流センサ37a、37b及び37cのうちの1つの電流センサについて「絶対方向判定処理」を実行する。
[第5実施形態]
図13は、本発明の第5実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。第5実施形態に係る電力管理システムは、蓄電装置90と、電流センサ37a、37b及び37cとを備える。図13において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力線を示し、破線は通信線又は信号線を示す。通信線又は信号線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。第5実施形態においては、第4実施形態と同様又は類似する内容については適宜説明を省略し、第4実施形態との相違点について主に説明する。
第5実施形態は、三相三線式の配線において、押し上げ効果なしの契約条件において設置されている蓄電装置90を想定した構成である。なお、図13においては、三相三線に接続されている太陽光発電装置の図示は省略している。
電流センサ37a、37b及び37cは、蓄電装置90が押し上げ効果を生じさせないように、系統50への逆潮流を監視するための電流センサである。
蓄電装置90は、取得部91、制御部92、記憶部93、蓄電池94及びパワーコンディショナ95を備える。取得部91、制御部92及び記憶部93は、第4実施形態の電力管理装置15における取得部16、制御部17及び記憶部18にそれぞれ対応するものであり、取得部16、制御部17及び記憶部18と同様の動作をするため詳細な説明は省略する。
蓄電池94は、放電することによりパワーコンディショナ95に直流電力を供給する。また、蓄電池94は、パワーコンディショナ95から供給される直流電力により充電される。
パワーコンディショナ95は、蓄電池94が放電する直流電力を交流電力に変換する。また、パワーコンディショナ95は双方向であり、単相三線から供給される交流電力を直流電力に変換して蓄電池94に供給し、蓄電池94を充電する。
第5実施形態においては、蓄電装置90の内部に、第4実施形態の取得部16、制御部17及び記憶部18にそれぞれ対応する取得部91、制御部92及び記憶部93があるという点で第4実施形態と異なる。
蓄電装置90は、電流センサ37a、37b及び37cの設置時などに、電流センサ37a、37b及び37cの方向判定処理を実行する。
蓄電装置90は方向判定処理を実行する際、制御部92が、蓄電池94及びパワーコンディショナ95に充電動作を開始させてから、方向判定処理を実行する。以後の処理は、第4実施形態と同様の処理である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
本開示内容の多くの側面は、プログラム命令を実行可能なコンピュータシステムその他のハードウェアによって実行される、一連の動作として示される。コンピュータシステムその他のハードウェアには、例えば、汎用コンピュータ、PC(パーソナルコンピュータ)、専用コンピュータ、ワークステーション、PCS(Personal Communications System、パーソナル移動通信システム)、電子ノートパッド、ラップトップコンピュータ、又はその他のプログラム可能なデータ処理装置が含まれる。各実施形態では、種々の動作は、プログラム命令(ソフトウェア)で実装された専用回路(例えば、特定機能を実行するために相互接続された個別の論理ゲート)又は、1つ以上のプロセッサによって実行される論理ブロック若しくはプログラムモジュール等によって実行されることに留意されたい。論理ブロック又はプログラムモジュール等を実行する1つ以上のプロセッサには、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ、CPU(中央演算処理ユニット)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、電子機器、ここに記載する機能を実行可能に設計されたその他の装置及び/又はこれらいずれかの組合せが含まれる。ここに示す実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はこれらいずれかの組合せによって実装される。
ここで用いられる機械読取り可能な非一時的記憶媒体は、更に、ソリッドステートメモリ、磁気ディスク及び光学ディスクの範疇で構成されるコンピュータ読取り可能な有形のキャリア(媒体)として構成することができる。かかる媒体には、ここに開示する技術をプロセッサに実行させるためのプログラムモジュールなどのコンピュータ命令の適宜なセット及び、データ構造が格納される。コンピュータ読取り可能な媒体には、1つ以上の配線を備えた電気的接続、磁気ディスク記憶媒体、その他の磁気及び光学記憶装置(例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びブルーレイディスク、可搬型コンピュータディスク、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EPROM、EEPROM若しくはフラッシュメモリ等の書換え可能でプログラム可能なROM若しくは情報を格納可能な他の有形の記憶媒体又はこれらいずれかの組合せが含まれる。メモリは、プロセッサ/プロセッシングユニットの内部及び/又は外部に設けることができる。ここで用いられるように、「メモリ」という語は、あらゆる種類の長期記憶用、短期記憶用、揮発性、不揮発性その他のメモリを意味し、特定の種類若しくはメモリの数又は記憶が格納される媒体の種類は限定されない。
10 電力管理装置
11 取得部
12 制御部
13 記憶部
15 電力管理装置
16 取得部
17 制御部
18 記憶部
20 蓄電装置
25 蓄電装置
30a、30b 電流センサ
35a、35b 電流センサ
37a、37b、37c 電流センサ
40a、40b 電圧検出用配線
47a、47b、47c 電圧検出用配線
50 系統
60a、60b 負荷
70 蓄電装置
71 取得部
72 制御部
73 記憶部
74 蓄電池
75 パワーコンディショナ
80 太陽光発電装置
90 蓄電装置
91 取得部
92 制御部
93 記憶部
94 蓄電池
95 パワーコンディショナ

Claims (17)

  1. 電圧の印加される活線を2以上有する三線式の系統の前記活線に設置された複数の電流センサから電流値を取得し、該電流値を用いてデータ処理を行う電力管理装置であって、
    前記活線の電圧値をそれぞれ取得し、前記電流センサから前記活線の電流値をそれぞれ取得する取得部と、
    前記電流センサの設置方向を判定し、判定した設置方向に基づいて、前記電流センサから取得した電流値の符号を補正してデータ処理を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、取得した前記活線の電流値及び電圧値と前記活線に接続された負荷機器の動作状態とに基づいて判定された前記複数の電流センサのうちの1つの電流センサの設置方向と、前記電流センサから取得した2以上の測定値により判定された2以上の前記電流センサの相対的な設置方向の正否と、に基づいて前記電流センサから取得した電流値の符号を補正する電力管理装置。
  2. 請求項1に記載の電力管理装置において、
    前記三線式の系統は、前記活線である第1電圧線及び第2電圧線と、中性線とから構成される単相三線式の系統であり、
    前記複数の電流センサは前記第1電圧線に設置された第1電流センサと前記第2電圧線に設置された第2電流センサとを含んでおり、
    前記制御部は、
    前記第1電流センサ及び前記第2電流センサの設置方向を判定し、判定した前記設置方向に基づいて、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサから取得した電流値の符号を補正してデータ処理を行うとともに、
    取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値と前記負荷機器の動作状態とに基づいて判定された前記第1電流センサの設置方向と、
    前記第1電流センサから取得した前記第1電圧線の電流の第1測定値および前記第2電流センサから取得した前記第2電圧線の電流の第2測定値より判定された、前記第1電流センサと前記第2電流センサとの相対的な設置方向の正否と、に基づいて、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサから取得した電流値の符号を補正する電力管理装置。
  3. 請求項2に記載の電力管理装置において、前記制御部は、判定した前記第1電流センサの設置方向により符号を補正した前記第1電圧線の電流の第1測定値と、前記第2電圧線の電流の第2測定値とを比較し、前記第1測定値と前記第2測定値とが互いに逆極性の関係である場合は、前記第1電流センサと前記第2電流センサとの相対的な方向が正しいと判定し、前記第1測定値と前記第2測定値とが同極性の関係である場合は、前記第1電流センサと前記第2電流センサとの相対的な方向が正しい方向ではないと判定する電力管理装置。
  4. 請求項2に記載の電力管理装置において、前記制御部は、
    前記第1電圧線の電流の第1測定値と、前記第2電圧線の電流の第2測定値とを比較し、前記第1測定値と前記第2測定値とが互いに逆極性の関係である場合は、前記第1電流センサと前記第2電流センサとの相対的な方向が正しいと判定し、前記第1測定値と前記第2測定値とが同極性の関係である場合は、前記第1電流センサと前記第2電流センサとの相対的な方向が正しい方向ではないと判定して前記第2電流センサから取得した電流値の符号を反転させる補正をし、
    取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値と前記負荷機器の動作状態とに基づいて判定された前記第1電流センサの設置方向が正しい方向であった場合は、前記相対的な方向の判定結果をそのまま保持し、
    取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値と前記負荷機器の動作状態とに基づいて判定された前記第1電流センサの設置方向が正しい方向でなかった場合は、前記相対的な方向の判定結果に基づいて補正した前記第1電流センサ及び前記第2電流センサの符号を両方とも反転させることを特徴とする電力管理装置。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の電力管理装置において、前記制御部は、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサから取得した電流の測定値の絶対値が所定の閾値より大きいときに、前記第1電流センサと前記第2電流センサとの相対的な設置方向の正否を判定することを特徴とする電力管理装置。
  6. 請求項2から5のいずれか一項に記載の電力管理装置において、前記制御部は、系統に買電方向に電流が流れるように前記負荷機器を動作させ、取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値を乗算した平均値を算出し、該平均値が正である場合は、前記第1電流センサの設置方向が正しいと判定することを特徴とする電力管理装置。
  7. 請求項2から5のいずれか一項に記載の電力管理装置において、前記制御部は、系統に売電方向に電流が流れるように前記負荷機器を動作させ、取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値を乗算した平均値を算出し、該平均値が負である場合は、前記第1電流センサの設置方向が正しいと判定することを特徴とする電力管理装置。
  8. 請求項1に記載の電力管理装置において、
    前記三線式の系統は、前記活線である第1電圧線、第2電圧線及び第3電圧線から構成される三相三線式の系統であり、
    前記複数の電流センサは前記第1電圧線に設置された第1電流センサと前記第2電圧線に設置された第2電流センサと前記第3電圧線に設置された第3電流センサとを含んでおり、
    前記制御部は、
    前記第1電流センサ、前記第2電流センサ及び前記第3電流センサの設置方向を判定し、判定した前記設置方向に基づいて、前記第1電流センサ、前記第2電流センサ及び前記第3電流センサから取得した電流値の符号を補正してデータ処理を行うとともに、
    取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値と前記負荷機器の動作状態とに基づいて前記第1電流センサの設置方向を判定して、前記第1電流センサから取得した電流値の符号を補正し、
    前記第1電流センサから取得した前記第1電圧線の電流が所定の位相であるときに前記第2電流センサ及び前記第3電流センサからそれぞれ取得した前記第2電圧線の電流の第2測定値及び前記第3電圧線の電流の第3測定値の極性に基づいて、前記第2電流センサ及び前記第3電流センサの設置方向を判定して、前記第2電流センサから取得した電流値の符号と前記第3電流センサから取得した電流値の符号とを補正する電力管理装置。
  9. 請求項8に記載の電力管理装置において、前記制御部は、
    前記所定の位相が180度である場合、
    前記第2測定値の極性が正であれば前記第2電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記第3測定値の極性が負であれば前記第3電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記所定の位相が360度である場合、
    前記第2測定値の極性が負であれば前記第2電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記第3測定値の極性が正であれば前記第3電流センサの設置方向は正しいと判定する、ことを特徴とする電力管理装置。
  10. 請求項8に記載の電力管理装置において、前記制御部は、
    前記所定の位相が90度である場合、
    前記第2測定値の極性が負であれば前記第2電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記第3測定値の極性が負であれば前記第3電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記所定の位相が270度である場合、
    前記第2測定値の極性が正であれば前記第2電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記第3測定値の極性が正であれば前記第3電流センサの設置方向は正しいと判定する、ことを特徴とする電力管理装置。
  11. 請求項8に記載の電力管理装置において、前記制御部は、
    前記所定の位相が121〜239度の範囲である場合、
    前記第2測定値の極性が正であれば前記第2電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記第3測定値の極性が負であれば前記第3電流センサの設置方向は正しいと判定する、ことを特徴とする電力管理装置。
  12. 請求項8に記載の電力管理装置において、前記制御部は、
    前記所定の位相が301〜59度の範囲である場合、
    前記第2測定値の極性が負であれば前記第2電流センサの設置方向は正しいと判定し、
    前記第3測定値の極性が正であれば前記第3電流センサの設置方向は正しいと判定する、ことを特徴とする電力管理装置。
  13. 請求項8に記載の電力管理装置において、前記制御部は、前記第1電圧線の電流の複数の異なる位相において、前記第2電流センサ及び前記第3電流センサの設置方向を判定することを特徴とする電力管理装置。
  14. 請求項8に記載の電力管理装置において、前記制御部は、前記第1電流センサから取得した前記第1電圧線の電流の位相に基づいて、どの位相において前記第2電流センサ及び前記第3電流センサの設置方向を判定するかを決定することを特徴とする電力管理装置。
  15. 電圧の印加される活線を2以上有する三線式の系統の前記活線に設置された複数の電流センサから電流値を取得する蓄電装置であって、
    前記活線に放電電力を供給可能な蓄電池と、
    前記活線の電圧値をそれぞれ取得し、前記電流センサから前記活線の電流値をそれぞれ取得する取得部と、
    前記電流センサの設置方向を判定し、判定した設置方向に基づいて、前記電流センサから取得した電流値の符号を補正する制御部とを備え、
    前記制御部は、取得した前記活線の電流値及び電圧値と前記蓄電池の動作状態とに基づいて判定された前記複数の電流センサのうちの1つの電流センサの設置方向と、前記電流センサから取得した2以上の測定値により判定された2以上の前記電流センサの相対的な設置方向の正否と、に基づいて前記電流センサから取得した電流値の符号を補正する蓄電装置。
  16. 請求項15に記載の蓄電装置において
    前記三線式の系統は、前記活線である第1電圧線及び第2電圧線と、中性線とから構成される単相三線式の系統であり、前記複数の電流センサは前記第1電圧線に設置された第1電流センサと前記第2電圧線に設置された第2電流センサとを含んでおり、
    前記制御部は、
    前記第1電流センサ及び前記第2電流センサの設置方向を判定し、判定した前記設置方向に基づいて、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサから取得した電流値の符号を補正するとともに、
    取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値と前記蓄電池の動作とに基づいて判定された前記第1電流センサの設置方向と、
    前記第1電流センサから取得した前記第1電圧線の電流の第1測定値および前記第2電流センサから取得した前記第2電圧線の電流の第2測定値より判定された、前記第1電流センサと前記第2電流センサとの相対的な設置方向の正否と、に基づいて、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサから取得した電流値の符号を補正することを特徴とする蓄電装置。
  17. 請求項15に記載の蓄電装置において、
    前記三線式の系統は、前記活線である第1電圧線、第2電圧線及び第3電圧線から構成される三相三線式の系統であり、前記複数の電流センサは前記第1電圧線に設置された第1電流センサと前記第2電圧線に設置された第2電流センサと前記第3電圧線に設置された第3電流センサとを含んでおり、
    前記制御部は、
    前記第1電流センサ、前記第2電流センサ及び前記第3電流センサの設置方向を判定し、判定した前記設置方向に基づいて、前記第1電流センサ、前記第2電流センサ及び前記第3電流センサから取得した電流値の符号を補正するとともに、
    取得した前記第1電圧線の電流値及び電圧値と前記蓄電池の動作状態とに基づいて前記第1電流センサの設置方向を判定して、前記第1電流センサから取得した電流値の符号を補正し、
    前記第1電流センサから取得した前記第1電圧線の電流が所定の位相であるときに前記第2電流センサ及び前記第3電流センサからそれぞれ取得した前記第2電圧線の電流の第2測定値及び前記第3電圧線の電流の第3測定値の極性に基づいて、前記第2電流センサ及び前記第3電流センサの設置方向を判定して、前記第2電流センサから取得した電流値の符号と前記第3電流センサから取得した電流値の符号とを補正する蓄電装置
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