JP2019213387A - 分散型電源ユニット、その制御方法及び異常判定方法 - Google Patents

分散型電源ユニット、その制御方法及び異常判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より低いコストで電流センサの動作が正常か異常かを判定可能にする。【解決手段】分散型電源ユニットは、系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットであって、線路に電力を供給する電源ユニットと、線路を流れる電流を検出するセンサと、センサが検出した電流に基づいて電源ユニットを制御する制御部とを含み、制御部は、センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいてセンサの動作が正常か異常かを判定する第1の判定部と、第1の判定部がセンサの動作の異常を検出したことに応答して、電源ユニットの動作を停止するよう電源ユニットを制御する電源ユニット制御部とを含む。【選択図】図3

Description

この発明は分散型電源ユニット、その制御方法及び異常判定方法に関する。
燃料電池、太陽光発電装置、蓄電池等からなる分散型電源ユニットが普及しつつある。分散型電源ユニットは、系統から負荷への線路(ケーブル)に接続され、系統から負荷に供給される電力に応じて負荷に電力を供給する。分散型電源ユニットのこのような機能により、系統による送電ロスを削減できる。また系統からの電力供給低下時に分散型電源ユニットから負荷に電力を供給することにより、負荷に相当する機器の動作を正常に保つことができるため、分散型電源ユニットの設置台数が増加している。
このような分散型電源ユニットの発電電力が多くなり、負荷での消費電力を超えると余剰電力が生じる。この余剰電力は何もしないと系統に逆潮流することになる。しかし、系統の電力品質を確保するために、このような逆潮流は認められてないことが多い。そのため、逆潮流が生じるのを防止することが必要である。
そのために、系統から負荷への線路に電流センサを設けることがよく行われる。この電流センサにより系統と負荷との間の電流を監視し、逆潮流が生じないように分散型電源ユニットを制御する。
こうした電流センサとして、クランプ式電流センサが多く用いられている。クランプ式電流センサは巻線からなる計測線を有し、クランプにより線路に取付けることにより、その線路を流れる交流電流と計測線との相互インダクタンスによる結合で計測線に生じる電流を出力するものである。この電流の大きさを知ることにより、線路を流れる電流の大きさを知ることができる。
こうしたクランプ式電流センサは、クランプにより線路に取付けるだけで線路に流れる電流の大きさを測定できるため、電流センサの設置及びメンテナンスが簡便に行えるという利点がある。しかしその一方、クランプ式電流センサは線路から脱落したり、取付けが不完全になったり、接続方向を誤ったりすることで、電流を正しく検出できない場合があるという問題がある。電流を正しく検出できないと逆潮流等が生じる危険性が高まるため、こうした問題は直ちに検出し適切な対応を行う必要がある。
こうした問題を解決するための提案が後掲の特許文献1によりされている。特許文献1に開示された分散型電源システムは、分散型電源と、第1の電圧線に接続されるべき第1の電流センサと、第2の電圧線に接続されるべき第2の電流センサと、判定部とを含む。判定部は、第1及び第2の電流センサの接続予定位置と分散型電源の間の第1及び第2の電圧線に接続された電力負荷に、系統電源から所定の時間の電力供給を複数回行わせ、その結果に基づいて第1及び第2の電流センサの接続の有無、接続位置、及び接続方向の正誤を判定する。
特開2015−122819号公報
しかし、特許文献1に開示の技術は、内部電力負荷に通電を行い、通電前後の電流センサによる電流測定値の変化量によって電流センサの接続有無等を判定している。そのため、電力負荷とスイッチとを設けなければならない。部品が多くなるため、コストが高くなるという問題がある。
したがってこの発明の目的は、より低いコストで電流センサの動作が正常か異常かを判定できる分散型電源ユニット、その制御方法及び異常判定方法を提供することである。
この発明の第1の局面に係る分散型電源ユニットは、系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットであって、線路に電力を供給する電源ユニットと、線路を流れる電流を検出するセンサと、センサが検出した電流に基づいて電源ユニットを制御する制御部とを含み、制御部は、センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいてセンサの動作が正常か異常かを判定する第1の判定部と、第1の判定部がセンサの動作の異常を検出したことに応答して、電源ユニットの動作を停止するよう電源ユニットを制御する制御部とを含む。
この発明の第2の局面に係る分散型電源ユニットの制御方法は、系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットの制御方法であって、当該分散型電源ユニットは、線路に電力を供給する電源ユニットと、線路を流れる電流を検出するセンサとを含み、方法は、センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいてセンサの動作が正常か異常かを判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップにおいてセンサの動作の異常が検出されたことに応答して、電源ユニットの動作を停止するよう電源ユニットを制御する制御ステップとを含む。
この発明の第3の局面に係る分散型電源ユニットの異常判定方法は、系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットにおける異常判定方法であって、当該分散型電源ユニットは、線路に電力を供給する電源ユニットと、線路を流れる電流を検出するセンサとを含み、方法は、センサが検出した電流の電流実効値が第1のしきい値未満か否かを判定する第1の判定ステップと、センサが検出した電流の電流周波数が第1の範囲外か否かを判定する第2の判定ステップと、第1の判定ステップにおける判定が肯定であってかつ第2の判定ステップにおける判定が肯定である期間が所定の検出時限以上継続したことに応答して、センサの動作が異常であると判定する第3の判定ステップとを含む。
この発明によれば、より低いコストで電流センサの動作が正常か異常かを判定できる分散型電源ユニット、その制御方法及び異常判定方法を提供できる。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る分散型電源ユニットを含む分散型電源システムのブロック図である。 図2は、図1に示す分散型電源ユニットのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示す制御部において実行される、CT(Current Transformer)センサの動作が正常か異常かを判定するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図4は、図3に示すプログラムの一部であって、CTセンサが検出する電流実効値に基づいてCTセンサの動作が正常か異常かを判定するための情報を取得するルーチンの制御構造を示すフローチャートである。 図5は、図3に示すプログラムの一部であって、CTセンサが検出する電流周波数に基づいてCTセンサの動作が正常か異常かを判定するための情報を取得するルーチンの制御構造を示すフローチャートである。 図6は、無負荷の状態におけるCTセンサ電流の変動の一例を示すグラフである。 図7は、分散型電源ユニットが所定の大きさで放電しているときのCTセンサ電流の変動の一例を示すグラフである。 図8は、CTセンサが線路から脱落する等の異常時のCTセンサ電流の変動の一例を示すグラフである。 図9は、この発明の第2の実施形態に係る分散型電源ユニットにおいて実行される、CTセンサの動作が正常か異常かを判定するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施形態に係る分散型電源ユニットを含む分散型電源システムにおいて、分散型電源ユニットから蓄電池に強制充電を開始したときの電力の変化を示すグラフである。 図11は、図9に制御構造を示すプログラムにおいて、強制充電によりCTセンサの動作が正常か異常かを判定するルーチンの制御構造を示すフローチャートである。 図12は、この発明の第3の実施形態に係る分散型電源ユニットにおいて実行される、CTセンサの動作が正常か異常かを判定するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組合せても良い。
[この発明の実施形態の説明]
この発明の第1の局面に係る分散型電源ユニットは、系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットであって、線路に電力を供給する電源ユニットと、線路を流れる電流を検出するセンサと、センサが検出した電流に基づいて電源ユニットを制御する制御部とを含み、制御部は、センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいてセンサの動作が正常か異常かを判定する第1の判定部と、第1の判定部がセンサの動作の異常を検出したことに応答して、電源ユニットの動作を停止するよう電源ユニットを制御する電源ユニット制御部とを含む。
この構成により、センサの異常を検出するための部品を追加することなくセンサの脱落、断線、取付け不良等を検出できる。
好ましくは、第1の判定部は、電流実効値及び電流周波数の双方に基づいてセンサの動作が正常か異常かを判定する第2の判定部を含む。
電流実効値と電流周波数との双方に基づいて判定するので、判定の信頼度が高められる。
より好ましくは、第2の判定部は、電流実効値が第1のしきい値未満か否かを判定する第3の判定部と、電流周波数が第1の範囲外か否かを判定する第4の判定部と、第3の判定部による判定が肯定であってかつ第4の判定部の判定が肯定である期間が所定の検出時限以上継続したことに応答して、センサの動作が異常であると判定する第5の判定部とを含む。
電流実効値の異常と電流周波数の異常とが、同時に所定の検出時限以上継続して初めてセンサの異常と判定するので、センサの異常を誤検出する危険性を小さくできる。
さらに好ましくは、第1のしきい値及び第1の範囲の少なくとも一方は、電源ユニットの仕様に応じて決定される。
電源の仕様に応じて異常検出の条件を定めるので、センサ異常について、種々の電源に応じた最適な検出を部品の追加なく行える。
好ましくは、電源ユニットは、蓄電池、太陽光発電装置及び風力発電装置の少なくとも1つを含む。
蓄電池、太陽光発電装置、風力発電装置のいずれを含む分散型電源ユニットにおいても、本願発明により部品の追加なくセンサ異常を検出できる。電源ユニットは、蓄電池、太陽光発電装置及び風力発電装置のうちの2つ以上の組合せを含んでもよい。また、これらのうち1種類を2つ以上含んでもよい。
好ましくは、電源ユニットは、線路から供給される電力により充電可能な蓄電池を含み、制御部はさらに、第1の判定部がセンサの動作の異常を検出したことに応答して、蓄電池への充電電力を強制的に変化させ、当該変化に伴うセンサの出力に基づく検出電力の変化に基いて、センサの動作が正常か否かを判定する充電による異常判定部を含み、電源ユニット制御部は、第1の判定部及び異常判定部の双方がセンサの動作の異常を検出したことに応答して、電源ユニットの動作を停止するよう電源ユニットを制御する停止制御部を含む。
第1の判定部が異常を検出したとしてもそれだけでは電源ユニットの動作は停止されない。蓄電池への充電電力に伴うセンサの出力に基いて電力を検出し、その変化に基いてセンサの動作が異常か否かをさらに判定する。両者の判定がいずれも異常のときのみ電源ユニットの動作を停止する。センサ異常の誤検出により電源ユニットを誤って停止させる可能性を小さくできる。
さらに好ましくは、第1の判定部は、センサの出力を常時監視し、センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいてセンサの動作が正常か異常かをリアルタイムで判定するリアルタイム判定部を含む。
リアルタイム判定部は、リアルタイムでセンサの動作が異常か否かを判定する。異常が生じたときに直ちに電源ユニットを停止でき、センサ異常による悪影響を限定的なものにできる。
より好ましくは、第1の判定部は、センサの出力を、指定された所定時間だけ随時監視し、当該所定時間内においてセンサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいてセンサの動作が正常か異常かを判定する随時判定部を含む。
随時判定部は、センサの動作が異常か否かを随時、指定された所定時間内に判定できる。判定処理がシステム動作に悪影響を及ぼしたり、システム動作によって判定結果に悪影響が及ぼされるようなおそれがないときにセンサの動作異常の判定を行え、検出の信頼性を高め、かつシステムの動作に悪影響が及ぶことを防止できる。
この発明の第2の局面に係る分散型電源ユニットの制御方法は、系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットの制御方法であって、当該分散型電源ユニットは、線路に電力を供給する電源ユニットと、線路を流れる電流を検出するセンサとを含み、方法は、センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいてセンサの動作が正常か異常かを判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップにおいてセンサの動作の異常が検出されたことに応答して、電源ユニットの動作を停止するよう電源ユニットを制御する制御ステップとを含む。
センサの異常を検出するための部品を追加することなくセンサの脱落、断線、取付け不良等を検出できる。
この発明の第3の局面に係る分散型電源ユニットの異常判定方法は、系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットにおける異常判定方法であって、当該分散型電源ユニットは、線路に電力を供給する電源ユニットと、線路を流れる電流を検出するセンサとを含み、方法は、センサが検出した電流の電流実効値が第1のしきい値未満か否かを判定する第1の判定ステップと、センサが検出した電流の電流周波数が第1の範囲外か否かを判定する第2の判定ステップと、第1の判定ステップにおける判定が肯定であってかつ第2の判定ステップにおける判定が肯定である期間が所定の検出時限以上継続したことに応答して、センサの動作が異常であると判定する第3の判定ステップとを含む。
部品を特に追加することなく、センサの脱落、断線、取付け不良等の異常を検出できる。
[この発明の実施形態の詳細]
<構成>
以下に説明する実施形態は、単相三線式の分散型電源システムを例としたものである。またこの例では、センサの1例としてCTセンサを用いる。
図1を参照して、分散型電源システム50は、系統60と、系統60からそれぞれ線路W、О及びUを介して電力の供給を受ける負荷62、64及び66と、線路U及び線路Wに取付けられ、これら線路U及びWを流れる電流をそれぞれ検知する2つのCTセンサ70及び72と、線路U、О及びWに接続された出力を持ち、CTセンサ70及び72の出力に基づいて負荷62、64及び66に電力を供給するための分散型電源ユニット68とを含む。
分散型電源ユニット68は、図示しない電源ユニットを含み、CTセンサ70及び72からのCTセンサ電流に基づいて刻々と変化する負荷消費電力を分散型電源ユニット68が電源ユニットからの出力で賄うよう電力制御を行って分散型電源システム50の全体の経済性を高めたりする。分散型電源ユニット68が出力制御を行うために、分散型電源ユニット68は、CTセンサ70及び72の出力を受ける制御部80を持ち、この制御部80により、CTセンサ70及びCTセンサ72の出力に基づいて系統60からの系統電流を測定して、その値に基づいて分散型電源ユニット68の電源ユニットから負荷62、負荷64及び負荷66に供給する電力を制御する。なお、電源ユニットとしてこの実施の形態では蓄電池を想定しているが、これ以外にも例えば太陽光発電装置、風力発電装置等を含む分散型電源ユニットについてもこの発明を適用できる。
CTセンサ70又は72が線路から脱落したり、CTセンサ70又は72の計測線が断線したりすると、分散型電源ユニット68の制御部80は系統電流を正常に測定できなくなる。すると、制御部80は電力制御を正常に行えなくなる。この場合には分散型電源ユニット68を保護停止する必要がある。したがって、CTセンサ70及び72の動作が正常か異常かを判定する仕組みが必要である。
CTセンサには、無負荷だと無効電流が流れ、負荷があると有効電流と無効電流とを合成した電流が流れる。この実施の形態では、制御部80は、CTセンサ70及び72の出力のこのような性質に基づいて、CTセンサ70及び72の動作が正常か異常かを判定し、異常と判定されたときには分散型電源ユニット68の動作を停止する機能を持つ。この実施の形態では、そのための条件としてCTセンサ70及び72からのセンサ電流の実効値と電流周波数とを用いる。具体的には、以下のような条件が成立したときにCTセンサの動作が異常と判定する。すなわち、CTセンサ電流の実効値がしきい値未満であってかつCTセンサ電流の周波数が所定の範囲外、という条件が検出時限以上継続したときにCTセンサの動作が異常と判定する。このときの電流実効値のしきい値と電流周波数の範囲とは、CTセンサを接続したシステムの仕様に依存する。なお、電流周波数は、電流のゼロクロス点の間の時間を測定し、その逆数を求めることで計算できる。
上記したようなCTセンサの動作異常を検出するために、制御部80は以下のような構成を持つ。図2に、制御部80のハードウェア的構成を示す。図2を参照して、制御部80は、CTセンサ70及び72からのCTセンサ電流を受けAD変換を行う入出力インターフェイス(以下「I/F」と呼ぶ。)100と、入出力I/F100が接続され、制御部80の構成要素の間での信号の送受信の経路となるバス102と、いずれもバス102に接続されたCPU(Central Processing Unit)104、RОM(Read-Only Memory)106、入出力I/F108、タイマ110、RAM(Random Access Memory)112、及び入出力I/F114と、入出力I/F114に接続され、CPU104の制御にしたがってエラーコード等を2ケタの数字で表示する7セグメント表示器116とを含む。
これらのうち、入出力I/F100は図1に示すCTセンサ70及び72からのセンサ電流を受信し、AD変換してCPU104に入力するためのものである。入出力I/F108は、CPU104からの制御信号を図示しない電源ユニットに送信するためのものである。入出力I/F114は、CPU104からの制御にしたがって、CTセンサ70又はCTセンサ72の動作が異常と判定されたときに、その内容を示すコードを表示するよう7セグメント表示器116に制御信号を与えるためのものである。
図3に、図2に示すCPU104が実行することにより、CTセンサ70及び72の動作が正常か異常かを判定する機能を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す。ここでは、説明及び図示をわかりやすくするため1つのCTセンサ(たとえばCTセンサ70)の動作が正常か異常かを判定するためのプログラムを示しているが、CTセンサ72についても同様の処理を行えばよい。
図3を参照して、このプログラムは、分散型電源ユニット68の電源投入と同時に起動され、第1フラグ及び第2フラグをそれぞれリセットするステップ140及び142を含む。第1フラグは、CTセンサ70の電流実効値が所定のしきい値未満である期間が第1の継続時間(第1のしきい値)以上続いたときにセットされ、その条件がなくなればリセットされる。第2フラグは、CTセンサ70の電流周波数が所定の範囲外である期間が第2の継続時間(第2のしきい値)以上続いたときにセットされ、その条件がなくなればリセットされる。なお、この実施の形態では第1のしきい値=第2のしきい値とするが、両者が異なっていてもよい。両者が異なっている場合には、いずれか小さいしきい値が実際の検出時限となる。
このプログラムはさらに、ステップ142の後に、CTセンサ70からのセンサ電流の電流実効値が上記した条件を充足しているか否かを判定し、その結果にしたがって第1フラグをセット又はリセットするステップ144と、ステップ144の後に、CTセンサ70からのセンサ電流の電流周波数が上記した条件を充足しているか否かを判定し、その結果にしたがって第2フラグをセット又はリセットするステップ146と、ステップ146の後に、第1フラグがセットされているか否かを判定し、判定が否定なら制御をステップ144に戻すステップ148と、ステップ148の判定が肯定のときに、第2フラグがセットされているか否かを判定し、判定が否定なら制御をステップ144に戻すステップ150とを含む。なおこの処理では、第1のタイマを利用する。第1のタイマは図2に示すタイマ110を利用して実現できる。
このプログラムはさらに、ステップ150の判定が肯定の時に、図2に示す7セグメント表示器116を制御して所定のエラーコードを表示するステップ152と、ステップ152の後、分散型電源ユニット68を保護停止し、分散電源出力を停止してこのプログラムの実行を終了するステップ154とを含む。
図4に、図3のステップ144で実行されるルーチンの制御構造を示す。図4を参照して、このルーチンは、CTセンサ70からのセンサ電流実効値が所定のしきい値未満か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ180と、ステップ180の判定が否定のときに、第1フラグをリセットし第1のタイマをリセット(停止)してこのルーチンの実行を終了するステップ182とを含む。
このルーチンはさらに、ステップ180の判定が肯定のときに、第1のタイマが計時中か否かを判定し、結果にしたがって制御の流れを分岐させるステップ184と、ステップ184の判定が否定のときに、第1のタイマを第1の継続時間に設定するステップ186と、第1のタイマを起動し、減算計時を開始させるステップ188と、ステップ188の後、及びステップ184の判定が肯定のときに、第1のタイマが満了したか否かを判定し、判定が否定のときにはこのルーチンの実行を終了させるステップ190と、ステップ190の判定が肯定のときに、第1フラグをセットしてこのルーチンの実行を終了させるステップ192とを含む。
図5に、図3のステップ146で実行されるルーチンの制御構造を示す。この処理では、図4に示す処理と同様、第2のタイマを利用する。第2のタイマは第1のタイマと同様に図2に示すタイマ110を利用して実現できる。図5を参照して、このルーチンは、CTセンサ70からのセンサ電流周波数が所定の範囲外か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ220と、ステップ220の判定が否定のときに、第2フラグをリセットし第2のタイマをリセット(停止)してこのルーチンの実行を終了するステップ222とを含む。
このルーチンはさらに、ステップ220の判定が肯定のときに、第2のタイマが計時中か否かを判定し、結果にしたがって制御の流れを分岐させるステップ224と、ステップ224の判定が否定のときに、第2のタイマを第2の継続時間に設定するステップ226と、第2のタイマを起動し、減算計時を開始させるステップ228と、ステップ228の後、及びステップ224の判定が肯定のときに、第2のタイマが満了したか否かを判定し、判定が否定のときにはこのルーチンの実行を終了させるステップ230と、ステップ230の判定が肯定のときに、第2フラグをセットしてこのルーチンの実行を終了させるステップ232とを含む。
〈電流実効値のためのしきい値の決定例〉
Fを系統電圧周波数(Hz)、Cを分散型電源ユニットの系統側コンデンサ容量(F)、Vを系統電圧実効値(V)とすると、CTセンサが測定する無効電流(A)は以下の式により算出される。
無効電流=2πFCV
単相三線式系統AC200V・50Hzの場合であって系統側コンデンサ容量=6.6μFであれば、無効電流=0.42Aである。しきい値としてはこの無効電流の値の75%のマージンをとった0.105Aとする。
〈CTセンサ電流の周波数の範囲の決定例〉
この実施形態では、系統の電圧周波数の±5%(両端を含まない)を正常な範囲とし、それ以外の範囲を異常とする。すなわち、
系統電圧が50Hzの場合、CTセンサ電流周波数が47.5Hz以下又は52.5Hz以上で範囲外とする。
系統電圧が60Hzの場合、CTセンサ電流周波数が57Hz以下又は63Hz以上で範囲外とする。
もちろんこれは1例であって、範囲の両端を正常範囲に含めてもよい。
〈検出時限の決定例〉
検出時限は、系統電圧周期よりも長い時間である必要がある。この実施の形態では1例として5秒を検出時限とする。
<動作>
上記した分散型電源システム50の分散型電源ユニット68において、制御部80は以下のように動作する。
図1を参照して、CTセンサ70及び72は、それぞれ線路U及びWに流れる電流に応じたCTセンサ電流を制御部80に入力する。制御部80は、通常はこの値に応じて分散型電源ユニット68から各負荷の消費電力を賄うように、かつ逆潮流が発生しないように出力電力を調整する。
図3を参照して、制御部80は分散型電源ユニット68の電源がオンするとステップ140で第1フラグをリセットし、ステップ142で第2フラグをリセットした後、以下の処理を繰返し実行する。なお、以下の説明はCTセンサ70を例としているが、CTセンサ72についても同様の処理が実行される。
まず、ステップ144で電流実効値のチェック処理(図4)を実行した後、ステップ146で電流周波数のチェック処理(図5)を実行する。
−通常の場合−
通常の場合には、図4を参照して、電流実効値のチェック処理では、ステップ180でCTセンサ70の電流実効値がしきい値未満か否かを判定する。CTセンサ70に異常が発生していなければ電流実効値はしきい値以上であり、制御はステップ182に進む。ステップ182で第1フラグがリセットされ第1のタイマがリセットされてこの処理は終了する。同様に、図5を参照して、電流周波数のチェック処理では、ステップ220でCTセンサの電流周波数が所定の範囲外か否かを判定する。通常の場合には電流周波数は所定の範囲内に収まっており、ステップ220の判定は否定となる。その結果、ステップ222で第2フラグがリセットされ第2のタイマがリセットされてこの処理は終了する。
再び図3を参照して、通常の場合にはステップ148の判定は否定となり、ステップ150の処理を実行することなく制御はステップ144に戻る。すなわち、CTセンサ70に異常がなければステップ144、ステップ146及びステップ148の処理が繰返し実行される。エラーが検出されることなく、処理は通常通り実行される。
−一時的なエラーの場合−
何らかの原因で一時的(検出時限より短い時間)にCTセンサ70の電流実効値がしきい値未満となることがあり得る。その場合の制御部80の動作は以下のとおりである。
図4を参照して、ステップ180の判定が肯定になり、ステップ184で第1のタイマが計時中か否かが判定される。この直前までは通常の状態であったとすればステップ184の判定は否定となり、制御はステップ186に進む。ステップ186で第1のタイマが第1の継続時間に設定され、ステップ188でこの第1のタイマが起動され、第1のタイマの減算が開始される。続くステップ190で第1のタイマが満了したか否かが判定される。ここでは第1のタイマは満了しておらず、判定は否定となり、このサブルーチンの実行は終了する。
図3を参照して、第1フラグは依然としてリセットされている。したがってこの場合、ステップ148の判定は依然として否定であり、制御はステップ144に戻る。
再び図4を参照して、CTセンサ70の電流実効値が次の繰返しで相変わらずしきい値未満であれば制御はステップ184に進む。ステップ184の判定は肯定となり、ステップ186及び188の処理は実行されず、制御は直接ステップ190に進む。ステップ190では第1のタイマが満了したか否かが判定されるが、ここでは仮定によりまだ満了していないので判定は否定となり、このサブルーチンの実行は終了する。すなわち、この時点では第1フラグがオフの状態が維持されている。
図3を参照して、CTセンサ70の電流実効値がしきい値未満である間、かつ第1のタイマが満了するまでは第1フラグ及び第2フラグがともにオフという状態が続き、ステップ144、146、及び148が繰返し実行される。
CTセンサ70の電流実効値が検出時限以内にしきい値以上の値に戻ったとする。この場合、図4を参照して、ステップ180の判定が否定となる。制御はステップ182に進み、第1フラグがリセットされ、第1のタイマがリセットされてこのルーチンの実行は終了する。
図3に戻り、ステップ144での処理の結果、第1フラグ及び第2フラグがいずれもリセットされ、タイマもリセットされた状態(通常状態)に戻り、ステップ144、146及び148の処理が繰返し実行される。
CTセンサ70の電流周波数が一時的に所定の範囲外となったときも同様である。具体的には、図5を参照して、通常はステップ220の判定が否定なので第2フラグがリセットされる。仮にCTセンサ70の電流周波数が所定の範囲外になったとすると、ステップ220→ステップ224(NО)→ステップ226→ステップ228の経路を経て第2のタイマが起動され、ステップ230(NO)によりこのルーチンの実行は終了する。すなわちこの時点では第2フラグはセットされず、第2のタイマのみ起動する。
第2のタイマが起動された後、満了するまでの間は図5のステップ220(YES)→ステップ224(YES)→ステップ230(NO)の経路を経て図5のルーチンは終了する。すなわち、第1フラグ及び第2フラグはリセットされたままであり、制御部80は特に異常を検知しない。
−電流実効値が検出時限以上の間、しきい値未満となった場合−
この場合、制御部80の処理は前述した一時的にそうした状態が生じた場合と同様である。ただし、図4に示すステップ180(YES)→ステップ184(YES)→ステップ190の経路の繰返しにおいて、検出時限以上、電流実効値がしきい値未満となった状態が続くと、ステップ190の判定が肯定となり、ステップ192で第1フラグがセットされる。ただし、第2フラグがセットされない限り、図3のステップ150の判定が否定となるので制御はステップ144に戻り、制御部80は異常を検知せず、表面上は通常と同様の動作を行う。
−電流周波数が検出時限以上の間、所定の範囲外となった場合−
この場合も、制御部80の処理は、前述したとおり、一時的にこの状態が生じた場合と同様である。ただし、図5に示すステップ220(YES)→ステップ224(YES)→ステップ230の経路の繰返しにおいて、検出時限以上、電流周波数が所定の範囲外となるとステップ230の判定が肯定となり、ステップ232で第2フラグがセットされる。ただしこの場合も、第1フラグがセットされない限り、第3のステップ148の判定が否定となるので制御はステップ144に戻り、制御部80は異常を検知せず、表面上は通常と同様の動作を行う。
−電流実効値の異常と、電流周波数の異常が同時に検出時限以上継続した場合−
以上の説明から明らかなように、この場合には第1フラグ及び第2フラグがともにオンとなった時間が検出時限以上継続する。図3を参照して、ステップ148及びステップ150の判定がいずれも肯定となる。この結果、ステップ152で図2に示す7セグメント表示器116によりCTセンサ70の異常を示すコードを表示し、ステップ154で分散型電源ユニット68内の分散電源の出力を停止する。この結果、例えばCTセンサ70が線路から脱落したり、計測線の断線により正常な測定ができなくなったりしたときには分散型電源ユニット68が保護停止される。
〈適用例〉
実際に、単相三線式系統AC200V・50Hzに対し、上記しきい値と検出時限とを用いて上記実施の形態に係る制御部80を実現した。この制御部80を含む分散型電源ユニット68について、系統側のコンデンサ容量は6.6μF、最小充放電電力は50W、20kHz周期でCTセンサ電流をサンプリングし、系統電圧周期ごとにCTセンサ電流の実効値を計算した。CTセンサ電流を正常に測定できる状態でかつ無負荷の場合には、図6に示すグラフ250のようなCTセンサ電流が得られた。図6から分かるようにこのグラフ250はきれいなサインカーブを描く。この場合、無効電流の実効値は0.58Aであり、CTセンサ電流の周波数は50.01Hzであった。したがってCTセンサの異常は検出されなかった。
分散型電源ユニット68から50W放電を行っている場合のCTセンサ電流は図7に示すグラフ252となった。グラフ252はきれいなサインカーブではなく変形しているが、おおむねサインカーブに近い形状を持っている。なお、図7では、0A近辺から正に向かう測定値をプロット開始位置としているため、図6と位相は一致していない。この場合の電流実効値は0.33A、CTセンサ電流の周波数は50.02Hzであった。したがってこの場合にもCTセンサの異常は検出されなかった。
さらに、CTセンサを線路から脱落させてCTセンサ電流を正常に測定できない状態としたときに得られたCTセンサ電流は図8に示すグラフ254となった。グラフ254は、図8から明らかなようにほとんど時間軸の周囲で変化しており、その電流値は0に近い。このときの電流実効値は0.07A、電流周波数は0Hzであった。この状態では、制御部80はCTセンサ異常を検出し、CTセンサ脱落の5秒後に分散型電源ユニット68を保護停止した。なお、図8において電流実効値が完全には0Aとはなっていないが、これは電流の測定精度によるものである。
上記実施形態では、CTセンサの脱落、計測線の断線等の不具合を検出するために、特定の部品等の特別なハードウェアを必要としない。したがって制御部80及び分散型電源ユニット68のコストの上昇を防止できる。
なお上記実施の形態ではCTセンサ電流の電流実効値の異常と電流周波数の異常とが同時に所定の検出時限以上の間継続したときに異常と判定した。しかしこの発明はそのような実施の形態には限定されない。電流実効値の異常又は電流周波数のいずれかの異常が所定の検出時限以上継続したときに異常と判定してもよい。また、電流実効値の異常のみ、又は電流周波数の異常のみを検出し、その異常が所定の検出時限以上継続したときにCTセンサの動作が異常と判定するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
<概略>
上記第1の実施形態では、CTセンサ電流の実効値がしきい値未満であってかつCTセンサ電流の周波数が所定の範囲外、という条件が検出時限以上継続したときにCTセンサの動作が異常と判定する。このように2つの条件を組合わせることにより、個々の条件だけ使用する場合と比較して判定の精度が上がり、異常判定の誤検出の可能性は低くなる。とはいうものの、CTセンサに流れる有効電流又は無効電流を打消すような負荷又は発電装置が系統に接続され、たまたま上記した異常判定の条件に合致した場合に、誤って異常が発生したと判定される危険性も考えられる。そのような誤判定があると、分散型電源ユニットを保護停止する必要がないにもかかわらず保護停止を行ってしまう場合が考えられる。
そこで、仮に上記した異常判定処理で異常が発生したと判定された場合でも、別の異常判定処理でも同様に異常が発生したと判定されたときのみ分散型電源システムを停止することが考えられる。この第2の実施形態に係る分散型電源システムはそのようなシステムである。
この第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の方法により異常発生が判定された場合には、一旦分散型電源システムの出力を停止した後、さらに分散型電源システムの蓄電池への強制充電に伴う電力の変化によるCTセンサの異常判定を行う。このように二重の判定を行うことによって、異常が誤検出されることを防止する。
<構成>
この実施形態で使用するハードウェア構成は第1の実施形態のものと同様である。異なるのは異常検出のためのプログラムである。そのプログラムの制御構造を図9にフローチャート形式で示す。図9のフローチャートを説明する前に、図10を参照して、この実施の形態におけるセンサの動作の異常検出の原理について説明する。蓄電池への強制充電の開始時の負荷への交流のピーク電力がP01であったものとする。このピーク電力は、図1に示すCTセンサ70及びCTセンサ72の検出電流と系統60の電圧とに基づいて算出できる。蓄電池への強制充電を開始するとグラフ330で示されるようにピーク電力は上昇し、所定時間の経過後に充電電力+負荷電力のピーク電力の値がP02となる。この強制充電は短時間(例えば1秒以下)であるので、蓄電池が満充電であっても可能である。仮にこの強制充電が1kWであれば、ピーク電力P01からピーク電力P02への変化量は1kW±0.3kW程度となる。仮に充電開始後のピーク電力P02がこの範囲内にない場合には異常発生と判定して分散型電源システムを保護停止する。ピーク電力P02がこの範囲にあれば正常であると判定し、分散型電源システムの出力を再開し、通常状態に戻す。
図9を参照して、このプログラムは、図3に示す第1の実施形態のプログラムと同様のステップ140〜150を含む。図3と異なり、図9に示すプログラムは、ステップ150の判定が肯定となったとき、すなわちCTセンサ電流の実効値がしきい値未満であってかつCTセンサ電流の周波数が所定の範囲外、という条件が検出時限以上継続したときに、直ちに分散型電源ユニットを停止するのではなく、上記した強制充電によるCTセンサの異常検出を行う処理部分を含む。
この処理部分は、ステップ150の判定が肯定となったときに、強制充電によるCTセンサの異常が検出されたか否かを示す第3フラグをリセットするステップ300と、分散型電源ユニットの出力を停止するステップ302と、強制充電によるチェックを実行するステップ304とを含む。この強制充電によるチェックでは、異常が検出されたときに第3フラグをセットし、そうでないときには第3フラグをリセットされたままとする。
このプログラムはさらに、ステップ304の処理が完了した後、第3フラグがセットされているか否かによって制御の流れを分岐させるステップ306と、ステップ306の判定がYESのときに、図2に示す7セグメント表示器116を制御して所定のエラーコードを表示するステップ152と、ステップ152の後、分散型電源ユニット68を保護停止し、分散電源出力を停止してこのプログラムの実行を終了するステップ154とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ306の判定が否定のとき、すなわちステップ304で実行される強制充電によるチェックではCTセンサの異常が検出されなかったときに、分散型電源ユニットの出力を再開し、制御をステップ140に戻すステップ308とを含む。
図11に、図9のステップ304を実現するルーチンの制御構造を示す。図11を参照して、このルーチンは、後述する処理で検出の繰返し数を記憶する繰返し制御変数iを0に設定するステップ350と、充電開始前にCTセンサ70及びCTセンサ72を使用してピーク電力を測定するステップ352と、蓄電池に1kWで強制充電を開始するステップ354と、ステップ354による強制充電の開始後所定時間経過してから、充電開始後のピーク電力を測定するステップ356と、強制充電を停止するステップ358とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ358の後、強制充電開始前のピーク電力と強制充電開始後のピーク電力との差異が1kW±0.3kWの範囲内にあるか否かを判定し、差異がその範囲内にあれば何もせずこのルーチンの実行を終了するステップ360と、ステップ360の判定が否定のときに、繰返し変数iに1を加算するステップ362と、ステップ362の処理の結果、変数iの値が5より大きくなったか否かを判定するステップ364とを含む。変数iは最初は0だったので、ステップ362の処理後のその値はステップ352〜ステップ360を何回繰返したかを示す。ステップ364でこの変数iの値が5より大きいか否かを判定しており、ステップ364の判定はステップ352〜360の処理が6回繰返されたときにYESとなる。
ステップ364の判定が否定(すなわちステップ352〜ステップ360の繰返し回数が6回未満)であれば制御はステップ352に戻る。肯定であれば制御はステップ366に進み、第3フラグをセットしてこのルーチンの実行を終了する。
以上の処理によれば、ステップ352〜364の処理を6回繰返す間にステップ360の判定が否定であり続ければ、ステップ364の判定が肯定となり、第3フラグがセットされる。それ以外のとき、例えば途中でステップ360の判定が肯定となったときには第3フラグはリセットされたままこのルーチンの実行を終了する。
<動作>
この第2の実施形態に係る分散型電源ユニットの制御部80(図1参照)は以下のように動作する。図9を参照して、ステップ140〜ステップ150までの制御部80の動作は第1の実施の形態と同様である。ステップ150の判定がYESとなったときには、ステップ300で第3フラグがリセットされ、ステップ302で分散電源ユニットの出力が一旦停止される。ステップ304で強制充電によるCTセンサの動作のチェックが行われる。
図11を参照して、ステップ304を実現するルーチンの最初のステップ350でリトライ回数を示す繰返し制御変数の値が0に初期化される。ステップ352で、充電開始前のピーク電力が測定され、ステップ354で蓄電池に対する1kWの強制充電が開始される。ステップ356で充電開始後のピーク電力が測定され、ステップ358で強制充電が停止される。
ステップ356で測定されたピーク電力の値が、ステップ352で測定されたピーク電力+1kW±0.3kWの範囲内にあるか否かがステップ360で判定される。この判定が肯定なら第3フラグがリセットされたままこのルーチンの実行は終了する。一方、ステップ360の判定が否定であればステップ362で繰返し制御変数iの値に1が加算され、ステップ364で変数iの値が5より大きいか否かが判定される。ステップ364の判定が否定なら制御はステップ352に戻り、再び上記した処理が繰返される。
ステップ364の判定が肯定なら、ステップ356で測定されたピーク電力の値が、ステップ352で測定されたピーク電力+1kW±0.3kWの範囲内にないという判定がステップ360で6回繰返されたということになる。したがってこの場合にはCTセンサに異常が発生したと考えられ、ステップ366で第3フラグをセットしてこのルーチンを終わる。
再び図9を参照して、ステップ306では第3フラグがリセットのままか、セットされているかが判定される。第3フラグがリセットされていればCTセンサの動作は正常ということである。したがって制御はステップ308に進み、分散型電源ユニットからの出力を再開し、制御をステップ140に戻す。以下は通常の処理の繰返しである。
一方、ステップ306の判定が肯定であるということは、ステップ304でCTセンサの異常が検出されたということである。したがって、ステップ152でCTセンサの接続異常を示すコードを図2に示す7セグメント表示器116に表示し、ステップ154で分散型電源ユニットを保護停止し、プログラムの実行を終了する。
以上のようにこの第2の実施形態では、CTセンサ電流の実効値がしきい値未満であってかつCTセンサ電流の周波数が所定の範囲外、という条件が検出時限以上継続したときでも、直ちにCTセンサの動作が異常とは判定しない。さらに、上記した図9のステップ304により表される、強制充電によるチェックでも同様にCTセンサの動作異常が検出された場合のみ、分散型電源ユニットが保護停止される。そうでない場合には、一旦は分散型電源システムの出力は停止するが、すぐに再開され、通常の状態に復帰する。CTセンサの異常を誤検出し、分散型電源ユニットに対し不要な保護停止を行う可能性を小さくすることができる。
なお、この実施形態では、充電開始前に測定された電力と充電開始後に測定された電力との間の変化量が、充電電力(1kW)に対応した適切な範囲内にあるかによってCTセンサの動作に異常があるか否かを判定している。しかし本発明はそのような実施形態には限定されない。充電電力を何段階かに分けて同じ処理を行い、その各々について電力変化量を見てCTセンサの動作異常を判定してもよい。また上記実施形態では、電力測定にピーク電力を測定した。しかし本発明はそうした実施形態には限定されない。例えばピーク電力ではなく、所定時間の平均電力又は電力の移動平均を用いても良い。
[第3の実施形態]
<構成>
上記第1及び第2の実施形態では、CTセンサの異常検出処理を常時行っている。こうした処理によりCTセンサの異常検出をリアルタイムに行えるという利点がある。しかし、例えば太陽光発電装置がシステムに組込まれているような場合には、太陽光発電が行われていないとき(夜間)に実行されることが好ましい。第2の実施形態では、太陽光発電が行われていると、強制充電時の電力測定結果に太陽光発電の発電電力の影響が及び、CTセンサの異常検出の信頼性が低くなる可能性がある。その結果、本来は必要でないにもかかわらず分散型電源ユニットを保護停止してしまう可能性がある。
こうした問題を避けるために、例えば太陽光発電が行われていない夜間に、一日に所定回数だけ(例えば1回だけ)第2の実施形態と同様の処理を行うことが望ましい。第3の実施形態はそのために、指定されたときに、随時、所定時間内にCTセンサの動作の異常判定の処理を行えるような実施形態である。
図12に、この第3の実施形態において制御装置80により実行されるプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す。図12に示すフローチャートが図9に示すものと異なるのは、ステップ144〜ステップ150までの処理の実行時間を規制するための第3のタイマについて、その第3のタイマを第3の継続時間(ステップ144〜ステップ150までの処理の最大の実行時間)に設定するステップ380と、第3のタイマを起動するステップ382と、ステップ148の判定がNOとなった場合、及びステップ150の判定がNOとなった場合に第3のタイマが満了したか否かを判定し、満了していなければ制御をステップ144に戻すステップ384とを含む点である。ステップ384の判定が肯定であればこのプログラムの実行は終了する。
この他の点では、図12に示すプログラムは図9に示すものと同じである。
この第3の実施形態では、予めステップ144〜ステップ150までの処理に要する時間の上限(第3の継続時間)を設定しておく。この時間は、第1の実施形態における第1の継続時間及び第2の継続時間のいずれよりも長いことが必要である。このように処理時間に上限を設けることにより、望ましいときに随時、1回だけCTセンサの動作以上の判定を行える。
〈動作>
この第3の実施形態では、ステップ380及びステップ382の処理により、第3の継続時間のカウントダウンが開始される。この第3の継続時間が満了するまでの間に、ステップ144〜ステップ150の繰返し処理を実行している間、ステップ148の判定がNO及びステップ150の判定がNOという条件の一方が成立していれば、ステップ384の第3の継続時間の満了後にステップ384の判定がYESとなってCTセンサの異常判定処理は終了する。この場合、CTセンサの動作には異常は検出されない。ステップ300〜ステップ308及びステップ152及びステップ154の処理が実行されることもない。
一方、仮に第3のタイマが満了するまでのいずれかの時刻に第1フラグと第2フラグとの双方がセットされると、ステップ300以下の処理が実行される。すなわち、ステップ300で第3フラグがリセットされ、ステップ302で分散型電源ユニットの出力が停止され、ステップ304で第2の実施形態と同様の、強制充電によるCTセンサの異常動作のチェックが実行される。ステップ304の処理終了後、ステップ306で第3フラグがセットされているか否かが判定される。第3フラグがセットされていれば、CTセンサ電流の実効値がしきい値未満であってかつCTセンサ電流の周波数が所定の範囲外、という条件が検出時限以上継続し、さらに強制充電による異常検出処理でもCTセンサに異常が検出された、ということになる。したがってこの場合、ステップ152とステップ154の処理が実行され、分散型電源ユニットは保護停止される。第3フラグがセットされていなければ、強制充電による異常検出処理ではCTセンサの異常は検出されなかったということになり、ステップ308で分散型電源ユニットの出力を再開し、プログラムの実行を終了する。この結果、分散型電源システムは通常の動作に復帰する。
この第3の実施形態では、CTセンサの異常検出処理は一定時間内に必ず終了する。その処理で異常が検出されれば分散型電源ユニットは保護停止され、検出されなければ分散型電源ユニットは通常動作を行う。したがって、リアルタイムで常にシステムの状態を監視するのではなく、夜間に所定回数(例えば1回)のみCTセンサの異常検出を行う処理を行うことができる。
なお、上記説明では太陽光発電装置がシステムに組込まれている場合にこの第3の実施形態が好適であるとしたが、太陽光発電装置が組込まれていない場合でもこの実施形態のシステムを利用できることは言うまでもない。
また、図12に示すプログラムにおいて、ステップ300〜308、ステップ152及びステップ154を削除すると、第1の実施形態と同様の機能を持ち、かつリアルタイムではなく、第3のタイマ満了時間内に1回だけCTセンサの動作異常の検出を行える制御部80を実現できる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、この発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。この発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
50 分散型電源システム
60 系統
62、64、66 負荷
68 分散型電源ユニット
70、72 CTセンサ
80 制御部
100、108、114 入出力I/F
102 バス
104 CPU
106 RОM
110 タイマ
112 RAM
116 7セグメント表示器
140、142、144、146、148、150、152、154、180、182、184、186、188、190、192、220、222、224、226、228、230、232、300、302、304、306、308、350、352、354、356、358、360、362、364、366、380、382、384 ステップ
250、252、254、330 グラフ

Claims (10)

  1. 系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットであって、
    前記線路に電力を供給する電源ユニットと、
    前記線路を流れる電流を検出するセンサと、
    前記センサが検出した電流に基づいて前記電源ユニットを制御する制御部とを含み、
    前記制御部は、
    前記センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいて前記センサの動作が正常か異常かを判定する第1の判定部と、
    前記第1の判定部が前記センサの動作の異常を検出したことに応答して、前記電源ユニットの動作を停止するよう前記電源ユニットを制御する電源ユニット制御部とを含む、分散型電源ユニット。
  2. 前記第1の判定部は、前記電流実効値及び前記電流周波数の双方に基づいて前記センサの動作が正常か異常かを判定する第2の判定部を含む、請求項1に記載の分散型電源ユニット。
  3. 前記第2の判定部は、
    前記電流実効値が第1のしきい値未満か否かを判定する第3の判定部と、
    前記電流周波数が第1の範囲外か否かを判定する第4の判定部と、
    前記第3の判定部による判定が肯定であってかつ前記第4の判定部の判定が肯定である期間が所定の検出時限以上継続したことに応答して、前記センサの動作が異常であると判定する第5の判定部とを含む、請求項2に記載の分散型電源ユニット。
  4. 前記第1のしきい値及び前記第1の範囲の少なくとも一方は、前記電源ユニットの仕様に応じて決定される、請求項3に記載の分散型電源ユニット。
  5. 前記電源ユニットは、蓄電池、太陽光発電装置及び風力発電装置の少なくとも1つを含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の分散型電源ユニット。
  6. 前記電源ユニットは、前記線路から供給される電力により充電可能な蓄電池を含み、
    前記制御部はさらに、前記第1の判定部が前記センサの動作の異常を検出したことに応答して、前記蓄電池への充電電力を強制的に変化させ、当該変化に伴う前記センサの出力に基づく検出電力の変化に基いて、前記センサの動作が正常か否かを判定する充電による異常判定部を含み、
    前記電源ユニット制御部は、前記第1の判定部及び前記異常判定部の双方が前記センサの動作の異常を検出したことに応答して、前記電源ユニットの動作を停止するよう前記電源ユニットを制御する停止制御部を含む、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の分散型電源ユニット。
  7. 前記第1の判定部は、前記センサの出力を常時監視し、前記センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいて前記センサの動作が正常か異常かをリアルタイムで判定するリアルタイム判定部を含む、請求項1に記載の分散型電源ユニット。
  8. 前記第1の判定部は、前記センサの出力を、指定された所定時間だけ随時監視し、当該所定時間内において前記センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいて前記センサの動作が正常か異常かを判定する随時判定部を含む、請求項1に記載の分散型電源ユニット。
  9. 系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットの制御方法であって、当該分散型電源ユニットは、前記線路に電力を供給する電源ユニットと、前記線路を流れる電流を検出するセンサとを含み、
    前記方法は、
    前記センサが検出した電流の電流実効値及び電流周波数の少なくとも一方に基づいて前記センサの動作が正常か異常かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにおいて前記センサの動作の異常が検出されたことに応答して、前記電源ユニットの動作を停止するよう前記電源ユニットを制御する制御ステップとを含む、分散型電源ユニットの制御方法。
  10. 系統に接続された線路に接続される分散型電源ユニットにおける異常判定方法であって、当該分散型電源ユニットは、前記線路に電力を供給する電源ユニットと、前記線路を流れる電流を検出するセンサとを含み、
    前記方法は、
    前記センサが検出した電流の電流実効値が第1のしきい値未満か否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記センサが検出した電流の電流周波数が第1の範囲外か否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにおける判定が肯定であってかつ前記第2の判定ステップにおける判定が肯定である期間が所定の検出時限以上継続したことに応答して、前記センサの動作が異常であると判定する第3の判定ステップとを含む、分散型電源ユニットの異常判定方法。
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