JP2006254122A - Pll回路およびpll回路の発振動作制御方法 - Google Patents

Pll回路およびpll回路の発振動作制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設計者の負担軽減を図るとともに発振動作の高性能化を実現すること。
【解決手段】PLL回路100は、印加された電圧に応じた発振信号Xを出力する電圧制御発振器(VCO)114を有する。PLL回路100は、検知部120により、VCO114から出力された発振信号Xの周波数を検知して、当該周波数に応じた検知信号OSCを出力する。また、検出部130により、検知信号OSCに基づいて、発振信号Xの異常発振状態を検出する。生成部140は、状態検出信号CHに基づいて、VCO114の出力動作のリセットをおこなうリセット信号S1を生成し、VCO114に出力する。これにより、VCO114から出力された発振信号Xの異常発振状態を自動的にリセットすることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、印加された電圧に応じた発振信号を出力する電圧制御発振器を有するPLL(Phase Locked Loop;位相同期)回路およびPLL回路の発振動作制御方法に関する。
PLL回路は、基準信号の位相または周波数を追従して所定の位相または周波数の発振信号を出力する電子回路である。したがって、基準信号として一定周期でON/OFFを繰り返すクロック信号を入力することで、クロック信号に同期した発振信号が得られることから、自動制御装置や通信装置など、様々な分野に用いられている。
PLL回路は、上位システムからの指示によりクロック信号の停止や、モードの遷移を行ったり、割り込みの動作を行ったりした際、次回の立ち上げに失敗するなど、PLL回路チップの内外による不慮の回路動作が生じることがある。このような不慮の動作が生じると、PLL回路に内蔵された電圧制御発振回路への印加電圧が不安定となり、最悪の場合、暴走発振を起こしたり、動作が停止したりしてしまうことある。
また、基本的なPLL回路には、リセット制御をおこなう入力端子は備えられているが、自動的にリセットをおこなう機能は備えられていない。PLL回路と接続され、発振信号が入力される回路や素子には、受信可能な発振信号の周波数の限度、たとえば、機能的な限界または限界設定されている値がある。したがって、暴走発振を起こしたPLL回路からの発振信号は認識されず、PLL回路は出力停止状態と認識されることになる。このような暴走発振や出力停止状態からPLL回路の機能を復帰させるためには、外部からPLL回路動作を監視するソフトウェアを用いてリセットをかけるリセット制御方法がおこなわれていた。
そこで、外部からソフトウェアを用いることなく、基本的な回路構成にリセット制御をおこなうハードウェアを追加することにより自動リセット機能を有したPLL回路が提案されている(たとえば、下記特許文献1〜4参照。)。
特開2004−64287号公報 特開平11−317663号公報 特開2000−49598号公報 特開平11−259033号公報
しかしながら、上述したソフトウェアを用いたリセット制御方法では、PLL回路の外部からの設定作業が必要である。また、PLL回路と接続されている他の回路との関係を考慮してリセット制御の調整作業をおこなう必要もある。これらの作業は、PLL回路を特定機能の回路チップとして扱う設計者の負担が増大するという問題があった。
これに対し、上述した特許文献1のPLL回路では、自動的にリセットをおこなう機構を併せ持つが、電圧調整回路など、複雑なハードウェアが必要となり、PLL回路の製造工程や製造コストが増大するという問題があった。
また、上述した特許文献2のPLL回路は、特許文献1のPLL回路と比較して簡易な構成である。しかしながら、PLL回路を出力信号停止状態から通常動作へ復帰させる際に、まず、電圧制御発振回路に電源電圧を印加する動作から開始するため、正常発振状態の発振信号を出力させるために必要な電圧値になるまでに時間がかかってしまうこととなる。
また、上述した特許文献3のPLL回路も、特許文献1のPLL回路と比較して簡易な構成ではある。しかしながら、PLL回路を出力信号停止状態から通常動作へ復帰させるためには、まず、GND(接地)電位である電圧制御発振回路に電源電圧を印加する。したがって、正常発振状態の発振信号を出力できる電位を印加できるまでに、時間がかかってしまうこととなる。
また、上述した特許文献4のPLL回路も、特許文献1のPLL回路と比較して簡易な構成である。しかしながら、PLL回路を出力信号停止状態から通常動作へ復帰する際に、まず、セレクタを用いて、電圧制御発振回路へ印加する固定電圧を選択する動作が行われるため、正常発振状態の発振信号を出力できるまでに時間がかかってしまうこととなる。このように、上述した特許文献2〜4のPLL回路では、このPLL回路を組み込んだ回路や装置の動作開始までに一定時間待機しなければならないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、設計者の負担軽減を図るとともに発振動作の高性能化を実現することができるPLL回路およびPLL回路の発振動作制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるPLL回路は、印加された電圧に応じた発振信号を出力する発振手段と、前記発振手段から出力された発振信号の周波数を検知して、当該周波数に応じた検知信号を出力する検知手段と、前記検知手段から出力された検知信号に基づいて、前記発振信号の異常発振状態を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された検出結果に基づいて、前記発振手段の出力動作のリセットをおこなうリセット信号を生成し、前記発振手段に出力する生成手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記発明において、前記検知手段は、前記発振信号の周波数が所定の周波数以下であるか否かを検知し、前記検出手段は、前記検知手段によって前記発振信号の周波数が前記所定の周波数以下ではないと検知された場合、前記発振信号の異常発振状態を検出し、前記生成手段は、前記検出手段によって異常発振状態が検出された場合、前記リセット信号を生成して、前記発振手段に出力することとしてもよい。
また、上記発明において、前記生成手段は、前記検出手段によって異常発振状態が検出された場合、所定時間のみ前記リセット信号を出力することとしてもよい。
また、上記発明において、前記発振手段は、前記生成手段からリセット信号が入力されてから当該リセット信号の入力が解除されるまでの間に電圧を印加することとしてもよい。
また、本発明にかかるPLL回路の発振動作制御方法は、印加された電圧に応じた発振信号を出力する電圧制御発振器を有するPLL回路の発振動作制御方法であって、前記電圧制御発振器から出力された発振信号の周波数を検知して、当該周波数に応じた検知信号を出力する検知工程と、前記検知工程によって出力された検知信号に基づいて、前記発振信号の異常発振状態を検出する検出工程と、前記検出工程によって検出された検出結果に基づいて、前記電圧制御発振器の出力動作のリセットをおこなうリセット信号を生成し、前記電圧制御発振器に出力する生成工程と、を含んだことを特徴とする。
また、上記発明において、前記検知工程は、前記発振信号の周波数が所定の周波数以下であるか否かを検知し、前記検出工程は、前記検知工程によって前記発振信号の周波数が前記所定の周波数以下ではないと検知された場合、前記発振信号の異常発振状態を検出し、前記生成工程は、前記検出工程によって異常発振状態が検出された場合、前記リセット信号を生成して、前記電圧制御発振器に出力することとしてもよい。
また、上記発明において、前記生成工程は、前記検出工程によって異常発振状態が検出された場合、所定時間のみ前記リセット信号を出力することとしてもよい。
また、上記発明において、前記生成工程によってリセット信号が入力されてから当該リセット信号の入力が解除されるまでの間に、前記電圧制御発振器に電圧を印加する印加工程を含むこととしてもよい。
これらの発明によれば、リセット信号が発振手段(電圧制御発振器)に入力されることにより、発振手段(電圧制御発振器)から出力された発振信号の異常発振状態を自動的にリセットすることができる。また、異常発振状態が検出された場合、リセット信号を所定時間のみ出力することにより、自動的にリセット信号の出力を解除することができる。リセット解除の直後から電圧が印加された状態で、発振手段(電圧制御発振器)の発振動作を再開することができる。
本発明にかかるPLL回路およびPLL回路の発振動作制御方法によれば、設計者の負担軽減を図るとともに発振動作の高性能化を実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるPLL回路およびPLL回路の発振動作制御方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(PLL回路の回路構成)
まず、この発明の実施の形態にかかるPLL回路の回路構成について説明する。図1は、この発明にかかるPLL回路の回路構成を示す説明図である。図1において、PLL回路100は、発振部110と、検知部120と、検出部130と、リセット制御をおこなうAND回路101およびリセット制御を解除するタイマ102を有する生成部140と、から構成される。
PLL回路100は、発振部110に基準信号CKを入力することで、基準信号CKと同期した発振信号XをOutに出力するとともに、検知部120にも出力する。検知部120は、発振信号Xが入力されることにより発振信号Xの周波数異常を検知する。周波数異常とは、暴走発振および出力停止状態を指す。検知部120の検知結果は、検知信号OSCとして検出部130へ入力される。検出部130は、入力された検知信号OSCに基づいて発振部110の動作の状態を判断し、状態検出信号CHをタイマ102へ出力する。
タイマ102は、検出部130から出力された状態検出信号CHのON/OFF状態に基づいて、所定のタイマ動作をおこなう。具体的には、状態検出信号CHがON状態の場合は、ON状態のタイマ信号CHTをAND回路101に出力する。一方、状態検出信号CHがOFF状態の場合は、その状態検出信号CHが入力されると、タイマ信号CHTをON状態からOFF状態に切り替えてAND回路101に出力するとともに、所定時間の計時を開始する。そして、所定時間が経過すると、タイマ信号CHTの出力をOFF状態からONに切り替えてAND回路101に出力する。
また、AND回路101は、外部リセット信号Sとタイマ信号CHTを入力する。ここで、外部リセット信号Sとは、PLL回路100の発振動作を外部からリセットする信号である。すなわち、このPLL回路100では、PLL回路100内部でリセット制御をおこなうため、外部リセット信号Sは常に一定の状態、本例ではON状態に設定されている。
通常の発振動作においては、入力される外部リセット信号Sとタイマ信号CHTは、ともにON状態であるため、AND回路101は、ON状態のリセット信号S1を出力する。一方、タイマ信号CHTがOFF状態の場合には、OFF状態のリセット信号S1を出力する。
したがって、OFF状態のリセット信号S1が発振部110に入力されると、発振部110のリセット動作がおこなわれ、リセット信号S1がON状態に切り替わると、発振部110のリセット動作が解除される。以上の動作により、PLL回路100は、不慮の動作が発生した場合に発振部110のリセット動作とその後の正常動作への復帰動作を実現することができる。
以上述べた動作がPLL回路100の基本動作である。このような基本動作をおこなうためPLL回路100の各機能部の詳細な構成と機能を説明する。まず、発振部110は、位相比較回路111と、チャージポンプ112と、ローパスフィルタ113と、電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator;以下、「VCO」という)114と、分周器115と、AND回路116とから構成される。
ここで、位相比較回路111は、基準信号CKと帰還信号FBとが入力されると、これらの信号CK,FBの位相の差分を検出する。ここで、基準信号CKとは、図示しない水晶発振器などの発振器から出力されたクロック信号である。また、帰還信号FBとは、後述する分周器115からの出力信号である。位相比較回路111は、基準信号CKと比較して帰還信号FBの遅れを検出した場合は、遅れ差分信号UPを出力する。また、基準信号CKと比較して帰還信号FBの進みを検出した場合は、進み差分信号DNを出力する。
遅れ差分信号UPおよび進み差分信号DNは、位相比較回路111による差分の結果をあらわしており、基準信号CKとの位相の進み具合を示す信号である。基準信号CKと帰還信号FBとを比較して位相の遅れがあれば、遅れ差分信号UPの出力がOFF状態となる。
また、チャージポンプ112は、位相比較回路111からの遅れ差分信号UPおよび進み差分信号DNが入力されると、遅れ差分信号UPおよび進み差分信号DNごとに電荷を蓄積する。具体的には、遅れ差分信号UPがOFF状態になると、電荷の蓄積をおこなう。同様に、進み差分信号DNがOFF状態になると、電荷の蓄積をおこなう。
したがって、チャージポンプ112は、遅れ差分信号UPおよび進み差分信号DNに蓄積された電荷量の差、すなわち電位差をあらわす電圧信号VCPを出力する。また、ローパスフィルタ113は、チャージポンプ112から出力された電圧信号VCPが入力されると、この電圧信号VCPを高電位側と低電位側に分離して、高電位側信号VDI1と低電位側信号VSI1を出力する。
VCO114は、ローパスフィルタ113から出力された高電位側信号VDI1と低電位側信号VSI1が入力されると、高電位側信号VDI1と低電位側信号VSI1との電位差に比例した周波数の発振信号Xを出力する。すなわち、高電位側信号VDI1と低電位側信号VSI1との電位差が大きくなると発振信号は高周波信号となり、小さくなると低周波信号になる。
これにより、遅れ差分信号UPがOFF状態でチャージポンプ112に入力されると、電圧信号VCPの電圧値が上昇し、高電位側信号VDI1の電位が上昇するため、VCO114から出力される発振信号Xの周波数が上昇する。同様に、進み差分信号DNがOFF状態でチャージポンプ112に入力されると、チャージポンプ112において電荷の蓄積がおこなわれないため、高電位側信号VDI1と低電位側信号VSI1との電位差が小さくなりVCO114から出力される発振信号Xの周波数が低下する。
しかし、PLL回路100の性質上、基準信号CKと比較して帰還信号FBの位相が進むほど発振信号Xの周波数が上昇する前に正常発振状態となる。したがって、基準信号CKと比較して帰還信号FBの位相の進みが検出され、進み差分信号DNの出力が、OFF状態となることはないため、進み差分信号DNの出力は、常にON状態の出力となる。
また、分周器115は、VCO114から出力された発振信号Xが入力されると、発振信号Xの周波数を1/N(Nは整数の設定値)にし、帰還信号FBとして出力する。また、AND回路116は、位相比較回路111からの遅れ差分信号UPと進み差分信号DNとが入力されると、ロック信号Lを出力する。ロック信号Lは、2つの入力信号UP,DNがともにON状態であれば、ON状態のロック信号Lを出力する。ロック信号Lが所定時間以上ON状態であれば、発振部110は、正常発振状態の発振信号Xを出力していると検知することができる。
検知部120は、検知インバータ121から構成され、発振部110からの発振信号Xが入力されると、所定の周波数、例えば、1GHz以下の信号のみを通過させて、検知信号OSCとして出力する。また、検知部120の構成に替えて、他の構成を適用することもできる。図2は、図1に示した検知部120の他の構成を示す回路図である。図2に示した検知部120は、CR回路の前後にNOT回路を配置することでローパスフィルタ201を構成している。ローパスフィルタ201は、設定した閾値よりも高周波数の信号を通過させないため、図1に示した検知インバータ121と同様の動作をおこなう。
また、検知部120は、帰還信号FBを出力する分周器115の動作可能な周波数値を考慮した上で、検知部120の通過可能な周波数の設定を行わなければならない。なぜならば、VCO114の暴走発振を検出してリセットをかける際に、検知部120の通過可能な周波数値を、分周器115の動作可能な周波数値よりも高く設定してしまうと、いつまでも暴走発振を検出できないからである。逆に、検知部120の通過可能な周波数値を、分周器115の動作可能な周波数値よりも幾らか低く設定すれば、実際の暴走発振が起こる前にリセットをかけることもできる。
検出部130は、第1の検出回路131と、第2の検出回路132と、AND回路133とから構成されている。第1の検出回路131は、NOT回路141とp型MOSFET142と抵抗143とコンデンサ144とから構成されており、第1の検出信号Aを出力する。また、第2の検出回路132は、第1の検出回路131と同様、NOT回路151とp型MOSFET152と抵抗153とコンデンサ154を備え、さらにその前段にNOT回路155を備えており、第2の検出信号Bを出力する。また、AND回路133は、第1の検出信号Aおよび第2の検出信号Bが入力されると、状態検出信号CHを出力する。
ここで、検知部120および検出部130の動作について具体的に説明する。まず、通常動作について説明する。検知部120は、入力された発振信号Xの周波数が閾値以下である場合、発振信号Xをそのまま通過させて、検知信号OSCとして検出部130に出力する。この場合、検出部130には、ON/OFFが交互に切り替わる検知信号OSCが入力される。
検知信号OSCがON状態のときは、第1の検出回路131に高電圧がかかり、コンデンサ144に電荷が蓄積される。同時に、第2の検出回路132では、ON状態の検知信号OSCがNOT回路155によりOFF状態に反転する。したがって、第2の検出回路132には電圧がかからず開放状態となり、第2の検出回路132のコンデンサ154に蓄積された電荷が徐々に低下する。このとき、電荷の低下速度は時定数CRに依存する。
反対に、OFF状態の検知信号OSCが第1の検出回路131に入力されると、第1の検出回路131は開放状態となり、コンデンサ144に蓄積された電荷が徐々に低下し、第2の検出回路132のコンデンサ154に電荷が蓄積される。
したがって、検出部130は、第1の検出回路131および第2の検出回路132のいずれの検出回路においても、その検出回路が開放状態となってもすぐに高電圧が印加され、コンデンサ144(154)の電位が低下する前に、コンデンサ144(154)が充電状態となる。このように、閾値以下の発振信号Xが検知部120に入力されると、検出部130のAND回路133は、常にON状態の状態検出信号CHを出力することとなる。
つぎに、発振部110が暴走発振または出力停止状態の場合の検知部120および検出部130の動作について説明する。発振部110が暴走発振または出力停止状態の場合、検知部120から出力される検知信号OSCは、ON状態またはOFF状態のいずれか一方の状態のまま固定される。これは、検知部120が発振信号Xを認識できないためである。固定状態で入力され続ける検知信号OSCがON状態であってもOFF状態であっても、第1の検出回路131と第2の検出回路132では、NOT回路155によって検知信号OSCが反転される。
したがって、いずれか一方の検出回路(たとえば、第1の検出回路131)は、検知信号OSCのOFF状態入力が継続することになり、他方の検出回路(たとえば、第2の検出回路132)は開放状態が継続し、コンデンサ(たとえば、コンデンサ154)に蓄積されていた電位が少しずつ低下し始める。
この電位の低下現象が、すなわち発振部110の異常をあらわす。すなわち、第1の検出回路131の検出信号Aおよび第2の検出回路132の検出信号Bのいずれか一方の検出信号がOFF状態であれば、AND回路133から出力される状態検出信号CHがOFF状態となり、AND回路101からリセット制御をおこなうリセット信号S1を出力することができる。
このリセット信号S1がチャージポンプ112、ローパスフィルタ113およびVCO114に入力されると、チャージポンプ112、ローパスフィルタ113およびVCO114がリセットされその動作が停止する。そして、タイマ102によるリセット解除後に動作を開始することにより、暴走発振または出力停止状態から通常動作に自動的に復帰することができる。
(PLL回路の通常発振動作タイミング)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるPLL回路100の通常発振動作タイミングについて説明する。図3は、この発明の実施の形態にかかるPLL回路100の通常発振動作タイミングを示すタイミングチャートである。なお、通常発振動作では発振部110へのリセット制御は行われないため、検知部120、検出部130およびタイマ102の動作説明は省略する。
また、外部リセット信号S、リセット信号S1、基準信号CK、帰還信号FB、遅れ差分信号UP、進み差分信号DN、発振信号X、ロック信号Lは、高電位(ON状態)か低電位(OFF状態)かの2値を示す。また、高電位側信号VDI1および低電位側信号VSI1は、最小電位となるGNDと最大電位となる電源電圧VDDとの間の電位をあらわしている。
なお、リセット信号S1はOFF状態であればリセット制御が行われ、チャージポンプ112、ローパスフィルタ113およびVCO114は停止状態となる。ロック信号Lは所定の時間ON状態であれば、発振部110からの発振信号Xがロック状態つまり安定状態であると検出される。
まず、リセット信号S1がON状態(図3中、符号300)となることで、リセット制御が解除され、通常の発振動作が開始される。このとき、高電位側信号VDI1は、電源電圧VDDの1/2(図3中、符号301)に、低電位側信号SDI1は、最小電圧であるGND電圧に設定されている。このように、リセット制御により発振部110を停止させたときの高電位側信号VDI1および低電位側信号VSI1の電圧値を設定することで、通常動作開始後すぐに、VCO114への印加電圧が正常発振するための最適値となる。
また、図3において、t11は、発振部110が通常動作を開始して最初に位相比較回路111により検出された遅れ差分信号UPに反映させたタイミングを表す。符号300において、帰還信号FBの遅れが検出されたため、発振信号Xの周波数を上げるために、基準信号CKのONへの立ち上がりに同期して、遅れ差分信号UPがOFF状態に切り替わる(図3中、符号302)。
また、t12は、帰還信号FBと基準信号CKとの位相の差分を検出するタイミングを表す。再度、基準信号CKと帰還信号FBとを比較するが、このとき、帰還信号FBのONへの立ち上がりに同期して、遅れ差分信号UPもONへ立ち上がる(図3中、符号303)。つまり、位相比較回路111において、発振信号Xの周波数を上げるための動作が停止される。
また、t13は、t12によって検出された、帰還信号FBと基準信号CKとの位相の差分が、遅れ差分信号UPに反映されたタイミングを表す。基準信号CKのONへの立ち上がりに同期して、遅れ差分信号UPはOFFとなる(図3中、符号304)。通常動作中、高電位側信号VDI1および低電位側信号VSI1の値がともに上昇するが、遅れ差分信号UPがON状態として出力されることで、高電位側信号VDI1の値が大きくなり、高電位側信号VDI1と低電位側信号VSI1の電位差も大きくなる。したがって、VCO114に印加される電圧値が上昇し、VCO114から出力される発振信号Xの周波数が上昇する。
また、t14は、正常発振を開始したタイミングを表す。基準信号CKと帰還信号FBとの比較を繰り返すことで、発振信号Xは正常発振状態となる。そして、AND回路116から出力されるロック信号Lも所定時間以上ON状態が継続し、発振部110から出力される発振信号Xがロック状態であることが検出される。以上のような動作により発振信号Xが、正常な発振状態でOutに出力される。
(PLL回路の異常発振から正常発振への復帰動作タイミング)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるPLL回路100の異常発振から正常発振への復帰動作タイミングについて説明する。図4は、この発明の実施の形態にかかるPLL回路100の異常発振から正常発振への復帰動作タイミングを示すタイミングチャートである。図4において、検知信号OSC、状態検出信号CH、タイマ信号CHTは、高電位(ON状態)または低電位(OFF状態)の2値を示す。第1の検出回路131からの検出信号Aおよび第2の検出回路132からの検出信号Bは、最小電位をGND、最大電位をコンデンサ144,154の静電容量として、その間の電位を示す。
まず、t21は、暴走発振または停止状態を検出したタイミングを表す。VCO114からの発振信号Xが暴走発振を起こしているとき、帰還信号FBと検知部120からの検知信号OSCは、発振信号Xを認識できずに、ON/OFFのいずれか一方の状態と認識したまま停止している。また、高電位側信号VDI1は最大電位VDDの状態で、低電位側信号VSI1は最小電位GNDの状態で停止している。
また、検知部120からの検知信号OSCの値が所定時間変化しないことから、第1の検出回路131または第2の検出回路132のうちいずれか一方の検出回路(たとえば、第1の検出回路131)は開放状態が継続し、コンデンサ(たとえば、コンデンサ144)の電位が低下し始める(図4中、符号400)。検出信号A(または検出信号B)の電位は、あらかじめ設定した閾値まで低下すると、AND回路133においてOFFと判断され、状態検出信号CHが出力される(図4中、符号401)。
この状態検出信号CHの出力に応じて、タイマ102によって制御されたタイマ信号CHTも出力され、所定時間が経過した後、リセット解除のためのタイマ信号CHTが出力される(図4中、符号402)。そして、リセット信号S1がON(図4中、符号403)となることで、通常の発振動作が開始される。この所定時間として、基準信号CKのクロックの回数を定めてもよい。
状態検出信号CHによって停止状態となった期間(図4中、符号404)、高電位側信号VDI1は、電源電圧VDDの1/2の電位(図4中、符号405)に保たれている。これは、図3に示した説明でも述べたように、リセットから通常動作に復帰した後、すぐに正確な正常発振させるためである。
また、t22は、タイマ102によってリセット制御が解除されたタイミングである。リセット解除とともに、基準信号CKと帰還信号FBとの比較が行われる。図4に示すように、帰還信号FBの位相の遅れが検出されることから、基準信号CKのつぎの立ち上がりに同期して、遅れ差分信号UPの出力はOFF状態になる(図4中、符号406)。
また、t23は、帰還信号FBと基準信号CKとの位相の差分を検出するタイミングである。ここでも、基準信号CKと帰還信号FBとを比較するが、このとき、帰還信号FBのONへの立ち上がりに同期して、遅れ差分信号UPの出力もON状態へ立ち上がる(図4中、符号407)。また、t24は、t23によって検出された差分を遅れ差分信号UPの出力に反映させたタイミング(図4中、符号408)である。
また、t25は、正常発振を開始したタイミングを表す。ロック信号Lの出力も所定の時間以上ON状態が継続し、発振部110から出力される正常発振がロック状態であると検出される。このように、タイマ102によるリセット解除後は、図3で説明した動作と同じ流れを経て、正常発振をおこなう。
以上説明したように、本発明にかかるPLL回路およびPLL回路の発振動作制御方法によれば、PLL回路から出力される発振信号Xの暴走発振または出力停止状態を、いち早く検出し、リセット制御することができる。また、リセット制御によって、VCO114を停止させる際に高電位側信号VDI1と低電位側信号VSI1との電位差が電源電圧VDDの1/2となるように印加電圧を設定することで、リセット後の復帰動作を正確且つ迅速におこなうことができる。これにより、リセット後における接続されている回路や装置の動作開始の高速化を図ることができる。
(付記1)印加された電圧に応じた発振信号を出力する発振手段と、
前記発振手段から出力された発振信号の周波数を検知して、当該周波数に応じた検知信号を出力する検知手段と、
前記検知手段から出力された検知信号に基づいて、前記発振信号の異常発振状態を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された検出結果に基づいて、前記発振手段の出力動作のリセットをおこなうリセット信号を生成し、前記発振手段に出力する生成手段と、
を備えることを特徴とするPLL回路。
(付記2)前記検知手段は、
前記発振信号の周波数が所定の周波数以下であるか否かを検知し、
前記検出手段は、
前記検知手段によって前記発振信号の周波数が前記所定の周波数以下ではないと検知された場合、前記発振信号の異常発振状態を検出し、
前記生成手段は、
前記検出手段によって異常発振状態が検出された場合、前記リセット信号を生成して、前記発振手段に出力することを特徴とする付記1に記載のPLL回路。
(付記3)前記生成手段は、
前記検出手段によって異常発振状態が検出された場合、所定時間のみ前記リセット信号を出力することを特徴とする付記1または2に記載のPLL回路。
(付記4)前記発振手段は、
前記生成手段からリセット信号が入力されてから当該リセット信号の入力が解除されるまでの間に電圧を印加することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のPLL回路。
(付記5)印加された電圧に応じた発振信号を出力する電圧制御発振器を有するPLL回路の発振動作制御方法であって、
前記電圧制御発振器から出力された発振信号の周波数を検知して、当該周波数に応じた検知信号を出力する検知工程と、
前記検知工程によって出力された検知信号に基づいて、前記発振信号の異常発振状態を検出する検出工程と、
前記検出工程によって検出された検出結果に基づいて、前記電圧制御発振器の出力動作のリセットをおこなうリセット信号を生成し、前記電圧制御発振器に出力する生成工程と、
を含んだことを特徴とするPLL回路の発振動作制御方法。
(付記6)前記検知工程は、
前記発振信号の周波数が所定の周波数以下であるか否かを検知し、
前記検出工程は、
前記検知工程によって前記発振信号の周波数が前記所定の周波数以下ではないと検知された場合、前記発振信号の異常発振状態を検出し、
前記生成工程は、
前記検出工程によって異常発振状態が検出された場合、前記リセット信号を生成して、前記電圧制御発振器に出力することを特徴とする付記5に記載のPLL回路の発振動作制御方法。
(付記7)前記生成工程は、
前記検出工程によって異常発振状態が検出された場合、所定時間のみ前記リセット信号を出力することを特徴とする付記6または7に記載のPLL回路の発振動作制御方法。
(付記8)前記生成工程によってリセット信号が入力されてから当該リセット信号の入力が解除されるまでの間に、前記電圧制御発振器に電圧を印加する印加工程を含んだことを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載のPLL回路の発振動作制御方法。
以上のように、本発明にかかるPLL回路およびPLL回路の発振動作制御方法は、設計作業が繁雑となる高集積回路に有用であり、そのなかでも特に、迅速なレスポンスが必要となる制御機器や通信機器に適している。
この発明の実施の形態にかかるPLL回路の回路構成を示す説明図である。 図1に示した検知部の他の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態にかかるPLL回路の通常発振動作タイミングを示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態にかかるPLL回路の異常発振から正常発振への復帰動作タイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
100 PLL回路
101,116,133 AND回路
102 タイマ
110 発振部
111 位相比較回路
112 チャージポンプ
113 ローパスフィルタ
114 電圧制御発振回路(VCO)
115 分周器
120 検知部
121 検知インバータ
130 検出部

Claims (5)

  1. 印加された電圧に応じた発振信号を出力する発振手段と、
    前記発振手段から出力された発振信号の周波数を検知して、当該周波数に応じた検知信号を出力する検知手段と、
    前記検知手段から出力された検知信号に基づいて、前記発振信号の異常発振状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された検出結果に基づいて、前記発振手段の出力動作のリセットをおこなうリセット信号を生成し、前記発振手段に出力する生成手段と、
    を備えることを特徴とするPLL回路。
  2. 前記検知手段は、
    前記発振信号の周波数が所定の周波数以下であるか否かを検知し、
    前記検出手段は、
    前記検知手段によって前記発振信号の周波数が前記所定の周波数以下ではないと検知された場合、前記発振信号の異常発振状態を検出し、
    前記生成手段は、
    前記検出手段によって異常発振状態が検出された場合、前記リセット信号を生成して、前記発振手段に出力することを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 前記生成手段は、
    前記検出手段によって異常発振状態が検出された場合、所定時間のみ前記リセット信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載のPLL回路。
  4. 前記発振手段は、
    前記生成手段からリセット信号が入力されてから当該リセット信号の入力が解除されるまでの間に電圧を印加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のPLL回路。
  5. 印加された電圧に応じた発振信号を出力する電圧制御発振器を有するPLL回路の発振動作制御方法であって、
    前記電圧制御発振器から出力された発振信号の周波数を検知して、当該周波数に応じた検知信号を出力する検知工程と、
    前記検知工程によって出力された検知信号に基づいて、前記発振信号の異常発振状態を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出された検出結果に基づいて、前記電圧制御発振器の出力動作のリセットをおこなうリセット信号を生成し、前記電圧制御発振器に出力する生成工程と、
    を含んだことを特徴とするPLL回路の発振動作制御方法。
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