JP2000049598A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JP2000049598A
JP2000049598A JP10210477A JP21047798A JP2000049598A JP 2000049598 A JP2000049598 A JP 2000049598A JP 10210477 A JP10210477 A JP 10210477A JP 21047798 A JP21047798 A JP 21047798A JP 2000049598 A JP2000049598 A JP 2000049598A
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clock signal
signal
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Kazuhiro Fukushima
一浩 福島
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 暴走状態から自動的に脱しロックイン状態を
回復しうるPLL回路を実現して、PLL回路及びこれ
を含む論理集積回路装置等の信頼性を高める。 【解決手段】 入力クロック信号Pin及び帰還クロッ
ク信号Pfbの位相を比較する位相比較回路PDと、位
相比較回路PDから出力されるアップ信号UP及びダウ
ン信号DNに従って制御電圧VCを生成するチャージポ
ンプ回路CPと、制御電圧VCに応じて出力クロック信
号Poutを生成する電圧制御型発振回路VCOと、出
力クロック信号Poutを分周して帰還クロック信号P
fbを生成する分周回路FDとを含むPLL回路に、出
力クロック信号Poutがロックイン可能な領域から逸
脱しことを判定する異常検出回路TDと、この出力信号
CC0〜CC2を受けて制御電圧VCの電位を所定値に
リセットする異常回復回路TCとを設ける。異常検出回
路TDによる判定時間を任意に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はPLL(Phas
e Locked Loop)回路に関し、例えば、シ
ングルチップマイクロコンピュータ等の論理集積回路装
置に搭載されるPLL回路ならびにその信頼性向上に利
用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】入力クロック信号に位相同期された内部
クロック信号を形成するPLL回路があり、このような
PLL回路をクロック信号源として含むシングルチップ
マイクロコンピュータ等の論理集積回路装置がある。P
LL回路は、例えば、図5に示されるように、入力クロ
ック信号Pinと内部クロック信号つまり出力クロック
信号Poutを分周して形成される帰還クロック信号P
fbとの間の位相差に応じたパルス幅のアップ信号UP
及びダウン信号DNを選択的に形成する位相比較回路P
Dと、位相比較回路PDから出力されるアップ信号UP
及びダウン信号DNに従って入力クロック信号Pin及
び帰還クロック信号Pfbの位相差に応じた電位の制御
電圧VCを生成するチャージポンプ回路CPと、その周
波数が制御電圧VCの電位に従って制御される内部クロ
ック信号つまり出力クロック信号Poutを生成する電
圧制御型発振回路VCOとを含む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、上記図5のようなPLL回路を搭載す
る論理集積回路装置の開発に従事し、次の問題点に気付
いた。すなわち、上記PLL回路では、帰還クロック信
号Pfbの位相が入力クロック信号Pinより遅れたと
き、位相比較回路PDによってアップ信号UPがその位
相差に応じた期間だけハイレベルとされる。この結果、
制御電圧VCの電位が高くされて、出力クロック信号P
outの周波数が高くされ、その位相が進められる。ま
た、逆に帰還クロック信号Pfbの位相が入力クロック
信号Pinより進んだときは、位相比較回路PDによっ
てダウン信号DNがその位相差に応じた期間だけハイレ
ベルとされる。この結果、制御電圧VCの電位が低くさ
れて、出力クロック信号Poutの周波数が低くされ、
その位相が遅くされる。この結果、帰還クロック信号P
fbの位相が入力クロック信号Pinに対していわゆる
ロックインされた状態となり、これによって論理集積回
路装置の高速動作が実現される。
【0004】しかし、上記PLL回路では、何らかの外
的要因等で出力クロック信号Poutの周波数がある程
度以上高くなると、電圧制御型発振回路VCOや分周回
路FDを含む帰還経路の周波数特性等が原因となって、
出力クロック信号Poutつまり帰還クロック信号Pf
bの周波数がゼロとなる現象が生じる。このとき、位相
比較回路PDは、帰還クロック信号Pfbの周波数が入
力クロック信号Pinより低いと誤認してアップ信号U
Pをハイレベルとし続け、制御電圧VCの電位をさらに
高くして、出力クロック信号Poutの周波数をさらに
高くしようと作用する。この結果、PLL回路はいわゆ
る暴走状態となり、ロックイン状態を回復できなくなっ
て、PLL回路ひいてはこれを含む論理集積回路装置が
正常に動作できなくなり、その信頼性が低下する。ま
た、これに対処しようとして出力クロック信号Pout
の周波数をある程度以下に抑えようとすると、PLL回
路を含む論理集積回路装置のマシンサイクルの高速化が
制約を受ける。
【0005】この発明の目的は、暴走状態から自動的に
脱し、ロックイン状態を回復しうるPLL回路を実現す
ることにある。この発明の他の目的は、PLL回路及び
これを含む論理集積回路装置等の信頼性を高めるととも
に、PLL回路の使用周波数を高め、論理集積回路装置
等のマシンサイクルを高速化することにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、例えば論理集積回路装置等に
搭載され、入力クロック信号及び帰還クロック信号の位
相を比較する位相比較回路と、位相比較回路から出力さ
れるアップ信号及びダウン信号に従って入力クロック信
号及び帰還クロック信号の位相差に応じた電位の制御電
圧を生成するチャージポンプ回路と、制御電圧の電位に
応じた周波数の出力クロック信号を生成する電圧制御型
発振回路と、出力クロック信号を分周して帰還クロック
信号を生成する分周回路とを含むPLL回路に、例えば
出力クロック信号の周波数がゼロとなっている時間を計
時して、出力クロック信号の周波数がロックイン可能な
領域から逸脱しことを判定する異常検出回路と、異常検
出回路の出力信号を受けて制御電圧の電位を所定値にリ
セットする異常回復回路とを設けるとともに、異常検出
回路による判定時間を、所定の外部端子又はパッドを介
して任意に設定できるようにする。
【0008】上記した手段によれば、所望の時間をもっ
て暴走状態となったことを自ら判定し、自動的にロック
イン状態を回復しうるPLL回路を実現することができ
る。この結果、PLL回路ひいてはこれを含む論理集積
回路装置等の信頼性を高めることができるとともに、P
LL回路の使用周波数を高め、PLL回路を含む論理集
積回路装置等のマシンサイクルを高速化することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
PLL回路の一実施例のブロック図が示されている。ま
た、図2及び図3には、図1のPLL回路に含まれる異
常検出回路TD及び異常回復回路TCの一実施例の回路
図がそれぞれ示され、図4には、図1のPLL回路の一
実施例の信号波形図が示されている。これらの図をもと
に、PLL回路の構成及び動作ならびにその特徴につい
て説明する。
【0010】なお、この実施例のPLL回路は、特に制
限されないが、そのクロック信号源としてシングルチッ
プマイクロコンピュータに搭載され、入力クロック信号
Pinをもとに、例えばその4倍の周波数を有する内部
クロック信号つまり出力クロック信号Poutを生成す
る。図1の各ブロックを構成する回路素子は、シングル
チップマイクロコンピュータを構成する他の回路素子と
ともに、公知のMOSFET(金属酸化物半導体型電界
効果トランジスタ。この明細書では、MOSFETをし
て絶縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とする)集
積回路の製造技術によって単結晶シリコンのような1個
の半導体基板面上に形成される。また、以下の図面で
は、キャパシタC1及びMOSFETN1が独立した回
路素子として示されているが、実際には、キャパシタC
1はチャージポンプ回路CPに含まれ、MOSFETN
1は異常回復回路TCに含まれる。さらに、図4では、
外部端子SC0〜SC2を介して供給される異常回復制
御信号SC0〜SC2の論理値が、例えば“111”つ
まり10進数の“7”とされる。
【0011】図1において、この実施例のPLL回路
は、その一方の入力端子に入力クロック信号Pin(第
1のクロック信号)を共通に受け、その他方の入力端子
に帰還クロック信号Pfb(第2のクロック信号)を共
通に受ける位相比較回路PD及び異常検出回路TDを備
える。このうち、位相比較回路PDの出力信号つまりア
ップ信号UP及びダウン信号DNは、チャージポンプ回
路CPの一方及び他方の入力端子にそれぞれ供給され
る。チャージポンプ回路CPの出力端子と接地電位VS
Sとの間には、チャージポンプ回路CPの一部である所
定のキャパシタC1が設けられるとともに、異常回復回
路TCの一部であるNチャンネル型のスイッチMOSF
ETN1が並列形態に設けられる。キャパシタC1の上
部電極における電位は、チャージポンプ回路CPの出力
信号つまり制御電圧VCとして電圧制御型発振回路VC
Oに供給される。また、電圧制御型発振回路VCOの出
力信号つまり出力クロック信号Poutは、図示されな
い後段のクロック分配回路を介してマイクロコンピュー
タの各部に供給されるとともに、分周回路FDによって
例えば4分の1の周波数に分周された後、帰還クロック
信号Pfbとして位相比較回路PD及び異常検出回路T
Dの他方の入力端子に供給される。
【0012】一方、異常検出回路TDの出力信号たる3
ビットのカウンタ出力信号CC0〜CC2は、異常回復
回路TCの一方の入力端子に供給される。この異常回復
回路の他方の入力端子には、特に制限されないが、3個
の外部端子SC0〜SC2を介して異常回復制御信号S
C0〜SC2が供給され、その出力信号は、異常回復信
号TCSとしてスイッチMOSFETN1のゲートに供
給される。
【0013】ここで、入力クロック信号Pinは、特に
制限されないが、図4に示されるように、所定の周波数
を有する例えばデューティ50%のパルス信号とされ
る。また、出力クロック信号Poutは、その中心周波
数が入力クロック信号Pinの4倍とされる例えばデュ
ーティ50%のパルス信号とされ、帰還クロック信号P
fbは、入力クロック信号Pinの4分の1つまり入力
クロック信号Pinと同じ中心周波数を有するデューテ
ィ50%のパルス信号とされる。
【0014】位相比較回路PDは、入力クロック信号P
in及び帰還クロック信号Pfbの位相つまり周波数を
比較し、その差分に応じたパルス幅のアップ信号UP又
はダウン信号DNを選択的に形成する。すなわち、位相
比較回路PDは、帰還クロック信号Pfbの位相が入力
クロック信号Pinに比べて遅れたとき、アップ信号U
Pを位相差に対応するパルス幅だけハイレベルとし、ダ
ウン信号DNはロウレベルのままとする。また、逆に帰
還クロック信号Pfbの位相が入力クロック信号Pin
に比べて進んだときには、ダウン信号DNを位相差に対
応するパルス幅だけハイレベルとし、アップ信号UPは
ロウレベルのままとする。
【0015】一方、チャージポンプ回路CPは、キャパ
シタC1とともに、位相比較回路PDの出力信号たるア
ップ信号UP及びダウン信号DNのハイレベルを積分
し、所定の制御電圧VCを形成する。すなわち、チャー
ジポンプ回路CPは、アップ信号UPがハイレベルとさ
れるとき、そのパルス幅に応じてキャパシタC1の上部
電極における制御電圧VCの電位を選択的に高くし、ダ
ウン信号DNがハイレベルとされるときには、そのパル
ス幅に応じて制御電圧VCの電位を選択的に低くする。
チャージポンプ回路CPの出力信号たる制御電圧VC
は、電圧制御型発振回路VCOに供給される。なお、制
御電圧VCの中心電位は、特に制限されないが、電源電
圧VCC及び接地電位VSS間の中間電圧HVCとされ
る。
【0016】電圧制御型発振回路VCOは、チャージポ
ンプ回路CPの出力信号たる制御電圧VCに応じた周波
数を有するパルス信号を形成し、出力クロック信号Po
utとしてコンピュータの各部に供給する。特に制限さ
れないが、出力クロック信号Poutの周波数は、制御
電圧VCの電位が高くなるに従って高くされ、低くなる
に従って低くされる。また、その中心周波数は、前述の
ように、入力クロック信号Pinの4倍とされ、そのデ
ューティは50%とされる。
【0017】分周回路FDは、図示されない例えば2ビ
ットのカウンタを含み、出力クロック信号Poutの周
波数を4分の1に分周した後、帰還クロック信号Pfb
として位相比較回路PD及び異常検出回路TDの他方の
入力端子に供給する。上記のように、出力クロック信号
Poutの位相及び周波数は、帰還クロック信号Pfb
と入力クロック信号Pinの位相とが同期すべく制御さ
れる。この結果、帰還クロック信号Pfbは、入力クロ
ック信号Pinに位相同期され、入力クロック信号Pi
nと同じ中心周波数を有するパルス信号となる。
【0018】ところで、何らかの外的要因等で出力クロ
ック信号Poutの周波数が異常に高くなり、ロックイ
ン不能な領域に達すると、電圧制御型発振回路VCOの
動作特性や分周回路FDを含む帰還経路の周波数特性等
が原因して、出力クロック信号Poutつまり帰還クロ
ック信号Pfbの周波数がゼロとなる現象が生じる。こ
のとき、位相比較回路PDは、帰還クロック信号Pfb
の周波数が入力クロック信号Pinより低いと誤認して
アップ信号UPをハイレベルとし続け、制御電圧VCの
電位をさらに高くし、出力クロック信号Poutの周波
数をさらに高くしようと作用する。この結果、PLL回
路は暴走状態となり、ロックイン状態を回復できなくな
って、PLL回路ひいてはこれを含むシングルチップマ
イクロコンピュータが正常に動作できなくなり、その信
頼性が低下する。
【0019】これに対処するため、この実施例のPLL
回路では、入力クロック信号Pin及び帰還クロック信
号Pfbを受ける異常検出回路TDと、キャパシタC1
に並列形態に設けられたスイッチMOSFETN1を含
む異常回復回路TCとが設けられ、暴走状態から自動的
に脱し、ロックイン状態を自動的に回復する方法がとら
れる。以下、図2〜図4を参照しつつ、異常検出回路T
D及び異常回復回路TCの具体的構成及び動作ならびに
その特徴について説明する。
【0020】まず、異常検出回路TDは、特に制限され
ないが、図2に示されるように、そのセット入力端子S
に入力クロック信号Pinを受けそのリセット入力端子
Rに帰還クロック信号Pfbを受けるSR(セットリセ
ット)型のフリップフロップSRFと、その一方の入力
端子に入力クロック信号Pinを受けるアンド(AN
D)ゲートAG1と、JK型の3個のフリップフロップ
JKF0〜JKF3からなるバイナリーカウンタBCT
Rとを含む。フリップフロップSRFの非反転出力信号
Qは、アンドゲートAG1の他方の入力端子に供給さ
れ、その反転出力信号QBは、バイナリーカウンタBC
TRを構成するフリップフロップJKF0〜JKF3の
リセット入力端子RSに共通に供給される。
【0021】バイナリーカウンタBCTRを構成するフ
リップフロップJKF0〜JKF3の入力端子J及びK
は、電源電圧VCCに共通結合され、ハイレベルに固定
される。また、フリップフロップJKF0のクロック入
力端子Cには、アンドゲートAG1の出力信号たるカウ
ントパルスCPが供給され、フリップフロップJKF1
及びJKF2のクロック入力端子Cには、それぞれ前段
のフリップフロップJKF0及びJKF1の非反転出力
信号Qが供給される。フリップフロップJKF0〜JK
F3の非反転出力信号Qは、異常検出回路TDの出力信
号つまりカウンタ出力信号CC0〜CC2として異常回
復回路TCに供給される。
【0022】異常検出回路TDのSR型のフリップフロ
ップSRFは、そのセット入力端子Sに供給される入力
クロック信号Pinのハイレベルへの立ち上がりを受け
て選択的にセット状態とされ、リセット入力端子Rに供
給される帰還クロック信号Pfbの立ち上がりを受けて
選択的にリセット状態とされる。言うまでもなく、フリ
ップフロップSRFがセット状態とされるとき、その非
反転出力信号Qはハイレベルとされ、その反転出力信号
QBはロウレベルとされる。また、フリップフロップS
RFがリセット状態とされるとき、その非反転出力信号
Qはロウレベルとされ、その反転出力信号QBはハイレ
ベルとされる。
【0023】一方、JK型のフリップフロップJKF0
〜JKF3からなるバイナリーカウンタBCTRは、ア
ンドゲートAG1の出力信号つまりカウントパルスCP
の立ち上がりを受けてカウントアップされ、フリップフ
ロップSRFの反転出力信号QBの立ち上がりを受けて
その計数初期値つまり“000”にリセットされる。ア
ンドゲートAG1の出力信号つまりカウントパルスCP
は、フリップフロップSRFがセット状態とされその非
反転出力信号Qがハイレベルとされるとき、入力クロッ
ク信号Pinに同期して選択的にハイレベルとされる。
【0024】次に、異常回復回路TCは、特に制限され
ないが、図3に示されるように、異常検出回路TDの出
力信号たるカウンタ出力信号CC0〜CC2を受けるデ
コーダCDと、外部端子SC0〜SC2を介して供給さ
れる異常回復制御信号SC0〜SC2を受けるもう一つ
のデコーダSDと、デコーダCD及びSDのデコード出
力信号C0〜C7ならびにS0〜S7をそれぞれ1ビッ
トずつ組み合わせて受ける8個の論理ゲートつまりナン
ド(NAND)ゲートNA0〜NA7と、その第1ない
し第8の入力端子にナンドゲートNA0〜NA7の出力
信号をそれぞれ受ける8入力の論理ゲートつまりナンド
ゲートNA8とを含む。ナンドゲートNA8の出力信号
は、異常回復信号TCSとしてキャパシタC1と並列形
態に設けられたスイッチMOSFETN1のゲートに供
給される。
【0025】異常回復回路TCのデコーダCDは、異常
検出回路TDから供給される3ビットのカウンタ出力信
号CC0〜CC2をデコードして、その出力信号つまり
デコード出力信号C0〜C7の対応するビットを択一的
にハイレベルとする。また、デコーダSDは、外部端子
S0〜S7を介して供給される同じく3ビットの異常回
復制御信号SC0〜SC2をデコードして、その出力信
号つまりデコード出力信号S0〜S7の対応するビット
を択一的にハイレベルとする。
【0026】一方、異常回復回路TCのナンドゲートN
A0〜NA7は、デコーダCDのデコード出力信号C0
〜C7の各ビットと、デコーダSDのデコード出力信号
S0〜S7の対応するビットとを比較照合し、対応する
両ビットがともにハイレベルとされるとき、その出力信
号を選択的にロウレベルとする。また、ナンドゲートN
A8は、ナンドゲートNA0〜NA7の出力信号がとも
にハイレベルとされるとき、その出力信号たる異常回復
信号TCSをロウレベルとし、ナンドゲートNA0〜N
A7の出力信号のいずれかがハイレベルとされるとき、
すなわちデコーダCD及びSDの対応するデコード出力
信号がともにハイレベルとされるとき、言い換えるなら
ばカウンタ出力信号CC0〜CC2と異常回復制御信号
SC0〜SC2の論理値が一致するとき、選択的にハイ
レベルとする。
【0027】位相比較回路PD,チャージポンプ回路C
P,電圧制御型発振回路VCOならびに分周回路FDが
暴走状態となることなく正常に機能し、入力クロック信
号Pin及び帰還クロック信号Pfbの周波数がほぼ同
じ周波数にあるとき、異常検出回路TDのフリップフロ
ップSRFは、図4に例示されるように、入力クロック
信号Pinの立ち上がりを受けてセット状態とされ帰還
クロック信号Pfbの立ち上がりを受けてリセット状態
とされる遷移を繰り返す。また、入力クロック信号Pi
n及びフリップフロップSRFの非反転出力信号Qがと
もにハイレベルとされる間、異常検出回路TDのバイナ
リーカウンタBCTRに対するカウントパルスCPが繰
り返しハイレベルとされるが、フリップフロップSRF
の非反転出力信号Qの立ち下がりつまり反転出力信号Q
Bの立ち上がりを受けてバイナリーカウンタBCTRが
リセットされるため、その計数値は交互に“000”と
“001”、つまり10進数の“0”と“1”に変化さ
れる。
【0028】したがって、バイナリーカウンタBCTR
の計数値が異常回復制御信号SC0〜SC2の論理値つ
まり“7”と一致することはなく、異常回復信号TCS
はロウレベルのままとされる。スイッチMOSFETN
1は、異常回復信号TCSのロウレベルを受けてオフ状
態のままとされ、制御電圧VCは位相比較回路PD及び
チャージポンプ回路CPによって正常に制御される。
【0029】一方、位相比較回路PD,チャージポンプ
回路CP,電圧制御型発振回路VCOならびに分周回路
FDが何からの外的要因等で暴走状態となり、出力クロ
ック信号Pout及び帰還クロック信号Pfbの周波数
がゼロとなると、異常検出回路TDのフリップフロップ
SRFは、セット状態のままとなり、その非反転出力信
号Qはハイレベルのままとされる。このため、バイナリ
ーカウンタBCTRに対するカウントパルスCPが入力
クロック信号Pinに同期して繰り返しハイレベルとさ
れ、バイナリーカウンタBCTRはリセットされること
なくカウントアップされる。そして、その計数値が
“7”に達すると、異常回復回路TCのナンドゲートN
A7の出力信号がロウレベルとされ、ナンドゲートNA
8の出力信号たる異常回復信号TCSがハイレベルとさ
れる。
【0030】これにより、まずスイッチMOSFETN
1がオン状態となり、暴走によって電源電圧VCCに近
い高い電位にあった制御電圧VCが接地電位VSSのよ
うなロウレベルとされる。このため、電圧制御型発振回
路VCOの出力信号たる出力クロック信号Poutの周
波数が急速に低くされ、位相比較回路PD,チャージポ
ンプ回路CP,電圧制御型発振回路VCOならびに分周
回路FDによる周波数制御動作が再開され、やがてPL
L回路はロックイン状態を回復する。
【0031】なお、異常回復制御信号SC0〜SC2の
論理値が、異常検出回路TDを構成するバイナリーカウ
ンタBCTRの計数値範囲内で、PLL回路が暴走状態
となってから異常回復信号TCSがハイレベルとされ暴
走状態を逸脱するまでの時間を設定しうるものであるこ
とは言うまでもない。以上の結果、この実施例によれ
ば、所望の時間をもって暴走状態となったことを自ら判
定し、自動的にロックイン状態を回復しうるPLL回路
を実現することができ、これによってPLL回路ひいて
はこれを含むシングルチップマイクロコンピュータの信
頼性を高めることができる。また、比較的高い周波数領
域での暴走状態を自動的に回避できることで、PLL回
路の使用周波数を高め、PLL回路を含むシングルチッ
プマイクロコンピュータのマシンサイクルを高めること
ができるものとなる。
【0032】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)例えば論理集積回路装置等に搭載され、入力クロ
ック信号及び帰還クロック信号の位相を比較する位相比
較回路と、位相比較回路から出力されるアップ信号及び
ダウン信号に従って入力クロック信号及び帰還クロック
信号の位相差に応じた電位の制御電圧を生成するチャー
ジポンプ回路と、制御電圧の電位に応じた周波数の出力
クロック信号を生成する電圧制御型発振回路と、出力ク
ロック信号を分周して帰還クロック信号を生成する分周
回路とを含むPLL回路に、例えば出力クロック信号の
周波数がゼロとなっている時間を計時して、出力クロッ
ク信号の周波数がロックイン可能な領域から逸脱しこと
を判定する異常検出回路と、異常検出回路の出力信号を
受けて制御電圧の電位を所定値にリセットする異常回復
回路とを設けるとともに、異常検出回路による判定時間
を、所定の外部端子又はパッドを介して任意に設定でき
るようにすることで、所望の時間をもって暴走状態とな
ったことを自ら判定し、自動的にロックイン状態を回復
しうるPLL回路を実現することができるという効果が
得られる。
【0033】(2)上記(1)項により、PLL回路ひ
いてはこれを含む論理集積回路装置等の信頼性を高める
ことができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項により、PLL回路の使用周波数を
高め、これを含む論理集積回路装置等のマシンサイクル
を高速化できるという効果が得られる。
【0034】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、異常検出回路TDの出力信号つまり
カウンタ出力信号CC0〜CC2ならびに異常回復制御
信号SC0〜SC2のビット数は、任意に設定すること
ができる。また、この実施例では、異常回復信号TCS
のハイレベルを受けて制御電圧VCの電位を接地電位V
SSとしているが、例えばスイッチMOSFETN1を
チャージポンプ回路CPの出力端子と中間電圧供給点と
の間に設けることで、中間電圧HVCにリセットするよ
うにしてもよい。PLL回路の暴走状態を回避する方法
は、制御電圧VCのリセットに限らず種々の方法をとり
うる。
【0035】さらに、入力クロック信号Pinと出力ク
ロック信号Poutの周波数比は、分周回路FDの分周
比を変えることで任意に設定することができる。また、
異常回復制御信号SC0〜SC2は、外部端子からでは
なく例えばテストパッドから入力するようにしてもよい
し、所定のレジスタを介して入力するようにしてもよ
い。PLL回路は、例えばそれぞれ複数の位相比較回路
PD,チャージポンプ回路CPならびに電圧制御型発振
回路VCOを含むことができる。また、異常検出回路T
D及び異常回復回路TCは、一つのブロックとしてまと
めることができるし、PLL回路のブロック構成は種々
の実施形態をとりうる。
【0036】図2において、異常検出回路TDのバイナ
リーカウンタBCTRを構成するJK型フリップフロッ
プのビット数は、異常回復制御信号SC0〜SC2のビ
ット数に合わせて任意に設定することができる。また、
PLL回路が暴走状態となったことを識別する手段は種
々考えられるし、異常検出回路TDの具体的構成も同様
である。図3において、異常回復回路TCのデコーダC
D及びSDの出力ビット数は、カウンタ出力信号CC0
〜CC2ならびに異常回復制御信号SC0〜SC2のビ
ット数に合わせて任意に設定することができる。また、
カウンタ出力信号CC0〜CC2ならびに異常回復制御
信号SC0〜SC2の論理値を比較照合する方法は、例
えばこれらのカウンタ出力信号及び異常回復制御信号を
デコードすることなく直接比較照合する方法をとること
ができるし、異常回復回路TCの具体的回路構成や異常
回復信号TCSの有効レベル等を含めて、種々の実施形
態をとりうるものである。図4において、各クロック信
号及び内部信号の具体的なレベル及び時間関係は、本発
明の主旨に制約を与えない。
【0037】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるシン
グルチップマイクロコンピュータ搭載のPLL回路に適
用した場合について説明したが、それに限定されるもの
ではなく、例えば、PLL回路として単体で形成される
ものや、各種の論理集積回路装置又はメモリ集積回路装
置に搭載される同様なPLL回路にも適用できる。この
発明は、少なくとも帰還経路を含み何らかの要因を受け
て暴走状態となりうるPLL回路ならびにこのようなP
LL回路を含む装置又はシステムに広く適用できる。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものにより得られる効果を簡単に説明すれば、下記
の通りである。すなわち、例えば論理集積回路装置等に
搭載され、入力クロック信号及び帰還クロック信号の位
相を比較する位相比較回路と、位相比較回路から出力さ
れるアップ信号及びダウン信号に従って入力クロック信
号及び帰還クロック信号の位相差に応じた電位の制御電
圧を生成するチャージポンプ回路と、制御電圧の電位に
応じた周波数の出力クロック信号を生成する電圧制御型
発振回路と、出力クロック信号を分周して帰還クロック
信号を生成する分周回路とを含むPLL回路に、例えば
出力クロック信号の周波数がゼロとなっている時間を計
時して、出力クロック信号の周波数がロックイン可能な
領域から逸脱しことを判定する異常検出回路と、異常検
出回路の出力信号を受けて制御電圧の電位を所定値にリ
セットする異常回復回路とを設けるとともに、異常検出
回路による判定時間を、所定の外部端子又はパッドを介
して任意に設定できるようにすることで、所望の時間を
もって暴走状態となったことを自ら判定し、自動的にロ
ックイン状態を回復しうるPLL回路を実現することが
できる。この結果、PLL回路ひいてはこれを含む論理
集積回路装置等の信頼性を高めることができるととも
に、PLL回路の使用周波数を高め、PLL回路を含む
論理集積回路装置等のマシンサイクルを高速化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたPLL回路の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1のPLL回路に含まれる異常検出回路の一
実施例を示す回路図である。
【図3】図1のPLL回路に含まれる異常回復回路の一
実施例を示す回路図である。
【図4】図1のPLL回路の一実施例を示す信号波形図
である。
【図5】従来のPLL回路の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
PD……位相比較回路、CP……チャージポンプ回路、
N1……NチャンネルMOSFET、C1……キャパシ
タ、VCO……電圧制御型発振回路、FD……分周回
路、TD……異常検出回路、TC……異常回復回路、P
in……入力クロック信号、Pfb……帰還クロック信
号、UP……アップ信号、DN……ダウン信号、VC…
…制御電圧、Pout……出力クロック信号、CC0〜
CC2……カウンタ出力信号(異常検出回路出力信
号)、SC0〜SC2……異常回復制御信号あるいはそ
の入力端子、TCS……異常回復信号。SRF……SR
型フリップフロップ、AG1……アンド(AND)ゲー
ト、CP……カウントパルス、BCTR……バイナリー
カウンタ、JKF0〜JKF2……JK型フリップフロ
ップ。CD,SD……デコーダ、C0〜C7,S0〜S
7……デコード出力信号、NA0〜NA8……ナンド
(NAND)ゲート。VCC……電源電圧、HVC……
中間電圧、VSS……接地電位。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のクロック信号の位相を比
    較する位相比較回路と、 上記位相比較回路の出力信号に従って上記第1及び第2
    のクロック信号の位相差に応じた電位の制御電圧を生成
    するチャージポンプ回路と、 上記制御電圧の電位に応じた周波数を有しかつ実質的な
    上記第2のクロック信号となるパルス信号を生成する電
    圧制御型発振回路と、 上記第2のクロック信号の周波数がロックイン不能な領
    域に達したことを判定する異常検出回路と、 上記異常検出回路の出力信号を受けて上記制御電圧の電
    位を所定値にリセットする異常回復回路とを含んでなる
    ことを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記異常検出回路は、上記第2のクロック信号の周波数
    がゼロとなったことを識別して、上記第2のクロック信
    号の周波数がロックイン不能な領域に達したことを判定
    するものであることを特徴とするPLL回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記異常検出回路は、 上記第1のクロック信号に従ってセット状態とされ、上
    記第2のクロック信号に従ってリセット状態とされるフ
    リップフロップと、 上記フリップフロップの非反転出力信号と上記第1のク
    ロック信号との論理積信号を受けて歩進動作を行うバイ
    ナリーカウンタとを含むものであり、 上記異常回復回路は、 上記バイナリーカウンタの計数値が所定値に達したこと
    を識別して異常回復信号を選択的に有効レベルとする論
    理ゲートと、 上記チャージポンプ回路を構成するキャパシタと並列形
    態に設けられ、上記異常回復信号の有効レベルを受けて
    選択的にオン状態とされるスイッチMOSFETとを含
    むものであることを特徴とするPLL回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記所定値は、上記バイナリーカウンタの計数値の範囲
    内において任意に設定しうるものとされることを特徴と
    するPLL回路。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6781469B2 (en) 2002-09-13 2004-08-24 Mediatek Incorporation Phase-locked loop having phase detector error signal reshaping and method thereof
US7019572B2 (en) 2004-07-26 2006-03-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Systems and methods for initializing PLLs and measuring VCO characteristics
JP2006254122A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Fujitsu Ltd Pll回路およびpll回路の発振動作制御方法
JP2007116662A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Honeywell Internatl Inc ロックの喪失後にフェーズ・ロックド・ループをリセットするための回路
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CN1956337B (zh) * 2005-10-24 2011-03-30 北京六合万通微电子技术股份有限公司 锁相环频率综合器中寄生参考频率的消除方法及装置

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