JP2006252326A - Pciシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 マザーボードに拡張ボードを接続して構成するPCIシステムの電源制御において、ボード毎に行う電源ON/OFF制御信号の遅延時間設定と電源の過電流による回路素子の損傷の防止を両立させる。
【解決手段】 電源ON/OFF制御信号がマザーボードのCPUから直接マザーボード及び拡張(プリンタ等のコントローラ)ボードに設けた電源制御用LSIに発信されると、この制御信号503を受ける各ボードの電源制御用LSI201hの遅延回路部501は、不揮発メモリ501aに設定されたボード毎に適した遅延時間だけ制御信号を遅らせ、次段の電源制御回路部502に入力する。電源制御回路部502の過電流検知回路502bでは、不揮発メモリ502aに設定された過電流検知に必要な電流値と検知時間を基に常に過電流検知を行い、設定の過電流の検知時、電源ON/OFF制御信号の遅延動作に関わりなく、該当ボードの電源を即時OFFする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、PCIバスを有するマザーボードとPCIコネクタを介して接続された拡張ボードとよりなるPCIシステムに関し、より特定すると、各ボードにおける電源のON/OFF制御をPCIバスとは別の系統で行うことにより、省エネ動作を可能にした制御システムを有し、かつ省エネ動作に関わりなく、電源に起きる過電流に対する異常処理を行えるようにしたPCIシステムに関する。
従来から、PCマザーボードには、高速バスの1つであるPCI(Peripheral Component Interconnect)バスを装備したものが広く利用されている。このようなPCマザーボードを有する処理システムでは、機能の拡張を図る場合に、マザーボードにPCIコネクタによって拡張ボードを接続する、という方法が用いられる(下記特許文献1、参照)。
上記のようなPCIコネクタを介してPCIバスを有するマザーボードに拡張ボードを接続して構成するPCIシステムでは、従来、拡張ボードを制御したり、拡張ボードに電源を供給する際に、マザーボードにおけるイニシャライズ処理やエンド処理の開始・終了タイミングに合わせて、各拡張ボードに対する同処理の開始・終了が指令されている。このため、それぞれのボードでは、処理が可能なタイミングになるまで、指令を保留しておくことが必要になる場合があり、その間、無駄に電源が供給される、といった問題が起きていた。
こうした無駄な電源消費という問題を解決するために提案された従来技術として、下記特許文献2に記載されたPCIシステムを例示することができる。
特許文献2記載のPCIシステムは、拡張ボードを含む各ボードの電源を予め設定したタイミングだけ遅らせて、ON/OFF制御することを可能としたシステムである。このPCIシステムでは、マザーボードのCPUが、マザーボード及び拡張ボードにそれぞれに設けた電源制御LSIに直接、各ボードに適した任意の遅延時間を予め設定するようにし、この設定に従い各ボードの電源がON/OFF制御される。従って、余分な電源を消費せずに、省エネ効果が得られる。
特開平9−34610号公報 特開2004−110203号公報
しかしながら、上記特許文献2に例示した従来のPCIシステムは、電源のON/OFF制御の条件として、無駄に電源を消費しないようにするために、各ボードに適した遅延時間を設定可能としたシステムで、これ以外の条件を受け入れることを考慮したシステムではない。従って、遅延時間の制御をかけている間に、過電流という電源の異常が発生しても、これに対応して、供給を停止させる、といった処理を行うことができずに、回路素子を損傷する危険がある。
本発明は、PCIコネクタを介してPCIバスを有するマザーボードに拡張ボードを接続して構成するPCIシステムにおける上記した従来技術の問題に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決課題は、各ボードに適した遅延時間の設定と電源の過電流による回路素子の損傷(絶縁破壊等)の防止を両立させることが可能なシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、PCIバスを有するマザーボードとPCIコネクタを介して接続された拡張ボードとよりなるPCIシステムであって、前記ボードごとにそれぞれの動作に応じた遅延時間を設定可能として、PCIバスとは別にマザーボードのCPUから直接送信される制御信号を受け、設定された遅延時間の経過後に各々のボードの電源をON/OFF制御する電源制御手段と、前記電源制御手段により制御される各々のボードの電源電流を検知する電源電流検知手段を備えたことを特徴とするPCIシステムである。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたPCIシステムにおいて、前記電源制御手段は、前記電源電流検知手段によって検知された各々のボードの電源電流が過電流として設定した所定値以上の電流値であることを条件に、設定された前記遅延時間に関わりなく、該当するボードの電源をOFFする制御を行うようにしたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載されたPCIシステムにおいて、前記電源制御手段は、前記電源電流検知手段によって検知された各々のボードの電源電流が過電流として設定した所定値以上であり、かつ所定時間以上続いたことを条件に、設定された前記遅延時間に関わりなく、該当するボードの電源をOFFする制御を行うようにしたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、前記ボードごとに内部ローカルバスに接続された処理用デバイスを持つ請求項1ないし3の何れかに記載されたPCIシステムにおいて、前記電源制御手段は、不揮発性記憶部を持ち、この不揮発性記憶部に前記内部ローカルバスを通して各ボードに対応して設定される前記遅延時間及び前記過電流検知の条件値を保存するようにしたことを特徴とするものである。
本発明によると、PCIバスとは別にマザーボードのCPUから直接送信される制御信号を各ボードの電源制御手段が受け、各ボードの動作に応じて設定された遅延時間に従いそれぞれの電源をON/OFF制御するようにしたことにより、余分な電源を使わずに、省電力消費を実現し、しかも、この電源制御手段は、各ボードの電源電流を検知する手段を備え、過電流を検知した場合に、電源をOFFする制御を行うようにしたので、拡張ボード増設等による電流増加に対して各ボードの正常な動作を保証し、素子破壊に至る過電流の検知時のみ、設定された遅延時間に関わりなく、該当するボードの電源を即時OFFする制御を行うことで、過電流による素子絶縁破壊等の異常にも対応し、システムを管理することが可能になる。
さらに、過電流が所定時間以上続いたことを条件に該当するボードの電源をOFFする制御を行い、又、過電流が所定時間以内であれば、電源ノイズ等によるもので、正常な動作に支障が生じないものとして、電源の供給を継続させるようにし、こうした動作により、装置のパフォーマンスの向上を図ることが可能になる。
以下に、本発明のPCIシステムに係わる実施形態を示す。
例示するPCIシステムの実施形態は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを有するマザーボードをPC(Personal Computer)のマザーボード(以下「PCマザーボード」という)とし、また、PCIコネクタを介して接続する拡張ボードをプリンタ及びスキャナのコントローラとするもので、PCマザーボードをホストとしてプリンタ及びスキャナのコントローラを操作・制御するシステムである。
図1は、本実施形態のPCIシステムを制御システムとして有する画像処理装置の外観図を示す。
図1に示す画像処理装置(システム)は、ホストPCから操作・制御が可能な画像入力・出力機能を持つ装置であり、画像出力機能を持つプリンタ装置102は、単体でプリント出力機能を有し、さらに、画像入力機能を持つスキャナ101は、単体で原稿からの画像入力機能を有し、これらの機能を組み合わせることにより、スキャナ101で読み取った画像データ(VIDEOデータ)をプリンタ装置102で出力することが可能である。つまり、プリンタ装置102とスキャナ101をシステム要素として構成することによってコピー機能を持つ画像処理装置(システム)が実現できる。なお、図1中の103は、プリンタ装置102およびスキャナ101を載置するためのテーブルである。
まず、図1の画像処理装置(システム)の制御システムを構成するPCIシステムの基本構成について、説明する。
図3は、このPCIシステムのハードウェア構成を概略的に示す図である。
図3に示すPCIシステムは、PCマザーボードをホストとして、拡張ボードに設けたプリンタ及びスキャナのコントローラを操作・制御するシステムであるから、各ボードの構成は、次のようになっている。
即ち、プリンタ装置102のプリンタエンジン301を制御して、プリンタ機能を実現する拡張モジュール部としてのプリンタコントローラボード302と、スキャナ303を制御して、スキャナ機能を実現する拡張モジュール部としてのスキャナコントローラボード304と、ホストとしてプリンタコントローラボード302およびスキャナコントローラボード304を制御するほか、コピー機能、ファクシミリ機能等を実現するPCマザーボード305のボード構成である。
ここに、PCマザーボード305には、ホスト用CPUやメモリが、ホストバス(内部ローカルバス)に接続されて、搭載されており、又汎用のPCIバスには、データ量の大きいデバイス(HDDなど)やビデオデバイス等の高速I/O(Input−Output)など、データを高速に転送する必要のあるデバイスが、接続されて、搭載されている。
また、PCIバスとホストバスとをPCIホストブリッジ(バス・ブリッジ回路)で接続し、これを介してホスト用CPUが、PCマザーボード305全体を制御できるようにしている。
さらに、拡張ボードであるプリンタコントローラボード302及びスキャナコントローラボード304には、それぞれPCIブリッジ(バス・ブリッジ回路)を含むPCIバス変換LSI302a,304aが搭載されており、各拡張ボード302,304側のコネクタ306とPCマザーボード305側のPCIコネクタ307とを接続することにより、各拡張ボード302,304の内部ローカルバスとPCマザーボード305のPCIバスとが、各拡張ボード302,304のPCIバス変換LSI302a,304aを介して接続される。
こうして、プリンタコントローラボード302とスキャナコントローラボード304とが、PCマザーボード305のPCIバスに接続されることで、PCマザーボード305をホストとして、拡張ボードに設けたプリンタ及びスキャナのコントローラを操作・制御するPCIシステムとして動作する。
図4は、図3に示したPCIシステムにおける拡張ボードの取り付け例を示す。図4に示すように、PCマザーボード405(305)側のPCIコネクタ407(307)に、拡張ボードであるプリンタコントローラボード402(302)およびスキャナコントローラボード404(304)のコネクタ406(306)を挿入する方式でボード間の接続が可能であり、この方式により容易にシステムの拡張を行うことができる。
次に、本発明に係わるPCIシステムの実施形態として、上記で基本構成を示したPCIシステム(図3)をベースに、PCマザーボード及び拡張ボードにおいて、ボードごとにそれぞれの電源をON/OFF制御する電源制御手段を付加したシステムについて、説明する。なお、以下に示す例でも、このPCIシステムを制御システムとする図1に示した画像処理装置(システム)を対象とする。
図2は、本実施形態のPCIシステムのハードウェア構成を示す。
図2に示すPCIシステムは、画像処理装置(システム)の制御システムを構成するという点で、上記で基本構成を示したPCIシステム(図3)と変わらず、PCマザーボードをホストとして、拡張ボードに設けたプリンタ及びスキャナのコントローラを操作・制御するシステムとして、以下のボード構成をなす。
即ち、プリンタ装置102のプリンタエンジン102aを制御して、プリンタ機能を実現する拡張モジュール部の制御基板としてのプリンタコントローラボード201と、スキャナ101を制御して、スキャナ機能を実現する拡張モジュール部の制御基板としてのスキャナコントローラボード202と、ホストとしてプリンタコントローラボード201およびスキャナコントローラボード202を制御するほか、コピー機能、ファクシミリ機能等の多機能化に必要な種々の機能を実現するための制御を行うPCマザーボード203よりなるボード構成である。なお、プリンタコントローラボード201,スキャナコントローラボード202をそれぞれPCマザーボード203に接続するために、両ボード間にコネクタ204〜207を装備する。
プリンタコントローラボード201は、プリンタエンジン102aとの間でデータのやり取りを行うためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)201a、プリンタ装置102のプリンタ機能を実現するための制御を行うCPU201b、メモリ201c及びI/O201dを備える。そのほかに、RISC(Reduced Instruction Set Computer)バスからなる内部ローカルバス201eと、内部ローカルバス201eを後述するPCIバス203aに接続するためのPCIバス変換LSI201fと、後述するPCマザーボード203上のホスト用CPU203dからの制御によって、このボード上に装備した上記回路要素201a〜201fの電源を制御する電源制御用LSI201hを備える。
また、図示を省略するが、必要に応じてLAN(Local Area Network)や電話回線と接続するためのNIC(Network Interface Card)等のインターフェース、HDD(Hard Disc Drive)等の拡張記憶部が設けられているものとし、これらも上記回路要素201a〜201fと同様に、電源制御用LSI201hにより電源が制御される。
スキャナコントローラボード202は、スキャナ101との間でデータのやり取りを行うためのASIC202aと、プリンタ装置102側からの要求に応じて、スキャナ機能を実現するための制御を行うI/O202bを備える。そのほかに、RISCバスからなる内部ローカルバス202cと、内部ローカルバス202cを後述するPCIバス203aに接続するためのPCIバス変換LSI202fと、後述するPCマザーボード203上のホスト用CPU203dからの制御によって、このボード上に装備した上記回路要素
202a〜202c,202fの電源を制御する電源制御用LSI202hを備える。
また、図示は省略するが、必要に応じてCPUやHDD等の拡張記憶部を設けることが可能であり、このような要素部を設けた場合には、これらも上記回路要素202a〜202c,202fと同様に、電源制御用LSI202hにより電源が制御される。
PCマザーボード203は、内部ローカルバス203bに、ホストとしてプリンタコントローラボード201およびスキャナコントローラボード202を制御するホスト用CPU203dとメモリ203eを備える。そのほかに、汎用のPCIバス203aを持ち、PCIバス203aとホストバスである内部ローカルバス203bとを接続するPCIホストブリッジ203cと、PCIバス203aに接続されたHDD203f,I/O203gと、ホスト用CPU203dからの制御によって、このボード上に装備した上記回路要素203a〜203c,203e〜203gの電源を制御する電源制御用LSI203hを備える。
なお、PCIバス203aは、上記したように、拡張ボードとしてのプリンタコントローラボード201,スキャナコントローラボード202それぞれの内部ローカルバス201e,202cにコネクタ204〜207およびPCIバス変換LSI201f,PCIバス変換LSI202fを介して接続される。
図5は、本実施形態のPCIシステム(図2)における電源制御用LSIの内部の概略構成を示すブロック図である。
図5を参照して、PCマザーボード203及び拡張ボードとしてのプリンタコントローラボード201,スキャナコントローラボード202それぞれに設けた電源制御用LSI201h,202h,203hの構成を説明する。なお、電源制御用LSI201h,202h,203hそれぞれの構成に違いはない。
各電源制御用LSIは、不揮発メモリ501aを保有した遅延回路部501と、不揮発メモリ502a及び過電流検知回路502bを保有した電源制御回路部502の2つの要素よりなる。
ホスト用CPU203dから入力される電源制御信号503は、遅延回路部501に入力される。遅延回路部501の不揮発メモリ501aには、各々のボードの内部ローカルバスから予めそれぞれの動作に必要な遅延時間が設定されているので、入力された電源制御信号503は、設定した時間だけ遅らせた後、制御信号504として次段の電源制御回路部502に入力される。制御信号504は、制御すべきタイミングで状態変化を起こす信号である。
電源制御回路部502は、入力された制御信号504の状態変化により、供給する電源505をON/OFFさせることで、各回路要素(デバイス)の電源を制御する。
また、電源制御回路部502の不揮発メモリ502aには、各々のボードの内部ローカルバスから予めそれぞれの過電流の検知に必要な検知電流設定値と検知時間設定値が設定されているので、過電流検知回路502bは、設定した検知電流設定値と検知時間設定値のデータに基づき、電源制御回路部502に流れる電源電流の過電流検知を行う。
PCIシステム(図2)における電源制御用の回路は、上記のように構成されているので、以下に示す電源制御動作を行う。
電源OFF時の動作の場合、ホスト用CPU203dによって、電源をOFFする制御信号が発信されると、この制御信号は、PCマザーボード203及び拡張ボードとしてのプリンタコントローラボード201,スキャナコントローラボード202に設けた電源制御用LSI201h,202h,203hに直接、制御信号線を経て伝えられ、それぞれで受取られる。この制御信号503を受けた電源制御用LSI201h,202h,203hの遅延回路部501は、それぞれが保有する不揮発メモリ501aに設定された遅延時間だけ制御信号を遅らせた後、次段の電源制御回路部502に制御信号504として入力され、ボードごとに適したタイミングでそれぞれの供給電源505をOFFする。なお、このとき、電源の供給がOFFされる各ボードの回路要素は、上記図2の構成の説明に示した通りである。
このように、PCマザーボード203、プリンタコントローラボード201及びスキャナコントローラボード202それぞれに適したタイミングで電源OFFを行うことが可能になり、エンド処理に時間の掛かるボードに合わせて、全ボードの電源をONしておく、といった方法によって起きる余分な電力消費をなくすことができる。
電源ON時の動作の場合も、ホスト用CPU203dによって、電源をONする制御信号が発信されると、この制御信号は、PCマザーボード203、プリンタコントローラボード201、スキャナコントローラボード202に各々設けた電源制御用LSI201h,202h,203hに直接、制御信号線を経て伝えられ、それぞれで受取られる。この制御信号503を受けた電源制御用LSI201h,202h,203hの遅延回路部501は、それぞれが保有する不揮発メモリ501aに設定された遅延時間だけ制御信号を遅らせた後、次段の電源制御回路部502に制御信号504として入力され、ボードごとに適したタイミングでそれぞれの供給電源505をONする。
このように、PCマザーボード203、プリンタコントローラボード201及びスキャナコントローラボード202それぞれに適したタイミングで電源ONを行うことが可能になり、例えば、イニシャル処理をまず最初に始める必要があるPCマザーボード203に合わせて、全ボードの電源をONさせ、他のボートではイニシャル処理を始めることができるまで指令を保留する、といった動作方法によって起きる余分な電力消費をなくすことができる。
また、電源制御用LSI201h,202h,203hは、上記した制御信号を遅延させるために設けた遅延回路部501とは別構成にして、電源制御回路部502を設け、その内部に過電流検知回路502bを有している。
この構成によって、過電流検知回路502bは、常時、各ボードに供給する電源電流に発生する過電流を検知することを可能にしている。つまり、電源ON/OFF時にホスト用CPU203dによって、電源をON/OFFする制御信号が発信され、上記したようなON/OFF制御信号の遅延動作を行うシステム動作が行われていても、こうした動作に依存せず、常に過電流の監視ができるようにしている。
また、過電流検知回路502bは、PCマザーボード203、プリンタコントローラボード201及びスキャナコントローラボード202それぞれに設けた電源制御用LSIに装備されており、かつ、内部ローカルバスから不揮発メモリ502aに予め過電流の検知に必要な電流値の設定を可能として、上記ボードごとにそれぞれに適した設定値を使用状態に合わせて用いることができるようにしたので、過電流の検知動作を適正化することが可能になる。
電源制御回路部502は、各ボードに供給する電源の供給開始時および供給中を通して、過電流検知回路502bによって不揮発メモリ502aに設定した過電流の検知に必要な電流値を超える電流を監視し、過電流を検知した場合、遅延回路部501で行う電源のON/OFF制御信号の遅延動作に関わらず、過電流検知結果に従い、即時に電源を遮断し、電源供給を止め、過電流の発生時の異常処理を行う。
また、過電流の検知動作として、過電流の検知時間を条件に加える。
この条件は、瞬時にだけ過電流が検知された場合をノイズによるものとみなして、この場合には、異常処理の対象とする過電流状態として検知しないようにする検知動作を行わせる。
この過電流検知動作は、内部ローカルバスから電源制御回路部502の不揮発メモリ502aに予め過電流の検知に必要な電流値とともに検知時間の設定を可能として、この設定に基づいて、過電流検知回路502bによって行われる。即ち、過電流検知回路502bは、過電流の検知に必要な電流値を超えた電流値が検出されても、この過電流が設定された検知時間続かなければ、ノイズによる一時的な状態とみなし、異常処理の対象とする過電流状態として検知しないようにし、設定された検知時間続く場合に、異常処理の対象とする過電流状態として検知する、という検知動作を行う。
このような検知動作により各ボードに供給する電源の電流を監視し、過電流を検知した場合、遅延回路部501で行う電源のON/OFF制御信号の遅延動作に関わらず、過電流検知結果に従い、即時に電源を遮断し、電源供給を止め、過電流の発生時の異常処理を行う。
上記のように、本実施形態のPCIシステムによると、PCIバスとは別にマザーボードのCPU203dから直接送信される電源をON/OFFする制御信号を各ボードの電源制御用LSI201h,202h,203hが受け、各ボードの動作に応じて設定された遅延時間に従いそれぞれの電源をON/OFF制御するようにしたことにより、余分な電源を使わずに、省電力消費を実現し、しかも、これらの電源制御用LSI201h,202h,203hは、常時、各ボードに供給する電源電流に発生する過電流を検知することが可能な過電流検知回路502bを備え、過電流を検知した場合に、電源をOFFする制御を行うことを可能にした。
従って、拡張ボード増設等による電流増加に対して各ボードの正常な動作を保証し、素子破壊に至る過電流を検知した場合のみ、設定された電源のON/OFF制御信号の遅延動作に関わりなく、該当するボードの電源を即時にOFFする制御を行うことで、過電流による素子絶縁破壊等の異常にも対応し、PCIシステムを正常な状態に管理することが可能になる。
本発明の実施形態に係わるPCIシステムを制御システムとして有する画像処理装置の外観図を示す。 本発明の実施形態に係わるPCIシステム(画像処理装置の制御システム)のハードウェア構成を示す。 画像処理装置の制御システムを構成するPCIシステムの基本構成を概略的に示す。 PCIシステム(図3、参照)における拡張ボードの取り付け例を示す。 本実施形態のPCIシステム(図2)における電源制御用LSIの内部の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
101、303・・スキャナ
102・・プリンタ装置
102a、301・・プリンタ エンジン
201、302、402・・プリンタコントローラボード
202、304、404・・スキャナコントローラボード
203、305、405・・PCマザーボード
201f、202f、302a、304a・・PCIバス変換LSI
201h、202h、203h・・電源制御LSI
201b、203d・・CPU
201d、202b、203g・・I/O(Input−Output)
201c、203e・・メモリ
201e、202c、203b・・内部ローカルバス
203a・・PCIバス
203c・・PCIホストブリッジ
501・・遅延回路部
501a、502a・・不揮発性メモリ
502・・電源制御回路部
502b・・過電流検知回路
503・・電源制御信号
504・・制御信号
505・・供給電源

Claims (4)

  1. PCIバスを有するマザーボードとPCIコネクタを介して接続された拡張ボードとよりなるPCIシステムであって、前記ボードごとにそれぞれの動作に応じた遅延時間を設定可能として、PCIバスとは別にマザーボードのCPUから直接送信される制御信号を受け、設定された遅延時間の経過後に各々のボードの電源をON/OFF制御する電源制御手段と、前記電源制御手段により制御される各々のボードの電源電流を検知する電源電流検知手段を備えたことを特徴とするPCIシステム。
  2. 請求項1に記載されたPCIシステムにおいて、前記電源制御手段は、前記電源電流検知手段によって検知された各々のボードの電源電流が過電流として設定した所定値以上の電流値であることを条件に、設定された前記遅延時間に関わりなく、該当するボードの電源をOFFする制御を行うようにしたことを特徴とするPCIシステム。
  3. 請求項1に記載されたPCIシステムにおいて、前記電源制御手段は、前記電源電流検知手段によって検知された各々のボードの電源電流が過電流として設定した所定値以上であり、かつ所定時間以上続いたことを条件に、設定された前記遅延時間に関わりなく、該当するボードの電源をOFFする制御を行うようにしたことを特徴とするPCIシステム。
  4. 前記ボードごとに内部ローカルバスに接続された処理用デバイスを持つ請求項1ないし3の何れかに記載されたPCIシステムにおいて、前記電源制御手段は、不揮発性記憶部を持ち、この不揮発性記憶部に前記内部ローカルバスを通して各ボードに対応して設定される前記遅延時間及び前記過電流検知の条件値を保存するようにしたことを特徴とするPCIシステム。
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