JP2006250400A - 熱供給システム - Google Patents
熱供給システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006250400A JP2006250400A JP2005065510A JP2005065510A JP2006250400A JP 2006250400 A JP2006250400 A JP 2006250400A JP 2005065510 A JP2005065510 A JP 2005065510A JP 2005065510 A JP2005065510 A JP 2005065510A JP 2006250400 A JP2006250400 A JP 2006250400A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- hot water
- heat source
- temperature
- consumer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】 共用の熱源装置7によって加熱された熱源温水を複数の熱需要家2に供給するとともに、熱源温水が保有する熱が熱需要家2の熱消費装置により消費される熱供給システムであって、順序付けられた複数の熱需要家2に対して、熱源温水が順に通流して熱源装置7に戻るように構成された熱源温水循環ライン4と、熱源温水循環ライン4より熱源温水を取り込み、熱源温水の取り込み部より循環ライン下流側の戻り部に熱源温水を戻す戸別温水循環手段L1とを備えるとともに、熱消費装置における熱消費量を熱消費装置の運転状態から導出する熱消費量導出手段41を備え、熱消費量導出手段41により導出される熱消費量より、熱源装置に対する熱需要家の熱需要量を導出する熱需要量導出手段42を備える。
【選択図】 図1
Description
また、各熱需要家に対して熱源温水が往復配管を用いて供給され、熱需要家が熱源温水に対して放熱することがないので、その往復配管における往きの熱源温水の温度と、戻りの熱源温水の温度と、その流量とを測定することで、各熱需要家における熱需要量を導出できる。
順序付けられた前記複数の熱需要家に対して、
前記熱源温水が順に通流して前記熱源装置に戻るように構成された熱源温水循環ラインと、前記熱源温水循環ラインより熱源温水を取り込み、熱源温水の取り込み部より循環ライン下流側の戻り部に熱源温水を戻す戸別温水循環手段とを備えるとともに、
前記戸別温水循環手段内を流れる前記熱源温水より熱の供給を受けて前記熱消費装置において消費される熱消費量を、前記熱消費装置の運転状態から導出する熱消費量導出手段を備え、前記熱消費量導出手段により導出される熱消費量より、前記熱源装置に対する前記熱需要家の熱需要量を導出する熱需要量導出手段を備える点にある。
前記取り込み部と前記蓄熱貯湯タンクとの間に、前記低温水供給ラインから供給される前記低温水を前記熱源温水に混合可能な混合部を設けるとともに、前記蓄熱貯湯タンクと前記戻り部との間に給湯水払い出し用の払い出し部を設け、
前記蓄熱貯湯タンクが備える蓄熱部が、前記取り込み部から取り込んだ、若しくは、前記低温水が混合された前記熱源温水と熱交換可能に構成され、
前記熱消費量導出手段が、前記低温水供給ラインから供給される前記低温水の温度と、前記払い出し部から払い出される前記給湯水の温度と、前記給湯水の払い出し量とに基づいて、前記熱消費装置としての給湯装置における熱消費量を導出する点にある。
前記熱消費量導出手段が、前記低温水供給ラインから供給される前記低温水の温度と、前記蓄熱貯湯タンクから払い出される前記給湯水の温度と、前記給湯水の払い出し量とに基づいて、前記熱消費装置としての給湯装置における熱消費量を導出する点にある。
前記蓄熱給湯タンクと前記熱消費装置としての暖房又は風呂追い焚き装置とを循環する熱消費装置用温水が、前記蓄熱貯湯タンク内において前記熱源温水及び前記蓄熱貯湯タンクが有する蓄熱部の少なくとも一方により加熱可能に構成され、
前記熱消費量導出手段が、前記暖房又は風呂追い焚き装置に流入する前記熱消費装置用温水の温度と、前記暖房又は風呂追い焚き装置から流出する前記熱消費装置用温水の温度と、前記熱消費装置用温水の流量とに基づいて、前記熱消費装置としての暖房又は風呂追い焚き装置における熱消費量を導出する点にある。
図1は、システム全体の概略構成を示す図面であり、図2は、各熱需要家2に備えられる温水熱源供給装置3の構成及び熱源温水循環ライン4及び低温水供給ライン5との接続構成を示したものである。
この熱供給システムにあっては、その熱源は、上記複数の熱需要家2を対象として設けられる共用の熱源装置7としてのコジェネレーション設備である。この種の設備7は、分散型エネルギ供給機器としての、ガスエンジン、燃料電池、マイクロガスタービンを挙げることができる。
この予熱水タンク15には、5〜25℃の上水が補給されるように構成されており、予熱水タンク15の下手側に設けられる低温水供給ライン5より各熱需要家2に20〜25℃の予熱水を供給可能に構成されている。この予熱水の供給は予熱水供給ポンプ16の作動によるものとされ、同図に示されるように、この予熱水の供給圧は熱源温水の圧力より低い、150〜200kPaの範囲に選択されている。図1に示されるように、この低圧水供給ライン5は下流側で各熱需要家2に分岐されており、給湯等の用に供される構成が採用されている。
以下に、図1〜図3を参照して、第1実施形態の熱供給システムについて説明する。
この熱供給システムでは、各熱需要家2には温水熱源供給装置3が設けられ、この温水熱源供給装置3から給湯水が給湯装置50に供給され、熱媒として利用可能な熱消費装置用温水が風呂追い焚き装置51及び暖房装置52に供給される。そして、熱源温水循環ライン4より熱源温水を取り込み、熱源温水の取り込み部19より循環ライン下流側の戻り部20に熱源温水を戻す戸別温水循環手段L1とを備える。
また、各熱需要家2には、給湯装置50、風呂追い焚き装置51及び暖房装置52といった熱消費装置の運転状態に関する情報を収集するための熱需要家用情報処理装置60が設けられる。そして、熱供給システム用情報処理装置40には、各熱需要家2に設けられた複数の熱需要家用情報処理装置60から、各熱需要家2における熱消費装置の運転状態に関する情報が通信回線を介して転送される。これら熱供給システム用情報処理装置40及び熱需要家用情報処理装置60は他の装置との通信機能を有する一般的なコンピュータを用いて実現可能である。
さらに、外筒内に形成される外筒流路10bは、鉛直方向上から下に向かって筒内水が流れるように構成されており、内筒内に形成される貯湯路10cは、鉛直方向下から上に向かって貯湯水が貯湯されるように構成されている。従って、この蓄熱貯湯タンク10は成層型のものであり、貯湯路10cの上部から高温水を得ることができる。
前記貯湯路10cの上端であるタンク出口10fも、熱源温水循環ライン4に接続されている。この接続路が先に説明して復路11bであり、本願にあっては復路11bの先端部を戻り部20と呼ぶ。
前記取り込み部19と戻り部20との位置関係は、前者19が後者20に対して熱源温水の流れ方向で上流側とされている。上記の各熱需要家2内を介する流通路に対して、図2に示すように、両部間を所定の流路抵抗を有するバイパス路21で接続する構成が採用されている。
即ち、本願にあっては、熱源温水循環ライン4より熱源温水を蓄熱貯湯タンク10に取り込み、熱源温水の取り込み部19より循環ライン下流側の戻り部20に、蓄熱貯湯タンク10から貯湯水の一部又は全部を戻す戸別温水循環手段L1が備えられているのである。
図2に示すように、往路11aに、低温水供給ライン5から供給される低温水を混合可能な混合部22を設けるとともに、復路11bのタンク出口10fと戻り部20との間に給湯水を払い出すための払い出し部23を設けている。
給湯温検知器29は、別途、低温水供給ライン5に接続されており、検知される給湯温度に従って、払い出された温水に低温水を混合することで、所望の温度の給湯水を出口側で得ることができる。
1 蓄熱運転状態
この状態は、例えば深夜時間帯等の、給湯、熱負荷需要が無い時間帯に、蓄熱部10aに備えられる蓄熱材への蓄熱を目的として行う運転状態である。
この運転状態にあっては、往路11aに設けられる流量調整弁25を全開又は全開に近い状態とし、温水ポンプ10gを可動状態とする。
この動作状態では、蓄熱貯湯タンク10の外筒流路10bを熱源温水が流れ、蓄熱部10aでの蓄熱を完了することができる。
この状態は、基本的に所望の温度の給湯水を得るために実行される運転状態であり、蓄熱状態にある蓄熱部10aから熱を外筒流路10b内に流れる水に与えて、蓄熱を有効利用する運転状態である。
この運転状態にあっては、往路11aに設けられる流量調整弁25は、得たい給湯水の温度等に従って開度調整された状態とされ、温水ポンプ10gは停止する。但し、この状態で、蓄熱された熱を回収利用する目的から、蓄熱材の温度に対して外筒流路10b内を流れる混合水の温度が低くなるように流量調整され、貯湯水となる状態で、所望の温度となるように運転制御される。結果、この動作状態で、所望の温度の貯湯水を得ることができる。
給湯に際しては、給湯温は別途指定により特定されている。そして、止水栓27を開栓することで、給湯水の払い出しが可能となる。
この時、基本的には先に説明した放熱運転状態に装置3を維持し、蓄熱部10aから熱を回収しながら、払い出し部23から所定の温水を払い出す。細かな温度調整は、給湯温度検出器29で検出された温度に基づいて給湯温度調整弁28により低温水の供給量を調整して行う。又、蓄熱部10aの放熱を終えた後には、貯湯路10cの下部に設けられるタンク底部10dに於ける下部温水温度が給湯指定温度以下にならないように熱源温水を取り込み、良好な給湯状態を保つ。
結果、所望の温度の給湯水を出口で得ることができる。
熱負荷運転とは、風呂追い焚き、暖房温水の再加熱を行う運転状態であるが、この状態にあっては、再加熱を迅速に行う要請から、流量調整弁25を全開又は前開に近い状態として、温水ポンプ10gを作動する。
この運転動作では、タンク入口10eの近傍に配設されるコイル熱交換器18の外側を熱源温水が流れる運転状態が実現し、追い焚き、再加熱を良好に行うことができる。
また、蓄熱貯湯タンク10から風呂追い焚き装置51へ供給される熱消費装置用温水の温度を測定する温度検出部73、風呂追い焚き装置51から蓄熱貯湯タンク10へ戻される熱消費装置用温水の温度を測定する温度検出部74、蓄熱貯湯タンク10から風呂追い焚き装置51へ供給される熱消費装置用温水の流量を測定する流量検出部75が設けられている。
更に、蓄熱貯湯タンク10から暖房装置52へ供給される熱消費装置用温水の温度を測定する温度検出部76、暖房装置52から蓄熱貯湯タンク10へ戻される熱消費装置用温水の温度を測定する温度検出部77、蓄熱貯湯タンク10から暖房装置52へ供給される熱消費装置用温水の流量を測定する流量検出部78が設けられている。
上述の各温度検出部は低温水や熱消費装置用温水が通流する流路内に設けられた熱電対などを用いて実現できる。また、上述の各流量検出部は低温水や熱消費装置用温水を通流させるポンプ(図示せず)の回転数を検出して流量を導出する。
但し、上述の温度検出部及び流量検出部は既存の温度計や流量計で代用してもよい。
また、熱消費量導出手段41は、蓄熱貯湯タンク10から暖房装置に対して熱源温水が流入温度:T52:inで流入し、暖房装置52から蓄熱貯湯タンク側へ流出温度:T52:outで流出し、暖房装置52において暖房流量:f52で熱消費が行われたとき、暖房装置52における熱消費量:Q52を、Q52=(T52:in−T52:out)×f52と導出する。
同様に、熱消費量導出手段41は、蓄熱貯湯タンク10から風呂追い焚き装置に対して熱源温水が流入温度:T51:inで流入し、風呂追い焚き装置51から蓄熱貯湯タンク側へ流出温度:T51:outで流出し、風呂追い焚き装置51において風呂追い焚き流量:f51で熱消費が行われたとき、風呂追い焚き装置51における熱消費量:Q51を、Q51=(T51:in−T51:out)×f51と導出する。
そして、熱需要量導出手段42は、以上のように導出された各熱消費装置における熱消費量を合計して、熱需要家2における熱需要量を導出する。
その結果、熱需要コスト導出手段43は、上記共同コストを各熱需要家の熱需要量で按分することで、各熱需要家の熱需要コスト(熱供給料金)を導出できる。例えば、特定熱需要家2の熱需要量がaであり、全熱需要家2の熱需要量合計がAであり、上記共同コストがCであるとき、上記特定熱需要家2の熱需要コスト:cは、下記式で導出できる。
図4に示すのは、第2実施形態の熱供給システムにおける温水熱源供給装置30である。第2実施形態の熱供給システムは、第1実施形態で説明した熱供給システムの温水熱源供給装置3を、図4に示す温水熱源供給装置30で置き換えたものである。以下に第2実施形態の熱供給システムの熱源温水供給装置30について説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
さらに、外筒内に形成される外筒流路10bは、鉛直方向上から下に向かって筒内水が流れるように構成されており、内筒内に形成される貯湯路10cは、鉛直方向下から上に向かって貯湯水が貯湯されるように構成されている。従って、この蓄熱貯湯タンク10は成層型のものであり、貯湯路10cの上部から高温水を得ることができる。
以上のように、本実施形態の温水熱源供給装置30は、熱源温水との熱交換のみで温水を得る構成のものである。
例えば、熱消費量導出手段41は、温水熱源供給装置30に対して低温水が給水温度:T50:inで供給され、給湯装置50には給湯温度:T50:outで払い出され、給湯装置50において給湯流量:f50で熱消費が行われたとき、給湯装置50における熱消費量:Q50を、Q50=(T50:in−T50:out)×f50と導出する。
また、熱消費量導出手段41は、蓄熱貯湯タンク32から風呂追い焚き装置51に対して熱源温水が流入温度:T51:inで流入し、風呂追い焚き装置51から蓄熱貯湯タンク側へ流出温度:T51:outで流出し、風呂追い焚き装置51において風呂追い焚き流量:f51で熱消費が行われたとき、風呂追い焚き装置51における熱消費量:Q51を、Q51=(T51:out−T51:in)×f51と導出する。
同様に、熱消費量導出手段41は、蓄熱貯湯タンク32から暖房装置52に対して熱源温水が流入温度:T52:inで流入し、暖房装置52から蓄熱貯湯タンク32側へ流出温度:T52:outで流出し、暖房装置52において暖房流量:f52で熱消費が行われたとき、暖房装置52における熱消費量:Q52を、Q52=(T52:in−T52:out)×f52と導出する。
そして、熱需要量導出手段42は、以上のように導出された各熱消費装置における熱消費量を合計して、熱需要家2における熱需要量を導出する。
その結果、熱需要コスト導出手段43は、上記共同コストを各熱需要家の熱需要量で按分することで、各熱需要家の熱需要コスト(熱供給料金)を導出できる。例えば、特定熱需要家2の熱需要量がaであり、全熱需要家2の熱需要量合計がAであり、上記共同コストがCであるとき、上記特定熱需要家2の熱需要コスト:cは、下記式で導出できる。
<1>
上記実施形態では、各熱需要家2に設けられた熱消費機器の運転状態を熱消費量として収集し、それに基づいて各熱需要家2の熱需要量及び熱需要コストを導出する例について説明したが、収集された熱消費機器の運転状態に関する情報を別の用途に用いてもよい。例えば、熱供給システム用情報処理装置40は、測定された各熱消費機器の熱消費量に関する情報を、各熱消費機器毎の時系列的な実績熱消費量として記憶しておけば、各熱消費機器の将来の時系列的な予測熱消費量を導出することも可能である。そして、その予測熱消費量を賄えるように予め蓄熱貯湯タンクに十分な蓄熱を行わせておけば、熱源温水循環ラインを通流する熱源温水から大量の熱を奪うことなく、熱消費機器へ熱量を提供できる。つまり、熱供給システム用情報処理装置40は、予め熱源装置7の出力を上昇させて、熱源温水循環ライン4へ供給される熱源温水の温度を前もって高くしておくことで、熱消費機器で熱量が消費される前に、熱需要家2において十分な蓄熱が行われた状態にしておくことができる。
また、熱供給システム用情報処理装置40は、各熱消費機器が、風呂湯張りなどの運転予約を行える機能を搭載しているときには、その運転予約情報を熱需要家用情報処理装置60から収集する。そして、熱供給システム用情報処理装置40は、運転予約情報から予測可能な熱消費機器の予測熱消費量を、上述のように測定された各熱消費機器の時系列的な実績熱消費量に加味して、将来の予測熱消費量を導出することもできる。
また、熱供給システム用情報処理装置40は、上述した運転予約が数多く行われるほど、予測熱需要量の精度を高めることができる。従って、熱供給システム用情報処理装置40は、熱消費装置の運転予約を行った熱需要家2に対して熱需要の予測制度の向上に貢献したとして熱供給料金を割引するなどの特典を与えることもできる。更に、運転予約を行った時刻が実際に熱消費を行った時刻よりも前であるほど、熱源装置7の運転計画を作成するために役立つと言える。そこで、熱供給システム用情報処理装置40は、運転予約を行った時刻が実際に熱消費を行った時刻よりも前であるほど、熱供給料金を割引するなどの特典を与えることもできる。
上記実施形態では、低温水供給ラインを介して各熱需要家に供給される低温水を予熱水としたが、予熱を行うことなく5〜25℃程度の温度域にある上水をそのまま低温水として供給するものとしてもよい。
補助機として再生式炭酸ガスヒートポンプを使用する例を示したが、この補助機は熱源機から発生する排ガス等が有する排ガスが有する熱を回収できる機器であれば如何なる機器であってもよい。
熱源温水ラインに補給する水に関しては、本願のように予熱水とするほか、低温水供給ラインとは別系統で得られる水としてもよい。
7 熱源装置
4 熱源温水循環ライン
L1 戸別温水循環手段
41 熱消費量導出手段
42 熱需要量導出手段
Claims (6)
- 共用の熱源装置によって加熱された熱源温水を複数の熱需要家に供給するとともに、前記熱源温水が保有する熱が前記熱需要家の熱消費装置により消費される熱供給システムであって、
順序付けられた前記複数の熱需要家に対して、
前記熱源温水が順に通流して前記熱源装置に戻るように構成された熱源温水循環ラインと、前記熱源温水循環ラインより熱源温水を取り込み、熱源温水の取り込み部より循環ライン下流側の戻り部に熱源温水を戻す戸別温水循環手段とを備えるとともに、
前記戸別温水循環手段内を流れる前記熱源温水より熱の供給を受けて前記熱消費装置において消費される熱消費量を、前記熱消費装置の運転状態から導出する熱消費量導出手段を備え、前記熱消費量導出手段により導出される熱消費量より、前記熱源装置に対する前記熱需要家の熱需要量を導出する熱需要量導出手段を備える熱供給システム。 - 前記熱需要量導出手段が導出した前記熱需要家毎の熱需要量に基づいて、前記熱需要家毎の熱需要コストを導出する熱需要コスト導出手段を備える請求項1記載の熱供給システム。
- 前記熱需要コスト導出手段が、前記熱源温水を前記熱源温水循環ラインに循環させるために要するコストを前記熱需要家毎の熱需要量で按分して、前記熱需要コストを導出する請求項2に記載の熱供給システム。
- 前記戸別温水循環手段が取り込んだ熱源温水から蓄熱可能及び温水へ放熱可能な蓄熱貯湯タンクと、前記熱源温水より低温の低温水を前記熱需要家に供給する低温水供給ラインを備え、
前記取り込み部と前記蓄熱貯湯タンクとの間に、前記低温水供給ラインから供給される前記低温水を前記熱源温水に混合可能な混合部を設けるとともに、前記蓄熱貯湯タンクと前記戻り部との間に給湯水払い出し用の払い出し部を設け、
前記蓄熱貯湯タンクが備える蓄熱部が、前記取り込み部から取り込んだ、若しくは、前記低温水が混合された前記熱源温水と熱交換可能に構成され、
前記熱消費量導出手段が、前記低温水供給ラインから供給される前記低温水の温度と、前記払い出し部から払い出される前記給湯水の温度と、前記給湯水の払い出し量とに基づいて、前記熱消費装置としての給湯装置における熱消費量を導出する請求項1〜3の何れか一項に記載の熱供給システム。 - 前記戸別温水循環手段が取り込んだ熱源温水から蓄熱可能及び温水へ放熱可能な蓄熱貯湯タンクと、前記熱消費装置としての給湯装置が、前記熱源温水より低温の低温水を前記熱需要家に供給する低温水供給ラインを備え、前記低温水を前記蓄熱貯湯タンクによって加熱して得られる給湯水を前記蓄熱貯湯タンクから払い出すように構成され、
前記熱消費量導出手段が、前記低温水供給ラインから供給される前記低温水の温度と、前記蓄熱貯湯タンクから払い出される前記給湯水の温度と、前記給湯水の払い出し量とに基づいて、前記熱消費装置としての給湯装置における熱消費量を導出する請求項1〜3の何れか一項に記載の熱供給システム。 - 前記戸別温水循環手段が取り込んだ熱源温水から蓄熱可能及び温水へ放熱可能な蓄熱貯湯タンクを備え、
前記蓄熱給湯タンクと前記熱消費装置としての暖房又は風呂追い焚き装置とを循環する熱消費装置用温水が、前記蓄熱貯湯タンク内において前記熱源温水及び前記蓄熱貯湯タンクが有する蓄熱部の少なくとも一方により加熱可能に構成され、
前記熱消費量導出手段が、前記暖房又は風呂追い焚き装置に流入する前記熱消費装置用温水の温度と、前記暖房又は風呂追い焚き装置から流出する前記熱消費装置用温水の温度と、前記熱消費装置用温水の流量とに基づいて、前記熱消費装置としての暖房又は風呂追い焚き装置における熱消費量を導出する請求項1〜5の何れか一項に記載の熱供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005065510A JP4576264B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 熱供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005065510A JP4576264B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 熱供給システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006250400A true JP2006250400A (ja) | 2006-09-21 |
JP4576264B2 JP4576264B2 (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=37091096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005065510A Expired - Fee Related JP4576264B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 熱供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4576264B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292058A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 即湯装置 |
JP2009047369A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Osaka Gas Co Ltd | 熱消費量算出システム |
JP2009127918A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Osaka Gas Co Ltd | 熱源水供給システム |
JP2010156469A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Noritz Corp | 燃料・電力の実質的使用量算出方法、燃料・電力料金の負担額算出方法、燃料・電力の実質的使用量算出装置、及び燃料・電力料金の負担額算出装置 |
JP2011163680A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Osaka Gas Co Ltd | 熱源水供給システム |
JP2014206343A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 東邦瓦斯株式会社 | 即時給湯システム |
CN113405153A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-09-17 | 谷泽竑 | 一种集中式供冷/暖系统的控制方法及装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58195722A (ja) * | 1982-05-08 | 1983-11-15 | Matsushita Seiko Co Ltd | 熱量使用管理制御装置 |
JPH03291428A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-20 | Fushiman Kk | 集中給湯方式における給湯枝管の循環装置 |
JP2001208364A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-08-03 | Noritz Corp | 温水の使用熱量管理装置 |
JP2003028449A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Osaka Gas Co Ltd | 地域社会へのエネルギ供給システムおよび方法 |
-
2005
- 2005-03-09 JP JP2005065510A patent/JP4576264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58195722A (ja) * | 1982-05-08 | 1983-11-15 | Matsushita Seiko Co Ltd | 熱量使用管理制御装置 |
JPH03291428A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-20 | Fushiman Kk | 集中給湯方式における給湯枝管の循環装置 |
JP2001208364A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-08-03 | Noritz Corp | 温水の使用熱量管理装置 |
JP2003028449A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Osaka Gas Co Ltd | 地域社会へのエネルギ供給システムおよび方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292058A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 即湯装置 |
JP2009047369A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Osaka Gas Co Ltd | 熱消費量算出システム |
JP2009127918A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Osaka Gas Co Ltd | 熱源水供給システム |
JP2010156469A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Noritz Corp | 燃料・電力の実質的使用量算出方法、燃料・電力料金の負担額算出方法、燃料・電力の実質的使用量算出装置、及び燃料・電力料金の負担額算出装置 |
JP2011163680A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Osaka Gas Co Ltd | 熱源水供給システム |
JP2014206343A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 東邦瓦斯株式会社 | 即時給湯システム |
CN113405153A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-09-17 | 谷泽竑 | 一种集中式供冷/暖系统的控制方法及装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4576264B2 (ja) | 2010-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4576264B2 (ja) | 熱供給システム | |
KR101216085B1 (ko) | 히트펌프 | |
US8720388B2 (en) | Demand management for water heaters | |
CN103453566A (zh) | 串联式供暖及供热水系统 | |
JP2006250523A (ja) | 温水熱源給湯システム、温水熱源給湯装置及び温水熱源給湯方法 | |
JP2011089701A (ja) | 給湯システム | |
JP2008275182A (ja) | 排熱回収システム及び副蓄熱タンク | |
RU2668861C2 (ru) | Солнечный проточный нагреватель с коллектором-аккумулятором | |
US20060243433A1 (en) | Heat-storage apparatus and method of operating heat-storage apparatus | |
KR100997340B1 (ko) | 지역난방의 난방에너지 공급시스템 및 통합관리방법 | |
JP4889438B2 (ja) | 熱供給システム | |
JP5060206B2 (ja) | 熱消費量算出システム | |
JP2003269736A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP5745911B2 (ja) | 熱供給システム | |
KR101387936B1 (ko) | 공동주택용 다기능 열에너지 공급 시스템 | |
JP5745883B2 (ja) | 熱供給システム | |
JP4953436B2 (ja) | 蓄熱放熱システム | |
JP5745882B2 (ja) | 熱供給システム | |
KR102545510B1 (ko) | 보조 온수 난방장치 | |
EP2570738B1 (en) | Demand management for water heaters | |
JP4471544B2 (ja) | コジェネレーションシステム | |
JP4454190B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4408269B2 (ja) | 排熱回収システム及びコージェネレーションシステム | |
KR101015395B1 (ko) | 에너지 절약형 냉난방 시스템 | |
JP4727680B2 (ja) | 給湯装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100811 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4576264 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |