JP2009127918A - 熱源水供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱源水タンクでの雑菌の繁殖を防止しつつ、エネルギー効率の向上を実現する。
【解決手段】熱源水N1を貯留する熱源水タンク1と、熱源水N1を加熱する熱源装置2とを設け、熱源水N1を循環させる熱源水循環路4に接続された複数の蓄熱式給湯装置5の夫々は、取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度以上のときに蓄熱運転を行い、且つ、給湯運転として、蓄熱槽に蓄熱した熱にて加熱した温水を給湯する蓄熱利用給湯運転と熱源水循環路4から取り込んだ熱源水N1を給湯する熱源水利用給湯運転とを実行可能で、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度以上の高温加熱用設定温度となるように熱源装置2にて熱源水N1を加熱する高温加熱運転と、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度未満の低温加熱用設定温度となるように熱源装置2にて熱源水N1を加熱する低温加熱運転とに切換自在な運転制御装置50を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱源水を貯留する熱源水タンクと、熱源水を加熱する熱源装置と、前記熱源水タンクに熱源水を給水する給水手段と、前記熱源装置にて加熱された熱源水及び前記熱源水タンクに貯留された熱源水を循環させる熱源水循環路と、前記熱源水循環路に接続されて、給湯運転及び前記熱源水循環路から取り込んだ熱源水が有する熱を蓄熱槽に蓄熱する蓄熱運転を実行可能な蓄熱式給湯装置の複数とを設けている熱源水供給システムに関する。
上記のような熱源水供給システムは、例えば、熱需要家である各家庭にて給湯を行うに当り、複数の家庭をある一つの地域とし、その一つの地域に対して熱源装置としてのコージェネレーション設備等を設け、コージェネレーション設備が発生する熱を複数の家庭の共用の熱源とすることにより、トータルとしてエネルギー効率の向上を図るものである。
このような熱源水供給システムでは、複数の蓄熱式給湯装置が接続された熱源水循環路にて熱源水を循環することにより、複数の蓄熱式給湯装置の夫々が熱源水循環路から熱源水を取り込み可能としている。各蓄熱式給湯装置では、蓄熱運転により熱源水循環路から取り込んだ熱源水を用いて蓄熱槽に蓄熱したり、給湯運転により蓄熱槽に蓄熱された熱や熱源水循環路から取り込んだ熱源水を用いて給湯するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の熱源水供給システムでは、蓄熱式給湯装置が、蓄熱運転として、熱源水循環路から取り込んだ熱源水を蓄熱槽に貯留するようにしており、給湯運転として、蓄熱槽に貯留している熱源水を給湯する熱源水利用給湯運転を行うようにしている。
特開2006−250400号公報
上記特許文献1に記載の熱源水供給システムでは、給湯運転として熱源水利用給湯運転を行うだけであるが、従来、給湯運転として、熱源水利用給湯運転だけでなく、蓄熱利用給湯運転を行えるものもある。この従来の熱源水供給システムでは、蓄熱式給湯装置が、蓄熱槽に貯留している蓄熱水と熱源水との熱交換により蓄熱運転を行い、蓄熱槽に貯留している蓄熱水にて給湯用の水を加熱して温水としその温水を給湯することにより蓄熱利用給湯運転を行うようにしている。このように、給湯運転として、蓄熱利用給湯運転と熱源水利用給湯運転とを共に実行可能とすることにより、蓄熱槽に蓄熱した熱にて給湯できるときには蓄熱利用給湯運転を行い、蓄熱槽に蓄熱した熱にて給湯できなくなると熱源水利用給湯運転を行うことができる。これにより、蓄熱槽に蓄熱した熱を有効に活用しながら、適切な給湯を行うことができ、エネルギー効率の向上を図ることができる。
熱源水タンクで雑菌(例えば、レジオネラ菌)が繁殖すると、熱源水利用給湯運転が行われることによって、雑菌が繁殖した熱源水が給湯されることになる。そこで、熱源水タンクでの雑菌の繁殖を防止するために、例えば1日に1回程度、熱源水タンクの熱源水を入れ替える必要がある。
熱源水利用給湯運転では、熱源水循環路の熱源水が給湯されるので、熱源水タンクから熱源水循環路に熱源水が供給される。それに伴い、給水手段から熱源水タンクに熱源水が給水され、熱源水タンクの熱源水が入れ替わる。それに対して、蓄熱利用給湯運転では、給湯用の水を加熱した温水を給湯するので、熱源水タンクから熱源水循環路に熱源水が供給されることはなく、熱源水タンクの熱源水は入れ替わらない。
上記従来の熱源水供給システムでは、給湯運転として蓄熱利用給湯運転だけが行われ、熱源水タンクの熱源水が入れ替わらず、熱源水タンクで雑菌が繁殖する虞がある。
例えば、冬期には、蓄熱式給湯装置の熱負荷が大きく、蓄熱運転によって蓄熱槽に蓄熱した熱だけでその熱負荷を賄うことができない。したがって、給湯運転として、蓄熱利用給湯運転だけでなく、熱源水利用給湯運転も行われることなり、熱源水タンクの熱源水が入れ替わる。それに対して、夏期には、蓄熱式給湯装置の熱負荷が小さく、蓄熱運転によって蓄熱槽に蓄熱した熱だけでその熱負荷を賄うことができることがある。したがって、給湯運転として、蓄熱利用給湯運転だけが行われ、熱源水利用給湯運転が行われずに、熱源水タンクの熱源水が入れ替わらない虞がある。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、例えば、夏期においても熱源水の入れ替わりが起こり熱源水タンクでの雑菌の繁殖を防止できながら、エネルギー効率の向上を図ることができる熱源水供給システムを提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る熱源水供給システムの特徴構成は、熱源水を貯留する熱源水タンクと、熱源水を加熱する熱源装置と、前記熱源水タンクに熱源水を給水する給水手段と、前記熱源装置にて加熱された熱源水及び前記熱源水タンクに貯留された熱源水を循環させる熱源水循環路と、前記熱源水循環路に接続されて、給湯運転及び前記熱源水循環路から取り込んだ熱源水が有する熱を蓄熱槽に蓄熱する蓄熱運転を実行可能な蓄熱式給湯装置の複数とを設けている熱源水供給システムであって、前記蓄熱式給湯装置は、取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度以上のときに前記蓄熱運転を行い、且つ、前記給湯運転として、前記蓄熱槽に蓄熱した熱にて加熱した温水を給湯する蓄熱利用給湯運転と前記熱源水循環路から取り込んだ熱源水を給湯する熱源水利用給湯運転とを実行可能に構成され、前記蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が前記蓄熱用設定温度以上の高温加熱用設定温度となるように前記熱源装置にて熱源水を加熱する高温加熱運転と、前記蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が前記蓄熱用設定温度未満の低温加熱用設定温度となるように前記熱源装置にて熱源水を加熱する低温加熱運転とに切換自在な運転制御手段を設けている点にある。
本特徴構成では、蓄熱式給湯装置が、蓄熱利用給湯運転と熱源水利用給湯運転とを実行可能であるので、蓄熱槽に蓄熱した熱にて給湯できるときには蓄熱利用給湯運転を行い、蓄熱槽に蓄熱した熱にて給湯できなくなると熱源水利用給湯運転を行うことができる。これにより、蓄熱槽に蓄熱した熱を有効に活用しながら、適切な給湯を行うことができ、エネルギー効率の向上を図ることができる。
運転制御手段が高温加熱運転を行うことにより、蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度以上の高温加熱用設定温度となる。これにより、蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水の温度条件として、蓄熱運転を実行するための温度条件を満足することになり、蓄熱運転の実行を促進できる。よって、蓄熱槽への蓄熱を積極的に行い、その蓄熱した熱を利用することによって、効率よく熱を利用できながら、大きな熱負荷にも対応することができる。逆に、運転制御手段が低温加熱運転を行うことにより、蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度未満の低温加熱用設定温度となる。これにより、蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水の温度条件として、蓄熱運転を実行するための温度条件を満たさず、蓄熱運転の実行を抑制できる。よって、蓄熱槽にあらたに蓄熱されず、給湯運転として熱源水利用給湯運転の実行を促進することができ、熱源水利用給湯運転の実行により熱源水タンクの熱源水の入れ替えを行える。
以上のことから、運転制御手段が、高温加熱運転と低温加熱運転とを切り換えることによって、熱源水タンクでの雑菌の繁殖を防止できながら、エネルギー効率の向上を実現できる。
本発明に係る熱源水供給システムの更なる特徴構成は、前記熱源装置は、熱供給装置の排熱を搬送する排熱搬送流体と前記熱源水とを熱交換させる排熱熱交換器を備え、前記排熱熱交換器に供給する排熱搬送流体の入口温度及び前記排熱熱交換器を通過した排熱搬送流体の出口温度を制御自在な出入口温度制御手段を設け、前記運転制御手段は、前記高温加熱運転では前記入口温度が高温用入口温度に且つ前記出口温度が高温用出口温度になるように前記出入口温度制御手段を作動させ、前記低温加熱運転では前記入口温度が前記高温用入口温度よりも低温の低温用入口温度に且つ前記出口温度が前記高温用出口温度よりも低温の低温用出口温度になるように前記出入口温度制御手段を作動させるように構成されている点にある。
本特徴構成では、高温加熱運転において、入口温度が高温用入口温度に制御され且つ出口温度が高温出口温度に制御されるので、排熱熱交換器において排熱搬送流体にて熱源水を高温加熱用温度に加熱できる。また、低温加熱運転においても、入口温度が低温用入口温度に制御され且つ出口温度が低温用出口温度に制御されるので、排熱熱交換器において排熱搬送流体にて熱源水を低温加熱用温度に加熱できる。これにより、高温加熱運転及び低温加熱運転の双方において、熱源装置にて熱源水を目標とする温度に加熱することでき、適正な運転を行うことができる。しかも、高温加熱運転と低温加熱運転とに切り換えるに当り、単に、入口温度及び出口温度を高温用と低温用とに切り換えるだけでよく、構成の簡素化を図ることができる。
本発明に係る熱源水供給システムの更なる特徴構成は、前記運転制御手段は、前記熱源水タンクへ給水する熱源水の給水温度が設定給水温度未満であると前記高温加熱運転を行い、前記給水温度が前記設定給水温度以上であると前記低温加熱運転を行うように構成されている点にある。
熱源水タンクへ給水する熱源水の給水温度は外気温度に応じて変化する。給水温度が設定給水温度未満であると例えば冬期と判断でき、逆に給水温度が設定給水温度以上であると例えば夏期と判断できる。そこで、本特徴構成では、運転制御手段が、給水温度が設定給水温度未満であるか又は設定給水温度以上であるかによって、高温加熱運転と低温加熱運転とを切り換えることによって、蓄熱式給湯装置の熱負荷の大きい冬期には高温加熱運転を行うことができ、蓄熱式給湯装置の熱負荷の小さい夏期には低温加熱運転を行うことができる。これにより、蓄熱式給湯装置の熱負荷の大小に応じて高温加熱運転と低温加熱運転とを適切に切り換えることができる。
本発明に係る熱源水供給システムの更なる特徴構成は、前記運転制御手段は、前記熱源水タンクに給水される熱源水の設定周期での給水積算量が設定積算量よりも少ないときに、前記低温加熱運転を行うように構成されている点にある。
設定周期での給水積算量が設定積算量よりも少ないときには、熱源水タンクの熱源水が入れ替わっていないと判断できる。そこで、本特徴構成では、このようなときに、運転制御装置が低温加熱運転を行うことによって、熱源水タンクの熱源水の入れ替えを適切に行え、雑菌の繁殖を確実に防止できる。
本発明に係る熱源水供給システムの更なる特徴構成は、前記給水手段にて給水される熱源水を凝縮器の放熱対象とするヒートポンプ装置を設け、前記熱源水循環路が、前記凝縮器にて加熱された熱源水を循環するように構成され、前記運転制御手段は、前記熱源水タンクへの熱源水の供給流量が作動開始用流量以上となると前記ヒートポンプ装置を作動させ、前記熱源水タンクへの熱源水の供給流量が前記作動開始用供給量よりも少ない作動停止用流量になると前記ヒートポンプ装置の作動を停止するように構成されている点にある。
本特徴構成では、ヒートポンプ装置の凝縮器において熱源水を加熱するに当り、給水手段による熱源水を凝縮器に供給するので、凝縮器に供給される熱源水の温度を低く抑えることができる。これにより、高い成績係数(COP)でヒートポンプ装置を作動させることができながら、熱源水を加熱することができ、エネルギー効率の向上を図ることができる。しかも、運転制御手段は、熱源水タンクへの熱源水の供給流量が作動開始用流量以上となったときにヒートポンプ装置を作動させるので、熱源水の加熱を行いながら、熱源水タンクへの熱源水の給水は維持することができ、熱源水タンクの熱源水が入れ替わるのを妨げない。
本発明に係る熱源水供給システムの更なる特徴構成は、前記熱源水循環路にて循環される熱源水を加熱する補助加熱装置を設け、前記運転制御手段は、前記複数の蓄熱式給湯装置の熱負荷が小さいときには、前記補助加熱装置よりも前記熱源装置及び前記ヒートポンプ装置を優先して作動させ、前記複数の蓄熱式給湯装置の熱負荷が大きいときには、前記蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が設定下限温度となる前に前記補助加熱装置を作動させるように構成されている点にある。
本特徴構成では、蓄熱式給湯装置の熱負荷が小さいときには、運転制御手段が補助加熱装置よりも熱源装置及びヒートポンプ装置を優先して作動させて、エネルギー効率の向上を図ることができる。蓄熱式給湯装置の熱負荷が大きいときには、熱源装置及びヒートポンプ装置を作動させるだけでは、その熱負荷を賄えなくなる虞がある。そこで、本特徴構成では、蓄熱式給湯装置の熱負荷が大きいときには、運転制御手段が、高温加熱運転及び低温加熱運転の夫々において蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が設定下限温度となる前に補助加熱装置を作動させることによって、補助加熱装置にて発生する熱を用いて蓄熱式給湯装置の熱負荷を賄うことができる。 よって、蓄熱式給湯装置の熱負荷を的確に賄うことができながら、エネルギー効率の向上を図ることができる。
本発明に係る熱源水供給システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
〔熱源水供給システムの全体構成〕
この熱源水供給システムは、図1に示すように、熱源水N1を貯留する熱源水タンク1(例えば、容量を300リットルとする)と、熱源水N1を加熱する熱源装置2と、熱源水タンク1に熱源水N1を給水する給水手段3と、熱源水N1を循環させる熱源水循環路4と、熱源水循環路4に接続された蓄熱式給湯装置5の複数とを設けている。
この熱源水供給システムでは、熱源水循環路4により熱源水タンク1に貯留された熱源水N1及び熱源装置2にて加熱された熱源水N1を循環させて、複数の蓄熱式給湯装置5の夫々が熱源水循環路4から熱源水N1を取り込み可能としている。複数の蓄熱式給湯装置5の夫々は、取り込んだ熱源水N1を利用して給湯を行う。これにより、熱源水N1を共用の熱源として、エネルギー効率の向上を図りながら、複数の蓄熱式給湯装置5での給湯を実現可能としている。
〔熱源装置の構成〕
熱源装置2は、熱供給装置6の排熱を搬送する排熱搬送流体N2と熱源水N1とを熱交換させる排熱熱交換器7と、熱供給装置6の排熱を回収する排熱回収熱交換器8と排熱熱交換器7との間で排熱搬送流体N2を循環させる排熱搬送流体循環路9とを備えている。
熱供給装置6は、例えば、都市ガスを燃料とするガスエンジンや燃料電池(コージェネレーション設備としての一例)を備えた熱電併給装置である。熱供給装置6の冷却水N3を熱供給装置6と排熱回収熱交換器8との間で循環させる冷却水循環路10が設けられている。排熱回収熱交換器8は、冷却水N3と排熱搬送流体N2とを熱交換させて熱供給装置6の排熱を回収する。冷却水循環路10には、排熱回収熱交換器8をバイパスする冷却水バイパス路11が設けられ、その冷却水バイパス路11にラジエター12が設けられている。冷却水循環路10から冷却水バイパス路11が分岐する分岐箇所には、排熱回収熱交換器8に供給する冷却水N3の流量とラジエター12に供給する冷却水N3の流量との比率を調整自在な冷却水三方弁13が設けられている。また、冷却水循環路10には、熱供給装置6に戻す冷却水温度を検出する冷却水温度センサ14及び冷却水循環ポンプ15が設けられている。
排熱搬送流体循環路9には、排熱搬送流体N2の流れ方向において排熱回収熱交換器8から排熱熱交換器7に至る流路に、排熱搬送流体N2の流量を検出する排熱搬送流体流量センサ16、排熱熱交換器7に供給する排熱搬送流体N2の流量を制御する排熱搬送流体制御弁17、排熱熱交換器7に供給する排熱搬送流体N2の入口温度を検出する入口温度センサ18が設けられている。排熱搬送流体N2の流れ方向において排熱熱交換器7から排熱回収熱交換器8に至る流路に、排熱熱交換器7を通過した排熱搬送流体N2の出口温度を検出する出口温度センサ19、排熱搬送流体循環ポンプ20が設けられている。
〔熱源水循環路の構成〕
熱源水循環路4は、排熱熱交換器7にて加熱した熱源水N1を複数の蓄熱式給湯装置5に供給する往路4aと複数の蓄熱式給湯装置5を通過した熱源水N1を排熱熱交換器7に戻す復路4bとから構成されている。熱源水タンク1と排熱熱交換器7とは、往路4a及び復路4bの夫々に接続され、並列状態で設けられている。熱源水タンク1の上部は往路4aに接続され且つ熱源水タンク1の下部は復路4bに接続されている。これにより、熱源水循環路4は、熱源水タンク1の下部から取り出した熱源水N1を排熱熱交換器7にて加熱し、その加熱した熱源水N1を熱源水タンク1の上部に戻す循環路としても作用するように構成されている。
熱源水循環路4の往路4aには、熱源水N1の流れ方向において熱源水タンク1の上部との接続箇所よりも上流側に、熱源水温度を検出する第1熱源水温度センサ21、熱源水N1の流量を検出する第1熱源水流量センサ22が設けられている。熱源水N1の流れ方向において熱源水タンク1の上部との接続箇所よりも下流側の往路4aには、熱源水供給ポンプ23、熱源水N1の圧力を検出する第1圧力センサ24、熱源水温度を検出する第2熱源水温度センサ25、熱源水N1の流量を検出する第2熱源水流量センサ26が設けられている。また、往路4aには、複数の蓄熱式給湯装置5の夫々が熱源水N1を取り込むために熱源水N1の通流を遮断自在な開閉弁27が各蓄熱式給湯装置5に対応して設けられている。
熱源水循環路4の復路4bには、熱源水N1の流れ方向において熱源水タンク1の下部との接続箇所よりも上流側に、熱源水N1の流量を検出する第3熱源水流量センサ28、熱源水温度を検出する第3熱源水温度センサ29、熱源水N1の圧力を検出する第2圧力センサ30が設けられている。熱源水N1の流れ方向において熱源水タンク1の下部との接続箇所よりも下流側の復路4bには、熱源水温度を検出する第4熱源水温度センサ31、熱源水循環ポンプ32、排熱熱交換器7に供給する熱源水N1の流量を制御する熱源水制御弁33が設けられている。
熱源水循環路4には、排熱熱交換器7に加えて、熱源水N1を加熱する補助加熱装置34が設けられている。補助加熱装置34は、排熱熱交換器7及び熱源水タンク1と並列状態となるように、復路4bと往路4aとを接続する分岐循環路35に設けられている。分岐循環路35には、補助加熱装置34への熱源水N1の供給を断続するともに、その供給量を制御する通流制御弁36が設けられている。補助加熱装置34は、例えば、ガスバーナを燃焼させて熱源水N1を加熱するように構成されている。
〔給水手段の構成〕
給水手段3は、熱源水タンク1に給水する熱源水(例えば、水)N1を貯留する給水タンク37、給水タンク37から熱源水タンク1の下部に熱源水N1を供給する給水路38、及び、給水路38に設けられた給水ポンプ39から構成されている。給水路38には、熱源水タンク1に給水する熱源水N1の給水温度を検出する給水温度センサ40、熱源水タンク1に給水する熱源水の流量を検出する給水量センサ41が設けられている。
給水路38から分岐して熱源水循環路4の往路4aに接続された分岐給水路42が設けられている。分岐給水路42には、分岐給水ポンプ43が設けられ、分岐給水路42を通流する熱源水N1を凝縮器46の放熱対象とするヒートポンプ装置44が設けられている。ヒートポンプ装置44は、圧縮機45、凝縮器46、膨張弁47、蒸発器48の順に冷媒を循環させる冷媒回路49を備えた圧縮式ヒートポンプ装置である。ヒートポンプ装置44は、凝縮器46において冷媒にて熱源水N1を加熱するように構成されている。
〔熱源水供給システムの制御構成〕
熱源水供給システムの運転を制御する運転制御手段としての運転制御装置50が設けられている。運転制御装置50は、熱供給装置6、冷却水三方弁13、冷却水循環ポンプ15、排熱搬送流体制御弁17、排熱搬送流体循環ポンプ20、熱源水供給ポンプ23、熱源水循環ポンプ32、熱源水制御弁33、通流制御弁36、給水ポンプ39、分岐給水ポンプ43、補助加熱装置34、ヒートポンプ装置44の夫々の作動を各別に制御するように構成されている。運転制御装置50には、冷却水温度センサ14、排熱搬送流体流量センサ16、入口温度センサ18、出口温度センサ19、第1〜4熱源水温度センサ21,25,29,31、第1〜3熱源水流量センサ22,26,28、第1、2圧力センサ24,30、給水温度センサ40、給水量センサ41の夫々の検出情報が入力されるように構成されている。
また、熱源水タンク1には、上部に貯留している熱源水温度を検出する上部温度センサ51、中間部に貯留している熱源水温度を検出する中間部温度センサ52、下部に貯留している熱源水温度を検出する下部温度センサ53が設けられている。上部温度センサ51、中間部温度センサ52、下部温度センサ53の夫々の検出情報も運転制御装置50に入力させるように構成されている。
〔蓄熱式給湯装置の構成〕
図2に示すように、蓄熱式給湯装置5は、蓄熱水N4を貯留する蓄熱槽54、熱源水循環路4から取り込んだ熱源水N1が有する熱を蓄熱槽54に蓄熱するための蓄熱用熱交換器55を備えている。
また、蓄熱式給湯装置5には、蓄熱槽54の蓄熱水N4を上部から取り出して下部に戻す蓄熱水循環路56が設けられている。蓄熱水循環路56には、蓄熱水N4の流れ方向の上流側から、蓄熱水温度を検出する蓄熱水温度センサ57、蓄熱水循環ポンプ58、蓄熱用熱交換器55が設けられている。さらに、蓄熱水N4の流れ方向において蓄熱用熱交換器55の下流側の蓄熱水循環路56には、給湯用熱交換器59と放熱用熱交換器60とが並列状態で設けられている。また、蓄熱水循環路56には、蓄熱槽54の下部に戻す蓄熱水N4を、蓄熱槽54に戻さずに蓄熱水N4の流れ方向の蓄熱水循環ポンプ58よりも上流側に供給する蓄熱水バイパス路61が設けられている。蓄熱水バイパス路61には、蓄熱水バイパス路61に供給する蓄熱水N4の流量を制御する蓄熱水制御弁62が設けられている。
給湯用熱交換器59に給湯用の水N5を供給する給湯用水供給路63、及び、給湯用熱交換器59にて加熱された温水を給湯する給湯路64が設けられている。給湯用熱交換器59は、給湯用水供給路63にて供給される給湯用の水N5と蓄熱水循環路56にて供給される蓄熱水N4とを熱交換させるように構成されている。給湯用水供給路63は、給水路38から分岐されており、給水タンク37に貯留されている水を供給するように構成されている(図1参照)。給湯路64には、給湯する温水の流量を制御する給湯制御弁65が設けられている。給湯用水供給路63から分岐し給湯用熱交換器59をバイパスして給湯路64に接続された給湯バイパス路66が設けられ、この給湯バイパス路66には給湯用の水N5の流量を制御する給湯用水制御弁67が設けられている。
放熱用熱交換器60と熱消費端末68との間で熱搬送流体N7を循環する熱搬送流体循環路69が設けられている。放熱用熱交換器60は、熱搬送流体循環路69にて供給される熱搬送流体N7と蓄熱水循環路56にて供給される蓄熱水N4とを熱交換させるように構成されている。ここで、熱消費端末68は、例えば、床暖房装置であり、蓄熱水N4が有する熱を床暖房に用いるようにしている。
熱源水循環路4から熱源水N1を取り込んで蓄熱用熱交換器55に供給する熱源水取り込み路70、蓄熱用熱交換器55を通過した熱源水N1を熱源水循環路4に戻す熱源水戻し路71が設けられている。蓄熱用熱交換器55は、蓄熱水循環路56にて供給される蓄熱水N4と熱源水取り込み路70にて供給される熱源水N1とを熱交換させるように構成されている。熱源水取り込み路70から分岐し蓄熱用熱交換器55をバイパスして熱源水戻し路71に接続された熱源水バイパス路72が設けられ、この熱源水バイパス路72には熱源水N1の流量を制御する熱源水バイパス制御弁73が設けられている。また、熱源水取り込み路70において熱源水N1の流れ方向において蓄熱用熱交換器55よりも上流側から分岐されて給湯路64に接続され、熱源水N1を給湯する熱源水給湯路74が設けられている。熱源水給湯路74には、取り込んだ熱源水温度を検出する取り込み熱源水温度センサ75、熱源水N1の給湯量を制御する熱源水給湯制御弁76が設けられている。
蓄熱式給湯装置5の運転を制御する給湯制御装置77が設けられている。給湯制御装置77は、蓄熱水循環ポンプ58、蓄熱水制御弁62、給湯制御弁65、給湯用水制御弁67、熱源水バイパス制御弁73、熱源水給湯制御弁76の夫々の作動を各別に制御するように構成されている。蓄熱水温度センサ57及び取り込み熱源水温度センサ75の検出情報は給湯制御装置77に入力させるように構成されている。
給湯制御装置77は、熱源水循環路4から取り込んだ熱源水N1が有する熱を蓄熱槽54に蓄熱する蓄熱運転、給湯路64から温水を給湯する給湯運転、熱消費端末68にて熱を消費する熱消費運転の夫々を実行可能に構成されている。
給湯制御装置77は、蓄熱水温度センサ57の検出温度が蓄熱開始用設定温度(例えば、56℃)以下であり、且つ、取り込み熱源水温度センサ75の検出温度が蓄熱用設定温度(例えば、68℃)以上であると、蓄熱運転を行うように構成されている。蓄熱運転では、運転制御装置77が、蓄熱水循環ポンプ58を作動させるとともに、熱源水バイパス制御弁73を閉作動させて、蓄熱用熱交換器55に蓄熱水N4及び熱源水N1を供給する。これにより、蓄熱用熱交換器55において蓄熱水N4を熱源水N1にて加熱して、その加熱された蓄熱水N4を蓄熱槽54の下部に戻すことにより、熱源水N1が有する熱が蓄熱槽54に蓄熱される。
給湯制御装置77は、給湯運転として、蓄熱槽54に蓄熱した熱にて加熱した温水を給湯する蓄熱利用給湯運転と熱源水循環路4から取り込んだ熱源水を給湯する熱源水利用給湯運転とを実行可能に構成されている。給湯制御装置77は、切換設定条件が満たされていないときには蓄熱利用給湯運転を行い、切換設定条件が満たされると熱源水利用給湯運転を行うように構成されている。
切換設定条件は、例えば、Q1<Q2+α、又は、T1<T2+βの何れかが満たされることとしている。ここで、α及びβは、蓄熱利用給湯運転を行うに当たり給湯の要求に対して余裕を見込むためのものであり、一定値又は変動値とすることができる。Q1は、最大蓄熱水給湯能力であり、例えば、Q1=(蓄熱水温度センサ57の検出温度−給水温度)×蓄熱槽54の最大循環流量(例えば14リットル/min)としている。Q2は、要求給湯能力であり、例えば、Q2=(給湯要求温度−給水温度)×給湯要求流量としている。T1は、蓄熱水温度センサ57の検出温度であり、T2は、給湯要求温度である。
蓄熱利用給湯運転では、給湯制御装置77が、蓄熱水循環ポンプ58を作動させるとともに、給湯制御弁65を開作動させて、給湯用熱交換器59に蓄熱水N4及び給湯用の水N5を供給する。これにより、給湯用の水N5を給湯用熱交換器59に供給される蓄熱水N4にて加熱して温水とし、その温水を給湯路64にて給湯する。このとき、給湯制御装置77が、給湯路64から給湯する温水温度が給湯要求温度となるように、給湯制御弁65及び給湯用水制御弁67の開閉作動を制御している。
熱源水利用給湯運転では、給湯制御装置77が、熱源水バイパス制御弁73を閉作動し且つ熱源水給湯制御弁76を開作動させて、熱源水取り込み路70にて取り込んだ熱源水N1を熱源水給湯路74に供給し、その熱源水N1を熱源水給湯路74から給湯路64に供給して給湯する(図2中太線部分を参照)。このとき、給湯制御装置77が、給湯路64から給湯する温水温度が給湯要求温度となるように、熱源水給湯制御弁76及び給湯用水制御弁67の開閉作動を制御している。
給湯制御装置77は、例えば、床暖房装置の作動開始が指令される等により熱消費端末68から熱消費運転を要求されると、蓄熱水循環ポンプ58を作動させるとともに、熱搬送流体循環路69に備えられた図外の循環ポンプを作動させて、放熱用熱交換器60に蓄熱水N4及び熱搬送流体N7を供給する。これにより、熱搬送流体N7を蓄熱水N4にて加熱し、その加熱された熱搬送流体N7を熱消費端末68に戻して、熱消費端末68にて熱搬送流体N7が有する熱を消費するようにしている。
〔熱源水供給システムの運転〕
図1に戻り、運転制御装置50による運転について説明する。
運転制御装置50は、熱源装置2にて加熱された熱源水N1を熱源水循環路4にて循環させる運転として、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度(例えば、68℃)以上の高温加熱用設定温度(例えば、70℃)となるように熱源装置2にて熱源水N1を加熱する高温加熱運転と、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度(例えば、68℃)未満の低温加熱用設定温度(例えば、64℃)となるように熱源装置2にて熱源水N1を加熱する低温加熱運転とに切換自在に構成されている。
〔高温加熱運転〕
図1及び図2に基づいて、高温加熱運転における動作について説明する。
運転制御装置50は、熱源水循環路4における第2熱源水温度センサ25の検出温度が高温用起動温度(例えば、65℃)以下になると、熱供給装置6、冷却水循環ポンプ15及び排熱搬送流体循環ポンプ20を作動させて排熱熱交換器7での排熱搬送流体N2による熱源水N1の加熱を行えるようにするとともに、熱源水供給ポンプ23及び熱源水循環ポンプ32を作動させて熱源水循環路10にて熱源水N1を循環させる。
そして、運転制御装置50は、排熱搬送流体循環路9における入口温度センサ18の検出温度が高温用入口温度(例えば、72℃)になるように、排熱搬送流体制御弁17の開閉作動を制御するとともに、出口温度センサ19の検出温度が高温用出口温度(例えば、67℃)になるように、熱源水制御弁33の開閉作動を制御するように構成されている。これにより、排熱熱交換器7に対する入口温度が高温用入口温度(例えば、72℃)に制御され且つ排熱熱交換器7からの出口温度が高温出口温度(例えば、67℃)に制御され、排熱熱交換器7において排熱搬送流体N2にて熱源水N1を高温加熱用設定温度(例えば、70℃)に加熱する。
ここで、排熱熱交換器7に供給する排熱搬送流体N2の入口温度及び排熱熱交換器7を通過した排熱搬送流体N2の出口温度を制御自在な出入口温度制御手段は、排熱搬送流体制御弁17及び熱源水制御弁33に相当する。このとき、運転制御装置50は、第3熱源水温度センサ29の検出温度が高温用設定範囲(例えば、58℃〜63℃)になるように、熱供給装置6の熱出力に応じた基準回転速度から増減する形態で熱源水供給ポンプ23の回転速度を制御する。ここで、基準回転速度は、例えば、熱供給装置6がガスエンジンである場合に、発電出力が5kW、熱出力が11kWであると、15リットル/minの流量が得られる回転数を基準回転速度とする。
図2に移り、高温加熱運転では、蓄熱式給湯装置5における取り込み熱源水温度センサ75の検出温度が高温加熱用設定温度(例えば、70℃)となる。蓄熱式給湯装置5では、給湯制御装置77が蓄熱運転を行うために、取り込み熱源水温度センサ75の検出温度が蓄熱用設定温度(例えば、68℃)以上であることが必要である。よって、高温加熱運転では、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水N1の温度条件として、蓄熱運転を行うための温度条件を満足するようにして、蓄熱運転の実行を促進している。これにより、蓄熱槽54への蓄熱を積極的に行い、その蓄熱した熱を利用することによって、エネルギー効率の向上を図ることができる。
そして、蓄熱式給湯装置5にて蓄熱運転を行うことにより、蓄熱式給湯装置5から熱源水戻し炉71にて熱源水循環路4に戻される熱源水温度は低下する。よって、複数の蓄熱式給湯装置5では、熱源水N1の流れ方向において熱源水循環路4の上流側に接続された蓄熱式給湯装置5から順次蓄熱運転が行われる。このようして、複数の蓄熱式給湯装置5について蓄熱槽54への蓄熱が熱源水N1の流れ方向の上流側から順次行われる。
図1に戻り、全ての蓄熱式給湯装置5について蓄熱槽54への蓄熱が終了すると、第3熱源水温度センサ29の検出温度が上昇するので、運転制御装置50は、熱源水供給ポンプ23の回転速度を低下させて熱源水N1の循環量を低減させる。このとき、第4熱源水温度センサ31の検出温度も上昇するので、運転制御装置50は、出口温度センサ19の検出温度が高温用出口温度(例えば、67℃)になるように、熱源水制御弁33を開作動させることになる。これにより、排熱熱交換器7を通過した熱源水N1の一部は、熱源水循環路4の往路4aから分岐して熱源水タンク1の上部に供給される。それに伴って、熱源水タンク1の下部から熱源水1が熱源水循環路4の復路4bに払い出される。排熱熱交換器7を通過した熱源水N1は、高温加熱用設定温度(例えば、70℃)に加熱されているので、上部から高温加熱用設定温度の熱源水N1が供給され、下部から低温の熱源水N1が払い出されることになり、熱源水タンク1への蓄熱を行う。
熱源水タンク1への蓄熱が終了すると、第4熱源水温度センサ31の検出温度が上昇する。そこで、運転制御装置50は、第4熱源水温度センサ31の検出温度が高温用作動停止温度(例えば、68℃)以上となると、熱供給装置6、冷却水循環ポンプ15及び排熱搬送流体循環ポンプ20を作動停止させるとともに、熱源水供給ポンプ23及び熱源水循環ポンプ32を作動停止させる。
蓄熱式給湯装置5では、給湯栓が開操作される等により給湯が要求されると給湯運転を行う。このとき、給湯制御装置77は、切換設定条件が満たされていないときには蓄熱利用給湯運転を行い、切換設定条件が満たされると熱源水利用給湯運転を行う。
蓄熱槽54に十分な熱量が蓄熱されていれば、切換設定条件が満たされていないので、給湯制御装置77が蓄熱利用給湯運転を行う。蓄熱槽54の蓄熱量が低下していると、切換設定条件が満たされて、給湯制御装置77が熱源水利用給湯運転を行うことになる。熱源水利用給湯運転では、熱源水循環路4の熱源水N1が給湯されるので、熱源水タンク1に貯留されている熱源水N1が熱源水タンク1の上部から熱源水循環路4の往路4aに供給される。それに伴い、運転制御装置50は、給水ポンプ39を作動させて、給水タンク37から熱源水タンク1の下部に熱源水N1を給水する。これにより、熱源水タンク1に貯留されていた熱源水N1が新しい熱源水N1に入れ替わる。そして、例えば、熱源水タンク1の熱源水N1の入れ替えを1日に1回程度行うことにより、雑菌(例えば、レジオネラ菌)の繁殖を防止できる。
給水タンク37から熱源水タンク1に熱源水N1を給水しているときに、運転制御装置50は、給水量センサ41の検出流量が作動開始用流量(例えば、4リットル/min)以上となると、分岐給水ポンプ43及びヒートポンプ装置44を作動させて、凝縮器46において冷媒にて熱源水N1を加熱するように構成されている。これにより、熱源水N1を加熱できながら、熱源水タンク1への熱源水N1の給水を維持して、熱源水タンク1の熱源水N1は入れ替わる。しかも、凝縮器46に供給される熱源水N1は給水タンク37に貯留されていた低温の熱源水N1であるので、ヒートポンプ装置44を高い成績係数(COP)で作動させることができる。
運転制御装置50は、給水量センサ41の検出流量が作動開始用流量よりも少ない作動停止用流量(例えば、2リットル/min)になると、分岐給水ポンプ43及びヒートポンプ装置44を作動停止させる。
高温加熱運転では、複数の蓄熱式給湯装置5の熱負荷が小さいと、熱源装置2にて加熱した熱源水N1が有する熱を用いてその熱負荷を賄い、それでも熱負荷を賄えなくなると、熱源水タンク1の熱源水N1が有する熱、及び、ヒートポンプ装置44から得られる熱を用いてその熱負荷を賄うようにしている。しかしながら、例えば、冬季の夕方等では、複数の蓄熱式給湯装置の熱負荷が大きくなるので、その熱負荷を賄えなくなり、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が高温加熱用設定温度(例えば、70℃)以下となる可能性がある。そこで、運転制御装置50は、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が設定下限温度(例えば、55℃)以下となる前に補助加熱装置34を作動させて、補助加熱装置34にて発生する熱を用いてその熱負荷を賄うようにしている。
つまり、上部温度センサ51の検出温度が上部作動開始温度(例えば、55℃)未満、中間部温度センサ52の検出温度が中間部作動開始温度(例えば、50℃)未満、又は、下部温度センサ53の検出温度が下部作動開始温度(例えば、20℃)未満の何れかの条件が満たされると、熱源水タンク1の蓄熱量が低下しており、その後、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が高温加熱用設定温度(例えば、70℃)以下となる可能性がある。そこで、運転制御装置50は、上述の何れかの条件が満たされると、通流制御弁36を開作動させ且つ補助加熱装置34を作動させる。このとき、運転制御装置50は、補助加熱装置34を通過した熱源水温度が高温用入口温度(例えば、72℃)となるように補助加熱装置34を作動させる。
このようにして、運転制御装置50は、蓄熱式給湯装置5の熱負荷が小さいときには、補助加熱装置34よりも熱源装置2及びヒートポンプ装置44を優先して作動させ、蓄熱式給湯装置5の熱負荷が大きいときには、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水温度が設定下限温度(例えば、55℃)以下となる前に補助加熱装置34を作動させるように構成されている。
運転制御装置50は、上部温度センサ51の検出温度が上部作動停止温度(例えば、63℃)以上、中間部温度センサ52の検出温度が中間部作動停止温度(例えば、63℃)以上、及び、下部温度センサ53の検出温度が下部作動停止温度(例えば、60℃)以上の全ての条件が満たされると、通流制御弁36を閉作動させ且つ補助加熱装置34を作動停止させる。運転制御装置50は、熱供給装置6がトラブルや点検等により停止した場合に、補助加熱装置34の作動及び作動停止に合わせて、熱源水供給ポンプ23及び熱源水循環ポンプ32を作動及び作動停止させるように構成されている。これにより、補助加熱装置34の作動停止中に熱源水N1が供給されるのを防止して、補助加熱装置34での放熱を抑制するようにしている。
〔低温加熱運転〕
図1及び図2に基づいて、低温加熱運転における動作について説明する。
運転制御装置50は、第2熱源水温度センサ25の検出温度が低温用起動温度(例えば、59℃)以下になると、熱供給装置6、冷却水循環ポンプ15及び排熱搬送流体循環ポンプ20を作動させて排熱熱交換器7での排熱搬送流体N2による熱源水N1の加熱を行えるようにするとともに、熱源水供給ポンプ23及び熱源水循環ポンプ32を作動させて熱源水循環路10にて熱源水N1を循環させる。
そして、運転制御装置50は、入口温度センサ18の検出温度が低温用入口温度(例えば、65℃)になるように、排熱搬送流体制御弁17の開閉作動を制御するとともに、出口温度センサ19の検出温度が低温用出口温度(例えば、60℃)になるように、熱源水制御弁33の開閉作動を制御するように構成されている。これにより、排熱熱交換器7に対する入口温度が低温用入口温度(例えば、65℃)に制御され且つ排熱熱交換器7からの出口温度が低温用出口温度(例えば、60℃)に制御され、排熱熱交換器7において排熱搬送流体N2にて熱源水N1を低温加熱用設定温度(例えば、64℃)に加熱する。このとき、運転制御装置50は、第3熱源水温度センサ29の検出温度が低温用設定範囲(例えば、56℃〜61℃)になるように、熱供給装置6の熱出力に応じた基準回転速度から増減する形態で熱源水供給ポンプ23の回転速度を制御する。
低温加熱運転では、蓄熱式給湯装置5における取り込み熱源水温度センサ75の検出温度が低温加熱用設定温度(例えば、64℃)となる。よって、低温加熱運転では、蓄熱式給湯装置5が取り込む熱源水N1の温度条件として、蓄熱運転を行うための温度条件を満足せず、蓄熱運転の実行を抑制するようにしている。これにより、蓄熱式給湯装置5では、あらたに蓄熱槽54に蓄熱されることがなく、給湯運転として、蓄熱利用給湯運転だけでなく、熱源水利用給湯運転をも積極的に行えるようにしている。このようにして、熱源水利用給湯運転を行うことによって、熱源水タンク1の熱源水N1を積極的に入れ替えるようにして、雑菌(例えば、レジオネラ菌)の繁殖を防止している。
低温加熱運転におけるヒートポンプ装置44及び補助加熱装置34の作動については、上記高温加熱運転と同様であるので、説明は省略する。但し、低温加熱運転では、補助加熱装置34を作動させるときに、運転制御装置50は、補助加熱装置34を通過した熱源水温度が低温用入口温度(例えば、65℃)となるように補助加熱装置34を作動させる。
〔高温加熱運転と低温加熱運転との切換〕
運転制御装置50は、給水温度センサ40の検出温度が設定給水温度(例えば、20℃)未満であると高温加熱運転を行い、給水温度センサ40の検出温度が設定給水温度(例えば、20℃)以上であると低温加熱運転を行うように構成されている。給水温度センサ40の検出温度が設定給水温度(例えば、20℃)未満であると、例えば冬期であると判断できる。冬期には、蓄熱式給湯装置5の熱負荷が大きくなるので、蓄熱槽54に蓄熱した熱の使用量が多くなる。これにより、給湯運転として、蓄熱利用給湯運転が行われるだけでなく、熱源水利用給湯運転も行われることになる。そこで、運転制御装置50は、高温加熱運転を行うことによって、各蓄熱式給湯装置5における蓄熱槽54への蓄熱を積極的に行い大きな熱負荷に対応しながら、熱源水タンク1の熱源水N1の入れ替えを行って雑菌の繁殖を防止するようにしている。逆に、給水温度センサ40の検出温度が設定給水温度(例えば、20℃)以上であると、例えば夏期であると判断できる。夏期には、各蓄熱式給湯装置5の熱負荷が小さくなるので、蓄熱槽54に蓄熱した熱の使用量が少なくなる。これにより、給湯運転として、蓄熱利用給湯運転が行われるだけとなる可能性がある。そこで、運転制御装置50は、低温加熱運転を行うことによって、蓄熱式給湯装置5における蓄熱槽54への蓄熱を抑制して熱源水利用給湯運転の実行を促進する。そして、熱源水利用給湯運転が行われることによって、熱源水タンク1の熱源水N1の入れ替えを行って雑菌の繁殖を防止するようにしている。このとき、例えば、1日に1回程度、熱源水タンク1の熱源水N1が入れ替わる。
夏期のある1日において、図3に示す高温加熱運転を行った場合と、図4に示す低温加熱運転を行った場合とで、熱源水タンク1の熱源水が入れ替わるか否かについて説明する。
図3、図4(a)では、夏期のある1日における熱負荷及びその熱負荷の積算を示している。図3、図4(b)は、図3、図4(a)の熱負荷であったときに、熱源水を給湯に利用した流量(熱源水利用流量)及びその熱源水利用流量の積算を示している。ちなみに、図3と図4とは、1日の熱負荷の積算量が同じような値となる日を選択している。
図3に示す高温加熱運転を行った場合には、蓄熱槽54に蓄熱した熱にて熱負荷の大部分を賄うことができ、給湯運転として熱源水利用給湯運転がなかなか行われず、熱源水利用流量が少なくなる。したがって、図3(b)に示すように、その1日における熱源水利用積算流量は約3リットルとなっており、例えば、熱源水タンク1の容量を300リットルとしているので、熱源水タンク1の熱源水は入れ替わらない。
それに対して、図4に示す低温加熱運転を行った場合には、蓄熱槽54に蓄熱した熱にて熱負荷を賄うことができず、給湯運転として熱源水利用給湯運転が積極的に行われ、熱源水利用流量が多くなる。したがって、図4(b)に示すように、その1日における熱源水利用積算流量は300リットル以上となっており、熱源水タンク1の熱源水は入れ替わる。よって、低温加熱運転を行うことにより、夏期であっても、1日に1回程度、熱源水タンク1の熱源水N1が入れ替わる。
また、運転制御装置50は、熱源水タンク1に給水される熱源水N1の設定周期での給水積算量が設定積算量よりも少ないときに、低温加熱運転を行うように構成されている。つまり、運転制御装置50は、給水量センサ41の検出流量を積算しており、設定周期(例えば、1日)での積算量が設定積算量(例えば、熱源水タンク1の容量の1.5倍)よりも少なくなると、熱源水タンク1の熱源水N1の入れ替えが行われていないとして、低温加熱運転を行う。これにより、設定周期(例えば、1日)に熱源水タンク1の熱源水N1の入れ替えが行われていないときであっても、熱源水タンク1の熱源水N1の入れ替えを行い、雑菌の繁殖を確実に防止するようにしている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、熱源装置2が、排熱搬送流体N2と熱源水N1とを熱交換させる排熱熱交換器7を備え、その排熱熱交換器7にて熱源水N1を加熱するようにしているが、熱源装置2がどのようにして熱源水N1を加熱するかは適宜変更が可能である。
(2)上記実施形態において、運転制御装置50が高温加熱運転と低温加熱運転とをどのような条件によって切り換えるかは適宜変更が可能である。
例えば、運転制御装置50は、基本的には高温加熱運転を行い、その高温加熱運転の運転時間が設定時間(例えば、24時間)に達すると、低温加熱運転に切り換える。この場合、熱源水タンク1への積算給水量から熱源水タンク1の熱源水N1が入れ替わったことを検出すると、高温加熱運転に復帰させる。
また、給水積算量が設定積算量よりも少なくなったときが設定周期のどのタイミングであるかによって、設定周期の周期長さを変更することもできる。
(3)上記実施形態では、運転制御装置50が、上部温度センサ51、中間部温度センサ52、下部温度センサ53の夫々の検出温度に基づいて、補助加熱装置34を作動又は作動停止させるようにしているが、例えば、第2蓄熱水温度センサ25の検出温度に基づいて、補助加熱装置34を作動又は作動停止させることもできる。
本発明は、熱源装置にて加熱された熱源水を循環させる熱源水循環路と、熱源水循環路に接続されて、給湯運転及び熱源水循環路から取り込んだ熱源水が有する熱を蓄熱槽に蓄熱する蓄熱運転を実行可能な蓄熱式給湯装置の複数とを設け、熱源水タンクでの雑菌の繁殖を防止できながら、エネルギー効率の向上を図ることを目的とする各種の熱源水供給システムに適応可能である。
熱源水供給システムの全体構成図 蓄熱式給湯装置の構成図 夏期において高温加熱運転を行った場合の熱負荷及び熱源水利用流量を示すグラフ 夏期において低温加熱運転を行った場合の熱負荷及び熱源水利用流量を示すグラフ
符号の説明
1 熱源水タンク
2 熱源装置
3 給水手段
4 熱源水循環路
5 蓄熱式給湯装置
7 排熱熱交換器
34 補助加熱装置
44 ヒートポンプ装置
46 凝縮器
50 運転制御手段(運転制御装置)
17,33 出入口温度制御手段(排熱搬送流体制御弁、熱源水制御弁)
N1 熱源水
N2 排熱搬送流体

Claims (6)

  1. 熱源水を貯留する熱源水タンクと、熱源水を加熱する熱源装置と、前記熱源水タンクに熱源水を給水する給水手段と、前記熱源装置にて加熱された熱源水及び前記熱源水タンクに貯留された熱源水を循環させる熱源水循環路と、前記熱源水循環路に接続されて、給湯運転及び前記熱源水循環路から取り込んだ熱源水が有する熱を蓄熱槽に蓄熱する蓄熱運転を実行可能な蓄熱式給湯装置の複数とを設けている熱源水供給システムであって、
    前記蓄熱式給湯装置は、取り込む熱源水温度が蓄熱用設定温度以上のときに前記蓄熱運転を行い、且つ、前記給湯運転として、前記蓄熱槽に蓄熱した熱にて加熱した温水を給湯する蓄熱利用給湯運転と前記熱源水循環路から取り込んだ熱源水を給湯する熱源水利用給湯運転とを実行可能に構成され、
    前記蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が前記蓄熱用設定温度以上の高温加熱用設定温度となるように前記熱源装置にて熱源水を加熱する高温加熱運転と、前記蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が前記蓄熱用設定温度未満の低温加熱用設定温度となるように前記熱源装置にて熱源水を加熱する低温加熱運転とに切換自在な運転制御手段を設けている熱源水供給システム。
  2. 前記熱源装置は、熱供給装置の排熱を搬送する排熱搬送流体と前記熱源水とを熱交換させる排熱熱交換器を備え、
    前記排熱熱交換器に供給する排熱搬送流体の入口温度及び前記排熱熱交換器を通過した排熱搬送流体の出口温度を制御自在な出入口温度制御手段を設け、
    前記運転制御手段は、前記高温加熱運転では前記入口温度が高温用入口温度に且つ前記出口温度が高温用出口温度になるように前記出入口温度制御手段を作動させ、前記低温加熱運転では前記入口温度が前記高温用入口温度よりも低温の低温用入口温度に且つ前記出口温度が前記高温用出口温度よりも低温の低温用出口温度になるように前記出入口温度制御手段を作動させるように構成されている請求項1に記載の熱源水供給システム。
  3. 前記運転制御手段は、前記熱源水タンクへ給水する熱源水の給水温度が設定給水温度未満であると前記高温加熱運転を行い、前記給水温度が前記設定給水温度以上であると前記低温加熱運転を行うように構成されている請求項1又は2に記載の熱源水供給システム。
  4. 前記運転制御手段は、前記熱源水タンクに給水される熱源水の設定周期での給水積算量が設定積算量よりも少ないときに、前記低温加熱運転を行うように構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の熱源水供給システム。
  5. 前記給水手段にて給水される熱源水を凝縮器の放熱対象とするヒートポンプ装置を設け、
    前記熱源水循環路が、前記凝縮器にて加熱された熱源水を循環するように構成され、
    前記運転制御手段は、前記熱源水タンクへの熱源水の供給流量が作動開始用流量以上となると前記ヒートポンプ装置を作動させ、前記熱源水タンクへの熱源水の供給流量が前記作動開始用供給量よりも少ない作動停止用流量になると前記ヒートポンプ装置の作動を停止するように構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の熱源水供給システム。
  6. 前記熱源水循環路にて循環される熱源水を加熱する補助加熱装置を設け、
    前記運転制御手段は、前記蓄熱式給湯装置の熱負荷が小さいときには、前記補助加熱装置よりも前記熱源装置及び前記ヒートポンプ装置を優先して作動させ、前記蓄熱式給湯装置の熱負荷が大きいときには、前記蓄熱式給湯装置が取り込む熱源水温度が設定下限温度となる前に前記補助加熱装置を作動させるように構成されている請求項5に記載の熱源水供給システム。
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