JP2006248732A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開始された画像形成処理を一時停止させたときに余白ができることを防止し、記録媒体に対する画像形成処理を再開する際に記録媒体を安定して位置決めした状態で搬送を開始させて適切に画像形成可能とする。
【解決手段】 開始された画像形成処理を一時停止させたときに余白ができることを防止するためにピン孔を穿孔していない連続した記録媒体12を搬送路上でバックフィードする際、この記録媒体12の表面に転接する斜行ローラ28の向く角度を方向転換手段で方向転換して記録媒体12のバックフィード時の挙動を安定化させる。このようにすることにより、記録媒体12に画像形成処理を再開する際に、記録媒体12が安定して位置決めされる状態で搬送を開始させられるので、適切に画像形成できる。
【選択図】図4

Description

この発明は、長尺帯状のシート状記録媒体を搬送しながら画像を形成する、画像形成装置に関する。
近年、情報処理の多様化並びに大量化を図るという需要に対応すべく、電子写真方式の作像プロセスを採用し、記録媒体(転写媒体)として連続紙(連帳紙)を用いて高速処理を可能とした画像形成装置としてのプリンタ装置が使用されている。
このような高速化されたプリンタ装置には、記録媒体として、両縁部に送り方向に連続して等間隔に送り孔(以下ピン穴と呼ぶ)が穿孔された連続紙を用いるものがある。このようなプリンタ装置では、連続紙のピン穴に嵌合するピンを有するトラクタを設け、このトラクタを回転させることにより連続紙を搬送するようにしている。
このような連続紙では、連続紙の両縁の等間隔でピン穴が穿孔されている部分をプリンタ装置のトラクタで搬送するためだけに利用するので、この連続紙の両縁部分がプリント後に不要となるから、後処理工程で連続紙の不要となった両縁部分を切り落として処分することになる。そのため、連続紙の両縁部分が無駄となることを防止し、連続紙の両縁を切り落す加工費を節減するため、ピン穴を設けていない、いわゆるピンレス連続紙を記録媒体として搬送可能とした画像形成装置の需要が高まっている。
また高速化されたプリンタ装置では、プリント(印刷)開始時と停止時に、それぞれ用紙搬送のため駆動される搬送モータの特性上、一定速度に立ち上げたり、一定速度から停止させるためにある時間が必要である。このため、高速化されたプリンタ装置では、ある長さAだけ連続紙を搬送する間に一定速度まで立ち上げ、停止時にはある長さBだけ連続紙を搬送した時点で停止するという制御を行うのが普通である。
ここで、高速化されたプリンタ装置では、間欠プリント動作させる場合又はプリント停止後プリントを開始する場合に、連続紙の位置ずれで生じる長さA+Bの無駄な白紙(余白)が発生することが無いように、停止時にA+Bの長さ相当分だけ連続紙を逆方向へ搬送させて無駄な白紙が発生しにくいようにし連続的にプリント可能とすることが望まれている。
そこで従来提案されている、ピンレス連続紙を記録媒体として搬送可能とした画像形成装置では、給紙部から繰り出されるピン穴の無い連続紙を、ドライブローラ対で挟持した状態でドライブローラ対を回動することにより、弛みをとるためのテンション付与部の制動力に抗して摩擦搬送し、搬送路上に配置された用紙位置規制部に設けた用紙搬送方向と直交する軸に対し斜めに配置された斜行ローラを連続紙上に転接させることによって、制動力を与えることなく連続紙の一側縁をエッジガイドに摺接させて位置決めしてから、斜行ローラとドライブローラ対との間の搬送路上に配置されたプリント部へ搬入してプリントを行うようにしている。
さらに、この従来提案されている、ピンレス連続紙を記録媒体として搬送可能とした画像形成装置では、用紙位置規制部である斜行ローラとプリント部との間に、プリント停止時に、摩擦搬送用のドライブローラ対が逆回転して連続紙を逆方向へ搬送するバックフィード量に応じて、連続紙の紙面に接触して用紙の弛みを吸収するようにモータなどの駆動手段で駆動操作されるバッファローラが設けられている。
このバッファローラは、プリント部でプリント中に連続紙の紙面から離間されるよう駆動手段で駆動操作され、プリントの停止時及び開始時に駆動手段により駆動操作されて連続紙の紙面に接触し、これを押し出してプリント時の直線搬送路から離すようにして記録紙に弛みが生じないようにするバッファ手段を構成している(例えば、特許文献1参照。)。
このような従来提案されているピンレス連続紙を記録媒体として搬送可能とした画像形成装置では、プリントの停止時及び開始時に記録紙をバックフィードするため、斜行ローラとプリント部との間に記録紙のバッファ手段を設けるため機構が複雑になると共に、斜行ローラとプリント部との間にバッファ手段があるため、斜行ローラで記録紙をエッジガイドに摺接させて位置決めした記録紙の位置にバラツキを生じプリント精度(印字精度)が悪化するという問題がある。
特開2004−155533
本発明は、上述の問題に鑑み、ピン孔を穿孔していない連続した記録媒体を搬送路上でバックフィードするために利用するバッファ手段を設けることなく機構を簡素化し、ピン孔を穿孔していない連続した記録媒体にプリントを開始する際に、記録媒体を安定して位置決めされた状態で搬送して適切にプリントできるようにした画像形成装置を新たに提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、長尺帯状のシート状記録媒体を搬送して画像形成部を通過させる際に画像を形成する、画像形成装置において、画像形成部より搬送方向上流側に配置され、シート状記録媒体の一方の端辺を摺接させることにより画像形成部に対する位置決めをさせるためのエッジガイドと、エッジガイドにシート状記録媒体の一方の端辺が摺接する状態を維持するよう、画像を形成するために搬送されているシート状記録媒体の表面上に搬送方向に対して所定の斜め状態に転接するよう装着された斜行ローラと、シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させるため、斜行ローラより搬送方向上流側に配置されたバックフィードローラと、シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させる場合は、搬送方向と逆方向に搬送されるシート状記録媒体の表面上を斜行ローラが転動した際に搬送されるシート状記録媒体の挙動を安定化できるように、斜行ローラの向きを回動し、シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向に搬送させる場合は斜行ローラを所定の斜め状態に復帰させる方向転換手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、方向転換手段が、逆方向に搬送させる場合に斜行ローラの向く角度を、画像形成時の搬送方向を0度(画像形成時の方向を正とする)としたとき、0±5度となるよう回動することを特徴とする
前述のように構成することにより、開始された画像形成処理を一時停止させたときに余白ができることを防止するためにピン孔を穿孔していない連続した記録媒体を搬送路上でバックフィードする際、この記録媒体の表面に転接する斜行ローラの向く角度を方向転換手段で方向転換して記録媒体のバックフィード時の挙動を安定化させ、記録媒体にプリントを開始する際に記録媒体を安定して位置決めした状態で搬送を開始させて適切に画像形成できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、方向転換手段が、シート状記録媒体の搬送方向を変える前に、斜行ローラの回動操作を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置は、長尺帯状のシート状記録媒体を搬送して画像形成部を通過させる際に画像を形成する、画像形成装置において、画像形成部より搬送方向上流側に配置され、シート状記録媒体の一方の端辺を摺接させることにより画像形成部に対する位置決めをさせるためのエッジガイドと、エッジガイドにシート状記録媒体の一方の端辺が摺接する状態を維持するよう、画像を形成するために搬送されているシート状記録媒体の表面上に搬送方向に対して所定の斜め状態に転接するよう装着された斜行ローラと、シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させるため、斜行ローラより搬送方向上流側に配置されたバックフィードローラと、シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させる前に、斜行ローラをシート状記録媒体上から浮き上がらせて解離し、シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向に搬送させる前に斜行ローラをシート状記録媒体上に転接させる状態に復帰させる解離手段と、を有することを特徴とする。
上述のように構成することにより、開始された画像形成処理を一時停止させたときに余白ができることを防止するためにピン孔を穿孔していない連続した記録媒体を搬送路上でバックフィードする際、解離手段によって斜行ローラをシート状記録媒体上から浮き上がらせて解離して記録媒体のバックフィード時の挙動を安定化させ、記録媒体にプリントを開始する際に解離手段によって斜行ローラをシート状記録媒体上に転接させる状態に復帰させてから搬送を開始し、適切に画像を形成できるようにする。
本発明の画像形成装置は、簡素な構成で、ピン孔を穿孔していない連続した記録媒体を搬送路上で安定してバックフィード可能とすると共に、このピン孔を穿孔していない連続した記録媒体にプリントを開始する際に、記録媒体を安定して位置決めされた状態で搬送して適切にプリントできるという効果がある。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置について、図1乃至図6により説明する。この画像形成装置(プリンタ装置)は、図1の概略構成図に示すように、画像形成装置10の本体下部に配置された供給部14から引き出したピン孔を穿孔していない長尺帯状のシート状記録媒体である連続紙12を、画像形成プロセス(作像プロセス)に従って搬送路上を搬送しながら順次、画像形成の処理を行うよう構成する。
この画像形成装置10は、画像形成部16でトナー像を転写処理し、フラッシュランプ方式(非接触定着式)の定着装置18で転写媒体のトナー像を固定像に定着する処理をするよう構成する。
また、この画像形成装置10では、図示しないモータで回転駆動されるドライブローラ20が連続紙12を挟持した状態で転動して連続紙12を摩擦搬送することにより、供給部14から引き出した連続紙12を、位置合わせ部22を通す際に幅方向の位置を位置合わせした後に、画像形成部16を通し定着装置18を通す搬送路上を搬送し、機外へ搬出させるように構成する。
この画像形成装置10では、図2及び図3に示すように、位置合わせ部22を、画像形成部16より搬送方向上流側となる搬送路上の横向きのU字状に設定した部分に設ける。
この位置合わせ部22は、横向きU字状の搬送路を設定するために配置されたガイド板24の一方に設定する位置決め基準用の端部にエッジガイド26を配置する。このエッジガイド26は、平板で形成し、位置決め基準用の湾曲した端部からガイド板24の表面に対し直角に所定高さ延出するフランジ状に構成する。
この位置合わせ部22には、搬送している連続紙12をエッジガイド26に摺接させた状態を維持して位置決めするために、エッジガイド26の搬送方向下流側でエッジガイド26近くの所定位置にウレタン製のゴムローラで構成した斜行ローラ28を配置し、この斜行ローラ28より搬送方向上流側にバックフィードローラ34を配置する。
このように配置構成することによって、この画像形成装置10では、斜行ローラ28又は位置合わせ部22によって、搬送される連続紙12がスキュー方向に位置決めされた状態で安定して画像形成部16へ搬入されるようにできる。これは、斜行ローラ28又は位置合わせ部22と、画像形成部16との間にバックフィードローラ34が配置されると、連続紙12にバックフィードローラ34が転接してスキュー方向に連続紙12を動かして誤差を生じさせてしまうことを防止できるためである。
このバックフィードローラ34は、図2及び図4に示すように、複数の小ローラが所定間隔を開けて一連に配置構成されたローラ群として構成し、図3に示すように、これと同形の対向ローラ36と対になって、連続紙12を挟持する状態で、バックフィードローラ34を回転駆動することにより、図4に示す画像形成のための搬送方向Aと逆方向に、連続紙12を搬送するよう構成する。
このため、ガイド板24には、バックフィードローラ34と対向ローラ36とにおける、各々対を成す小ローラが位置することとなる部分に、それぞれ矩形開口38(図3に図示)を穿設し、これら開口38の内側に対向ローラ36を配置し、バックフィードローラ34と対向ローラ36との間に連続紙12を挟持した状態で転動可能なように構成する。
なお、バックフィードローラ34と対向ローラ36とは適当な力で常時圧接しており、搬送方向Aに連続紙12が搬送される場合は、用紙の移動とともにスリップもしくは従動することにより、連続紙12に適度な張力が与えられる。また、連続紙12をバックフィード(逆送り)する場合は、ドライブローラ20の逆転速度よりもバックフィードローラ34の回転速度が速いので、用紙に対してスリップしながら回転して適度な張力が与えられる。
また、位置合わせ部22に配置される斜行ローラ28は、搬送方向に搬送されている連続紙12の表面に転接して連続紙12の一方の端辺をガイド板24の表面に常時摺接させるよう付勢力を作用させるように、斜行ローラ28の回転軸がガイド板24の表面と所定の挟角を成すように配置する。本実施の形態においては、30度以下の挟角を成すように配置されるが、この挟角は連続紙12の紙質に応じて適宜配置されるものであって、薄い連続紙12を搬送する場合には15度以下の挟角に配置される。
この斜行ローラ28は、連続紙12に対する摩擦抵抗を弱めるため、対向配置された挟持用ローラ30と対を成すように構成する。このため、ガイド板24には、斜行ローラ28が配置される部分に矩形開口32を穿設し、この開口32内側に挟持用ローラ30を配置し、斜行ローラ28と挟持用ローラ30との間に連続紙12を挟持した状態で転動するように構成する。この挟持用ローラ30は、外周面の移動軌跡が搬送方向に沿うよう、その回転軸を搬送方向と直交する方向に設定する。
この斜行ローラ28は、図示しないが、斜行ローラ28とガイド板24表面との間に連続紙12を挟む状態で連続紙12に転接して、連続紙12が画像形成部16へ向かう正方向へ搬送される際に、連続紙12における一方の端辺をエッジガイド26の表面に常時摺接させるように構成する。
この斜行ローラ28は、バックフィードローラ34を駆動して連続紙12を搬送方向と逆方向へバックフィードする際に、連続紙12をガイド板24から引き離すように付勢力を働かせて、バックフィードされる連続紙12の挙動を不安定にさせることを防止するため、図4に実線で示す搬送方向に斜行する状態から、図4に想像線で示す搬送方向に沿う状態へと方向転換可能又は斜行ローラ28が連続紙12上から浮き上がって解離可能に構成する。
斜行ローラ28の角度を斜行状態から搬送方向に沿う状態へと方向転換させるための方向転換手段は、図5に示すように構成することができる。すなわち、この方向転換手段では、斜行ローラ28を回転自在に支持するフレーム40から棒状の支竿部42を一体的に延出し、この支竿部42の端部を画像形成装置10の図示しない固定フレームに軸着する。
さらに、支竿部42を回転軸44を中心として回転させる回転操作機構を設ける。
この回転操作機構では、プーリ状に形成した被動部材46から突片状に延出させた操作アーム部48に、棒状のリンク部材50の一端部を軸着する。このリンク部材50と支竿部42とは、ラックピニオンギヤで係合している。
ステッピングモータ52によって被動部材46を所定角回転させると、リンク部材50に接続された支竿部42が回転し、支竿部42と一体のフレーム40に軸着された斜行ローラ28が回転軸44を中心にして所定角度回転する。
また、この回転操作機構を利用して斜行ローラ28の方向を変更調整するための方向転換手段では、被動部材46のプーリ部分46Aとステッピングモータ52の出力軸に設けたプーリ54との間に連動用のベルト56を巻き掛けて、被動部材46をステッピングモータ52で所定回転角度だけ回動するよう駆動制御する。
この回転操作機構を利用した方向転換手段では、連続紙12を搬送方向と逆方向へバックフィードする際に連続紙12の挙動を安定化させられるように、斜行ローラ28が向く角度を変更調整する。
連続紙12をバックフィードする際に挙動を安定化させるためには、連続紙12に転接する斜行ローラ28が向く角度を、プリント時における連続紙12の搬送方向(図に矢印Aで示す方向)に対して所定の許容角度範囲内に入るように変更調整する必要がある。
この連続紙12をバックフィードする際に変更調整される、バックフィードのため調整された斜行ローラ28の方向の許容角度範囲は、実験によって求めることができる。
この実験では、画像形成装置のバックフィード時において、斜行ローラの角度を、下記の表の上部ように各種振ってその後のエッジガイドと用紙端の状態を観測して評価した結果を表1に示す。
Figure 2006248732
この表1の評価は、以下の意味持つ。
○:用紙端がエッジガイドに接触した状態となる。その後の印刷は良好である。
△:用紙端とエッジガイドに微妙に隙間が見られる。その後の印刷時に復帰するが初期の印字精度が悪化した。
×:用紙端がエッジガイドから離れるもしくは座屈する。その後の印刷でも不良である。
上述した実験の結果より、バックフィード時の斜行ローラの角度は、プリント時(印刷時)の搬送方向(図に矢印Aで示す方向)を角0度(プリント時の方向を正とする)とすると、バックフィードのため調整された斜行ローラ28の方向の許容角度範囲は、角0±5度が適切であることが理解される。
また、バックフィードのため調整された斜行ローラ28の方向の許容角度範囲を、斜行ローラ28の回転軸を基準にすることにより具体的に規定する場合には、プリント時(印刷時)の斜行ローラ28の回転軸が約15度に設定されているため、角15±5度が適切な許容角度範囲となる。なお、この許容角度はプリント時に設定される角度に応じて変わるものである。
次に、連続紙12を搬送方向と逆方向へバックフィードする際の連続紙12の挙動を安定化させるため、斜行ローラ28を連続紙12上から浮き上がらせて解離する構成について、図6により説明する。
この図6に示す斜行ローラ28の解離手段は、アクチェータ60に装着された伸縮ロッド58の先端部に、斜行ローラ28を軸着したフレーム部材62を固定して構成する。
このように構成した解離手段は、図示しない制御装置の制御信号をアクチェータ60に伝達して駆動制御することにより、連続紙12をプリントするため搬送方向へ搬送するときに伸縮ロッド58を延伸させて斜行ローラ28が連続紙12の表面に転接する状態とし、連続紙12をバックフィードするときに伸縮ロッド58を引き縮めて連続紙12の表面から離脱する状態とする。
前述のように、連続紙12をバックフィードする際に連続紙12の挙動を安定化させるために方向転換し又は浮き上がって離脱するように構成された斜行ローラ28を、位置合わせ部22に設けた、画像形成装置10は、図1に示すように、連続紙12を位置合わせ部22で幅方向の位置合わせをしてから、画像形成部16における感光ドラム66と、その表面に対峙して配置された転写部64との間に搬入して画像を転写する。なお、この転写部64は、連続紙12をバックフィードする際に、感光ドラム66から離間するように構成されている。
この画像形成部16における転写部64は、感光ドラム66上のトナー像を連続紙12上に転写するための転写帯電器として構成する。
この画像形成部16の感光ドラム66は、表面にドットイメージの静電潜像を形成するための光導電体(感光体)を表面に配したドラムに形成する。この感光ドラム66は、図示しない駆動モータによって所定方向に一定速度で回転するよう装着されている。
この感光ドラム66の周囲には、感光ドラム66の表面を一様に帯電する帯電装置67と、さらに感光ドラム66の表面に光学像を照射して静電潜像を形成する露光用の露光装置68と、感光ドラム66の表面に形成された静電潜像に対応したトナー像(被転写材で形成された像)を形成するために被転写材であるトナーを供給する現像装置70とを設ける。
さらに、感光ドラム66の周囲には、感光ドラム66上に残留するトナーを除去し清掃するためのクリーニング装置72と、光を照射して感光ドラム66上の帯電荷を除去する光除電装置74とを設ける。
このように構成された画像形成部16では、帯電装置67により一様に帯電(例えばプラス帯電)された感光ドラム66の表面に、露光装置68によって光学像を照射すると、光があたった部分の電荷が抜けて静電潜像が形成される。次に、この画像形成部16では、現像装置70において、所定の現像電圧でバイアスされたマグネットロール(現像ロール)を回転してプラス帯電したトナーを感光ドラム66に擦り付けると、このトナ−が静電潜像上に移動してトナー像が形成される。
この後、転写部64を設けた転写部では、連続紙12の裏面から、転写帯電器によりトナー像の帯電電位と逆極性(マイナス)の電位でコロナ放電を行うことにより、トナー像を連続紙12に転写する。
また、画像形成部16では、トナー像が連続紙12に転写された後、感光ドラム66を更に回転し、クリーニング装置72で残留トナーを除去すると共に、光除電装置74で除電して、次の静電潜像の形成に備える。
図1の概略構成図に示すプリンタ装置では、画像形成部16でトナー像が形成された連続紙12が搬送路上を搬送されて、フラッシュランプ方式の定着装置18(フラッシュ定着装置)に搬入される。このフラッシュランプ方式の定着装置18は、連続紙12に転写されたトナー像上に複数のフラッシュランプで閃光を照射して定着させる。
このように画像が形成された連続紙12は、ドライブローラ20によって搬送されてプリンタ装置の機外へ搬出される。
次に、上述した画像形成装置10で、連続紙12に対するプリント処理を開始してから一旦プリント処理を停止し、プリント処理を再開する場合(間欠プリント動作させる場合等を含む)の動作について説明する。
この場合には、画像形成装置10で連続紙12に対するプリント処理を停止した際に、連続紙12を駆動する搬送モータの特性上、一定の搬送速度から停止させるために必要な時間にある長さBだけ連続紙12が搬送されてオーバランする。
さらに、この画像形成装置10では、プリント処理を再開する際に、連続紙12を駆動する搬送モータの特性上、プリント処理をするときの一定の搬送速度に立ち上げるために必要な時間内に、連続紙12が長さAだけ空送りされる。
そこで、この画像形成装置10では、一旦プリント処理を停止してからプリント処理を再開するまでの間に、停止時のオーバランで生じる長さBと、プリント処理時の搬送速度まで立ち上げるために空送りで生じる長さAとを加えた、連続紙12の位置ずれで生じる長さA+Bだけ、連続紙12をバックフィードする。
そして、次にプリント処理を再開するときに、連続紙12における次ページのプリント処理されていない先端からプリント処理が開始されるようにすることにより、連続紙12の用紙ページ間において白紙部が発生しないようにできる。
なお、このバックフィード動作を開始する前に、画像形成装置10では、制御部等で駆動制御することにより、バックフィードローラ34が回転駆動される直前の連続紙12の搬送が停止している間(一瞬)に、斜行ローラ28の角度を可変する。この斜行ローラ28の角度を可変するタイミングは、連続紙12が停止していない時でもかまわないが、連続紙12の種類(薄紙等)によっては斜行ローラ28の接触部にしわが寄ってしまうこともあるので、連続紙12が停止している時の方が、連続紙12がエッジガイド26に密着していて安定しているのでしわが寄ることもなく最適である。
このようにして斜行ローラ28を所定回転角度だけ回動して、バックフィードする連続紙12の表面上を斜行ローラ28が転動しても連続紙12が搬送される際の挙動に悪影響を与えることなく安定して搬送できるように設定する。
また、上述のように斜行ローラ28の角度を可変する代わりに、斜行ローラ28をバックフィード時に連続紙12から離間するように退避(抵抗低減の手段)させても同様の効果がある。
次に、画像形成装置10では、図示しない制御装置の制御によって、バックフィードローラ34を所要回転数だけ回転駆動して連続紙12を、位置ずれで生じる長さA+Bの距離だけバックフィードする。
このとき、画像形成装置10では、斜行ローラ28の方向が所定の許容角度範囲内に入って連続紙12のバックフィードされる方向に沿う状態となっているので、バックフィード動作中の連続紙12に転接している斜行ローラ28によって連続紙12を幅方向に移動させる力が働くことはないから、この斜行ローラ28に対してバックフィードローラ34が接近して配置されていても、連続紙12を安定して滑らかに、かつエッジガイド26から外れることなくバックフィード動作させることができる。
次に、画像形成装置10では、図示しない制御装置がステッピングモータ52を駆動制御することにより、斜行ローラ28を、連続紙12をプリント処理するためにエッジガイド26に摺接させて位置決めして搬送するための、当初の傾斜角度位置に復帰させる。
次に、画像形成装置10では、図示しない制御装置がドライブローラ20の図示しないモータを制御してドライブローラ20を回転駆動し、連続紙12の搬送を再開して、無駄な白紙(余白)が発生すること無く、プリント処理を行う。
このとき、バックフィード後の連続紙12がエッジガイド26から離れない状態で、かつ斜行ローラ28が適切な当初の傾斜角度位置にある状態であるから、連続紙12をプリント時における連続紙12の搬送方向(図に矢印Aで示す方向)に搬送する動作の開始時から、連続紙12の搬送上の挙動を安定させて適切に位置決めされた状態の連続紙12上へプリント処理することができる。
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態に係わる、画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる、画像形成装置における画像形成部へ連続紙を位置合わせして搬入するための位置合わせ部の部分を取り出して示す要部の概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる、画像形成装置における画像形成部へ連続紙を位置合わせして搬入するための位置合わせ部の部分を取り出して示す要部の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係わる、画像形成装置における画像形成部へ連続紙を位置合わせして搬入するための位置合わせ部の部分を取り出し平面に展開して示す要部の説明図である。 本発明の実施の形態に係わる、画像形成装置における画像形成部へ連続紙を位置合わせして搬入するための位置合わせ部に装着する斜行ローラの方向を変更調整するための方向転換手段の部分を取り出して示す要部の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる、画像形成装置における画像形成部へ連続紙を位置合わせして搬入するための位置合わせ部に装着する、斜行ローラを連続紙から浮き上がって離脱するように構成したものを示す斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 連続紙
16 画像形成部
20 ドライブローラ
22 位置合わせ部
24 ガイド板
26 エッジガイド
28 斜行ローラ
30 挟持用ローラ
34 バックフィードローラ
36 対向ローラ
40 フレーム
42 支竿部
44 軸ピン
46 被動部材
46A プーリ部分
48 操作アーム部
50 リンク部材
52 ステッピングモータ
54 プーリ
56 ベルト
58 伸縮ロッド
60 アクチェータ
62 フレーム部材
64 転写部
66 感光ドラム

Claims (4)

  1. 長尺帯状のシート状記録媒体を搬送して画像形成部を通過させる際に画像を形成する、画像形成装置において、
    前記画像形成部より搬送方向上流側に配置され、前記シート状記録媒体の一方の端辺を摺接させることにより前記画像形成部に対する位置決めをさせるためのエッジガイドと、
    前記エッジガイドに前記シート状記録媒体の一方の端辺が摺接する状態を維持するよう、画像を形成するために搬送されている前記シート状記録媒体の表面上に搬送方向に対して所定の斜め状態に転接するよう装着された斜行ローラと、
    前記シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させるため、前記斜行ローラより搬送方向上流側に配置されたバックフィードローラと、
    前記シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させる場合は、搬送方向と逆方向に搬送される前記シート状記録媒体の表面上を前記斜行ローラが転動した際に搬送される前記シート状記録媒体の挙動を安定化できるように、前記斜行ローラの向きを回動し、前記シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向に搬送させる場合は前記斜行ローラを前記所定の斜め状態に復帰させる方向転換手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記方向転換手段が、逆方向に搬送させる場合に前記斜行ローラの向く角度を、画像形成時の搬送方向を0度(画像形成時の方向を正とする)としたとき、0±5度となるよう回動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記方向転換手段が、前記シート状記録媒体の搬送方向を変える前に、前記斜行ローラの回動操作を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 長尺帯状のシート状記録媒体を搬送して画像形成部を通過させる際に画像を形成する、画像形成装置において、
    前記画像形成部より搬送方向上流側に配置され、前記シート状記録媒体の一方の端辺を摺接させることにより前記画像形成部に対する位置決めをさせるためのエッジガイドと、
    前記エッジガイドに前記シート状記録媒体の一方の端辺が摺接する状態を維持するよう、画像を形成するために搬送されている前記シート状記録媒体の表面上に搬送方向に対して所定の斜め状態に転接するよう装着された斜行ローラと、
    前記シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させるため、前記斜行ローラより搬送方向上流側に配置されたバックフィードローラと、
    前記シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向と逆方向に搬送させる場合に、前記斜行ローラを前記シート状記録媒体上から浮き上がらせて解離し、前記シート状記録媒体を画像形成のための搬送方向に搬送させる場合に前記斜行ローラを前記シート状記録媒体上に転接させる状態に復帰させる解離手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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