JP2006315776A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成で、連続用紙へ転写する画像の転写位置のズレを防止する。
【解決手段】 印刷指令を受けてから、露光が開始されるまでの間に、ドライブローラ32は正転し、連続用紙Pを前進させる。これにより、連続用紙PをB方向へ後退させることで低下する連続用紙Pの張力を、制御部16が連続用紙Pの搬送量の制御を開始する前に回復させ、再び、連続用紙Pが用紙搬送方向Fへ搬送開始されるときに起きる連続用紙Pの張力の変動を防止する。これにより、制御部16が制御する制御上の搬送量と、画像転写部Tにおける連続用紙Pの実際上の搬送量との誤差を無くし、転写コロトロン22が連続用紙Pへ転写するトナー像の転写位置のズレをなくす。
【選択図】 図1
【解決手段】 印刷指令を受けてから、露光が開始されるまでの間に、ドライブローラ32は正転し、連続用紙Pを前進させる。これにより、連続用紙PをB方向へ後退させることで低下する連続用紙Pの張力を、制御部16が連続用紙Pの搬送量の制御を開始する前に回復させ、再び、連続用紙Pが用紙搬送方向Fへ搬送開始されるときに起きる連続用紙Pの張力の変動を防止する。これにより、制御部16が制御する制御上の搬送量と、画像転写部Tにおける連続用紙Pの実際上の搬送量との誤差を無くし、転写コロトロン22が連続用紙Pへ転写するトナー像の転写位置のズレをなくす。
【選択図】 図1
Description
本発明は、連続用紙へ画像を形成する画像形成装置に関する。
連続用紙へ画像を形成する画像形成装置の一例としては、連続用紙の側縁部に形成された送り孔にトラクタピンを係合させて連続用紙を搬送する画像形成装置が知られている。また、送り孔の無い連続用紙をドライブローラとピンチローラで挟持搬送(所謂、ピンレス搬送)する画像形成装置が知られている。
ピンレス搬送をする画像形成装置では、例えば、画像転写部の用紙搬送方向下流側に設けられたドライブローラで連続用紙の搬送量を制御し、画像転写部の用紙搬送方向上流側に設けられたバックテンションローラで連続用紙へすべり摩擦力による張力を付加することにより、画像転写部で連続用紙上の正しい転写位置へ画像を転写できるように用紙を搬送する。
そして、転写された画像が定着器により連続用紙へ定着され、画像形成が終了した後には、次の画像の転写準備をするため、ドライブローラ及びバックテンションローラを逆転させることにより、画像が形成された最終ページの次のページを画像転写部の手前まで後退させる。
連続用紙の搬送時(前進時)は、転写位置のズレを防止する観点から、ピンチローラとドライブローラとの間で連続用紙が滑らないように、ピンチ圧を強くして搬送するため、連続用紙へかかるテンション(張力)が高くなる。それに対して、連続用紙の後退時は、転写位置のズレという問題を考慮する必要がないため、連続用紙へかかるテンションは低くなるように構成されている。
このため、連続用紙の後退後に、再び前進を開始した時に用紙へのテンションが変動するため、ドライブローラの制御上の搬送量と、画像転写部での実際上の用紙搬送量にズレが生じ、ドライブローラの起動時における転写位置の位置ズレの原因となる。
特開2003−246517
上記問題を解決する手段としては、連続用紙のテンションをセンサ等にて検出し、その検出値に基づき、連続用紙の搬送量を制御する構成や、用紙搬送停止時の連続用紙のたるみを防止するウェブバッファ手段を設ける構成(例えば、特許文献1)等が考えられるが、これらの構成では、機構が複雑になることや部品点数が増えること等の問題がある。
本発明は、上記事実を考慮し、簡易な構成で、連続用紙へ転写する画像の転写位置のズレを防止することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、連続用紙を挟持搬送する搬送手段と、前記搬送手段が搬送する前記連続用紙の搬送量を制御する制御手段と、前記搬送手段より用紙搬送方向上流側に設けられ、前記搬送手段によって搬送される前記連続用紙へ画像を転写する画像転写手段と、前記画像転写手段より用紙搬送方向上流側に設けられ、前記搬送手段によって搬送される前記連続用紙へ張力を付与する張力付与手段と、を備える画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像形成装置が画像形成指令を受けると、所定タイミングで前記搬送量の制御を開始し、前記搬送手段は、前記制御手段が前記連続用紙の搬送量の制御を開始する前に、前記連続用紙へ張力を付与することを特徴とする。
この構成では、搬送手段が挟持搬送する連続用紙の搬送量を制御手段で制御すると共に、画像転写手段より用紙搬送方向上流側に設けられた張力付与手段で、連続用紙へ張力を付与することにより、画像転写手段が連続用紙へ転写する画像の転写位置を保証し、正しい転写位置へ画像が転写できるように用紙を搬送する。
制御手段は、所定タイミングで、連続用紙の搬送量の制御を開始し、この制御を開始する前に、搬送手段は、連続用紙へ張力を付与する。
このように、連続用紙の搬送量の制御を開始する前に、連続用紙へ張力を付与して、画像転写時と同様に、連続用紙へ張力が付与された状態にすることにより、連続用紙が搬送開始されるときに起きる連続用紙の張力の変動を防止する。
これにより、制御手段が制御する制御上の搬送量と、画像転写手段が設けられた用紙搬送方向上流側における連続用紙の実際上の搬送量との誤差を無くし、画像転写手段が連続用紙へ転写する画像の転写位置のズレをなくす。
このように、搬送手段で連続用紙へ張力を付与するので、部品点数が増えず、簡易な構成で、連続用紙へ転写する画像の転写位置のズレを防止できる。
なお、搬送手段は、例えば、連続用紙を用紙搬送方向下流へ前進させることにより、連続用紙へ張力を付与するように構成することができる。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記搬送手段は、前記画像形成装置が画像形成指令を受けたときから、前記制御手段が前記連続用紙の搬送量の制御を開始するまでの間に、前記連続用紙へ張力を付与することを特徴とする。
この構成では、画像形成装置が画像形成指令を受けたときから、制御手段が連続用紙の搬送量の制御を開始するまでの間に、連続用紙へ張力を付与する。
仮に、画像形成装置が画像形成指令を受ける前に、連続用紙へ張力を付与した場合は、張力を付与した時点から画像形成指令を受けるまでの時間が長く、連続用紙の放置時間が長くなると、連続用紙の剛性によって、連続用紙の張力が変動する場合がある。
請求項2の構成では、画像形成装置が画像形成指令を受けたときから、制御手段が連続用紙の搬送量の制御を開始するまでの間に、連続用紙へ張力を付与するので、上記の問題は発生せず、連続用紙が搬送開始されるときに起きる連続用紙の張力の変動を確実になくすことができる。
また、本発明の請求項3に記載のように、制御手段が、感光体への露光が開始されると、連続用紙の搬送量の制御を開始する場合には、搬送手段は、画像形成装置が画像形成指令を受けたときから、感光体への露光が開始されるまでの間に、連続用紙へ張力を付与するように構成してもよい。
本発明は、上記構成としたので、簡易な構成で、連続用紙へ転写する画像の転写位置のズレを防止することができる。
以下に、本発明の画像形成装置に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、連続用紙Pを矢印F方向へ挟持搬送する搬送手段としてのドライブローラ32及びピンチローラ34を備えている。
ドライブローラ32は、ドライブローラ32に接続されたドライブローラモータ12により、回転(正転、逆転)するように構成されている。このドライブローラモータ12には、ドライブローラ32の回転速度を制御することにより、ドライブローラ32が搬送する連続用紙Pの搬送量を制御する制御部(制御手段)16が接続されている。
ピンチローラ34は、ドライブローラ32の上方の対向する位置に設けられ、ドライブローラ32とで連続用紙Pを挟みこむ(ピンチする)ように構成されている。また、ピンチローラ34は、ドライブローラ32と同一の周速で従動回転し、ピンチされた連続用紙Pがドライブローラ32とピンチローラ34との間で滑らないように、ピンチ圧が調整されている。
このドライブローラ32及びピンチローラ34で、連続用紙Pを挟み込み、ドライブローラ32が正転することにより、連続用紙Pは用紙搬送方向Fへ挟持搬送され、ドライブローラ32が逆転することにより、連続用紙PはB方向へ後退する。
ドライブローラ32より用紙搬送方向上流側には、矢印A方向へ回転する感光体ドラム(感光体)20が備えられている。感光体ドラム20の周囲には、感光体ドラム20の回転方向の上流側から順に、感光体ドラム20の表面を帯電させる帯電コロトロン24と、感光体ドラム20へ露光して感光体ドラム20上に潜像を形成するLED露光光学系(露光手段)26と、LED露光光学系26で感光体ドラム20上に形成された潜像へトナーを付着させて現像する現像部28と、感光体ドラム20に形成されたトナー像を画像転写部Tで連続用紙Pに転写する転写コロトロン(画像転写手段)22と、感光体ドラム20の表面を除電させる除電コロトロン27と、除電コロトロン27で除電した感光体ドラム20の表面からトナーを除去するクリーナ29が設けられている。
また、画像転写部Tより用紙搬送方向下流側であって、ドライブローラ32より用紙搬送方向上流側には、転写されたトナー像を連続用紙Pへ転写するフラッシュ定着装置21が設けられている。画像転写部Tとフラッシュ定着装置21との間には、画像転写部Tを通過した連続用紙Pをフラッシュ定着装置21に案内する案内ローラ群52が設けられている。
また、フラッシュ定着装置21とドライブローラ32との間には、フラッシュ定着装置21を通過した連続用紙Pをドライブローラ32に案内する案内ローラ群54が設けられている。案内ローラ群52及び案内ローラ群54は、何れも用紙搬送方向Fに沿って配設され、用紙搬送方向Fに対して直角な回転軸の回りに従動回転する一群の搬送ローラから構成されている。
また、画像転写部Tの用紙搬送方向上流側には、サイドガイドユニット14が設けられている。図2に拡大して示すように、サイドガイドユニット14は、連続用紙Pを略円筒状に湾曲した搬送経路に沿って案内する部分円筒状のRガイド部48を備えている。Rガイド部48によって画像形成装置10におけるR部が構成される。Rガイド部48の片側(図2において手前側)には、扇形状のサイドガイドプレート47が設けられている。
Rガイド部48の外周面側には、アライニングローラ42Aが軸支され、Rガイド部48の内周面側には、Rガイド部48に設けられた開口部48Aにおいてアライニングローラ42Aに相接するようにバックアップローラ42Bが軸支されている。
アライニングローラ42Aとバックアップローラ42Bとは、何れも連続用紙Pの幅方向一端部に当接して従動回転するとともに、用紙搬送方向Fに対して斜め方向(ローラの用紙搬送方向下流側部分がサイドガイドプレート47のある側)へ傾けられている。
これにより、連続用紙Pがアライニングローラ42Aとバックアップローラ42Bとの間を通過すると、アライニングローラ42Aおよびバックアップローラ42Bが従動回転し、アライニングローラ42Aおよびバックアップローラ42Bと連続用紙Pとの間の摩擦により、連続用紙Pにはサイドガイドプレート47に向かう方向の力が及ぼされる。このため、連続用紙Pはサイドガイドプレート47に当接してスキューが補正され、連続用紙Pは正しい搬送経路で搬送される。
バックアップローラ42B及びアライニングローラ42Aの下方(用紙搬送方向上流側)には、ドライブローラ32及びピンチローラ34によって搬送される連続用紙Pへ張力を付与する張力付与手段としてのバックテンション部44が設けられている。
バックテンション部44は、バックテンション駆動ローラ44A及びバックテンションピンチローラ44Bから構成され、バックテンション駆動ローラ44Aは、Rガイド部48の内周面側で軸支され、バックテンションピンチローラ44Bは、ガイド部48の外周面側で軸支されている。
また、バックテンション駆動ローラ44Aは、用紙搬送方向Fに対して直角な方向に沿って複数配列された一群のローラからなり、バックテンションモータ18により、用紙搬送方向Fに対して直角な回転軸の回りに所定の回転速度で回転(正転、逆転)する。また、バックテンションモータ18には、バックテンション駆動ローラ44Aの回転速度を制御することにより、バックテンション駆動ローラ44Aが搬送する連続用紙Pの搬送量を制御する制御部16が接続されている。
一方、バックテンションピンチローラ44Bは、用紙搬送方向Fに対して直角な方向に沿って複数配列された一群の従動ローラであって、用紙搬送方向Fに対して直角な方向に沿って開口する開口部48Bにおいて、バックテンション駆動ローラ44Aと相接するとともに、所定の押圧力でバックテンション駆動ローラ44Aに押圧されている。
このバックテンション駆動ローラ44A及びバックテンションピンチローラ44Bで、連続用紙Pを挟み込み、バックテンション駆動ローラ44Aがドライブローラ32の周速よりも低い周速で正転することにより、連続用紙Pへ張力を付与し、バックテンション駆動ローラ44Aが逆転することにより、連続用紙PはB方向へ後退する。
なお、サイドガイドユニット14より用紙搬送方向上流側には、連続用紙Pを送り出すための複数のアージローラ46が設けられ、画像転写部Tとサイドガイドユニット14との間には、サイドガイドユニット14を通過した連続用紙Pを画像転写部Tへ案内する複数の案内ローラ38が設けられている。また、連続用紙Pとしては、ロール紙、複数回折りたたまれた連続用紙等が使用され、図示しない給紙部から図示しないスタッカへ搬送されるようになっている。
次に、上記実施形態の作用について説明する。まず、本実施形態に係る画像形成装置の一連の印刷動作(画像形成動作)について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10がオペレータ等から印刷指令(画像形成指令)を受けると、感光体ドラム20は、帯電コロトロン24によって表面が帯電され、LED露光光学系26によって露光されて表面に潜像が形成される。そして、現像部28において前記潜像にトナーが付着され、転写コロトロン22が連続用紙Pへ転写するトナー画像が形成される。
なお、表面のトナー画像を連続用紙Pに転写後の感光体ドラム20は、除電コロトロン27によって除電され、連続用紙Pに転写されないで表面に残存しているトナーは、クリーナ29によって除去される。
一方、オペレータ等により搬送経路にセットされた連続用紙Pは、ドライブローラ32及びピンチローラ34でスリップしないように挟持され、用紙搬送方向Fへ搬送される。このとき、連続用紙Pの用紙搬送方向上流側の部分は、バックテンションピンチローラ44B及びバックテンション駆動ローラ44Aでスリップするように挟持され、ドライブローラ32の周速よりも低い周速で搬送される。このため、連続用紙Pは用紙搬送方向Fとは反対の方向に引っ張られ、連続用紙Pに張力が付与される。
また、連続用紙Pの用紙搬送方向上流側の一方の側縁は、サイドガイドプレート47に当接し、サイドガイドプレート47に対して並行になるように搬送経路が移動し、スキューが補正される。
上記のように、搬送される連続用紙Pの各ページは、複数のアージローラ46、サイドガイドユニット14、複数の案内ローラ38をこの順で通過して画像転写部Tに導入される。
画像転写部Tに導入された連続用紙Pは、転写コロトロン22によって、前記トナー画像を形成するトナーとは反対の極性に帯電される。これにより、感光体ドラム20表面のトナー画像は連続用紙Pに転写される。
画像転写部Tにおいてトナー画像が転写された連続用紙Pは、案内ローラ群52によってフラッシュ定着装置21に案内され、フラッシュ定着装置21においてフラッシュ光を照射されることにより瞬間的に加熱される。これにより、トナーが溶融してトナー画像が連続用紙Pの表面に定着される。
フラッシュ定着装置21でトナー画像が定着された連続用紙Pは、案内ローラ群54によってドライブローラ32とピンチローラ34の間に導入され、図示しないスタッカへ送られる。
上記の一連の印刷動作が終了すると、次の印刷開始準備をするため、ドライブローラ32及びバックテンション駆動ローラ44Aを逆転させることにより、画像が形成された最終ページの次のページを画像転写部Tの手前まで後退させる。
ここで、ドライブローラ32及びバックテンション駆動ローラ44Aの動作について、図3に基づき、詳しく説明する。
本実施形態では、印刷指令を受け、露光が開始されるとこの露光開始時点を基準に、制御部16は、ドライブローラ32が搬送する連続用紙Pの搬送量の制御を開始する。また、制御部16は、バックテンション駆動ローラ44Aが搬送する連続用紙Pの搬送量の制御を開始する。
次に、ドライブローラ32及びバックテンション駆動ローラ44Aは、以下のように動作し、連続用紙Pを用紙搬送方向Fへ搬送する。
ドライブローラ32は、徐々に速度が増すように正転し、所定の速度を保った状態で、印刷中は正転し、連続用紙Pを用紙搬送方向Fへ所定量搬送する。
バックテンション駆動ローラ44Aも、徐々に速度が増すように正転し、ドライブローラ32よりも遅い所定の速度を保った状態で、印刷中は正転し、連続用紙Pを用紙搬送方向Fへ所定量搬送する。このように、バックテンション駆動ローラ44Aは、ドライブローラ32よりも遅い速度で連続用紙Pを搬送するため、連続用紙Pへすべり摩擦力による所定の張力が付与される。
上記のように、制御部16でドライブローラ32の連続用紙Pの搬送量を制御すると共に、バックテンション駆動ローラ44Aで連続用紙Pへ張力を付加することにより、転写コロトロン22が連続用紙Pへ転写するトナー像の転写位置を保証し、正しい転写位置へトナー像が転写できるように連続用紙Pを搬送する。
そして、一連の印刷が終了すると、ドライブローラ32及びバックテンション駆動ローラ44Aは停止する。
次に、ドライブローラ32及びバックテンション駆動ローラ44Aは、次の印刷開始準備をするため、以下のように動作し、連続用紙PをB方向へ後退させる。
まず、バックテンション駆動ローラ44Aが、連続用紙Pを用紙搬送方向Fへ搬送する場合より遅い速度(用紙搬送方向Fへ搬送する速度を1vとするとき、例えば、1/6v)で逆転し、バックテンション駆動ローラ44Aの逆転開始から遅れて、ドライブローラ32が、バックテンション駆動ローラ44Aよりも遅い速度で逆転する。バックテンション駆動ローラ44A及びドライブローラ32は、所定の速度を保った状態で逆転し、連続用紙PをB方向へ所定量後退させる。
画像が形成された最終ページの次のページを画像転写部Tの手前まで後退させると、バックテンション駆動ローラ44A及びドライブローラ32は、停止する。停止の際は、連続用紙Pにたるみが出ないようにするため、ドライブローラ32がまず停止し、遅れてバックテンション駆動ローラ44Aが停止し、連続用紙Pへ所定の張力を与える。
その後、再び印刷指令を受けると、印刷指令を受けてから、露光が開始されるまでの間に、ドライブローラ32は正転し、連続用紙Pを前進させ、連続用紙Pへ張力を付与する。このとき、前進させる速度は、例えば、後退させる際の速度と同じ速度(前進させる速度を1vとするとき、例えば、1/6v)で前進させ、例えば、連続用紙Pを0.5インチ前進させる。
これにより、連続用紙PをB方向へ後退させることで低下する連続用紙Pの張力を、制御部16が連続用紙Pの搬送量の制御を開始する前に回復させ、再び、連続用紙Pが用紙搬送方向Fへ搬送開始されるときに起きる連続用紙Pの張力の変動を防止する。
これにより、制御部16が制御する制御上の搬送量と、画像転写部Tにおける連続用紙Pの実際上の搬送量との誤差を無くし、転写コロトロン22が連続用紙Pへ転写するトナー像の転写位置のズレをなくす。
このように、ドライブローラ32で連続用紙Pを前進させるだけなので、簡易な構成で、連続用紙Pへ転写するトナー像の転写位置の副走査方向のズレを防止できる。
また、ドライブローラ32の起動時のバックラッシュ(モータ出力軸とドライブローラ回転軸の間に介在する機械的なガタ)も起動時の転写位置の位置ズレの原因となるが、露光が開始される前に、一旦ドライブローラ32を正転させるので、この問題についても解消される。
なお、この連続用紙Pを前進させるタイミングとしては、連続用紙Pを後退させた後から、印刷指令があるまでの間に行っても良い。このように、印刷指令を受ける前に、連続用紙Pを用紙搬送方向下流へ前進させた場合は、連続用紙Pを後退させてから印刷指令を受けるまでの時間が長く、連続用紙Pの放置時間が長くなると、連続用紙Pの剛性によって、連続用紙Pのテンションが変動する場合があるので、上記実施形態のように、印刷指令を受けてから、露光が開始される前に前進させることが好ましい。
また、本実施形態では、この露光開始時点を基準に、制御部16がドライブローラモータ12の搬送量の制御を開始するため、露光開始前に、前進させているが、本発明の概念としては、ドライブローラモータ12の搬送量の制御を開始する前に、前進させることが重要であり、露光開始以外の時点を基準に、ドライブローラモータ12の搬送量の制御を開始する場合においては、その時点より前に、前進させるようにする構成をとってもよい。
また、連続用紙Pを前進させる量は、多くなれば、前進させる所要時間が増えるともに、前進させる分、後退させる量が増え、それに伴って後退させる所要時間が増えるため、スループット(全体の処理速度)が低下してしまう。この観点から、スループットが低下しない程度に、連続用紙Pを前進させる量が調整される。
10 画像形成装置
16 制御部(制御手段)
20 感光体ドラム(感光体)
22 転写コロトロン(転写手段)
26 露光光学系(露光手段)
32 ドライブローラ(搬送手段)
34 ピンチローラ(搬送手段)
44 バックテンション部(張力付与手段)
F 用紙搬送方向
P 連続用紙
16 制御部(制御手段)
20 感光体ドラム(感光体)
22 転写コロトロン(転写手段)
26 露光光学系(露光手段)
32 ドライブローラ(搬送手段)
34 ピンチローラ(搬送手段)
44 バックテンション部(張力付与手段)
F 用紙搬送方向
P 連続用紙
Claims (3)
- 連続用紙を挟持搬送する搬送手段と、
前記搬送手段が搬送する前記連続用紙の搬送量を制御する制御手段と、
前記搬送手段より用紙搬送方向上流側に設けられ、前記搬送手段によって搬送される前記連続用紙へ画像を転写する画像転写手段と、
前記画像転写手段より用紙搬送方向上流側に設けられ、前記搬送手段によって搬送される前記連続用紙へ張力を付与する張力付与手段と、
を備える画像形成装置において、
前記制御手段は、前記画像形成装置が画像形成指令を受けると、所定タイミングで前記搬送量の制御を開始し、
前記搬送手段は、前記制御手段が前記連続用紙の搬送量の制御を開始する前に、前記連続用紙へ張力を付与することを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送手段は、前記画像形成装置が画像形成指令を受けたときから、前記制御手段が前記連続用紙の搬送量の制御を開始するまでの間に、前記連続用紙へ張力を付与することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 感光体と、前記感光体へ露光して前記感光体上に潜像を形成する露光手段と、を備え、
前記制御手段は、前記感光体への露光が開始されると、前記連続用紙の搬送量の制御を開始し、
前記搬送手段は、前記画像形成装置が画像形成指令を受けたときから、前記感光体への露光が開始されるまでの間に、前記連続用紙へ張力を付与することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015147630A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-20 | 双葉電子工業株式会社 | フィルム搬送装置 |
-
2005
- 2005-05-10 JP JP2005137139A patent/JP2006315776A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015147630A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-20 | 双葉電子工業株式会社 | フィルム搬送装置 |
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