JP2007031048A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイド部材の表面状態の変化に影響されることなく、画像のダメージを有効に防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙搬送路に沿って搬送される用紙に画像を形成する画像形成装置において、用紙搬送路の途中に搬送方向の上流側から下流側に向かって弓形に湾曲した用紙案内路を形成する一対のガイド部材30,31と、内周側のガイド部材31を外周側のガイド部材30に対して接離移動自在に支持する支持手段(43A,43B,44A,44B)と、この支持手段によって支持された内周側のガイド部材31を外周側のガイド部材30に接近する方向に付勢するコイルバネ45とを備えたものとし、定着ローラ23と排出ローラ27の間で用紙に張力が加わったときに、この張力に押されて内周側のガイド部材31が外周側のガイド部材30から離間することで用紙案内路を開放する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、複合機などの画像形成装置に関し、特に、電子写真式の画像形成装置に適用して好適なものである。
電子写真式の画像形成装置では、帯電、露光、現像、転写、定着など各工程を経て、用紙に画像を形成している。その際、現像工程で現像剤として使用されるトナーは、転写工程で用紙に転写された後、定着工程で加熱により溶解されて用紙上に固定される。こうして画像の定着がなされた用紙は、その後、排出ローラによって排出トレイに排出される。
一般に、定着直後の用紙は定着時の余熱で高温状態になっているため、画像の定着が安定していない。したがって、画像の定着がなされた用紙の面(以下、「画像面」と記す)が用紙搬送路上で何らかの部材に強く擦られると、用紙に定着された画像がダメージを受けてしまう。
このような画像のダメージを避けるには、画像の定着を行う定着器から排出ローラに向かう用紙搬送路をストレート(真っ直ぐ)に形成し、このストレート部分で用紙の温度を十分に下げることが有効である。ただし、定着器の下流側で用紙搬送路をストレートに形成すると、定着器から排出ローラまでの用紙搬送距離が長くなる。このため、ファーストコピータイム(1枚目のコピー用紙が排出されるまでに要する時間)の増加や生産性の低下、装置の大型化などの不具合を招いてしまう。
そこで、下記特許文献1には、定着器の下流側で用紙の搬送方向を案内するガイド板の表面を連続平滑面で構成することにより、当該ガイド板と用紙との接触抵抗を分散させ、画像の剥がれや汚れを防止する技術が開示されている。
特開平11−153919号公報
しかしながら上記従来の技術では、装置の製造時にガイド板の表面を平滑に仕上げてあっても、装置を使用していくうちにガイド板の表面は汚れや傷などによって徐々に平滑さを失っていく。したがって、長期にわたって画像のダメージを有効に防止することはできない。
また、定着器の定着ローラと排出ローラで同時に用紙をニップするものでは、それらのローラ間で用紙に弛みが生じないよう、排出ローラの周速を定着ローラの周速よりも速く設定する場合がある。そうした場合、定着ローラから排出ローラに至る用紙搬送路の途中に一対のガイド部材を用いて、弓形に湾曲した用紙案内路を形成すると、定着ローラと排出ローラで同時にニップされた用紙が、内周側のガイド部材に強く擦られるため、そこで画像にダメージを与える恐れがある。特に、用紙案内路の湾曲度合いが大きいと、より強い力で内周側のガイド部材に用紙が擦られるため、画像がダメージを受けやすくなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ガイド部材の表面状態の変化に影響されることなく、画像のダメージを有効に防止することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、用紙搬送路に沿って搬送される用紙に画像を形成するものであって、用紙搬送路の途中に搬送方向の上流側から下流側に向かって弓形に湾曲した用紙案内路を形成する一対のガイド部材と、これら一対のガイド部材のうち、内周側のガイド部材を外周側のガイド部材に対して接離移動自在に支持する支持手段と、この支持手段によって支持された内周側のガイド部材を、外周側のガイド部材に近接させて用紙案内路を形成するガイド位置と、外周側のガイド部材から離間させて用紙案内路を開放する退避位置とに変位させる変位手段とを備えるものである。
本発明に係る画像形成装置においては、外周側のガイド部材に近接するガイド位置に内周側のガイド部材を変位させ、これによって一対のガイド部材の間に用紙案内路を形成することにより、用紙の進行方向が用紙案内路に沿って案内される。また、外周側のガイド部材から離間した退避位置に内周側のガイド部材を変位させ、これによって一対のガイド部材の間で用紙案内路を開放することにより、内周側のガイド部材に沿った用紙の曲がりが解消される。
本発明の画像形成装置によれば、外周側のガイド部材に対して、これに近接するガイド位置とそこから離間した退避位置に内周側のガイド部材を変位させることにより、用紙の進行方向を用紙案内路に沿って案内したり、内周側のガイド部材に沿った用紙の曲がりを解消したりすることができる。これにより、画像定着後の用紙を一対のガイド部材で案内しつつ搬送する場合に、外周側のガイド部材に対して内周側のガイド部材をガイド位置と退避位置とに適宜変位させることにより、画像のダメージを有効に防止しつつ用紙をスムーズに搬送することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置は、多段に配置された3つの給紙トレイ1,2,3を備えた構成となっている。最上段の給紙トレイ1の給紙部には、呼び出しローラ4、送り出しローラ5及びリタードローラ6が配置されている。呼び出しローラ4は、給紙トレイ1に積載状態で収容された用紙を最上位から順に呼び出すものである。送り出しローラ5は、呼び出しローラ4によって呼び出された用紙を用紙搬送路Rに向けて送り出すもので、リタードローラ6は、送り出しローラ5との間で用紙を一枚ずつ分離するものである。これと同様に、中段の給紙トレイ2の給紙部には、呼び出しローラ7、送り出しローラ8及びリタードローラ9が配置され、下段の給紙トレイ3の給紙部にも、呼び出しローラ10、送り出しローラ11及びリタードローラ12が配置されている。
また、画像形成装置の内部(本体内)には、図示しないシュート部材等を用いて用紙搬送路Rが形成されている。用紙搬送路Rの適所には、複数の搬送ローラ13〜18と、レジストローラ19と、反転ローラ20とが配置されている。このうち、搬送ローラ16〜18は、用紙の両面に画像を形成するための用紙反転部に設けられている。レジストローラ19の下流側には感光体ドラム21と転写ローラ22が配置されている。感光体ドラム21と転写ローラ22は、画像の転写位置で互いに対向かつ接触する状態で配置されている。画像の転写位置とは、用紙搬送路Rに沿って搬送される用紙に対して画像の転写が行われる位置をいう。さらに、画像の転写位置よりも下流側には、定着器を構成する一対の定着ローラ23が配置されている。
定着ローラ23の下流側では用紙搬送路Rが分岐している。そのうちの1つは第1の排出トレイ24に向かって分岐し、他の1つは第2の排出トレイ25に向かって分岐し、さらに他の1つは第3の排出トレイ26に向かって分岐している。第1の排出トレイ24に向かう用紙搬送路Rの終端部には第1の排出ローラ27が設けられている。また、第2の排出トレイ25に向かう用紙搬送路Rの終端部には第2の排出ローラ28が設けられ、第3の排出トレイ26に向かう用紙搬送路Rの終端部には第3の排出ローラ29が設けられている。
第1の排出トレイ24に向かう用紙搬送路Rの分岐部分には、第1のゲート部材30とシートガイド31が設けられ、第2の排出トレイ25及び第3の排出トレイ26に向かう用紙搬送路Rの分岐部分には、第2のゲート部材32が設けられている。さらに、用紙搬送路Rの適所には、複数の用紙検知センサ33〜38が設けられている。各々の用紙検知センサ33〜38は、例えば発光素子と受光素子を用いた光学センサからなるもので、用紙搬送路Rに沿って搬送される用紙の通過(先端通過、後端通過)をそれぞれのセンサ位置で検知するものである。
また、画像形成装置の側面部には手差し給紙機構部39が設けられている。手差し給紙機構部39は、可倒式(折り畳み式)の手差しトレイ40と、この手差しトレイ40にセットされた用紙を用紙搬送路Rに向けて順に繰り出す回転駆動式の繰り出し部材41とを用いて構成されている。
続いて、上記構成からなる画像形成装置の動作手順について説明する。まず、3つの給紙トレイ1,2,3及び手差しトレイ40のうち、例えばユーザによって指定されたトレイ又はトレイ自動選択機能によって選択されたトレイが中段の給紙トレイ2であったとすると、この給紙トレイ2に対応する呼び出しローラ7、送り出しローラ8及びリタードローラ9の回転にしたがって用紙搬送路Rに用紙を送り出す。
こうして送り出された用紙は搬送ローラ14にニップされ、この搬送ローラ14の回転にしたがってレジストローラ19へと送り込まれる。レジストローラ19は、用紙検知センサ35で用紙の通過を検知したタイミングから所定時間後に回転し、この回転にしたがって用紙が画像の転写位置(感光体ドラム21と転写ローラ22の間)に送り込まれる。
これに先立って、感光体ドラム21の表面には、帯電、露光及び現像によってトナー画像が形成される。そして、トナー画像の先端が画像の転写位置に到達するタイミングと、用紙の先端が画像の転写位置に到達するタイミングがほぼ同じタイミングになるように、用紙がレジストローラ19によって画像の転写位置に送り込まれる。これにより、画像の転写位置を通過するときに、感光体ドラム21上のトナー画像が転写ローラ22によって用紙に転写される。
こうして画像の転写がなされた用紙は定着ローラ23に送り込まれる。定着ローラ23には図示しないヒータが内蔵され、このヒータによる加熱作用と定着ローラ23による加圧作用によって用紙にトナー画像が定着される。こうして画像の定着がなされた用紙を第1の排出トレイ24に排出する場合は、定着ローラ23の回転にしたがって送り出された用紙を、第1のゲート部材30とシートガイド31により形成される弓形の用紙案内路を通して第1の排出ローラ27へと送り込んだ後、第1の排出ローラ27の回転にしたがって用紙を第1の排出トレイ24上に排出する。
これに対して、画像定着済みの用紙を第2の排出トレイ25に排出する場合は、定着ローラ23の回転にしたがって送り出された用紙の進行方向を第1のゲート部材30で切り替えて用紙を反転ローラ20に送り込み、さらに反転ローラ20の回転にしたがって送り出された用紙の進行方向を第2のゲート部材32で切り替えて用紙を第2の排出ローラ28へと送り込んだ後、第2の排出ローラ28の回転にしたがって用紙を第2の排出トレイ25上に排出する。
また、画像定着済みの用紙を第3の排出トレイ26に排出する場合は、定着ローラ23の回転にしたがって送り出された用紙の進行方向を第1のゲート部材30で切り替えて用紙を反転ローラ20に送り込み、さらに反転ローラ20の回転にしたがって送り出された用紙の進行方向を第2のゲート部材32で切り替えて用紙を第3の排出ローラ29へと送り込んだ後、第3の排出ローラ29の回転にしたがって用紙を第3の排出トレイ26上に排出する。
ちなみに、用紙の片面に画像を形成する片面モードでは、第1の排出トレイ24に排出される用紙の画像面と第2の排出トレイ25に排出される用紙の画像面がそれぞれ下向きに配置され、第3の排出トレイ26に排出される用紙の画像面は上向きに配置される。
また、用紙の両面に画像を形成する両面モードでは、定着ローラ23の回転にしたがって送り出された用紙の進行方向を第1のゲート部材30で切り替えて用紙を反転ローラ20に送り込み、さらに反転ローラ20の回転にしたがって送り出された用紙の後端が第1のゲート部材30を通過して反転ローラ20の近傍まで引き込まれると、反転ローラ20の回転方向が反転して用紙が搬送ローラ16側に送り込まれる。その後、用紙は搬送ローラ16,17,18を順に通過して再びレジストローラ19に送り込まれる。
図2は本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の主要部の構成を示す拡大図である。図において、第1のゲート部材30とシートガイド31は、定着ローラ23から第1の排出ローラ27に至る用紙搬送路の途中に搬送方向の上流側(定着ローラ23側)から下流側(第1の排出ローラ27側)に向かって弓形に湾曲した用紙案内路を形成するものである。さらに詳述すると、第1のゲート部材30には略円弧状に凹んだガイド面30Aが形成され、シートガイド31には略円弧状に突出したガイド面31Aが形成されている。各々のガイド面30A,31Aは、第1のゲート部材30を外周側、シュート部材31を内周側として、所定の隙間を隔てて対向する状態に配置されている。これにより、第1のゲート部材30とシートガイド31との隙間部分(対向部分)に上記用紙案内路が形成されている。
また、第1のゲート部材30には枢軸30Bが一体に設けられている。枢軸30Bはゲート支持部材42に回動自在に係合されている。これにより、第1のゲート部材30は、枢軸30Bを中心としてゲート支持部材42に揺動自在に支持されている。また、第1のゲート部材30は、図示しない駆動源(例えば、プランジャ)の駆動状態にしたがって揺動することにより、用紙搬送路R上で用紙の進行方向を切り替えるものである。ちなみに、図2においては、定着ローラ23の回転にしたがって送り出された用紙が第1の排出ローラ27側に進行するように、第1のゲート部材30の揺動姿勢が保持されている。
一方、シートガイド31には一対の長孔43A,43Bが形成されている。一対の長孔43A,43Bは、シートガイド31の移動方向を案内するもので、互いに平行に形成されている。また、一方の長孔43Aにはガイドピン44Aが係合され、他方の長孔43Bにもガイドピン44Bが係合されている。一対のガイドピン44A,44Bは、例えば画像形成装置のフレームに固定状態で設けられるものである。かかる支持機構により、シートガイド31は第1のゲート部材30に対して接離移動自在に支持されている。
さらに、シートガイド31には、適度な弾性を有する圧縮式のコイルバネ45の一端が当接している。コイルバネ45の他端は、図示しない固定部に当接している。コイルバネ45の伸縮方向は、上述した一対の長孔43A,43Bと一対のガイドピン44A,44Bによって案内されるシートガイド31の移動方向と同じ向きに設定されている。これにより、シートガイド31は、コイルバネ45の当接により第1のゲート部材30に接近する方向に付勢されている。なお、ここでは圧縮式のコイルバネ45を用いているが、これに代えて引っ張り式のコイルバネや、バネ以外の弾性部材(例えば、シリコーンゴム等のゴム状弾性体など)を用いてもよい。
また、定着ローラ23から第1の排出ローラ27に至る用紙搬送路では、用紙に無用な弛みが生じないよう、第1の排出ローラ27の周速が、定着ローラ23の周速よりも速く設定されている。ローラの周速は、ローラ外周上の1点がローラ回転方向で単位時間当たりに移動する距離によって表されるものである。このようにローラの周速を設定する理由は、次のような事情による。すなわち、用紙の弛みが過剰になると、用紙に座屈が生じたりジャム(用紙詰まり)が発生したりする。また、用紙の弛みは、定着後の用紙の姿勢を不安定にする要因となる。また、用紙検知センサのアクチュエータ(可動検知片)を用紙搬送路上に突出する状態で配置しておき、このアクチュエータを搬送中の用紙が押し倒すことで用紙検知センサのオンオフ状態が切り替わる仕組みを採用した場合は、用紙に弛みが生じることでアクチュエータから用紙が逃げた状態となり、これによって本来であればアクチュエータが用紙で押し倒されているべきタイミングでアクチュエータが起き上がり、用紙検知センサの誤作動が発生する恐れがある。
定着ローラ23による用紙のニップ圧は、第1の排出ローラ27による用紙のニップ圧よりも十分に大きく設定されている。このため、定着ローラ23と第1の排出ローラ27の間で用紙に所定以上の張力が加わると、第1の排出ローラ27が用紙の紙面上でスリップを起こす。したがって、定着ローラ23と第1の排出ローラ27で同時に用紙をニップして搬送するときの用紙搬送速度は、定着ローラ23の周速に依存したものとなり、用紙の後端が定着ローラ23を抜けた後の用紙搬送速度は、第1の排出ローラ27の周速に依存したものとなる。
上記構成からなる画像形成装置においては、定着ローラ23の回転にしたがって画像定着済みの用紙を送り出す際に、コイルバネ45の付勢力によってシートガイド31が第1のゲート部材30に近接するガイド位置へと押し出された状態となる。この状態では、第1のゲート部材30とシートガイド31との間(さらに詳しくはガイド面30Aとガイド面31Aの隙間部分)に弓形の用紙案内路が形成される。このため、定着ローラ23によって送り出された用紙は弓形の用紙案内路に沿って進行する。
その後、定着ローラ23によって送り出された用紙の先端が第1の排出ローラ27に到達すると、用紙は定着ローラ23と第1の排出ローラ27で同時にニップされた状態となる。こうして定着ローラ23と第1の排出ローラ27で同時に用紙をニップして搬送する場合は、それらのローラの周速差に伴う引っ張り合いにより、定着ローラ23と第1の排出ローラ27との間で用紙に張力が加えられる。
その際、用紙に加えられる張力は、コイルバネ45の付勢力に対抗する力となってシートガイド31に作用する。このため、第1の排出ローラ27がスリップするまでに用紙に加えられる張力とこれに対抗するコイルバネ45の付勢力(バネ圧)との相対関係を適宜設定することにより、シートガイド31は、図3に示すように、用紙の張力に押し戻されるかたちで、第1のゲート部材30から離間した退避位置へと変位する。
このとき、第1のゲート部材30とシートガイド31との対向部分に形成されていた用紙案内路は、第1のゲート部材30からの離間によってシートガイド31が退避位置へと移動することにより開放される。したがって、定着ローラ23と第1の排出ローラ27との間で張力が付与された用紙は、シートガイド31のガイド面31Aに沿って湾曲することなく、ほぼ真っ直ぐ(あるいはそれに近い状態)の姿勢に保持される。
その後、用紙の後端が定着ローラ23を抜けると、それまで用紙に加えられていた張力が解放される。このため、シートガイド31はコイルバネ45の付勢力によって再び上記ガイド位置(元の位置)へと押し戻される。以降は、定着ローラ23から第1の排出ローラ27に向けて用紙が送り出されるたびに上記同様の動作が繰り返される。
このように本発明の第1実施形態に係る画像形成装置においては、定着ローラ23で送り出された用紙が第1の排出ローラ27に到達するまでは、シートガイド31がコイルバネ45の付勢力によってガイド位置(第1のゲート部材30に近接する位置)に保持され、これによって第1のゲート部材30とシートガイド31との間に弓形の用紙案内路が形成されるため、この用紙案内路に沿って用紙を第1の排出ローラ27側に案内することができる。
また、定着ローラ23によって送り出された用紙が第1の排出ローラ27に到達した後は、それらのローラ間での引っ張り合いによって用紙に張力が加えられ、この張力に押されてシートガイド31が第1のゲート部材30から離間した退避位置へと移動するため、シートガイド31のガイド面31Aに沿った用紙の曲がりが解消される。このため、用紙は無理に曲げられることなく第1の排出ローラ27へと導かれる。したがって、第1のゲート部材30に近接するガイド位置にシートガイド31を固定したままで用紙を搬送する場合に比較して、画像のダメージを有効に防止することができる。
図4は本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の主要部の構成を示す拡大図である。
この第2実施形態においては、上記第1実施形態と比較して、特に、第1のゲート部材30に対向するシートガイド31をガイド位置と退避位置に変位させるための構成が異なり、他の構成はほぼ同様のものとなっている。さらに詳述すると、シートガイド31には、上述した一対の長孔43A,43Bに加えて、これらの長孔43A,43Bと直交する向きで長孔46が設けられている。
シートガイド31の長孔46には駆動ピン47が係合されている。駆動ピン47は揺動部材48の一端に設けられている。揺動部材48は、枢軸49を中心に揺動自在に支持されている。また、揺動部材48には扇形のギア部50が形成されている。ギア部50は、モータ51の出力軸に取り付けられたモータギア52に噛み合っている。したがって、モータ51の駆動によりモータギア52を回転させると、枢軸49を中心に揺動部材48が揺動するとともに、この揺動動作に連動してシートガイド31が第1のゲート部材30に接近する方向又は第1のゲート部材30から離間する方向に移動する。
上記構成からなる画像形成装置においては、定着ローラ23の回転にしたがって画像定着済みの用紙を送り出す際に、それに先立ってモータ50の駆動によりシートガイド31を第1のゲート部材30に近接するガイド位置に移動させておく。この状態では、第1のゲート部材30とシートガイド31との隙間部分に弓形の用紙案内路が形成される。このため、定着ローラ23によって送り出された用紙は弓形の用紙案内路に沿って進行する。
その後、定着ローラ23によって送り出された用紙の先端が第1の排出ローラ27に到達したことを、例えば用紙検知センサ36が用紙の先端通過を検知したタイミングに基づいて認識すると、図示しない搬送制御手段からの動作命令にしたがってモータ51が駆動することにより、図5に示すように、シートガイド31が第1のゲート部材30から離間した退避位置へと移動する。この状態では、第1のゲート部材30とシートガイド31との対向部分に形成されていた用紙案内路が、第1のゲート部材30からのシートガイド31の離間によって開放される。したがって、定着ローラ23から第1の排出ローラ27に向かって移動する用紙は、シートガイド31のガイド面31Aに沿って湾曲することなく、ほぼ真っ直ぐ(あるいはそれに近い状態)の姿勢に保持される。このとき、用紙の画像面とシートガイド31の案内面31Aとの間の僅かな隙間が形成されることが望ましい。
その後、用紙の後端が定着ローラ23を抜けたことを、例えば用紙検知センサ36が用紙の後端通過を検知したタイミングで認識すると、図示しない搬送制御手段からの動作命令にしたがってモータ51が駆動することにより、上記図4に示すように、シートガイド31が第1のゲート部材30に近接するガイド位置へと移動する。以降は、定着ローラ23から第1の排出ローラ27に向けて用紙が送り出されるたびに上記同様の動作が繰り返される。
このように本発明の第2実施形態に係る画像形成装置においては、定着ローラ23で送り出された用紙が第1の排出ローラ27に到達するまでは、モータ51の駆動によりシートガイド31がガイド位置に保持され、これによって第1のゲート部材30とシートガイド31との間に弓形の用紙案内路が形成されるため、この用紙案内路に沿って用紙を第1の排出ローラ27側に案内することができる。
また、定着ローラ23によって送り出された用紙が第1の排出ローラ27に到達した後は、モータ51の駆動によりシートガイド31が第1のゲート部材30から離間した退避へと移動するため、シートガイド31のガイド面31Aに沿った用紙の曲がりが解消される。このため、用紙が無理に曲げられることなく第1の排出ローラ27へと導かれる。したがって、第1のゲート部材30に近接するガイド位置にシートガイド31を固定したままで用紙を搬送する場合に比較して、画像のダメージを有効に防止することができる。また、シートガイド31を退避位置に移動させたときに、定着ローラ23から第1の排出ローラ27に向かって移動する用紙に対してシートガイド31(ガイド面31A)を非接触の状態に保持することにより、用紙(画像面)の擦れを回避することができる。したがって、より確実に画像のダメージを防止することができる。
なお、シートガイド31の支持機構としては、一対の長孔43A,43Bと一対のガイドピン44A,44Bを利用したものに限らず、種々の変形が可能である。例えば、第1の排出ローラ27の近傍で図示しない支軸を用いてシートガイド31を回動自在に支持し、その支軸を中心にシートガイド31を揺動させることにより、第1のゲート部材30に対してシートガイド31を接離移動自在に支持するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、第1のゲート部材30とシートガイド31によって一対のガイド部材を構成したが、これに限らず、例えば第1のゲート部材30の代わりに別のシートガイドを設けて弓形の用紙案内路を形成するものであってもよい。
さらに、一対のガイド部材は、給紙トレイ1,2,3及び手差しトレイ40から排出トレイ24,25,26に至る用紙搬送路R上のいずれの位置に設けるものとしてもよいが、特に、用紙に形成される画像のダメージを防止するうえでは、画像の転写位置から定着ローラ23を経由して排出トレイ24,25,26に至る用紙搬送路Rの途中、さらに好ましくは定着ローラ23から排出トレイ24,25,26に至る用紙搬送路Rの途中に設けることが望ましい。
本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の主要部の構成を示す拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の動作状態を示す拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の主要部の構成を示す拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の動作状態を示す拡大図である。
符号の説明
30…第1のゲート部材、31…シートガイド、30A,31A…ガイド面、43A,43B…長孔、44A,44B…ガイドピン、45…コイルバネ、46…長孔、47…駆動ピン、48…揺動部材、49…枢軸、50…ギア部、51…モータ、52…モータギア

Claims (4)

  1. 用紙搬送路に沿って搬送される用紙に画像を形成する画像形成装置において、
    前記用紙搬送路の途中に搬送方向の上流側から下流側に向かって弓形に湾曲した用紙案内路を形成する一対のガイド部材と、
    前記一対のガイド部材のうち、内周側のガイド部材を外周側のガイド部材に対して接離移動自在に支持する支持手段と、
    前記支持手段によって支持された前記内周側のガイド部材を、前記外周側のガイド部材に近接させて前記用紙案内路を形成するガイド位置と、前記外周側のガイド部材から離間させて前記用紙案内路を開放する退避位置とに変位させる変位手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変位手段は、前記内周側のガイド部材を所定の押圧力で前記外周側のガイド部材に接近する方向に付勢する付勢手段と、前記用紙案内路に沿って搬送される用紙に前記付勢手段の付勢力に対抗する張力を付与する張力付与手段とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記変位手段は、前記内周側のガイド部材を前記ガイド位置と前記退避位置との間で移動させる移動駆動機構からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙搬送路に沿って搬送される用紙に画像を転写する画像転写部と、
    前記画像転写部によって転写された画像を用紙に定着させる画像定着部と、
    前記画像定着部によって画像の定着がなされた用紙を排出する用紙排出部とを有し、
    前記一対のガイド部材は、前記画像転写部から前記画像定着部を経由して前記用紙排出部に至る用紙搬送路の途中に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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