JP2001261211A - カール矯正装置およびシート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

カール矯正装置およびシート搬送装置および画像形成装置

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JP2001261211A JP2000084075A JP2000084075A JP2001261211A JP 2001261211 A JP2001261211 A JP 2001261211A JP 2000084075 A JP2000084075 A JP 2000084075A JP 2000084075 A JP2000084075 A JP 2000084075A JP 2001261211 A JP2001261211 A JP 2001261211A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実にカールを矯正することができるととも
に、そのために用いられる構成の繁雑性をなくしてコス
トアップを防止し、さらには使用されるシートに発生す
るカールの度合いに関係なくそのカールを矯正すること
ができる構成を備えたカール矯正装置を提供する。 【解決手段】 シートに発生しているカールを矯正する
ために、上記シートの搬送路を構成するエンドレスベル
ト9Aと、上記エンドレスベルト9Aが掛け回されてい
る複数のローラ9C、9Dと、上記エンドレスベルト9
Aの展張面に対向当接して上記シートの搬送方向に対応
した方向に回転可能な搬送駆動用ローラ9Bとを備え、
上記エンドレスベルト9Aは、上記搬送駆動用ローラ9
Bに対する巻き付け角度が変更可能に設けられているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カール矯正装置お
よびシート搬送装置およびシート排出装置および画像形
成装置に関し、さらに詳しくは、搬送過程において生じ
たシートのカールを除去する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタあるいはファクシミリ
装置などの画像形成装置においては、潜像担持体である
感光体表面に担持されたトナー像などの可視像が記録紙
などのシートに転写され、そのシートが定着装置により
加熱定着された後、排出される。定着装置では、シート
におけるトナー像担持面が加熱ローラなどの熱源部材に
接触し、可視像が定着される。
【0003】ところで、画像形成装置においては、シー
トを収容しているカセットを始発位置として排出トレイ
が位置する終点位置までのシート搬送路を縦方向に設定
した場合、画像形成装置の丈が嵩張るのを防ぐために、
搬送路の途中をそれまでの搬送方向に対して折り曲げる
場合がある。例えば、搬送路の方向切り換え位置とし
て、定着装置から排出トレイに至るシートの排出路があ
る。この場合には、定着装置から繰り出されたシート
は、排出トレイに至る途中に配置されているガイド部材
や搬送ローラなどによってガイドされ、排出トレイの前
方に位置するシート排出用のシート搬送装置によって排
出トレイ上に向け搬送される。定着装置を通過するシー
トにおいては、可視像を担持している面における含水量
が加熱によって変化し、巻き癖、いわゆる、カールが発
生しやすくなる。このため、排出トレイに排出された際
に積層される場合には端縁がバラバラになったりする虞
がある。
【0004】シートに発生したカールを除去するための
装置を設けることも考えられているが、新たにこのよう
な装置を付設すると搬送路中にその占有スペースが必要
となり、装置の大型化やコストアップを招く。排出トレ
イに向け搬送されるシートに生じているカールを除去す
る他の構成として特開平6−144671号公報や特開
平7−237804号公報に示されたものがある。上記
公報には、排出トレイに向けてシートを給送する搬送ロ
ーラに対してその周方向に並置したローラを設け、これ
ら並置されたローラの挟持作用により搬送ローラの周面
に沿わせてシートを移動させることにより、その搬送ロ
ーラの周面の曲率方向がシートに生じているカールの方
向と反対であることを利用してカールを除去するように
癖付けする構成が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に示
された構成では、カールを完全に除去することが難し
い。すなわち、搬送ローラの周方向に並置されたローラ
により挟持されるシートは、搬送ローラの周方向に並置
されているローラの一方と他方とで搬送ローラに対する
接線方向が異なることを理由にローラ間での受け渡しが
難しくなる。このため、後者公報に示されているよう
に、搬送ローラの周方向に並置されているローラ間にガ
イド部材を配置して上述した不具合を解消することが必
要となるが、各ローラと搬送ローラとで構成されるシー
トの挟持位置間の距離を短くしなければ搬送ローラ周面
の曲率方向を利用した癖付け、いわゆるカールを除去す
るための癖付けができない。
【0006】搬送ローラの周面の曲率方向を利用して、
いわゆる、搬送ローラ周面へのシートの圧接を行うこと
でカールの発生方向とは反対方向への癖付けを行う構成
として、上述したローラを並置する代わりに、ローラ間
に掛け回されたエンドレスベルトを搬送ローラに圧接さ
せる構成が提案されている(例えば、特開平2−882
72号公報、特開平4−36194号公報)。上記公報
記載の構成では、エンドレスベルトが掛け回されている
ローラに対してエンドレスベルトが圧接するローラの曲
率半径が小さく、このローラによる圧接力を利用した応
力集中によってシートのカールを矯正するようになって
いることから、前述した構成のように搬送部材として設
けられている搬送ローラの周面を利用したものではな
く、新たにカール除去のための構成が必要となる。この
ため、装置全体での構成が複雑となり、コンパクトな画
像形成装置を得ることが難しくなる。
【0007】本発明の目的は、上記従来のカール矯正装
置およびこれを用いたシート搬送装置およびこれを用い
る画像形成装置における問題に鑑み、確実にカールを矯
正することができるとともに、そのために用いられる構
成の繁雑性をなくしてコストアップを防止し、さらには
使用されるシートに発生するカールの度合いに関係なく
そのカールを矯正することができる構成を備えたカール
矯正装置およびシート搬送装置、およびシート排出装置
および画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートに発生しているカールを矯正するための装置であ
って、上記シートの搬送路を構成するエンドレスベルト
と、上記エンドレスベルトが掛け回されている複数のロ
ーラと、上記エンドレスベルトの展張面に対向当接して
上記シートの搬送方向に対応した方向に回転可能な搬送
駆動用ローラとを備え、上記エンドレスベルトは、上記
搬送駆動用ローラに対する巻き付け角度が変更可能であ
ることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、上記エンドレスベ
ルトは、上記シートの搬送方向上流側が上記搬送駆動用
ローラに対する圧接状態が変更されることで上記巻き付
け角度が変更可能であることを徴と。
【0010】請求項3記載の発明は、上記エンドレスベ
ルトは、上記シートの搬送方向上流側が上記搬送駆動用
ローラに対する対向位置もしくは対向間隔を変更される
ことで上記巻き付け角度が変更可能であることを徴とす
る請求項1記載のカール矯正装置。
【0011】請求項4記載の発明は、上記エンドレスベ
ルトは、シートの厚さもしくはシートのカール量に応じ
て上記巻き付け角度が変更可能であることを特徴として
いる。
【0012】請求項5記載の発明は、上記エンドレスベ
ルトは、上記シートに発生するカールを除去するように
上記巻き付け角度が調整可能であることを特徴としてい
る請求項6記載の発明は、上記エンドレスベルトは、シ
ートの厚さもしくはシートのカール量に応じて上記巻き
付け角度が複数段階に設定可能であることを特徴として
いる。
【0013】請求項7記載の発明は、上記エンドレスベ
ルトは、上記シートのカールが大きい場合には上記巻き
付け角度が大きくされることを特徴としている。
【0014】請求項8記載の発明は、上記エンドレスベ
ルトは複数のローラに掛け回され、それらローラのうち
で上記シートの搬送方向上流側に位置するローラが上記
搬送駆動用ローラに対する対向位置もしくは対向間隔を
変更されることで上記エンドレスベルトの巻き付け角度
が変更可能であることを特徴としている。
【0015】請求項9記載の発明は、上記シートの搬送
方向上流側に位置するローラは、シートの厚さもしくは
シートのカール量に応じて上記巻き付け角度が変更可能
であることを特徴としている。
【0016】請求項10記載の発明は、上記シートの搬
送方向上流側に位置するローラは、上記シートに発生す
るカールを除去するように上記巻き付け角度が調整可能
であることを特徴としている。
【0017】請求項11記載の発明は、上記シートの搬
送方向上流側に位置するローラは、上記シートの厚さも
しくはシートのカール量に応じて上記巻き付け角度を複
数段階に設定可能であることを特徴としている。
【0018】請求項12記載の発明は、上記シートの搬
送方向上流側に位置するローラは、上記シートのカール
が大きい場合に上記搬送用駆動ローラに対する対向位置
間隔が小さくされることで上記巻き付け角度を大きくす
ることを特徴としている。
【0019】請求項13記載の発明は、 請求項1乃至
12のうちの一つに記載のカール矯正装置を用い、エン
ドレスベルトと搬送駆動用ローラとでカールの湾曲方向
と反対側に湾曲させながら挟持搬送することによりカー
ルを除去することを特徴としている。
【0020】請求項14記載の発明は、上記エンドレス
ベルトが掛け回されているローラのうちの上記シートの
搬送方向下流側の位置するローラは、上記エンドレスベ
ルトを介して上記搬送駆動用ローラに常時圧接した状態
で回転可能であることを特徴としている。
【0021】請求項15記載の発明は、上記エンドレス
ベルトが掛け回されているローラのうちの上記シートの
搬送方向上流側の位置するローラは、上記エンドレスベ
ルトのテンションローラとして用いられることを特徴と
している。
【0022】請求項16記載の発明は、上記エンドレス
ベルトが掛け回されているローラは、上記搬送駆動用ロ
ーラよりも小径であることを特徴としている。
【0023】請求項17記載の発明は、請求項13乃至
16のうちの一つに記載のシート搬送装置を用いる画像
形成装置であって、定着後のシートを排出する搬送路の
一部が湾曲した構成を備え、その搬送路の出口部近傍に
おいて搬送路の湾曲方向と反対方向に上記シートを湾曲
させてシートのカールを除去することを特徴としてい
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図示実施例による本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明実施例によるカー
ル矯正装置を備えたシート搬送装置の一つであるシート
排出装置を装備している画像形成装置の模式図である。
図1において本発明の画像形成装置1は、シートとして
記録用紙を用い、その用紙を筐体の外部に排出するので
なく、筐体内で排紙が可能な胴内排紙型の画像形成装置
であり、筐体1Aの高さ方向で略中央部には排紙部2が
備えられ、その排紙トレイ2を境にして上部に原稿読み
取り部3が、そして、下部に後述する画像形成部4が設
けられている。以下の説明においては、シートとして、
紙を対象として説明する。本実施例では、画像形成部4
にドラム状の潜像担持体である感光体ドラム5が備えら
れており、感光体ドラム5は、図示しない駆動源によっ
て図中、排紙トレイ2に向けて、図中、反時計方向に回
転する。
【0025】感光体ドラム5の周囲には、図示しない
が、回転方向に沿って電子写真複写プロセスを実行する
ための帯電装置4A、書き込み装置4B、現像装置4C
がそれぞれ配置され、給紙装置6から繰り出される用紙
の搬送路を挟んだ位置には転写装置7が配置されてい
る。また、感光体ドラム5の周囲には、転写を終えた感
光体ドラム5上に残留する現像剤や電荷を除去するクリ
ーニング装置4Dも設けられている。
【0026】給紙装置6は、複数種類のサイズ毎に用紙
を収容可能な給紙カセット6Aが複数段に配置されてい
る。いま、給紙カセット6Aの一つを例に説明すると、
給紙カセット6Aからの繰り出し位置にはピックアップ
コロ6Bが位置しており、このピックアップコロ6Bは
これと対向する位置に配置されている摩擦パッド6Cと
協働して最上位の用紙のみを繰り出すようになってい
る。給紙カセット6Aから繰り出された用紙は、レジス
トローラ6Dによって感光体ドラム5の画像部に対する
給紙タイミングを設定されて感光体ドラム5における転
写位置に給送される。
【0027】感光体ドラム5上に担持されている可視
像、いわゆるトナー像が転写された用紙は、その後、定
着装置8に向け搬送されると、トナー像を担持した面が
加熱ローラ8Aに対向することでトナー像が定着され、
シート搬送装置の一つであるシート排出装置をなす排紙
装置9によって排出トレイ2に排出される。図1に示す
画像形成装置1では、給紙装置6から排紙トレイ2に至
る用紙の搬送経路を縦方向に設定した場合に丈が嵩張る
のを避けるために装置の略中央に設けられた排紙トレイ
2の位置に対応するように、定着後の用紙を搬送する搬
送路の一部が排紙トレイ2に向けて湾曲している。この
ため、排紙装置9では、搬送路の向きが変化する際に用
紙に生じたカールを矯正するための構成が設けられてい
る。
【0028】図2は、定着装置8および排紙装置9を含
めた用紙の搬送構造を説明するための図であり、同図に
おいて、定着装置8から繰り出される用紙(便宜上、符
号Sで示す)の搬送路中には、排紙装置9に至る途中
に、搬送路を排紙トレイ2に向け湾曲させるガイド部材
10,11および搬送ガイドローラ12が配置されてい
る。
【0029】定着装置8から繰り出された用紙Sの搬送
路末端には、排紙装置9が配置されており、排紙装置9
は、用紙Sの搬送路を挟んで一方側に配置されているエ
ンドレスベルト9Aと、これに対向して当接しながら用
紙Sの搬送方向に対応する方向に回転可能な搬送駆動用
ローラ9Bとを備えている。エンドレスベルト9Aは、
用紙の搬送方向に沿って並置された従動ローラ9C、9
Dに掛け回されて展張面の一部が搬送駆動用ローラ9B
の周面に接触し、その一部が搬送駆動用ローラ9Bに連
動して用紙Sの搬送方向(図2において矢印で示す方
向)に対応する向きに移動することができる。
【0030】従動ローラ9C、9Dは、搬送駆動用ロー
ラ9Bよりも小径のローラであり、搬送駆動用ローラ9
Bの周面に沿って並置されることにより、搬送駆動用ロ
ーラ9Bの周面を利用して用紙Sの紙面を搬送ガイドロ
ーラ12によって湾曲した方向と反対側に湾曲させて湾
曲方向を反転させるようになっている。これにより、エ
ンドレスベルト9Aは、搬送駆動用ローラ9Bに対面す
る側の展張面の全てを搬送駆動用ローラ9Bの周面に接
触させることができ、搬送ガイドローラ12によって湾
曲した搬送路の向きを反転させるようになっている。し
かも、エンドレスベルト9Aが搬送駆動用ローラ9Bに
圧接した際には、従動ローラ9C、9D間の展張面が搬
送駆動用ローラ9Bの周面に当接する範囲を大きく採る
ことができ、これにより、用紙Sがそれまでの移動中に
湾曲した向きと反対側に湾曲する向きに付勢される時間
を長くすることができる。
【0031】搬送駆動用ローラ9Bとこれに圧接するエ
ンドレスベルト9Aとで構成される搬送路の湾曲方向
は、定着装置8から繰り出されて搬送される過程におい
て用紙に生じるカールの向きと反対方向となっているの
で、この搬送路を通過する際に用紙の湾曲方向が反転さ
れ、カールが除去されて矯正されることになる。
【0032】搬送駆動用ローラ9Bおよび従動ローラ9
C、9Dは、図3に示すように、用紙Sの搬送方向と直
交する方向の軸方向を有する回転支軸9B1、9C1お
よび9D1(図3においては、回転軸9D1が省かれて
いる)により回転自在にそれぞれ支持されており、各ロ
ーラ同士が回転軸9C1,9D1の軸方向で複数箇所の
同一位置にそれぞれ配置されている。なお、図3では、
従動ローラのうちで、用紙Sの搬送方向下流側に位置す
る従動ローラ9Cのみが示されている。
【0033】搬送駆動用ローラ9Bはゴムなどの比較的
摩擦係数の大きい材質を用いたローラであり、その回転
支軸9B1が図示しない回転駆動源に連動することで用
紙Sの搬送方向に対応した方向に回転するようになって
いる。従動コロ9C、9Dの回転支軸9C1、9D1
は、軸方向両端に設けられている軸受け13がバネなど
の弾性体14によって搬送駆動用ローラ9Bに向けて押
圧されるようになっている。このため、エンドレスベル
ト9Aは、従動ローラ9C、9Dが弾性体14により押
圧されていることにより、搬送駆動用ローラ9Bの周面
に圧接でき、搬送駆動用ローラ9Bとの周面間の摩擦関
係により搬送駆動用ローラ9Bの回転に連動して上述し
たように搬送駆動用ローラ9B側に対面する展張面が用
紙Sの搬送方向に移動する。
【0034】図3において符号15は従動ローラ9C、
9Dの軸受け13がそれぞれ設けられたホルダであり、
図5に示すように、従動ローラ9C、9Dを支持し、そ
れら従動ローラ9C、9Dのうちで、用紙Sの搬送方向
上流側の従動ローラ9Dは、バネなどの弾性体16によ
って用紙Sの搬送方向下流側の従動ローラ9Cに対して
軸間距離が大きくなる向きに付勢されている。これによ
り、従動ローラのうちで用紙Sの搬送方向上流側に位置
する従動ローラ9Dがエンドレスベルト9Aのテンショ
ンローラとして機能し、搬送駆動用ローラ9Bに対面す
る側のベルト面を展張させるようになっている。
【0035】図2において、用紙Sの搬送方向下流側の
従動ローラ9C近傍には、用紙Sを押圧することができ
る空転コロ17が配置されている。空転コロ17は、図
2乃至図4に示すように、回転支軸9B1の軸方向中央
に配置され、エンドレスベルト9Aと搬送駆動用ローラ
9Bとで構成される搬送路から繰り出される用紙Sの移
動路内に入り込む状態で位置決めされている。この位置
決めは、空転コロ17を自由端に有する板バネなどの弾
性体18の付勢によって行われている。空転コロ17
は、図4に示すように、回転支軸9B1の軸方向中央に
位置することで用紙Sの幅方向中央を押圧することがで
き、カールが生じる方向と直角な方向に用紙Sの先端を
湾曲させてカールの発生を抑制して、いわゆる、用紙S
にカールが再発しないように腰付けを行うようになって
いる。なお、空転コロ17は、回転支軸の軸方向中央だ
けでなく、軸方向に沿って複数箇所に設けることも可能
であり、これによってカールが生じる方向に対する剛性
を効果的に高めるようにすることも可能である。
【0036】従動ローラ9C、9Dの軸方向一端には、
図3および図4に示すように、周方向に沿って複数の突
起9C2、9D2が設けられており、搬送される用紙S
の後端を蹴飛ばすようになっている。これによりエンド
レスベルト9Aと搬送駆動用ローラ9Bとで構成される
搬送路を通過した用紙Sは、その搬送方向後端が突起9
C2、9D2により突き放されることになり、上記搬送
路内から円滑に排出されることになり、ジャム(紙詰ま
り)などを発生することがない。
【0037】エンドレスベルト9Aは、搬送駆動用ロー
ラ9Bに対する巻き付け角度が変更されて用紙Sが湾曲
する長さを変更できるようになっている。以下、このた
めの構成について説明する。図5は、エンドレスベルト
9Aの巻き付け角度を変更するための構成を示す図であ
る。図5において、エンドレスベルト9Aが掛け回され
ている従動ローラ9C、9Dはともにホルダ15によっ
て支持されており、これら従動ローラのうちで、搬送方
向下流側に位置する従動ローラ9Cは搬送駆動用ローラ
9Bに対してエンドレスベルト9Aを介して圧接する状
態を維持されており、搬送方向上流側に位置する従動ロ
ーラ9Dは、ホルダ15が搬送方向下流側の従動ローラ
9Cの回転支軸9C1を支点として揺動するのに連動し
て従動ローラ9Cとは独立して搬送駆動用ローラ9Bに
対する対向間隔を変更してエンドレスベルト9Aの巻き
付け角度を変更できるようになっている。従動ローラ9
Cが搬送駆動用ローラ9Bに対して圧接した状態を維持
され、用紙Sの繰り出し位置が変わらないようになって
いるので、排紙トレイ2に排出される用紙Sの端縁を揃
えることができ、排出された用紙Sの端縁を揃え直すよ
うな手間を省くことができる。
【0038】搬送方向上流側の従動ローラ9Dは、前述
したように、バネなどの弾性体14によって通常時には
搬送駆動用ローラ9Bに圧接する方向に付勢されてお
り、後述する揺動アーム19が作動した際にはこの付勢
に抗して搬送駆動用ローラ9Bから離れる向きに変位す
ることができる。揺動アーム19は、図示しない不動部
に設けられた支軸20を境にして一方の端部が従動ロー
ラ9Dの回転支軸9D1に対面し、他方の端部がソレノ
イド21のアクチュエータ21Aに有するピン21A1
に係合している。一方の端部は従動ローラ9Dをその付
勢に抗して搬送駆動用ローラ9Bから離すことができる
部分で回転支軸9D1と対面している。
【0039】ソレノイド21は、非励磁の際にアクチュ
エータ21Aが伸張した状態を維持されている。このた
め、ピン21A1を介して揺動することができる揺動ア
ーム19は、揺動端の一方である回転支軸9D1と対面
する側の端部で回転支軸9D1を拘束しない状態とされ
る。この状態の時に従動ローラ9Dは、弾性体14の付
勢によって搬送駆動用ローラ9Bに圧接する向きに移動
することができる。この状態は図5に示す状態である。
【0040】ソレノイド21が励磁されるとアクチュエ
ータ21Aが収縮し、揺動アーム19は、図5に示す状
態から反時計方向に揺動して図6に示す状態となる。こ
の状態では、揺動端の一方である回転支軸9D1と対面
する側の端部が従動ローラ9Dの回転支軸9D1を図6
に示すように押し下げる。揺動アーム19によって押し
下げられた従動ローラ9Dは搬送駆動用ローラ9Bから
離れるので、搬送駆動用ローラ9Bの周面に展張面を沿
わせていたエンドレスベルト9Aがその展張面の向きを
変化させて搬送駆動用ローラ9Bに対する対向間隔を変
化させる。この結果、図5および図6において、エンド
レスベルト9Aは、搬送駆動用ローラ9Bに対して用紙
Sの搬送方向上流側の圧接力を変化させ、搬送駆動用ロ
ーラ9Bに対する巻き付け角度(図5,図6において一
点鎖線で示す範囲の角度)を変化させる。
【0041】本実施例では、上記巻き付け角度の変更条
件として、用紙Sの厚さを用いている。これは、用紙S
の厚さによってカールの発生度合いが異なるためであ
る。つまり、厚い方が熱容量が大きく、カールの発生度
合いが大きいので、これに応じて用紙Sの湾曲方向を反
転させて反り返させる範囲を多くするために巻き付け角
度を図5に示すように大きくする。従って、用紙Sが薄
い場合には、厚い場合と違ってさほどカールが生じない
ので、図6に示すように、湾曲方向を反転させて反り返
りを行わせる範囲を小さくして、この範囲を大きくした
ことに起因して不用意に新たなカールが生じるのを防止
するようになっている。用紙Sの厚さを選択する手段と
しては、図示しないが、画像形成装置1に装備されてい
る操作パネル(図示されず)に設けられた選択スイッチ
等の指令手段あるいは、給紙カセット6Aから繰り出さ
れる際の用紙Sの紙質を検知するセンサ等が用いられ
る。図7は、巻き付け角度を変更した場合をそれぞれ示
しており、(A)は、巻き付け角度を大きくした場合
を、そして(B)は巻き付け角度を小さくした場合であ
る。
【0042】本実施例は以上のような構成であるから、
用紙Sの厚さに対応してソレノイド21が作動制御され
る。用紙Sの厚さが厚い場合には、ソレノイド21が非
励時状態に維持される。このとき、図5および図7
(A)に示すように、エンドレスベルト9Aは、従動ロ
ーラ9C、9Dがいずれも搬送駆動用ローラ9Bに圧接
していることにより搬送駆動用ローラ9Bの周面に沿っ
て展張面が圧接し、巻き付け角度が大きくされる。
【0043】用紙Sは、定着装置8を通過して搬送ガイ
ドローラ12を通過する際にカールが生じていると、エ
ンドレスベルト9Aと搬送駆動用ローラ9Bとで構成さ
れる搬送路内を移動する過程でエンドレスベルト9Aに
よって搬送駆動用ローラ9Bの周面に倣ってそれまで生
じていたカールの向きと反対の向きに癖付けされるの
で、カールが除去されて矯正される。排紙装置9におけ
るエンドレスベルト9Aと搬送駆動用ローラ9Bとで構
成された搬送路を移動する用紙Sは、その先端が空転ロ
ーラ17によって押圧されることによりカールを生じる
方向と直角な方向に先端が僅かに湾曲し、いわゆる、腰
付けされて排紙トレイ2に排出される。これにより、空
転ローラ17により用紙Sはカールの再発がない状態で
排出されることになる。
【0044】一方、用紙Sの厚さが薄い場合には、ソレ
ノイド21が励磁されて図6および図7(B)に示す状
態とされる。このときには、エンドレスベルト9Aにお
ける用紙Sの搬送方向上流側が搬送駆動用ローラ9Bか
ら離れることで搬送駆動用ローラ9Bに対する対向間隔
が大きくなり、これによって搬送駆動用ローラ9Bに対
するエンドレスベルト9Aの巻き付け角度が小さくされ
る。この場合には、搬送ガイドローラ12から繰り出さ
れた用紙Sがエンドレスベルト9Aと搬送駆動用ローラ
9Bとで構成される搬送路において搬送駆動用ローラ9
Bの周面に沿って移動する距離が短くなるので、搬送駆
動用ローラ9Bの周面に沿って移動する際に行われる癖
付け範囲が少なくされる。上記実施例によれば、シート
の厚さに応じてソレノイド21を作動制御することによ
るエンドレスベルト9Aの巻き付け角度を変更するだけ
で用紙Sに生じていたカールの向きと反対に移動させる
行程長を選択してカールを除去して矯正できる。
【0045】本発明は、上記実施例に挙げた構成に限ら
れるものでないこと勿論である。例えば、揺動アーム2
1を用いる代わりに、回転支軸9D1を枢支した先端を
有する進退可能なプランジャを用いることも可能であ
る。さらに、従動ローラ9C、9Dは、エンドレスベル
ト9Aの一部が搬送駆動用ローラ9Bに圧接するように
エンドレスベルト9Aが掛け回されることが前提となっ
ているので、搬送駆動用ローラ9Bの周面に近接した位
置ではなく、図8に示すように、搬送駆動用ローラ9B
を境にしてその両側に配置することもできる。この場合
には、従動ローラ9C、9Dがそれぞれ搬送駆動用ロー
ラ9Bに対して接離する関係とすることで搬送駆動用ロ
ーラ9Bに対するエンドレスベルト9Aの巻き付け角度
を図5に示した場合よりも大きくしてカールの除去効率
を高めることができる。また、本発明が適用されるシー
トとしては、上記実施例に示した紙だけでなくその他の
材質であってもよいこと勿論である。
【0046】次に本発明の実施の形態に関する別実施例
を図9以降の図により説明する。なお、図9以降の図に
おいてそれ以前に示した部材と同じものについては同符
号により示してある。
【0047】図9以降に示す実施例は、前述した実施例
と違って、搬送駆動用ローラ9に対するエンドレスベル
ト9Aの巻き付け角度を複数段階に設定できることを特
徴としている。図9において搬送駆動用ローラ9Bの周
方向に沿って並置されている従動ローラ9C、9Dは、
用紙Sの搬送方向下流側に位置する従動ローラ9Cの回
転支軸9C1を支点として揺動可能なカムフォロワー部
材150にそれぞれ回転自在に支持されている。カムフ
ォロワー部材150は、図9に示すように側面視形状が
略L字状をなし、図9に示した状態の時の用紙Sの搬送
方向上流側から見た場合の搬送駆動用ローラ9Bと従動
ローラ9Dとの配置関係を表している図10に示すよう
に、従動ローラ9Dの軸方向両端に支持された片部を有
する揺動レバーで構成されている。図9においてカムフ
ォロワー部材150には、従動ローラ9Dが位置する揺
動端部とは別に今ひとつの揺動端で構成された作動片1
50Aを備えている。作動片150Aには、用紙Sの搬
送方向上流側の従動ローラ9Dを搬送駆動用ローラ9B
に向けて圧接される方向に付勢するバネなどの弾性体1
51が配置されている。なお、図11は、図9に示した
状態の時に用紙Sの搬送方向下流側からの搬送駆動用ロ
ーラ9Bと従動ローラ9Cとの配置関係を示している。
図10,図11においては、エンドレスベルト9Aおよ
び、見る方向によって従動ローラ9C、9Dの一方が省
略されている。
【0048】作動片150Aをはさんで弾性体151と
対向する位置には回転軸152Aによって回転可能な駆
動カム152が配置されている。駆動カム152は、図
10に示すように、従動ローラ9Dの回転支軸9D1に
取り付けられた従動歯車153を最終減速歯車とする歯
車群154を介して駆動源となるステッピングモータ1
55によって回転駆動されるようになっている。
【0049】ステッピングモータ155は、図12に示
す制御部156によって動作態位が設定される。図12
において制御部155は、マイクロコンピュータにより
主要部が構成されており、図示しないI/Oインターフ
ェースを介して本実施例に関係するものとして、入力側
には操作部157、ステッピングモータ155の回転位
置を割り出すためのエンコーダ158、および給紙カセ
ット選択スイッチ159がそれぞれ接続され、そして出
力側にはステッピングモータ155の駆動部155Aお
よび表示部160がそれぞれ接続されている。
【0050】操作部157は、例えば、画像形成装置1
に装備されている操作パネル(図示されず)が該当し、
その操作パネルには用紙Sの厚さおよびその厚さを区分
して入力したり、用紙Sに発生しているカール量を矯正
するための矯正量を入力できる指令部と表示部160と
して用いられる表示パネルが設けられている。給紙カセ
ット選択スイッチ159は、給紙装置6に装備される給
紙カセット6Aから繰り出される用紙の厚さを指定する
スイッチであり、給紙カセット6Aが配備される位置に
設けられて厚紙モードと普通紙モードとに切り換えるこ
とができるようになっている。
【0051】制御部156では、画像形成開始指令が得
られた場合、操作部157の操作パネルあるいは給紙カ
セット選択スイッチ159において選択された用紙Sの
厚さやカール量に応じてステッピングモータ155の回
転量を設定し、駆動カム152によりカムフォロワー部
材150の揺動量を規定するようになっている。本実施
例では、ステッピングモータ155の回転量を設定する
場合として、予め制御部156において登録されている
用紙の厚さとエンドレスベルト9Aの巻き付け角度との
関係に基づく従動ローラ9Dの変位量によってもカール
が完全に除去されない場合や新たにカールが発生してし
まう場合をも対象としている。このような場合として、
ユーザが使用している用紙の厚さが画像形成装置1の出
荷時に設定されている用紙の厚さよりも厚い場合、換言
すれば、カールが普通紙の場合よりも大きく発生しやす
い場合や逆に予め登録されている巻き付け角度によって
はカールとは反対方向のカールが新たに生じてしまいや
すい場合がある。例えば、予め設定されているエンドレ
スベルト9Aの巻き付け角度では対処できない厚さの用
紙が用いられると、工場出荷時に予め設定されている用
紙の厚さを対象としたカール除去、つまり、搬送駆動用
ローラ9Bに対するエンドレスベルト9Aの巻き付け角
度でのカール除去が不完全となる。
【0052】このようなカールの除去が不完全であると
きには、予め登録されている上記両者の関係とは独立し
てユーザにより操作パネルでの厚さあるいはカール量を
選択あるいは入力し、エンドレスベルト9Aの巻き付け
角度を調整するように従動ローラ9Dの変位量が規定さ
れる。これにより、制御部156ではステッピングモー
タ155の回転量が改めて設定されてステッピングモー
タ155の駆動部155Aに出力される。カール量の入
力を行う場合としては、搬送駆動用ローラ9B、エンド
レスベルト9Aなどの経時劣化による圧接関係の変化が
原因してカールの除去が完全に行えない矯正不良を起こ
す場合がある。例えば、予め登録されている厚さを指定
した場合でもカールが発生した際にそのカールをなくす
ようにエンドレスベルト9Aの巻き付け角度を変更して
調整することができる。カール量は、その発生度合いに
応じて段階的な入力が行えるようになっており、例え
ば、数値入力に応じてステッピングモータ155の回転
量を増減できるようになっている。
【0053】ステッピングモータ155は、制御部15
6からの出力に応じて現段階での回転位置をエンコーダ
158によって割り出された上で、新たな回転量で駆動
される。カールの除去が不完全である場合の入力が行わ
れると、その入力に応じて駆動カム152が回転し、カ
ムフォロワー部材150との当接位置が変更され、これ
に応じて従動ローラ9Dが搬送駆動用ローラ9Bに向け
て圧接する方向に変位し、エンドレスベルト9Aの巻き
付け角度が大きくされる。これにより、用紙Sに対する
湾曲方向を反転させる範囲を大きくすることができる。
このような場合とは逆に予め設定されている巻き付け角
度によるカール除去作用を弱めたい場合においても同様
に操作部156からの指令に基づきステッピングモータ
155の回転量を設定してエンドレスベルト9Aの巻き
付け角度を小さくすればよい。操作部157を用いたカ
ール除去に関する調整、つまり、厚さの厚い方に再選択
あるいは薄い方に再選択することにより得られた用紙の
厚さに関する情報は、ユーザによる新たな選択が行われ
るまでの間、制御部156において記憶されており、例
えば、画像形成装置1の電源が切られた後、再始動時に
は記憶されている情報に基づきエンドレスベルト9Aの
巻き付け角度が設定される。操作部157に設けられて
いる操作パネルには、用紙の厚さモードを入力するキー
スイッチに加えて、段階的な厚さを任意設定できるキー
スイッチも設けられており、後者のキースイッチにより
上述したステッピングモータ155の新たな回転量を規
定できるようになっている。
【0054】本実施例では、厚さの厚い用紙の使用頻度
が厚さの薄い用紙に相当する普通紙の使用頻度に比べて
低いことを考慮して、厚い用紙を使用する場合に一々操
作部157において設定する煩わしさをなくすようにな
っている。このような操作の簡便性は、給紙カセット選
択スイッチ159を用いて実現できる。給紙カセット選
択スイッチ159は、厚い用紙を収容した給紙カセット
が装備された場合、その給紙カセットから用紙が繰り出
される場合に操作されるものであり、給紙カセット内に
厚い用紙を収容した時点に給紙カセット選択スイッチ1
59を厚紙モードに切り換える。給紙カセット選択スイ
ッチ159からの出力に応じて制御部156では厚い用
紙を対象としたエンドレスベルト9Aの巻き付け角度を
設定するようにステッピングモータ155を回転させて
駆動カム152を回転させ、従動ローラ9Dを搬送駆動
用ローラ9Bに圧接する方向に変位させる。給紙カセッ
トから普通紙を繰り出す際には、用紙の差し替えに併せ
て給紙カセット選択スイッチ159を普通紙モードに切
り換える。これにより制御部156では、ステッピング
モータ155に対して普通紙を対象とするエンドレスベ
ルト9Aの巻き付け角度が得られるようにステッピング
モータ155を初期状態に設定し、駆動カム152を回
転させて搬送駆動用ローラ9Bから離れる方向に従動ロ
ーラ9Dを変位させる。
【0055】厚紙モードは、普通紙のモードが選択され
た場合あるいは所定時間の間で給紙動作が行われずに画
像形成装置の待機状態に相当する予熱モードが設定され
た時点で解除される。これにより、ユーザは操作部15
7だけでなく給紙カセット選択スイッチ159からの指
令のいずれかを行うだけで用紙の厚さに応じたエンドレ
スベルト9Aの巻き付け角度を自動的に設定でき、用紙
のカール除去を実行することができる。
【0056】本実施例は以上のような構成であるから、
制御部156での動作を示した図13のフローチャート
に基づき次の手順が実行される。画像形成装置1の電源
がオンされると(ST1)、ステッピングモータ155
に対して普通紙モードの場合を対象とした処理が実行さ
れる(ST2)。
【0057】普通紙モード処理は、図14に示すよう
に、ステッピングモータ155の初期位置に対する現在
の回転位置がエンコーダ158によって割り出され(S
T21)、普通紙モードに対応する回転位置であるかど
うかが判別される(ST22)。ステップST22にお
いて普通紙モードに対応した回転位置である場合には普
通紙モードの処理を終了する。この状態は、図16に示
すように、駆動カム152のカムプロフィールのうち
で、概ね大径部に相当する周面がカムフォロワー部材1
50の作動片150Aに当接して従動ローラ9Dが搬送
駆動用ローラ9Bから離れた状態であり、これにより、
エンドレスベルト9Aの巻き付け角度(図中、一点鎖線
同士の間の角度)が小さくなっている。ステップST2
2において普通紙モードに対応した回転位置でない場合
には、現在の回転位置と普通紙モードでの回転位置との
差がなくなる量および方向にステッピングモータ155
が回転駆動される(ST23)。
【0058】図13において、普通紙モードの処理が完
了すると、画像形成指令(図13ではジョブと表現して
いる)があったかどうかが判別され(ST3)、ジョブ
入力がない場合には予熱モードを維持される(ST
4)。ジョブ入力があった場合、用紙の厚さに関するモ
ード選択があるかどうかが判別される(ST5)。ステ
ップST5での判別は、操作パネル157側での選択態
位あるいは給紙カセット選択スイッチ159の切り換え
態位に基づいて実行される。
【0059】用紙に関するモード選択があった場合、そ
のモードが厚紙モードであるかどうかが判別される(S
T6)。厚紙モードの選択が行われている場合には厚紙
モードの処理が実行される(ST7)。厚紙モード処理
は、図15に示すように、ステッピングモータ155の
現在の回転位置がエンコーダ157によって割り出され
(ST71)、その回転位置が厚紙モードに対応する回
転位置であるかどうかが判別される(ST72)。ステ
ップST72においてステッピングモータ155の現在
の回転位置が厚紙モードに対応していない場合には、現
在の回転位置と厚紙モードでの回転位置との差がなくな
る量および方向にステッピングモータ155が回転駆動
される(ST73)。
【0060】厚紙モードでの処理が完了すると、ジョブ
が実行されるが、そのジョブの終了後、調整指令がある
かどうかが判別される(ST8)。この場合の調整指令
とは、ステップST2およびST7において設定された
ステッピングモータ155の回転位置に基づくエンドレ
スベルト9Aの巻き付け角度においても用紙Sのカール
が完全に除去できなかった場合に行われる操作であり、
厚紙傾向あるいはこれとは逆に普通紙傾向に操作部15
7からの指令が出力されるのに応じてステップST7あ
るいはST2と同じ処理を用いた調整処理が実行される
(ST9)。厚紙モードの場合には、図17に示すよう
に、駆動カム152のカムプロフィールにおいて小径の
周面がカムフォロワー部材150の作動片150Aに当
接し、これ応じて従動ローラ9Dが搬送駆動用ローラ9
Bに圧接する方向に変位し、エンドレスベルト9Aの巻
き付け角度(図中、一点鎖線同士の間の角度)が大きく
なる。
【0061】厚さに関する調整が完了すると、その調整
量が維持されて画像形成が実行され、ジョブ終了の判別
が行われ(ST10)、終了した場合には次ジョブがあ
るかどうかが判別される(ST11)。
【0062】また、予め登録されている用紙の厚さに応
じた巻き付け角度設定とは別に、前述した経時劣化によ
りカールの除去が不完全な場合には、カール量、例え
ば、カールの大小程度や具体的な数値を入力することで
ステッピングモータ155の回転量が調整されてカール
を完全に除去するようにエンドレスベルト9Aの巻き付
け角度を調整することができる。
【0063】本実施例によれば、予め設定されている用
紙の厚さモードに加えて、実際のカールの残り具合に応
じて調整することができるので、完全にカールを除去す
ることが可能となる。なお、本発明では、用紙をシート
の対象としたが、本発明では、これに限らず、樹脂製フ
ィルムなどを対象とすることも可能である。また、厚さ
だけでなく材質によるカールの発生具合を対象とするこ
とも可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、搬送駆動
用ローラに対するエンドレスベルトの巻き付け角度が変
更できるので、搬送駆動用ローラの周面を利用したカー
ル除去作用を種々設定してシートに発生しているカール
を完全に除去することが可能になる。
【0065】請求項2記載の発明によれば、エンドレス
ベルトにおけるシート搬送方向上流側で搬送駆動用ロー
ラに対する圧接状態が変更して巻き付け角度を変更でき
るので、搬送されてくるシートが搬送駆動用ローラに圧
接されてカールの湾曲方向と反対側に湾曲する度合いを
最適化してカールを確実に除去することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、シート搬送駆動用ローラ
に対してシート搬送方向上流側に位置するローラの対向
位置もしくは対向間隔を変更するだけの簡単な操作によ
ってエンドレスベルトの巻き付け角度を変更できるの
で、シートに発生しているカールの矯正度を位置関係の
みで適正化することが可能となる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、シートの厚
さもしくはカール量に応じてエンドレスベルトの巻き付
け角度を変更できるので、シートのカールの発生度合い
に対応して最も効率のよい除去作用を得ることが可能と
なる。
【0067】請求項5記載の発明によれば、カールを除
去できるようにエンドレスベルトの巻き付け角度が調整
できるので、当初のカール除去機能に加えてそのカール
機能の補正を行うことができるので、カールの発生状態
に拘わらず、完全にその除去が可能となる。
【0068】請求項6記載の発明によれば、シートの厚
さもしくはカール量に応じてエンドレスベルトの巻き付
け角度が複数段階に変更できるので、シートの種類や発
生しているカールの度合いに拘わりなく完全にカールを
なくすことができる状態を得ることが可能となる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、カールが大
きい場合に巻き付け角度を大きくするようになっている
ので、カールの湾曲方向と反対側に癖付けする行程長を
長くしてカールの除去効率を高めることが可能となる。
【0070】請求項8記載の発明によれば、エンドレス
ベルトが掛け回されているローラのうちのシート搬送方
向上流側のローラを対象として搬送駆動用ローラに対す
る対向位置間隔を変更してエンドレスベルトの巻き付け
角度を変更できるので、エンドレスベルトの巻き付け角
度をカール除去に最も最適なものとすることが可能とな
る。
【0071】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の効果に加えて、シートの厚さに拘わらずカール除去
状態を設定することが可能となる。
【0072】請求項10記載の発明によれば、カールを
除去できるようにエンドレスベルトの巻き付け角度が調
整するようにローラの対向位置間隔を調整できる、当初
のカール除去機能に加えてそのカール機能の補正をロー
ラの位置制御という簡単な操作によって行うことがで
き、カールの発生状態に拘わらず、完全にその除去が可
能となる。
【0073】請求項11記載の発明によれば、シートの
厚さもしくはカール量に応じて搬送駆動用ローラに対す
るローラの対向位置間隔を複数段階に変更してエンドレ
スベルトの巻き付け角度を複数段階に変更できるので、
シートの種類や発生しているカールの度合いに拘わりな
くローラを対象とするだけの簡単な操作により完全にカ
ールをなくすことができる状態を得ることが可能とな
る。
【0074】請求項12記載の発明によれば、カールが
大きい場合に搬送駆動用ローラに対するローラの対向位
置間隔を狭くするだけでエンドレスベルトの巻き付け角
度を大きくできるので、搬送駆動用ローラに対するロー
ラの対向位置間隔の変更という簡単な操作により効率よ
くエンドレスベルトの巻き付け角度を変更してカールの
除去が確実にできる。
【0075】請求項13記載の発明によれば、搬送され
るシートにカールが発生しているときに、そのシートを
カールの湾曲方向と反対側に湾曲させながら搬送するだ
けでカールが除去できるので、搬送路とは別に特別なカ
ール除去機構を要することなく簡単な構成によりカール
除去が可能なシート搬送装置を得ることができる。
【0076】請求項14記載の発明によれば、シートの
搬送方向下流側に位置するローラが搬送駆動用ローラに
対して常時圧接した状態を維持されているので、搬送駆
動用ローラを通過したシートは繰り出される位置が変化
しないので、排出されるシートの端縁を揃えることがで
き、排出されたシートの端縁を揃え直すような手間を省
いて排出後の取り扱い性を向上させることができる。
【0077】請求項15記載の発明によれば、エンドレ
スベルトが掛け回されているローラの一つがテンション
ローラとして用いられるので、敢えてテンション部材を
向ける必要がなくなり、装置の小型化が可能となる。
【0078】請求項16記載の発明によれば、エンドレ
スベルトが掛け回されているローラが搬送駆動用ローラ
よりも小径であるので、搬送駆動用ローラの周方向にお
いてローラの占める範囲を少なくでき、これにより、エ
ンドレスベルトが搬送駆動用ローラの周方向に当接する
範囲を大きく採ることが可能になり、カールの湾曲方向
と反対側に湾曲させる時間を長くしてカールを除去する
ための時間を長くして効率よくカールを除去することが
可能となる。
【0079】請求項17記載の発明によれば、定着後の
搬送路に湾曲した搬送路がある場合に発生するカールを
出口近傍でカールの湾曲方向と反対方向に強制的に湾曲
させることができるので、排出する過程でカールを完全
に除去して搬送不良などが起こるのを防止することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例によるカール矯正装置を用いたシ
ート搬送装置の一つであるシート排出装置が適用される
画像形成装置の一例を説明するための模式図である。
【図2】図1に示したシート排出装置の搬送構造を説明
するための模式図である。
【図3】図2に示したシート排出装置に用いられる搬送
駆動用ローラおよび従動ローラの配置構成を説明するた
めの正面図である。
【図4】図2に示したシート排出装置に用いられる空転
コロの構成を説明するための正面図である。
【図5】図2に示したシート排出装置の要部構成を説明
するための模式図である。
【図6】図5に示した要部構成の一態様を説明するため
の模式図である。
【図7】図5に示したシート排出装置の要部の作用を説
明するための模式図であり、(A)はシートの厚さが暑
い場合を、(b)はシートの厚さが薄い場合をそれぞれ
示している。
【図8】図5に示した要部構成の一部変形例を説明する
ための模式図である。
【図9】本発明の実施の形態に関する別実施例を説明す
るためのシート排出部の構成を示す図である。
【図10】図9に示したシート排出部におけるシートの
搬送方向上流側から見た搬送駆動用ローラと従動ローラ
との配置関係を説明するための図である。
【図11】図9に示したシート排出部におけるシートの
搬送方向げ流側から見た搬送駆動用ローラと従動ローラ
との配置関係を説明するための図である。
【図12】図9に示したシート排出部に用いられるステ
ッピングモータの制御構造を説明するためのブロック図
である。
【図13】図12に示した制御部の作用を説明するため
のフローチャートである。
【図14】図13に示したフローチャートで実行される
サブルーチンの一つの内容を説明するためのフローチャ
ートである。
【図15】図13に示したフローチャートで実行される
サブルーチン他の内容を説明するためのフローチャート
である。
【図16】図13に示したフローチャートで実行される
処理に対応した搬送駆動用ローラに対するエンドレスベ
ルトの巻き付け状態を示す図である。
【図17】図13に示したフローチャートで実行される
処理に対応した搬送駆動用ローラに対するエンドレスベ
ルトの他の巻き付け状態を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 5 感光体ドラム 8 定着装置 9 シート排出装置の一つであるシート排
出装置に相当する排紙装置 9A エンドレスベルト 9B 搬送駆動用ローラ 9C、9D 搬送方向に沿って並置されている従動
ローラ 9C1,9D1 回転支軸 10,11 折り曲げた搬送路をなすガイド部材 12 折り曲げた搬送路をガイドする搬送ガ
イドローラ 16 弾性体 17 空転コロ 18 空転コロを支持する弾性体 150 カムフォロワー部材 152 駆動カム 155 ステッピングモータ 156 制御部 157 操作部 158 エンコーダ 159 給紙カセット選択スイッチ 160 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 泰秀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 3F053 HA03 HB01 HB09 HB24 LA02 LA05 LA07 LB01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートに発生しているカールを矯正するた
    めの装置であって、 上記シートの搬送路を構成するエンドレスベルトと、 上記エンドレスベルトが掛け回されている複数のローラ
    と、 上記エンドレスベルトの展張面に対向当接して上記シー
    トの搬送方向に対応した方向に回転可能な搬送駆動用ロ
    ーラとを備え、 上記エンドレスベルトは、上記搬送駆動用ローラに対す
    る巻き付け角度が変更可能であることを特徴とするカー
    ル矯正装置。
  2. 【請求項2】上記エンドレスベルトは、上記シートの搬
    送方向上流側が上記搬送駆動用ローラに対する圧接状態
    が変更されることで上記巻き付け角度が変更可能である
    ことを徴とする請求項1記載のカール矯正装置。
  3. 【請求項3】上記エンドレスベルトは、上記シートの搬
    送方向上流側が上記搬送駆動用ローラに対する対向位置
    もしくは対向間隔を変更されることで上記巻き付け角度
    が変更可能であることを徴とする請求項1記載のカール
    矯正装置。
  4. 【請求項4】上記エンドレスベルトは、シート厚さもし
    くはシートのカール量に応じて上記巻き付け角度が変更
    可能であることを特徴とする請求項1乃至3記載のカー
    ル矯正装置。
  5. 【請求項5】上記エンドレスベルトは、上記シートに発
    生するカールを除去するように上記巻き付け角度が調整
    可能であることを特徴とする請求項1乃至3のうちの一
    つに記載のカール矯正装置。
  6. 【請求項6】上記エンドレスベルトは、シートの厚さも
    しくはシートのカール量に応じて上記巻き付け角度が複
    数段階に設定可能であることを特徴とする請求項1乃至
    4のうちの一つに記載のカール矯正装置。
  7. 【請求項7】上記エンドレスベルトは、上記シートのカ
    ールが大きい場合には上記巻き付け角度が大きくされる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のうちの一つに記載の
    カール矯正装置。
  8. 【請求項8】上記エンドレスベルトは複数のローラに掛
    け回され、それらローラのうちで上記シートの搬送方向
    上流側に位置するローラが上記搬送駆動用ローラに対す
    る対向位置もしくは対向間隔を変更されることで上記エ
    ンドレスベルトの巻き付け角度が変更可能であることを
    特徴とする請求項1記載のカール矯正装置。
  9. 【請求項9】上記シートの搬送方向上流側に位置するロ
    ーラは、シートの厚さもしくはシートのカール量に応じ
    て上記巻き付け角度が変更可能であることを特徴とする
    請求項8記載のカール矯正装置。
  10. 【請求項10】上記シートの搬送方向上流側に位置する
    ローラは、上記シートに発生するカールを除去するよう
    に上記巻き付け角度が調整可能であることを特徴とする
    請求項8記載のカール矯正装置。
  11. 【請求項11】上記シートの搬送方向上流側に位置する
    ローラは、上記シートの厚さもしくはシートのカール量
    に応じて上記巻き付け角度を複数段階に設定可能である
    ことを特徴とする請求項8記載のカール矯正装置。
  12. 【請求項12】上記シートの搬送方向上流側に位置する
    ローラは、上記シートのカールが大きい場合に上記搬送
    用駆動ローラに対する対向位置間隔が小さくされること
    で上記巻き付け角度を大きくすることを特徴とする請求
    項8乃至11のうちの一つに記載のカール矯正装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のうちの一つに記載の
    カール矯正装置を用い、エンドレスベルトと搬送駆動用
    ローラとでカールの湾曲方向と反対側に湾曲させながら
    挟持搬送することによりカールを除去することを特徴と
    するシート搬送装置。
  14. 【請求項14】上記エンドレスベルトが掛け回されてい
    るローラのうちの上記シートの搬送方向下流側の位置す
    るローラは、上記エンドレスベルトを介して上記搬送駆
    動用ローラに常時圧接した状態で回転可能であることを
    特徴とする請求項13記載のシート搬送装置。
  15. 【請求項15】上記エンドレスベルトが掛け回されてい
    るローラのうちの上記シートの搬送方向上流側の位置す
    るローラは、上記エンドレスベルトのテンションローラ
    として用いられることを特徴とする請求項13記載のシ
    ート搬送装置。
  16. 【請求項16】上記エンドレスベルトが掛け回されてい
    るローラは、上記搬送駆動用ローラよりも小径であるこ
    とを特徴とする請求項13記載のシート搬送装置。
  17. 【請求項17】請求項13乃至16のうちの一つに記載
    のシート搬送装置を用いる画像形成装置であって、定着
    後のシートを排出する搬送路の一部が湾曲した構成を備
    え、その搬送路の出口部近傍において搬送路の湾曲方向
    と反対方向に上記シートを湾曲させてシートのカールを
    除去することを特徴とする画像形成装置。
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