JP2007022680A - 用紙整合装置ならびにそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】横レジ補正の際に用紙の幅方向の移動がスムーズになる用紙整合装置を提供する。
【解決手段】レジストローラ対2,2’と、位置ズレ検知手段4と、レジストローラ対移動手段26と、上流ローラ対3,3’を備えた用紙整合装置において、上流ローラ対3,3‘間の用紙挟持力を緩和する挟持力緩和手段29を設け、レジストローラ対移動手段26によりレジストローラ対2,2’を用紙搬送方向と直交する方向に移動する際、挟持力緩和手段29により上流ローラ対3,3’間の用紙挟持力を上流ローラ3が用紙と離れない程度に緩和させることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】レジストローラ対2,2’と、位置ズレ検知手段4と、レジストローラ対移動手段26と、上流ローラ対3,3’を備えた用紙整合装置において、上流ローラ対3,3‘間の用紙挟持力を緩和する挟持力緩和手段29を設け、レジストローラ対移動手段26によりレジストローラ対2,2’を用紙搬送方向と直交する方向に移動する際、挟持力緩和手段29により上流ローラ対3,3’間の用紙挟持力を上流ローラ3が用紙と離れない程度に緩和させることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子複写機やレーザプリンタの如き画像形成装置などに用いられる用紙整合装置に関するものである。
電子複写機やレーザプリンタ等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、感光体ドラムに形成したトナー画像を用紙に転写し、該トナー画像を担持する用紙を定着装置に通して定着し、画像を用紙に形成する機構を有している。この画像形成装置においては、給紙トレイ等を配置した給紙部から送り出された用紙は、用紙搬送路に設けられた搬送ロール装置により画像転写部まで搬送される。そして、前記感光体ドラムからの画像転写部の直前位置に配置した用紙整合装置により、用紙の方向や位置などが補正され、感光体ドラムによって形成されたトナー画像にタイミングを合わせて用紙を給紙して、前記トナー画像の転写動作を行うようにしている。
一般の画像形成装置では、給紙トレイ等から送り出される用紙は、用紙搬送路に設けた搬送ロール装置等により挟持された状態で搬送される。ところが、用紙搬送路に配置される搬送ロール装置では、軸の取り付け位置が正確に設定されていなかったり、ゴム製等のロール部材が軸に対して若干偏心していたりすることがあり、搬送ロール装置による挟持力が用紙搬送路の幅方向に一定していない場合等がある。そして用紙を前述したようなロール部材により挟持しながら搬送する際に、その用紙が真っ直ぐに搬送されずに、スキューや用紙搬送方向と直交する方向である用紙の幅方向の位置ズレ等が発生する場合がある。
従来の用紙整合装置について、図5を用いて説明する。従来の用紙整合装置におけるスキュー補正は、用紙1の先端をレジストローラ対2、2’に突き当て、さらにレジストローラ対2、2’の上流側に配置された上流ローラ対3、3’で若干送り込むことにより、用紙1に湾曲部(バッファ)を形成し、用紙1の弾性によって用紙先端をレジストローラ対2、2’の接触線に添わせてスキューを補正する。
さらに、用紙搬送方向と直交する方向である用紙の幅方向の位置ズレ補正(以下、横レジ補正という)は、スキュー補正後のバッファが形成されている状態で行われ、用紙1を挟持するとともに、搬送中に幅方向に移動可能なレジストローラ対2、2’と、レジストローラ対2、2’を幅方向に移動させるように駆動するレジストローラ移動モータ5などのレジストローラ対移動手段と、用紙搬送方向と直交する幅方向の正規の搬送位置である用紙搬送基準位置へ達したことを検知する位置ズレ検知手段4とで行なわれる(例えば下記特許文献1参照)。
また図6に示すように、上流ローラ対3、3’に用紙搬送方向と直交する方向である用紙1の幅方向の移動を許容する横移動許容部材16を付設し、用紙1に生ずる捩れ方向の反作用により、レジストローラ対2、2’が用紙1を挟持したままで、幅方向に移動させて用紙1の反力を解放させる作用を行わせ、上流ローラ対3、3’から用紙1を送り出した後で、その上流ローラ対3、3’を元の位置へ自動的に戻す機構を備えている(例えば下記特許文献2参照)。
さらに図7に示すように、用紙1の幅方向への移動が可能な上流ローラ対3、3’を複数設け、それら複数の上流ローラ対3、3’の位置が一致するようにした構成も提案されている(例えば下記特許文献3参照)。
特公平2−28863号公報
特許3191834号公報
特開2002−338089号公報
図5の用紙整合装置では、用紙1の幅方向に移動するレジストローラ対2、2’によって、用紙搬送方向と直交方向に移動される用紙1は、上流ローラ対3、3’との間で捩れ方向に力が作用した状態で搬送されることになるため、用紙1にシワ等が形成され、シワによる印刷不良を起こすことがあった。
また図6の用紙整合装置では、上流ローラ対3、3’に用紙1の幅方向に移動を許容する横移動許容部材16を付設し、用紙1に生じる捩れ方向の反作用により、レジストローラ対2、2’が用紙1を挟持したままで、用紙1の幅方向に移動させて用紙1の反力を解放し、上流ローラ対3、3’から用紙1を送り出した後で、上流ローラ対3、3’を元の位置へ自動的に戻す機構になっている。
ところが、搬送速度の速い装置や用紙搬送間隔の狭い装置では、上流ローラ対3、3’を元の位置へ戻す時間が充分にとれず、そのために横移動許容部材16による前述の戻し機構が充分に機能しない。
さらに図7の用紙整合装置では、レジストローラ移動モータ5などのレジストローラ対移動手段を複数設けているため、それら複数のレジストローラ対移動手段の制御及び機構が複雑となり、実装スペースが必要で大型化しコストが高くなるという欠点があった。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、横レジ補正の際に用紙の幅方向の移動がスムーズになり、用紙のシワ発生などを防止することができる用紙整合装置ならびにそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、用紙を挟持して用紙搬送方向と直交する方向に移動可能なレジストローラ対と、
前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置ズレを検知する位置ズレ検知手段と、
その位置ズレ検知手段からの検知信号に基いて前記レジストローラ対を用紙搬送方向と直交する方向に移動するレジストローラ対移動手段と、
前記レジストローラ対の用紙搬送方向の上流側に設けられて、所定の挟持力で用紙を挟持して前記レジストローラ対側に用紙を搬送する上流ローラ対とを備えた用紙整合装置において、
前記上流ローラ対間の用紙挟持力を緩和する挟持力緩和手段を設け、
前記レジストローラ対移動手段により前記レジストローラ対を用紙搬送方向と直交する方向に移動する際に、前記挟持力緩和手段により前記上流ローラ対間の用紙挟持力を上流ローラが用紙と離れない程度に緩和させることを特徴とするものである。
前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置ズレを検知する位置ズレ検知手段と、
その位置ズレ検知手段からの検知信号に基いて前記レジストローラ対を用紙搬送方向と直交する方向に移動するレジストローラ対移動手段と、
前記レジストローラ対の用紙搬送方向の上流側に設けられて、所定の挟持力で用紙を挟持して前記レジストローラ対側に用紙を搬送する上流ローラ対とを備えた用紙整合装置において、
前記上流ローラ対間の用紙挟持力を緩和する挟持力緩和手段を設け、
前記レジストローラ対移動手段により前記レジストローラ対を用紙搬送方向と直交する方向に移動する際に、前記挟持力緩和手段により前記上流ローラ対間の用紙挟持力を上流ローラが用紙と離れない程度に緩和させることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記挟持力緩和手段が、前記上流ローラ対のうちの一方の上流ローラの両側に設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記挟持力緩和手段の駆動源がパルスモータであることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は、トナー像を担持する例えば転写ベルトや感光体ドラムなどのトナー像担持手段と、
そのトナー像担持手段に担持されているトナー像を搬送されて来た用紙に転写する転写手段と、
その転写手段の用紙搬送方向上流側に設置された用紙整合装置と、
前記転写手段の用紙搬送方向下流側に設置されて用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着する定着手段とを備えた画像形成装置において、
前記用紙整合装置が前記第1ないし第3の手段の用紙整合装置であることを特徴とするものである。
そのトナー像担持手段に担持されているトナー像を搬送されて来た用紙に転写する転写手段と、
その転写手段の用紙搬送方向上流側に設置された用紙整合装置と、
前記転写手段の用紙搬送方向下流側に設置されて用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着する定着手段とを備えた画像形成装置において、
前記用紙整合装置が前記第1ないし第3の手段の用紙整合装置であることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、横レジ補正の際に用紙の幅方向の移動がスムーズになり、用紙のシワ発生などを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は第1実施形態に係る用紙整合装置の概略構成図、図2はその用紙整合装置の上流ローラ対における通常の用紙搬送状態での用紙の挟持状態(a)と、レジストローラ対による横レジ補正時の上流ローラ対における用紙の挟持状態(b)を示す説明図、図3はその用紙整合装置を用いた画像形成装置の概略構成図である。
まず、本発明の用紙整合装置を用いたフルカラー画像形成装置の概略構成を図3を用いて説明する。
この画像形成装置は、転写ベルト51の走行方向に沿ってイエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),黒(K)の4個の作像ユニット52a〜52dを有している。各作像ユニット52は、感光体ドラム53の周囲に帯電器(図示せず)、露光装置54、現像機(図示せず)、転写器(図示せず)、清掃装置(図示せず)などを備えており、それぞれ異なる色の画像形成することができる。
感光体ドラム53はコントローラ(図示せず)からの画像形成動作開始指令信号に基いて、矢印方向に回転を始める。感光体ドラム53が回転を開始すると、帯電器に高電圧が印加され、感光体ドラム53の表面に負の電荷が均一に帯電される。
ドットイメージに変換された文字データや図形データが、露光装置54のオン/オフ信号としてコントローラから画像形成装置に送られると、感光体ドラム53の表面に露光装置54からのレーザ光が照射される部分と照射されない部分とで静電潜像が形成される。
露光装置54からのレーザ光の照射により、感光体ドラム53上の電荷の低下した部分が現像機と対向する位置に到達すると、感光体ドラム53上の電荷の低下した部分に負電荷に帯電したトナーが付着してトナー像が形成される。
感光体ドラム53上に形成されたトナー像が1次転写器55に到達すると、そのトナー像は1次転写器55に印加された高電圧によって矢印方向に移動している転写ベルト51上に転写される。転写位置を通過した感光体ドラム53は清掃装置で清掃され、次の画像形成動作に備えられる。
前述の電子写真プロセスが各作像ユニット52a〜52d毎に行なわれ、各感光体ドラム53上に形成されたトナー像が転写ベルト51上に順次転写される。このとき、すでに転写ベルト51上に転写されている上流側の画像が次の1次転写器55に到達するタイミングと、感光体ドラム53上に形成された次のトナー像が転写ベルト51上に転写されるタイミングを合わせることにより、各作像ユニット52a〜52dで形成されたトナー像が転写ベルト51上で重ねられ、フルカラー画像が転写ベルト51上に形成される。
給紙トレイ56に積載されているカット用紙1は給紙ローラ(図示せず)により用紙搬送路57を通り、複数の搬送ローラ(図示せず)により2次転写器58の手前側に設置されている用紙整合装置59に送られる。
転写ベルト51上のフルカラー画像が2次転写器58に到達すると同時に用紙1が用紙整合装置59から2次転写器58に供給され、2次転写器58に印加された高電圧の作用によって転写ベルト51上のフルカラーのトナー像が用紙1上に転写される。その後用紙1は定着ユニット60に搬送されて、トナー像が用紙1に溶融定着される。
一方、トナー像が2次転写器58を通過した後、転写ベルト51上には転写されていないトナーが付着しており、そのトナーは清掃機構(図示せず)により捕集される。
次に図1を用いて前記用紙整合装置59の概略構成を説明する。
同図に示すようにカット用紙1の搬送経路上の所定位置にレジストローラ対2、2’が配置され、またそのレジストローラ対2、2’の用紙搬送方向Xの上流側に上流ローラ対3、3’が配置されている。
同図に示すようにカット用紙1の搬送経路上の所定位置にレジストローラ対2、2’が配置され、またそのレジストローラ対2、2’の用紙搬送方向Xの上流側に上流ローラ対3、3’が配置されている。
用紙搬送経路上のレジストローラ対2、2’付近で用紙1の一方の側端部と対向する位置に、用紙1の用紙搬送方向Xと直交する方向の位置ズレを検知する例えば光学センサからなる位置ズレ検知手段4が設けられている。本実施形態では位置ズレ検知手段4をレジストローラ対2、2’の下流側近傍に配置したが、レジストローラ対2、2’の上流側、すなわちレジストローラ対2、2’と上流ローラ対3、3’の間に配置することも可能である。
一方のレジストローラ2’は、レジストローラ回転用モータ6により用紙1の送り方向に回転駆動される。すなわち、レジストローラ回転用モータ6の回転駆動力は、レジストローラ回転用駆動ギア9、第1タイミングベルト20ならびにレジストローラ回転用従動ギア10を介してレジストローラ2’に伝達される。他方のレジストローラ2は、レジストローラ押付バネ14によって前記レジストローラ2’側に押し付けられて、レジストローラ2’と一緒に連れ回りする。
これらレジストローラ回転用モータ6、レジストローラ回転用駆動ギア9、第1タイミングベルト20、レジストローラ回転用従動ギア10ならびにレジストローラ押付バネ14によりレジストローラ対回転駆動部18が構成されている。
本実施形態のようにレジストローラ対回転駆動部18にタイミングベルト20を使用することにより、回転駆動力を歯車どうしの噛合で伝達する構成のものに比較して、所謂、バックラッシュを生じないから、用紙搬送時にガタが無いという特長を有している。
また前記レジストローラ2’のレジストローラ回転軸21は、連結部材22を介して第2タイミングベルト23に連結されている。この第2タイミングベルト23は、レジストローラ移動用駆動ギア24とレジストローラ移動用従動ギア25の間に掛け渡され、レジストローラ移動用駆動ギア24は正逆転可能なパルスモータからなるレジストローラ移動用モータ5の出力軸に連結されている。
そして前記位置ズレ検知手段4からの位置ズレ検知信号に基いて制御部(図示せず)からの位置ズレ量に対応した制御信号により、前記レジストローラ移動用モータ5が前記位置ズレ量に対応した角度だけ正転または逆転する。このレジストローラ移動用モータ5の回転力は、レジストローラ移動用駆動ギア24、レジストローラ移動用従動ギア25、第2タイミングベルト23、連結部材22を介してレジストローラ2’に伝達され、レジストローラ2’を矢印で示すように用紙1の幅方向(右方向あるいは左方向)に移動する。
前述のようにレジストローラ2は、レジストローラ押付バネ14によってレジストローラ2’側に押し付けられているから、用紙1を挟持した状態でレジストローラ2’と一緒に用紙1の幅方向に移動する。
従って前記レジストローラ移動用モータ5、レジストローラ移動用駆動ギア24、レジストローラ移動用従動ギア25、第2タイミングベルト23、連結部材22ならびにレジストローラ押付バネ14によりレジストローラ対移動手段25が構成されている。
前記レジストローラ対2、2’により用紙1の横レジスト補正がなされて用紙1が搬送されると、次の用紙1の搬送に備えるためにレジストローラ対2、2’を元の位置に戻す必要があり、第2タイミングベルト23の付近にはホームポジションセンサ13が設置されている。
上流ローラ対3、3’はゴムなどの弾性体で構成され、軸方向に複数分割されている。一方の上流ローラ3’は、上流ローラ回転用モータ7により用紙1の送り方向に回転駆動される。すなわち、上流ローラ回転用モータ7の回転駆動力は、上流ローラ回転用駆動ギア11ならびにそれと噛合する上流ローラ回転用従動ギア12を介して上流ローラ3’に伝達される。他方の上流ローラ3は、上流ローラ押付バネ15によって前記上流ローラ3’側に押し付けられて、用紙1を介して上流ローラ3’と一緒に連れ回りする。
これら上流ローラ回転用モータ7、上流ローラ回転用駆動ギア11、上流ローラ回転用従動ギア12ならびに上流ローラ押付バネ15により上流ローラ対回転駆動部27が構成されている。
前記上流ローラ3の上流ローラ回転軸28の両端はそれぞれ偏心カム17に連結され、その偏心カム17は正逆転可能なパルスモータからなる挟持力緩和モータ8の出力軸にそれぞれ連結されている。
上流ローラ対3、3’による通常の用紙搬送状態では上流ローラ押付バネ15の弾性力により、図2(a)に示すように上流ローラ対3、3’の二ップ部が若干弾性変形し、それにより生じる所定の挟持力F1で用紙1を挟持しながら搬送している。
前記位置ズレ検知手段4からの位置ズレ検知信号に基いて制御部(図示せず)から出力される制御信号により、前述のようにレジストローラ対2、2’により横レジ補正がなされる際、前記制御部からの制御信号は挟持力緩和モータ8にも入力される。そして挟持力緩和モータ8を上流ローラ対3、3’による用紙1の挟持力を緩和する方向に所定角度(例えば数パルス程度)正確に回転し、その回転駆動力は偏心カム17ならびに上流ローラ回転軸28を介して上流ローラ3に伝達され、上流ローラ3が上流ローラ押付バネ15の弾性力に抗して上流ローラ3’から離れる方向に若干移動する。
この上流ローラ3の若干の移動により、図2(b)に示すように上流ローラ3は用紙1から離れることなく、用紙1に対する上流ローラ対3、3’による挟持力がF2まで緩和(低下)し、上流ローラ対3、3’の二ップ部は殆ど弾性変形していない状態になる。すなわちF1>F2の力関係にあり、F2は限りなく0に近い値であるが、上流ローラ3が用紙1から離れることはない。
上流ローラ3’を用紙1から離すことも可能であるが、横レジ補正時に上流ローラ3’を移動して用紙1から離したり、補正が終了するとその上流ローラ3’を用紙1と接触させて元の位置まで戻したりする、所定の距離での往復移動が必要となり、用紙の高速処理の障害となる。また、用紙1から離した上流ローラ3’を再び用紙1に圧着させる際、
などの障害が生じる。本発明はこのような弊害が生じないようにするため、上流ローラ対3、3’の挟持力を緩和しても、上流ローラ3が用紙1から離れないように上流ローラ3の移動量が設定されている。
などの障害が生じる。本発明はこのような弊害が生じないようにするため、上流ローラ対3、3’の挟持力を緩和しても、上流ローラ3が用紙1から離れないように上流ローラ3の移動量が設定されている。
本実施形態の場合、前記挟持力緩和モータ8と偏心カム17により挟持力緩和手段29を構成している。
図4は、第2実施形態に係る用紙整合装置の概略構成図である。前記第1実施形態に係る用紙整合装置の場合、横レジ補正の際にレジストローラ対回転駆動部18の全体が一緒に用紙幅方向に移動する構成になっている。
本実施形態は、横レジ補正時のレジストローラ対2,2’の移動量よりも若干長い歯幅を有するレジストローラ回転用駆動ギア9を使用し、これに直接レジストローラ回転用従動ギア10が噛合している。
このような構成にすることにより、横レジ補正時、レジストローラ回転用従動ギア10がレジストローラ回転用駆動ギア9上を摺動することになり、レジストローラ回転用モータ6とレジストローラ回転用駆動ギア9は移動させる必要がない。
カット用紙1として種々の厚さのものを使用する際には、用紙搬送経路上の用紙整合装置上流側に用紙の厚さを検出する厚さ検出センサを設け、その検出センサからの厚さ検出信号に基いて前記挟持力緩和モータ8の回転パルス数を調整することも可能である。
前記実施形態では、挟持力緩和手段として挟持力緩和モータ8と偏心カム17を用いて説明したが、挟持力緩和手段はこれに限らず例えばソレノイド、偏心ギア等でも良い。
前記実施形態では用紙整合装置をフルカラー画像形成装置に用いた例を説明したが、フルカラー画像でない画像形成装置にも適用可能である。
前記実施形態では用紙整合装置を画像形成装置に用いた例を説明したが、用紙整合装置の用途はこれに限定されるものではなく、例えば印刷装置、孔あけ装置やステープル装置などの用紙後処理装置など他の用途にも適用可能である。
1:カット用紙、2,2’:レジストローラ対、3,3’:上流ローラ対、4:位置ズレ検知手段、5:レジストローラ移動用モータ、6:レジストローラ回転用モータ、7:上流ローラ回転用モータ、8:挟持力緩和モータ、9:レジストローラ回転用駆動ギア、10:レジストローラ回転用従動ギア、11:上流ローラ回転用駆動ギア、12:上流ローラ回転用従動ギア、13:ホームポジションセンサ、14:レジストローラ押付バネ、15:上流ローラ押付バネ、17:偏心カム、18:レジストローラ回転駆動部、20:第1タイミングベルト、21:レジストローラ回転軸、22:連結部材、23:第2タイミングベルト、24:レジストローラ移動用駆動ギア、25:レジストローラ移動用従動ギア、26:レジストローラ対移動手段、27:上流ローラ対回転駆動部、28:上流ローラ回転軸、29:挟持力緩和手段、51:転写ベルト、52:作像ユニット、53:感光体ドラム、54:露光装置、55:1次転写器、56:給紙トレイ、57:用紙搬送路、58:2次転写器、59:用紙整合装置、60:定着ユニット、X:用紙搬送方向、F1,F2:挟持力。
Claims (4)
- 用紙を挟持して用紙搬送方向と直交する方向に移動可能なレジストローラ対と、
前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置ズレを検知する位置ズレ検知手段と、
その位置ズレ検知手段からの検知信号に基いて前記レジストローラ対を用紙搬送方向と直交する方向に移動するレジストローラ対移動手段と、
前記レジストローラ対の用紙搬送方向の上流側に設けられて、所定の挟持力で用紙を挟持して前記レジストローラ対側に用紙を搬送する上流ローラ対とを備えた用紙整合装置において、
前記上流ローラ対間の用紙挟持力を緩和する挟持力緩和手段を設け、
前記レジストローラ対移動手段により前記レジストローラ対を用紙搬送方向と直交する方向に移動する際に、前記挟持力緩和手段により前記上流ローラ対間の用紙挟持力を上流ローラが用紙と離れない程度に緩和させることを特徴とする用紙整合装置。 - 請求項1記載の用紙整合装置において、前記挟持力緩和手段が、前記上流ローラ対のうちの一方の上流ローラの両側に設けられていることを特徴とする用紙整合装置。
- 請求項1記載の用紙整合装置において、前記挟持力緩和手段の駆動源がパルスモータであることを特徴とする用紙整合装置。
- トナー像を担持するトナー像担持手段と、
そのトナー像担持手段に担持されているトナー像を搬送されて来た用紙に転写する転写手段と、
その転写手段の用紙搬送方向上流側に設置された用紙整合装置と、
前記転写手段の用紙搬送方向下流側に設置されて用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着する定着手段とを備えた画像形成装置において、
前記用紙整合装置が請求項1ないし3のいずれか1項記載の用紙整合装置であることを特徴とする画像形成装置。
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