JP2005262738A - 用紙搬送方法、用紙搬送装置、および連帳プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 連帳プリンタにおいて、前進時に駆動系に過大な負荷が加わることがなく、連続用紙表面のテカリやスキューなどの生じない用紙搬送方法、用紙搬送装置、連帳プリンタの提供。
【解決手段】連続用紙を前進させつつ画像を記録し、後退させて前記連続用紙の位置決めをする連帳プリンタにおいて連続用紙を搬送する用紙搬送方法であって、前記連続用紙の前進時には、後退時よりも小さなテンションで前記連続用紙を搬送する用紙搬送方法、連帳プリンタにおいて連続記録用紙に画像を記録する記録手段の下流側に配設されたドライブローラ部と、前記記録手段の上流側に配設されたバックテンションローラ部を備え、前記バックテンションローラ部においては、前進時においては、後退時よりも小さなピンチ圧で前記連続用紙を挟む用紙搬送装置、前記用紙搬送装置を備える連帳プリンタ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、用紙搬送方法、用紙搬送装置、および連帳プリンタに関し、特に連帳プリンタにおいて搬送系のモータに過大な負担を掛けることがなく、また、スキューを生じさせることのない用紙搬送方法および用紙搬送装置、並びに前記用紙搬送装置を備える連帳プリンタに関する。
電子写真方式で連続用紙に画像を印刷する連帳プリンタは、短時間で多数枚の印刷が可能なことから、近年広く使用されるようになってきている。
前記連帳プリンタにおいては、一定速度で回転している感光ドラムにトナー画像を形成するとともに、トナー画像の形成タイミングに合わせて連続用紙を前進させて前記トナー画像を前記感光ドラムから連続用紙に転写し、定着させることにより画像を印刷している。
前記連帳プリンタにおいては、一連の印刷が終了後、次の印刷を行うときは、前記連続用紙を減速停止させて所定距離だけ後退させ、次いで所定の速度まで加速して次の印刷を行うことにより、連続用紙に無駄な空白が生じるのを防止している。
したがって、前進と後退とを繰り返しながら印刷を実行するので、前記連続用紙に対し、前進時には、画像の位置精度を確保するのに必要なテンションを、後退時には、前記連続用紙を安定に後退させるのに必要なテンションを付与する必要がある。
そこで、連続用紙を送るドライブローラを前記感光ドラムから連続用紙に転写する転写部よりも下流側に設け、前記連続用紙にテンションを付与するバックテンションローラを前記転写部よりも上流側に設けて前進時および後退時の何れにおいても必要なテンションが連続用紙に付与されるようにしている(特許文献1)。
特開平8−119504号公報
後退時には、連続用紙は、印字率に応じて剛性が変化する。また、電子写真方式で画像を記録する場合には、トナー画像を転写する転写部で連続記録用紙を帯電させるが、帯電の度合いはトナー画像の粗密等によって変化するから、帯電による搬送面への密着の度合いにもバラツキが生じる。したがって、搬送マージンを確保すべく、連続用紙に、前進時に比較してより大きなテンションを付与する必要がある。これに対して、画像形成時には、連続用紙に、画像を記録するのに充分な位置精度が確保できる程度のテンションを付与して前進させればよい。
しかしながら、従来の連帳プリンタにおいては、前進時および後退時の何れにおいても同一のテンションを付与していたので、後退時に比較して動作時間が圧倒的に長い前進時において連続用紙に過剰なテンションが付与されるという問題があった。
そのため、バックテンションローラおよびドライブローラを駆動する駆動系に過大な負荷が加わるという問題があった。
また、バックテンションローラは通常は1対または2対以上のローラからなり、これらのローラによって連続用紙を押圧してピンチ圧を加えることによりテンションを付与するのが一般的であったので、過大なピンチ圧によって連続用紙がバックテンションローラに擦られることにより、印字面にテカリが生じるなど、印字品質上の問題もあった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、連続用紙を前進、後退させながら印字を行う連帳プリンタにおいて、前進時に駆動系に過大な負荷が加わることがなく、また、前進時にバックテンションローラに強く擦られることによる連続用紙表面のテカリなどの問題もない用紙搬送方法、用紙搬送装置、連帳プリンタの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、連続用紙を前進させつつ画像を記録し、後退させて前記連続用紙の位置決めをする連帳プリンタにおいて連続用紙を搬送する用紙搬送方法であって、前記連続用紙の前進時には、後退時よりも小さなテンションで前記連続用紙を搬送することを特徴とする用紙搬送方法に関する。
前述のように、後退時には、搬送マージンを確保するために連続用紙に大きなテンションを付与する必要があるが、前進時には画像の位置精度が保持できればよいから、後退時ほどの大きなテンションを付与する必要はない。
前記用紙搬送方法においては、連続用紙の前進時には後退時よりも低いテンションしか付与していないから、前記用紙搬送方法を用いている連帳プリンタにおいては、前記連続用紙の前進時において、前記連続用紙を搬送するドライブローラおよび前記搬送用紙にテンションを付与するバックテンションローラを駆動する駆動系にかかる負担を低減できる。
また、連続用紙がバックテンションローラに擦られる度合いが小さくなるから、連続用紙の表面にテカリが生じて画像品質が低下することが防止される。
更に、ドライブローラおよびバックテンションローラ、および連続用紙を案内する案内ローラにおいてローラを完全に並行に配設することは極めて困難であり、ローラの並行度にはどうしても若干の誤差がある。また、前進時の方が後退時よりも圧倒的に駆動時間が長い。したがって、前進時には連続用紙にスキューが生じる可能性があり、連続用紙のテンションが高いほど、スキューが生じやすい。
しかし、前記用紙搬送方法を採る連帳プリンタにおいては、前進時のテンションを低く抑えることができるから、スキューが生じ難い。
請求項2に記載の発明は、連続用紙を前進させつつ画像を記録し、後退させて前記連続用紙の位置決めをする連帳プリンタにおいて連続用紙を前進または後退させる用紙搬送装置であって、前記連帳プリンタにおいて連続記録用紙に画像を記録する記録手段の下流側に配設され、前記連続用紙を前進または後退させるドライブローラ部と、前記記録手段の下流側に配設され、前進時および後進時において前記連続用紙を所定のピンチ圧で挟んでテンションを付与するバックテンションローラ部を備え、前記バックテンションローラ部においては、前進時には連続用紙の搬送速度よりも遅い周速で、後退時には前記搬送速度よりも速い周速でローラを回転させるとともに、前進時においては、後退時よりも小さなピンチ圧で前記連続用紙を挟むことを特徴とする用紙搬送装置に関する。
連帳プリンタにおいては、通常、ドライブローラで連続用紙を前進または後退させ、バックテンションローラで連続用紙を所定のピンチ圧で挟むことにより、前記連続用紙にテンションを付与している。そして、前記バックテンションローラにおいてはピンチ圧を強めると連続用紙により大きなテンションが加わり、ピンチ圧を弱めるとテンションは小さくなる。したがって、前記バックアップローラにおけるピンチ圧を制御することにより、連続用紙に加わるテンションを制御できる。
前記用紙搬送装置においては、バックテンションローラ部で前進時のピンチ圧を後退時よりも小さく設定しているので、前進時に連続用紙に付与されるテンションは後退時よりも小さくなる。
したがって、請求項1のところで述べたように、前記連続用紙の前進時においてドライブローラおよびバックテンションローラを駆動する駆動系にかかる負担を低減できる。また、連続用紙の表面にテカリが生じて画像品質が低下することが防止される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の用紙搬送装置において、前記バックテンションローラ部が、後退時のピンチ圧よりも前進時のピンチ圧が弱くなるように、前進時と後退時とでピンチ圧を変更するピンチ圧変更手段を備えることを特徴とする用紙搬送装置に関する。
前記用紙搬送装置では、連続用紙の後退時には前記ピンチ圧変更手段で前記ピンチ圧を増大させることにより前記連続用紙のテンションを増加させ、前記連続用紙の前進時においては、前記ピンチ圧変更手段で前記ピンチ圧を減少させて前記連側用紙のテンションを減少させる。
このように、前記用紙搬送装置においては、ピンチ圧変更手段においてバックテンションローラにおけるピンチ圧を増減させることにより、前進時と更新時とで連続用紙のテンションを変化させることができる。
請求項2または3に記載の用紙搬送装置において、前記記録手段において連続用紙を案内する画像形成ガイドと、前記連続用紙が略円筒状に湾曲して搬送されるR部に設けられたRガイドとを設ければ、前記画像形成ガイドと前記Rガイドとで連続用紙が案内されるから、特にスキューが生じ難く、高い印刷精度が得られる。
請求項4に記載の発明は、連続用紙を前進および後退させる請求項2または3に記載の用紙搬送装置と、連続用紙が前記用紙搬送装置で前進方向に搬送されているときに、前記連続用紙に画像を記録する記録手段とを備えてなることを特徴とする連帳プリンタに関する。
請求項1および2のところで述べた理由により、前記連帳プリンタにおいては、前進時における駆動系の負荷が少なく、また、連続用紙表面にテカリが生じて画像の品質が低下することが効果的に防止できる。更に、連続用紙のスキューの発生も防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の連帳プリンタにおいて、前記記録手段において1または複数の画像の印刷が終了すると、前記用紙搬送装置が前記連続用紙を減速停止させた後、所定距離だけ後退させ、次いで所定の速度まで加速して次の印刷を行うことを特徴とする連帳プリンタに関する。
前記連帳プリンタによれば、1回の印刷が終了してから次の印刷を開始する場合においても、画像と画像との間に大きな空白が生じることがないから、連続用紙に無駄なく画像を記録できる。
ここで、1回の印刷においては、複数枚の画像を連続的に記録してもよいし、一枚の画像のみを記録して終了してもよい。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の連帳プリンタにおいて、前記記録手段が、露光により潜像が形成される感光ドラムと、前記感光ドラムの潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成するトナー画像形成部と、前記トナー画像形成部で形成されたトナー画像を前記連続用紙に転写する転写部と、前記転写部よりも下流側に位置し、前記転写部で連続用紙に転写されたトナー画像を非接触で定着させる非接触定着部とを備える電子写真式記録手段であり、前記用紙搬送装置が備えるバックテンションローラ部は、前記電子写真式記録手段における転写手段より上流側に位置し、ドライブローラは、前記電子写真式記録手段における非接触定着部よりも下流側に位置する連帳プリンタに関する。
前記連帳プリンタは、本発明の連帳プリンタにおいて、記録手段として電子写真式記録手段を用いた例である。
以上説明したように、本発明によれば、連続用紙の前進時に駆動系に過大な負荷が加わることがなく、また、前進時にバックテンションローラに強く擦られることによる連続用紙表面のテカリなどの問題もない連帳プリンタが提供される。
1.実施形態1
以下、図面を参照して本発明の形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、実施形態1に係る連帳プリンタ1000は、連続用紙Pを搬送方向aに沿って搬送しながら画像を記録する画像記録部2と、搬送方向aに沿って画像記録部2の下流側に位置するドライブローラ部3と、搬送方向aに対して画像記録部2よりも上流側に設けられた送出し部4とを有する。画像記録部2は、本発明のプリンタにおける記録手段に相当し、中でも電子写真式記録手段に相当する。バックテンションローラ部1は、送出し部4に設けられている。
画像記録部2は、図1において矢印bで示すように時計回り方向に回転するとともに、表面にトナー画像が形成される感光ドラム20と、感光ドラム20の表面を帯電させる帯電コロトロン24と、回転方向bに沿って帯電コロトロン24よりも下流側に位置し、感光ドラム20を像様露光して潜像を形成するLED露光光学系26と、LED露光光学系26で感光ドラム20の表面に形成された潜像にトナーを付着させて現像する現像部28と、感光ドラム20に形成されたトナー画像を連続用紙Pに転写する転写部22とを備える。現像部は、本発明のプリンタにおけるトナー画像形成部に相当する。
感光ドラム20は、図1において矢印bで示すように時計回り方向に回転する。そして、帯電コロトロン24、LED露光光学系26、現像部28、および転写部22は、矢印bの示す方向に従って感光ドラム20を取り囲むように配置されている。
転写部22には、感光ドラム20に臨むように転写コロトロン22Aが設けられている。また、転写部22の前後には、画像が正しく転写されるように連続用紙Pを案内する転写ガイド25が連続用紙Pの搬送経路の両側に設けられている。転写ガイド25は、本発明における画像形成ガイドに相当する。ここで、連続用紙Pの搬送経路における転写部22近傍部分は、感光ドラム20に向かって突出するように略円筒状に湾曲しているので、転写ガイド25も前記搬送経路の湾曲に合わせた扇形の形状を有している。転写ガイド25の近傍には、連続用紙Pのスキューを補正するアライニングローラ25Aと、連続用紙Pの搬送経路を挟んでアライニングローラ25Aとは反対側に配設されたバックアップローラ25Bとが設けられている。アライニングローラ25Aおよびバックアップローラ25Bは、何れも搬送方向aに沿って転写ガイド25に近接するように搬送方向aに対して傾斜して設けられている。
転写部22の回転方向bに沿って下流側には、感光ドラム20の表面を除電させる除電コロトロン27、および除電コロトロン27で除電した感光ドラム20の表面からトナーを除去するクリーナ29が設けられている。
搬送方向aに沿って転写部22の下流側にはフラッシュ定着装置21が設けられている。フラッシュ定着装置21は、本発明のプリンタの備える非接触定着手段に相当する。フラッシュ定着装置21と転写部22との間には、転写部22を通過した連続用紙Pをフラッシュ定着装置21に案内する一群のローラである案内ローラ群23が設けられている。
送出し部4には、搬送方向aに沿って下流側から、互いに接触しつつ回転する2対の従動ローラである案内ローラ組4Aと、所定の搬送経路に沿って連続用紙Pを案内するRガイド4Bと、バックテンションローラ部1と、連続用紙Pを送り出す送り出しローラユニット4Cとが設けられている。
送り出し部4は連続用紙Pの搬送経路が略円筒状に湾曲しているR部に設けられているので、Rガイド4Bは、図2および図3に示すように、前記R部を構成する部分円筒状の主ガイド部材4Dと、主ガイド部材4Dを両側から挟むように配設された1対の扇形板状の部材である副ガイド部材4Eとから構成される。なお、図2および図3において、紙面に対して手前側の副ガイド部材4Eは省略されている。主ガイド部材4Dには3個の開口部が設けられている。そして、案内ローラ組4Aを構成する4個のローラのうちの内側に位置する2個の内側案内ローラ4G、および後述するバックテンションローラ10Aは、周縁部が前記開口部のそれぞれから外側に突出するように、主ガイド部材4Dの内側に軸支されている。
以下、バックテンションローラ部1の構成の詳細について説明する。
バックテンションローラ部1は、図2および図3に示すように、連続用紙Pの搬送経路を挟むように配置されたバックテンションローラ10Aと、所定の圧力でバックテンションローラ10Aに押圧されて従動回転するピンチローラ10Bと、ピンチローラ10Bをバックテンションローラ10Aに向かって押圧して連続用紙Pにピンチ圧を加えるコイルバネ10Cと、ステッピングモータ(図示せず。)によって回転してコイルバネ10Cの変位量を切り替える偏心カム10Dと、一端にコイルバネ10Cの一端が取りつけられ、他端にピンチローラ10Bが軸支されているL字型のリンク10Eとを備える。リンク10Eは、軸10Fの回りに回動可能に設けられている。また、コイルバネ10Cにより、リンク10Eは偏心カム10Dに向かって付勢されている。
コイルバネ10Cが収縮すると、リンク10Eの一端は図2および図3における上方に引き上げられるから、リンク10Eは、軸10Fの回りに、図2および図3における時計回り方向に回動する。したがって、リンク10Eの他端に位置するピンチローラ10Bはバックテンションローラ10Aに向かって押圧される。換言すれば、コイルバネ10Cの収縮力は、リンク10Eによってピンチローラ10Bをバックテンションローラ10Aに押圧する押圧力に変換される。
一方、バックテンションローラ10Aは、駆動モータ(図示せず。)により、連続用紙Pが搬送方向aに沿って搬送されるとき、言い換えれば前進時には、ドライブローラ部3における送り速度よりも遅い周速で搬送方向aと同方向に回転し、連続用紙Pが搬送方向aとは反対の方向に搬送されるとき、言い換えれば後退時には、ドライブローラ部3における送り速度よりも速い周速で搬送方向aとは反対の方向に回転する。
これにより、連続用紙Pに張力が付与される。
ピンチローラ10Bをバックテンションローラ10Aに押圧する押圧力、即ちピンチ圧は、リンク10Eの一端に加えられるコイルバネ10Cの荷重を切り替えることにより増減させている。前記コイルバネ10Cの荷重を切り替える動作について以下に説明する。
コイルバネ10Cからリンク10Eに加えられる荷重が小さな状態を図2に示し、前記荷重が大きな状態を図3に示す。
図2に示すように、偏心カム10Dにおける回転中心から外周面までの距離の大きな部分がリンク10Eに当接しているときは、リンク10Eは、コイルバネ10Cの収縮力に抗して図2における反時計回り方向に回動しようとし、換言すればバックテンションローラ10Aから遠ざかろうとする。したがって、前記ピンチ圧は低くなる。
一方、図3に示すように、偏心カム10Dにおける回転中心から外周面までの距離の小さな部分がリンク10Eに当接しているときは、リンク10Eは、コイルバネ10Cの収縮力によって図3における時計回り方向に回動しようとし、換言すればバックテンションローラ10Aにより強く押圧される。したがって、前記ピンチ圧は高くなる。
前記前進時には、ステッピングモータによって偏心カム10Dが図2の位置に回転することにより、前記ピンチ圧は低い圧力に設定され、前記後退時には、偏心カム10Dが図3の位置に回転することにより、前記ピンチ圧はより高い圧力に設定される。これにより、前記ピンチ圧は、後退時においては、前進時よりも高い押圧力に変更される。
以上、コイルバネ10Cによってピンチローラ10Bをバックテンションローラ10Aに押圧する例について説明したが、バックテンションローラ部1においては、ピンチローラ10Bをバックテンションローラ10Aに向かって付勢するのに、コイルバネ10Cに替えて板バネや捻りコイルバネ、捻り棒バネなどの各種バネを用いることができる。
また、バックテンションローラ10Aおよびピンチローラ10Bは、主ガイド部材4Dの巾方向に沿って複数設けてもよい。この場合、バックテンションローラ10Aおよびピンチローラ10Bは、主ガイド部材4Dの全幅に亘って設けることが好ましく、また、各バックテンションローラ10Aが、主ガイド部材4Dを挟んでピンチローラ10Bに相対するように設けることが好ましい。
ドライブローラ部3は、連続用紙Pを前進または後退させるドライブローラ3Aと、連続用紙Pの搬送経路を挟んでドライブローラ3Aの反対側に位置するピンチローラ3Bとを備える。
ドライブローラ3Aおよびピンチローラ3Bと連続用紙Pとの間で滑りが生じないように、ドライブローラ3Aおよびピンチローラ3Bとは互いに押圧され、ドライブローラ3Aおよびピンチローラ3Bから連続用紙Pにピンチ圧が付与される。
次に、実施形態1に係る連帳プリンタの作用について説明する。
前進時においては、ドライブローラ部3において、ドライブローラ3Aが所定の周速で図1において矢印cで示すように反時計回り方向に回転するとともに、バックテンションローラ部1において、バックテンションローラ10Aは、ドライブローラ3Aの周速の97〜99%の周速で時計回り方向に回転する。ここで、ドライブローラ3Aが反時計回り方向に回転し、バックテンションローラ10Aが時計回り方向に回転するとき、連続用紙Pは矢印aの方向に搬送される。これにより、連続用紙Pは一定のテンションが負荷されて緊張した状態で、ドライブローラ3Aの周速と等しい所定の搬送速度で矢印aの方向に搬送される。
画像記録部2においては、感光ドラム20は、帯電コロトロン24によって表面が帯電され、LED光学系26によって像様露光されて表面に潜像が形成される。そして、現像部28において前記潜像にトナーが付着されてトナー画像が形成される。
転写部22に導入された連続用紙Pは、転写コロトロン22Aによって、前記トナー画像を形成するトナーとは反対の極性に帯電される。これにより、感光ドラム20表面のトナー画像は連続用紙Pに転写される。
転写部22でトナー画像が転写された連続用紙Pは、フラッシュ定着装置21においてフラッシュ光を照射されることにより瞬間的に加熱される。これにより、トナーが溶融してトナー画像が連続用紙Pの表面に定着される。
表面のトナー画像を連続用紙Pに転写後の感光ドラム20は、除電コロトロン27によって除電され、連続用紙Pに転写されないで表面に残存しているトナーは、クリーナ29によって除去される。
上述の手順でたとえばn枚の画像が連続用紙Pに連続的に記録されて印刷を終了させた後に次の印刷を行う場合について、以下、図4を用いて説明する。
n番目の画像である画像nの記録が丁度終了した状態を図4において(A)に示す。図4において、二点鎖線は、転写部22においてトナー画像を連続用紙Pに転写する基準位置を示す。画像nの記録が終了すると、ドライブローラ部3は減速を開始し、同図において(B)に示すように、画像nの搬送方向aに対して上流側の端縁が距離dだけ行き過ぎたところで連続用紙Pが停止する。
連続用紙Pが停止したら、同図において(C)に示すように、搬送方向aに対して反対方向である矢印a´の方向に搬送して連続用紙Pを距離2dだけ後退させる。
後退時には、ドライブローラ部3において、ドライブローラ3Aは所定の周速で矢印cとは反対の方向に回転するとともに、バックテンションローラ部1において、バックテンションローラ10Aがドライブローラ3Aの周速の101〜103%の周速で反時計回り方向に回転する。ここで、ドライブローラ3Aが時計回り方向に回転し、バックテンションローラ10Aが反時計回り方向に回転するとき、連続用紙Pは矢印aとは反対の方向に搬送される。これにより、連続用紙Pは一定のテンションが負荷されて緊張した状態で、ドライブローラ3Aの周速と等しい所定の搬送速度で矢印aとは反対の方向に搬送される。
連続用紙Pが距離2dだけ後退したら、前記(C)の位置から矢印a方向に加速を開始し、連続用紙Pを再び前進させる。そして、同図において(D)に示すように、画像nの上流側端縁が基準位置を通過したら連続用紙Pを一定速度で走行させるとともに、所定時間経過後に、同図において(E)に示すように次の画像である画像n+1を記録する。
前記一連の印刷が終了してから次の印刷を開始するまでの連続用紙Pの一連の動きと連続用紙Pに加えられるテンションとの関係を図5に示す。図5において(A)は、連続用紙Pの速度の時間変化を示し、(B)は実施形態1に係る連帳プリンタ1000におけるテンションの時間変化を、(C)は従来の連帳プリンタにおけるテンションの時間変化を示す。
図5の(C)から判るように、従来の連帳プリンタにおいては、前進時においてもバックテンションローラ10のピンチ圧は後退時と等しく、したがって連続用紙のテンションも後退時と等しい。
これに対し、図5において(B)に示すように、連帳プリンタ1000においては、前進時においては、偏心カム10Dを図2の位置に回転させてバックテンションローラ部1におけるピンチ圧を弱めている。一方、後退時においては、偏心カム10Dを図3の位置に回転させて前記ピンチ圧を強めている。従って、前進時においては、連続用紙Pには後退時よりも弱いテンションしか付与されない。
なお、上記の実施の形態では、n枚の画像を記録した後、印刷を休止していたが、画像を1枚記録する毎に印刷を休止し、次の印刷データの入力を待って次の印刷を行うようにしてもよい。
実施形態1の連帳プリンタ1000においては、前述のように、連続用紙Pの前進時には後退時よりもバックテンションローラ10のピンチ圧を弱くしているから、連続用紙Pに付与されるテンションそのものも、前進時においては後退時よりも弱くなる。ここで、連続用紙Pを前進方向に搬送する搬送距離は、後退方向に搬送する搬送距離よりもずっと長いから、ドライブローラ部3およびバックテンションローラ部1を駆動する駆動系にかかる負担を低減できる。
また、連続用紙Pがバックテンションローラ10に擦られる度合いが小さくなるから、連続用紙Pの表面にテカリが生じて画像品質が低下することが防止される。
更に、ドライブローラ部3やバックテンションローラ部1、案内ローラ群23、案内ローラ群7のローラ、およびRガイド4B、転写ガイド25の並行度にはどうしても若干の誤差がある。また、前進時の方が後退時よりも搬送速度が速い。したがって、前進時に連続用紙Pに過大なテンションを加えるとスキューが生じる可能性がある。
しかし、連帳プリンタ1000においては、前進時のテンションを低く抑えることができるから、前記ローラやガイドの並行度が完全に出ていなくても前進時にスキューが生じ難い。尚、後退時には用紙に強いテンションを掛けるが、後退時の搬送速度は遅いので、スキューが生じる可能性は小さい。
なお、連帳プリンタ1000においては画像記録部2として電子写真型記録装置を用いた例について説明したが、画像記録部2は、連続式インクジェット式記録装置、バブルジェット(R)式記録装置、ピエゾ素子型インクジェット式記録装置、静電型インクジェット式記録装置、昇華型感熱記録装置、熱溶融型感熱記録装置、インパクト式記録装置などであってもよい。
本発明は、連続用紙に電子写真式記録手段によって画像を形成する連帳プリンタに好適に適用できる。
また、インパクト式の記録手段やインクジェット式記録手段プリンタ、昇華型感熱式記録手段、または熱溶融型感熱記録手段を備える連帳プリンタにも好適に適用できる。
図1は、実施形態1に係る連帳プリンタの構成を示す概略図である。 図2は、図1に示す連帳プリンタの備えるドライブローラ部においてピンチ圧を強めたときの各部材の相対的な位置関係を示す拡大図である。 図3は、図1に示す連帳プリンタの備えるドライブローラ部においてピンチ圧を弱めたときの各部材の相対的な位置関係をを示す拡大図である。 図4は、実施形態1に係る連帳プリンタにおいてn枚の画像を連続用紙に連続的に記録した後に印刷を終了させ、次の印刷を行う場合の連続用紙Pの動きを示す概略平面図である。 図5は、実施形態1に係る連帳プリンタにおいて連続用紙を前進および後退させるときのテンションの時間変化を示すグラフである。
符号の説明
1 バックテンションローラ部
2 画像記録部
3 ドライブローラ部
3A ドライブローラ
3B ピンチローラ
4A 案内ローラ組
4B Rガイド
4C ローラユニット
7 案内ローラ群
10A バックテンションローラ
10B ピンチローラ
20 感光ドラム
21 フラッシュ定着装置
22A 転写コロトロン
22 転写部
25 転写ガイド
1000 連帳プリンタ

Claims (6)

  1. 連続用紙を前進させつつ画像を記録し、後退させて前記連続用紙の位置決めをする連帳プリンタにおいて連続用紙を搬送する用紙搬送方法であって、
    前記連続用紙の前進時には、後退時よりも小さなテンションで前記連続用紙を搬送することを特徴とする用紙搬送方法。
  2. 連続用紙を前進させつつ画像を記録し、後退させて前記連続用紙の位置決めをする連帳プリンタにおいて連続用紙を前進または後退させる用紙搬送装置であって、
    前記連帳プリンタにおいて連続記録用紙に画像を記録する記録手段の下流側に配設され、前記連続用紙を所定の搬送速度で前進または後退させるドライブローラ部と、前記記録手段の上流側に配設され、前進時および後進時に、前記連続用紙を所定のピンチ圧で挟んでテンションを付与するバックテンションローラ部とを備え、
    前記バックテンションローラ部においては、前進時には連続用紙の搬送速度よりも遅い周速で、後退時には前記搬送速度よりも速い周速でローラを回転させるとともに、前進時においては、後退時よりも小さなピンチ圧で前記連続用紙を挟むことを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 前記バックテンションローラ部は、後退時のピンチ圧よりも前進時のピンチ圧が弱くなるように、前進時と後退時とでピンチ圧を変更するピンチ圧変更手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 連続用紙を前進および後退させる請求項2または3に記載の用紙搬送装置と、
    連続用紙が前記用紙搬送装置で前進方向に搬送されているときに、前記連続用紙に画像を記録する記録手段とを
    備えてなることを特徴とする連帳プリンタ。
  5. 前記記録手段において1または複数の画像の印刷が終了すると、前記用紙搬送装置は、前記連続用紙を減速停止させた後、所定距離だけ後退させ、次いで所定の速度まで加速して次の印刷を行うことを特徴とする請求項4に記載の連帳プリンタ。
  6. 前記記録手段は、露光により潜像が形成される感光ドラムと、前記感光ドラムの潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成するトナー画像形成部と、前記トナー画像形成部で形成されたトナー画像を前記連続用紙に転写する転写部と、前記転写部よりも下流側に位置し、前記転写部で連続用紙に転写されたトナー画像を非接触で定着させる非接触定着部とを備える電子写真式記録手段であり、
    前記用紙搬送装置が備えるバックテンションローラ部は、前記電子写真式記録手段における転写手段より上流側に位置し、ドライブローラ部は、前記電子写真式記録手段における非接触定着部よりも下流側に位置する請求項4または5に記載の連帳プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010069666A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
EP2915678A1 (en) * 2014-03-05 2015-09-09 Seiko Epson Corporation Image recording apparatus and sheet transfer method
US10095167B2 (en) 2016-04-26 2018-10-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus for controlling a fixing unit and non-transitory computer readable medium for the same

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