JP2006248687A - 駆動系位置制御装置、駆動系位置制御方法および駆動系位置制御プログラム - Google Patents

駆動系位置制御装置、駆動系位置制御方法および駆動系位置制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エンコーダセンサが読み取るスケールの繋ぎ目による誤差の影響を低減し、高精度な停止位置制御を行うことを課題とする。
【解決手段】ベルトスケールの繋ぎ目405が、直接エンコーダセンサ401、若しくは402のどちらか一方を通過しているとき、他方の直接エンコーダセンサはベルトスケール405の繋ぎ目による誤差の影響を受けることなくベルトスケール404を読み取ることが可能となる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサと、当該エンコーダセンサを補間するとともに当該被駆動回路の動きを間接的に読み取るエンコーダセンサとからなる駆動系位置制御装置、駆動系位置制御方法および駆動系位置制御プログラムに関する。
従来より、インクジェット記録方式の副走査記録紙搬送機構において、搬送ローラや搬送ベルトによる搬送方式が一般的に用いられている。例えば、搬送ローラ軸上にコードホイールを設置し、このコードの値をエンコーダセンサで読み取り、記録紙の送り量を制御している(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−263281号公報
しかし、この方式では、搬送ローラの偏心、振れ、温度変化や駆動プーリ、あるいは、コードホイールの偏心、振れ、また、搬送ベルトの厚み偏差等の部品精度、組付け精度の影響等の積み上げにより、精度の良い停止位置制御を行うのが難しいという問題がある。
よって、この問題を解決するため、搬送ベルトにスケールをふり、ベルトの動きを直接読み取るエンコーダセンサとあわせて利用する方式が考えられている。ところが、この方式では、搬送ベルトに貼り付けるスケールの繋ぎ目によって、エンコーダセンサに読み取り誤差を生じるというが問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術を解決するためになされるものであり、エンコーダセンサが読み取るスケールの繋ぎ目による誤差の影響を低減し、高精度な停止位置制御が可能な駆動系位置制御装置、駆動系位置制御方法および駆動系位置制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサと、当該エンコーダセンサを補間するとともに当該被駆動回路の動きを間接的に読み取るエンコーダセンサとからなる駆動回路位置制御装置であって、前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを所定の個数用いて、当該エンコーダセンサが被駆動回路の動きを読み取る際に、当該被駆動回路に設置されたスケールのつなぎ目による誤差によって発生する読み取り誤差を補間する誤差補間手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、前記誤差補正手段は、前記被駆動回路の動きを読み取る所定の個数のエンコーダセンサいずれかを、前記スケールの繋ぎ目にかからないように設置し、当該つなぎ目を読み取ったエンコーダセンサの情報を破棄することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、前記誤差補正手段は、前記エンコーダセンサにより読み取られたパルス信号のカウンタエラーの情報を破棄することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、前記被駆動回路の動きを読み取るエンコーダセンサを二個用いることにより、当該エンコーダセンサのどちらか一方、あるいは、両方のカウンタエラーを検知するエラー検知手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを二個直列に配置することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、前記二個直列に配置されるエンコーダセンサの配置間隔を、前記被駆動回路が紙送りを行う際の一動作の距離より長く取ることを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、前記被駆動回路に各々の繋ぎ目が横に並ばないように二個のスケールを設置し、当該スケールのそれぞれを読み取る二個のエンコーダセンサを並列に配置することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、前記二個のスケールの繋ぎ目が横に並ばないようにするためのずらし量を、前記被駆動回路が紙送りを行う際の一動作の距離より長く取ることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサと、当該エンコーダセンサを補間するとともに当該被駆動回路の動きを間接的に読み取るエンコーダセンサとからなる駆動回路位置制御方法であって、前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを所定の個数用いて、当該エンコーダセンサが被駆動回路の動きを読み取る際に、当該被駆動回路に設置されたスケールのつなぎ目による誤差によって発生する読み取り誤差を補間する誤差補間工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサと、当該エンコーダセンサを補間するとともに当該被駆動回路の動きを間接的に読み取るエンコーダセンサとからなる駆動系位置制御方法をコンピュータに実行させる駆動回路位置制御プログラムであって、前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを所定の個数用いて、当該エンコーダセンサが被駆動回路の動きを読み取る際に、当該被駆動回路に設置されたスケールのつなぎ目による誤差によって発生する読み取り誤差を補間する誤差補間手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1、9および10にかかる発明によれば、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを2個用い、直接的に読み取るエンコーダセンサが感知するベルトスケールのつなぎ目による誤差をそれぞれが補間するので、直接的にみるエンコーダセンサがスケールのつなぎ目による誤差の影響を低減することができ、高精度停止位置制御が可能となる。
また、請求項2にかかる発明によれば、どちらかのエンコーダセンサが、ベルトスケールのつなぎ目にかかった時には、もう一方センサはつなぎ目にかからない構成をとり、センサを同時に監視してつなぎ目を検知したセンサの情報を破棄することで、常にスケールのつなぎ目のかかっていないセンサの情報を利用できるので、スケールのつなぎ目による誤差の影響を低減し高精度停止位置制御が可能となる。
また、請求項3にかかる発明によれば、2つのセンサを同時に監視してセンサによるパルスのカウントエラーを検知することでスケールのつなぎ目を検知することができ、つなぎ目を検知したセンサの情報を破棄することで、常にスケールのつなぎ目のかかっていないセンサの情報を利用できるので、スケールのつなぎ目による誤差の影響を低減し高精度停止位置制御が可能となる。
また、請求項4にかかる発明によれば、2つのセンサを同時に監視して、どちらか一方にカウンタエラーが発生したときはつなぎ目を検知したことなり、両方のセンサに同時にカウントエラーが発生した場合はベルト滑りが発生したことを検知したことになるので、ベルト滑りを検知することができ、高精度停止位置制御が可能となる。
また、請求項5にかかる発明によれば、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサ2個を、直列に配置して同一のスケールを読み取る構成を持つことで、2個のセンサが同時につなぎ目を検知することを防ぐことができるので、必ずどちらか一方のセンサがつなぎ目の影響をうけていない情報を得ることができ、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
また、請求項6にかかる発明によれば、直列に配置するセンサの間隔を紙送りの1動作で動く距離(1スキャン分の距離)より長く取ることにより、1スキャンの動作でつなぎ目がどちらか一方のセンサしか通過しないので、1スキャン動作中においてどちらかのセンサは必ずつなぎ目の影響を受けない情報を得るでき、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
また、請求項7にかかる発明によれば、被駆動回路にスケール2個を、それぞれのつなぎ目が横に並ばないようにずらして搭載し、それぞれのスケールを読み取るための2つのセンサを並列に配置して、センサ2個が各々別のスケールを読み取る構成を持つことので、必ずどちらかのセンサがつなぎ目の影響をうけていない情報を得ることができ、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
また、請求項8にかかる発明によれば、被駆動回路にスケール2個を、それぞれのつなぎ目を横に並ばないようにずらして搭載するときのずらし量を、紙送りの1動作で動く距離(1スキャン分の距離)より長く取ることにより、1スキャンの動作でつなぎ目がどちらか一方のセンサしか通過しないので、1スキャン動作中においてどちらかのセンサは必ずつなぎ目の影響を受けない情報を得ることができ、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる駆動系位置制御装置、駆動系位置制御方法および駆動系位置制御プログラムの最良な実施例を詳細に説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係る駆動系位置制御装置の概要および特徴、構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図2、図4および図5を用いて、実施例1に係る駆動系位置制御装置の概要および特徴を説明する。図2は、実施例1に係る駆動系位置制御装置の概要を示す図である。図4は、実施例1に係る駆動系位置制御装置の直接エンコーダセンサを直列配置した場合を示す図である。図5は、実施例1に係る駆動系位置制御装置の直接エンコーダセンサを並列配置した場合を示す図である。
同図に示すように、この駆動系位置制御装置は、紙等を搬送する搬送ベルト202の裏に設置されたベルトスケール204(例えば、白・黒等間隔のライン)を直接エンコーダセンサ203に読み取らせるとともに、駆動モータ201の外周に設置されたロータリースケール206(例えば、透明・黒等の等間隔のライン)を間接エンコーダセンサ205に読み取らせる。そして、ベルトスケール204やロータリースケール206の繋ぎ目が原因のスケール読み取り誤差を補間し、それぞれのセンサから出力されるエンコーダセンサ信号に基づいて、搬送ベルト202の位置制御を行う。
このような概要を有する駆動系位置制御装置は、上記したスケール読み取り誤差の補間に主たる特徴があり、具体的には、図4に示すように、直接エンコーダセンサをベルトスケール404に対して2個直列に設置することにより、スケール読み取り誤差を補間する。つまり、ベルトスケールの繋ぎ目405が、直接エンコーダセンサ401、若しくは402のどちらか一方を通過しているとき、他方の直接エンコーダセンサはベルトスケール405の繋ぎ目による誤差の影響を受けることなくベルトスケール404を読み取ることが可能となる。
なお、2つのセンサ(401および402)の配置する間隔を、搬送ベルト403が、印刷時の紙送りにおいて1動作で動く距離(405:1スキャン分の距離)よりも大きくすることで(407)、1スキャン動作で2つのセンサ(401および402)の両方をつなぎ目(405)が通過することを防止し、1スキャン動作中では必ず2つのセンサのうち1つがつなぎ目(405)の影響を受けずにスケールを読み取ることが可能となる。
また、図5に示すように、直接エンコーダセンサをベルトスケール504に対して2個並列に設置することにより、スケール読み取り誤差を補間する。つまり、2つのベルトスケール(504および505)それぞれの読み取りのためのセンサ(502および503)を並列に並べて設置することで、スケールのつなぎ目(506および507)が同時にセンサ(502および503)に検出されることを防止し、1スキャン動作中では必ず2つのセンサのうち1つがつなぎ目の影響を受けずにスケールを読み取ることが可能となる。
なお、このとき、双方のベルトスケールのスケールのつなぎ目(506および507)の離す距離を、搬送ベルト501が、印刷時の紙送りにおいて1動作で動く距離よりも大きくすることで、1スキャン動作で2つのセンサの両方をつなぎ目が通過することを防止し、1スキャン動作中では必ず2つのセンサのうち1つがつなぎ目の影響を受けずにスケールを読み取ることが可能となる。
[駆動系位置制御装置(実施例1)]
続いて、図1を用いて、実施例1に係る駆動系位置制御装置の構成を説明する。図1は、実施例1に係る駆動系位置制御装置の構成を示すブロック図である。
駆動系位置制御装置は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、操作表示部104と、位置制御カウンタ部105と、駆動制御部107と、エンコーダセンサ入力部110とをシステムバス106で接続して構成される。駆動制御部107は、ドライバ部108とモータ部109を制御し、エンコーダセンサ入力部110は、間接エンコーダセンサ111と直接エンコーダセンサ112および113を制御する。
位置制御カウンタ部は、各エンコーダセンサから出力されエンコーダセンサ入力部110に入力された信号を処理する処理部であり、駆動制御部は、モータを駆動し、PWM波形やステッピングモータの励磁相等を発生するブロックであり、ドライバ部108は、モータ駆動回路であり、エンコーダセンサ入力部110は、入力信号のチャタリングをとることなどを行うブロックである。
[エラーカウントの破棄(実施例1)]
続いて、実施例1に係る駆動系位置制御装置を構成する直接エンコーダセンサが出力するエラーカウント破棄のタイミングを説明する。図3は、実施例1に係る直接エンコーダセンサのエラーカウント破棄時のタイミングチャートを示す図である。
同図に示すように、駆動系位置制御装置は、間接エンコーダセンサ205のパルス(301)によるパルスカウンタ値(303)によって、直接エンコーダセンサ203のパルス(302)のパルスカウンタ値(304)がカウントアップするまでの間隔を計測して、位置制御のための位置情報を得る。そして、ベルトスケール204につなぎ目の無い部分を処理している場合は、直接エンコーダセンサ203のパルスカウント値(304)がm、m+1、m+2・・・とカウントアップするまでの間隔は、間接エンコーダセンサ205のパルスカウント値(n,n+1、n+2・・・)がほぼ一定で、搬送ローラの偏心、振れ、温度変化や駆動プーリ、あるいは、コードホイールの偏心、振れ、また、搬送ベルトの厚み偏差等の部品精度、組付け精度の影響等による誤差分によるばらつきが見られるだけである。
ところがベルトスケール204のつなぎ目が直接エンコーダセンサ203にかかった場合、305にしめすようにスケールのつなぎ目によるパルス抜け(306)が発生する。このとき、直接エンコーダセンサ203のパルスカウント値(304)がm、m+1、m+2・・・とカウントアップするまでの間隔は、間接エンコーダセンサ205のパルスカウント値(n,n+1、n+2・・・)の何倍かの値を示す。このとき、ベルトスケール204のつなぎ目をパルスカウンタのエラーとして検知する。
なお、上記した2つのセンサで同時にベルトスケール204のつなぎ目にかかったときと同様のエラーを検知した場合には、ベルトスケール204のつなぎ目の検知ではなくベルト滑りが発生したと判断することが可能である。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを2個用い、直接的に読み取るエンコーダセンサが感知するベルトスケールのつなぎ目による誤差をそれぞれが補間するので、直接的にみるエンコーダセンサがスケールのつなぎ目による誤差の影響を低減することができ、高精度停止位置制御が可能となる。
また、実施例1によれば、どちらかのエンコーダセンサが、ベルトスケールのつなぎ目にかかった時には、もう一方センサはつなぎ目にかからない構成をとり、センサを同時に監視してつなぎ目を検知したセンサの情報を破棄することで、常にスケールのつなぎ目のかかっていないセンサの情報を利用できるので、スケールのつなぎ目による誤差の影響を低減し高精度停止位置制御が可能となる。
また、実施例1によれば、2つのセンサを同時に監視してセンサによるパルスのカウントエラーを検知することでスケールのつなぎ目を検知することができ、つなぎ目を検知したセンサの情報を破棄することで、常にスケールのつなぎ目のかかっていないセンサの情報を利用できるので、スケールのつなぎ目による誤差の影響を低減し高精度停止位置制御が可能となる。
また、実施例1によれば、2つのセンサを同時に監視して、どちらか一方にカウンタエラーが発生したときはつなぎ目を検知したことなり、両方のセンサに同時にカウントエラーが発生した場合はベルト滑りが発生したことを検知したことになるので、ベルト滑りを検知することができ、高精度停止位置制御が可能となる。
また、実施例1によれば、被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサ2個を、直列に配置して同一のスケールを読み取る構成を持つことで、2個のセンサが同時につなぎ目を検知することを防ぐことができるので、必ずどちらか一方のセンサがつなぎ目の影響をうけていない情報を得ることができ、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
また、実施例1によれば、直列に配置するセンサの間隔を紙送りの1動作で動く距離(1スキャン分の距離)より長く取ることにより、1スキャンの動作でつなぎ目がどちらか一方のセンサしか通過しないので、1スキャン動作中においてどちらかのセンサは必ずつなぎ目の影響を受けない情報を得るでき、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
また、実施例1によれば、被駆動回路にスケール2個を、それぞれのつなぎ目が横に並ばないようにずらして搭載し、それぞれのスケールを読み取るための2つのセンサを並列に配置して、センサ2個が各々別のスケールを読み取る構成を持つことので、必ずどちらかのセンサがつなぎ目の影響をうけていない情報を得ることができ、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
また、実施例1によれば、被駆動回路にスケール2個を、それぞれのつなぎ目を横に並ばないようにずらして搭載するときのずらし量を、紙送りの1動作で動く距離(1スキャン分の距離)より長く取ることにより、1スキャンの動作でつなぎ目がどちらか一方のセンサしか通過しないので、1スキャン動作中においてどちらかのセンサは必ずつなぎ目の影響を受けない情報を得ることができ、つなぎ目による誤差の影響のない情報を用いて高精度停止位置制御が可能となる。
ところで、これまで実施例1に係る駆動系位置制御装置について説明してきたが、以下の実施例2では、駆動系位置制御装置のハードウェア構成について説明する。図6は、実施例2に係る駆動系位置制御装置のハードウェア構成を示す図である。
同図に示すように、この駆動系位置制御装置は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複合機1全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。
CPU11は、複合機1の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
以上のように、本発明に係る駆動系位置制御装置、駆動系位置制御方法および駆動系位置制御プログラムは、複数のエンコーダセンサで位置制御を行う場合に有用であり、特に、エンコーダセンサが感知するスケールのつなぎ目による誤差を補間することに適する。
実施例1に係る駆動系位置制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る駆動系位置制御装置の概要を示す図である。 実施例1に係る直接エンコーダセンサのエラーカウント破棄時のタイミングチャートを示す図である。 実施例1に係る駆動系位置制御装置の直接エンコーダセンサを直列配置した場合を示す図である。 実施例1に係る駆動系位置制御装置の直接エンコーダセンサを並列配置した場合を示す図である。 実施例2に係る駆動系位置制御装置のハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
10 コントローラ
11 CPU
12 システムメモリ
12a ROM
12b RAM
13 ノースブリッジ
14 サウスブリッジ
15 AGP(Accelerated Graphics Port)
16 ASIC(Application Specific Integrated Circuit)
17 ローカルメモリ
18 HDD(Hard Disk Drive)
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作表示部
105 位置制御カウンタ部
106 システムバス
107 駆動制御部
108 ドライバ部
109 モータ部
110 エンコーダセンサ入力部
111 間接エンコーダセンサ
112 直接エンコーダセンサ
113 直接エンコーダセンサ2

Claims (10)

  1. 被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサと、当該エンコーダセンサを補間するとともに当該被駆動回路の動きを間接的に読み取るエンコーダセンサとからなる駆動系位置制御装置であって、
    前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを所定の個数用いて、当該エンコーダセンサが被駆動回路の動きを読み取る際に、当該被駆動回路に設置されたスケールのつなぎ目による誤差によって発生する読み取り誤差を補間する誤差補間手段を備えたことを特徴とする駆動系位置制御装置。
  2. 前記誤差補正手段は、前記被駆動回路の動きを読み取る所定の個数のエンコーダセンサいずれかを、前記スケールの繋ぎ目にかからないように設置し、当該つなぎ目を読み取ったエンコーダセンサの情報を破棄することを特徴とする請求項1に記載の駆動系位置制御装置。
  3. 前記誤差補正手段は、前記エンコーダセンサにより読み取られたパルス信号のカウンタエラーの情報を破棄することを特徴とする請求項2に記載の駆動系位置制御装置。
  4. 前記被駆動回路の動きを読み取るエンコーダセンサを二個用いることにより、当該エンコーダセンサのどちらか一方、あるいは、両方のカウンタエラーを検知するエラー検知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の駆動系位置制御装置。
  5. 前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを二個直列に配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の駆動系位置制御装置。
  6. 前記二個直列に配置されるエンコーダセンサの配置間隔を、前記被駆動回路が紙送りを行う際の一動作の距離より長く取ることを特徴とする請求項5に記載の駆動系位置制御装置。
  7. 前記被駆動回路に各々の繋ぎ目が横に並ばないように二個のスケールを設置し、当該スケールのそれぞれを読み取る二個のエンコーダセンサを並列に配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の駆動系位置制御装置。
  8. 前記二個のスケールの繋ぎ目が横に並ばないようにするためのずらし量を、前記被駆動回路が紙送りを行う際の一動作の距離より長く取ることを特徴とする請求項7に記載の駆動系位置制御装置。
  9. 被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサと、当該エンコーダセンサを補間するとともに当該被駆動回路の動きを間接的に読み取るエンコーダセンサとからなる駆動系位置制御方法であって、
    前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを所定の個数用いて、当該エンコーダセンサが被駆動回路の動きを読み取る際に、当該被駆動回路に設置されたスケールのつなぎ目による誤差によって発生する読み取り誤差を補間する誤差補間工程を含んだことを特徴とする駆動系位置制御方法。
  10. 被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサと、当該エンコーダセンサを補間するとともに当該被駆動回路の動きを間接的に読み取るエンコーダセンサとからなる駆動系位置制御方法をコンピュータに実行させる駆動系位置制御プログラムであって、
    前記被駆動回路の動きを直接的に読み取るエンコーダセンサを所定の個数用いて、当該エンコーダセンサが被駆動回路の動きを読み取る際に、当該被駆動回路に設置されたスケールのつなぎ目による誤差によって発生する読み取り誤差を補間する誤差補間手順をコンピュータに実行させることを特徴とする駆動系位置制御プログラム。

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