JP2012162003A - 画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012162003A JP2012162003A JP2011024419A JP2011024419A JP2012162003A JP 2012162003 A JP2012162003 A JP 2012162003A JP 2011024419 A JP2011024419 A JP 2011024419A JP 2011024419 A JP2011024419 A JP 2011024419A JP 2012162003 A JP2012162003 A JP 2012162003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- length
- unit
- width
- document
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】コストアップを抑えつつ、手差しトレイにおける用紙サイズ間違いによるミスプリントを低減することができる画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体を提供する。
【解決手段】長さ検知部を備え、両面読取りのために用紙を反転する反転部115と、手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付部101と、載置された用紙のサイズが未確定である場合に、用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断するとともに、長さ検知手段により検知された反転部115に給紙された用紙の長さが原稿の長さと一致するか否かを判断する判断部108と、用紙を反転部115に給紙する給紙制御部113と、用紙の長さが原稿の長さと一致しないと判断された場合、原稿を印刷しない印刷制御部114と、を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】長さ検知部を備え、両面読取りのために用紙を反転する反転部115と、手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付部101と、載置された用紙のサイズが未確定である場合に、用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断するとともに、長さ検知手段により検知された反転部115に給紙された用紙の長さが原稿の長さと一致するか否かを判断する判断部108と、用紙を反転部115に給紙する給紙制御部113と、用紙の長さが原稿の長さと一致しないと判断された場合、原稿を印刷しない印刷制御部114と、を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体に関する。
従来、手差しトレイにおける用紙サイズ間違いによるミスプリントを防止することを目的として、画像形成装置に手差しトレイに載置された用紙の幅や長さを検知する検知手段を備える方法が提案されている。
例えば、用紙の幅を検知する用紙幅検知手段と、用紙の長さを検知する用紙長さ検知手段と、用紙の給紙動作と印刷動作を制御する制御手段とを備えたプリンタが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1のプリンタは、検知された用紙の幅および長さが原稿の幅および長さと一致しないときにはユーザに対して用紙交換を促す通知を行う。また、特許文献1のプリンタは、検知した用紙の幅および長さが原稿を回転することにより一致する場合は、原稿を回転する。さらに、特許文献1のプリンタは1枚印刷して用紙サイズが異なることが判明した場合、その時点で印刷を停止しユーザに用紙交換を促す。
しかしながら、特許文献1の方法のように用紙の長さを検知する手段にセンサを備えた場合、コストアップが発生してしまう。また、センサを設けずに給紙と同時に長さを検知すると、画像を回転する処理が、現像が必要なタイミングに遅れてしまう。さらに、印刷後に原稿サイズと用紙サイズとの不一致が確認された場合、印刷済みの用紙、トナー、処理時間等が無駄になってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コストアップを抑えつつ、手差しトレイにおける用紙サイズ間違いによるミスプリントを低減することができる画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、用紙の長さを検知する長さ検知手段を備え、両面読取りのために前記用紙を反転する反転部と、手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付部と、載置された前記用紙のサイズが未確定である場合に、前記用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断部と、前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記用紙を前記反転部に給紙する給紙制御部と、前記長さ検知手段により検知された前記反転部に給紙された用紙の長さが前記原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断部と、前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、前記原稿を印刷しない印刷制御部と、を特徴とする。
また、本発明にかかる画面形成方法は、手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付ステップと、載置された前記用紙のサイズが未確定である場合に、前記用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断ステップと、前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記用紙を両面読取りのために前記用紙を反転する反転部に給紙する給紙制御ステップと、用紙の長さを検知する長さ検知ステップにより検知された前記反転部に給紙された用紙の長さが前記原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断ステップと、前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、前記原稿を印刷しない印刷制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる印刷制御プログラムは、コンピュータを、手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付部と、載置された前記用紙のサイズが未確定である場合に、前記用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断部と、前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記用紙を両面読取りのために前記用紙を反転する反転部に給紙する給紙制御部と、用紙の長さを検知する長さ検知ステップにより検知された前記反転部に給紙された用紙の長さが前記原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断部と、前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、前記原稿を印刷しない印刷制御部、として機能させることを特徴とする。
また、本発明にかかる記憶媒体は、コンピュータを、手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付部と、載置された前記用紙のサイズが未確定である場合に、前記用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断部と、前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記用紙を両面読取りのために前記用紙を反転する反転部に給紙する給紙制御部と、用紙の長さを検知する長さ検知ステップにより検知された前記反転部に給紙された用紙の長さが前記原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断部と、前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、前記原稿を印刷しない印刷制御部、として機能させる印刷制御プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、コストアップを抑えつつ、手差しトレイにおける用紙サイズ間違いによるミスプリントを低減することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。まず、本実施の形態にかかる画像形成装置の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置100は、受付部101と、通信制御部102と、描画処理部103と、決定部104と、第1測定部105と、第2測定部106と、取得部107と、判断部108と、表示制御部110と、エラー出力部111と、定着制御部112と、給紙制御部113と、印刷制御部114と、反転部115と、センサ116と、記憶部130と、操作表示部120とを主に備える。
受付部101は、操作表示部120、または画像形成装置100に接続されたPC(Personal Computer)(不図示)から印刷指示を受け付ける。例えば、受付部101は、操作表示部120から画像形成装置100に備えられた手差しトレイ(不図示)に載置された印刷用紙に原稿を印刷する指示を受け付ける。
通信制御部102は、画像形成装置100と接続されたPC等の外部機器と各種情報を送受信する。例えば、通信制御部102は、PCから送信された原稿の画像データを原稿の幅および長さを示すサイズ情報とともに受信する。
描画処理部103は、画像形成装置100に備えられたスキャナ(不図示)や、通信制御部102によりPCから受信した原稿の画像データを展開し、印刷制御部114による印刷処理が可能な言語に変換する。
定着制御部112は、印刷用紙にトナーを定着させる処理を制御する。例えば、定着制御部112は、トナーを定着させるための定着温度を所定の温度まで上昇させる。
第1測定部105は、手差しトレイに載置された印刷用紙の幅を測定する。例えば、第1測定部105は、手差しトレイに設けられたサイドフェンスによる印刷用紙の検知により印刷用紙の幅を測定する。第1測定部105は、測定した印刷用紙の幅を決定部104に送信する。なお、第1測定部105は、測定された値に変化がある毎に変更された値を決定部104に送信する。
反転部115は、印刷用紙の長さを検知する長さ検知手段としての機能を有するセンサ116を備え、両面読取りのために印刷用紙を反転する。例えば、反転部115は、両面機構などである。
第2測定部106は、印刷用紙の表裏を反転させる反転部115に設けられたセンサ116から反転部に給紙された印刷用紙の長さを測定する。例えば、第2測定部106は、給紙された印刷用紙の先端を検出すると測定を開始し、印刷用紙の後端を検出すると測定を終了し、測定した値を決定部104に送信する。つまり、第2測定部106は、センサ116が印刷用紙を検知した時間と線速から印刷用紙の長さを算出する。また、第2測定部106は、給紙中は随時印刷用紙の長さを測定し、印刷制御部114に測定した値を送信する。なお、第2測定部106は、測定された値に変化がある毎に変更された値を決定部104に送信する。
決定部104は、第1測定部105から受信した印刷用紙の幅、および第2測定部106から受信した印刷用紙の長さから手差しトレイに載置された印刷用紙のサイズを決定する。例えば、決定部104は、印刷用紙が載置されていなかった手差しトレイに印刷用紙が挿入されたタイミング、または手差しトレイに載置された印刷用紙の幅の変化を検知したタイミングで、サイズを未確定状態にする。ここで、未確定状態とは、第1測定部105により印刷用紙の幅を取得したが、印刷用紙の長さがSEF(Short Edge Feed)であるのか、LEF(Long Edge Feed)であるのかが判定できていない状態のことである。また、SEFとは、主走査方向の幅よりも副走査方向の長さの方が長いことを示し、LEFとは、主走査方向の幅が副走査方向の長さよりも長いことを示す。決定部104が未確定状態の印刷用紙のサイズを確定させるのは、第2測定部106によりセンサ116が印刷用紙を検知した時間と線速から印刷用紙の長さが算出されるため、給紙された印刷用紙がセンサ116を抜けたタイミングとなる。
取得部107は、通信制御部102から受信した原稿のサイズ情報を取得する。取得部107は、取得したサイズ情報が示す原稿の幅および長さを判断部108に送信する。
判断部108は、印刷用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断部としての機能を有する。また、判断部108は、印刷用紙の長さが原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断部としての機能を有する。
判断部108は、第1測定部105から受信した印刷用紙の幅が、取得部107から受信した原稿の幅と一致するか否かを判断する。
また、判断部108は、第2測定部106から受信した印刷用紙の長さが、取得部107から受信した原稿の長さと一致するか否かを判断する。ここで、判断部108は、印刷用紙の幅が原稿の長さと一致しないと判断した場合、印刷用紙の長さが原稿の幅と一致するか否かを判断してもよい。
給紙制御部113は、受付部101により受け付けた印刷設定に従って給紙元を手差しトレイまたは所定のサイズがセットされた用紙トレイに設定する。
また、給紙制御部113は、判断部108により印刷用紙の幅が原稿の幅と一致すると判断された場合に、手差しトレイに載置された印刷用紙を反転部115に1枚給紙する。なお、給紙制御部113は、印刷用紙が反転部115に備えられた第2測定部106による測定が不可能な場合は、反転部115への給紙を停止する。
また、給紙制御部113は、定着制御部112により制御された定着温度の所定の温度への上昇が終了する前に、印刷用紙を第2測定部106に給紙する。給紙制御部113が、定着制御部112による定着温度の上昇を終了する前に印刷用紙を給紙することにより、印刷制御部114による印刷完了までの時間を短縮することができる。
印刷制御部114は、判断部108により印刷用紙の幅が原稿の幅と一致し、かつ、印刷用紙の長さが原稿の長さと一致すると判断された場合、原稿の1枚目を反転部115に給紙された印刷用紙に、原稿の2枚目以降を手差しトレイに載置された印刷用紙に印刷する。また、印刷制御部114は、判断部108により印刷用紙の幅が原稿の長さと一致し、かつ、印刷用紙の長さが原稿の幅と一致すると判断された場合、原稿の1枚目を反転部115に給紙された印刷用紙に、原稿の2枚目以降を手差しトレイに載置された印刷用紙に印刷する。
エラー出力部111は、判断部108により印刷用紙の幅が原稿の幅と一致しないと判断された場合、または印刷用紙の長さが原稿の長さと一致しないと判断された場合にエラーを出力する。また、エラー出力部111は、判断部108により印刷用紙の幅が原稿の長さと一致せず、かつ、印刷用紙の長さが原稿の幅と一致しないと判断された場合もエラーを出力する。例えば、エラー出力部111は、操作表示部120や画像形成装置100に接続されたPCの画面上に、手差しトレイに載置された印刷用紙を交換する旨を表示してもよいし、エラー音を出力してもよい。
表示制御部110は、操作表示部120に各種情報を表示する。例えば、表示制御部110は、ユーザからの操作を受け付けるための条件設定画面を表示したり、エラー出力部111により出力されたエラーを表示したりする。
記憶部130は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部130は、通信制御部102により受信した原稿の画像データを記憶する。
次に、以上のように構成された画像形成装置100による手差しトレイに載置された印刷用紙への画像データの印刷処理(以下、印刷処理という。)の手順について説明する。図2は、画像形成装置100による印刷処理の手順を示すフローチャートである。
通信制御部102は、PC(不図示)またはスキャナ(不図示)から、原稿の画像データを受信する(ステップS101)。描画処理部103は、通信制御部102により受信した画像データを展開する(ステップS102)。描画処理部103は、展開した画像データを印刷制御部114に渡す(ステップS103)。
給紙制御部113は、受付部101により印刷設定として手差しトレイが指定されているか否かを確認する(ステップS104)。給紙制御部113は、受付部101により手差しトレイが指定されていることを確認した場合(ステップS104:Yes)、給紙元を手差しトレイに設定する(ステップS105)。
決定部104は、手差しトレイに載置された印刷用紙のサイズが未確定状態か否かを判断する(ステップS106)。ここで、決定部104は、第2測定部106から印刷用紙の長さを取得していない場合に、印刷用紙のサイズが未確定状態であると判断し、第2測定部106から印刷用紙の長さを取得している場合に、印刷用紙のサイズが確定状態であると判断する。
判断部108は、決定部104によりサイズが未確定状態であると判断された場合(ステップS106:Yes)、印刷用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する(ステップS107)。判断部108は、第1測定部105により測定された印刷用紙の幅が、取得部107により取得された原稿の幅と一致するか否かを判断する。
給紙制御部113は、判断部108により印刷用紙の幅が原稿の幅と一致すると判断された場合(ステップS107:Yes)、反転部115に対して手差しトレイに載置された印刷用紙を1枚給紙し、第2測定部106に印刷用紙の長さを測定させる(ステップS110)。ここで、通常の電子写真プロセスの印刷の場合は、最初の給紙前に定着温度が適正な温度にまで上昇している必要があるが、ステップS110における給紙制御部113による給紙は、用紙測定のためであり印刷は行わないため定着温度上昇前であってよい。これにより、給紙の時間を短縮することができる。
第2測定部106は、印刷用紙の長さを測定し、測定した値を決定部104に送信する。決定部104は、第1測定部105から取得した印刷用紙の幅と第2測定部106により測定された印刷用紙の長さから印刷用紙のサイズを決定する。
判断部108は、決定部104により決定された印刷用紙のサイズが原稿のサイズと一致するか否かを判断する(ステップS111)。判断部108により、印刷用紙のサイズが原稿のサイズと一致すると判断された場合(ステップS111:Yes)、給紙制御部113は、給紙元を反転部115に設定する(ステップS112)。
印刷制御部114は、原稿の1枚目を反転部115に給紙された印刷用紙を用いて印刷する(ステップS113)。これにより、第2測定部106による測定に用いられた印刷用紙を再利用することができるので、給紙の時間を短縮するとともに、資源を再利用することができる。
一方、ステップS111において、判断部108により、決定部104により決定された印刷用紙のサイズが原稿のサイズと一致しないと判断された場合(ステップS111:No)、エラー出力部111は、操作表示部120に印刷用紙が不一致であることを示す用紙不一致アラートを表示する(ステップS108)。これにより、エラー出力部131は、ユーザに手差しトレイに載置された印刷用紙のサイズの交換を促す。この際、給紙制御部113は、反転部115に給紙した印刷用紙を白紙のまま排紙トレイ(不図示)に排紙してもよい。給紙制御部113が印刷用紙を排紙する場合は、ユーザが除去する手間が不要となるためユーザの利便性を優先することができる。また、給紙制御部113は、印刷用紙を排紙しないこととしてもよい。この場合はユーザにより反転部115から印刷用紙を除去することとなり、カウンターをカウントさせないことにより印刷していない印刷用紙を排紙することによる料金加算を阻止したり、コロ等の部品の消耗を防止したりすることができる。なお、この2つの処理を設定により切り換えることもできる。
印刷制御部114は、通常の印刷処理に従って原稿の2枚目以降を手差しトレイに載置された印刷用紙に印刷する(ステップS114)。ここで、ステップS104において、給紙制御部113が、受付部101により手差しトレイが指定されていることを確認しなかった場合(ステップS104:No)、および、ステップS106において、決定部104が、手差しトレイに載置された印刷用紙のサイズが未確定状態でないと判断した場合は(ステップS106:No)、印刷制御部114は、決定部104による印刷用紙を確定する一連の処理(ステップS107〜ステップS113)を行うことなく、ステップS114において原稿の1枚目から通常の印刷処理を行う(ステップS114)。
ステップS107において、判断部108により、印刷用紙の幅が原稿の幅と一致しないと判断された場合(ステップS107:No)、ステップS108に進む。
また、ステップS107において、判断部108は、印刷用紙の幅が原稿の幅と一致しないと判断した場合(ステップS107:No)、印刷用紙の長さと印刷用紙の幅が一致するか否かを判断してもよい。ここで、印刷制御部114は、判断部108により印刷用紙の長さが原稿の幅と一致すると判断された場合、即ち原稿を90度または270度回転させたサイズと印刷用紙のサイズが一致すると判断された場合、ステップS110に進めることとしてもよい。一方、エラー出力部111は、判断部108により、印刷用紙の長さと原稿の幅とを比較しても一致しないと判断された場合に、用紙不一致アラート表示を操作表示部120に表示することとしてもよい。
判断部108は、手差しトレイに載置された印刷用紙が入れ替えられたか否かを判断する(ステップS109)。判断部108は、手差しトレイに載置された印刷用紙が入れ替えられたと判断した場合(ステップS109:Yes)、ステップS107に戻り処理を継続する。一方、判断部108は、手差しトレイに載置された印刷用紙が入れ替えられたと判断しなかった場合(ステップS109:No)、印刷用紙が入れ替えられるまで待機する。
このように、本実施の形態によれば、反転部115に設けられた印刷用紙の長さを測定するセンサ116を用いて手差しトレイに載置された印刷用紙の長さを測定し、印刷用紙のサイズと原稿のサイズが一致した場合に印刷するので、コストアップを抑えつつ、手差しトレイにおける用紙サイズ間違いによるミスプリントを低減することができる。
図3は、本実施の形態にかかる画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この画像形成装置100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、画像形成装置100全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bと、をさらに有する。
CPU11は、画像形成装置100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Facsimile Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。操作表示部120はASIC16に直接接続されている。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、本実施の形態の画像形成装置100で実行される印刷制御プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施の形態の画像形成装置100で実行される印刷制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の画像形成装置100で実行される印刷制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置100で実行される印刷制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像形成装置100で実行される印刷制御プログラムは、上述した各部(受付部、通信制御部、描画処理部、決定部、第1測定部、第2測定部、取得部、判断部、表示制御部、エラー出力部、定着制御部、給紙制御部、印刷制御部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから印刷制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受付部、通信制御部、描画処理部、決定部、第1測定部、第2測定部、取得部、判断部、表示制御部、エラー出力部、定着制御部、給紙制御部、印刷制御部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置100を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
100 画像形成装置
101 受付部
102 通信制御部
103 描画処理部
104 決定部
105 第1測定部
106 第2測定部
107 取得部
108 判断部
110 表示制御部
111 エラー出力部
112 定着制御部
113 給紙制御部
114 印刷制御部
115 反転部
116 センサ
120 操作表示部
130 記憶部
101 受付部
102 通信制御部
103 描画処理部
104 決定部
105 第1測定部
106 第2測定部
107 取得部
108 判断部
110 表示制御部
111 エラー出力部
112 定着制御部
113 給紙制御部
114 印刷制御部
115 反転部
116 センサ
120 操作表示部
130 記憶部
Claims (9)
- 用紙の長さを検知する長さ検知手段を備え、両面読取りのために前記用紙を反転する反転部と、
手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付部と、
載置された前記用紙のサイズが未確定である場合に、前記用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断部と、
前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記用紙を前記反転部に給紙する給紙制御部と、
前記長さ検知手段により検知された前記反転部に給紙された用紙の長さが前記原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断部と、
前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、前記原稿を印刷しない印刷制御部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1判断部は、前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致しないと判断した場合に、取得した前記用紙の幅が前記原稿の長さと一致するか否かを判断し、
前記給紙制御部は、取得された前記用紙の幅が前記原稿の長さと一致すると判断された場合に、前記用紙を前記反転部に給紙し、
前記第2判断部は、給紙された前記用紙の長さが前記原稿の幅と一致するか否かを判断し、
前記印刷制御部は、前記用紙の長さが前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記原稿を回転して印刷すること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記印刷制御部は、前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致すると判断された場合、前記原稿の1頁目を前記反転部に給紙された前記用紙に印刷すること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記用紙の幅を測定する第1測定部と、
前記長さ検知手段により検知された前記用紙の長さを測定する第2測定部と、
前記原稿の幅と長さを示すサイズ情報を取得する取得部と、
をさらに備え、
前記第1判断部は、前記指示を受け付けた場合に、印刷前に測定された前記用紙の幅が取得された前記サイズ情報が示す幅と一致するか否かを判断し、
前記第2判断部は、前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、測定された前記用紙の長さが取得された前記サイズ情報が示す長さと一致するか否かを判断すること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記給紙制御部は、トナーを定着させる定着制御部により制御された定着温度の所定の温度への上昇が終了する前に、前記用紙を前記第2測定部に給紙すること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、エラーを出力するエラー出力部、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付ステップと、
載置された前記用紙のサイズが未確定である場合に、前記用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断ステップと、
前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記用紙を両面読取りのために前記用紙を反転する反転部に給紙する給紙制御ステップと、
用紙の長さを検知する長さ検知ステップにより検知された前記反転部に給紙された用紙の長さが前記原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断ステップと、
前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、前記原稿を印刷しない印刷制御ステップと、
を含むことを特徴とする画像形成方法。 - コンピュータを、
手差しトレイに載置された用紙に原稿画像を印刷する指示を受け付ける受付部と、
載置された前記用紙のサイズが未確定である場合に、前記用紙の幅が原稿の幅と一致するか否かを判断する第1判断部と、
前記用紙の幅が前記原稿の幅と一致すると判断された場合に、前記用紙を両面読取りのために前記用紙を反転する反転部に給紙する給紙制御部と、
用紙の長さを検知する長さ検知ステップにより検知された前記反転部に給紙された用紙の長さが前記原稿の長さと一致するか否かを判断する第2判断部と、
前記用紙の長さが前記原稿の長さと一致しないと判断された場合、前記原稿を印刷しない印刷制御部、
として機能させることを特徴とする印刷制御プログラム。 - 請求項8に記載の印刷制御プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011024419A JP2012162003A (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011024419A JP2012162003A (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012162003A true JP2012162003A (ja) | 2012-08-30 |
Family
ID=46841906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011024419A Withdrawn JP2012162003A (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012162003A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016086344A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2011
- 2011-02-07 JP JP2011024419A patent/JP2012162003A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016086344A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7206595B2 (ja) | 検査装置、検査システム、検査方法及びプログラム | |
US10757280B2 (en) | Image reader, image forming apparatus, and image density correcting method | |
JP2013024564A (ja) | 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 | |
US8736892B2 (en) | Image forming apparatus for detecting error and transforming print data into another transformation data | |
JP5786420B2 (ja) | 画像出力装置、画像検査システム及び濃度補正方法 | |
JP2016061659A (ja) | 印刷物検査装置、印刷物検査システム及び印刷物検査方法 | |
JP2017032507A (ja) | 検査装置及び検査方法 | |
JP2016055525A (ja) | 欠陥情報特定装置及び欠陥情報特定方法 | |
US8681360B2 (en) | Image forming apparatus, image forming method, and computer program product | |
JP2016061603A (ja) | 投影装置及び投影方法 | |
JP6081426B2 (ja) | 画像形成装置及び白紙出力確認方法 | |
JP7073634B2 (ja) | 電子装置及びプログラム | |
JP2018044896A (ja) | 検査装置、検査方法及びプログラム | |
JP2014155193A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム | |
JP2012162003A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体 | |
JP2013142807A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及び印刷プログラム | |
US9210286B2 (en) | Printing apparatus capable of reducing time required for continuous printing and printing control method | |
US10146153B2 (en) | Image processing apparatus, image forming apparatus, image processing method, and storage medium | |
JP2006293916A (ja) | プログラム、印刷装置の制御装置、印刷装置 | |
US10569575B2 (en) | Image forming apparatus, control apparatus, control method in image forming apparatus, and storage medium | |
JP6992610B2 (ja) | 画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2016176822A (ja) | 測色装置、測色方法及びプログラム | |
US8649037B2 (en) | Image reading apparatus, image forming apparatus, method of reading image, and recording medium for reading original-document image and generating image data of the original-document image | |
JP2015053561A (ja) | 印刷物検査装置、印刷物検査方法及びプログラム | |
JP2012166505A (ja) | 画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、および記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |