JP2006245104A - 部品内蔵モジュールの製造方法および部品内蔵モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 材料ロスが低減し、生産性が向上する部品内蔵モジュールの製造方法および部品内蔵モジュールを提供する。
【解決手段】 表面に多面付けした複数のモジュールパターンのそれぞれに第1半導体チップを接合した多面付け基板5上に、各モジュールパターンに接合する複数の導電性ビア9を設けた絶縁性シート3を積層し、上下面パターンの少なくとも一方に第2半導体チップ14を接合して各モジュールパターンに対応するモジュールサイズを有する複数のモジュール基板1を、その下面パターンを導電性ビア9に接合させて絶縁性シート3上にそれぞれ積層し、積層したこれらの実装体を熱プレスし、熱プレスした実装体をモジュールサイズ単位で分割する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体チップなどの回路部品を内蔵した部品内蔵モジュールの製造方法および部品内蔵モジュールに関するものである。
近年、電子機器の高性能化、小型化の要求に伴い、半導体の高密度化、高機能化が一層叫ばれている。これらの要求に対し、高密度実装を実現する手段として基板内に薄膜部品を作り込む、または既存の部品である半導体素子やLRC等のチップ部品を内蔵した3次元実装技術の開発が行なわれている(例えば、特許文献1および2参照。)。
その一例として、無機質フィラーと熱硬化性樹脂の混合物内に、既存部品である能動部品や受動部品を埋め込んだ部品内蔵基板が提案されている。
この部品内蔵基板は、熱硬化性樹脂に微粒子状の無機質フィラーを高密度に充填することにより低誘電率、高放熱性を有しており、かつ既存部品を容易に埋設することができる。従って、配線パターンが短配線でシールド効果を持たすことも容易であることから耐ノイズ性の優れた、高密度3次元実装の高周波動作対応回路基板である。
このように無機質フィラーが熱硬化性樹脂に高密度で充填されたコンポジット材料で構成される部品内蔵層の電気的な上下導通を得る手段として、コンポジット材料にビアホール加工を行い導電性樹脂ペーストを充填させることで上下接続を行なっている。
具体的な部品内蔵モジュールの製造方法の一例について図22を参照して以下に説明する。図22は部品内蔵モジュールの製造方法である積層アライメント工程を示す図である。
表面に多面付けした複数のモジュールパターンのそれぞれに半導体メモリチップ212を接合した多面付け基板202を、プレス用下ベース261に設けた位置決めピン263に沿ってアライメントして下ベース261表面に載置する。そして、半導体メモリチップ212を収納するための凹部226と導電性ビア221とを有する未硬化の絶縁性シート254を、凹部226を下向きにして位置決めピン263に沿って多面付け基板202上に積層する。
次に、上下面に多面付けした複数のモジュールパターンを有して各上面パターンにSLSIチップ211を接合した多面付け基板201を、SLSIチップ211を上側にして位置決めピン263に沿って絶縁性シート254に積層する。その後、絶縁性シート254と多面付け基板201とを3回繰り返して積層する。そして絶縁性シート254を多面付け基板201上に積層し、上下面に複数のモジュールパターンを多面付けした多面付け基板201を積層する。
そして、多面付け基板201の上側にプレス用上ベース262を配置し、200℃、2MPaの温度と圧力でプレスすると、絶縁性シート254が溶解後硬化して一体化することにより、図23に示す部品内蔵基板が完成する。その後、図示しないマザー基板との2次実装面となる多面付け基板202の裏面のパターンに半田ボール223を取り付ける。そしてモジュールサイズ単位で切断すると、半導体メモリチップ212、SLSIチップ211を5段内蔵した部品内蔵モジュールを製造することができる。
次に、他例として、モジュール単位に形成されたモジュール基板をカメラ認識等のアライメント手段により積層することで製造される部品内蔵モジュールについて説明する。
図24および図25は、モジュール単位でカメラ認識等のアライメント手段により積層するプロセスを示す図である。
表面に設けたモジュールパターンに半導体メモリチップ212を接合したモジュールサイズのモジュール基板202上面に、導電性ビア221を有する絶縁材222を積層し、絶縁材222の上面に設けたモジュールパターンに、半導体メモリ211を接合したモジュールサイズのモジュール基板251を積層する。その後、絶縁材222とモジュール基板251を3回繰り返して積層する。そして絶縁材222を積層した後、モジュールパターンを有した基板201を積層し、その後熱プレスにより、図25に示す部品内蔵モジュール基板が完成する。その後半田ボール223をモジュール基板202の下面に形成する。この製造において、絶縁材222、モジュール基板251および基板201のそれぞれは、図示しないカメラ認識手段によりアライメントしながら、積層する。この製造方法により、積層された実装体をモジュールサイズ単位で切断する工程を省略することができる。
特開平11−220262号公報 特開2002−57276号公報
図22、図23で前述した、従来の部品内蔵モジュールの製造方法では、モジュールパターンが複数形成された大判の回路基板に部品実装を行なった後、電気絶縁性シートを介してモジュールサイズのモジュール基板を複数組積層して一体化した後、モジュール個片に切断して3次元実装体を製造していた。そのため、モジュール基板のパターン不良および半導体素子の実装不良が1枚でもあればそのモジュール位置に積層した他のモジュール基板がすべて使用できなくなる。このため、積層数が増加するほど有効に使用できるモジュール基板の割合であるモジュール有効率が激減して材料ロスが増大し、生産性が低下することとなる。
また、図24、図25で前述した部品実装された回路基板および電気絶縁性シートをすべてモジュールサイズで積層する製造方法では、良品を選別して積層するのでモジュール有効率は高いが、すべてモジュール単位での作業となることで生産性および品質を著しく低下させていた。具体的には、電気絶縁性シートを含めた半導体素子実装基板をすべて個別にカメラ認識等の手段でアライメントして積層する必要が発生する。このため積層工程が煩雑になる。例えば、図24の例では10回の認識積層が必要となる。特に電気絶縁性シートにはキャビティや導電性樹脂ペーストで形成されるビアがあるため取り扱いが難しい。熱プレスおよび半田ボール付けもモジュール単位で行なうため著しく生産性を低下させることとなる。
また、電気絶縁性シートは熱プレスの際、溶融した後、熱硬化することで樹脂流動が発生する。この際モジュールサイズ基板では基板に余剰スペースが取れないため、有効領域内での樹脂流動が大きくなり、ビアの変形や流動および基板間で樹脂のはみ出しが発生するなど品質を低下させていた。
本発明は、上記問題点を解決し得る部品内蔵モジュールの製造方法及び部品内蔵モジュールを提供することを目的とする。
本発明の部品内蔵モジュールの製造方法は、上記目的を達成するため、表面に多面付けした複数のモジュールパターンのそれぞれに第1半導体チップを接合した多面付け基板上に、各モジュールパターンに接合する複数の導電性ビアを設けた絶縁性シートを積層し、上下面パターンの少なくとも一方に第2半導体チップを接合して各モジュールパターンに対応するモジュールサイズを有する複数のモジュール基板を、その下面パターンを導電性ビアに接合させて絶縁性シート上にそれぞれ積層し、積層したこれらの実装体を熱プレスし、熱プレスした実装体をモジュールサイズ単位で分割することを特徴とする。
本発明によれば、多数個のモジュールが面付けされた大判の多面付け基板上に絶縁性シートを積層し、この上に、各モジュールパターンに対応するモジュールサイズに形成された複数の個片化されたモジュール基板を積層することで、ある不良率をもつ大判基板同士を積層する場合に比べ大幅にモジュール有効率が増大して材料ロスが低減し、生産性が向上する。
また、多面付け基板上に絶縁性シートと複数のモジュール基板とを繰り返し積層することで、高密度化が容易に行なえる。
また、絶縁性シートを多面付け基板の有効領域以上のサイズを有するようにすることで、位置決めピンにより絶縁性シートを多面付け基板にアライメントすることが可能となり積層作業が大幅に向上する。
また、第2半導体チップを、各モジュール基板の上面及び下面パターンの双方に接合すると、モジュール基板の積層数を削減でき高密度化を図ることができる。なお、第2半導体チップを、各モジュール基板の下面パターンのみに接合しても良い。
また、熱プレスした後、分割する前に、部品内蔵モジュールをマザー基板に実装するための接合材を各モジュール基板の上面パターンに形成することにより、多面付け基板を固定面としてダイシングできるため、多面付け基板の不良領域にはモジュール基板群が未積層であってもダイシングによって分離され飛散することがない。この接合材は、半田ボール、Cuボール、導電膜コーティング樹脂ボール、半田バンプ、InバンプおよびAuバンプから選ばれる少なくとも1つで構成されると好ましい。
また、多面付け基板の基板不良箇所又は部品接合不良箇所には、モジュール基板を積層しないか、もしくはダミーモジュール基板又は不良モジュール基板を積層すると良い。これにより、多面付け基板の基板良品箇所にのみ良品モジュール基板を積層することとなり、材料ロスが低減し、生産性を向上することができる。
また、絶縁性シートが、無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、未硬化状態の熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下とを含む混合物からなると好ましい。無機質フィラーを含有させることにより、回路基板から発生する熱を速やかに放熱することができ、信頼性の高い部品内蔵モジュールを製造することができる。なお無機質フィラーが70重量%未満の場合、無機質フィラーと熱硬化樹脂組成物との接着性が悪くなることから、絶縁耐圧が低下して、部品内蔵モジュールの信頼性低下を招くことになり、また無機質フィラーが95重量%を超える場合、熱硬化樹脂組成物の含有量が5%未満となって、絶縁性シートとモジュール基板との接着性が悪くなることから、部品内蔵モジュールの信頼性低下を招くことになるため、無機質フィラーの含有量を70重量%以上95重量%以下とすることが好ましい。
また、導電性ビアは、導電性フィラーと樹脂材料とを含む導電性樹脂ペーストから構成されて絶縁性シートよりも低温で硬化が進行し、導電性ビアを形成した積層前の絶縁性シートを実装体の熱プレス工程よりも低い温度で予め熱処理すると好ましい。このように形成された導電性ビアは、熱プレスの際に発生する樹脂流動において、ビアの変形を防止できる。
また、絶縁性シートの最低溶融粘度は、20℃以上200℃以下において100Pa・s以上10000Pa・s以下であり、絶縁性シートは第1半導体チップを内蔵するための下側凹部を有し、実装体の熱プレス工程により絶縁性シートは下側凹部内の第1半導体チップを完全に埋め込むように流動するように構成すると良い。なお、絶縁性シートの最低溶融粘度が、20℃以上200℃以下において、100Pa・s未満の場合、熱プレス時に発生する樹脂流動が大きくなり、ビアの変形や流動および基板間からの樹脂のはみ出しが発生し、10000Pa・sを超える場合、熱プレス時に絶縁性シートとモジュール基板との接着性が悪くなることから、部品内蔵モジュールの信頼性低下を招くことになるため、絶縁性シートの最低溶融粘度は、20℃以上200℃以下において100Pa・s以上10000Pa・s以下であることが好ましい。また同様に、絶縁性シートの最低溶融粘度は、20℃以上200℃以下において100Pa・s以上10000Pa・s以下であり、絶縁性シートは第2半導体チップを内蔵するための上側凹部を有し、実装体の熱プレス工程により絶縁性シートは上側凹部内の第2半導体チップを完全に埋め込むように流動するようにしてもよい。絶縁性シートの最低溶融粘度は、1000Pa・s以上6000Pa・s以下であれば、より好ましい。
各絶縁性シートには、熱プレス時に流動する樹脂を吸収するための流動樹脂吸収孔が形成されることが好ましい。熱プレス時にモジュール基板同士の間にはみ出ようとする樹脂を流動樹脂吸収孔が吸収するので、モジュール基板の位置ずれを防止することができる。
また、絶縁性シートの最低溶融粘度は、20℃以上200℃以下において1000Pa・s以上50000Pa・s以下であり、第2半導体チップはモジュール基板の下面パターンに接合され、絶縁性シートは、第2半導体チップを内蔵するための貫通内蔵孔をそれぞれ有し、内蔵された第2半導体チップと貫通内蔵孔の内面との間にそれぞれ空隙が形成されるようにしても良い。なお、絶縁性シートの溶融粘度が、20℃以上200℃以下において、1000Pa・s未満の場合、熱プレス時に発生する樹脂流動により、貫通内蔵孔や空隙の形状が維持できなくなり、50000Pa・sを超える場合、熱プレス時に絶縁性シートとモジュール基板との接着性が悪くなることから、部品内蔵モジュールの信頼性低下を招くことになるため、絶縁性シートの溶融粘度は、20℃以上200℃以下において1000Pa・s以上50000Pa・s以下であることが好ましい。
また、多面付け基板は貫通内蔵孔と外部とを連通する連通孔を有し、モジュール基板は貫通内蔵孔同士を連通する連通孔を有することで、熱プレスやリフローなどの高温下において発生する空気および水分の水蒸気化膨張を緩和して基板変形を与えるなどのダメージを緩和できる。
また、複数のモジュール基板の少なくとも1つには、上面及び下面パターンの双方に第2半導体チップが接合されていることで、高密度化を図ることができる。
また、多面付け基板と複数のモジュール基板との少なくとも1つに、半導体チップを内蔵するチップ内蔵孔が形成されていることで、低背化を図ることができる。
また、第1及び第2半導体チップは、フリップチップ実装、ワイヤーボンディング、ACF(Anisotropic Conductive Film)、NCF(Non Conductive Film)、ACP(Anisotropic Conductive Paste)、NCP(Non Conductiveresin Paste)、SBB(Stud Bump Bonding)、超音波接合および金属溶融接合のいずれかの手段によりそれぞれ多面付け基板及びモジュール基板に実装されていることが好ましい。
また、モジュール基板はその上面及び下面パターンに接合するサーマルビアを有し、モジュール基板を絶縁性シート上に積層するときに、上面パターンを加熱することによりサーマルビア及び下面パターンを介して絶縁シートを部分溶融させてモジュール基板を絶縁シート上に固定することができる。
さらに本発明の部品内蔵モジュールの製造方法は、上記目的を達成するため、上面転写シートのベース材上に形成した上面回路パターンと、下面転写シートのベース材上に形成した下面回路パターンとの少なくとも一方に半導体チップを接合し、導電性ビアを設けた絶縁シート部材の上下面にそれぞれ上面回路パターン及び下面回路パターンを導電性ビアに接合させて転写して半導体チップを埋め込み、上面および下面回路パターンからそれぞれベース材を剥離して部品内蔵実装体を作製し、導電性ビアを有する絶縁性シートを介して部品内蔵実装体を積層して一体化することを特徴とする。
この構成によれば、半導体チップを実装するための回路基板が不要となりモジュールの厚みを薄くすることができる。またすべて同じ材料構成となるため、製造プロセス中やマザー基板への2次実装時のリフロー時における熱応力を受けにくくなるため信頼性が向上する。
本発明は上記目的を達成するため、第1の部品内蔵モジュールとして、回路形成された基板上に半導体チップが実装された実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールにおいて、前記実装体間を無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合し、前記絶縁性シートは、その内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられると共に、前記半導体チップを内蔵するための貫通内蔵孔が形成され、かつ絶縁性シートと基板との接合により前記貫通内蔵孔の内面と半導体チップとの間に形成される間隙部が、密閉状態とならないように、前記基板に連通孔を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、無機質フィラーと、熱硬化樹脂組成物を含む混合物からなる絶縁性シートを用いることによって、高密度で半導体チップが実装された実装体を積層することが可能であり、無機質フィラーを含有させることにより、回路基板から発生する熱を速やかに放熱することができ、信頼性の高い部品内蔵モジュールを提供することができる。また貫通内蔵孔と連通孔を形成することで、部品内蔵モジュールの製造における熱プレスやリフローなどの高温下において発生する空気および水分の水蒸気化膨張を緩和して基板変形などのダメージを緩和でき、これにより信頼性の高い部品内蔵モジュールを提供することができる。
なお、間隙部には、前記絶縁性シートおよび基板より低弾性率である樹脂材、ゲル材、発砲材のいずれかが充填すると好ましい。これにより、部品内蔵モジュールの製造の熱プレスにおいて発生する樹脂流動による間隙部の変形が防止される。
第2の部品内蔵モジュールとして、回路形成された基板上に半導体チップが実装された実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールにおいて、前記実装体間を無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合し、前記絶縁性シートは、その内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられると共に、その上面に前記半導体チップを収容し得る上側凹部と、その下面に前記半導体チップを収容し得る下側凹部が形成され、前記基板は、上下面の双方に半導体チップが実装されたことを特徴とする。
本発明によれば、両面に凹部を有する絶縁性シートと、両面に半導体チップを実装した 基板とを繰り返し積層し、すべての絶縁性シートで半導体チップを対向させて内蔵することにより、回路基板が削減できる。
第3の部品内蔵モジュールとして、回路形成された基板上に半導体チップが実装された実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールにおいて、前記実装体間を無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合すると共に、前記絶縁性シートの内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられており、かつ前記基板に半導体チップの一部あるいは全体が収納できるキャビティまたはチップ内蔵孔が形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、基板に半導体チップの一部又は全部を内蔵するキャビティまたはチップ内蔵孔を形成することにより、絶縁性シートの厚みを薄くすることが可能となり部品内蔵モジュールを薄くすることができる。
なお、上記第1〜第3の部品内蔵モジュールにおいて、セラミック、エポキシ、アラミド、ポリイミド、フェノール、無機フィラーおよびガラスクロスから選ばれる少なくとも1種以上で構成すると好ましい。
第4の部品内蔵モジュールとして、無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁シート部材に回路パターンおよび半導体チップを埋め込まれてなる部品内蔵実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールであって、前記部品内蔵実装体間を、無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合すると共に、前記絶縁性シートの内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、絶縁性シートと同じ材料である絶縁シート部材の内部に部品を内蔵することができ、パターン配線の収容が可能であるため、部品内蔵モジュールの製造時の熱プレスにおいて、極めて温度変化に対する応力が小さくて信頼性が良く、放熱性が高いことから、信頼性の高い部品内蔵モジュールを提供することができる。
なお、上記第1〜第4の部品内蔵モジュールにおいて、導電性ビアは、導電性樹脂ペーストで形成されるビアで構成すると好ましい。
本発明によれば、多数個のモジュールが面付けされた大判の多面付け基板に、モジュールサイズに個片化されたモジュール基板を積層することで、ある不良率をもつ大判基板同士を積層する場合に比べ大幅に材料ロスが無くなる。これは積層数が増える程有利になる。
また、積層するモジュールは個片サイズでも絶縁性シートは大判で扱うことが可能であるため作業性が大幅に向上することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1から図12(c)は本発明の実施の形態1における部品内蔵モジュールの製造方法を示す説明図である。
図1(a)、(b)は、実施の形態1に係る部品内蔵モジュールのモジュール基板1の 製造方法を示す断面図である。まず上下面に複数の配線パターン12、13をそれぞれ多面付けした厚さ0.1mmの両面基板24の各上面配線パターン12に厚み0.1mmのメモリチップ14をそれぞれ接合する。そしてこの両面基板24を刃幅0.5mmのブレードによるダイシング加工でモジュールサイズ単位に切断したモジュール基板1を製作する。なおレーザー加工やルーター加工により切断してもよい。
図2(a)、(b)は、実施の形態1に係る部品内蔵モジュールのモジュール基板2の製造方法を示す断面図である。まず上下面に複数の配線パターン12、13をそれぞれ多面付けした両面基板25の各上面配線パターン12にマイコンチップ14Aを接合し、ダイシング加工でモジュールサイズに切断したモジュール基板2を製作する。
なお、モジュール基板1、2は、セラミック、エポキシ、アラミド、ポリイミド、フェノール、無機フィラーおよびガラスクロスから選ばれる少なくとも1種以上で構成されている。
図3(a)、(b)は、実施の形態1に係る部品内蔵モジュールの絶縁性シート3、4の断面図である。絶縁性シート3は、中央層26と、中央層26の上下面側にそれぞれ設けた部品内蔵層27とを備える。絶縁性シート3は、Al23、MgO、BN、AlN、SiO2などで構成される無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、エポキシ樹脂、フェノール樹脂もしくはシアネート樹脂を主成分とする未硬化状態の熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下とを含む混合物で構成され、電気を絶縁する。無機質フィラーが70重量%未満になると絶縁性シート3を加熱硬化させる際に粘度が急速に低下し流動性が増加する。流動性が良すぎると電気絶縁性シート3を貫通して形成される導電性ビア9が樹脂流動と共に流れたり変形が生じたりする。また、95重量%を超えると、高粘度過ぎるため必要とされる性状および形状のシート成型が困難となる。絶縁性シート3は、図4(a)に示す多面付け基板5の上面に設けられた複数のモジュールパターン7の全域(有効領域)よりもサイズが大となるように形成されている。
絶縁性シート3の上下面にはメモリチップ14またはマイコンチップ14Aを収納するための上側凹部11、下側凹部10がそれぞれ形成されている。中央層26は上側凹部11と下側凹部10とに内蔵される各チップ同士の緩衝を防止する。
上記のように構成された絶縁性シート3に、層間の電気的接続をとるためのビアホールをレーザーやパンチングにより直径150マイクロメートルの形状で加工した後、導電性樹脂ペーストを印刷充填して導電性ビア9を形成する。なお導電性ビア9は、導電性フィラーと樹脂材料とを含む導電性樹脂ペーストから構成されており、絶縁性シート3よりも低温で硬化が進行し、導電性ビア9を形成した積層前の絶縁性シート3を実装体の熱プレス工程よりも低い温度で熱処理することにより導電性ビア9を硬化させる。また、絶縁性シート3の左右2ヶ所に積層時に用いるピンアライメント用の直径3mmのアライメント孔28が形成される。
図3(b)は、中央層26の上側に部品を内蔵する絶縁性シート4を示す。この場合、中央層26は、回路基板と内蔵部品との干渉を防止する緩衝層となる。また絶縁性シート4には、図3(a)で説明した電気絶縁性シート3と同様に、部品を収納するための上側凹部11と、導電性ビア9と、アライメント孔28とが形成されている。
図4(a)は、多面付け基板5の上に絶縁性シート3を積層する途中の状態を示す断面図である。多面付け基板5の表面6には複数のモジュールパターン7が多面付けされ、各モジュールパターン7のそれぞれにメモリチップ8が接合されている。熱プレス時に用いる金属下ベース29に設けられたアライメント用のピン30に、多面付け基板5のアライ メント孔28Aと絶縁性シート3のアライメント孔28を挿入して順次金属下ベース29上に積層していく。この際メモリチップ8は絶縁性シート3に加工された下側凹部10に収納される。
図4(b)は、絶縁性シート3上に複数のモジュール基板1を積層する途中の状態を示す断面図である。絶縁性シート3の上に、分割されたモジュール基板1を、カメラ認識等の手段により絶縁性シート3に形成された導電性ビア9をマークとして認識してアライメント積層する。この際、メモリチップ14を下向きにして積層して絶縁性シート3の上側凹部11に収納する。このように、半導体チップを収容する凹部が中央層26をはさんで対向する絶縁性シート3を構成することで、積層したモジュール基板1のすべてにチップが実装されていても最表面にはチップがないフラットな面が形成できる。実施の形態1では最下段の絶縁性シートの中央層をはさんで半導体チップが対向する形態を説明したが、これに限定するものではなくどの段の絶縁性シートであっても良い。なお、絶縁性シート3に対するモジュール基板1の固定方法としては、絶縁性シート3の粘着性で固定する。
図5(a)〜図5(c)は、同様の手順で絶縁性シート4とモジュール基板1との積層をくり返している工程を示す断面図である。図5(a)に示すように各モジュール基板1の配線パターン13に導電性ビア9を接合させて絶縁性シート4を各モジュール基板1を覆うように積層する。そして図5(b)に示すように、絶縁性シート4の各上側凹部11にメモリチップ14を収納するように各モジュール基板1を絶縁性シート4に積層する。次に図5(c)に示すように、各モジュール基板1を覆って絶縁性シート4と複数のモジュール基板1とをこの順番に積層し、さらに絶縁性シート4を積層する。
図6(a)は同様の手順でマイコンチップ14Aを実装したモジュール基板2を積層する工程を示す断面図である。図6(a)に示すように、絶縁性シート4の各上側凹部11にマイコンチップ14Aを収納するように各モジュール基板2を絶縁性シート4に積層する。
図6(b)は、熱プレス工程を示す断面図である。積層が完了した実装体の最上層の各モジュール基板2の上側に熱プレス用の金属上ベース31を載せた後、圧力3MPa、温度200℃で10分間熱プレスを行なう。実施の形態1で用いた絶縁性シート3、4のフロー粘度は120℃で2500Pa・sあるため、全体が200℃の温度に達する前に絶縁性シート3、4が溶融及び流動してメモリチップ14、8、マイコンチップ14Aを完全に埋め込む。その後、200℃の温度を保持すると、絶縁性シート3、4は硬化して各基板1、2および5と接着固定される。モジュール基板1、2は0.5mmの刃断幅でダイシングされているので、積層した際に隣接するモジュール基板とは隙間0.5mmと最小限に干渉しない隙間を空けて積層される。このことにより熱プレス時に各モジュール基板間での樹脂流動が無く安定した熱プレスが行なえる。図示していないが、下ベース29と多面付け基板5との間、および上ベース31とモジュール基板2との間には均一な圧力がかかるように緩衝材を配置することが好ましい。
図6(c)は、熱プレス完了後に熱プレス用上下ベース31、29から取り出した実装体を示す断面図である。絶縁性シート3、4の硬化特性によってこの段階で完全に硬化していない場合は200℃で熱処理を行い完全硬化を行なうことが好ましい場合もある。
図7(a)は、実装体に半田ボールを形成する工程を示す断面図である。マザー基板への2次実装面となる各モジュール基板2の上面の配線パターン13に半田ボール15を形成する。なお、この半田ボールに替えて、Cuボール、導電膜コーティング樹脂ボール、半田バンプ、Inバンプ、Auバンプ等による接合材を形成してもよい。
図7(b)は、実装体をモジュールサイズ単位で分割する工程を示す断面図である。多面付け基板5側を固定面として、矢印Aに沿ってダイシング加工を行いモジュールサイズ単位に個片化することで、図8に示すような部品内蔵モジュール100を製造することができる。また、図9は、部品内蔵モジュール100を半田ボール15を下側にして示している。
以上のように、半田ボール15が設けられるモジュール基板2の逆面側である、多面付け基板5をベースとして積層することで、不良部にモジュール基板1、2が積層されない部分が発生してもダイシング加工時は図7(b)に示すように、多面付け基板5側を固定面とすることができるので、切断した部品内蔵モジュールが分離飛散しない。
図10は、実施の形態1に係る他の部品内蔵モジュール100Aを示す断面図である。図10に示すように、両面にメモリチップ14を実装したモジュール基板1Aを、多面付け基板5に積層した絶縁性シート3上に積層しても良い。この場合は、モジュール基板1Aを積層した後、絶縁性シート4、モジュール基板1および絶縁性シート4を積層し、半導体チップを実装しないモジュール基板1Bを積層して、さらに絶縁性シート4およびモジュール基板2を積層する。
図11は、実施の形態1に係るさらに他の部品内蔵モジュール100Bを示す断面図である。図11に示すように、多面付け基板5上に絶縁性シート4及びモジュール基板1を3回繰り返して積層した後、絶縁性シート3を積層してモジュール基板2を積層しても良い。
本実施形態の絶縁性シート3に対するモジュール基板1の固定方法について、前述した絶縁性シート3の粘着性で固定する方法の他、絶縁性シート3に形成した上側凹部11や下側凹部10に半導体チップ8、14やマイコンチップ14Aをはめ込んで固定してもよい。あるいは図12(a)、(b)、(c)に示すように、ヒーターツール等の熱源171からモジュール基板1の電極ランドとサーマルビア172を介して熱伝導により、モジュール基板1を絶縁性シート4に接着固定するなどの方法がある。モジュール基板1は図12(a)に示すようにその上面配線パターン12及び下面配線パターン13に接合するサーマルビア172を有し、また、絶縁性シート4は図12(b)に示すようにサーマルビア173を有している。そして、図12(c)に示すように、モジュール基板1を絶縁性シート4上に積層するときに、熱源171によりモジュール基板1の上面配線パターン12を加熱することによりサーマルビア172および下面配線パターン13を介して絶縁性シート4のサーマルビア173近傍を部分溶融させて、モジュール基板1を絶縁性シート4上に固定することにより行なわれる。
また、本実施形態では、すべてモジュール基板1、2を積層しているが、多面付け基板5のパターン不良などの基板不良箇所や、メモリチップ8、14やマイコンチップ14Aの接合不良箇所には、モジュール基板1、2を積層しなくても良い。また、このような多面付け基板5の基板不良箇所や部品接合不良箇所に、モジュール基板のダミーあるいは不良品を積層してもよい。これにより材料ロスが低減し、生産性が向上することができる。(実施の形態2)
図13は、実施の形態2における部品内蔵モジュール100Cの断面図である。実施の形態1で前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参考符号を付し、その詳細な説明は省略する。実施の形態1と異なる点は、メモリチップ8、14を内蔵するための貫通内蔵孔21を有する絶縁性シート4Aと、メモリチップ14、マイコンチップ14Aを内蔵する貫通内蔵孔21を有する絶縁性シート3Aとを設けた点である。貫通内蔵孔21の内面22と各半導体チップ8、14、14Aとの間には空隙(間隙部)23が形成されてい る。したがって各半導体チップ8、14やマイコンチップ14Aを熱プレス工程で絶縁性シート3A、4Aに埋め込まない構造としている。
製造方法としては、200℃でフロー粘度2500Pa・sの絶縁性シート3A、4Aを用い、貫通内蔵孔21を形成する。積層後、温度200℃、圧力0.3MPaの条件にて熱プレスを行なうことで、モジュール基板1、2との密着性を得ながら空隙23を残すことができる。好ましくは絶縁性シート3A、4Aのフロー粘度、モジュール基板との密着適合性、プレス条件等の組み合わせにより、フロー粘度が120℃で1000Pa・s以上の絶縁性シート3A、4Aを用い、温度50〜300℃、プレス圧力0.05〜5MPaの圧力範囲で熱プレスを行なうことで空隙23を形成できる。
図14は、実施の形態2に係る他の部品内蔵モジュール100Dの断面図である。図14に示すように、多面付け基板5Aに、貫通内蔵孔21と外部とを連通する直径0.1mm程度の連通孔17を形成し、各モジュール基板1に、その上下面側の各貫通内蔵孔21を連通する直径0.1mm程度の連通孔16を形成して外部との通気孔を設けることでモジュールの信頼性を高めることができる。
すなわち部品内蔵モジュールの製造プロセス中や、2次実装時におけるリフロー工程での急激な温度上昇でおきる貫通内蔵孔21内の空気や水分の膨張による破壊を防ぐことができる。
なお、空隙23には、前記絶縁性シート3A、4Aおよびモジュール基板1、2よりも低弾性率の樹脂材、ゲル材、発砲材のいずれかを充填すると好適である。これにより、部品内蔵モジュールの製造時の熱プレスにおいて発生する樹脂流動による空隙23の変形が防止される。
(実施の形態3)
図15は、実施の形態3における部品内蔵モジュール100Eの断面図である。実施の形態1との違いは、両面に上側及び下側凹部を有する絶縁性シート3と両面にメモリチップ14を実装したモジュール基板1Aとをくり返し多面付け基板5に積層し、すべての絶縁性シート3でメモリーチップを対向させて内蔵した点である。このことにより回路基板が削減できる。
(実施の形態4)
図16は、実施の形態4における部品内蔵モジュール100Fの断面図である。実施の形態1との違いは、モジュール基板に半導体チップを内蔵するチップ内蔵孔(キャビティ)を設けた点である。モジュール基板1Fはメモリチップ14の一部又は全部を内蔵するチップ内蔵孔18を有し、多面付け基板5Fはメモリチップ8を内蔵するチップ内蔵孔19を有する。このことにより絶縁性シート4Fの厚みを薄くすることが可能となり部品内蔵モジュールを薄くすることができる。
具体的な製造方法の一例としては、まずモジュール基板1F、5Fにチップ内蔵孔18、19を形成してメモリーチップ14、8をフェースアップの状態でそれぞれはめ込み固定する。次いでメモリーチップ14、8のI/Oパッドとモジュール基板1F、5Fの電極をAuワイヤーでループボンディングして電気的な接続を取る。ディスペンスによりAuワイヤーの最外周近傍に熱硬化性樹脂を塗布して土手を形成後、土手内側に熱硬化性樹脂をポッティングしてメモリーチップ14、8およびAuワイヤーを覆った後、熱硬化させる。この際、土手を形成する樹脂はポッティングする樹脂より高粘度であることが好ましい。また、モジュール基板1F、5Fの厚み方向に沿ってキャビティを形成して、メモリーチップ14、8をフェースダウンの状態でフリップチップ実装してもよい。マイコンチップ14Aも同様にモジュール基板2にキャビティを形成して収容してもよい。
(実施の形態5)
図17は、実施の形態5における部品内蔵モジュール100Gの断面図である。メモリチップやマイコンチップ等の半導体チップ44は絶縁シート部材38内に内蔵されており、かつ層間接続も絶縁性シート42で行なっている構造である。実施の形態1〜4では半導体チップは回路基板上に実装したが、図17に示すように、電気絶縁シート部材38に半導体チップを実装して多層配線板を構成しても良い。
図18(a)〜(c)は部品内蔵モジュール100Gの製造方法を説明するための断面図である。実施の形態5の製造方法の一例としては、図18(a)、(b)に示すように、厚み20〜100マイクロメートル程度の支持体となる樹脂フィルムまたは金属板材からなるベース部材34に積層された銅層の上面および下面配線パターン35、36をそれぞれ形成する。そしてその上下面配線パターン35、36上に半導体チップ44をそれぞれ実装する。別途、電気絶縁シート部材38、絶縁性シート42(図17)の所望の位置にビアホールを加工し導電性樹脂ペーストを充填してビア41を形成する。電気絶縁シート部材38の上下面に、上記半導体チップ44が実装された上下面配線パターン面35、36を接し熱プレスにより、電気絶縁シート部材38内に半導体チップ44と上下面配線パターン35、36を埋め込み、ベース部材34を剥離して部品内蔵実装体37を作製する(図17)。次に、図17に示すように、半導体チップ44が多面付けで内蔵された大判である多面付け基板、層間接続材である絶縁性シート42、個片分離された前記部品内蔵実装体37、絶縁性シート42、絶縁性シート4、モジュール基板2を順次アライメント積層した後、熱プレスにより一体化して個片分離することで部品内蔵モジュール100Gが製造できる。この構成によれば、同じ材料である電気絶縁性シート内に部品を内蔵することができ、パターン配線の収容が可能で、極めて温度変化に対する応力が小さくて信頼性が良く、放熱性が高いなどの特徴がある。
(実施の形態6)
図19(a)〜図19(b)は、実施の形態6に係る絶縁性シート3H及び4Hの断面図であり、図20は実施の形態6に係る部品内蔵モジュールの製造方法の熱プレス工程を示す断面図であり、図21は図20の断面X−Xに沿った模式的な断面図である。前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
積層が完了した実装体を熱プレスするときに、約0.5mmの間隔で隣接するモジュール基板1同士の間、及びモジュール基板2同士の間に絶縁性シート3、4の樹脂が流動してはみ出し、モジュール基板1又は2が樹脂により押し出されて位置がずれるおそれがあるという問題がある。このような樹脂のはみ出しによるモジュール基板の位置ずれを防止するために、モジュール基板同士の間隔を広げると、部品内蔵モジュールの取れ数が減少するため好ましくない。
そこで実施の形態6では、絶縁性シート3Hに、中央層26及び部品内蔵層27を貫通するミシン目状の複数の流動樹脂吸収孔51を、図21に示すように積層方向から見てモジュール基板1を囲むように形成した。流動樹脂吸収孔51は、熱プレス時にモジュール基板1同士の間にはみ出ようとする樹脂を吸収してモジュール基板1の位置ずれを防止する。また絶縁性シート4Hにも同様に流動樹脂吸収孔51が形成され、モジュール基板2同士の間にはみ出ようとする樹脂を吸収する。
以上の実施の形態1〜6では、内蔵部品をマイコンチップ14Aおよびメモリーチップ8、14で説明したが、メモリチップ、マイコンチップに特に限定されるものでない。
本発明に係る、部品内蔵モジュールは、耐ノイズ性、放熱性、小型化、メモリー高収容化、量産性に優れていることから、通信機器のRFモジュール、半導体パッケージ等として有用である。
(a)、(b)は、実施の形態1に係る部品内蔵モジュールのモジュール基板(メモリチップ実装)の製造方法を示す断面図である。 (a)、(b)は、実施の形態1のモジュール基板(マイコンチップ実装)の製造方法を示す断面図である。 (a)、(b)は、実施の形態1の絶縁性シートの断面図である。 (a)は、実施の形態1に係る多面付け基板の上に絶縁性シートを積層する途中の状態を示す断面図であり、(b)は、実施の形態1に係る絶縁性シート上に複数のモジュール基板を積層する途中の状態を示す断面図である。 (a)〜(c)は、実施の形態1に係る同様の手順で絶縁性シートとモジュール基板の積層をくり返している工程を示す断面図である。 (a)は、実施の形態1に係る同様の手順でマイコンチップを実装したモジュール基 板を積層する工程を示す断面図であり、(b)は熱プレス工程を示す断面図であり、(c)は熱プレス完了後に熱プレス用上下ベースから取り出した実装体を示す断面図である。 (a)は、実施の形態1に係る実装体に半田ボールを形成する工程を示す断面図であり、(b)は、実装体をモジュールサイズ単位で分割する工程を示す断面図である。 実施の形態1の部品内蔵モジュールを示す断面図である。 図8の部品内蔵モジュールを上下回転させた断面図である。 実施の形態1に係る他の部品内蔵モジュールを示す断面図である。 実施の形態1に係るさらに他の部品内蔵モジュールを示す断面図である。 (a)は、実施の形態1の変形例における絶縁性シート上にモジュール基板を積層する途中の状態を示す断面図であり、(b)は、実施の形態1の変形例における多面付け基板の上に絶縁性シートを積層した状態を示す断面図であり、(c)は、実施の形態1の変形例におけるモジュール基板を絶縁性シート上に固定する方法を示す断面図である。 実施の形態2における部品内蔵モジュールの断面図である。 実施の形態2に係る他の部品内蔵モジュールの断面図である。 実施の形態3における部品内蔵モジュールの断面図である。 実施の形態4における部品内蔵モジュールの断面図である。 実施の形態5における部品内蔵モジュールの断面図である。 (a)〜(c)は、実施の形態5に係る部品内蔵モジュールの製造方法を説明するための断面図である。 (a)〜(b)は、実施の形態6に係る絶縁性シートの断面図である。 実施の形態6に係る部品内蔵モジュールの製造方法の熱プレス工程を示す断面図で ある。 図20の断面X−Xに沿った模式的な断面図である。 従来の部品内蔵モジュールの製造方法であるカメラ認識を用いた積層アライメン ト工程を説明するための図である。 従来の部品内蔵モジュールを示す断面図である。 従来の部品内蔵モジュールの他の製造方法である積層アライメント工程を説明す るための図である。 図24に示す他の製造方法で製造した部品内蔵モジュールを示す断面図である。
符号の説明
1、2 モジュール基板
3、4 絶縁性シート
5 多面付け基板
7 モジュールパターン
8、14 メモリチップ(半導体チップ)
9 導電性ビア
10 下側凹部 11 上側凹部
12、13 配線パターン
14A マイコンチップ
16、17 連通孔
18、19 チップ内蔵孔(キャビティ)
21 貫通内蔵孔
22 内面
23 空隙(間隙部)
172、173 サーマルビア
51 流動樹脂吸収孔

Claims (27)

  1. 表面に多面付けした複数のモジュールパターンのそれぞれに第1半導体チップを接合した多面付け基板上に、各モジュールパターンに接合する複数の導電性ビアを設けた絶縁性シートを積層し、上下面パターンの少なくとも一方に第2半導体チップを接合して各モジュールパターンに対応するモジュールサイズを有する複数のモジュール基板を、その下面パターンを導電性ビアに接合させて絶縁性シート上にそれぞれ積層し、積層したこれらの実装体を熱プレスし、熱プレスした実装体をモジュールサイズ単位で分割することを特徴とする部品内蔵モジュールの製造方法。
  2. 多面付け基板上に絶縁性シートと複数のモジュール基板とを繰り返し積層する請求項1記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  3. 絶縁性シートは、多面付け基板の有効領域以上のサイズを有する請求項1又は2記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  4. 第2半導体チップは、各モジュール基板の上面及び下面パターンの双方に接合されている請求項1〜3のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  5. 第2半導体チップは、各モジュール基板の下面パターンに接合されている請求項1〜3のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  6. 熱プレスした後、分割する前に、部品内蔵モジュールをマザー基板に実装するための接合材を各モジュール基板の上面パターンに形成する請求項1〜5のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  7. 接合材は、半田ボール、Cuボール、導電膜コーティング樹脂ボール、半田バンプ、InバンプおよびAuバンプから選ばれる少なくとも1つで構成される請求項6記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  8. 多面付け基板の基板不良箇所又は部品接合不良箇所には、モジュール基板を積層しないか、もしくはダミーモジュール基板又は不良モジュール基板を積層する請求項1〜7のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  9. 絶縁性シートが、無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、未硬化状態の熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下とを含む混合物からなる請求項1〜8のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  10. 導電性ビアは、導電性フィラーと樹脂材料とを含む導電性樹脂ペーストから構成されて絶縁性シートよりも低温で硬化が進行し、導電性ビアを形成した積層前の絶縁性シートを実装体の熱プレス工程よりも低い温度で予め熱処理する請求項1〜9のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  11. 絶縁性シートの最低溶融粘度は、20℃以上200℃以下において100Pa・s以上10000Pa・s以下であり、絶縁性シートは第1半導体チップを内蔵するための下側凹部を有し、実装体の熱プレス工程により絶縁性シートは下側凹部内の第1半導体チップを完全に埋め込むように流動する請求項1〜10のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  12. 絶縁性シートの最低溶融粘度は、20℃以上200℃以下において100Pa・s以上10000Pa・s以下であり、絶縁性シートは第2半導体チップを内蔵するための上側凹部を有し、実装体の熱プレス工程により絶縁性シートは上側凹部内の第2半導体チップを完全に埋め込むように流動する請求項1〜10のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  13. 各絶縁性シートには、熱プレス時に流動する樹脂を吸収するための流動樹脂吸収孔が形成される請求項1〜12のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  14. 絶縁性シートの最低溶融粘度は、20℃以上200℃以下において1000Pa・s以上50000Pa・s以下であり、第2半導体チップはモジュール基板の下面パターンに接合され、絶縁性シートは、第2半導体チップを内蔵するための貫通内蔵孔をそれぞれ有し、内蔵された第2半導体チップと貫通内蔵孔の内面との間にそれぞれ空隙が形成される請求項1〜10のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  15. 多面付け基板は貫通内蔵孔と外部とを連通する連通孔を有し、モジュール基板は貫通内蔵孔同士を連通する連通孔を有する請求項14記載の部品内蔵モジュ ールの製造方法。
  16. 複数のモジュール基板の少なくとも1つには、上面及び下面パターンの双方に第2半導体チップが接合されている請求項1〜15のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  17. 多面付け基板と複数のモジュール基板との少なくとも1つに、半導体チップを内蔵するチップ内蔵孔が形成されている請求項1〜16のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  18. 第1及び第2半導体チップは、フリップチップ実装、ワイヤーボンディング、ACF、NCF、ACP、NCP、SBB、超音波接合および金属溶融接合のいずれかの手段によりそれぞれ多面付け基板及びモジュール基板に実装されている請求項1〜17のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  19. モジュール基板はその上面及び下面パターンに接合するサーマルビアを有し、モジュール基板を絶縁性シート上に積層するときに、上面パターンを加熱することによりサーマルビア及び下面パターンを介して絶縁シートを部分溶融させてモジュール基板を絶縁シート上に固定する請求項1〜18のいずれかに記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  20. 上面転写シートのベース材上に形成した上面回路パターンと、下面転写シートのベース材上に形成した下面回路パターンとの少なくとも一方に半導体チップを接合し、導電性ビアを設けた絶縁シート部材の上下面にそれぞれ上面回路パターン及び下面回路パターンを導電性ビアに接合させて転写して半導体チップを埋め込み、上面および下面回路パターンからそれぞれベース材を剥離して部品内蔵実装体を作製し、導電性ビアを有する絶縁性シートを介して部品内蔵実装体を積層して一体化することを特徴とする部品内蔵モジュールの製造方法。
  21. 回路形成された基板上に半導体チップが実装された実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールにおいて、前記実装体間を無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合し、前記絶縁性シートは、その内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられると共に、前記半導体チップを内蔵するための貫通内蔵孔が形成され、かつ絶縁性シートと基板との接合により前記貫通内蔵孔の内面と半導体チップとの間に形成される間隙部が、密閉状態とならないように、前記基板に連通孔を形成したことを特徴とする部品内蔵モジュール。
  22. 前記間隙部には、前記絶縁性シートおよび基板より低弾性率である樹脂材、ゲル材、発砲材のいずれかが充填されている請求項21記載の部品内蔵モジュール。
  23. 回路形成された基板上に半導体チップが実装された実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールにおいて、前記実装体間を無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合し、前記絶縁性シートは、その内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられると共に、その上面に前記半導体チップを収容し得る上側凹部と、その下面に前記半導体チップを収容し得る下側凹部が形成され、前記基板は、上下面の双方に半導体チップが実装されたことを特徴とする部品内蔵モジュール。
  24. 回路形成された基板上に半導体チップが実装された実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールにおいて、前記実装体間を無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合すると共に、前記絶縁性シートの内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられており、かつ前記基板に半導体チップの一部あるいは全体が収納できるキャビティまたはチップ内蔵孔が形成されたことを特徴とする部品内蔵モジュール。
  25. 基板が、セラミック、エポキシ、アラミド、ポリイミド、フェノール、無機フィラーおよびガラスクロスから選ばれる少なくとも1種以上で構成される請求項21〜請求項24のいずれかに記載の部品内蔵モジュール。
  26. 無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁シート部材に回路パターンおよび半導体チップを埋め込まれてなる部品内蔵実装体を複数個積層した部品内蔵モジュールであって、前記部品内蔵実装体間を、無機質フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化樹脂組成物5重量%以上30重量%以下を含む混合物からなる絶縁性シートで接合すると共に、前記絶縁性シートの内部に上下実装体間の電気的導通を図る導電性ビアが設けられたことを特徴とする部品内蔵モジュール。
  27. 導電性ビアは、導電性樹脂ペーストで形成されるビアで構成されている請求項21〜請求項26のいずれかに記載の部品内蔵モジュール。
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