JP2006243979A - 住宅モニタリングシステム、住宅モニタリングデータ管理装置、住宅モニタリング方法 - Google Patents

住宅モニタリングシステム、住宅モニタリングデータ管理装置、住宅モニタリング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、住宅内各所の環境データをセンサによりサンプリングし、そのサンプリングされたデータを解析することによって、現在住宅に発生している問題点を洗い出して住宅のメンテナンスに利用することが可能な住宅モニタリングシステム、モニタリングデータ管理装置、モニタリングデータ管理方法を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、住宅内の環境を示すデータを蓄積し、蓄積されたデータを解析することによって、住宅の環境情報を把握するための住宅モニタリングシステムに関する。
センサ付非接触式無線通信デバイス12と、センサ付非接触式無線通信デバイス12からデータを受信して格納すると共に、要求に応じて格納されたデータを送信する管理装置21と、管理装置21よりデータを受信する端末装置22と、を備え、端末装置22は、管理装置21から受信した前記データを解析する解析手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅の環境を示すデータを取得し、住宅の状況を判定することが可能な住宅モニタリングシステム、モニタリングデータ管理装置、モニタリングデータ管理方法に係り、特に住宅内各所に設けられたセンサから住宅内の環境を示すデータを定期的に収集し、収集したデータを管理者に送信して解析することにより、住宅の状態を判定することが可能な住宅モニタリングシステム、モニタリングデータ管理装置、モニタリングデータ管理方法に関する。
近年、センサ技術及びIT技術の向上により、住宅内及び家電機器等にセンサを設置し、センサから送信された情報を利用して、住宅内の状況を検知したり、各種家電機器の中央集中管理を実施する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2002−140774号公報(第3頁乃至第5頁、図2)
特開2003−174686号公報(第5頁乃至第6頁、図1)
特許文献1の住宅管理方法は、住宅に建物の環境変化を測定するセンサ群を設けて、住宅の経年変化や自然災害による住宅の構造変化を監視して、異常を発見するためのシステムである。
特許文献1の住宅管理方法によると、建物にセンサ用光ファイバを設置して、センサの検出信号をホストコンピュータに送信する。ホストコンピュータが受信した検出信号は、ホストコンピュータ内の監視部において、過去の検出信号と比較され、変化が著しければ、何らかの事故が発生したと判断して住宅の所有者等に警報を発する。
特許文献2の集中情報管理システムは、遠隔制御を活用してマルチメディア対応の多数の宅内情報機器を集中管理するためのシステムである。特許文献2の集中情報管理システムにおいては、温度センサ等のセンサからの測定値は、集中制御監視手段に送信される。
各種センサから受信した測定値は、基準値と比較処理されて各種家電機器の集中管理に利用される。例えば、温度センサから送信されてきた温度データは、温度基準値と比較されて、集中冷暖房システムの自動調整のために利用される。
しかしながら、特許文献1に記載の住宅管理方法においては、各センサが検出するデータは住宅に発生した異常を検知して警報を発するためのものであり、特許文献2の集中情報管理システムにおいては、各種センサが検出するデータは、家電機器等の集中管理を行うためのものである。そのため、各種センサが検出したデータは、住宅の状態を診断したり、住宅のメンテナンスに利用されるためのものではなかった。
また、このような利用形態であるため、これらの各種センサが検出したデータは、長期的に蓄積されるものではなかった。
一般的に、住宅竣工後には、住宅建築販売メーカーのメンテナンス担当者等により、定期的に点検が行われている。
しかし、このような定期点検時には、壁紙の状態、屋根の状態、床の状態等、外観的に検査可能である項目は点検されるが、外観的に検査不可能である項目に関しては点検が困難であるとともに、床下、天井裏等、容易に点検することができない場所も存在する。
例えば、床下や天井裏等は点検が困難な場所であるが、これらの部分が高湿度状態であれば、住宅の老朽化が早まる。
このような場所では、温度・湿度等の経時変化を把握することができれば、問題が起こっているか否かを簡易に把握することができる。
また、問題が生じていることを認識することができれば、例えば、ダクトをつけることにより温度・湿度を調整する等の対策を講じることができ、家屋の老朽化の促進を防止することができる。
また、内壁部分の温度の経時変化を把握することができれば、気温との差の変化を把握することができるため、結露の発生状態を推測することができる。
このため、換気の必要性やカビ発生の警告等、顧客へ必要なアドバイスを行うことができる。
しかし、特許文献1及び特許文献2の技術では、各種センサが検出するデータを解析するとともに、定期点検時に、顧客へ住宅管理に必要なアドバイスを行うための定期的かつ長期的なデータの蓄積が実現されていない。
また、特許文献1及び特許文献2の技術では、各種センサは有線結線されているため、住宅に設置される集中管理装置までの配線を行う必要がある。
しかし、多数のセンサを設置する場合には、この配線に手間がかかるとともに、断線防止等のメンテナンスも必要である。
また、この配線場所は生活空間から視認されづらい場所であることが望ましいため、配線場所が限定されるという問題があった。
また、配線が生活空間に露見していると、デザイン性が損なわれるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、住宅内各所の環境データをセンサによりサンプリングし、そのサンプリングされたデータを解析することによって、現在住宅に発生している問題点を洗い出して住宅のメンテナンスに利用することが可能な住宅モニタリングシステム、モニタリングデータ管理装置、モニタリングデータ管理方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、住宅内各所の環境データをサンプリングするためのセンサと管理装置との通信を無線通信とすることによって、配線に要する手間を省くことができるとともに、センサの配設位置が限定されることのない住宅モニタリングシステム、モニタリングデータ管理装置、モニタリングデータ管理方法を提供することにある。
前記課題は、請求項1に記載の住宅モニタリングシステムによれば、住宅内の環境を示すデータを取得及び蓄積し、蓄積された前記データを解析することによって、住宅の環境情報を把握するための住宅モニタリングシステムであって、前記データを取得するためのセンサを備えると共に、前記センサから取得したデータを出力するセンサ付非接触式無線通信デバイスと、該センサ付非接触式無線通信デバイスから前記データを受信して格納すると共に、要求に応じて格納された前記データを出力する管理装置と、該管理装置へデータ送信を要求し、前記管理装置より前記データを受信する端末装置と、を備え、該端末装置は、前記管理装置から受信した前記データを解析する解析手段を備えることにより解決される。
また、前記課題は、請求項7に記載の住宅モニタリングデータ管理装置によれば、住宅内の環境を示すデータを蓄積し、前記データの送受信を行うための管理装置であって、該管理装置の動作を規定したプログラムを格納すると共に、前記データを格納する記憶装置と、
該記憶装置に格納された前記プログラムに従って処理を行う中央演算処理装置と、を少なくとも備え、前記データを取得するためのセンサを備えると共に、前記センサから取得した前記データを出力するセンサ付非接触式無線通信デバイスから、前記データを受信する受信手段と、外部から指定された条件に応じて前記データを加工する加工手段と、該加工手段により加工されたデータを外部へ送信する送信手段と、を備えることにより解決される。
更に、前記課題は、請求項9に記載の住宅モニタリング方法によれば、住宅内の環境を示すデータを取得及び蓄積し、蓄積された前記データを解析することによって、住宅の環境情報を把握するための住宅モニタリング方法であって、前記データを取得するためのセンサを備えると共に、前記センサから取得したデータを出力するセンサ付非接触式無線通信デバイスと、該センサ付非接触式無線通信デバイスから前記データを受信して格納すると共に、要求に応じて格納された前記データを出力する管理装置と、該管理装置へデータ送信を要求し、前記管理装置より前記データを受信する端末装置と、を少なくとも備え、前記センサ付非接触式無線通信デバイスが、前記データを取得し、前記管理装置に前記データを出力するデータ取得工程と、前記管理装置が、前記データを受信するデータ受信工程と、前記管理装置が、前記端末装置からの送信要求に応じて、前記データを前記端末装置へ出力するデータ送信工程と、前記端末装置が、前記データを受信して、前記データを解析する解析工程と、を備えることにより解決される。
このように、本発明に係る住宅モニタリングシステム、住宅モニタリングデータ管理装置、住宅モニタリング方法によれば、センサ付非接触式無線通信デバイスを使用し、住宅の環境を示すデータを取得及び送信している。
なお、住宅の環境を示すデータとは、センサにより測定されるデータであり、温度データ、湿度データ、含水率データ等の環境データである。
また、このセンサ付非接触式無線通信デバイスから送信されたデータは管理装置で受信され、端末装置からの要求により、管理装置から端末装置側へ送信される。
更に、端末装置側では、このデータの解析が行われる。
よって、住宅側に備えられたセンサ付非接触式無線通信装置によりサンプリングされた住宅環境を示すデータは、管理装置に送られ、管理装置側で管理される。また、この管理装置で管理されたデータは、端末装置側で解析される。
このため、住宅環境情報を管理装置で長期的に管理できると共に、端末装置によりデータ解析を行い、住宅の状況を判定することができる。
例えば、床下に湿度センサを備えた非接触式無線通信デバイスを設置しておけば、床下の湿度情報を把握することができるため、ダクト等の換気設備の必要性を検討することができる。
このように、住宅の状況を判定することによって、顧客に住宅のメンテナンスに関するアドバイスや提案を有効に行うことができる。
また、住宅の建築中に各所にセンサ付の非接触式無線通信デバイスを設置しておけば、住宅の環境を示すデータを判定して、その結果により仕様を変更することができる。
例えば、ALC等を設置する部分に、含水率センサ付の非接触式無線通信デバイスを設置しておけば、ALCの含水率を把握することにより、ダクト等の換気設備の必要性を判断することができる。
このため、顧客への住宅引渡し時には、環境を示すデータを反映し、必要な設備を付加した住宅を提供することができる。
更に、本発明においては、環境を示すデータを取得及び送信する手段として、センサ付非接触式無線通信デバイスを使用している。
よって、このセンサ付非接触式無線通信デバイスを複数個配設しても、配線工事を行う必要がなく、設置が容易であると共に設置に要する手間が軽減される。
また、配線が必要ないため、配線が生活空間に露見せず、デザイン上も有利である。
更に、センサ付非接触式無線通信デバイスは、障害物がある場合でもデータ通信が可能であるため、天井裏や床下等においても使用することができる。
よって、設置場所が限定されず、あらゆる場所の環境を示すデータを取得することができる。
このとき、前記データは、前記センサ付非接触式無線通信デバイスから前記管理装置へ定期的に送信されるよう構成されているので、定期的に住宅の環境を示すデータを取得することができる。
よって、データ値の変化点を捉えることができ、詳細な解析を行うことが可能となり好適である。
また、このとき、前記センサ付非接触式無線通信デバイスには、固有のIDが割付けられており、前記IDをキーとして識別されると、複数のセンサ付非接触式無線通信デバイスを使用することができるため好適である。
更に、このとき、前記住宅モニタリングシステムには、前記センサ付非接触式無線通信デバイスから送信される前記データを受信すると共に、前記管理装置へ送信する中継手段が備えられていると好適である。
また、本発明に係る住宅モニタリング方法の前記データ取得工程には、前記センサ付非接触式無線通信デバイスが、前記データを取得する工程と、前記非接触式無線通信デバイスから送信される前記データを受信すると共に前記管理装置へ送信する中継手段が、前記センサ付非接触式無線通信デバイスより前記データを受信する工程と、前記中継手段が、前記管理装置に前記データを送信する工程と、が備えられていると好適である。
このように、データは、中継手段により中継されて送信されるよう構成されているため、センサ付非接触式無線通信デバイスの通信可能距離が小さい場合でも、センサ付非接触式無線通信デバイスと管理装置との無線通信を行うことができるため好適である。
また、このとき、前記住宅内の環境とは、温度、含水率、湿度、結露、VOCから選択される少なくとも一つであるように構成されていると好適である。
更に、このとき、前記解析手段は、予め設定された基準値と前記データとを比較する処理、前記データを演算した結果と予め設定された基準値とを比較する処理、前記データの経時間変化を作成する処理、のうち少なくとも一つの処理を行うよう構成されていると、取得したデータ(若しくは、取得されたデータから演算された値)が、基準値を超えているか否かで、住宅に問題が生じているか否かがわかるため好適である。また、データの経時変化を作成することができると、データの変化状態を把握できるため、問題の発生原因を考察するための資料とすることができ、好適である。
さらに、本発明に係るデータ管理装置において、端末装置画管理装置にデータを要求する場合の前記条件は、日時を特定する情報、日時の範囲を特定する情報、住宅を特定する情報、前記センサ付非接触式無線通信デバイスを特定する情報、全ての前記データを指定する情報、から選択される少なくとも一つの情報であると、端末装置側は、必要なデータを効率良く取得することができるため好適である。
本発明によれば、センサ付の非接触式無線通信デバイスを使用し、住宅の環境を示すデータを取得及び送信している。
また、この非接触式無線通信デバイスから送信されたデータは管理装置で受信され、端末装置からの要求により、管理装置から端末装置側へ送信され、端末装置側では、このデータの解析が行われる。
よって、住宅側に備えられたセンサ付の非接触式無線通信装置によりサンプリングされた住宅環境を示すデータは、管理装置に送られ、管理装置側で一元的に管理することができる。また、この管理装置で管理されたデータは、端末装置側で解析することができる。
このため、住宅環境情報を管理装置で確実に管理できると共に、端末装置によりデータ解析を行い、住宅の状況を判定することができる。
例えば、床下に湿度センサを備えた非接触式無線通信デバイスを設置しておけば、床下の湿度情報を把握することができるため、ダクト等の換気設備の必要性を検討することができる。
このように、住宅の状況を判定することによって、顧客に住宅のメンテナンスに関するアドバイスや提案を有効に行うことができる。
また、住宅引渡し後の定期点検時に、当該環境を示すデータを使用して、目視で点検できない部分の評価を行うことができる。
また、本発明によれば、住宅の建築中に各所にセンサ付の非接触式無線通信デバイスを設置し、住宅の環境を示すデータを判定して、その結果により住宅の仕様を変更することができる。
例えば、ALC等を設置する部分に、含水率センサ付の非接触式無線通信デバイスを設置しておけば、ALCの含水率を把握することにより、ダクト等の換気設備の必要性を判断することができる。
このため、顧客への住宅引渡し時には、環境を示すデータを反映し、必要な設備を付加した住宅を提供することができる。
更に、本発明においては、環境を示すデータを取得及び送信する手段として、センサを備えた非接触式無線通信デバイスを使用している。
よって、このセンサを備えた非接触式無線通信デバイスを複数個配設しても、配線工事を行う必要がなく、設置が容易であると共に設置に要する手間が軽減される。
また、配線が必要ないため、配線が生活空間に露見せず、住宅内装のデザイン上も有利である。
更に、非接触式無線通信デバイスは、障害物がある場合でもデータ通信が可能であるため、天井裏や床下等においても使用することができる。
よって、設置場所が限定されず、あらゆる場所の環境を示すデータを取得することができる。
また、センサ付非接触式無線通信デバイスと管理装置の間に、中継手段を設けることによって、通信可能距離が小さいセンサ付非接触式無線通信デバイスであっても、効率良くデータ通信を行うことが可能となる。
更に、センサ付非接触式無線通信デバイスにIDを割付けることによって、センサ付非接触式無線通信デバイスを複数使用する場合でも、効率良くデータを管理することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する構成、部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で各種改変することができるものである。
なお、本明細書中で「コンピュータ」とは、演算装置を備えた情報端末すべてを含む意味である。例えば、スーパーコンピュータ、汎用コンピュータ、オフィスコンピュータ、制御用コンピュータ、ワークステーション、パソコンのほか、携帯情報端末、演算装置を備えた携帯電話、ウェアラブルコンピュータ等をも含む。
なお、本実施形態においては、情報通信網としてインターネット回線13を使用しているが、LAN、WANによりコンピュータを接続したプライベートの情報通信網、専用線による通信、携帯端末の公衆情報通信網、その他の公衆情報通信網によるものであってもよい。
本明細書中で「ICタグ」とは、アンテナを備えた非接触式デバイスのことを指し、静電結合方式、電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光方式等、全ての非接触式のタグを含む。
また、本明細書中で「サンプリングデータ」とは、センサ付ICタグ12でサンプリングされ、サーバコンピュータ21へ送信されるデータを指し、「モニタリングデータ」とは、サーバコンピュータ21のモニタリングデータベース21aに格納され、サーバコンピュータ21からクライアントコンピュータ22に送信されるデータを指す。
なお、本実施形態においては、「環境を示すデータ」を「サンプリングデータ」と「モニタリングデータ」とに区別して使用している。
本実施形態は、住宅内に設置された温度センサ、含水率センサ、湿度センサ等の各種センサより定期的にサンプリングされたデータ(サンプリングデータ)を、伝送装置11を介して住宅供給業者2の有するサーバコンピュータ21に送信する住宅モニタリングシステムSに関するものである。
住宅供給業者2は、受信したモニタリングデータを解析して、住宅内環境の問題点を洗い出し、住宅のメンテナンスに関するアドバイスを行う。
なお、住宅内に設置されるセンサとしては、温度センサ、含水率センサ、湿度センサに限られるものではなく、結露センサ、水漏れセンサ、震度センサ、VOC(volatile Organic Compounds)センサ等、住宅に関するデータをサンプリングできるものであれば、どのようなセンサが使用されていてもよいし、設置個数及び設置場所等は、そのセンサがモニタするデータの性質により決定されるものであれば、特に限定されるものではない。
図1乃至図3により、本実施形態に係る住宅モニタリングシステムの概要を説明する。
図1は、本実施形態に係る住宅モニタリングシステムSの構成図である。
住宅モニタリングシステムSは、顧客1、住宅供給業者2を主要構成とする。
顧客1側には、データの送受信を行うための中継手段としての伝送装置11、住宅環境をモニタするためのセンサ付非接触式無線通信デバイスとしてのセンサ付ICタグ12が配設され、住宅供給業者2側には、データを統括的に管理する管理装置としてのサーバコンピュータ21、サーバコンピュータよりデータを受信して解析を行う端末装置としてのクライアントコンピュータ22が配設されている。
また、顧客1と、住宅供給業者2とは、インターネット回線13を介してデータを送受信することが可能となっている。
顧客1は、住宅供給業者2より住宅を購入した者であって、顧客1側(購入した住宅側)には、伝送装置11、センサ付ICタグ12が配設されている。
伝送装置11は、公知の無線データ発信装置であり、センサ付ICタグ12よりサンプリングデータを受信して、この受信したサンプリングデータを後述する住宅供給業者2側に設置されるサーバコンピュータ21へ送信する。
つまり、伝送装置11は、センサ付ICタグ12からサーバコンピュータ21へのデータ通信の中継を行う。
この伝送装置11としては、例えば、公知のモバイルアーク(商標)内蔵型の無線装置が使用される。この場合、サンプリングデータ通信は、公知の通信キャリアネットワークを使用して行われる。
センサ付ICタグ12は、公知のセンサ付ICタグであり、適宜箇所に複数個使用される。
図2にセンサ付タグ12の構成図を示す。
本実施形態に係るセンサ付ICタグ12は、センサ120、マイクロプロセッサ121、クロック発振部122、通信部123、A/D変換器124、メモリ125、を主要構成とする。
なお、本実施形態に係るセンサ付ICタグ12には、内部に図示しない電池等の駆動源が備えられている。
センサ120は、公知のセンサであり、本実施形態では、温度を計測する温度センサ、含水率を計測する含水率センサ、湿度を計測する湿度センサが使用されている。
温度センサは、公知の非接触式温度センサが用いられている。
非接触式センサは、公知の放射温度計等であり、赤外線や赤外線の光量子を測定することにより温度を測定する。
しかし、温度センサは、非接触式温度計に限られるものではなく、接触式温度計を使用してもよい。
含水率センサは、公知のロードセル型含水率センサが用いられている。
この含水率センサは、含水率の変化による材料の重量変化を検出することにより含水率を測定する。
湿度センサは、公知のインピーダンス変化型湿度センサが用いられている。
この湿度センサは、湿度の変化によるセンサ材料の電気伝導率変化に伴う抵抗値変化を検出することにより湿度を測定する。
しかし、湿度センサはインピーダンス変化型湿度センサに限られるものではなく、静電容量変化型湿度センサ等の他の公知の湿度センサを使用してもよい。
なお、センサ類は、これらに限られるものではなく、公知の電気抵抗式結露センサや水晶振動子式結露センサ又は光学式結露センサ、公知の電極線式水漏れセンサ、公知の非サイズモ系電気式(機械式)震度センサ又は公知のサイズモ系電機式(機械式)震度センサ、公知の超高感度熱線型半導体式VOCセンサ又は高分子薄膜式VOCセンサ等のセンサを必要に応じて使用することができる。
マイクロプロセッサ121は、公知のプロセッサであり、センサ付ICタグ12の動作全体を制御する。
クロック発振部122は、公知のクロック発振部であり、マイクロプロセッサ121の基本クロックやデータサンプリングクロックを発振する。
通信部123は、データの無線通信を行うためのものであり、アンテナ123aを有して構成されている。
A/D変換器124は、公知のアナログ/デジタル変換器であり、センサから検出されたアナログデータをデジタルデータへ変換する。
メモリ125は、RAM等の公知の記憶装置であり、A/D変換器124でデジタル変換されたデータを記憶する。
マイクロプロセッサ121は、クロック発振部122から発振されるサンプリングクロックに応じて、センサ120よりデータを定期的にサンプリングする。
なお、このサンプリングは常時行ってもよい。
サンプリングされたアナログデータは、A/D変換器124でデジタル変換され、メモリ125に一時的に格納される。
メモリ125に格納されたサンプリングデータは、通信部123に送られて、通信部123から、そのセンサ付ICタグ12に固有のIDと共に、伝送装置11に送信される。
なお、センサ120からのアナログデータの収集方法及びサンプリングデータの送信方法は、これに限られるものではなく、目的に応じて適宜変更することができる。
例えば、サンプリングデータの送信タイミングを、センサ120からのアナログデータ収集タイミングより長く設定しておき、メモリ125に複数のデータを格納して、これら複数のデータを同時に伝送装置11に送信してもよい。
また、センサ付ICタグ12から自発的にサンプリングデータを送信する方法に限らず、外部からの送信要求により、サンプリングデータを送信するように構成されていてもよい。
更に、本実施形態に係るセンサ付ICタグ12は、内部に電池等の駆動源を設けているが、電磁誘導型のICタグを使用して構成してもよい。
この場合には、定期的に外部より誘導される駆動源によってデータのサンプリング及びサンプリングデータの送信が行われる。
図3に、住宅内にセンサ付ICタグ12の配置説明図を示す。
なお、このセンサ付ICタグ12の配置は、一例であり、これに限られるものではない。
センサ付ICタグ12の設置個数、設置箇所等は、サンプリングしたいデータの性質に応じて住宅毎に適宜選択されるものである。
図3に示すように、本実施形態においては、センサ付ICタグ12を必要箇所に設置する。
説明の便宜上、天井裏に設置されたセンサ付ICタグをセンサ付ICタグ12aと記し、このセンサ付ICタグ12aには温度センサが搭載されている。
また、2階壁側に設置されたセンサ付ICタグをセンサ付ICタグ12b、1階壁側に設置されたセンサ付ICタグをセンサ付ICタグ12cと記す。このセンサ付ICタグ12b、12cには温度センサが搭載されている。
更に、2回の床下に設置されたセンサ付ICタグをセンサ付ICタグ12dと記し、このセンサ付ICタグ12dには含水率センサが搭載されている。
また、1階床下に設置されたセンサ付ICタグをセンサ付ICタグ12eと記し、このセンサ付ICタグ12eには湿度センサが搭載されている。
センサ付ICタグ12a、12b、12c、12eは、サンプリングクロックに従い、定期的に温度、湿度、含水率を計測し、デジタルデータに変換されたサンプリングデータを伝送装置11へ送信する。
センサ付ICタグ12dは、ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)で構成された床板の下面に設置され、ALCから受ける荷重の変化によりALCの含水率を計測する。
ALCとは、発泡軽量コンクリート板であり、珪石、セメント、生石灰、発泡性アルミニウム粉末、安定剤、水等を混合し、オートクレーブ養生することにより形成される。
ALCは一般的な市販品であるため比較的安価で、火災時に有毒ガスを発生しない優良な材料であるが、水分を吸収しやすい材料であるという問題点がある。
このため、センサ付ICタグ12dにより、含水率を計測し、換気のための設備の必要性を検討することができる。
また、住宅建築時にこのセンサ付ICタグ12dを設置しておけば、含水率の経時変化を把握することができるので、ALCの水分が蒸発したことを把握することができ、仕上げ時期を簡易に認識することができるとともに、建築段階において換気のための設備の必要性を検討することができる。
なお、本実施形態においては、図3に示すように、センサ付ICタグ12a〜12eを設置したが、設置場所、設置個数、搭載されるセンサの種類は、これに限定されるものではなく、住宅のサイズ、構造等に応じて適宜選択することができる。
また、本実施形態においては、送信装置11を1個使用しているが、これに限られることはなく、住宅のサイズ、構造、センサ付ICタグ12の性能等に応じて、設置個数は適宜選択される。
更に、送信装置11の設置場所は、特に限定されるものではないが、簡易にメンテナンスができるような場所に設置されていることが望ましい。
図1に示す住宅供給業者2は、一般的な住宅建築販売メーカーであって、住宅及び住宅関連商品等の受注、販売、建築、アフターケア等、住宅に関する業務を総合的に行う。
なお、本実施形態では、住宅供給業者1を、一般的な住宅建築販売メーカーとして構成しているが、設計事務所、住宅建築販売メーカーから委託された業者として構成してもよい。
住宅供給業者2には、本実施形態の住宅モニタリングシステムにおける各データを統括的に管理するサーバコンピュータ21が設置されている。
このサーバコンピュータ21は、顧客1の住宅内に設置される伝送装置11とインターネット回線13を介して接続されている。
サーバコンピュータ21は、住宅供給業者2内に配設されるクライアントコンピュータ22と接続されており、顧客1の住宅内に設置された各センサ付ICタグ12から送信されてきたサンプリングデータは住宅番号毎のレコードに振分けられ、モニタリングデータとしてモニタリングデータベース21aに格納される。
モニタリングデータベース21aに格納されているモニタリングデータは、クライアントコンピュータ22からの要求に応じて送信される。
クライアントコンピュータ22では、サーバコンピュータ21から受信したモニタリングデータを解析して顧客1の住宅環境を診断する。
住宅環境が診断されると、住宅供給業者2側では、定期的に診断カルテを作成して顧客1へ提供したり、住宅環境の問題点を解消するための適切なアドバイスを顧客へ提供する。
また、定期点検時の資料とすることもできる。
なお、クライアントコンピュータ22で、診断カルテを自動作成し、インターネット回線13を介して顧客1側に設置されるパーソナルコンピュータ等に診断カルテを送信するように構成してもよいし、クライアントコンピュータ22で作成した診断カルテをサーバコンピュータ21へ送信し、サーバコンピュータ21からインターネット回線を介して顧客1側に設置されるパーソナルコンピュータ等に診断カルテを送信するように構成されていてもよい。
また、クライアントコンピュータ22での診断結果や診断カルテを、住宅供給業者2側に設置される営業部門やアフターケア部門等にイントラネット等を使用して送信するように構成されていてもよい。
営業部門やアフターケア部門では、これら診断結果等を検討して、顧客1を訪問したり、電話、電子メール等の通信手段により顧客1にアドバイスを行う等のサービスを行うことができる。
なお、本実施形態では、クライアントコンピュータ22を住宅供給業者2内に設置したが、このような構成に限られることはなく、住宅のアフターケアを請負う別組織に設置されていてもよい。
次いで、図4によりコンピュータのハード構成を説明する。
まず、図4を参照し、本実施形態に係る住宅モニタシステムを統括的に管理するサーバコンピュータ21の構成を説明する。
サーバコンピュータ21は、公知のコンピュータであり、データの受信、加工、蓄積、出力を行い、住宅供給業者2に設置される。
サーバコンピュータ21は、データの演算・制御を行う中央演算処理装置としてのCPU32、記憶装置であるHDD33、ROM34、RAM35、通信装置36、記憶媒体装置37、キーボード及び表示装置等を備えている。
CPU32は、ROM34又はHDD33に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行するように構成され、各機能構成群の動作管理や各信号の入出力制御など、所定の処理を実行するための中枢的役割を担うものである。
RAM35には、CPU32が各種処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
入力装置であるキーボードとマウスは、CPU32に所定の指令を入力するときに適宜操作される。
更に、表示装置、プリンタには、所定の書式で表示される情報、画像等が出力表示される。
記憶媒体装置37は、外付けハードディスク、光磁気ディスク、CD−R、DVD、メモリスティック等により構成されている。
通信装置36は、インターネット回線13に対してデータを送信し、またインターネット回線13を介して受信されたデータを適宜記憶する。
HDD33には、各顧客1の住宅毎のモニタリングデータが格納されたモニタリングデータベース21aが格納されている。
図5に、モニタリングデータベース21aのファイル構成の一例を示す。
モニタリングデータベース21aのファイルには、住宅番号、センサID、サンプリング日時、サンプリング値、等の住宅環境データが、住宅番号毎のレコードとして登録されている。
なお、モニタリングデータベース21aに登録されたモニタリングデータは、クライアントコンピュータ22からの送信要求に応じて送信される。
また、クライアントコンピュータ22からは、日時を特定する情報、日時の範囲を特定する情報、住宅を特定する情報、前記センサ付非接触式無線通信デバイスを特定する情報、全ての前記データを指定する情報等の条件を指定して送信要求を行うことができる。
この場合には、サーバコンピュータ21は、条件に適合するデータのみを抽出してクライアントコンピュータ22へ送信する。
また、各センサの情報は、モニタリングデータベース21aの図示しない他のファイルに、住宅番号毎のレコードとして登録されており、住宅番号をキーとして抽出されて、モニタリングデータとともにクライアントコンピュータ22へ送信される。
本実施形態に係る各センサ情報は、センサ種類、設置位置、設置年月日、交換時期等の情報として構成されている。
なお、クライアントコンピュータ22のハード構成は、上記サーバコンピュータ21のハード構成と同様である。
また、本実施形態においては、情報通信網としてインターネット回線13を利用したが、LAN、WANにより接続したプライベートの情報通信網、専用線による通信、その他の公衆情報通信網によるものであってもよい。
次に、図6乃至図8により、本実施形態に係る住宅モニタリングシステムの各処理を説明する。
図6は、センサ付IDタグ12の処理を示す。
図6は、クロック発振部122から発振されるクロックに従って、センサ付ID12タグに備えられたセンサからその時点のセンサ値が読取られ、外部へ送信されるまでの処理を示すフローチャートである。
図6のフローチャートの処理は、センサ付ICタグに搭載されたマイクロプロセッサ121で制御されている。
処理がスタートすると、ステップS61でサンプリング時間か否かを判定する。
サンプリングデータを取得する時間であるサンプリング時間は、センサ付ICタグ12に備えられるクロック発振部122から発振されるクロックで監視される。
例えば、本実施形態においては、サンプリングは30分毎に行うよう設定されており、正時及び各時間30分にサンプリングが行われる。
但し、サンプリング時間はこれに限られることはなく、取得するサンプリングデータの使用目的及び性質に応じて適宜変更することができる。
サンプリング時間でなければ(ステップS61:No)、ステップS62で所定時間が経過したか否かを判定する。
この所定時間は、例えば、前回サンプリングを行った時間を始点とし、タイマーにより監視されている。
例えば、サンプリング時間の間隔が30分に設定されているのであれば、30分30秒等に設定すると良い。
ステップS62で所定時間が経過したと判定すれば(ステップS62:Yes)、ステップS63でエラー表示を行い、処理を終了する。
これは、今回のサンプリングが行われるべき時間が経過しているにも係わらずサンプリングが行われないということであり、なんらかの不具合が発生している可能性が高いため、エラーを表示し処理を終了することとしたものである。
エラー表示は、センサ付ICタグ12に備えられた警報灯を点灯するように構成されていても良いし、センサ付ICタグ12に液晶表示装置を備えて、エラー表示を行ってもよい。また、ステップ63でエラーを表示した後、エラー情報を伝送装置11を介してサーバコンピュータ21に送信しても良い。
ステップS62で所定時間が経過していないと判定すれば(ステップS62:No)、処理はステップS61に戻り、サンプリング時間か否かを判定する。
ステップS61でサンプリング時間であると判定した場合(ステップS61:Yes)、ステップS64で現時点のセンサ値を取得する。
次いで、ステップS65でセンサ値をデジタル変換し、ステップS66でデジタル変換されたサンプリング値をセンサIDと共に伝送装置11へ送信する。
センサ付ICタグ12は、このような処理を繰り返し、所定時間毎にサンプリングデータ及び自己のセンサIDを伝送装置11に送信する。
伝送装置11は、センサ付ICタグ12より受信したサンプリングデータ及びセンサIDを、インターネット回線13を介して、サーバコンピュータ21へ送信する。
次いで、図7によりサーバコンピュータ21の処理を説明する。
サーバコンピュータ21の処理は、CPU32により制御されている。
処理がスタートすると、ステップS71でサンプリングデータを受信したか否かを判定する。
ステップS71でサンプリングデータを受信したと判定した場合(ステップS71:Yes)、ステップS72でサンプリングデータを住宅番号毎に振分け、モニタリングデータベース21aに格納して、最初のステップから処理を繰り返す。
サンプリングデータを受信していないと判定した場合(ステップS71:No)、ステップS73で、クライアントコンピュータ22からデータのアクセスがあるか否かを判定する。
本実施形態においては、サーバコンピュータ21が、最新のデータをクライアントコンピュータ22に送信することができるように、サンプリングデータの受信を優先して行っている。
ステップS73でクライアントコンピュータ22からのアクセスがあると判定した場合(ステップS73:Yes)、ステップS74で、モニタリングデータベース21aに格納されたモニタリングデータ及びセンサ情報をクライアントコンピュータ22へ送信し、最初のステップから処理を繰り返す。
クライアントコンピュータ22からのアクセスがないと判定した場合(ステップS73:No)、ステップS75で所定時間が経過したか否かを判定する。
この所定時間は、例えば、前回サンプリングを行った時間を始点とし、タイマーにより監視されている。
例えば、サンプリング時間の間隔が30分に設定されているのであれば、30分30秒等に設定すると良い。
ステップS74で所定時間が経過したと判定すれば(ステップS75:Yes)、ステップS76でエラー表示を行い、処理を終了する。
これは、次回のサンプリングデータが送信されてくるべき時間が経過しているにも係わらずサンプリングが行われないということであり、通信エラー等なんらかの不具合が発生している可能性が高いため、エラーを表示し処理を終了することとしたものである。
エラー表示は、サーバコンピュータ21の画面に表示するように構成されていてもよいし、警報灯を点灯するように構成されていても良い。
また、クライアントコンピュータ22へ、エラーメッセージを送信するように構成されていてもよい。
ステップS75で所定時間が経過していないと判定すれば(ステップS75:No)、処理はステップS71に戻り、サンプリングデータを受信したか否かを判定する。
このように、サーバコンピュータ21は、伝送装置11から伝送されてきたサンプリングデータを受信して、モニタリングデータベース21aに住宅番号毎のレコードとして格納する。
また、クライアントコンピュータ22からのデータ送信要求に応じて、モニタリングデータを送信する。このとき、クライアントコンピュータ22から指定された条件(住宅番号の指定、期間指定、特定のセンサ付ICタグの指定等)でモニタリングデータをクライアントコンピュータ22に送信するよう構成することもできる。
このときサーバコンピュータ21は、モニタリングデータとともにセンサ情報をクライアントコンピュータ22へ送信する。
センサ情報とは、センサIDをデコードするための情報であり、センサの設置場所及び測定データ種(温度、湿度、水分含量等)等を特定するものである。
次いで、図8によりクライアントコンピュータ22の処理を説明する。
クライアントコンピュータ22の処理は、図示しないCPUにより制御されている。
処理は、サーバコンピュータ21へモニタリングデータ送信要求を行うことによりスタートする。このとき、住宅番号等の条件(期間指定、特定のセンサ付ICタグの指定等)を指定してデータ送信要求を行うことができる。
処理がスタートすると、ステップS81でモニタリングデータ及びセンサ情報の受信が完了したか否かを判定する。
モニタリングデータ及びセンサ情報の受信が完了していないと判定した場合(ステップS81:No)、ステップS82で所定時間が経過したか否かを判定する。
所定時間が経過したと判定した場合(ステップS82:Yes)、ステップS83でエラー表示を行い処理を終了する。
この所定時間は、モニタリングデータの伝送が完了するために十分な時間が設定されている。
所定時間が経過したと判定した場合というのは、モニタリングデータを受信するための十分な時間が設定されているにも関らず、モニタリングデータの受信が完了していないということであり、なんらかの通信異常が発生している可能性があるため、処理を終了することとしたものである。
エラー表示の方法は、クライアントコンピュータ22のCRT画面にエラーを表示してもよいし、警報・警告灯等が使用されていてもよい。
ステップS82で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS82:No)、処理はステップS81に戻り、モニタリングデータ及びセンサ情報の受信が完了したか否かを判定する。
ステップS81で、モニタリングデータ及びセンサ情報の受信が完了したと判定した場合、ステップS84で評価処理を行い、処理を終了する。
解析手段が行う評価処理とは、住宅の状態を評価するための処理である。
例えば、温度情報の場合には、部屋の内壁面に備えられたセンサ付ICタグ12b及びセンサ付ICタグ12cから取得することができる部屋内部の温度情報と、外気温情報とから部屋内外の温度差を演算することができる。
この温度差が予め設定された基準値以上の状態が長期間続いている場合には結露が発生している可能性があると判断して、警告表示を行うことができる。
また、例えば、湿度情報の場合には、床下に備えられたセンサ付ICタグ12eから取得したデータと予め設定された湿度基準値とを比較することができる。この取得したデータ値が予め設定された湿度基準値を超えている場合には、高湿度状態が床下を劣化させているおそれがあると判断することができる。
また、ALC下部に設置された含水率センサを備えたセンサ付ICタグ12dから送信されたデータより含水率のトレンド(経時変化)を取得することができ、ALCの含水率が高くなればALC劣化の可能性があるとして警告表示を行うことができるし、この結果よりダクト等の換気設備の必要性を顧客へ指摘することができる。
更に、このようなセンサ付ICタグ12dを、住宅建設中に設置し、含水率のトレンドを取得すれば、住宅建設中にダクト等の換気設備の必要性を検討することが可能になり、必要であれば、顧客引渡の前にダクトの追加等の処置を施すことが可能となる。
また、天井裏に設置されたセンサ付ICタグ12a及び床下に設置されたセンサ付ICタグ12eを使用すれば、隠蔽箇所のデータを簡易に取得することができる。
よって、従来の定期点検時には点検が困難であった部分の状態をリアルタイムに把握することができる。
これらセンサ付ICタグ12a及びセンサ付ICタグ12eに備えられるセンサは、温度センサ、湿度センサ等、取得したい情報に応じたセンサが単数又は複数選択される。
本システムは、例えば、住宅供給業者2が、自社の住宅を購入した顧客に対するアフターサービスを行うために利用することができる。
また、住宅建築中に換気設備等の必要性を検討するために利用することもできる。
本システムを利用して、住宅の状態を確実に把握することができるとともに、早期に住宅の劣化を防止するための提案を行うことができる。
このことは、自社製品の価値を高めるとともに、宣伝効果を向上させることにもつながる。
本発明の一実施形態に係る住宅モニタリングシステムの構成図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ付ICタグの構成図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ付ICタグの配置位置を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサーバコンピュータの構成図である。 本発明の一実施形態に係るモニタリングデータベースに格納されるファイル構成図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ付ICタグの処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るサーバコンピュータの処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るクライアントコンピュータの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 顧客
2 住宅供給業者
11 中継手段(伝送装置)
12 センサ付非接触式無線通信デバイス(センサ付ICタグ)
13 インターネット回線
21 管理装置(サーバコンピュータ)
21a モニタリングデータベース
22 端末装置(クライアントコンピュータ)
32 中央演算処理装置(CPU)
33 記憶装置(HDD)
34 ROM
35 RAM
36 受信手段、送信手段(通信装置)
37 記憶媒体装置
120 センサ
121 マイクロプロセッサ
122 クロック発振部
123 通信部
123a アンテナ
124 A/D変換器
125 メモリ
S 住宅モニタリングシステム

Claims (10)

  1. 住宅内の環境を示すデータを取得及び蓄積し、蓄積された前記データを解析することによって、住宅の環境情報を把握するための住宅モニタリングシステムであって、
    前記データを取得するためのセンサを備えると共に、前記センサから取得したデータを出力するセンサ付非接触式無線通信デバイスと、
    該センサ付非接触式無線通信デバイスから前記データを受信して格納すると共に、要求に応じて格納された前記データを出力する管理装置と、
    該管理装置へデータ送信を要求し、前記管理装置より前記データを受信する端末装置と、を備え、
    該端末装置は、前記管理装置から受信した前記データを解析する解析手段を備えることを特徴とする住宅モニタリングシステム。
  2. 前記データは、前記センサ付非接触式無線通信デバイスから前記管理装置へ、定期的に送信されることを特徴とする請求項1に記載の住宅モニタリングシステム。
  3. 前記センサ付非接触式無線通信デバイスには、固有のIDが割付けられており、
    前記IDをキーとして識別されることを特徴とする請求項1に記載の住宅モニタリングシステム。
  4. 前記住宅モニタリングシステムには、前記センサ付非接触式無線通信デバイスから送信される前記データを受信すると共に、前記管理装置へ送信する中継手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の住宅モニタリングシステム。
  5. 前記住宅内の環境とは、温度、含水率、湿度、結露、VOCから選択される少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の住宅モニタリングシステム。
  6. 前記解析手段は、予め設定された基準値と前記データとを比較する処理、前記データを演算した結果と予め設定された基準値とを比較する処理、前記データの経時間変化を作成する処理、のうち少なくとも一つの処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の住宅モニタリングシステム。
  7. 住宅内の環境を示すデータを蓄積し、前記データの送受信を行うための管理装置であって、
    該管理装置の動作を規定したプログラムを格納すると共に、前記データを格納する記憶装置と、
    該記憶装置に格納された前記プログラムに従って処理を行う中央演算処理装置と、を少なくとも備え、
    前記データを取得するためのセンサを備えると共に、前記センサから取得した前記データを出力するセンサ付非接触式無線通信デバイスから、前記データを受信する受信手段と、
    外部から指定された条件に応じて前記データを加工する加工手段と、該加工手段により加工されたデータを外部へ送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする住宅モニタリングデータ管理装置。
  8. 前記条件は、日時を特定する情報、日時の範囲を特定する情報、住宅を特定する情報、前記センサ付非接触式無線通信デバイスを特定する情報、全ての前記データを指定する情報、から選択される少なくとも一つの情報であることを特徴とする請求項7に記載の住宅モニタリングデータ管理装置。
  9. 住宅内の環境を示すデータを取得及び蓄積し、蓄積された前記データを解析することによって、住宅の環境情報を把握するための住宅モニタリング方法であって、
    前記データを取得するためのセンサを備えると共に、前記センサから取得したデータを出力するセンサ付非接触式無線通信デバイスと、該センサ付非接触式無線通信デバイスから前記データを受信して格納すると共に、要求に応じて格納された前記データを出力する管理装置と、該管理装置へデータ送信を要求し、前記管理装置より前記データを受信する端末装置と、を少なくとも備え、
    前記センサ付非接触式無線通信デバイスが、前記データを取得し、前記管理装置に前記データを出力するデータ取得工程と、
    前記管理装置が、前記データを受信するデータ受信工程と、
    前記管理装置が、前記端末装置からの送信要求に応じて、前記データを前記端末装置へ出力するデータ送信工程と、
    前記端末装置が、前記データを受信して、前記データを解析する解析工程と、を備えたことを特徴とする住宅モニタリング方法。
  10. 前記データ取得工程は、
    前記センサ付非接触式無線通信デバイスが、前記データを取得する工程と、
    前記非接触式無線通信デバイスから送信される前記データを受信すると共に前記管理装置へ送信する中継手段が、前記センサ付非接触式無線通信デバイスより前記データを受信する工程と、
    前記中継手段が、前記管理装置に前記データを送信する工程と、を備えることを特徴とする請求項9に記載の住宅モニタリング方法。
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