JP2014089566A - 含水率計および含水率計内蔵建物 - Google Patents

含水率計および含水率計内蔵建物 Download PDF

Info

Publication number
JP2014089566A
JP2014089566A JP2012238821A JP2012238821A JP2014089566A JP 2014089566 A JP2014089566 A JP 2014089566A JP 2012238821 A JP2012238821 A JP 2012238821A JP 2012238821 A JP2012238821 A JP 2012238821A JP 2014089566 A JP2014089566 A JP 2014089566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture content
building
meter
attached
content meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012238821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5770148B2 (ja
Inventor
Ayaka Harada
彩加 原田
Motomitsu Nishihara
素充 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2012238821A priority Critical patent/JP5770148B2/ja
Publication of JP2014089566A publication Critical patent/JP2014089566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5770148B2 publication Critical patent/JP5770148B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】薄型化による設置作業の簡便化、製造に係る手間の軽減、建築作業時における損傷防止を図ることが可能な含水率計および含水率計内蔵建物を提供する。
【解決手段】RFID機能を有し、被測定物である構造用面材8に取り付けられて該構造用面材8の含水率を測定する含水率計3が、構造用面材8に取り付けられる平坦な取付面13を有するタグ10と、取付面13に露出した状態で設けられる少なくとも一対の平面電極17,17と、を備えており、平面電極17,17の表面に導電層18が設けられ、取付面13のうち平面電極17,17が設けられない部分の少なくとも一部に絶縁性の接着層14が設けられている。これにより、含水率計そのものの厚さを薄くすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、含水率計と、この含水率計を内蔵した建物に関する。
住宅等の建物における壁内面、天井裏、屋根裏、床下等の必要箇所にセンサ機能付きRFIDタグを設置した建物の一例として、特許文献1に記載の技術が知られている。
この建物は、前記センサ機能付きRFIDタグにひび割れ検知センサ、雨漏り検知センサ、歪み検知センサ、結露検知センサ、火災検知センサ、振動検知センサの何れかを1つ以上接続し、外部のリーダーよりデータ読取りコマンドを前記センサ機能付きRFIDタグに送信し、測定データの重畳した反射波を受信して測定データを読み取るようにしたものである。
また、特許文献2には、一対または二対の針状電極を備えた含水率センサを用い、電極を被測定物中において所定量離間するように対向配置することによって被測定物の含水率を計測する方法が開示されている。
特開2007−310506号公報 特開平06−265497号公報
ところで、上記特許文献1には、RFIDタグに含水率計を接続すること、つまり、RFID機能を有する含水率計によって、建物躯体の含水率を測定することについては開示されていない。そこで、RFID機能を有する含水率計によって、建物躯体の外壁を構成する構造面材の含水率を測定する場合、当該構造用面材の表面にRFID機能を有する含水率計を取り付けることが考えられる。ところが、その場合、このRFID機能を有する含水率計が、構造用面材の表面に外装材を取り付ける取付作業等の建築作業時に損傷し易いという問題ある。
さらに、含水率計として特許文献2に記載のような針状の電極を用いるものを採用すると、針状電極の長さの分や、針状電極をRFIDタグに固定するスペースの分、含水率計そのものの厚さが厚くなってしまうという問題がある。そして、含水率計の厚さが厚くなってしまうと、建物躯体への設置作業がしにくかったり、製造に手間がかかったりする場合もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、薄型化による設置作業の簡便化、製造に係る手間の軽減、建築作業時における損傷防止を図ることが可能な含水率計および含水率計内蔵建物を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図6に示すように、RFID機能を有し、被測定物(例えば建物躯体1、構造用面材8)に取り付けられて該被測定物の含水率を測定する含水率計3であって、
前記被測定物に取り付けられる平坦な取付面13を有するタグ10と、
前記取付面13に露出した状態で設けられる少なくとも一対の平面電極17,17と、を備えており、
前記平面電極17,17の表面には導電層18が設けられ、
前記取付面13のうち前記平面電極17,17が設けられない部分の少なくとも一部には絶縁性の接着層14が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、タグ10の取付面13に接着層14が設けられ、この取付面13が被測定物に取り付けられるので、タグ10を被測定物に対して確実に取り付けることができる。
また、このように被測定物に取り付けられる取付面13に露出した状態で、少なくとも一対の平面電極17,17が設けられるので、これら少なくとも一対の平面電極17,17によって被測定物の含水率を測定できる。
これによって、例えば被測定物中に配置する必要のある針状電極に比して含水率計3そのものの厚さを薄くすることができるので、取り扱いやすい。しかも、少なくとも一対の平面電極17,17を被測定物に当接させるだけで含水率計3を設置できるので、設置作業の簡便化を図ることができる。さらに、平面電極17,17であれば、針状電極とは異なり、長さのある電極がぐらつかないように固定したり、ケースを貫通させたりする作業を省略できるので、製造に係る手間を軽減できる。さらに、含水率計3そのものの厚さが薄くなるため、たとえ建物躯体の狭い場所に設けても他の部材と干渉しにくくなるので、建築作業時における損傷を防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の含水率計3において、
前記接着層14には、該接着層14との間に位置する剥離層を有する剥離シートが設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、設置作業前において剥離シートによって接着層14を保護できるので、設置作業前の含水率計3の取り扱いやすさを向上できる。これによって、含水率計3の設置作業をより簡便に行うことができる。すなわち、設置作業前の状態では接着層14に剥離シートを設けておき、設置作業時に剥離シートを剥離して接着層14を露出させればよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の含水率計が備えられた含水率計内蔵建物であって、
建物躯体1の外壁面側を構成する構造用面材8の表面側に外装材2が設けられ、
前記構造用面材8の裏面に、前記RFID機能を有する含水率計3が取り付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、建物躯体1の外壁面側を構成する構造用面材8の裏面に、RFID機能を有する含水率計3が取り付けられているので、構造用面材8の表面に外装材2を取り付ける取付作業等の建築作業時においては、RFID機能を有する含水率計3が外側に露出することなく、構造用面材8によって保護されているので、当該含水率計3の損傷を防止できる。
また、リフォーム時等における外装材2の改装等の際においても、RFID機能を有する含水率計3が構造用面材8によって保護されるので、当該含水率計3の損傷を防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の含水率計内蔵建物において、
前記建物躯体1に窓用の開口部6,7が形成されており、
この開口部6,7の下端部において、前記構造用面材8の裏面に前記RFID機能を有する含水率計3が取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、建物躯体1の開口部6,7付近では、当該開口部6,7に取り付けられるサッシ回りを流れた雨水によって、建物躯体1の他の部分より雨水の影響を受けることになるが、開口部6,7の下端部において、構造用面材8の裏面にRFID機能を有する含水率計3が取り付けられているので、構造用面材8の含水率を効果的に測定できる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の含水率計内蔵建物において、
前記建物躯体1の外壁が構造用の壁パネル4によって構成されており、
この壁パネル4が矩形状の枠体4cと、この枠体4cの両面に取り付けられた面材4e,4eとを有し、
前記構造用面材8が、前記壁パネル4の前記建物躯体1の外壁面側に位置する一方の前記面材4eによって構成され、この面材4eの裏面に前記RFID機能を有する含水率計3が取り付けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、構造用面材8が、壁パネル4の建物躯体1の外壁面側に位置する一方の面材4eによって構成され、この面材4eの裏面にRFID機能を有する含水率計3が取り付けられているので、当該含水率計3が壁パネル4の内部に位置して外部から完全に保護される。したがって、構造用面材8の表面に外装材2を取り付ける取付作業以外等の建築作業時においても、当該含水率計3の損傷を防止できる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の含水率計内蔵建物において、
前記RFID機能を有する含水率計3は、工場等において予め前記壁パネル4の面材4eの裏面に取り付けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、RFID機能を有する含水率計3が、工場等において予め壁パネル4の面材4eの裏面に取り付けられているので、現場では、壁パネル4の面材4eの裏面への含水率計の取付作業を省略できる。
本発明によれば、含水率計そのものの厚さを薄くすることができるので、薄型化による設置作業の簡便化、製造に係る手間の軽減、建築作業時における損傷防止を図ることが可能となる。
本発明に係る含水率計内蔵建物の一例を示すもので、当該含水率計内蔵建物の建物躯体を示す正面図である。 同、含水率計が取り付けられた壁パネルを示す斜視図である。 同、含水率計が取り付けられた壁パネルと外装材を示す側断面図である。 本発明に係る含水率計の一例を示すもので、接着層および導電層を省略した状態を示す図である。 図4に示す含水率計に接着層を設けた状態を示す図である。 図4に示す含水率計に接着層および導電層を設けた状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る含水率計内蔵建物の建物躯体1の正面図である。
含水率計内蔵建物は、建物躯体1の表面側に外装材を設けるとともに、建物躯体1にRFID機能を有する含水率計3(以下、含水率計3と略称する。)を備えた構成となっている。なお、建物躯体1の表面には、外装材が当該表面との間に所定に隙間をもって取り付けられているが、図1においては、外装材を省略している。
前記建物躯体1は、周知のパネル工法によって構築されている。パネル工法とは、壁や床、屋根といった建物躯体の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらの構造用のパネルを組み立てて構築するものである。
建物躯体1の外壁は構造用の壁パネル4によって構成されている。この壁パネル4は、図2に示すように、縦横の框材4a,4bを矩形枠状に組み立てて枠体4cを構成し、この枠体4c内に、必要に応じて補強桟材4dを縦横に組み付け、さらに、枠体4cの両面に合板等からなる構造用の面材4e,4eを取り付けてなるものである。
図1に示すように、建物躯体1の1階の正面においては、複数(3枚)の壁パネル4が門形に接合されて基礎5に設置されており、これら壁パネル4・・・の内側に掃き出し窓用の開口部6が形成されている。また、建物躯体1の2階の正面においては、複数(4枚)の壁パネル4がロ字形に接合されて2階の床に設置されており、これら壁パネル4・・・の内側に窓用の開口部7が形成されている。
前記含水率計3は、建物躯体1の外壁面側を構成する構造用面材8の裏面に取り付けられている。すなわち、図2および図3に示すように、本実施の形態では、構造用面材8が被測定物であり、当該構造用面材8は、壁パネル4の面材4e,4eのうち、建物躯体1の外壁面側に位置する、つまり外装材2側に位置する一方の面材4eによって構成されている。なお、外装材2は、壁パネル4の一方の面材4eに胴縁2aを介して取り付けられおり、これによって外装材2と壁パネル4との間には所定の隙間が設けられている。
そして、図1に示すように、建物躯体1の1階に形成された前記開口部6の下端部の近傍において、開口部6の左右両側に位置する壁パネル4,4の、建物躯体1の外壁面側に位置する一方の面材4e,4eの裏面に含水率計3,3が取り付けられている。また、含水率計3,3は当該面材4e,4eの裏面下端部において、開口部6側に寄せて配置されている。すなわち、含水率計3は縦の構造材(壁パネル4の縦框材4a)と横の構造材(壁パネル4の下の横框材4b)の近傍に位置している。
また、建物躯体1の2階に形成された前記開口部7の下端部の近傍において、開口部7の下側に位置する壁パネル4の、建物躯体1の外壁面側に位置する一方の面材4eの裏面に含水率計3,3が取り付けられている。また、含水率計3,3は当該面材4eの裏面上端部の左右両端部に配置されている。
さらに、含水率計3は、工場等において予め壁パネル4の面材4eの裏面に取り付けられている。
なお、本実施の形態では、含水率計3は、開口部6,7の下端部において、壁パネル4の面材4eの裏面に取り付けられているが、他の壁パネル4の面材4eの裏面に取り付けてもよい。
また、含水率計3は、壁パネル4の框材4a,4bに接触させているが、必ずしも接触させる必要はない。
前記含水率計3は、図4〜図6に示すように、被測定物に取り付けられる平坦な取付面13を有するタグ10と、前記取付面13に露出した状態で設けられる少なくとも一対の平面電極17,17と、を備える。
タグ10は、薄板状であって平面視矩形状の基材と、基材の一面側(被測定物側の面)である前記取付面13と、基材に内蔵されるRFID機能付き含水率測定部(図示せず)と、を有する。
なお、タグ10は、縦横の長さが、クレジットカード等の既存のICカードの大きさと略同等に形成されている。すなわち、ISO(国際標準化機構)、JIS(日本工業規格)においては、クレジットカード等の既存のICカードの縦横の長さは85.6mm×54.0mmに規格されている。本実施の形態のタグ10の縦横の長さは、少なくとも当該規格に近い寸法に設定されている。
また、タグ10の厚さは、前記一対の平面電極17,17を含めて約2.0〜3.0mm程度に設定されている。
ただし、タグ10の寸法は以上の数値に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
RFID機能付き含水率測定部は、基板上にRFID用ICチップと、このICチップに接続された含水率測定回路とを設けた構成となっており、後述するハンディリーダー25からの電波をエネルギー源として動作し、電池を内蔵していないタイプとなっている。
また、タグ10の基材には、図示はしないが通信用のアンテナコイルも内蔵されているものとする。
前記取付面13のうち前記平面電極17,17が設けられない部分の少なくとも一部には、図5に示すように、絶縁性の接着層14が設けられている。この接着層14は取付面13に比して高い弾力性を有するものであり、本実施の形態においては例えば電気絶縁性の高い両面接着シリコンテープ等が採用される。
本実施の形態においては取付面13が、平面電極17,17が設けられる部分と、接着層14が設けられる部分とに分けられ、この接着層14が設けられる部分の略全面に接着層14が設けられた状態となっている。
このように前記取付面13の広い範囲に接着層14が設けられているので、取付面13を面材4e(構造用面材8)の表面に略隙間なく当接させ、さらに面材4e(構造用面材8)に対して接着固定できる。これによって、タグ10を面材4e(構造用面材8)に確実に取り付けることができるので好ましい。
また、このように取付面13に接着層14が設けられていれば、被測定物が構造用面材8のように木材である場合に、表面の凹凸に対応しやすい。
また、接着層14は絶縁性であるため、平面電極17,17による被測定物の含水率の読み取り時にRFID機能付き含水率測定部に対して電気的な影響を与えにくくすることができる。
また、前記接着層14には、図示はしないが、該接着層14との間に位置する剥離層を有する剥離シートが設けられている。この剥離シートは、含水率計3の設置作業前において接着層14を保護するものであり、設置作業時には剥離される。すなわち、設置作業前の状態では接着層14に剥離シートを設けておき、設置作業時に剥離シートを剥離して接着層14を露出させる。
平面電極17,17は、金属製であり、かつ前記RFID機能付き含水率測定部のモジュール端子である。そして、前記タグ10の取付面13に対して少なくとも一対設けられている。
一つの平面電極17は薄板状であって平面視正方形に形成されている。その縦横の長さは10mm×10mmとされている。また、その厚さは上述のように前記タグ10を含めて約2.0〜3.0mm程度に設定されている。
ここで、平面電極17は、上記の形状や大きさ、厚さに特定されるものではなく、適宜変更できることは言うまでもなく、「平面」とは被測定物と面で接触できればよく、厳密に平面である必要はない。
また、平面電極17,17の表面のそれぞれには、図6に示すように、導電層18が設けられている。この導電層18は平面電極17,17に比して高い弾力性を有するものである。
すなわち、平面電極17,17が金属製であり、被測定物が木材である場合、平面電極17,17を木材に十分に接触させることが困難である。そこで、木材表面の凹凸に対応しつつ通電を可能とするために、平面電極17の表面に弾力性のある導電層18が設けられている。これによって、平面電極17,17を導電層18,18を介して被測定物である面材4e(構造用面材8)の表面に確実に当接させることができる。
なお、本実施の形態の導電層18としては、例えば、導電性接着剤や導電性テープ、導電性ゴム等が採用される。
また、平面電極17,17に設けられた導電層18の被測定物側の面は、取付面13に設けられた接着層14の被測定物側の面と少なくとも同一平面上に位置するか、該接着層14よりも被測定物側に突出する位置に配置されている。これによって、接着層14の厚みが大きすぎ、導電層18が被測定物に当接させることができない状態を防ぐことができる。
このような平面電極17,17には電圧が印加されるようになっており、一対の平面電極17,17間の電気抵抗を、RFID機能付き含水率測定部の含水率測定回路によって測定することによって、面材4e(構造用面材8)の内部の含水率を測定するようになっている。
前記RFID機能付き含水率測定部によって測定された面材4e(構造用面材8)の内部の含水率は、図3に示すように、ハンディリーダー25によって読み取られる。
ハンディリーダー25は、前記RFID機能付き含水率測定部と電磁誘導又は電磁波による無線通信を行うためのアンテナを接続したRF通信回路、読み取った含水率の測定データを表示するモニタ25a、前記測定データの蓄積およびプログラムデータを蓄積するメモリ等を備えている。
そしてハンディリーダーやメンテナンス会社および建物の所有者により保守点検を行う場合、予め設置位置が判っているRFID機能を有する含水率計3にハンディリーダー25を接近させることにより含水率の測定データを読み取ることができる。
本実施の形態によれば、タグ10の取付面13に接着層14が設けられ、この取付面13が面材4eに取り付けられるので、タグ10を面材4eに対して確実に取り付けることができる。
また、このように面材4eに取り付けられる取付面13に露出した状態で、一対の平面電極17,17が設けられるので、これら少なくとも一対の平面電極17,17によって構造用面材8の含水率を測定できる。
これによって、例えば構造用面材8中に配置する(差し込む)必要のある針状電極に比して含水率計3そのものの厚さを薄くすることができるので、取り扱いやすい。しかも、一対の平面電極17,17を構造用面材8に当接させるだけで含水率計3を設置できるので、設置作業の簡便化を図ることができる。さらに、平面電極17,17であれば、針状電極とは異なり、長さのある電極がぐらつかないように固定したり、ケースを貫通させたりする作業を省略できるので、製造に係る手間を軽減できるとともに製造コストの低減を図ることができる。さらに、含水率計3そのものの厚さが薄くなるため、たとえ建物躯体の狭い場所に設けても他の部材と干渉しにくくなるので、建築作業時における損傷を防止できる。
また、前記接着層14に、該接着層14との間に位置する剥離層を有する剥離シートが設けられているので、設置作業前において剥離シートによって接着層14を保護でき、設置作業前の含水率計3の取り扱いやすさを向上できる。これによって、含水率計3の設置作業をより簡便に行うことができる。
また、外装材2の内側に位置する建物躯体1の構造用面材8の裏面に、RFID機能を有する含水率計3が取り付けられているので、構造用面材8の表面に外装材2を取り付ける取付作業等の建築作業時においては、RFID機能を有する含水率計3が外側に露出することなく、構造用面材8によって保護されているので、当該含水率計3の損傷を防止できる。
また、外装材2の改装等の際においても、RFID機能を有する含水率計3が構造用面材8によって保護されるので、当該含水率計3の損傷を防止できる。
また、建物躯体1の開口部6,7付近では、当該開口部6,7に取り付けられるサッシ回りを流れた雨水によって、建物躯体1の他の部分より雨水の影響を受けることになるが、開口部6,7の下端部において、構造用面材8の裏面にRFID機能を有する含水率計3が取り付けられているので、構造用面材8の含水率を効果的に測定できる。
さらに、外装材2の内側に位置する構造用面材8が、壁パネル4の一方の面材4eによって構成され、この面材4eの裏面にRFID機能を有する含水率計3が取り付けられているので、当該含水率計3が壁パネル4の内部に位置して外部から完全に保護される。したがって、構造用面材8(面材4e)の表面に外装材2を取り付ける取付作業以外等の建築作業時においても、当該含水率計3の損傷を防止できる。
加えて、RFID機能を有する含水率計3が、工場等において予め壁パネル4の一方の面材4eの裏面に取り付けられているので、現場では、壁パネル4の面材4eの裏面への含水率計3の取付作業を省略できる。
なお、本実施の形態では、枠体4cの両面に面材4e,4eを有する壁パネル4を使用したパネル工法を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、壁パネルの面材が外側片面のみであるパネル工法、その他ツーバイフォー工法や在来の軸組工法等などで建物躯体の外壁面が構造用面材によって構成されるものであれば適用できる。
1 建物躯体
2 外装材
3 RFID機能を有する含水率計
4 構造用の壁パネル
4c 枠体
4e 面材
6,7 開口部
8 構造用面材
10 タグ
13 取付面
14 接着層
17 平面電極17
18 導電層

Claims (6)

  1. RFID機能を有し、被測定物に取り付けられて該被測定物の含水率を測定する含水率計であって、
    前記被測定物に取り付けられる平坦な取付面を有するタグと、
    前記取付面に露出した状態で設けられる少なくとも一対の平面電極と、を備えており、
    前記平面電極の表面には導電層が設けられ、
    前記取付面のうち前記平面電極が設けられない部分の少なくとも一部には絶縁性の接着層が設けられていることを特徴とする含水率計。
  2. 請求項1に記載の含水率計において、
    前記接着層には、該接着層との間に位置する剥離層を有する剥離シートが設けられていることを特徴とする含水率計。
  3. 請求項1または2に記載の含水率計が備えられた含水率計内蔵建物であって、
    建物躯体の外壁面側を構成する構造用面材の表面側に外装材が設けられ、
    前記構造用面材の裏面に、前記RFID機能を有する含水率計が取り付けられていることを特徴とする含水率計内蔵建物。
  4. 請求項3に記載の含水率計内蔵建物において、
    前記建物躯体に窓用の開口部が形成されており、
    この開口部の下端部において、前記構造用面材の裏面に前記RFID機能を有する含水率計が取り付けられていることを特徴とする含水率計内蔵建物。
  5. 請求項3または4に記載の含水率計内蔵建物において、
    前記建物躯体の外壁が構造用の壁パネルによって構成されており、
    この壁パネルが矩形状の枠体とこの枠体の両面に取り付けられた面材とを有し、
    前記構造用面材が、前記壁パネルの前記建物躯体の外壁面側に位置する一方の前記面材によって構成され、この面材の裏面に前記RFID機能を有する含水率計が取り付けられていることを特徴とする含水率計内蔵建物。
  6. 請求項5に記載の含水率計内蔵建物において、
    前記RFID機能を有する含水率計は、工場等において予め前記壁パネルの面材の裏面に取り付けられていることを特徴とする含水率計内蔵建物。
JP2012238821A 2012-10-30 2012-10-30 含水率計内蔵建物 Active JP5770148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238821A JP5770148B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 含水率計内蔵建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238821A JP5770148B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 含水率計内蔵建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014089566A true JP2014089566A (ja) 2014-05-15
JP5770148B2 JP5770148B2 (ja) 2015-08-26

Family

ID=50791431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012238821A Active JP5770148B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 含水率計内蔵建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5770148B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106096703A (zh) * 2016-06-03 2016-11-09 上海伊诺尔信息技术有限公司 无间隙触点智能卡芯片模块、智能卡及其制造方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265497A (ja) * 1993-03-16 1994-09-22 Matsushita Electric Works Ltd 含水率の計測方法
JPH0943179A (ja) * 1995-07-27 1997-02-14 Matsushita Electric Works Ltd 隙間の水分検出方法
JP2002022697A (ja) * 2000-07-03 2002-01-23 Matsushita Electric Works Ltd 静電容量式水分量センサ及びその電極部の製造方法
JP2002082080A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Matsushita Electric Works Ltd 水分量センサ
JP2003222602A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 水分センサ
JP2005106571A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Daiwa House Ind Co Ltd 隠蔽鉄材の錆発生診断方法及び同診断システム
JP2006243979A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Daiwa House Ind Co Ltd 住宅モニタリングシステム、住宅モニタリングデータ管理装置、住宅モニタリング方法
JP2007310506A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Teruya:Kk 住宅内環境情報取得管理システム
WO2012085996A1 (ja) * 2010-12-20 2012-06-28 富士通株式会社 電位計測装置
JP2012223386A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Awajitec:Kk 水分センサー
JP2013133603A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Misawa Homes Co Ltd 含水率計内蔵建物

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265497A (ja) * 1993-03-16 1994-09-22 Matsushita Electric Works Ltd 含水率の計測方法
JPH0943179A (ja) * 1995-07-27 1997-02-14 Matsushita Electric Works Ltd 隙間の水分検出方法
JP2002022697A (ja) * 2000-07-03 2002-01-23 Matsushita Electric Works Ltd 静電容量式水分量センサ及びその電極部の製造方法
JP2002082080A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Matsushita Electric Works Ltd 水分量センサ
JP2003222602A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 水分センサ
JP2005106571A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Daiwa House Ind Co Ltd 隠蔽鉄材の錆発生診断方法及び同診断システム
JP2006243979A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Daiwa House Ind Co Ltd 住宅モニタリングシステム、住宅モニタリングデータ管理装置、住宅モニタリング方法
JP2007310506A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Teruya:Kk 住宅内環境情報取得管理システム
WO2012085996A1 (ja) * 2010-12-20 2012-06-28 富士通株式会社 電位計測装置
JP2012223386A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Awajitec:Kk 水分センサー
JP2013133603A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Misawa Homes Co Ltd 含水率計内蔵建物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106096703A (zh) * 2016-06-03 2016-11-09 上海伊诺尔信息技术有限公司 无间隙触点智能卡芯片模块、智能卡及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5770148B2 (ja) 2015-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007310506A (ja) 住宅内環境情報取得管理システム
US11655670B2 (en) Insulating glazing unit
JP2006250585A (ja) 耐力パネル、建物、建物の簡易診断システム、並びに建物の簡易診断方法
US11866941B2 (en) Construction foil
US10718802B2 (en) MEMS-based atmospheric electric field sensor on the ground
WO2016208223A1 (ja) 室外機
JP2013036230A (ja) リサイクル対応型枠
JP5770148B2 (ja) 含水率計内蔵建物
CN109780984B (zh) 基于rfid的分离式裂缝传感器及分离式裂缝传感系统
JP2009092460A (ja) 液体検知センサ及び光配線函
US8860399B2 (en) Device for monitoring at least a physical characteristic of a building material
JP2011119819A (ja) 磁性体アンテナ及び携帯端末
JP2006029931A (ja) 建築構造物損傷検知装置
JP6884621B2 (ja) 漏水センサ一体型建材
JPWO2005033475A1 (ja) トンネル落盤監視システム、トンネル落盤監視方法及び土木構造物破損監視システム
KR102358245B1 (ko) 공동주택 정보통신망 케이블 점검시스템
JP5746012B2 (ja) 含水率計内蔵建物
JP6875264B2 (ja) 建物状態検知装置の配置構造
JP2015099087A (ja) 温度センサおよびその接触の判定方法
EP4141185A1 (en) Roof monitoring system using a serial bus
JP5702415B2 (ja) コンクリート型枠用合板管理データ記録システムおよびコンクリート型枠用合板
JP2023066054A (ja) Rfidタグ、導通判定装置
TW201240194A (en) Field device
CN202870054U (zh) 一种防水建筑幕墙的湿度监控系统
JP2007272411A (ja) 防犯用合わせガラス及び防犯用合わせガラスシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5770148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150