JP5487919B2 - 磁性体アンテナ及び携帯端末 - Google Patents

磁性体アンテナ及び携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP5487919B2
JP5487919B2 JP2009273194A JP2009273194A JP5487919B2 JP 5487919 B2 JP5487919 B2 JP 5487919B2 JP 2009273194 A JP2009273194 A JP 2009273194A JP 2009273194 A JP2009273194 A JP 2009273194A JP 5487919 B2 JP5487919 B2 JP 5487919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible substrate
adhesive sheet
magnetic
magnetic core
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009273194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011119819A (ja
Inventor
宏充 伊藤
邦明 用水
浩行 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2009273194A priority Critical patent/JP5487919B2/ja
Publication of JP2011119819A publication Critical patent/JP2011119819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5487919B2 publication Critical patent/JP5487919B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、誘導電磁界を利用して近距離で無線通信するRFID(Radio Frequency Identification)システム等に用いられる磁性体アンテナ及びそれを備えた携帯端末に関するものである。
RFIDシステムで用いられる磁性体アンテナが特許文献1に開示されている。図1は特許文献1に示されている磁性体アンテナの平面図及び断面図である。この磁性体アンテナ(アンテナコイル)10は、空芯コイル部14が形成されたアンテナ基板11と平行に平板状の磁性体コア(磁芯部材)12を積層した状態で、アンテナ基板11及び磁芯部材12を封止部17で被覆したものである。磁性体コア12は焼結フェライトである。
アンテナ基板11は、例えばポリイミド等の絶縁材料でなるベースフィルム13と、このベースフィルム13の上に形成された銅又はアルミニウム等でなる渦巻き状の空芯コイル部14と、この空芯コイル部14の両端部に接続された外部接続端子15とで構成されている。ベースフィルム13の表裏面には絶縁材料でなるオーバーコート材が設けられている。
特開2004−304370号公報
特許文献1に示されているように、磁性体コアを封止部で封止することによって、焼結フェライトである磁性体コアが衝撃で割れたとしても、その飛散が防止できる。
しかし、このような焼結フェライトの飛散防止用の封止材で封止した構造では、封止材の分だけ全体の厚みが厚くなる。そのため、薄型化された電子機器内にこの磁性体アンテナを組み込む際に、組み込み先のスペースが確保できないという問題があった。
特に、貫通孔の周囲に渦巻き状のコイル導体が設けられたフレキシブル基板を備え、その貫通孔に磁性体コアが挿入された磁性体アンテナにおいては、磁性体コアの両面にフレキシブル基板が存在することになり、薄型化の要請に対する対処が更に厳しいものとなる。
そこで、この発明の目的は、磁性体コアの保護及び飛散防止機能を維持しつつ全体に薄型化できる磁性体アンテナ及びそれを備えた携帯端末を提供することにある。
前記課題を解決するために、この発明の磁性体アンテナは、巻回中心部を導体開口部とする渦巻き状のコイル導体が設けられ、前記導体開口部に貫通孔が形成されたフレキシブル基板と、前記貫通孔に挿入された板状の磁性体コアとを備え、前記磁性体コアの第1面側に保護用片面粘着シートが貼着され、前記磁性体コアの第2面側に筐体固定用両面粘着シートが貼付され、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第1面側のうち、前記フレキシブル基板が位置する領域のみに前記フレキシブル基板と前記磁性体コアとを貼着するフレキシブル基板接着用両面粘着シートが設けられている。
この発明の携帯端末は、前記磁性体アンテナと、それを収納する筐体とを備え、前記磁性体アンテナが前記筐体固定用両面粘着シートで前記筐体の内面に貼着されたものである。
例えば、前記片面粘着シートは前記磁性体コアの第1面に直接貼着され、前記筐体固定用両面粘着シートは、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第2面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆うように貼付されている。
また、例えば、前記磁性体コアの第2面にフレキシブル基板接着用両面粘着シートが貼付され、前記筐体固定用の両面粘着シートは、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第2面上の前記両面粘着シートの表面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆う。
また、例えば、前記フレキシブル基板と前記磁性体コアの第2面側との対向領域同士が両面粘着シートで貼着され、前記筐体固定用両面粘着シートは、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第2面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆う。
また、例えば、前記フレキシブル基板と前記磁性体コアの第1面との対向領域同士、及び前記フレキシブル基板と前記磁性体コアの第2面との対向領域同士が両面粘着シートで直接貼着され、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記片面粘着シートは、前記磁性体コアの第1面及び第1面上の前記フレキシブル基板を覆うように貼付され、前記筐体固定用両面粘着シートは、前記磁性体コアの第2面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆うように貼付される。
また、例えば、前記フレキシブル基板は、前記コイル導体の形成領域外に、前記磁性体コアが貫通するコイル導体形成領域外貫通孔を備え、前記磁性体コアは、前記フレキシブル基板の第1面から前記導体開口部側の貫通孔を貫通し、且つ前記フレキシブル基板の第2面から前記コイル導体形成領域外貫通孔を貫通し、且つ第1面が前記フレキシブル基板の第1面に対向し、第2面が前記フレキシブル基板の第2面に対向する状態に設けられる。
前記磁性体コアは、例えば、複数に小片化された焼結磁性体であり、
前記保護用片面粘着シート、前記筐体固定用両面粘着シート、フレキシブル基板接着用両面粘着シートの少なくとも何れかは例えばポリエチレンテレフタレートを基材とするものである。
また、前記保護用片面粘着シート、前記筐体固定用両面粘着シート、フレキシブル基板接着用両面粘着シートの少なくとも何れかは例えばポリエチレンナフタレートを基材とするものである。
この発明によれば、磁性体コア、フレキシブル基板、及びその他の粘着シートによる積層体全体の厚みが従来構造に比べて薄くなる。そのため、この磁性体アンテナを収納した携帯端末の薄型化・小型化が図れる。
特許文献1に示されている磁性体アンテナの平面図及び断面図である。 第1の実施形態に係る磁性体アンテナに備えるフレキシブル基板201の平面図である。 第1の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板201等の斜視図である。 図4(A)は、アンテナコイルユニット301と筐体固定用両面粘着シート44との関係を示す図、図4(B)は磁性体アンテナ401の構成図である。 第2の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板202等の斜視図である。 図6(A)は、アンテナコイルユニット302と筐体固定用両面粘着シート44との関係を示す図、図6(B)は磁性体アンテナ402の構成図である。 第3の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板203等の斜視図である。 図8(A)は、アンテナコイルユニット303と筐体固定用両面粘着シート44及び保護用片面粘着シート41との関係を示す図、図8(B)は磁性体アンテナ403の構成図である。 第4の実施形態に係る磁性体アンテナに備えるフレキシブル基板204の平面図である。 第4の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板204等の斜視図である。 図11(A)は、アンテナコイルユニット304と筐体固定用両面粘着シート44及び保護用片面粘着シート41との関係を示す図、図11(B)は磁性体アンテナ404の構成図である。 図12(A)は、第5の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30Aの平面図、図12(B)は、それに貼付されているフレキシブル基板接着用両面粘着シート42、及び保護用片面粘着シート41を備える、磁性体コア全体の断面図である。 第6の実施形態に係る携帯端末601の主要部の断面図である。
《第1の実施形態》
図2は、第1の実施形態に係る磁性体アンテナに備えるフレキシブル基板201の平面図である。
図2に示されているように、フレキシブル基板201の基材21には、巻回中心部を導体開口部CCとする渦巻き状のコイル導体22が設けられ、導体開口部CCに貫通孔A1が形成されている。
図3は、第1の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板201等の斜視図である。
磁性体コア30は矩形板形状に成形されたフェライトのコアである。この磁性体コア30の第1面(図3の状態で下面)に保護用片面粘着シート41が直接貼着される。また、磁性体コア30の第2面(図3の状態で上面)にフレキシブル基板接着用両面粘着シート42が貼付される。
フレキシブル基板201の第2面(図3の状態で上面)のうち、磁性体コア30側との対向面にはフレキシブル基板接着用両面粘着シート43が貼付されている。
図3に示した各部材は次のように組み立てる。先ず、磁性体コア30に保護用片面粘着シート41及びフレキシブル基板接着用両面粘着シート42を貼付する。一方、フレキシブル基板201にフレキシブル基板接着用両面粘着シート43を貼付する。そして、保護用片面粘着シート41及びフレキシブル基板接着用両面粘着シート42が貼付された磁性体コア30を、フレキシブル基板201の貫通孔A1に挿入し、フレキシブル基板接着用両面粘着シート43及びフレキシブル基板接着用両面粘着シート42を介して、フレキシブル基板201を磁性体コア30に貼着する。これによって、磁性体コア30及びフレキシブル基板201を備えるアンテナコイルユニットを構成する。
図4(A)、図4(B)は、前記アンテナコイルユニット301と筐体固定用両面粘着シート44との関係を示す図である。
アンテナコイルユニット301は、既に述べたとおり、磁性体コア30とフレキシブル基板201が、保護用片面粘着シート41、フレキシブル基板接着用両面粘着シート42、及びフレキシブル基板接着用両面粘着シート43で互いに貼着されたユニットである。
このアンテナコイルユニット301に対して、磁性体コア30の第2面側に筐体固定用両面粘着シート44が貼付される。すなわち、筐体固定用両面粘着シート44は、磁性体コア30がフレキシブル基板201の貫通孔を貫通した状態で、磁性体コア30の第2面及び第2面上のフレキシブル基板201を覆うように貼付される。
このようにして、図4(B)に示す磁性体アンテナ401が構成される。
なお、前記保護用片面粘着シート41、フレキシブル基板接着用両面粘着シート42、筐体固定用両面粘着シート44の少なくとも何れかはポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンナフタレートを基材とし、その表面に粘着層が形成されたシートである。
ポリエチレンテレフタレート基材のテープは安価であり、かつ弾性や剛性が強いため、薄くても複数に小片化された焼結フェライトの形状保持が可能となる。
また、ポリエチレンナフタレートを基材とする粘着シートは、ポリエチレンテレフタレートを基材とするものより高価であるが、耐熱性、耐湿性が高く、高温や高湿環境化で使用する場合の信頼性が高くなる。
このことは以降に示す各実施形態においても同様である。
《第2の実施形態》
図5は、第2の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板202等の斜視図である。
磁性体コア30は矩形板形状に成形されたフェライトのコアである。この磁性体コア30の第1面(図5の状態で下面)に保護用片面粘着シート41が直接貼着される。
フレキシブル基板202の第2面(図5の状態で上面)のうち、磁性体コア30側との対向面にはフレキシブル基板接着用両面粘着シート43が貼付されている。また、フレキシブル基板202の第1面(図5の状態で下面)のうち、磁性体コア30側との対向面にはフレキシブル基板接着用両面粘着シート45が貼付されている。
図5に示した各部材は次のように組み立てる。先ず、磁性体コア30に保護用片面粘着シート41を貼付する。一方、フレキシブル基板202にフレキシブル基板接着用両面粘着シート43,45を貼付する。そして、保護用片面粘着シート41が貼付された磁性体コア30を、フレキシブル基板202の貫通孔A1に挿入し、フレキシブル基板接着用両面粘着シート43,45を介して、フレキシブル基板202を磁性体コア30に貼着する。これによって、磁性体コア30及びフレキシブル基板202を備えるアンテナコイルユニットを構成する。
図6(A)、図6(B)は、前記アンテナコイルユニット302と筐体固定用両面粘着シート44との関係を示す図である。
アンテナコイルユニット302は、磁性体コア30とフレキシブル基板202が、保護用片面粘着シート41及びフレキシブル基板接着用両面粘着シート43,45で互いに貼着されたユニットである。
このアンテナコイルユニット302に対して、磁性体コア30の第2面側に筐体固定用両面粘着シート44が貼付される。すなわち、筐体固定用両面粘着シート44は、磁性体コア30がフレキシブル基板202の貫通孔を貫通した状態で、磁性体コア30の第2面及び第2面上のフレキシブル基板202を覆うように貼付される。
このようにして、図6(B)に示す磁性体アンテナ402が構成される。
第2の実施形態による磁性体アンテナ402では、第1の実施形態で示した磁性体アンテナ401より薄型化できる。また、アンテナコイルユニット302の状態で表面に粘着面が露出していないので組立作業性が向上する。
《第3の実施形態》
図7は、第3の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板203等の斜視図である。
磁性体コア30は矩形板形状に成形されたフェライトのコアである。
フレキシブル基板203の第2面(図7の状態で上面)のうち、磁性体コア30側との対向面にはフレキシブル基板接着用両面粘着シート43が貼付されている。また、フレキシブル基板203の第1面(図7の状態で下面)のうち、磁性体コア30側との対向面にはフレキシブル基板接着用両面粘着シート45が貼付されている。これによって、磁性体コア30及びフレキシブル基板203を備えるアンテナコイルユニットを構成する。
図8(A)、図8(B)は、前記アンテナコイルユニット303と筐体固定用両面粘着シート44及び保護用片面粘着シート41との関係を示す図である。
アンテナコイルユニット303は、磁性体コア30とフレキシブル基板203が、フレキシブル基板接着用両面粘着シート43,45で互いに貼着されたユニットである。
このアンテナコイルユニット303に対して、磁性体コア30の第1面側(図8の状態で下面側)に保護用片面粘着シート41が貼付される。すなわち、保護用片面粘着シート41は、磁性体コア30がフレキシブル基板203の貫通孔を貫通した状態で、磁性体コア30の第1面及び第1面上のフレキシブル基板203を覆うように貼付される。また、磁性体コア30の第2面側(図8の状態で上面側)に筐体固定用両面粘着シート44が貼付される。すなわち、筐体固定用両面粘着シート44は、磁性体コア30がフレキシブル基板203の貫通孔を貫通した状態で、磁性体コア30の第2面及び第2面上のフレキシブル基板203を覆うように貼付される。
このようにして、図8(B)に示す磁性体アンテナ403が構成される。
第3の実施形態による磁性体アンテナ403では、第2の実施形態で示した磁性体アンテナ402より薄型化できる。また、アンテナコイルユニット303の状態で表面に粘着面が露出していないので組立作業性が向上する。
また、フレキシブル基板203が保護用片面粘着シート41で保護されるので、フレキシブル基板203の電極の絶縁が強化される。
《第4の実施形態》
図9は、第4の実施形態に係る磁性体アンテナに備えるフレキシブル基板204の平面図である。
図9に示されているように、フレキシブル基板204には、巻回中心部を導体開口部CCとする渦巻き状のコイル導体22が設けられ、導体開口部CCに貫通孔A1が形成されている。また、フレキシブル基板204には、コイル導体22の形成領域外に、磁性体コアが貫通するコイル導体形成領域外貫通孔A2を備えている。
図10は、第4の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30及びフレキシブル基板204等の斜視図である。
磁性体コア30は矩形板形状に成形されたフェライトのコアである。フレキシブル基板204の第1面(図10の状態で下面)のうち、磁性体コア30との対向面にはフレキシブル基板接着用両面粘着シート45,46が貼付されている。
磁性体コア30は、フレキシブル基板204の第1面(図10の状態で下面)から導体開口部側の貫通孔A1を貫通し、且つフレキシブル基板204の第2面からコイル導体形成領域外貫通孔A2を貫通するように配置される。これによって、磁性体コア30及びフレキシブル基板204を備えるアンテナコイルユニットを構成する。
図11(A)、図11(B)は、前記アンテナコイルユニット304と筐体固定用両面粘着シート44及び保護用片面粘着シート41との関係を示す図である。
アンテナコイルユニット304は、磁性体コア30とフレキシブル基板204が、フレキシブル基板接着用両面粘着シート45,46で互いに貼着されたユニットである。フレキシブル基板204はフレキシブル基板接着用両面粘着シート45,46を介して磁性体コア30に貼付されている。すなわち、磁性体コア30の第1面がフレキシブル基板204の第1面に対向し、磁性体コア30の第2面がフレキシブル基板204の第2面に対向する状態で一体化されている。
このアンテナコイルユニット304に対して、磁性体コア30の第1面側(図11の状態で下面側)に保護用片面粘着シート41が貼付される。また、磁性体コア30の第2面側(図11の状態で上面側)に筐体固定用両面粘着シート44が貼付される。
このようにして、図11(B)に示す磁性体アンテナ404が構成される。
第4の実施形態による磁性体アンテナ404では、さらに薄型化できる。また、アンテナコイルユニット303の状態で表面に粘着面が露出していないので組立作業性が向上する。
《第5の実施形態》
図12(A)は、第5の実施形態に係る磁性体アンテナに備える磁性体コア30Aの平面図、図12(B)は、それに貼付されているフレキシブル基板接着用両面粘着シート42、及び保護用片面粘着シート41を備える、磁性体コア全体の断面図である。
図3に示した第1の実施形態と異なるのは、磁性体コア30Aの構造である。図12に示す磁性体コア30Aは、焼結磁性体の両面をフレキシブル基板接着用両面粘着シート42及び保護用片面粘着シート41でラミネートした後、焼結磁性体を複数の小片に分割したものである。
このような構成により、磁性体コア30A全体で柔軟性をもつことになる。そのため、この磁性体コア30Aを備えた磁性体アンテナは、フレキシブル基板や各粘着シートの厚み分の段差を無くすように変形する。また、例えば携帯端末の筐体内の単一平面に限らずに、筐体の内面に沿って設けることができる。したがって種々の形状の筐体内に容易に組み込める。
《第6の実施形態》
図13は第6の実施形態に係る携帯端末601の主要部の断面図である。この携帯端末601は、磁性体アンテナ405、基板50、及び筐体60を備えている。磁性体アンテナ405は筐体60の内面に貼付されている。
磁性体アンテナ405は、図8に示した第3の実施形態に係る磁性体アンテナ403に第5の実施形態で示した磁性体コア30Aを適用したものである。そのため、磁性体コア30Aの変形によって筐体固定用両面粘着シート44は一平面となって、その全面で筐体60の内面に貼付される。
磁性体アンテナ405のフレキシブル基板203に形成されている端子電極は基板50上の接続端子に電気的に接続される。又は、基板50にピンやバネ端子などのスプリングプローブを設けて、スプリングプローブが磁性体アンテナ405のフレキシブル基板上の端子電極に導通するようにしてもよい。
基板50にグランド電極が広がって形成されている場合には、図13において破線の矢印で示す磁束が通り、フレキシブル基板203に形成されているコイル導体の導体開口部を磁束が抜けることになる。
A1…貫通孔
A2…コイル導体形成領域外貫通孔
CC…導体開口部
21…基材
22…コイル導体
30,30A…磁性体コア
41…保護用片面粘着シート
42,43,45,46…フレキシブル基板接着用両面粘着シート
44…筐体固定用両面粘着シート
50…基板
60…筐体
201〜204…フレキシブル基板
301〜304…アンテナコイルユニット
401〜405…磁性体アンテナ
601…携帯端末

Claims (10)

  1. 巻回中心部を導体開口部とする渦巻き状のコイル導体が設けられ、前記導体開口部に貫通孔が形成されたフレキシブル基板と、前記貫通孔に挿入された板状の磁性体コアとを備えた磁性体アンテナにおいて、
    前記磁性体コアの第1面側に保護用片面粘着シートが貼着され、
    前記磁性体コアの第2面側に筐体固定用両面粘着シートが貼付され
    前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第1面側のうち、前記フレキシブル基板が位置する領域のみに前記フレキシブル基板と前記磁性体コアとを貼着するフレキシブル基板接着用両面粘着シートが設けられた、ことを特徴とする磁性体アンテナ。
  2. 前記保護用片面粘着シートは前記磁性体コアの第1面に直接貼着され、
    前記筐体固定用両面粘着シートは、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第2面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆うように貼付された、請求項1に記載の磁性体アンテナ。
  3. 前記磁性体コアの第2面にフレキシブル基板接着用両面粘着シートが貼付され、
    前記筐体固定用両面粘着シートは、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第2面上の前記フレキシブル基板接着用両面粘着シートの表面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆う、請求項2に記載の磁性体アンテナ。
  4. 記フレキシブル基板と前記磁性体コアの第2面側との対向領域同士がフレキシブル基板接着用両面粘着シートで貼着され、
    前記筐体固定用両面粘着シートは、前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記磁性体コアの第2面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆う、請求項2に記載の磁性体アンテナ。
  5. 前記フレキシブル基板と前記磁性体コアの第1面との対向領域同士、及び前記フレキシブル基板と前記磁性体コアの第2面との対向領域同士がフレキシブル基板接着用両面粘着シートで直接貼着され、
    前記磁性体コアが前記フレキシブル基板の貫通孔を貫通した状態で、前記保護用片面粘着シートは、前記磁性体コアの第1面及び第1面上の前記フレキシブル基板を覆うように貼付され、前記筐体固定用両面粘着シートは、前記磁性体コアの第2面及び第2面上の前記フレキシブル基板を覆うように貼付された、請求項1に記載の磁性体アンテナ。
  6. 前記フレキシブル基板は、前記コイル導体の形成領域外に、前記磁性体コアが貫通するコイル導体形成領域外貫通孔を備え、
    前記磁性体コアは、前記フレキシブル基板の第1面から前記導体開口部側の貫通孔を貫通し、且つ前記フレキシブル基板の第2面から前記コイル導体形成領域外貫通孔を貫通し、且つ第1面が前記フレキシブル基板の第1面に対向し、第2面が前記フレキシブル基板の第2面に対向する状態に設けられた、請求項1に記載の磁性体アンテナ。
  7. 前記磁性体コアは、複数に小片化された焼結磁性体である、請求項1乃至6の何れかに記載の磁性体アンテナ。
  8. 前記保護用片面粘着シート、フレキシブル基板接着用両面粘着シート、前記筐体固定用両面粘着シート、の少なくとも何れかはポリエチレンテレフタレートを基材とするものである、請求項1乃至7の何れかに記載の磁性体アンテナ。
  9. 前記保護用片面粘着シート、フレキシブル基板接着用両面粘着シート、前記筐体固定用両面粘着シート、の少なくとも何れかはポリエチレンナフタレートを基材とするものである、請求項1乃至7の何れかに記載の磁性体アンテナ。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の磁性体アンテナと、当該磁性体アンテナを収納する筐体とを備え、前記磁性体アンテナが前記筐体固定用両面粘着シートで前記筐体の内面に貼着された携帯端末。
JP2009273194A 2009-12-01 2009-12-01 磁性体アンテナ及び携帯端末 Active JP5487919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009273194A JP5487919B2 (ja) 2009-12-01 2009-12-01 磁性体アンテナ及び携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009273194A JP5487919B2 (ja) 2009-12-01 2009-12-01 磁性体アンテナ及び携帯端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011119819A JP2011119819A (ja) 2011-06-16
JP5487919B2 true JP5487919B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=44284646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009273194A Active JP5487919B2 (ja) 2009-12-01 2009-12-01 磁性体アンテナ及び携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5487919B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013115648A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Dexerials Corp アンテナ装置、通信装置
JP5926544B2 (ja) * 2011-11-29 2016-05-25 デクセリアルズ株式会社 アンテナ装置、通信装置、アンテナ装置の製造方法
JP5549788B2 (ja) * 2012-02-02 2014-07-16 株式会社村田製作所 アンテナ装置
US9748636B2 (en) 2012-08-23 2017-08-29 Dexerials Corporation Antenna device and electronic apparatus
CN104956543A (zh) * 2013-09-27 2015-09-30 松下知识产权经营株式会社 近程通信元件和装载了它的电子设备
DE102014203169A1 (de) 2014-02-21 2015-09-10 Siemens Medical Instruments Pte. Ltd. Antenne mit Schirmvorrichtung und Herstellungsverfahren
JP6282692B2 (ja) * 2016-06-28 2018-02-21 デクセリアルズ株式会社 通信装置
KR101883109B1 (ko) * 2017-07-20 2018-07-27 삼성전기주식회사 안테나 모듈

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325013A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Mitsubishi Materials Corp アンテナコイル
JP3975918B2 (ja) * 2002-09-27 2007-09-12 ソニー株式会社 アンテナ装置
JP2004206194A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Shoei Insatsu Kk 非接触型icカード
JP2006285709A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icタグ
JP4414942B2 (ja) * 2005-06-30 2010-02-17 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 アンテナ装置
JP4770497B2 (ja) * 2006-02-03 2011-09-14 日立電線株式会社 アンテナ
JP2008042519A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Sony Chemical & Information Device Corp 磁性シート、並びにアンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011119819A (ja) 2011-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5487919B2 (ja) 磁性体アンテナ及び携帯端末
JP4978756B2 (ja) 通信端末
JP4013987B1 (ja) アンテナ装置
JP4631910B2 (ja) アンテナ内蔵型記憶媒体
US8169286B2 (en) Coil unit, method of manufacturing the same, and electronic instrument
JPWO2006085466A1 (ja) アンテナ内蔵半導体メモリモジュール
JPS61280995A (ja) 電子装置
JPH08310172A (ja) 半導体装置
US20240038440A1 (en) Coil module
JP6081783B2 (ja) アンテナ、アンテナ構造体及び電子機器
KR20190099712A (ko) 인쇄회로기판 및 이를 구비한 전자기기
JP5353786B2 (ja) 携帯端末
KR101339018B1 (ko) 엔에프씨 안테나를 구비한 배터리팩
US9706657B2 (en) Flexible substrate and electronic apparatus equipped with same
JP6384747B2 (ja) 無線通信装置用フレキシブルプリント配線板
JP6460280B2 (ja) 部品実装基板
JP6222752B2 (ja) 導電性シートの取付構造および電子機器
CN218679463U (zh) 一种显示模组、显示装置
JP2006033559A (ja) 部品実装用ラミネート導体及びアンテナ部品
JP2011199023A (ja) 基板アセンブリ及び基板アセンブリを備える電子機器
CN210984954U (zh) 一种高稳定性的柔性天线
CN112867378B (zh) 电磁屏蔽膜、显示面板及显示装置
TW201016590A (en) MEMS microphone package
JP2016081138A (ja) 通信媒体
JP2012064049A (ja) 携帯可能電子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5487919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150