JPH0943179A - 隙間の水分検出方法 - Google Patents
隙間の水分検出方法Info
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- JPH0943179A JPH0943179A JP19155995A JP19155995A JPH0943179A JP H0943179 A JPH0943179 A JP H0943179A JP 19155995 A JP19155995 A JP 19155995A JP 19155995 A JP19155995 A JP 19155995A JP H0943179 A JPH0943179 A JP H0943179A
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- gap
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- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層した板材の隙間の水分の有無を精度よく
検出することができる隙間の水分検出方法の提供。 【解決手段】 積層した複数の略平板状の板材におけ
る、相対向する一方の板材1aの対向面に電極5 が他方の
板材の対向面に当接しないよう略矩形凹状の装着部3 を
形成し、装着部の上に電気絶縁性を有する絶縁部材6 を
装着し、その上に一対の電極を装着し、電極に装着した
リード線7 を介して電極間に所定の電圧を印加し、該電
極間に流れる電流より電極間の電気抵抗を測定し、該電
気抵抗値より板材の隙間の水分の有無を検出する。
検出することができる隙間の水分検出方法の提供。 【解決手段】 積層した複数の略平板状の板材におけ
る、相対向する一方の板材1aの対向面に電極5 が他方の
板材の対向面に当接しないよう略矩形凹状の装着部3 を
形成し、装着部の上に電気絶縁性を有する絶縁部材6 を
装着し、その上に一対の電極を装着し、電極に装着した
リード線7 を介して電極間に所定の電圧を印加し、該電
極間に流れる電流より電極間の電気抵抗を測定し、該電
気抵抗値より板材の隙間の水分の有無を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層した板材の隙
間の水分検出方法に関するものである。
間の水分検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外装材として用いられる略平板状
の板材を積層して、オートクレーブ装置等で蒸気加圧す
ることにより、その品質の安定化を図っている。その
際、積層した板材の隙間の水分の有無は、その板材の品
質の安定化のための重要な要素である。その板材の隙間
の水分の有無は、その隙間に一対の電極を挿入し、電極
間に所定の電圧を印加することで、電極間の電気抵抗を
測定し、その値より把握している。
の板材を積層して、オートクレーブ装置等で蒸気加圧す
ることにより、その品質の安定化を図っている。その
際、積層した板材の隙間の水分の有無は、その板材の品
質の安定化のための重要な要素である。その板材の隙間
の水分の有無は、その隙間に一対の電極を挿入し、電極
間に所定の電圧を印加することで、電極間の電気抵抗を
測定し、その値より把握している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した方法では、板
材の隙間の水分のみならず、板材に含まれている水分の
有無により電気抵抗値が変化するため、板材の隙間の水
分を精度よく検出することができない。
材の隙間の水分のみならず、板材に含まれている水分の
有無により電気抵抗値が変化するため、板材の隙間の水
分を精度よく検出することができない。
【0004】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、積層した板材の隙間の水
分の有無を精度よく検出することができる隙間の水分検
出方法を提供することである。
で、その目的とするところは、積層した板材の隙間の水
分の有無を精度よく検出することができる隙間の水分検
出方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の隙間の水分検出方法は、積層した
複数の略平板状の板材における、相対向する一方の板材
の対向面に設けた装着部に他方の板材の対向面に当接し
ないよう一対の電極を装着し、該電極に装着したリード
線を介して電極間に所定の電圧を印加し、該電極間に流
れる電流より電極間の電気抵抗を測定し、該電気抵抗値
より板材の隙間の水分の有無を検出する方法としてい
る。
めに、請求項1記載の隙間の水分検出方法は、積層した
複数の略平板状の板材における、相対向する一方の板材
の対向面に設けた装着部に他方の板材の対向面に当接し
ないよう一対の電極を装着し、該電極に装着したリード
線を介して電極間に所定の電圧を印加し、該電極間に流
れる電流より電極間の電気抵抗を測定し、該電気抵抗値
より板材の隙間の水分の有無を検出する方法としてい
る。
【0006】また、請求項2記載の隙間の水分検出方法
は、請求項1記載の装着部を、電極が他方の板材の対向
面に当接しないよう略矩形凹状に形成したのち、一対の
電極を装着する方法としている。
は、請求項1記載の装着部を、電極が他方の板材の対向
面に当接しないよう略矩形凹状に形成したのち、一対の
電極を装着する方法としている。
【0007】また、請求項3記載の隙間の水分検出方法
は、請求項1または2記載の装着部に電極を装着する前
に、装着部の上に一方の板材と電極を絶縁する電気絶縁
性を有する絶縁部材を装着する方法としている。
は、請求項1または2記載の装着部に電極を装着する前
に、装着部の上に一方の板材と電極を絶縁する電気絶縁
性を有する絶縁部材を装着する方法としている。
【0008】また、請求項4記載の隙間の水分検出方法
は、請求項1乃至3記載の電極間に印加する電圧を、水
の電気分解が生じない値に設定する方法としている。
は、請求項1乃至3記載の電極間に印加する電圧を、水
の電気分解が生じない値に設定する方法としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の隙間の水分検出方
法の一実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。本
発明は、積層した複数の板材1,1 …の隙間の水分の有無
を検出するものであり、この方法の実施のためには板材
1,1 …の他に、電極5 、リード線7 、測定装置9 を主に
必要とする。
法の一実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。本
発明は、積層した複数の板材1,1 …の隙間の水分の有無
を検出するものであり、この方法の実施のためには板材
1,1 …の他に、電極5 、リード線7 、測定装置9 を主に
必要とする。
【0010】板材1,1 …は、セメント系の珪酸カルシウ
ムより形成された略平板状のもので、主に外装材として
用いられる。具体的には、板材1,1 …は、例えば長さ3
m、幅1m、厚み12mmに形成されるもので、約65
段積層されて、図4に示すように水平線に対してやや斜
めになるようオートクレーブ装置に収納される。この
際、板材1,1 …の間には、板材1,1 …の表面が装飾や製
造上の点より多少の凹凸を有しているため、隙間A が存
在する。この隙間A は、平均して0.5mm程度であ
る。
ムより形成された略平板状のもので、主に外装材として
用いられる。具体的には、板材1,1 …は、例えば長さ3
m、幅1m、厚み12mmに形成されるもので、約65
段積層されて、図4に示すように水平線に対してやや斜
めになるようオートクレーブ装置に収納される。この
際、板材1,1 …の間には、板材1,1 …の表面が装飾や製
造上の点より多少の凹凸を有しているため、隙間A が存
在する。この隙間A は、平均して0.5mm程度であ
る。
【0011】また、この板材1,1 …は、その相対向する
板材の一方の板材1aの対向面2aに、例えば10個の装着
部3,3 …を有する。この装着部3,3 …は、後述する一対
の電極5,5 を収納するもので、各々一対の略矩形凹状の
装着本体3a,3a を有する。この装着本体3a,3a は、具体
的には図1及び図2に示すように、電極5 が他方の板材
1bの対向面2bに当接しないよう形成されるもので、長さ
25mm、幅10mm、深さ2〜3mm、隣り合う装着
本体3a,3a の間隔が10mm程度に形成される。そし
て、各々の装着部3,3 …は、図3に示すように、適当な
間隔を有して板材1aの対向面2aに配設される。
板材の一方の板材1aの対向面2aに、例えば10個の装着
部3,3 …を有する。この装着部3,3 …は、後述する一対
の電極5,5 を収納するもので、各々一対の略矩形凹状の
装着本体3a,3a を有する。この装着本体3a,3a は、具体
的には図1及び図2に示すように、電極5 が他方の板材
1bの対向面2bに当接しないよう形成されるもので、長さ
25mm、幅10mm、深さ2〜3mm、隣り合う装着
本体3a,3a の間隔が10mm程度に形成される。そし
て、各々の装着部3,3 …は、図3に示すように、適当な
間隔を有して板材1aの対向面2aに配設される。
【0012】さらに、この対向面2aには、20個のリー
ド線収納部4,4 …を有する。このリード線収納部4,4 …
は、後述するリード線7,7 …を収納するもので、各装着
本体3aの端部より板材1aの端部まで略直線的にスリット
状に形成される。
ド線収納部4,4 …を有する。このリード線収納部4,4 …
は、後述するリード線7,7 …を収納するもので、各装着
本体3aの端部より板材1aの端部まで略直線的にスリット
状に形成される。
【0013】電極5,5 …は、後述する測定装置9 より送
信される電圧を板材1,1 …の隙間Aに印加する金属板と
なるもので、装着本体3aに収納可能な略矩形薄板状の銅
箔で形成される。この電極5,5 …は、一対毎に絶縁部材
6,6 …を介して各装着部3 の一対の装着本体3a,3a に装
着される。この絶縁部材6,6 …は、電極5,5 …と板材1a
とを電気絶縁するシート状のもので、例えばPETフィ
ルムより形成される。さらに具体的に説明すると、装着
本体3a,3a に耐熱性のエポキシ接着剤で絶縁部材6,6 を
接着し、さらに耐熱性のエポキシ接着剤で一対の電極5,
5 を絶縁部材6,6 の上に接着する。
信される電圧を板材1,1 …の隙間Aに印加する金属板と
なるもので、装着本体3aに収納可能な略矩形薄板状の銅
箔で形成される。この電極5,5 …は、一対毎に絶縁部材
6,6 …を介して各装着部3 の一対の装着本体3a,3a に装
着される。この絶縁部材6,6 …は、電極5,5 …と板材1a
とを電気絶縁するシート状のもので、例えばPETフィ
ルムより形成される。さらに具体的に説明すると、装着
本体3a,3a に耐熱性のエポキシ接着剤で絶縁部材6,6 を
接着し、さらに耐熱性のエポキシ接着剤で一対の電極5,
5 を絶縁部材6,6 の上に接着する。
【0014】リード線7,7 …は、電極5,5 …と測定装置
9 を電気的に連結する信号線で、その一端を電極5 に半
田付けし、他端を測定装置9 に接続するとともに、中間
部をリード線収納部4 に収納して粘土8 等で固定する。
9 を電気的に連結する信号線で、その一端を電極5 に半
田付けし、他端を測定装置9 に接続するとともに、中間
部をリード線収納部4 に収納して粘土8 等で固定する。
【0015】測定装置9 は、各一対の電極5,5 …に電圧
を印加して電気抵抗を測定するもので、2個の電気抵抗
測定器10,10 とデータロガー11を有する。電気抵抗測定
器10,10 は、各5対の電極5,5 …に接続されて電気抵抗
を測定し、その電気抵抗値をデータロガー11に送信す
る。データロガー11は、電気抵抗測定器10,10 より送信
された電気抵抗値を経時的に記憶するとともに、統計処
理を行う。
を印加して電気抵抗を測定するもので、2個の電気抵抗
測定器10,10 とデータロガー11を有する。電気抵抗測定
器10,10 は、各5対の電極5,5 …に接続されて電気抵抗
を測定し、その電気抵抗値をデータロガー11に送信す
る。データロガー11は、電気抵抗測定器10,10 より送信
された電気抵抗値を経時的に記憶するとともに、統計処
理を行う。
【0016】次に、これらの構成要素を用いて行う隙間
A の水分検出方法について説明する。まず、隙間A の水
分の有無を検出したい板材1aの対向面2aに、一対の装着
本体3a,3a からなる装着部3,3 …、及びその装着部3,3
…より板材1aの端部に延設されるリ−ド線収納部4,4 …
を形成する。
A の水分検出方法について説明する。まず、隙間A の水
分の有無を検出したい板材1aの対向面2aに、一対の装着
本体3a,3a からなる装着部3,3 …、及びその装着部3,3
…より板材1aの端部に延設されるリ−ド線収納部4,4 …
を形成する。
【0017】そして、各電極5,5 …にリード線7 の一端
を接続し、その電極5,5 …を絶縁部材6,6 を介して装着
本体3a,3a …に装着するとともに、リード線7,7 …をリ
−ド線収納部4,4 …に敷設し、粘土8 で対向面2aに対し
て凹凸があまりないよう固定する。
を接続し、その電極5,5 …を絶縁部材6,6 を介して装着
本体3a,3a …に装着するとともに、リード線7,7 …をリ
−ド線収納部4,4 …に敷設し、粘土8 で対向面2aに対し
て凹凸があまりないよう固定する。
【0018】このような状態にした上で、板材1,1 …を
図4に示すような形状に積層し、オートクレーブ装置に
収納し、リード線7,7 …の他端をオートクレーブ装置の
外部に引き出す。そして、リード線7,7 …の他端を、電
気抵抗測定器10に接続するとともに、電気抵抗測定器10
をデータロガー11に接続する。
図4に示すような形状に積層し、オートクレーブ装置に
収納し、リード線7,7 …の他端をオートクレーブ装置の
外部に引き出す。そして、リード線7,7 …の他端を、電
気抵抗測定器10に接続するとともに、電気抵抗測定器10
をデータロガー11に接続する。
【0019】次に、オートクレーブ装置を駆動して板材
1,1 …を蒸気加圧するとともに、測定装置9 としての電
気抵抗測定器10,10 及びデータロガー11を駆動する。板
材1,1 …の隙間A には、蒸気が次第に侵入し、結露する
ことにより板材1,1 …の隙間A に接する表面が濡れ、板
材1,1 …の内部に水が侵入する。その隙間A の水分の有
無は、各一対の電極5,5 に電圧を印加して電気抵抗を測
定することで検出することができる。一対の電極5,5 に
印加した電圧により発生する電流は、絶縁部材6,6 によ
り一方の板材1aには流れず、また他方の板材1bと電極5,
5 は離れているため、電流は一対の電極5,5 の間の隙間
A を流れるため、精度よく隙間A の水分の有無を検出す
ることができる。また、このときの電圧は、3〜5V程
度に設定することで水の電気分解が生じないことが実験
より判明しており、水の電気分解が生じないことで隙間
A の水分が蒸発せず、より精度よく隙間A の水分を検出
することができる。
1,1 …を蒸気加圧するとともに、測定装置9 としての電
気抵抗測定器10,10 及びデータロガー11を駆動する。板
材1,1 …の隙間A には、蒸気が次第に侵入し、結露する
ことにより板材1,1 …の隙間A に接する表面が濡れ、板
材1,1 …の内部に水が侵入する。その隙間A の水分の有
無は、各一対の電極5,5 に電圧を印加して電気抵抗を測
定することで検出することができる。一対の電極5,5 に
印加した電圧により発生する電流は、絶縁部材6,6 によ
り一方の板材1aには流れず、また他方の板材1bと電極5,
5 は離れているため、電流は一対の電極5,5 の間の隙間
A を流れるため、精度よく隙間A の水分の有無を検出す
ることができる。また、このときの電圧は、3〜5V程
度に設定することで水の電気分解が生じないことが実験
より判明しており、水の電気分解が生じないことで隙間
A の水分が蒸発せず、より精度よく隙間A の水分を検出
することができる。
【0020】図5は隙間A の水分の状態を示すもので、
(a)のように隙間A 及び装着本体3aに水分がないとき
は、電気抵抗値は無限大になり、(b)のように装着本
体3aにのみ少量の水分があるときは、電気抵抗値が大き
な値となる。また、(c)のように装着本体3aに水分が
充満し、隙間A 及び水分が多少あるときは、電気抵抗値
は中程度の値で、(d)のように隙間A 及び装着本体3a
に水が充満するときは、電気抵抗値は小さな値となる。
(a)のように隙間A 及び装着本体3aに水分がないとき
は、電気抵抗値は無限大になり、(b)のように装着本
体3aにのみ少量の水分があるときは、電気抵抗値が大き
な値となる。また、(c)のように装着本体3aに水分が
充満し、隙間A 及び水分が多少あるときは、電気抵抗値
は中程度の値で、(d)のように隙間A 及び装着本体3a
に水が充満するときは、電気抵抗値は小さな値となる。
【0021】上述の実施形態における隙間A の電気抵抗
値を、図6に示す。このものは、図3に示すように板材
1,1 …を積層して、オ−トクレーブ装置で蒸気加圧した
場合の、下側端部1cより所定距離の位置における電気抵
抗値である。この図より、下側端部1cよりの距離が大き
い程、電気抵抗値が高い、すなわち、水分が少ないこと
がわかる。
値を、図6に示す。このものは、図3に示すように板材
1,1 …を積層して、オ−トクレーブ装置で蒸気加圧した
場合の、下側端部1cより所定距離の位置における電気抵
抗値である。この図より、下側端部1cよりの距離が大き
い程、電気抵抗値が高い、すなわち、水分が少ないこと
がわかる。
【0022】なお、各装着部に一対の略矩形凹状の装着
本体を設けたが、1個の略矩形凹状の装着本体で一対の
電極を装着してもよい。また、この隙間の水分検出方法
を、外装材のオートクレーブ装置での蒸気加圧に用いる
場合について説明したが、このものに限定されるもので
はなく、2枚以上積層した略平板状の板材の隙間の水分
の有無を検出する場合に用いることができる。さらに、
絶縁部材を電極と装着部材の間に設けたが、限定される
ものではなく、絶縁部材を設けなくても、また、電極と
他方の板材との間にも設けてもよい。また、板材の個数
や寸法、電圧の値等の数値は、限定されるものではな
い。
本体を設けたが、1個の略矩形凹状の装着本体で一対の
電極を装着してもよい。また、この隙間の水分検出方法
を、外装材のオートクレーブ装置での蒸気加圧に用いる
場合について説明したが、このものに限定されるもので
はなく、2枚以上積層した略平板状の板材の隙間の水分
の有無を検出する場合に用いることができる。さらに、
絶縁部材を電極と装着部材の間に設けたが、限定される
ものではなく、絶縁部材を設けなくても、また、電極と
他方の板材との間にも設けてもよい。また、板材の個数
や寸法、電圧の値等の数値は、限定されるものではな
い。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の隙間の水分検出方法は、
一方の板材の装着部に装着した電極が他方の板材に当接
しないため、電極間に電圧を印加した際に、その電極間
の電気抵抗値は他方の板材に含まれる水分に影響される
ことが少なくなるので、板材の隙間の水分を精度よく検
出することができる。
一方の板材の装着部に装着した電極が他方の板材に当接
しないため、電極間に電圧を印加した際に、その電極間
の電気抵抗値は他方の板材に含まれる水分に影響される
ことが少なくなるので、板材の隙間の水分を精度よく検
出することができる。
【0024】また、請求項2記載の隙間の水分検出方法
は、装着部が略矩形凹状に形成することで、容易に電極
が他方の板材に当接しないようにすることができる。
は、装着部が略矩形凹状に形成することで、容易に電極
が他方の板材に当接しないようにすることができる。
【0025】また、請求項3記載の隙間の水分検出方法
は、請求項1または2の効果に加えて、電極間の電気抵
抗値が絶縁部材により一方の板材に含まれる水分に影響
されることが少なくなるので、さらに板材の隙間の水分
を精度よく検出することができる。
は、請求項1または2の効果に加えて、電極間の電気抵
抗値が絶縁部材により一方の板材に含まれる水分に影響
されることが少なくなるので、さらに板材の隙間の水分
を精度よく検出することができる。
【0026】また、請求項4記載の隙間の水分検出方法
は、請求項1乃至3のいずれかの効果に加えて、電気分
解による水の蒸発が生じないため、板材の隙間の水分を
より一層精度よく検出することができる。
は、請求項1乃至3のいずれかの効果に加えて、電気分
解による水の蒸発が生じないため、板材の隙間の水分を
より一層精度よく検出することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す隙間の水分検出方法
の電極の部分の平面図である。
の電極の部分の平面図である。
【図2】その電極の部分の断面図である。
【図3】その隙間の水分検出方法の検出装置を示す平面
図である。
図である。
【図4】その隙間の水分検出方法を実施する板材の積層
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図5】その板材の隙間に水が侵入する状態を示す断面
図である。
図である。
【図6】本発明の一実施例を示す電気抵抗の測定結果で
ある。
ある。
A 隙間 1 板材 1a 一方の板材 1b 他方の板材 3 装着部 3a 装着本体 5 電極 6 絶縁部材 7 リード線 9 測定装置 10 電気抵抗測定器 11 データロガー
Claims (4)
- 【請求項1】 積層した複数の略平板状の板材におけ
る、相対向する一方の板材の対向面に設けた装着部に他
方の板材の対向面に当接しないよう一対の電極を装着
し、該電極に装着したリード線を介して電極間に所定の
電圧を印加し、該電極間に流れる電流より電極間の電気
抵抗を測定し、該電気抵抗値より板材の隙間の水分の有
無を検出することを特徴とする隙間の水分検出方法。 - 【請求項2】 前記装着部を、電極が他方の板材の対
向面に当接しないよう略矩形凹状に形成したのち、一対
の電極を装着することを特徴とする請求項1記載の隙間
の水分検出方法。 - 【請求項3】 前記装着部に電極を装着する前に、装
着部の上に一方の板材と電極を絶縁する電気絶縁性を有
する絶縁部材を装着することを特徴とする請求項1また
は2記載の隙間の水分検出方法。 - 【請求項4】 前記電極間に印加する電圧を、水の電
気分解が生じない値に設定することを特徴とする請求項
1乃至3記載の隙間の水分検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19155995A JPH0943179A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 隙間の水分検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19155995A JPH0943179A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 隙間の水分検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0943179A true JPH0943179A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16276693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19155995A Withdrawn JPH0943179A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 隙間の水分検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0943179A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014089566A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Misawa Homes Co Ltd | 含水率計および含水率計内蔵建物 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19155995A patent/JPH0943179A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014089566A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Misawa Homes Co Ltd | 含水率計および含水率計内蔵建物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |