JP2006240822A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成でありながら、用紙Pの順番の入れ替わりを確実になくすことができ、しかも3枚以上の用紙を重ねて搬送したい場合にも同じ構成で対応できる用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】 この用紙後処理装置10の中間ストック機構20は、搬送路R6の出口側に設けられた搬送ローラ対R52と、搬送路R6の入口側に設けられたストッパー部材62及び用紙押さえ板61とを備え、両部材の揺動により前記停止された用紙Pの後端部をその両面から挟み込んで、ストッパー部材62の先端の裏面に当該用紙Pを回り込ませるようにした状態で、用紙押さえ板61をストッパー部材62から離間させるように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に接続された用紙後処理装置本体と、用紙後処理装置本体内に備えられた用紙処理部と、用紙処理部の上流側に設けられた中間ストック機構とを備えた用紙後処理装置に関するものである。
画像形成装置による用紙への画像形成(出力)が連続的になされる場合において、その下流側で画像形成後の用紙を束ねてステイプル処理等を行うことがある。しかし、このステイプル処理等を行う間に、画像形成装置からの出力を停止したのでは、生産性が低下する。
そこで、特許文献1では、画像形成後の用紙を、まず第1の搬送路に送り込み、ついで第2の搬送路に切り換えて送り込むことにより、それぞれの搬送路に用紙を送り込んだ後両者を合流させて、2枚の用紙が重なりあった状態で処理トレイに搬送し、ステイプル処理等を施すことが提案されている。
また、特許文献2では、画像形成後の用紙を第1の用紙進入通路入口部から送り込み、第2の用紙進入通路入口部に切り換えてそこから後続する用紙を送り込むことにより、2枚の用紙を重ね合わせて処理トレイに搬送することが提案されている。
特公平6−99070号公報 特開平9−235069号公報
しかしながら、上記特許文献1では、用紙の重ね合わせ作業用の第1の搬送路と、第2の搬送路と、両搬送路を切り換えるための手段とが必要であり、また上記特許文献2では、用紙の重ね合わせ作業用の搬送路自体は不要であるものの、第1の用紙入口と第2の用紙入口とを切り換えるための手段が必要であることから、複雑な構成とならざるをえない。また、いずれも2枚の用紙までしか重ねて搬送することができず、3枚以上の用紙を重ねて搬送したい場合には、さらに複雑な構成となって、装置のコストアップと大型化を招くことから、実用化されていないのが実情である。
本発明、かかる状況に鑑みなされたものであって、簡単な構成でありながら、用紙の順番の入れ替わりを確実になくすことができ、しかも3枚以上の用紙Pを重ねて搬送したい場合にも同じ構成で対応できる用紙後処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、画像形成装置に接続された用紙後処理装置本体と、用紙後処理装置本体内に備えられた用紙処理部と、用紙処理部の上流側に設けられた中間ストック機構とを備え、中間ストック機構は、画像形成装置から搬送されてくる用紙について、先行する用紙を用紙処理部で処理する間に、後続の用紙を該用紙処理部の上流側の搬送路内で一時的に貯留するように構成されている用紙後処理装置であって、中間ストック機構は、前記搬送路の出口側に設けられ、該搬送路内に搬送されてくる用紙の先端部に当接してその用紙の搬送を停止させる用紙停止手段と、前記搬送路の入口側に設けられ、前記搬送を停止させた用紙の後端部を、後続の用紙の先端部から退避させる用紙退避手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明のように、用紙退避手段は、搬送路の入口側から出口側に向けて延設され、その先端の表面が前記搬送を停止させた用紙の後端部の一面に対して離接可能となるように揺動する第1揺動部材と、第1揺動部材と逆向きに設けられ、その先端が第1揺動部材の先端の揺動範囲内で前記停止された用紙の後端部の他面に対して離接可能となるように揺動する第2揺動部材とを備え、両部材の揺動により前記停止された用紙の後端部をその両面から挟み込んで、第1揺動部材の先端の裏面に当該用紙を回り込ませるようにした状態で、第2揺動部材を第1揺動部材から離間させるように構成することが好ましい。
請求項3記載の発明のように、両部材の揺動時に、第1揺動部材が第2揺動部材に用紙を介して当接することにより第1揺動部材が第2揺動部材に従動するように構成することが好ましい。
請求項4記載の発明のように、第1揺動部材は、第2揺動部材に用紙を介して弾性的に当接することが好ましい。
請求項5記載の発明のように、用紙停止手段は、用紙処理部に用紙を搬送するための搬送ローラ対であることが好ましい。
本発明によれば、前記搬送路の出口側に設けられた用紙停止手段により、該搬送路内に搬送されてくる用紙の先端部が当接されてその用紙の搬送が停止され、前記搬送路の入口側に設けられた用紙退避手段により、前記搬送を停止された用紙の後端部が、後続の用紙の先端部から退避させられるので、後続の用紙はこの後端部が退避させられた用紙上に積載されるようになる。したがって、本発明では、従来技術のような用紙の重ね合わせ作業用の複数の搬送路やそれらを相互に切り換えるための手段が一切不要であるという、簡単な構成でありながら、用紙の順番の入れ替わりを確実になくすことができ、しかも3枚以上の用紙を重ねて搬送したい場合にも同じ構成で対応できる。
請求項2記載の発明によれば、用紙退避手段は、搬送路の入口側から出口側に向けて延設された第1揺動部材の先端の表面が前記搬送を停止させた用紙の後端部の一面に対して離接可能となるように揺動されるとともに、第1揺動部材と逆向きに設けられた第2揺動部材の先端が第1揺動部材の先端の揺動範囲内で前記停止された用紙の後端部の他面に対して離接可能となるように揺動されることにより、前記停止された用紙の後端部がその両面から挟み込まれて、第1揺動部材の先端の裏面に当該用紙が回り込ませるようにされた状態で、第2揺動部材が第1揺動部材から離間されるように構成されているので、この第1揺動部材の先端の裏面に回り込まされた状態の用紙の後端部が後続する用紙の先端部から退避させられ、後続の用紙はこの後端部が退避させられた用紙上に必ず積載されるようになる。
請求項3記載の発明によれば、両部材の揺動時に、第1揺動部材が第2揺動部材に用紙を介して当接することにより第1揺動部材が第2揺動部材に従動するように構成されているので、第2揺動部材のみを駆動することで足り、より簡単な構成となる。
請求項4記載の発明によれば、第1揺動部材は、第2揺動部材に用紙を介して弾性的に当接されるので、本機構の確実な動作を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、用紙停止手段は、用紙処理部に用紙を搬送するための搬送ローラ対であるので、特別な停止手段を設ける必要がなくなり、より簡単な構成となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る中間ストック機構が装着された用紙後処理装置の側断面図である。図1に示すように、この用紙後処理装置10は、複写機やファクシミリ装置、さらには各種のプリンタとして適用される画像形成装置19に隣設されるものであり、縦長の箱状を呈した筐体(用紙後処理装置本体)11内に、用紙搬送路Rに設けられて排紙された用紙Pを一時的に貯留することのできる中間ストック機構20と、中間ストック機構20から搬送された用紙Pを順次に受け入れて用紙束P1,P2,P3,・・・となるまで貯留する用紙ストック機構30と、用紙ストック機構30に貯留された用紙束P1,P2,P3,・・・を綴じるためのステイプル処理を施すステイプル機構(用紙処理部)53とを備えてなっている。なお、この中間ストック機構20で一時的に貯留できる用紙Pのサイズは例えばA4サイズであるものとし、用紙PがA3サイズである場合にはその用紙Pを後述する切替板70を用いて直接用紙ストック機構30に導くようになっている。
筐体11外には、その側面(図1の左方)に立設されたジョブトレイ14と、このジョブトレイ14の下方位置に配設された汎用トレイ15とが設けられている。
用紙搬送路Rは、筐体11の側面(図1の右方)の上部に設けられた、画像形成装置19の排紙口191より排紙される用紙Pを受継ぐための用紙受継ぎ開口111から用紙後処理装置10の入口側の搬送路R1と、この搬送路R1から搬送方向下流側、上方に向かって分岐された、ジョブトレイ向けの搬送路R3と、搬送路R1から搬送路R3の下部で汎用トレイ15へ向かうように延びる汎用トレイ向けの搬送路R4と、搬送路R1から分岐して中間ストック機構20へ向けて垂下された搬送路R5と、中間ストック機構20内を上下に縦貫するように形成された搬送路R6と、この搬送路R6とステイプル機構53とを連通するように形成された搬送路R7と、ステイプル機構53でステイプル処理された用紙束P1,P2,P3,・・・を、搬送路R7を介して搬送路R4に導くための搬送路R8とからなっている。
搬送路Rの分岐部には、それぞれ適所に搬送路切換え用の切換え部材が設けられ、これらの切換え部材による所定の切換え動作によって画像形成装置19から用紙受継ぎ開口111を介して搬送路R1内に排紙された用紙Pは、予め設定された搬送路を通って目的の場所に送り込まれることになる。
搬送路R5の略中間位置には、用紙Pを搬送路R6へ向けて押し出すガイドローラ対R51が設けられており、用紙Pは、このガイドローラ対R51の駆動により安定した定速状態で搬送路R6に導入されるようになっている。
ジョブトレイ14は、上下に所定間隔で並設された複数枚の単位トレイ141からなり、ジョブの種類に応じていずれかの単位トレイ141を選択し得るようになっている。この選択のために、ジョブトレイ14は、筐体11の側面(図1の左方)に立設された支柱112に沿って昇降可能に構成され、所望の単位トレイ141が選択されると、この単位トレイ141の基端側が搬送路R3の下流端と対向する位置に設定されるようになっている。したがって、搬送路R3を通って排紙された用紙Pは、予め選択された単位トレイ141に排紙されることになる。
汎用トレイ15は、特にジョブトレイ14での排紙先である単位トレイ141が選択されない用紙P、すなわち、搬送路R4を通って排紙される一般的な用紙Pを受けるものであり、その基端側が搬送路R4の下流端に対向配置されている。
中間ストック機構20は、搬送路R5を通って搬送路R6に順次導入された用紙Pをステイプル機構53でステイプル処理を施す間だけ一時的に貯留することができるものである。搬送路R5は、下流端が搬送路R6の上方位置に対向している。
したがって、搬送路R5を通って一旦搬送路R6に導入された用紙Pは、ステイプル機構53でステイプル処理を施す前後では、そのまま搬送路R6の下端部から搬送路R7を介して用紙ストック機構30に貯留され、ステイプル機構53でステイプル処理を施す間だけ所定枚数重ねた状態となり、搬送路R6の下端部から搬送路R7を介して用紙ストック機構30に貯留される。用紙ストック機構30に貯留された用紙Pは、ここで用紙束P1,P2,P3,・・・となってステイプル機構53に導かれる。そして、ステイプル処理が施された用紙束P1,P2,P3,・・・は、搬送路R7の上端部から搬送路R8,R4を介して汎用トレイ15に排出されることになる。
以下、主に本発明の特徴をなす用紙後処理装置10の中間ストック機構20について、図2,図3を基に、必要に応じて図1を参照しながら説明する。図2は、中間ストック機構20の概略側面図、図3は主要構成部品の詳細図であって、(a)は用紙押さえ板とストッパー部材との組立斜視図、(b)はストッパー部材の分解斜視図である。
まず、図2に示すように、中間ストック機構20は、搬送路R5からの用紙Pを受けるもので、上端部が前記搬送路R5に対向するとともに、下端部が筐体11の図1における右方中間部に位置するように長さ設定されて斜めに配されて、用紙Pを受ける断面矩形の用紙受け部21からなっている。この用紙受け部21の入口側にガイドローラ対R51、用紙押さえ板61、ストッパー部材62及び切替板70(図1)が配置されるとともに、用紙受け部21の出口側に搬送ローラ対R52が配置されることによって構成されている。用紙押さえ板61及びストッパー部材62がそれぞれ用紙退避手段の第1揺動部材及び第2揺動部材に相当し、搬送ローラR52が用紙停止手段に相当する。
ガイドローラ対R51は、図3(a)に示すように、前記用紙受け部21の側壁(図2の紙面の手前側及び奥側)間に互いに平行に挿通された2本の回転軸511で軸支された4組のローラ対からなり、それぞれ例えば奥側の駆動ローラで手前側の従動ローラが連れ回りするようになっている。
用紙押さえ板61は、用紙受け部21の側壁間の幅方向全域をカバーするフラッパー状の本体611の基端側が前記用紙受け部21の側壁間に挿通された回動軸612で軸支されることにより、その先端が回動軸612回りに回動自在となっている。用紙押さえ板61の駆動源には、バネ復帰するソレノイド63が用いられている。
用紙押さえ板61の本体611の図3(a)中の手前側には、本体基端から略直角に延びるリンクレバー613が樹脂一体形成されており、このリンクレバー613の先端はソレノイド63の駆動軸631にまで延びてそれにピン結合されている。
そして、例えばソレノイド63を励磁させてそのプランジャ(可動鉄心)631をバネ力に抗して吸引すると、リンクレバー613が回動軸612を中心にして反時計回りに回動して、用紙押さえ板61の本体611の先端がストッパー部材62側に接近する向きに動くようになっている。一方、ソレノイド63を非励磁としてそのプランジャ(可動鉄心)631をバネ復帰させると、リンクレバー613が回動軸612を中心にして時計回りに回動して、用紙押さえ板61の本体611の先端がストッパー部材62側から離間する向きに動くようになっている。すなわち、用紙押さえ板61は、ソレノイド63の励磁・非励磁により、その先端が揺動するようになっている。
ストッパー部材62は、図3(a)(b)に示すように、前記用紙受け部21の側壁間に架設されたストッパー取付板623の左右両端と中央部及び、その間に取り付けられた合計5個の長尺の本体621を有している。ストッパー部材62の本体621の基端側に形成された穴部H12に、前記ストッパー取付板623から立設されたピンP11が挿通されることにより、その先端がピンP11回りに回動自在となっている。また、このストッパー部材62の本体621を挿通したピンP11の先端側にはさらに捩りばね622のコイル部分が挿通されており、その捩りばね622の直線状の先端部分が前記ストッパー取付板623に形成された突起W1に係止されるとともに、他方の屈曲した先端部分がストッパー部材62の本体621の下部に係止されている。さらに、ストッパー部材62の本体621の中間部には前記穴部H12を中心とする円弧状の長穴H11が形成されており、この長穴H11に前記ストッパー取付板623から立設されたピンP12が摺動自在に嵌合されている。
そして、用紙押さえ板61の本体611が反時計回りに駆動されると、その本体611の先端がこのストッパー部材62の本体621の先端に(図示しない用紙を介して)弾性的に当接するようになっている。この当接により、ストッパー部材62の本体621は捩りばね622の弾性付勢力に抗して先端が後退するようになっている。一方、用紙押さえ板61の本体611が時計回りに駆動されると、その本体611の先端がこのストッパー部材62の本体621の先端から離間する。この離間により、ストッパー部材62の本体621は捩りばね622の弾性付勢力でもって先端が前進するようになっている。ただし、ストッパー部材62の先端が揺動する範囲は、その本体621の中間部に形成された穴部H11内を摺動するピンP12の当該摺動範囲に規制されている。これにより、ソレノイド63の励磁・非励磁により、用紙押さえ板61を駆動するだけで、ストッパー部材62はほぼこの用紙押さえ板61に従動するようになっている。
ステイプル機構53は、用紙ストック機構30の下方に配置されており、搬送路R7から導入された用紙束P1,P2,P3,・・・に対してステイプル処理を施すものであり、ステイプル用の綴り針の供給機構や、供給された綴り針を用紙束P1,P2,P3,・・・に打ち込む打ち込み機構などが備えられている。
用紙ストック機構30は、中間ストック機構20から搬送されてくる用紙を貯留するもので、その用紙受け板31上にステイプル機構53によりステイプル処理を施す所定枚数の用紙を積載できるようになっている。
切替板70は、搬送路R1,R5を介してガイドローラ対R51で搬送されてくる用紙Pのサイズに応じて、搬送ルートを切り替えるためのものである。このために、切替板70は、用紙ストック機構30の用紙受け板31の側壁(図1の紙面の手前側及び奥側)間に挿通された回動軸回りに回動可能となっている。そして、例えば用紙PがA4サイズであるときには、その用紙Pを搬送路R6に導くため、切替板70は、図1中の実線で示すように、用紙ストック機構30の用紙受け板31側に傾倒した状態となる一方、用紙PがA3サイズであるときには、その用紙Pを搬送路R7に直接導くため、切替板70は、図1中の二点鎖線で示すように、起立状態となる。用紙サイズの検出には、画像形成装置からの信号が用いられる。
このように構成された中間ストック機構20には、マイクロコンピュータからなる制御部80が設けられ、この制御部80による制御によって用紙Pが搬送路R6に円滑に導入されるとともに、導入された用紙Pの貯留制御が可能になっている。図4は、制御部80による用紙Pの貯留制御等を説明するためのブロック図である。この図に示すように、制御部80は、CPU81と、このCPU81に付設されたROM82およびRAM83とを備えた基本構成を有している。ROM82には、本制御を実行するためのプログラムが記憶されており、用紙後処理装置10に電源が入れられる都度、プログラムがCPU81に読み込まれるようになっている。RAM83は、制御に必要な一時的なデータを読み書きするために使用されるものである。
CPU81には、プログラムの読み込みにより、用紙受入れ判別部811と、用紙押さえ板動作指示部812と、搬送ローラ動作指示部813と、用紙終了判別部814とが構築される。CPU81外には、1ジョブにおいて搬送路R6に排紙される用紙Pの枚数をカウントするカウンタ84が設けられている。
用紙受入れ判別部811は、用紙Pが搬送路R5を通過する度に用紙押さえ板動作指示部812および搬送ローラ動作指示部813に向けて所定の信号を出力するものである。そのために、用紙受入れ判別部811は、図外のペーパセンサによる用紙Pの検出信号を受信し、その信号から用紙Pがガイドローラ対R51に搬送されてくるまでの時間を加味して、用紙Pがガイドローラ対R51を介して搬送路R6へ搬入されるタイミングを判別し、用紙押さえ板動作指示部812へ向けてそのことを示す信号を出力するようになっている。
カウンタ84は、用紙受入れ判別部811が用紙Pの受入れを判別する都度、その枚数をカウントする一方、画像形成装置19から用紙後処理装置10へ排紙される用紙Pの枚数がCPU81へ入力されるようになっている。
用紙終了判別部814は、カウンタ84がカウントした枚数が画像形成装置19からの枚数情報と一致した時点(ここではステイプル機構53でステイプル処理を施す間)で、その判別結果に基づく信号を用紙押さえ板動作指示部812及び搬送ローラ動作指示部813に出力するものである。
用紙押さえ板動作指示部812は、用紙終了判別部814での判別結果に基づく信号を受ける前は、なんら制御信号を出力しないが、用紙終了判別部814での判別結果に基づく信号を受けた後は、用紙受入れ判別部811での判別結果に基づく信号を受けると、ソレノイド63に向けて用紙押さえ板61を所定方向(図2中の紙面に向かって反時計回り)に回動させるための制御信号を出力するものである。
搬送ローラ動作指示部813は、用紙終了判別部814での判別結果に基づく信号を受ける前は、用紙受入れ判別部811での判別結果に基づく信号を受けると、ドライバ454bに向けて搬送ローラ対R52のモータ451bを回転させるための制御信号を出力するが、用紙終了判別部814での判別結果に基づく信号を受けた後は、ドライバ454bに向けて搬送ローラ対R52のモータ451bを停止させるための制御信号を出力するものである。
ここで、図5を基に、必要に応じて図4を参照して用紙ストック機構の動作を説明する。図5は、中間ストック機構20の動作を模式的に示した説明図である。なお、初期状態は、図5(a)に示すように、用紙押さえ板61とストッパー部材62とは、互いに離間した略平行状態になっているものとする。また、ステイプル機構53でステイプル処理を施す間以外では、中間ストック機構20に搬送されてくる用紙Pは、ここで貯留されることなくそのまま用紙ストック機構30へ搬送されるので、以下ではそのステイプル処理を施す間について説明する。
この図5(a)に示す状態では、画像形成装置19(図1)から用紙後処理装置10へ受け渡された用紙P1は、搬送路R1,R5を通り、ガイドローラ対R51の駆動で搬送路R6に搬入される。この際、制御部80の用紙受入れ判別部811はそのタイミングを判別する。カウンタ84は用紙P1を1枚目であるとカウントする。
搬送路R6に搬入された用紙P1は、用紙受け部21で案内されて、搬送ローラ対R52の手前まで送り込まれる。このとき、用紙終了判別部814は、ステイプル機構53によるステイプル処理が開始されたものとして、すでに用紙押さえ板動作指示部812及び搬送ローラ動作指示部813にそれぞれ前記制御信号を出力しており、これにより搬送ローラ対R52は回転を停止しているので、用紙P1は停止する。
ついで、図5(b)に示すように、用紙押さえ板61が反時計回りに回動して、ストッパー部材62の表面に用紙P1を押さえつけるようにして、挟み込む。
さらに、図5(c)に示すように、用紙押さえ板61が反時計回りに回動すると、ストッパー部材62の先端はこの用紙押さえ板61の先端で用紙P1を介して押圧されて時計回りに回動する結果、用紙P1はストッパー部材62の先端の裏面に回り込むようになる。
そして、図5(d)に示すように、用紙押さえ板61は、時計回りに回動して、もとの位置に復帰する。このときストッパー部材62は、その弾性付勢力によってもとの位置に復帰する。
この状態になると、既につぎの用紙P2が搬送路R1,R5を通り、ガイドローラ対R51の駆動で搬送路R6に搬入されつつある。この際、用紙受入れ判別部811はそのタイミングを判別する。カウンタ84は用紙P2を2枚目であるとカウントする。
この搬入される用紙P2は、先の用紙P1と全く同様にして、ストッパー部材62の裏面に回りこんで、用紙P1に重なった状態になり、さらにつぎの用紙P3が搬送路R1,R5を通り、ガイドローラ対R51の駆動で搬送路R6に搬入されると、用紙受入れ判別部811はそのタイミングを判別し、カウンタ84は用紙P3を3枚目であるとカウントする。このようにして、用紙Pがストッパー部材62の裏面に3枚の用紙P1,P2,P3が積層されることとなる。
このときには、用紙終了判別部814は、ステイプル機構53によるステイプル処理の終了したものとして、その用紙終了判別部814から搬送ローラ動作指示部813に再び信号を出力する。この信号を受けた搬送ローラ動作指示部813からさらにモータ451bのドライバ454bに向かって制御信号が出力される。すると、搬送ローラ対R52が回転され、これにより搬送路R7を介して用紙P1,P2,P3が用紙ストック機構30に導かれる。
ここで、所定枚数の用紙束P1,P2,P3,・・・が揃った時点でその用紙束が同時にステイプル機構53に向けて導かれる。
このステイプル機構53でのステイプル処理が施された用紙束P1,P2,P3,・・・は、搬送路R8を介して外部に排出される。その後、次のジョブの用紙Pに備えられる。
以上説明したように、本実施形態に係る中間ストック機構20は、搬送路R6の出口側に設けられた搬送ローラ対R52により、搬送路R6内に搬送されてきた用紙P1の先端部が当接されてその用紙P1の搬送が停止させられ、搬送路R6の入口側に設けられたストッパー部材62の搬送路R6の出口側に向かう先端の表面が搬送路R6内に搬送されてくる用紙P1の後端部の一面に対して離接可能となるように揺動されるとともに、ストッパー部材62と逆向きに設けられた用紙押さえ板61の先端がストッパー部材62の先端の揺動範囲内で前記用紙P1の後端部の他面に対して離接可能となるように揺動されることにより、前記搬送が停止された用紙P1の後端部がその両面から挟み込まれて、ストッパー部材62の先端の裏面に当該用紙P1が回り込まされた状態で、用紙押さえ板61がストッパー部材62から離間させられるので、このストッパー部材62の先端の裏面に回り込まされた状態の用紙P1の後端部が後続する用紙P2の先端部から退避させられ、後続の用紙P2はこの後端部が退避させられた用紙P1上に必ず積載されるようになる。したがって、本発明では、従来技術のような用紙Pの重ね合わせ作業用の複数の搬送路やそれらを相互に切り換えるための手段が一切不要であるという、簡単な構成でありながら、用紙Pの順番の入れ替わりを確実になくすことができ、しかも3枚以上の用紙Pを重ねて搬送したい場合にも同じ構成で対応できる。
なお、上記実施形態では、用紙押さえ板61の駆動源としてはソレノイド63を用いているが、代わりにモータを用いてもよい。
また、上記実施形態では、用紙処理部として、用紙ストック機構30の下方に設けたステイプル機構53を説明しているが、ステイプル機構53は用紙ストック機構30と一体化してもよい。また、穿孔装置その他の用紙処理部であってもよい。
また、上記実施形態では、制御部80において、予め用意されたプログラムに従い、各動作を順次行うシーケンス制御を行っているので、センサ類を特に設けていないが、適所にセンサを設けてフィードバック制御等を行うこととしてもよい。
本発明の一実施形態に係る中間ストック機構が装着された用紙後処理装置の側断面図である。 中間ストック機構の概略側面図である。 中間ストック機構の主要部の詳細図であって、(a)は用紙押さえ板とストッパー部材との組立斜視図、(b)はストッパー部材の分解斜視図である。 制御部による用紙の貯留制御等を説明するためのブロック図である。 中間ストック機構の一動作を模式的に示した説明図である。
符号の説明
10 用紙後処理装置
11 筐体(用紙後処理装置本体)
19 画像形成装置
191 排紙口
20 中間ストック機構
30 用紙ストック機構
53 ステイプル機構(用紙処理部)
61 用紙押さえ板(用紙退避手段、第2揺動部材)
62 ストッパー部材(用紙退避手段、第1揺動部材)
70 切替板
P(P1,P2,P3,・・・) 用紙(用紙束)
R(R1〜R8) 搬送路
R51 ガイドローラ対
R52 搬送ローラ対(用紙停止手段)

Claims (5)

  1. 画像形成装置に接続された用紙後処理装置本体と、用紙後処理装置本体内に備えられた用紙処理部と、用紙処理部の上流側に設けられた中間ストック機構とを備え、中間ストック機構は、画像形成装置から搬送されてくる用紙について、先行する用紙を用紙処理部で処理する間に、後続の用紙を該用紙処理部の上流側の搬送路内で一時的に貯留するように構成されている用紙後処理装置であって、
    中間ストック機構は、前記搬送路の出口側に設けられ、該搬送路内に搬送されてくる用紙の先端部に当接してその用紙の搬送を停止させる用紙停止手段と、
    前記搬送路の入口側に設けられ、前記搬送を停止させた用紙の後端部を、後続の用紙の先端部から退避させる用紙退避手段とを備えたことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 用紙退避手段は、搬送路の入口側から出口側に向けて延設され、その先端の表面が前記搬送を停止させた用紙の後端部の一面に対して離接可能となるように揺動する第1揺動部材と、
    第1揺動部材と逆向きに設けられ、その先端が第1揺動部材の先端の揺動範囲内で前記停止された用紙の後端部の他面に対して離接可能となるように揺動する第2揺動部材とを備え、
    両部材の揺動により前記停止された用紙の後端部をその両面から挟み込んで、第1揺動部材の先端の裏面に当該用紙を回り込ませるようにした状態で、第2揺動部材を第1揺動部材から離間させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  3. 両部材の揺動時に、第1揺動部材が第2揺動部材に用紙を介して当接することにより第1揺動部材が第2揺動部材に従動するように構成したことを特徴とする請求項2記載の用紙後処理装置。
  4. 第1揺動部材は、第2揺動部材に用紙を介して弾性的に当接することを特徴とする請求項3記載の用紙後処理装置。
  5. 用紙停止手段は、用紙処理部に用紙を搬送するための搬送ローラ対であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の用紙後処理装置。
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