JP3463192B2 - 画像形成機 - Google Patents

画像形成機

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JP3463192B2
JP3463192B2 JP11601699A JP11601699A JP3463192B2 JP 3463192 B2 JP3463192 B2 JP 3463192B2 JP 11601699 A JP11601699 A JP 11601699A JP 11601699 A JP11601699 A JP 11601699A JP 3463192 B2 JP3463192 B2 JP 3463192B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
ファクシミリあるいは静電複写機等の画像形成機、更に
詳しくは、用紙の両面に画像を形成することができると
共に、片面又は両面に画像が形成された用紙を、パンチ
処理、ステイプル処理、ソート処理等の用紙後処理を施
した後に排出することができる画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成機、例えば静電複写機(以下、
単に複写機と略称する)において、画像が形成された
(複写された)用紙を単に排紙トレーに排出するだけで
はなく、パンチ処理、ステイプル処理、ソート処理等の
用紙後処理を行なう必要がある場合には、フィニッシャ
(用紙後処理装置)が複写機とは独立して製造され、複
写機の横方向の一側部に離脱自在に付設されている。
【0003】一般に複写機においては、全体の大きさに
よって用紙排出口の高さはそれぞれ相違する。そして複
写機にフィニッシャを付設する場合、特定の大きさ(種
類)の複写機に対して、その用紙排出口に対応した高さ
を有する用紙搬入口を備えた特定のフィニッシャを製造
し、特定の大きさの複写機に付設していた。
【0004】他方、複写機に付設されるフィニッシャで
あって、用紙後処理としてのパンチ処理を行なうための
パンチ処理手段を、用紙搬入路の上流位置に配置したフ
ィニッシャも知られている。この種のフィニッシャにお
いては、画像が形成された用紙はパンチ処理手段を通過
する際に一旦停止させられ、この停止時に用紙の一端部
にパンチ処理(穿孔処理)が遂行される。更に具体的に
説明すると、パンチ処理手段は用紙ストッパを備えてい
る。この用紙ストッパは、カム等の駆動手段によって、
用紙搬入路から退避して搬入される用紙の搬送を許容す
る退避位置と、用紙搬入路に突出して用紙搬入路を遮断
し、搬入される用紙の搬送方向の下流端である一端を当
接せしめてその移動を一時的に停止させることにより、
該用紙を所定の被パンチ処理位置に位置付ける停止位置
とに選択的に位置付けられるよう配設されている。そし
て、用紙の搬入に対し所定のタイミングで用紙ストッパ
が停止位置に位置付けられると、搬入された用紙が被パ
ンチ処理位置に停止させられる。次いでパンチ処理手段
のパンチが用紙の表裏方向に往復移動させられて用紙の
下流端部である一端部の所定位置にパンチ処理が施され
る。用紙の一端部にパンチ処理が施された用紙は、フィ
ニッシャに備えられた用紙受け台に表裏を反転させられ
て搬入される。このようにして用紙受け台にストックさ
れたパンチ処理済の用紙束は、ソート用排出トレイに排
出される。
【0005】上記の如くパンチ処理手段を備えたフィニ
ッシャが、画像を用紙の両面に形成することができる複
写機に付設される場合がある。この種の複写機の一例
は、搬送される用紙の片面に画像が形成される画像形成
搬送経路と、画像形成搬送経路の下流から選択的に導入
された用紙の搬送方向が逆転される逆転搬送経路と、該
逆転搬送経路から逆転搬送された用紙が画像形成搬送経
路の下方を表裏の向きが同じ状態で返送される返送経路
と、返送経路を通して返送された用紙が表裏反転させら
れて画像形成搬送経路の上流に再搬入される反転搬送経
路とを備えている。画像形成搬送経路の下流端は、複写
機の付設された上記フィニッシャの用紙搬入路に接続さ
れている。用紙の両面に画像が形成された用紙にパンチ
処理が施される場合には、上記複写機において両面に画
像が形成された用紙は画像形成搬送経路の下流端からフ
ィニッシャの用紙搬入路に搬入させられ、上記の如くし
て用紙の一端部にパンチ処理が施される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、複写
機に付設されるフィニッシャは特定の複写機に対応して
製造されるが、実際に設置する場合には高さの調整は必
須の作業である。特に設置場所に傾斜や凹凸が存在する
等、設置環境が良好でない場合には、この高さ調整作業
は相当の労力負担を伴い、したがって設置時間が長くな
る。またフィニッシャの設置後において、不測の要因で
フィニッシャと複写機との間に高さあるいは相互間の隙
間に変位が生じた場合には、複写機からフィニッシャへ
の用紙の搬送が安定して遂行されないおそれがある。用
紙の搬送が安定して遂行されない場合には、ジャムの発
生、あるいは不良品の発生等の不具合を招くことにな
る。他方、フィニッシャが複写機の一側部に設置される
ことに起因して、横方向の余分な設置スペースを必要と
する。更にはまた、ジャム処理等においてはフィニッシ
ャを複写機から横方向に引き離す必要があり、上記横方
向の上記スペースは更に拡大されることになる。
【0007】また、パンチ処理手段を備えたフィニッシ
ャが、画像を用紙の両面に形成することができる複写機
に付設された場合において、片面のみに画像が形成され
た用紙の一端部にパンチ処理が施される場合には、複写
機の画像形成搬送経路を搬送される間に片面に画像が形
成された用紙は、画像形成搬送経路の下流端からフィニ
ッシャに搬入させられる。そしてフィニッシャに搬入さ
せられた用紙の上記一端が、停止位置に位置付けられ
た、パンチ処理手段の用紙ストッパに当接して被パンチ
処理位置に停止させられる。次いで用紙の一端部の所定
位置にパンチ処理が施される。他方、両面に画像が形成
された用紙の一端部にパンチ処理が施される場合には、
複写機の画像形成搬送経路を搬送される間に片面に画像
が形成された用紙は、逆転搬送経路及び返送経路を通っ
た後、反転搬送経路において表裏反転させられて画像形
成搬送経路の上流に再搬入させられ、画像形成搬送経路
を再搬送させられる間に他面にも画像が形成される。両
面に画像が形成された用紙は、画像形成搬送経路の下流
端からフィニッシャに搬入させられ、パンチ処理手段に
より上記の如くしてその一端部の所定位置にパンチ処理
が施される。
【0008】上記説明から明らかなように、用紙が、複
写機において両面に画像が形成された後にフィニッシャ
内に搬入され、そしてパンチ処理手段の用紙ストッパに
当接させられるまでの搬送距離は、片面のみに画像が形
成された後にフィニッシャに搬入され、そしてパンチ処
理手段の用紙ストッパに当接させられるまでの搬送距離
に較べておおよそ2倍以上長くなる。しかも両面画像形
成における用紙の搬送には用紙の表裏反転動作も伴って
いる。用紙の搬送距離が長くなればなる程、用紙が搬送
される過程において、用紙の、搬送方向に直交する水平
方向(以下単に「搬送幅方向」と略称する)へのずれが
大きくなる可能性が高くなる。しかも用紙の搬送過程に
おいて表裏反転動作を伴った場合には、その可能性は一
層助長されるといえる。その結果、両面に画像が形成さ
れた用紙が、上記の如き長い搬送距離を表裏反転動作を
伴いながら搬送され、フィニッシャにおけるパンチ処理
手段の用紙ストッパに当接させられて所定の被パンチ処
理位置に停止させられた状態において、用紙の搬送幅方
向へのずれが、片面に画像が形成された用紙におけるよ
りも増大される可能性が高くなるので、用紙を所定のパ
ンチ処理位置に精度よく位置付けることは困難である。
したがってパンチ処理を遂行した複数の用紙の各々間に
おける穿孔位置の、用紙の搬送幅方向におけるバラツキ
が大きくなる。その結果、両面に画像が形成された用紙
であって、パンチ処理を施した複数の用紙の各々を重ね
てワンセットの用紙束とした場合には、用紙の各々の孔
同士が所望するとおりの高い精度で整合せず、いわゆる
孔ずれと称する不具合が発生することとなり、安定した
パンチ精度品質を確保できないおそれがある。
【0009】本発明の目的は、フィニッシャを独立して
製造して付設することなく用紙後処理の遂行を可能と
し、その結果、従来のような高さ調整作業を含むフィニ
ッシャの設置作業を必要とせず、更には省スペースを可
能とする、新規な画像形成機を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、用紙後処理機能を確
保しながら用紙の搬送を安定して遂行することを可能と
し、その結果、ジャムの発生、あるいは不良品の発生等
を確実に防止することができる、新規な画像形成機を提
供することである。
【0011】本発明の更に他の目的は、用紙の返送経路
を用紙受け台への搬入経路と共用することにより、用紙
受け台への独立した搬入経路を省略することができ、そ
の結果、構成を簡略化し、コストを低減することができ
る、新規な画像形成機を提供することである。
【0012】本発明の更に他の目的は、両面に画像が形
成された用紙であって、パンチ処理を施した複数の用紙
を重ねてワンセットの用紙束とした場合にも、用紙の各
々の孔同士が所望するとおりの高い精度で整合されて孔
ずれを確実に防止することができ、その結果、安定した
パンチ精度品質を確保することを可能にする、新規な画
像形成機を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、搬送される用紙の片面に画像が形成される画像形成
搬送経路と、該画像形成搬送経路の下流から選択的に導
入された用紙の搬送方向が逆転される逆転搬送経路と、
該逆転搬送経路から逆転搬送された用紙が該画像形成搬
送経路の下方を表裏の向きが同じ状態で返送される返送
経路と、該返送経路を通して返送された用紙が表裏反転
させられて該画像形成搬送経路の上流に再搬入される反
転搬送経路とを備えた画像形成機において、該返送経路
の下方に配置された用紙受け台を含むフィニッシャが備
えられ、該返送経路には、該返送経路を通して返送され
る用紙を該用紙受け台に選択的に搬入させるための搬入
手段が少なくとも一つ配設されている、ことを特徴とす
る画像形成機、が提供される。
【0014】該画像形成搬送経路の下流端には該画像形
成搬送経路を通して搬送された用紙をノンソート用排出
トレイに排出するための排出経路が配設され、該画像形
成搬送経路の下流位置には四叉路が配設され、該四叉路
には、該画像形成搬送経路を通して搬送された用紙を、
該排出経路又は該逆転搬送経路又は該返送経路に向けて
選択的に案内しうると共に該逆転搬送経路に導入された
用紙を該返送経路に向けて案内しうる案内手段が配設さ
れている、ことが好ましい。該返送経路には複数の返送
ローラ対が返送方向に間隔をおいて配設され、該搬入手
段は、該返送ローラ対の一つと、該返送ローラ対の一つ
の下流に配設されて、該返送ローラ対の一つによって返
送される用紙を、該返送経路に沿って該反転搬送経路に
向けて案内する第1案内位置と、該用紙受け台に向けて
案内する第2案内位置とに選択的に位置付けられる可動
案内手段とから構成される、ことが好ましい。該用紙受
け台の延長方向にはソート用排出トレイが配設され、該
フィニッシャは、該搬入手段によって該用紙受け台に選
択的に搬入された用紙の一端を受け止めてストックしう
る受止手段と、該受止手段に受け止められた用紙を該ソ
ート用排出トレイに向けて移動させうる用紙移動手段と
を備えている、ことが好ましい。該返送経路には搬送方
向長さの異なる複数種類の用紙が選択的に返送され、搬
送方向長さの異なる複数種類の用紙に対応した複数の位
置から用紙が該用紙受け台に向けて選択的に搬入される
よう、該搬入手段が該複数の位置に配設されている、こ
とが好ましい。該用紙受け台の他端部には用紙後処理手
段が配置され、該受止手段の受止位置は、該用紙後処理
手段による後処理が遂行される後処理位置に位置付けら
れている、ことが好ましい。該返送経路には搬送方向長
さの異なる複数種類の用紙が選択的に返送され、搬送方
向長さの異なる複数種類の用紙が、該用紙受け台の、該
ソート用排出トレイ側の一端部における一つの位置から
選択的に搬入されるよう、該搬入手段が該一つの位置に
配設され、該受止手段は、該搬入手段に対し搬送方向長
さの異なる複数種類の用紙に対応した複数の受止位置に
選択的に移動させられる、ことが好ましい。該用紙受け
台の他端部には用紙後処理手段が配置され、最大搬送方
向長さを有する用紙に対応した該受止手段の受止位置
は、該用紙後処理手段による後処理が遂行される後処理
位置に位置付けられ、搬送方向長さが最大搬送方向長さ
よりも短い用紙に対応した該受止手段の受止位置は、該
用紙受け台の、該後処理位置から該ソート用排出トレイ
側に所定の間隔をおいた所定の受止位置に規定され、該
受止手段によって該所定の受止位置にストックされた用
紙は、該用紙移動手段により該後処理位置に移動させら
れて該用紙後処理手段による後処理が遂行される、こと
が好ましい。該画像形成搬送経路における下流位置にパ
ンチ処理手段が配設されている、ことが好ましい。
【0015】本発明の他の局面によれば、搬送される用
紙の片面に画像が形成される画像形成搬送経路と、該画
像形成搬送経路の下流から選択的に導入された用紙の搬
送方向が逆転される逆転搬送経路と、該逆転搬送経路を
通して搬送された用紙が表裏反転して該画像形成搬送経
路の上流に再搬入される反転搬送経路とを備えた画像形
成機において、該画像形成搬送経路における下流位置で
あってかつ、該逆転搬送経路よりも上流位置にパンチ処
理手段が配設されている、ことを特徴とする画像形成
機、が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にしたがって構成さ
れた画像形成機の好適な実施の形態を、添付図面を参照
して更に詳細に説明する。
【0017】図1を参照して、番号2は画像形成機であ
る複写機を示しており、複写機2は、直方体状の画像形
成機本体である複写機本体4を備えている。複写機本体
4の最上部位置には原稿搬送装置を含む原稿搬送読取装
置6が配置されている。複写機本体4内における、原稿
搬送読取装置6の下方位置には、レーザ光走査手段8が
配設されている。
【0018】複写機本体4内における、レーザ光走査手
段8よりも下方位置には、画像形成搬送経路10が、複
写機2の横方向(図1において左右方向)に延在するよ
う配置されている。画像形成搬送経路10に関連して、
画像形成手段12が配設されている。画像形成手段12
は、感光体ドラム14、感光体ドラム14の周囲に配置
された、主帯電器16、現像器18、転写ローラ20、
クリーナ22、図示しない除電器等の作像エレメントを
備えている。画像形成手段12はまた、画像形成搬送経
路10における、感光体ドラム14よりも下流位置に配
置された定着装置24を備えている。画像形成搬送経路
10における、感光体ドラム14よりも上流位置(図1
において右側の位置)には、その上流から下流に向かっ
て、搬送ローラ対26及びレジストローラ対28がその
順に配置されている。画像形成搬送経路10における、
感光体ドラム14に対応した位置には搬送ベルト機構3
0が配置されている。上記転写ローラ20は、搬送ベル
ト機構30に含まれる搬送ベルトを挟んで感光体ドラム
14の外周面に対向するよう配置されている。画像形成
搬送経路10における、定着装置24の下流位置には搬
送ローラ対32が配置されている。
【0019】原稿搬送読取装置6においては、所定数の
原稿を移動させる間に各原稿の画像が読み取られ、画像
情報として記憶される。原稿搬送読取装置6に記憶され
た画像情報は、レーザ光走査手段8によって、主帯電器
16により一様に帯電された感光体ドラム14の表面に
照射される。感光体ドラム14の表面には静電潜像が形
成される。この静電潜像は現像器18により現像され
る。他方、搬送ローラ対26により搬送された用紙は、
レジストローラ対28により所定のタイミングで感光体
ドラム14と転写ローラ20とにより形成される転写部
に向けて搬送される。用紙が転写部を通過する間に、用
紙の上向きの片面には、感光体ドラム14の表面に形成
された現像が転写ローラ20によって転写される。片面
に画像が転写された用紙は搬送ベルト機構30によって
定着装置24に搬送され、該画像は定着装置24を通過
する間に用紙の片面に定着される。片面に画像が定着さ
れた用紙は搬送ローラ対32によって更に下流方向に搬
送される。以上のとおりにして、画像形成搬送径路10
を用紙が搬送される間に、用紙の上側の片面に画像が形
成される。
【0020】図2〜図4をも参照して、画像形成搬送経
路10における、定着装置24よりも下流位置には、用
紙の後処理手段であるパンチ処理手段(穿孔装置)33
が配設されている。それ自体は公知の構成を利用したも
のでよいパンチ処理手段33によって用紙にパンチ処理
を遂行する場合には、パンチ処理手段33を通過する際
に用紙を一旦停止させ、この停止時に、用紙の一端部
(搬送方向の下流側の一端部又は上流側の一端部)にパ
ンチを作動させる。この実施形態においては、用紙の搬
送方向の下流側の一端部にパンチ処理が施される。更に
具体的に説明すると、パンチ処理手段は図示しない用紙
ストッパを備えている。この用紙ストッパは、カム等の
駆動手段によって、画像形成搬送経路10から退避して
搬送される用紙の搬送を許容する退避位置と、画像形成
搬送経路10に突出して画像形成搬送経路10を遮断
し、搬送される用紙の搬送方向の下流端である一端を当
接せしめてその移動を一時的に停止させることにより、
該用紙を所定の被パンチ処理位置に位置付ける停止位置
とに選択的に位置付けられるよう配設されている。そし
て、用紙の搬送に対し所定のタイミングで用紙ストッパ
が停止位置に位置付けられると、搬送される用紙が被パ
ンチ処理位置に停止させられ位置付けられる。次いでパ
ンチ処理手段のパンチが用紙の表裏方向に往復移動させ
られて用紙の下流端部である一端部の所定位置にパンチ
処理が施される。
【0021】画像形成搬送経路10における、パンチ処
理手段33よりも下流位置には、複数の案内板を組み合
わせて形成された四叉路34が設けられている。四叉路
34は、画像形成搬送経路10の下流端部10aと、画
像形成搬送経路10の下流端部10aの延長上に配置さ
れた排出径路36と、画像形成搬送経路10の下流端部
10aから上方に分岐して延びる逆転搬送経路38と、
画像形成搬送経路10の下流端部10aから下方に分岐
して延びる返送経路40とから構成されている。返送経
路40は、逆転搬送経路38の下方への延長上に配置さ
れている。四叉路34における、画像形成搬送経路10
の下流端部10aと返送径路40との間の角部には大径
ローラ42が配設されている。画像形成搬送経路10の
下流端部10a内に位置付けられた大径ローラ42の外
周面の一部には小径ローラ43がニップされ、返送径路
40内に位置付けられた、大径ローラ42の外周面の他
の一部には他の小径ローラ45がニップされている。大
径ローラ42と小径ローラ43とにより搬送ローラ対4
4が構成され、大径ローラ42と小径ローラ45とによ
り搬送ローラ対46が構成される。
【0022】上記四叉路34には、画像形成搬送経路1
0を通して搬送された用紙を、排出経路36又は逆転搬
送経路38又は返送経路40に向けて選択的に案内しう
ると共に、逆転搬送経路38に搬送された用紙を返送経
路40に向けて案内しうる案内手段48が配設されてい
る。案内手段48は、画像形成搬送経路10の下流端部
10aを形成する案内板の一方及び該案内板の一方と一
体である逆転搬送経路38の導入端部を形成する案内板
の一方とからなる断面がほぼL形状の案内板48aと、
画像形成搬送経路10の下流端部10aを形成する案内
板の他方及び該案内板の他方と一体である返送経路40
の導入端部を形成する案内板の一方とからなる断面がほ
ぼL形状の案内板48bとから構成されている。案内板
48a及び48bは、相対位置が固定された状態で一体
に回動しうるよう、図示しない電磁ソレノイドを含む作
動機構に連結されている。
【0023】図示しない作動機構によって、案内手段4
8が図2に示す第1の案内位置に位置付けられると、画
像形成搬送経路10と排出経路36とが連通される。画
像形成搬送経路10を搬送された用紙は、搬送ローラ対
44により、排出経路36を通ってその下流端である複
写機本体4の一側に配設されたノンソート用排出トレイ
4aに排出される。また案内手段48が図3に示す第2
の案内位置に位置付けられると、画像形成搬送経路10
と逆転搬送経路38、及び逆転搬送経路38と返送経路
40とがそれぞれ連通される。画像形成搬送経路10を
搬送された用紙は搬送ローラ対44により逆転搬送経路
38に導入され、更に、逆転搬送経路38に導入された
用紙は、後述するとおりにして返送経路40に向けて逆
転搬送(スイッチバック)させられる。また案内手段4
8が図4に示す第3の案内位置に位置付けられると、画
像形成搬送経路10と返送経路40とが連通される。画
像形成搬送経路10を搬送された用紙は、搬送ローラ対
44及び46により返送経路40に搬送させられる。
【0024】画像形成搬送経路10の下流である上記四
叉路34から選択的に導入された用紙の搬送方向が逆転
される逆転搬送経路38は、四叉路34から複写機本体
4内の一側に沿って上方に向かって延びている。複写機
本体4の一側であって、ノンソート用排出トレイ4aよ
りも上方には内部が中空の用紙置き台4bが配設されて
いる。逆転搬送経路38は用紙置き台4bに接続されて
いる。逆転搬送経路38の下流端部は用紙置き台4bに
よって規定される。逆転搬送経路38には正転逆転可能
なローラ対50が配設されている。搬送ローラ対44に
より逆転搬送経路38に導入された用紙は、正転するロ
ーラ対50によって用紙置き台4bに向けて搬送され
る。ローラ対50の直上流位置には図示しない用紙検出
センサが配設され、用紙検出センサが用紙の通過を検出
すると、ローラ対50は用紙の一端部をニップした状態
で一旦停止させられ、次いで逆転させられる。この動作
により用紙は、搬送方向が逆転されて上記四叉路34に
向けてスイッチバックさせられ、次いで搬送ローラ対4
6により四叉路34から返送経路40に向けて搬送され
る。ローラ対50のニップから開放された用紙は、搬送
ローラ対46によって返送経路40に向けて搬送され
る。
【0025】逆転搬送経路38から逆転搬送された用紙
が画像形成搬送経路10の下方を表裏の向きが同じ状態
で返送される返送経路40は、四叉路34から複写機本
体4内の一側に沿って下方に向かって延びた後、湾曲し
てから、画像形成搬送経路10の下方に間隔をおいて、
画像形成搬送経路10の下流から上流に向かう方向に延
在するよう配置されている。返送経路40には、複数の
返送ローラ対、この実施形態では5対の返送ローラ対5
2、54、56、58及び59が返送方向に間隔をおい
て配設されている。返送経路40の下流は、返送経路4
0を通して返送された用紙が表裏反転させられて画像形
成搬送経路10の上流に再搬入される反転搬送経路60
に接続されている。反転搬送経路60には返送経路40
を通して返送された用紙を画像形成搬送経路10の上流
に再搬入させるための搬送ローラ対62が配置されてい
る。逆転搬送経路38から逆転搬送され、次いで搬送ロ
ーラ対46によって返送経路40に搬入された用紙は、
返送ローラ対52、54、56、58及び59によって
反転搬送経路60に向けて返送された後、反転搬送経路
60における搬送ローラ対62によって画像形成搬送経
路10の上流(レジストローラ対60の上流)に再搬入
される。画像形成搬送経路10に再搬入された用紙は、
画像形成搬送経路10を再び搬送される間に、画像形成
手段によって上向きに反転された他面に画像が形成され
る。
【0026】図1と共に図5を参照して、複写機本体4
内にはフィニッシャFが配設されている。複写機本体4
に内蔵されたフィニッシャFは用紙受け台66を備えて
いる。用紙受け台66は返送経路40の下方に配置され
ている。用紙受け台66は返送経路40の下方を、返送
経路40に対し間隔をおいてほぼ返送経路40に沿って
延在するよう配置されている。用紙受け台66の延長方
向すなわち複写機本体4のノンソート用排出トレイ4a
が配設されている一側方向には排出経路68が設けら
れ、排出経路68の下流端であって、複写機本体4の上
記一側には、ソート用排出トレイ4cが配設されてい
る。排出経路68にはソート用排出ローラ対69が配設
されている。上記返送経路40には、返送経路40を通
して返送される用紙をフィニッシャFにおける用紙受け
台66に選択的に搬入させるための搬入手段が少なくと
も一つ配設されている。複写機2は、搬送方向長さ(サ
イズ)の異なる複数種類の用紙が複写可能に構成されて
いる。したがって返送経路40には、搬送方向長さの異
なる複数種類の用紙が選択的に返送され、搬送方向長さ
の異なる複数種類の用紙に対応した複数の位置から用紙
が用紙受け台66に向けて選択的に搬入されるよう、搬
入手段が該複数の位置に配設されている。図1及び図5
に示す実施形態においては、返送経路40を通して返送
される用紙は、縦方向に返送されるJISにおけるA3
サイズの用紙(以下、単に「A3縦」と略称する)、縦
方向に搬入されるA4サイズの用紙(以下、単に「A4
縦」と略称する)及び横方向に搬入されるA4サイズの
用紙(以下、単に「A4横」と略称する)の3種類であ
り、したがって、三つの搬入手段70、72及び74が
三つの異なった位置にそれぞれ配置されている。
【0027】搬入手段70は、画像形成搬送経路10の
下方を延在する返送経路40に配置された返送ローラ対
のうち最上流に位置する返送ローラ対52と、返送ロー
ラ対52の下流に配設された可動案内手段である可動案
内部材71とから構成されている。搬入手段72は、返
送ローラ対52の下流に配置された返送ローラ対54
と、返送ローラ対54の下流に配設された可動案内手段
である可動案内部材73とから構成されている。また搬
入手段74は、返送ローラ対54の下流に配置された返
送ローラ対56と、返送ローラ対56の下流に配設され
た可動案内手段である可動案内部材75とから構成され
ている。可動案内部材71、73及び75の各々は、返
送ローラ対52、54及び56によって返送される用紙
を、返送経路40に沿って反転搬送経路60に向けて案
内する第1案内位置(図5において実線で示す位置)
と、用紙受け台66に向けて案内する第2案内位置(図
5において2点鎖線で示す位置)とに、図示しない電磁
ソレノイドを含む作動機構によって選択的に位置付けら
れるよう構成されている。返送経路40を通して搬送さ
れるA3縦を用紙受け台66に搬入させる場合には、搬
入手段70の可動案内部材71を第2案内位置に位置付
ける。返送経路40を通して搬送されるA4縦を用紙受
け台66に搬入させる場合には、搬入手段72の可動案
内部材73を第2案内位置に位置付ける。また返送経路
40を通して搬送されるA4横を用紙受け台66に搬入
させる場合には、搬入手段74の可動案内部材75を第
2案内位置に位置付ける。
【0028】用紙受け台66は搬送方向長さの異なる複
数種類の用紙を受け入れうる長手方向長さ及び幅を有し
ている。この実施形態においては、上記A3縦、A4縦
及びA4横の3種類の用紙を受け入れうる長手方向長さ
及び幅を有している。フィニッシャFは、搬入手段7
0、72及び74のいずれかによって用紙受け台66に
選択的に搬入された用紙の一端を受け止めてストックし
うる受止手段である受止部材80と、受止部材80に受
け止められた用紙をソート用排出ローラ対69、したが
ってソート用排出トレイ4cに向けて移動させうる用紙
移動手段82とを備えている。用紙移動手段82は、用
紙受け台66の長手方向に間隔をおいて配置された駆動
プーリ83及び従動プーリ84と、駆動プーリ83及び
従動プーリ84間に巻き掛けられた無端ベルト85と、
駆動プーリ83を回転駆動させるための駆動源である図
示しない電動モータとを備えている。無端ベルト85は
駆動プーリ83及び従動プーリ84間を直線状に延びる
直線移動部を有しており、この直線移動部は、用紙受け
台66の裏面に沿って用紙受け台66の長手方向に延在
しかつ同方向に移動しうるよう配置されている。電動モ
ータが回転駆動されると、無端ベルト85は図5におい
て反時計方向に回転駆動させられ、無端ベルト85の直
線移動部は、用紙受け台66の長手方向の一方からソー
ト用排出トレイ4cに向けて移動させられる。
【0029】無端ベルト85には上記受止部材80が一
体に装着されている。この実施形態においては、実質上
同じ構成を有する2個の受止部材80が、それぞれ無端
ベルト85の周方向における両方向に実質上等間隔をお
いた位置に装着されている。換言すれば、無端ベルト8
5が周方向に半回転すると、受止部材80の各々は、互
いに他の受止部材80の初期位置に位置付けられるよう
な、無端ベルト85の周方向位置に装着されている。フ
ィニッシャFには用紙後処理手段であるステイプラー8
6が備えられている。ステイプラー86は、用紙受け台
66の、上記ソート用排出トレイ4cと反対側の端部に
配設されている。そして上記一方の受止部材80の受止
位置(ホームポジション)は、ステイプラー86による
後処理が遂行される後処理位置と一致するよう規定され
ている。一方の受止部材80を、上記各ホームポジショ
ンに位置付けるため、他方の受止部材80のホームポジ
ションを検出することができる1個のホームポジション
検出器HPSが、無端ベルト85の移動経路であって、
無端ベルト85の直線移動部の移動経路と反対側の移動
経路に配置されている。受止部材80の各々は、用紙受
け台66の幅方向(図1及び図5の表裏方向)から見て
実質上L形状をなすL形状部が形成されており、無端ベ
ルト85の直線移動部に位置付けられた状態において、
用紙受け台66の表面(用紙が受け入れられる側の表
面)から突出して位置付けられ、そして上記幅方向から
見て用紙受け台66の表面との間に、実質上チャンネル
形状をなす用紙の受止部が、用紙受け台66の幅方向に
延在するように形成される。受止部材80の各々の幅
(用紙受け台66の幅と同方向の幅)は、各サイズの用
紙を受け止めてストックしうる長さに規定されている。
無端ベルト85は用紙受け台66の幅方向中央部に配置
され、したがって用紙受け台66の幅方向中央部には、
受止部材80が用紙受け台66に干渉することなく長手
方向に移動しうるよう、図示しない移動空間が設けられ
ている。
【0030】用紙受け台66には、用紙の整合手段87
が設けられている。それ自体は周知の構成を利用したも
のでよい整合手段87は、用紙受け台66の幅方向に間
隔をおいて位置付けられた一対の幅寄せ板88と、一対
の幅寄せ板88を上記幅方向に往復移動させるための幅
寄せ機構89とを備えている。一対の幅寄せ板88は、
用紙受け台66の表面に沿って幅方向に往復移動自在に
配置されている。幅寄せ機構89は、明確には図示され
ていないが、幅寄せ板88の各々に対応して上記幅方向
に相互に独立して往復移動しうるよう配設された、ラッ
クを含む移動体と、各移動体のラックにそれぞれ噛み合
うよう配設されたピニオンギヤと、ピニオンギヤの各々
を相互に独立して回転駆動しうるよう、ピニオンギヤの
各々に対応して配設された駆動源である電動モータとを
備えている。この電動モータは正転逆転可能である。幅
寄せ板88の各々は、対応する移動体に装着され、それ
らと一体に上記幅方向に移動させられる。なお、幅寄せ
板88の各々のホームポジションを検出するための図示
しないホームポジション検出器が、幅寄せ板88の各々
に対応して配設されている。電動モータの各々にはロー
タリエンコーダあるいは周波数発生器等の回転量検出器
が装着されており、これらの検出信号により幅寄せ板8
8の、用紙のサイズに対応した移動量が規定される。
【0031】フィニッシャFにおける返送ローラ対58
よりも下流側の位置には、搬入手段70、72及び74
のいずれかによって用紙受け台66に搬入させられた用
紙を押さえて、その一端が実質上受止部材80に当接す
るまで搬送する送りローラ90を含む送りローラ手段が
設けられている。送りローラ手段は、用紙受け台66の
幅方向に延在するよう設けられた回転駆動軸と、この回
転駆動軸に対し軸方向に間隔をおいて回動自在に支持さ
れた一対のレバー部材92と、レバー部材92の各々の
先端部間に支持された回転軸と、この回転軸に一体に装
着された送りローラ90とを備えている。送りローラ9
0の回転軸は回転駆動軸に対し図示しないプーリ及び無
端ベルトを介して駆動連結されている。送りローラ90
の回転駆動軸は図示しない駆動源である電動モータに駆
動連結されている。レバー部材92は図示しない電磁ソ
レノイドに連結されている。送りローラ90は、搬入手
段70、72及び74のいずれかによって用紙が用紙受
け台66に搬入されるときには、電磁ソレノイドにより
図5において2点鎖線で示す作用位置に位置付けられ
て、用紙を用紙受け台66の表面に向けて押圧しながら
受止部材80に向けて搬送するよう回転駆動させられ
る。また受止部材80に受け止められてストックされた
用紙を、用紙移動手段82によってソート用排出トレイ
4cに向けて移動させるときには、電磁ソレノイドは除
勢され、送りローラ90は、図5において実線で示す退
避位置に位置付けられる。
【0032】複写機本体4内の、用紙受け台66よりも
下方位置には、用紙が昇降自在に収容されるデッキ94
が配置され、デッキ94の下方位置にはカセット95及
び96が配置されている。デッキ94、カセット95及
び96の各々は、各々に収容された用紙が、複写機本体
4内をその他側部(図1の右側部)に沿って延在するよ
う配置された給紙搬送経路97にそれぞれ給紙しうるよ
う配置されている。給紙搬送経路97の下流端は画像形
成搬送経路10の上流(搬送ローラ対26の上流)に接
続されている。デッキ94、カセット95及び96の各
々に対応して、給紙ローラ及び分離ローラ対が配設さ
れ、給紙搬送経路97には複数の給紙ローラ対98が配
設されている。デッキ94、カセット95及び96の各
々に収容された用紙は、各々に対応して配設された給紙
ローラ及び分離ローラ対の作動により、給紙搬送経路9
7に送給され、給紙ローラ対98の各々により画像形成
搬送経路10に搬送される。
【0033】複写機本体4は図示しない制御手段を備え
ている。制御手段は、マイクロコンピュータによって構
成されており、制御プログラムに従って演算処理する中
央処理装置(CPU)、制御プログラムを格納するRO
M、演算結果等を格納する読み書き可能なRAM、タイ
マ、カウンタ、入力インターフェース及び出力インター
フェース等を備えている。このように構成された制御手
段の入力インターフェースには、用紙検出センサ、ホー
ムポジションセンサHPS、用紙検出スイッチSW1、
その他の各種センサ(検出器)、スイッチ等からの検出
信号が入力され、出力インターフェースから各種電動モ
ータ、各種電磁ソレノイド、その他の駆動源等に制御信
号を出力する。複写機本体4の制御手段には、操作手段
に配設された複写開始キー、用紙のサイズ(搬送方向長
さ)設定キー、複写枚数設定キー、両面複写を指定する
ための両面複写設定キー、ステイプル処理を指定するた
めのステイプル設定キー、原稿1セットのステイプル枚
数を指定するステイプル枚数設定キー、ステイプル部数
を指定するステイプル部数設定キー(いずれも図示せ
ず)、パンチ処理を指定するためのパンチ設定キー、原
稿1セットのパンチ枚数を指定するパンチ枚数設定キ
ー、パンチ部数を指定するパンチ部数設定キー(いずれ
も図示せず)等から複写情報が入力される。
【0034】図示の実施形態による画像形成機は以上の
ように構成されており、以下、図1及び図5を参照し
て、両面複写におけるパンチ処理モードが指定された場
合の作動について説明する。デッキ94又はカセット9
5又は96から指定されたサイズの用紙が給紙搬送経路
97を通して画像形成搬送経路10の上流に給紙され
る。次いで画像形成搬送経路10を搬送される間に上向
きの片面に画像が形成される。四叉路34における案内
手段48は図3に示す第2の案内位置に位置付けられ
る。パンチ処理手段33の図示しない用紙ストッパは停
止位置に位置付けられる。片面に画像が形成された用紙
は、パンチ処理手段33を通過する際に上記一端が用紙
ストッパに当接させられてその移動が停止させられ、被
パンチ処理位置に位置付けられる。同時に搬送ローラ対
32の回転駆動が停止させられる。案内手段48、用紙
ストッパ及び搬送ローラ対32の上記作動は、例えば、
画像形成搬送経路10におけるパンチ処理手段33の上
流位置に配設された図示しない用紙検出器からの用紙検
出信号に基づいて遂行することができる。次いで先に述
べたとおりにして用紙の一端部の所定位置にパンチ処理
が施される。パンチ処理が施された後、用紙ストッパは
退避位置に位置付けられる。
【0035】次いで搬送ローラ対32が回転駆動させら
れ、一端部にパンチ処理が施された用紙は、四叉路34
に向けて再び画像形成搬送経路10を搬送される。そし
てこの用紙は、四叉路34において逆転搬送経路38に
導入されてから、返送経路40に向けて逆転搬送され
る。返送経路40に配設された搬入手段70、72及び
74の可動案内部材71、73及び75の全ては、図5
において実線で示す第1案内位置に位置付けられる。こ
の作動は、例えば、返送経路40の上流位置に配置され
た図示しない用紙搬入検出スイッチの1回目の検出信号
に基づいて実行される。返送経路40に導入された用紙
は、返送ローラ対52、54、56、58及び59によ
って、表裏の向きが画像形成搬送経路10におけると同
じ状態で返送経路40を通して返送され、反転搬送経路
60において表裏反転させられて画像形成搬送経路10
に再搬入させられる。そしてこの用紙が画像形成搬送経
路10を通して再度搬送される間に、表裏反転されて上
向きとなった他面に画像が形成される。四叉路34にお
ける案内手段48の位置は、図3に示す第2の案内位置
から図4に示す第3の案内位置に切り換えられる。両面
に画像が形成されかつ一端部に穿孔された用紙は、四叉
路34において返送経路40に向けて搬送される。
【0036】この用紙が返送経路40に搬入させられて
上記用紙搬入検出スイッチが2回目の検出信号を出力す
ると、搬入手段70の可動案内部材71、搬入手段72
の可動案内部材73及び搬入手段74の可動案内部材7
5のうちの一つは、指定されたサイズの用紙に対応して
第1案内位置(図5において実線で示す位置)から第2
案内位置(図5において2点鎖線で示す位置)に位置付
けられる。指定されたサイズが最も長いA3縦の場合に
は、搬入手段70の可動案内部材71が第2案内位置に
位置付けられ、返送経路40を返送されるA3縦は、返
送ローラ対52により可動案内部材71に案内されて用
紙受け台66に搬入させられる。指定されたサイズが次
に長いA4縦の場合には、搬入手段72の可動案内部材
73が第2案内位置に位置付けられ、返送経路40を返
送されるA4縦は、返送ローラ対54により可動案内部
材73に案内されて用紙受け台66に搬入させられる。
また指定されたサイズが最も短いA4横の場合には、搬
入手段74の可動案内部材75が第2案内位置に位置付
けられ、返送経路40を返送されるA4横は、返送ロー
ラ対56により可動案内部材75に案内されて用紙受け
台66に搬入させられる。この間、送りローラ90が退
避位置から作用位置に位置付けられると共に回転駆動さ
れ、用紙受け台66に搬入させられた用紙をその表面に
向けて押圧しながらホームポジションに位置付けられた
(一方の)受止部材80に向けてその一端が受止部材8
0に達するまで搬送する。用紙は受止部材80により受
止位置に位置付けられる。用紙の一端が受止部材80に
達した時点で、送りローラ90は作用位置から退避位置
に位置付けられる。用紙受け台66においてホームポジ
ションに位置付けられた受止部材80に対し、上記のよ
うな用紙位置付け処理が実行された後、整合手段87の
幅寄せ機構89における図示しない電動モータの各々が
正転駆動させられ、幅寄せ板88の各々がホームポジシ
ョンから相互に近付く方向に所定の距離だけ移動させら
れ、用紙受け台66上の用紙が整合させられる。用紙が
整合させられた後、電動モータの各々が逆転駆動させら
れ、幅寄せ板88の各々は相互に離れる方向に所定の距
離だけホームポジションまで移動させられる。
【0037】制御手段による送りローラ90の上記制御
は、例えば、返送経路40における返送ローラ対52の
上流位置に、用紙検出スイッチSW1を配置することに
より容易に実行される。すなわち、可動案内部材71、
73及び75のうちのいずれかが第2案内位置(図5に
おいて2点鎖線で示す位置)に位置付けられた条件にお
いて、用紙検出スイッチSW1が返送される用紙の先端
を検出することによりON作動してから所定時間経過
後、図示しない電磁ソレノイドを付勢することにより送
りローラ90は上記作用位置に位置付けられる。なお送
りローラ90はまた、作用位置に位置付けられてから所
定時間経過したら、用紙の一端が受止部材80に達した
と判断されて、電磁ソレノイドの除勢により上記退避位
置に位置付けられる。用紙はホームポジションに位置付
けられている受止部材80によって同位置に受け止めら
れる。
【0038】以上のようにして、両面に画像が形成され
かつ一端部に穿孔された用紙が受止部材80にパンチ枚
数だけストックされる。原稿1セットのパンチ枚数は、
可動案内部材71、73及び75のうちのいずれかが第
2案内位置(図5において2点鎖線で示す位置)に位置
付けられた条件において、用紙検出スイッチSW1のO
N−OFF回数を1枚としてカウントすることができ
る。以上のようにして、両面に画像が形成されかつ一端
部に穿孔された用紙が受止部材80にパンチ枚数だけス
トックされると、図示しない電動モータが回転駆動させ
られて無端ベルト82が図1及び図5において反時計方
向に回転駆動させられる。受止部材80は、両面に画像
が形成されかつ一端部に穿孔された用紙束をソート用排
出ローラ対69、したがってソート用排出トレイ4cに
向けて移動させる。用紙束はソート用排出ローラ対69
によりソート用排出トレイ4c上に排出される。用紙束
をソート用排出ローラ対69に向けて移動させた受止部
材80がホームポジション検出器HPSの位置まで移動
させられると、検出器HPSがONとなり、電動モータ
の回転駆動が停止され、受止部材80の他方が上記後処
理位置と一致するホームポジションに位置付けられる。
以上のパンチ処理は、パンチ部数設定キーにより指定さ
れたパンチ部数に達するまで繰り返し遂行される。パン
チ部数は、パンチ処理が施された用紙束を移動させてソ
ート用排出トレイ4c上に排出したらパンチ部数1(1
セット)としてカウントすることができる。なお用紙束
は、整合手段87によって、1セット目、3セット目、
5セット目・・・と1セット置きに片縁側に所定量だけ
シフトされ、ソート用排出トレイ4c上にはシフトされ
た用紙束が1セットづつ交互にストックされる。
【0039】他方、両面複写におけるステイプル処理モ
ードが指定された場合には、上記したパンチ処理モード
における両面複写作動と、同じ用紙の表裏に出力される
画像の順序が逆である以外は、実質上同一の両面複写作
動が遂行される。両面複写が遂行された用紙は、パンチ
処理が遂行されないで用紙受け台66に搬入される。そ
して両面に画像が形成された用紙が、用紙受け台66に
おいて受止部材80にステイプル枚数だけストックされ
ると、整合手段87による所定の整合動作(中央ステイ
プル、片縁ステイプル等、用紙束の幅方向位置を任意に
規制する、必要に応じた幅方向のステイプル位置決め動
作)が行なわれた後、ステイプラー86が作動させら
れ、ステイプル枚数を有する用紙束にステイプル処理が
遂行される。ステイプル処理が遂行された後、両面に画
像が形成された用紙束は、パンチ処理モードにおけると
同様の作動によって、受止部材80によりソート用排出
トレイ4c上に排出される。
【0040】また、両面複写が指定されかつ複写枚数が
設定された単なる両面複写処理モードが指定された場合
には、パンチ処理が遂行されないで、上記したパンチ処
理モードにおける両面複写作動と実質上同一の両面複写
作動が遂行される。上記四叉路34における案内手段4
8は図2に示す第1の案内位置に位置付けられる。両面
に画像が形成された用紙は、四叉路34において排出経
路36を通ってノンソート用排出トレイ4aに排出され
る。以上の作動は、両面に画像が形成された用紙がノン
ソート用排出トレイ4a上に、設定された複写枚数だけ
排出されるまで遂行される。
【0041】上記した画像形成機である複写機2におい
ては、返送経路40の下方に配置された用紙受け台66
を含むフィニッシャFが備えられ(内蔵され)、返送経
路40には、返送経路40を通して返送される用紙を用
紙受け台66に選択的に搬入させるための搬入手段が少
なくとも一つ(搬入手段70、72、74のうちの少な
くとも一つ)配設されているので、従来のようにフィニ
ッシャFを独立して製造して複写機本体4の一側に付設
することなく、用紙後処理の遂行を可能とするものであ
る。その結果、従来のような高さ調整作業を含むフィニ
ッシャFの設置作業を必要としなくなり、そのための労
力の負担が軽減され、設置時間も不要となる。また、従
来必要としていた複写機本体4の横方向への余分な設置
スペースも不要となるので、大幅な省スペースが可能と
なる。更にはまた、従来のように、複写機本体4から、
複写機本体4に付設されたフィニッシャFへの用紙の搬
送も不要となり、複写機本体4内に配置された所定の搬
送経路を通して行なわれるので、フィニッシャFへの用
紙の搬送は安定して遂行される。その結果、ジャムの発
生、あるいは不良品の発生等が確実に防止される。
【0042】返送経路40には、返送経路40を通して
返送される用紙を用紙受け台66に選択的に搬入させる
ための搬入手段が少なくとも一つ(搬入手段70、7
2、74のうちの少なくとも一つ)配設されていること
により、返送経路40は用紙受け台66への搬入経路と
共用され、従来のような独立した用紙受け台66への搬
送、搬入経路を省略することができる。その結果、部品
点数が少なくなると共に構成が簡略化され、コストが低
減される。返送経路40には、複数の返送ローラ対5
2、54、56、58及び59が返送方向に間隔をおい
て配設され、搬入手段(70、72、74)は、返送ロ
ーラ対(52、54、56)と、返送ローラ対(52、
54、56)の下流に配設されて、返送ローラ対(5
2、54、56)によって返送される用紙を、返送経路
40に沿って反転搬送経路60に向けて案内する第1案
内位置と、用紙受け台66に向けて案内する第2案内位
置とに選択的に位置付けられる可動案内部材(71、7
3、75)とから構成されている。したがって、返送経
路40に沿って配設された返送ローラ対(52、54、
56)に関連して可動案内部材(71、73、75)を
配設するだけで搬入手段(70、72、74)を設置す
ることができるので、簡単な構成かつ低コストで容易に
実用化することができる。
【0043】用紙受け台66の延長方向にはソート用排
出トレイ4cが配設され、フィニッシャFは、搬入手段
(搬入手段70、72、74のうちの少なくとも一つ)
によって選択的に搬入された用紙の一端を受け止めてス
トックしうる受止部材80と、受止部材80に受け止め
られた用紙をソート用排出トレイ4cに向けて移動させ
うる用紙移動手段82とを備えているので、用紙受け台
66に搬入されることにより形成される用紙束は、用紙
移動手段82によって複写機本体4内を横方向に移動さ
せられてソート用排出トレイ4cに容易かつ確実に排出
される。
【0044】画像形成搬送経路10の下流端には、画像
形成搬送経路10を通して搬送された用紙をノンソート
用排出トレイ4aに排出するための排出経路36が配設
され、画像形成搬送経路10の下流位置には四叉路34
が配設されている。四叉路34には、画像形成搬送経路
10を通して搬送された用紙を、排出経路36又は逆転
搬送経路38又は返送経路40に向けて選択的に案内し
うると共に逆転搬送経路38に導入された用紙を返送経
路40に向けて案内しうる案内手段48が配設されてい
る。この四叉路34及び案内手段48の構成により、画
像形成搬送経路10を通して搬送された用紙を、ノンソ
ート用排出トレイ4a又は逆転搬送経路38又は返送経
路40に向けて自由に搬送できると共に、逆転搬送経路
38に導入された用紙を返送経路40に向けて逆転搬送
できるので、所望する処理モードに容易に対応すること
ができる。
【0045】画像形成搬送経路10の下流位置にパンチ
処理手段33を配置した発明においては、上記したよう
に、両面複写におけるパンチ処理モードが指定された場
合、用紙に対するパンチ処理を、従来における如く両面
に画像が形成された後にではなく、片面に画像が形成さ
れた直後に遂行することが可能になる。したがって、用
紙の片面に画像が形成された後、その一端がパンチ処理
手段33の図示しない用紙ストッパに当接させられるま
での用紙の搬送距離は、従来に較べて著しく短縮される
と共にもちろんその間に用紙の反転動作も伴わないの
で、その間の用紙の搬送過程において、用紙の搬送幅方
向へのずれの可能性は実質上ゼロに等しくなる。したが
ってパンチ処理を遂行した複数の用紙の各々間における
穿孔位置の、用紙の搬送幅方向におけるバラツキは実質
上存在しなくなる。その結果、両面に画像が形成された
用紙であって、パンチ処理を施した複数の用紙を重ねて
ワンセットの用紙束とした場合にも、用紙の各々の孔同
士が所望するとおりの高い精度で整合されて孔ずれを確
実に防止することができるので、安定したパンチ精度品
質を確保することができるのである。
【0046】また上記した画像形成機である複写機2に
おいて、返送経路40には、搬送方向長さ(サイズ)の
異なる複数種類の用紙(実施形態では、A3縦、A4縦
及びA4横の3種類)が選択的に返送され、搬送方向長
さの異なる複数種類の用紙に対応した複数の位置(実施
形態では、A3縦、A4縦及びA4横に対応した三つの
位置)から用紙が用紙受け台66に向けて選択的に搬入
されるよう、搬入手段(70、72及び74)が複数の
位置(上記三つの異なった位置)に配設されている。そ
の結果、用紙は、所定の受止位置に位置付けられた受止
部材80に対し、そのサイズに対応した最適の搬入位置
から搬入されるので、用紙受け台66に受け入れられる
用紙のもぐり込みが確実に防止され、所望するとおりの
正しい順序の用紙束を形成することができる。上記実施
形態において、用紙受け台66の他端部(ソート用排出
トレイ4c側と反対側の端部)には用紙後処理手段であ
るステイプラー86が配置され、受止部材80の受止位
置(ホームポジション)は、ステイプラー86による後
処理が遂行される後処理位置に位置付けられている。こ
の構成により、受止部材80によって受け止められた用
紙束は、そのサイズに関係なく同位置でステイプル処理
が遂行される。
【0047】図6には、複写機本体4に内蔵されるフィ
ニッシャF及び用紙受け台66への搬入手段の他の実施
形態が示されている。なお図6において、図5に示す部
分と実質上同一の部分は同一符号で示し、説明は省略す
る。返送経路40には、先の実施形態と同じように、返
送ローラ対52、54、56、58及び59が配置され
ている。送りローラ90を含む送りローラ手段は返送ロ
ーラ対54と返送ローラ対56との間に配置されてい
る。搬入手段は、図5に示された搬入手段70、すなわ
ち返送ローラ対52と可動案内部材71とにより構成さ
れた搬入手段70のみが配設されている。搬入手段70
は、用紙受け台66の、ソート用排出ローラ対69側
の、したがってソート用排出トレイ4c側の一端部から
受止部材80に向けて用紙が搬入されるよう配置されて
いる。受止部材80は、用紙移動手段82に設けられ
て、搬入手段70に対し搬送方向長さの異なる複数種類
の用紙(A3縦、A4縦及びA4横)に対応した複数の
受止位置、実施形態では三つの受止位置に選択的に移動
させられるよう構成されている。
【0048】用紙移動手段82における駆動プーリ83
を回転駆動させる図示しない電動モータは、正転逆転可
能な電動モータから構成されている。この電動モータが
正転駆動されると、無端ベルト85は一方向(図6にお
いて反時計方向)に回転駆動させられ、無端ベルト85
の直線移動部は、用紙受け台66の、図6における右方
(ソート用排出トレイ4cに対して反対側)からソート
用排出トレイ4cに向けて図6における左方に移動させ
られる。電動モータが逆転駆動されると、無端ベルト8
5は他方向(図6において時計方向)に回転駆動させら
れ、無端ベルト85の直線移動部は、用紙受け台66の
上記左方から右方に向けて移動させられる。
【0049】上記受止部材80(の一方又は他方)は、
用紙移動手段82によって、搬入手段70に対し、搬送
方向長さの異なる3種類の用紙に対応した3つの異なっ
た受止位置に選択的に移動させられるよう構成されてい
る。具体的には、搬入手段70に対し、A3縦に対応し
た受止部材80の受止位置は、ステイプラー86による
後処理が遂行される後処理位置である、A3縦受止位置
(A3縦ホームポジション)に規定されている。A3縦
受止位置において、受止部材80は用紙受け台66の上
記右端部に位置付けられる。搬入手段70に対し、A4
縦に対応した受止部材80の受止位置は、用紙受け台6
6の、上記A3縦受止位置からソート用排出トレイ4c
側に所定の間隔をおいた所定の受止位置であるA4縦受
止位置(A4縦ホームポジション)に規定されている。
搬入手段70に対し、A4横に対応した受止部材80の
受止位置は、用紙受け台66の、上記A3縦受止位置か
らソート用排出トレイ4c側に、上記A4縦におけるよ
りも更に長い他の所定の間隔をおいた他の所定の受止位
置であるA4横受止位置(A4横ホームポジション)に
規定されている。
【0050】上記したように、受止部材80は、上記電
動モータの回転駆動によって無端ベルト85と共に一方
向及び他方向に移動させられるが、受止部材80の一方
を、上記各ホームポジションに位置付けるため、フィニ
ッシャFには、受止部材80の他方のホームポジション
を検出するための3個のホームポジション検出器S1、
S2及びS3が、無端ベルト85の移動経路であって、
無端ベルト85の直線移動部の移動経路と反対側の移動
経路に沿って、相互に無端ベルト85の周方向に間隔を
おいて配置されている。この実施形態において、検出器
S1はA3縦、検出器S2はA4縦、検出器S3はA4
横のホームポジションをそれぞれ検出することができ
る。すなわち検出器S1が、受止部材80の他方を検出
してONとなり、無端ベルト85がその位置で停止させ
られると、受止部材80の一方は用紙受け台66におけ
るA3縦受止位置に位置付けられ、同様にして、検出器
S2が、受止部材80の他方を検出してONとなり、無
端ベルト85がその位置で停止させられると、受止部材
80の一方は用紙受け台66におけるA4縦受止位置に
位置付けられ、また検出器S3が、受止部材80の他方
を検出してONとなり、無端ベルト85がその位置で停
止させられると、受止部材80の一方は用紙受け台66
におけるA4横受止位置に位置付けられる。したがっ
て、この実施形態において、S1は、A3縦ホームポジ
ション検出器、S2は、A4縦ホームポジション検出
器、S3は、A4横ホームポジション検出器を構成す
る。
【0051】次に、以上のように構成されたフィニッシ
ャF及び用紙受け台66への搬入手段70の作動、例え
ば、先に説明した、両面複写におけるパンチ処理モード
が指定された場合の作動について説明する。例えば、制
御手段の操作手段に配設された用紙のサイズ設定キーに
よりA4横に設定された場合、A4横のサイズ設定信号
に基づいて、受止部材80がA4横受止位置に位置付け
られているか否かがA4横ホームポジション検出器S3
の検出信号に基づいて判断される。A4横ホームポジシ
ョン検出器S3がONのときには、受止部材80がA4
横受止位置に位置付けられていると判断されて、用紙移
動手段82は停止された状態に維持される。他方、検出
器S3がOFFのときには、受止部材80がA4横受止
位置に位置付けられているとないと判断されて、上記電
動モータが正転駆動させられる。無端ベルト85が図6
において反時計方向に回転駆動させられ、受止部材80
が同方向に移動させられる。受止部材80の他方の移動
により検出器S3がON作動させられると、電動モータ
の回転駆動が停止され、無端ベルト85の回転駆動が停
止させられて受止部材80はA4横受止位置(A4横ホ
ームポジション)に位置付けられる。
【0052】画像形成搬送経路10を搬送される間に上
向きの片面に画像が形成された用紙(A4横)は、先の
実施形態におけると同様にして、パンチ処理手段33に
よってパンチ処理が施される。パンチ処理が施された用
紙が、逆転搬送経路38に導入されてから返送経路40
に向けて逆転搬送されると、搬入手段70の可動案内部
材71は、図6において実線で示す第1案内位置に位置
付けられる。返送経路40に導入された用紙は、返送ロ
ーラ対52、54、56、58及び59によって、表裏
の向きが画像形成搬送経路10におけると同じ状態で返
送経路40を通して返送され、反転搬送経路60におい
て表裏反転させられて画像形成搬送経路10に再搬入さ
せられる。そしてこの用紙が画像形成搬送経路10を通
して再度搬送される間に、表裏反転されて上向きとなっ
た他面に画像が形成される。両面に画像が形成された用
紙は、画像形成搬送経路10から直接返送経路40に向
けて搬送される。
【0053】この用紙が返送経路40に搬入させられる
と、搬入手段70の可動案内部材71が第1案内位置
(図6において実線で示す位置)から第2案内位置(図
6において2点鎖線で示す位置)に位置付けられ、返送
経路40を返送されるA4横は、返送ローラ対52によ
り可動案内部材71に案内されて用紙受け台66に搬入
させられる。この間、送りローラ90が退避位置から作
用位置に位置付けられると共に回転駆動され、用紙受け
台66に搬入させられた用紙をその表面に向けて押圧し
ながらA4横受止位置(A4横ホームポジション)に位
置付けられた(一方の)受止部材80に向けてその一端
が受止部材80に達するまで搬送する。用紙の一端が受
止部材80に達した時点で、送りローラ90は作用位置
から退避位置に位置付けられる。用紙受け台66におい
てホームポジションに位置付けられた受止部材80に対
し、上記のような用紙位置付け処理が実行された後、整
合手段87によって、先の実施形態におけると同様にし
て用紙受け台66上の用紙の整合が行なわれる。
【0054】以上のようにして、両面に画像が形成され
かつ一端部に穿孔された用紙が受止部材80にパンチ枚
数だけストックされる。用紙移動手段82の電動モータ
が正転駆動させられて無端ベルト85が反時計方向に回
転駆動させられる。受止部材80は用紙束をソート用排
出ローラ対69に向けて移動させる。両面に画像が形成
されかつ一端部に穿孔された用紙束はソート用排出ロー
ラ対69によりソート用排出トレイ4c上に排出され
る。用紙束をソート用排出ローラ対69に向けて移動さ
せた受止部材80がA4横ホームポジション検出器S3
の位置まで移動させられると、検出器S3がONとな
り、電動モータの回転駆動が停止され、受止部材80の
他方がA4横受止位置に位置付けられる。以上のパンチ
処理は、パンチ部数設定キーにより指定されたパンチ部
数に達するまで繰り返し遂行される。なお用紙束は、先
に述べたと同様に、整合手段87によって、1セット
目、3セット目、5セット目・・・と1セット置きに片
縁側に所定量だけシフトされ、ソート用排出トレイ4c
上にはシフトされた用紙束が1セットづつ交互にストッ
クされる。
【0055】他方、両面複写におけるステイプル処理モ
ードが指定された場合には、上記したパンチ処理モード
における両面複写作動と、同じ用紙の表裏に出力される
画像の順序が逆である以外は、実質上同一の両面複写作
動が遂行される。両面複写が遂行された用紙は、パンチ
処理が遂行されないで用紙受け台66に搬入される。そ
して両面に画像が形成された用紙が、用紙受け台66に
おいて受止部材80にステイプル枚数だけストックされ
ると、電動モータが逆転駆動させられて無端ベルト85
が時計方向に回転駆動させられる。受止部材80は、A
3縦受止位置と一致する後処理位置まで移動させられ
る。受止部材80が後処理位置であるステイプル位置ま
で移動させられると、A3縦ホームポジション検出器S
1が他方の受止部材80を検出して、電動モータの逆転
駆動を停止させる。これにより用紙束をストックした受
止部材80はステイプル位置に位置付けられる。整合手
段87による上記整合動作が行なわれた後、ステイプラ
ー86が作動させられ、ステイプル枚数を有する用紙束
にステイプル処理が遂行される。
【0056】ステイプル処理が遂行された後、用紙移動
手段82における電動モータが正転駆動させられて無端
ベルト85が反時計方向に回転駆動させられる。受止部
材80はステイプル処理が施された用紙束をソート用排
出ローラ対69に向けて移動させる。用紙束はソート用
排出ローラ対69によりソート用排出トレイ4c上に排
出される。用紙束をソート用排出ローラ対69に向けて
移動させた受止部材80がA4横ホームポジション検出
器S3の位置まで移動させられると、検出器S3がON
となり、電動モータの回転駆動が停止され、受止部材8
0の他方がA4横受止位置に位置付けられる。以上のス
テイプル処理は、ステイプル部数設定キーにより指定さ
れたステイプル部数に達するまで繰り返し遂行される。
ステイプル部数は、ステイプル処理が施された用紙束を
移動させてソート用排出トレイ4c上に排出したらステ
イプル部数1としてカウントすることができる。
【0057】サイズがA4横についてのパンチ処理モー
ド及びステイプル処理モードにおける作動は、以上のと
おりにして遂行されるが、A4縦、A3縦についての作
動も、実質上同様にして遂行される。なおA3縦受止位
置(ホームポジション)は、ステイプル位置と一致する
ので、用紙が受止部材80にステイプル枚数だけストッ
クされた後、受止部材80をステイプル位置まで移動さ
せる動作はなく、ステイプル処理が遂行されることにな
る。
【0058】図6に示す上記フィニッシャFにおいて
は、搬入手段は、搬入手段70が一つだけ配設され、し
かも用紙を用紙受け台66の固定された1箇所(ソート
用排出トレイ4c側の一端部)から搬入させることがで
きるので、用紙を用紙受け台66に円滑かつ安定して搬
入させることができると共に、構成が簡単で低コストで
あり、既存のフィニッシャの構成をほとんど変更するこ
となく実用化できる。
【0059】また受止部材80は、用紙移動手段82に
設けられ、しかも用紙移動手段82によって、搬入手段
70に対し搬送方向長さの異なる複数種類の用紙(実施
形態では、A3縦、A4縦及びA4横)に対応した3種
類の受止位置(ホームポジション)に選択的に移動させ
られるよう構成されているので、複写機本体4から搬入
された用紙が用紙受け台66における所定の受止位置
(受止部材80のホームポジション)に到達するまでの
搬送時間を、用紙のサイズに応じた実質上最短の時間と
することができる。これにより搬送時間のロスは実質上
なくなり、搬送効率が向上する。また用紙受け台66に
受け入れられる用紙のもぐり込みも確実に防止され、所
望する正しい順序の転写紙束を形成することができる。
その結果、用紙の後処理動作の信頼性が向上する。用紙
の後処理がステイプルではなく、単なるソート処理であ
る場合には、受止部材80による用紙のソート用排出ロ
ーラ対69方向への移動時間も、用紙のサイズに応じた
最短時間で遂行でき、きわめて有用である。
【0060】以上、本発明を実施形態に基づいて添付図
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、上記実施形態においては、使用される用
紙としてJISのA列サイズの3種類(A3縦、A4
縦、A4横)を挙げているが、もちろんそれらに限定さ
れる理由はなく、例えば、JISのB列サイズ(B4
縦、B5縦、B5横)、インチサイズ等、種々のサイズ
の用紙の使用が可能である。具体的に説明すると、図5
に示す実施形態において、例えば、B4縦の用紙が使用
される場合には、搬入手段70から用紙受け台66に搬
入され、送りローラ90によって受止部材80まで移動
させられるよう制御される。またB5縦の用紙が使用さ
れた場合には、搬入手段72から用紙受け台66に搬入
され、B5横の用紙が使用された場合には、搬入手段7
4から用紙受け台66に搬入され、それぞれ送りローラ
90によって受止部材80まで移動させられるよう制御
される。インチサイズの用紙が使用される場合において
も、そのサイズの種類に応じて上記同様にして適宜の制
御が遂行される。
【0061】更にはまた、図6に示す実施形態におい
て、例えば、B4縦、B5縦及びB5横の用紙が使用さ
れた場合には、搬入手段70に対し、B4縦、B5縦及
びB5横に対応した受止部材80の受止位置は、用紙受
け台66の、上記A3縦受止位置からソート用排出トレ
イ4c側に、それぞれ所定の間隔をおいた他の所定の受
止位置であるB4縦受止位置(B4縦ホームポジショ
ン)、B5縦受止位置(B5縦ホームポジション)及び
B5横受止位置(B5横ホームポジション)に規定され
ることになる。インチサイズの用紙が使用される場合に
おいても、そのサイズの種類に応じて上記同様にして、
インチサイズに対応した受止部材80の受止位置は、イ
ンチサイズ用紙受止位置(インチサイズ用紙ホームポジ
ション)に規定されることになる。以上のようにして、
本発明は、種々のサイズの用紙に対応することができる
のである。また、画像形成搬送経路10の下流位置にパ
ンチ処理手段33を配置した発明は、フィニッシャが内
蔵された複写機に適用された実施形態として説明されて
いるが、フィニッシャが一側に付設された複写機におい
ても適用されるものである。この実施形態においては、
複写機の一側に付設されることによる問題は存在するも
のの、両面に画像が形成された後の用紙に対しパンチ処
理が遂行される従来の問題は解消され、この面できわめ
て有用であるといえる。
【0062】更にはまた、図6に示す実施形態におい
て、受止部材80の位置制御は、理解を容易にするた
め、使用される用紙のサイズの種類に対応した数のホー
ムポジション検出器S1、S2及びS3を配設すること
により遂行するよう構成されているが、実用上において
は一つの特定された用紙、例えば実施形態におけるA3
縦のホームポジションを検出するための検出器S1のみ
を備えることによって、受止部材80の位置制御を行な
うことが好ましい。この実施形態の場合、無端ベルト8
5の駆動プーリ83の駆動源である電動モータはステッ
ピグモータ(パルスモータ)により構成され、受止部材
80の位置は、検出器S1からの検出信号と、ステッピ
グモータに対し制御手段から指令信号として出力される
駆動パルス数とにより行なわれる。したがって、例え
ば、JISのA列サイズ、B列サイズあるいはインチサ
イズ等、多種類の用紙サイズに対応した数のホームポジ
ション検出器を備える必要がなく、1個の検出器を備え
るのみで用紙サイズの種類の数にかかわりなく、上記位
置制御を正確に遂行することが可能であるので、低コス
トで実用化することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明による画像形成機によれば、フィ
ニッシャを独立して製造して付設することなく用紙後処
理の遂行を可能とし、その結果、従来のような高さ調整
作業を含むフィニッシャの設置作業を必要とせず、更に
は省スペースを可能とする。また、用紙後処理機能を確
保しながら用紙の搬送を安定して遂行することを可能と
し、その結果、ジャムの発生、あるいは不良品の発生等
を確実に防止することができる。更にはまた、用紙の返
送経路を用紙受け台への搬入経路と共用することによ
り、用紙受け台への独立した搬入経路を省略することが
でき、その結果、構成を簡略化し、コストを低減するこ
とができる。更にはまた、両面に画像が形成された用紙
であって、パンチ処理を施した複数の用紙を重ねてワン
セットの用紙束とした場合にも、用紙の各々の孔同士が
所望するとおりの高い精度で整合されて孔ずれを確実に
防止することができ、その結果、安定したパンチ精度品
質を確保することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがって構成された静電複写機の実
施形態の主要構成要素を簡略に示す断面図。
【図2】図1に示す静電複写機に備えられた画像形成搬
送経路の下流端部に配置された四叉路部分の構成を拡大
して簡略に示す図。
【図3】図2に示す四叉路部分の他の作動態様を示す
図。
【図4】図2に示す四叉路部分の更に他の作動態様を示
す図。
【図5】図1に示す静電複写機に備えられた用紙受け台
及び搬入手段を拡大して簡略に示す図。
【図6】フィニッシャ及び搬入手段の他の実施形態を拡
大して簡略に示す図。
【符号の説明】
2 複写機 4 複写機本体 4a ソート用排出トレイ 4b 用紙置き台 4c ノンソート用排出トレイ 10 画像形成搬送経路 33 パンチ処理手段 34 四叉路 38 逆転搬送経路 40 返送経路 48 案内手段 52、54、56、58、59 返送ローラ対 60 反転搬送経路 70、72、74 搬送手段 71、73、75 可動案内部材 80 受止部材 82 用紙移動手段 87 整合手段 90 送りローラ F フィニッシャ
フロントページの続き (72)発明者 橋本 幸雄 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−308147(JP,A) 特開 平4−327458(JP,A) 特開 平7−137909(JP,A) 特開 平4−129959(JP,A) 特開 平7−137927(JP,A) 特開 平7−267481(JP,A) 特開 平8−6317(JP,A) 特開 平5−286281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 B65H 29/60 B65H 31/20 B65H 85/00 G03G 15/00 534

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される用紙の片面に画像が形成され
    る画像形成搬送経路と、該画像形成搬送経路の下流から
    選択的に導入された用紙の搬送方向が逆転される逆転搬
    送経路と、該逆転搬送経路から逆転搬送された用紙が該
    画像形成搬送経路の下方を表裏の向きが同じ状態で返送
    される返送経路と、該返送経路を通して返送された用紙
    が表裏反転させられて該画像形成搬送経路の上流に再搬
    入される反転搬送経路とを備えた画像形成機において、 該返送経路の下方に配置された用紙受け台を含むフィニ
    ッシャが備えられ、該返送経路には、該返送経路を通し
    て返送される用紙を該用紙受け台に選択的に搬入させる
    ための搬入手段が少なくとも一つ配設されている、こと
    を特徴とする画像形成機。
  2. 【請求項2】 該画像形成搬送経路の下流端には該画像
    形成搬送経路を通して搬送された用紙をノンソート用排
    出トレイに排出するための排出経路が配設され、該画像
    形成搬送経路の下流位置には四叉路が配設され、該四叉
    路には、該画像形成搬送経路を通して搬送された用紙
    を、該排出経路又は該逆転搬送経路又は該返送経路に向
    けて選択的に案内しうると共に該逆転搬送経路に導入さ
    れた用紙を該返送経路に向けて案内しうる案内手段が配
    設されている、請求項1記載の画像形成機。
  3. 【請求項3】 該返送経路には複数の返送ローラ対が返
    送方向に間隔をおいて配設され、該搬入手段は、該返送
    ローラ対の一つと、該返送ローラ対の一つの下流に配設
    されて、該返送ローラ対の一つによって返送される用紙
    を、該返送経路に沿って該反転搬送経路に向けて案内す
    る第1案内位置と、該用紙受け台に向けて案内する第2
    案内位置とに選択的に位置付けられる可動案内手段とか
    ら構成される、請求項1又は請求項2記載の画像形成
    機。
  4. 【請求項4】 該用紙受け台の延長方向にはソート用排
    出トレイが配設され、該フィニッシャは、該搬入手段に
    よって該用紙受け台に選択的に搬入された用紙の一端を
    受け止めてストックしうる受止手段と、該受止手段に受
    け止められた用紙を該ソート用排出トレイに向けて移動
    させうる用紙移動手段とを備えている、請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の画像形成機。
  5. 【請求項5】 該返送経路には搬送方向長さの異なる複
    数種類の用紙が選択的に返送され、搬送方向長さの異な
    る複数種類の用紙に対応した複数の位置から用紙が該用
    紙受け台に向けて選択的に搬入されるよう、該搬入手段
    が該複数の位置に配設されている、請求項4記載の画像
    形成機。
  6. 【請求項6】 該用紙受け台の他端部には用紙後処理手
    段が配置され、該受止手段の受止位置は、該用紙後処理
    手段による後処理が遂行される後処理位置に位置付けら
    れている、請求項5記載の画像形成機。
  7. 【請求項7】 該返送経路には搬送方向長さの異なる複
    数種類の用紙が選択的に返送され、搬送方向長さの異な
    る複数種類の用紙が、該用紙受け台の、該ソート用排出
    トレイ側の一端部における一つの位置から選択的に搬入
    されるよう、該搬入手段が該一つの位置に配設され、該
    受止手段は、該搬入手段に対し搬送方向長さの異なる複
    数種類の用紙に対応した複数の受止位置に選択的に移動
    させられる、請求項4記載の画像形成機。
  8. 【請求項8】 該用紙受け台の他端部には用紙後処理手
    段が配置され、最大搬送方向長さを有する用紙に対応し
    た該受止手段の受止位置は、該用紙後処理手段による後
    処理が遂行される後処理位置に位置付けられ、搬送方向
    長さが最大搬送方向長さよりも短い用紙に対応した該受
    止手段の受止位置は、該用紙受け台の、該後処理位置か
    ら該ソート用排出トレイ側に所定の間隔をおいた所定の
    受止位置に規定され、該受止手段によって該所定の受止
    位置にストックされた用紙は、該用紙移動手段により該
    後処理位置に移動させられて該用紙後処理手段による後
    処理が遂行される、請求項7記載の画像形成機。
  9. 【請求項9】 該画像形成搬送経路における下流位置に
    パンチ処理手段が配設されている、請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の画像形成機。
  10. 【請求項10】 搬送される用紙の片面に画像が形成さ
    れる画像形成搬送経路と、該画像形成搬送経路の下流か
    ら選択的に導入された用紙の搬送方向が逆転される逆転
    搬送経路と、該逆転搬送経路を通して搬送された用紙が
    表裏反転して該画像形成搬送経路の上流に再搬入される
    反転搬送経路とを備えた画像形成機において、 該画像形成搬送経路における下流位置であってかつ、該
    逆転搬送経路よりも上流 位置にパンチ処理手段が配設さ
    れている、ことを特徴とする画像形成機。
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