JP2016016908A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出されたシート束が所定枚数の良品であるか枚数不足の不良品であるかの判別が簡単で、不良品の除去作業が容易なシート処理装置を提供する。
【解決手段】シート処理装置4は、搬送されてくるシートを重ねて所定枚数のシート束を形成する収納ガイド71,72及び位置決め部材73と、シート束に処理を施す折り装置74と、折り処理に先立ってシート束を折り装置に向けて相対移動させるストッパ駆動モータと、ストッパ駆動モータを制御して、折り装置74によるシート束の折り位置Nをシート束の折り基準位置Mに合わせるCPUとを備え、CPUは、枚数不足のシート束Pbに対し、折り位置Nを折り基準位置Mからずらす。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数枚のシートをシート束にして処理を施すシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置によって画像形成されたシートに処理を施すシート処理装置が、特許文献1に開示されている。
このシート処理装置は、画像形成されて順次搬送されてくるシートを所定枚数のシート束とし、このシート束の2等分線上を綴じ処理し、さらに2等分線で2つ折り処理するものである。
このシート処理装置においては、ジャム(紙詰まり)等によって、シート枚数が所定枚数に満たないシート束(枚数不足のシート束)が発生することがある。この場合、この枚数不足のシート束(不良品)に対しても、所定枚数のシート束(良品)に対するのと同様の、綴じ処理、2つ折り処理を行った後、束排出トレイ上に排出している。これにより、ユーザが排出トレイ上からシート束を取り出す際に、枚数不足のシート束のシートがばらけることを防止している。
特開2000−177919号公報
しかしながら、上述のシート処理装置によると、枚数不足のシート束に対しても、所定枚数のシート束と同様の綴じ処理及び折り処理を行っていた。このため、束排出トレイ上に排出されて積載されたシート束が、所定枚数の良品か枚数不足の不良品かを判別(仕分け)するのが難しく、不良品の除去作業が煩雑なものとなっていた。
本発明は、排出されたシート束が所定枚数の良品であるか枚数不足の不良品であるかの判別が簡単で、不良品の除去作業が容易なシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するものである。
本発明のシート処理装置は、搬送されてくるシートを重ねて所定枚数のシート束を形成するシート束形成手段と、シート束に処理を施す処理手段と、前記処理に先立ってシート束を前記処理手段に向けて相対移動させる移動手段と、前記移動手段を制御して、前記処理手段によるシート束の処理位置をシート束の処理基準位置に合わせる制御手段と、を備え、前記制御手段は、枚数不足のシート束に対し、前記処理位置を前記処理基準位置からずらす、ことを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成装置本体と、画像形成後のシートに処理を施すシート処理装置と、を備え、前記シート処理装置は、上記のシート処理装置である、ことを特徴としている。
本発明のシート処理装置によれば、制御手段は、枚数不足のシート束に対する処理位置を、所定枚数のシート束の処理位置である処理基準位置からずらすので、処理後のシート束は、所定枚数のものと枚数不足のものとで形状や大きさが異なる。このため、処理後の枚数不足のシート束を、所定枚数のシート束から判別するのが容易で、除去も容易となる。
本発明の画像形成装置によれば、枚数不足のシート束を容易に判別して除去することができるので、シートに対する画像形成を、短時間のうちに再開することができる。
画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 シート処理装置の概略構成を示す正面図である。 シート処理装置の制御ブロック図である。 折り装置を主とした制御ブロック図である。 所定枚数のシート束を、折り基準位置に折り位置を合わせて折り処理する様子を示す正面図である。 枚数不足のシート束を、折り基準位置からずれた折り位置で折り処理する様子を示す正面図である。 (A)枚数不足のシート束に対して、折り位置を折り基準位置からずらさない場合と、(B)ずらした場合とで、折り処理後のシート束の大きさを比較する図である。 折り位置変更を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、数値は、参考数値であって本発明を限定するものではない。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置1の概略構成を示す正面図(画像形成装置1を操作するための操作パネル(不図示)がある側)である。
画像形成装置1は、図1に示すように、画像形成装置本体2、ADF(自動原稿送り装置)3、及びシート処理装置4を備えている。
画像形成装置本体2は、紙、フィルム等のシートPに画像を形成するものである。なお、図1では、画像形成装置本体2として、電子写真方式のプリンタを示しているが、これに限定されるものではない。例えば、複写機やファクシミリであってもよく、また、プリンタ、複写機、ファクシミリの複合機であってもよい。さらに、電子写真方式に限定されず、静電記録方式や、インクジェット方式のものであってもよい。すなわち、本実施形態において、画像形成装置本体2としては、シートPに画像を形成することができれば、上述のいずれのもの、さらには上述以外のものであってもよい。
ADF3は、画像形成装置本体2の上方に配設されていて、画像の読取対象となる原稿Dを後述する画像読取位置35に自動的に供給するものである。
シート処理装置4は、画像形成装置本体2の側方(同図では、左側方)に隣接して配設されていて、画像形成装置本体2で画像が形成されたシートPに、ソート、綴じ、折り等の所定の処理を施すものである。
上述の画像形成装置1全体は、ADF3によって自動的に供給される原稿Dの画像に基づいて、画像形成装置本体2でシートPに画像を形成し、画像形成後のシートPに対して、シート処理装置4により所定の処理を施すものである。
[画像形成装置本体]
画像形成装置本体2は、シート給搬送部10、画像形成部20、及び画像読取部30を備えている。
シート給搬送部10には、シートPの搬送方向に沿って画像形成部20の上流側に、給紙カセット11、ピックアップローラ12、給送ローラ13、及びレジストローラ対14が配設されている。給紙カセット11には、複数枚のシートPが積層状態で収納されている。給紙カセット11内のシートPは、ピックアップローラ12によって1枚ずつ取り出され、給送ローラ13によって、レジストローラ対14に向けて給送される。レジストローラ対14は停止されている。搬送されてきたシートPは、レジストローラ対14のニップ部に当接することで、一旦停止させて、斜行が矯正される。レジストローラ対14は、その後、後述する感光ドラム21上のトナー像にタイミングを合わせて、再回転され、これにより、シートPが画像形成部20に供給される。
シート給搬送部10には、さらに、後述するトナー像定着後のシートPをシート処理装置4に向けて排出する排出ローラ15、及びシートPの両面に画像を形成する際に使用される再搬送パス16が配設されている。
画像形成部20には、矢印方向(図1中の時計回り)に回転駆動される感光ドラム21が配設されている。この感光ドラム21の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、帯電器22、露光装置23、現像装置24、転写帯電器25、及びクリーニング装置26が配設されている。また、感光ドラム21の下流側には、定着器27が配設されている。
感光ドラム21の表面(ドラム表面)は、帯電器22により、所定の極性、電位に帯電される。帯電後のドラム表面は、露光装置23によって静電潜像が形成される。露光装置23は、例えば、レーザユニットによって構成されている。レーザユニットは、後述する画像読取部30で読み取られた原稿Dの画像データに基づいてON/OFF制御されるレーザ光をドラム表面に照射して露光する。これにより、ドラム表面は、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置24によってトナーが付着されてトナー像として現像される。このトナー像は、感光ドラム21の回転により、感光ドラム21と転写帯電器25との間の転写部に移動される。この転写部に移動されるトナー像にタイミングを合わせて、上述のレジストローラ対14からシートPが供給され、トナー像は、転写帯電器25に転写バイアスが印加されることにより、ドラム表面からシートPに転写される。なお、トナー像転写後の感光ドラム21は、ドラム表面に残った転写残トナーがクリーニング装置26によって除去され、次の画像形成に供される。
トナー像転写後のシートPは、定着器27により、加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後のシートPは、排出ローラ15によって、画像形成装置本体2から排出されて、シート処理装置4に供給される。
ここで、シートPの両面(表面及び裏面)に画像形成を行う場合には、表面にトナー像が定着されたシートPは、排出ローラ15によって排出されることなく、再搬送パス16に搬送される。このシートPは、表裏反転された後、再度、レジストローラ対14により、画像形成部20に供給されて、裏面に画像が形成される。さらに定着器27によって裏面のトナー像が定着された後、排出ローラ15により、シート処理装置4に供給される。
画像読取部30は、画像形成装置本体2の上部に設けられている。画像読取部30には、光源31、複数の反射ミラー32、レンズ33、及びCCD(受光素子)34が配設されている。光源31は、画像読取位置35を通過する原稿Dに向けて光を照射する。原稿Dからの反射光は、複数の反射ミラー32によって反射されて、レンズ33に導かれる。レンズ33は、CCD34に原稿Dの画像を投影する。CCD34は、原稿Dを横断する線画像を読み取って画像データに変換する。上述の画像形成部20の露光装置23は、この画像データに基づいて、レーザ光がON/OFF制御される。
[ADF]
ADF3は、図1に示すように、画像形成装置本体2の上方に配設されている。ADF3は、原稿Dの搬送方向の上流側から下流側に向かって順に、原稿載置台41、給送ローラ42、レジストローラ対43、搬入パス44、搬出パス45、排出ローラ46、及び排出トレイ47を有している。
原稿Dは、複数枚のものが、それぞれ画像面を上方に向けて積層された状態で、ユーザにより、原稿載置台41上にセット(載置)される。セットされた原稿Dは、給送ローラ42により1枚ずつ分離されてレジストローラ対43に供給される。原稿Dは、レジストローラ対43によって一旦停止され、ループを形成して斜行が矯正される。その後、原稿Dは、搬入パス44を通り、画像読取位置35を通過する。このとき、画像面の画像が、画像読取部30によって読み取られる。画像読取後の原稿Dは、搬出パス45を通過し、排出ローラ46により、排出トレイ47上に排出される。
以上説明した画像形成装置本体2及びADF3は、その動作がCPU(制御手段)48によって制御されている。
[シート処理装置]
図2は、シート処理装置4の概略構成を示す正面図である。
シート処理装置4には、上側に製本処理部Aが設けられ、下側に製本処理部Bが設けられている。上側の製本処理部Aでは、連続して受け入れた複数のシートPを整合して1つの束に束ねるソート処理、束ねたシート束の後端付近を針綴じするステイプル処理等が行われる。一方、下側の製本処理部Bでは、連続して受け入れたシートPを重ねてシート束とし、中綴じ/束折りする製本処理が行われる。なお、中綴じなしの、束折り(2つ折り)のみの製本処理も行われる。
上述の画像形成装置本体2で画像形成されたシートPは、排出ローラ15によって排出されて、シート処理装置4の受けローラ51に受け渡される。受け渡されたシートPは、受けローラ51の下流側の分岐点に配設された切替部材52の択一的な切替えにより、左方に向かうほぼ水平な搬送パス53と、下方に向かう搬送パス54とに振り分けられる。搬送パス53に振り分けられたシートPは、製本処理部Aに導かれ、一方、搬送パス54に振り分けられたシートPは、製本処理部Bに導かれる。
なお、画像形成装置本体2とシート処理装置4との間に、パンチユニット(不図示)を取り付けて、画像形成後のシートPの例えば後端付近に穿孔処理(パンチ処理)を行うようにしてもよい。
ここで、ユーザが画像形成装置1の操作パネル(不図示)からノンソートモード又はソートモードを選択した場合には、画像形成後のシートPは、切替部材52の切替えにより、搬送パス53に導かれて、製本処理部Aに搬送される。
ノンソートモードの場合、シートPは、搬送パス53に沿って左方に搬送され、正逆回転可能な排出搬送ローラ対55の正転により、そのまま排紙口56からスタックトレイ57又はスタックトレイ58に排出されて単純積載される。
一方、ソートモードの場合、シートPは、ノンソートモードの場合と同様に、搬送パス53に沿って左方に搬送される。そして、シートPは、その後端が排出搬送ローラ対55を抜け切る前に、排出搬送ローラ対55が正転から逆転に切り替えられることにより、中間トレイ59に引き戻されて積載される。同様の動作の繰り返しにより、中間トレイ59上に複数枚のシートPからなるシート束が形成される。このシート束は、前後左右が整合された後、そのまま綴じ処理されることなく、排出搬送ローラ対55の正転により、スタックトレイ57,58上に束排出される。あるいは、シート束は、整合された後、平綴じ装置60により、角部の1箇所又は端縁に沿った2箇所が平綴じ処理された後、排出搬送ローラ対55の正転により、スタックトレイ57,58上に束排出される。
スタックトレイ57,58は、それぞれ個別に支柱61に沿って上下方向に自走(昇降)できるようになっている。すなわち、スタックトレイ57,58には、スタッカモータ62,63、及びこれにより正逆回転されるピニオン64,65が搭載されている。さらに、スタックトレイ57,58の基端部にはガイド部66,67が設けられている。一方、支柱61には、ガイド部66,67の昇降をガイドするガイドレール68、及びピニオン64,65が噛合するラック69がそれぞれ上下方向に向けて設けてある。これにより、スタックトレイ57,58は、スタッカモータ62,63の正逆回転に伴うピニオン64,65の正逆回転により、支柱61に沿って昇降することができる。
なお、ノンソートモード、及びソートモードの場合、積載過程におけるスタックトレイ57,58のシート積載量は、後述するCPU76によって検知される。そして、スタックトレイ57,58は、一方が満載になると、他方が排紙口56に移動される。これにより、効率的で混乱の少ない積載を可能にしている。
上述のように、製本処理部Aは、中間トレイ59、平綴じ装置60、スタックトレイ57,58等を有していて、ユーザがノンソートモードやソートモードを選択した場合に使用される。
これに対し、製本処理部Bは、ユーザが束折りモードや中綴じ/束折りモードを選択した場合に使用される。
製本処理部Bは、シート束形成手段としての収納ガイド71,72及び位置決め部材(ストッパ)73、シート束に処理を施す処理手段としての折り装置74、移動手段としてのストッパ駆動モータ75、及び制御手段としてのCPU76を備えている。さらに、中綴じ装置77を備えている。なお、CPU76は、シート処理装置4全体を制御するものである。
収納ガイド71,72は、シート処理装置4の下部に、急勾配で傾斜した姿勢で相互に対向して配設されている。また、位置決め部材73は、収納ガイド71の下端部近傍のホームポジションHPo(図2参照)に配設されるとともに、収納ガイド71に沿ってほぼ上下方向に移動可能(昇降可能)となっている。この位置決め部材73には、2つの作用がある。1つは、シートPの搬送方向長さに対応した位置に停止された状態で、搬送されてくるシートPの先端P1(図5,図6参照)を受け止める。もう1つは、CPU76によって回転が制御されるストッパ駆動モータ75の正逆回転により、シート束を移動させて、折り装置74に対してシート束を位置決めするものである。
収納ガイド71,72の上方、すなわち、収納ガイド71,72の上流側でかつ搬送パス54の下流側には、搬送パス54に近い側から順に、導入ローラ78、導入ガイド79、及び収納ローラ80が配設されている。導入ガイド79には、位置決め部材73によって先端P1の位置が規制されたシートPの後端側が収納される。導入ガイド79は、後続するシートPの先端が、既に導入ガイド79に収納されているシートP(又はシート束)の後端の下面側に入り込まないようにするものである。なお、導入ガイド79は、図2に二点鎖線で示すように、背面側が広がって、枚数の多いシート束にも対応できるようになっている。
画像が形成されて、切替部材52の切替えにより、搬送パス54に振り分けられたシートPは、導入ローラ78、導入ガイド79、及び収納ローラ80を介して、収納ガイド71,72の間に進入する。収納ガイド71,72は、このシートPを表面側及び裏面側からガイドする。そして、位置決め部材73は、収納ガイド71,72の間を搬送されてくるシートPの先端P1が当接されることにより、停止させる。収納ガイド71,72、及び位置決め部材73は、1枚ずつ順次搬送されてくるシートPに対して同様に作用する。これにより、収納ガイド71,72の間には、所定枚数のシートPが位置決め部材73によって先端P1(図5,図6参照)の位置を規制された状態で、シート束を形成する。
こうして、収納ガイド71,72及び位置決め部材73によって形成されたシート束は、CPU76によって正逆回転が制御されるストッパ駆動モータ75により、例えば、駆動ベルト等(不図示)を介して位置決め部材73が移動されることで位置決めされる。詳しくは、シート束の中心(搬送方向に沿っての中心)の折り基準線(処理基準線)Mが、次に説明する折り装置74の突出し部材81に対応する位置に位置決めされる。
折り装置74は、収納ガイド71,72を挟んでそれぞれ反対側に配設された突出し部材81と折りローラ対82とを有している。突出し部材81は、板状に形成されていて、その直線状の先端81aをシート束の折り位置Nに突き当てて、そのまま折りローラ対82のニップ部Naに押し込む。折りローラ対82は、突出し部材81によってニップ部Naに押し込まれたシート束を挟持搬送しつつ2つ折り処理するものである。
折りローラ対82の下流側には、束排出ローラ83及び束排出トレイ84が配設されている。折り装置74によって2つ折り処理されたシート束は、束排出ローラ83によって、束排出トレイ84に排出されて積載される。
以上では、シート束に対し、中綴じ処理を行わないで2つ折り処理する場合を説明したが、2つ折り処理に先立って、中綴じ装置77によって中綴じ処理を行い、その後に、2つ折り処理を行うようにしてもよい。この場合には、上述の収納ガイド71,72及び位置決め部材73によって形成されたシート束は、位置決め部材73の移動により、処理基準線が中綴じ装置77に合わされる。そして、中綴じ装置77により、処理基準線上の例えば2箇所に中綴じ処理が行われる。中綴じ処理後のシート束は、上述の中綴じ処理がない場合と同様にして、折り装置74によって2つ折り処理(束折り処理)された後、束排出ローラ83により、束排出トレイ84上に排出されて積載される。
図3は、シート処理装置4の制御ブロック図である。
CPU76は、ROM91からデータを読み出し、RAM92に一時格納しながら制御や演算を行う。各モータ、ソレノイド、クラッチの駆動は、各センサや本体通信部、サドル通信部、パンチ通信部等の入力情報をもとに制御される。
CPU76に信号を入力するセンサとしては、入口パスセンサ、搬送パスセンサ、紙面検知センサ、上トレイ紙面検知センサ、下トレイ紙検知センサがある。さらに、各種HP(ホームポジション)検知センサ、ステイプル干渉センサ、上カバーセンサ、前カバーセンサ、などがある。
CPU76から制御信号が出力される駆動手段としては、入口搬送モータ、束出しモータ、揺動モータ、前整合モータ、奥整合モータ、後端アシストモータ、上トレイ昇降モータ(スタッカモータ62)、下トレイ昇降モータ(スタッカモータ63)がある。さらに、ギヤチェンジモータ、ステイプラモータ、ステイプラシフトモータ、入口ローラ離間ソレノイド(SL)、バッファローラ離間SL、第1排紙ローラ離間SL、バッファ紙押さえSL、束下クラッチ、シャッタクラッチなどがある。
図4は、折り装置74を主とした制御ブロック図である。
CPU76に信号を入力するセンサとしては、第1上センサ、第2上センサ、第3上センサ(枚数検知センサS1(図2参照))、ストッパHPセンサ、ストッパセンサがある。さらに、整合部材HPセンサ、排出センサ、中間センサ、突き位置センサ、針有無検知センサなどがある。
一方、CPU76 から制御信号が出力される駆動手段としては、搬送モータ、ステイプラモータ、幅寄せモータ、ストッパ駆動モータ75、折りモータ、突出しモータ、第1フラッパSL、切換SL上、切換SL下などがある。
CPU76には、ROM91に、判断手段91a及び位置調整手段91bが格納されている。判断手段91aは、枚数検知センサS1が検知したシートPの枚数が、ユーザによって指定された所定枚数に満たない場合に「枚数不足」を判断するものである。また、位置調整手段91bは、後述するように、判断手段91aが「枚数不足」を判断した場合に、ストッパ駆動モータ75を制御し、位置決め部材73を介してシート束の位置を調整して折り位置Nが折り基準位置Mからずれるようにするものである。
以上のように構成されたシート処理装置4は、画像形成装置本体2側のCPU48からの動作指示をCPU76で受け取り実行される。なお、CPU48,76は、1つにまとめるようにしてもよい。
[折り位置変更]
以下の説明では、シート束を、所定枚数のシート束(良品)と所定枚数に満たない枚数不足のシート束(不良品)とで区別する場合には、所定枚数のシート束Pa、枚数不足のシート束Pbとして区別する。
図5は、所定枚数のシート束Paを、折り基準位置Mに折り位置Nを合わせて折り処理する様子を示す正面図である。一方、図6は、枚数不足のシート束Pbを、折り基準位置Mからずらした折り位置Nで折り処理する様子を示す正面図である。さらに、図7は、(A)枚数不足のシート束Pbに対して、折り位置Nを折り基準位置Mからずらさない場合と、(B)ずらした場合とで、折り処理後のシート束Pa,Pbの大きさを比較する図である。
図5に示すように、折り装置74によってシート束を折り処理する際、所定枚数のシート束Paに対しては、折り基準位置(処理基準位置)Mに実際の折り位置(処理位置)Nを合わせる。折り基準位置Mは、例えば、シートPの搬送方向の長さがLの場合、その長さLを2等分する中心線となる。所定枚数のシート束Paに対しては、この折り基準位置Mを実際の折り位置Nとする。実際の折り位置Nとは、突出し部材81を折りローラ対82に向けて突き出したときに、突出し部材81の先端81aが直線状に当接する位置である。
所定枚数のシート束Paは、突き出された突出し部材81により、折り基準位置Mが実際の折り位置Nと一致した状態で、折りローラ対82のニップ部Naに押し込まれる。さらに、折りローラ対82の回転により、挟持搬送されつつ、2つ折り処理される。2つ折り処理されたシート束Paは、図7(A),(B)に示すように、束排出トレイ84上に排出されて、積載される。
ところで、画像形成装置1においては、シートPの搬送不良やジャム(紙詰まり)が発生して、シート束の枚数が不足することがある。このような枚数不足のシート束Pbに対しても、上述の所定枚数のシート束Paと同様に、折り基準位置Mに折り位置Nを合わせて2つ折り処理すると次のようになる。折り処理後に束排出トレイ84上に積載されたシート束Pbは、図7(A)に示すように、所定枚数のシート束Paと同じ大きさとなる。このため、不良品である折り処理後の枚数不足のシート束Pbを、良品である所定枚数のシート束Paから判別することが難しく、良品との仕分け作業が煩雑となる。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、枚数不足のシート束Pbは、折り位置Nを折り基準位置Mからずらす(変更する)ようにして、仕分け作業の効率を図るようにしている。
図8は、折り位置Nを変更する際の製本処理を説明するフローチャートである。
シート処理装置4は、例えば、画像形成装置本体2でジャムが発生して画像形成装置本体2から折り処理の中止指示を受けると、搬送中のシートPを収納ガイド71,72まで搬送して停止する。
その後、収納ガイド71,72内のシートPの有無を判定する(S100)。シートPが無い場合(S100の「No」)には、製本処理を終了する。
一方、シートPが有る場合(S100の「Yes」)には、ジョブが中止されたか否かの判定を行う(S101)。ジョブが中止されていない場合(S101の「No」)には、シート束の搬送を再開する(S106)。S101において、ジョブが中止された場合(S101の「Yes」)には、強制排出モードがONか否かを判断する(S102)。
強制排出モードがONでない場合(S102のNo)は、所定枚数のシート束Paと判断して、シート束Paの搬送を再開する(S106)。一方、強制排出モードがONの場合(S102の「Yes」)には、枚数不足のシート束Pbと判断し、シート束Pbに対する折り位置Nを変更する(ずらす)ために、折り位置調整を行う(S103)。折り位置調整は、シート束Pbの折り基準位置Mに対して一定量ずらした位置を実際の折り位置Nとする。例えば、調整量(ずらす量)は、A4サイズの縦送りの場合で30mmとする。
次に、設定した調整量を綴じ位置と折り位置Nに反映させるため、綴じ位置情報を変更し(S104)、さらに折り位置情報を変更する(S105)。
上述の、A4サイズの縦送りの場合、折り基準位置Mは、
297mm÷2=148.5mm
となる。
したがって、調整量が30mmの場合、
148.5mm−30mm=118.5mm
となり、この118.5mmが折り位置Nとなる。なお、この折り位置Nは、シート束Pbの先端P1からの位置、つまり、先端P1を支持している位置決め部材73を基準とした位置である。また、中綴じ処理を行う場合には、その中綴じ位置は、折り位置Nと同じとなる。
折り位置情報が変更された(S105)後、シート束Pbの搬送を再開して(S106)、このシート束Pbに対して整合処理(S107)を行う。
つづいて、中綴じ処理を行うか否かを判断する(S108)。中綴じ処理を行う場合(S108の「Yes」)には、シート束Pbを中綴じ実行位置まで搬送して、中綴じ処理を行う(S109)。なお、中綴じ実行位置とは、シート束Pbの折り位置Nが中綴じ装置77によって中綴じ処理される位置と一致する位置である。
中綴じ処理(S109)が終了したら、その後、シート束Pbを突出し部材81で折り処理するために、折り実行位置まで搬送する(S110)。なお、折り実行位置とは、シート束Pbの折り位置Nが突出し部材81によって突き出される位置のことである。
一方、中綴じ処理を行わない場合(S108の「No」)には、直接、S110に進んで、シート束Pbを折り実行位置まで搬送する。
折り実行位置まで搬送されたシート束Pbは、突出し部材81及び折りローラ対82により、折り処理(S111)が行われて2つ折りにされた状態で、図7(B)に示すように、束排出トレイ84に排出され、積載される。
束排出トレイ84には、すでに、所定枚数のシート束Paが2つ折りされた状態で積載されている。枚数不足のシート束Pbは、これら所定枚数のシート束Pa上に積載される。
このとき、枚数不足のシート束Pbは、所定枚数のシート束Pbとは異なり、折り位置Nが、折り基準位置Mからずれているため、2つ折り状態では、シート束Paよりもサイズが大きくなる。
このため、枚数不足のシート束Pbを、所定枚数のシート束Paから判別して、容易に取り除くことができる。
以上の実施形態では、移動手段としてのストッパ駆動モータ75により、シート束を、中綴じ装置77の中綴じ実行位置、及び折り装置74の折り実行位置に移動させる場合を例に説明した。これとは逆に、シート束は移動させることなく、中綴じ装置77、及び折り装置74を移動させるようにしてもよい。これらの場合、中綴じ装置77、折り装置74の移動に伴い、それぞれの中綴じ実行位置及び折り実行位置が、シート束に向かって移動することになる。つまり、シート束は、折り装置74に対して相対移動させればよい。
また、以上の実施形態では、シート束の処理位置を変更する例として、折り位置Nを折り基準位置Mからずらす場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。処理位置を処理基準位置からずらすことにより、処理後の形状や大きさが、処理基準位置に処理位置を一致させた場合と異なるものであれば、折り処理以外の処理であってもよい。
M…折り基準位置(処理基準位置)、N…折り位置(処理位置)、P…シート、Pa…所定枚数のシート束、Pb…枚数不足のシート束、S1…枚数検知センサ、1…画像形成装置、2…画像形成装置本体、4…シート処理装置、71,72…収納ガイド(シート束形成手段)、73…位置決め部材(シート束形成手段)、74…折り装置(処理手段)、76…CPU(制御手段)、77…中綴じ装置(綴じ装置)、81…突出し部材、82…折りローラ対、91a…判断手段、91b…位置調整手段

Claims (6)

  1. 搬送されてくるシートを重ねて所定枚数のシート束を形成するシート束形成手段と、
    シート束に処理を施す処理手段と、
    前記処理に先立ってシート束を前記処理手段に向けて相対移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御して、前記処理手段によるシート束の処理位置をシート束の処理基準位置に合わせる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、枚数不足のシート束に対し、前記処理位置を前記処理基準位置からずらす、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記制御手段は、枚数検知センサからの出力に基づいて枚数不足か否かを判断する判断手段と、前記判断手段が枚数不足と判断した場合に、前記処理位置が前記処理基準位置からずれるように前記移動手段を制御する位置調整手段と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記処理手段は、シート束に折り処理を施す折り装置であり、
    前記制御手段は、枚数不足のシート束に対し、シート束の折り位置を折り基準位置からずらす、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 前記折り装置は、前記折り位置を突いて押す突出し部材と、突いて押されたシート束を挟持搬送しつつ折り処理する折りローラ対と、を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記折り処理に先立ち、シート束の前記折り位置に綴じ処理を施す綴じ装置を備える、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のシート処理装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成装置本体と、
    画像形成後のシートに処理を施すシート処理装置と、を備え、
    前記シート処理装置は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート処理装置である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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