JP2006240263A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿の画像が形成された複数の印刷用紙をステープルで閉じて、印刷物をグループ化するステープル機能を有する画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】 原稿の画像が形成された複数の印刷用紙をステープルで閉じて、印刷物をグループ化するステープル手段を有する画像形成装置において、ステープル手段が複数の異なるステープルを有し、画像形成動作が開始される前に予め印刷物をグループ化するステープルを決定しておくことにより、排出トレイにおける各印刷物の識別の容易化、該印刷物からの情報漏洩の防止、及び印刷物の識別の容易化に伴う作業効率の向上を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 原稿の画像が形成された複数の印刷用紙をステープルで閉じて、印刷物をグループ化するステープル手段を有する画像形成装置において、ステープル手段が複数の異なるステープルを有し、画像形成動作が開始される前に予め印刷物をグループ化するステープルを決定しておくことにより、排出トレイにおける各印刷物の識別の容易化、該印刷物からの情報漏洩の防止、及び印刷物の識別の容易化に伴う作業効率の向上を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、原稿の画像が形成された複数の印刷用紙をステープルで閉じて、印刷物をグループ化するステープル機能を有する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、及びスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、複合機とする)が知られるようになった。複合機は、1つの筐体内に表示部、印刷部、及び撮影部などを設けると共に、プリンタ、コピー、ファクシミリ、及びスキャナにそれぞれ対応する4種類のアプリケーションを設け、そのアプリケーションを切り換えることにより、プリンタ、コピー、ファクシミリ、及びスキャナとして動作させるものである。
このような複合機は、原稿の画像が形成された印刷用紙をステープルで閉じたり、表紙をつけたり、又はパンチ穴を開けるなどにより、印刷物をグループ化することができる。従来、印刷用紙をグループ化する作業は、1つのジョブに対して行われる作業である。この1つのジョブとして行われる印刷として、片面印刷、両面印刷、サイズが異なる原稿が混在する混在印刷が挙げられる。
特許文献1では、画像形成装置等において、クリップや使用済みステープル針を1つ又は複数の開口部に置くことで当該クリップや使用済みステープル針が収納部に落下して蓄積される構造とすることにより、従来のように装置の上部にそのまま露出して置かれることがなくなり、操作時にステープル針が散乱することを回避でき、かつ確実に回収することができる画像形成装置等のクリップトレイが提案されている。
特許文献2では、複数台の画像形成装置で分担した印刷をおこなっている最中に不具合が発生した場合、ユーザに対しその設定や対処を選択させることにより、例えば、「連結動作」モード実行中に子機にて後処理ユニットの故障が発生した場合に、親機にて「連結動作」モードを解除し、引き続き後処理ユニットの使用が可能な親機のみで所望の出力結果を得ることができる画像形成装置および画像形成システムが提案されている。
特開2004−99284号公報
特開2004−282603号公報
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
従来の画像形成装置は、原稿の画像が形成された印刷用紙をステープルで閉じることにより、印刷物をグループ化するが、複数の印刷物が同時に出力され、それぞれ別個にステープルで閉じられている場合、出力された各印刷物を排出トレイから取り出す際、ユーザは印刷物の内容を確認し、自身の印刷物であることを確認しなければならなかった。
また、異なるユーザが同時に印刷物を出力した場合、ユーザはその内容を確認した上で排出トレイから自身の印刷物を取り出すため、印刷物の内容が第三者に漏洩することが考えられる。また、印刷物の内容の確認は作業効率の低下を招来する。
そこで、本発明は、原稿の画像が形成された複数の印刷用紙をステープルで閉じて、印刷物をグループ化するステープル手段を有する画像形成装置において、ステープル手段が複数の異なるステープルを有し、画像形成動作が開始される前に予め印刷物をグループ化するステープルを決定しておくことにより、排出トレイにおいて容易に各印刷物を識別することができる画像形成装置及び画像形成方法を提案することを目的としている。
請求項1記載の画像形成装置は、印刷用紙を綴じるステープルを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたステープルによって印刷用紙を綴じるステープル手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、外部機器から印刷する原稿の画像データを受信する受信手段を有し、前記受信手段が受信した前記画像データに前記ステープルを識別するステープル識別情報が付加されているとき、前記ステープル手段は前記ステープル識別情報に対応するステープルにより印刷用紙を綴じることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記受信手段が複数の原稿からなる画像データを受信し、かつ原稿毎に前記ステープル識別情報が付加されているとき、前記ステープル手段は前記ステープル識別情報に対応するステープルにより各原稿の印刷用紙を綴じることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置において、ユーザを識別するユーザ識別情報と前記ステープル識別情報を関連づけて記憶する記憶手段と、前記ユーザ識別情報を入力するユーザ識別情報入力手段とを有し、前記ユーザ識別情報入力手段によって前記ユーザ識別情報が入力されたとき、前記ユーザ識別情報に対応する前記ステープル識別情報を読み出し、前記ステープル手段は、読み出された前記ステープル識別情報に対応するステープルにより印刷用紙を綴じることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置において、印刷する原稿の枚数を入力する原稿枚数入力手段を有し、前記原稿枚数入力手段によって原稿の枚数が入力されたとき、前記ステープル手段は入力された原稿の枚数に応じたステープルを選択し、該ステープルにより印刷用紙を綴じることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記ステープル手段が色の異なるステープルを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記ステープル手段がサイズの異なるステープルを有することを特徴とする。
請求項8記載の画像形成方法は、印刷用紙を綴じるステープルを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたステープルによって印刷用紙を綴じるステープル工程とを有することを特徴とする。
本発明は、原稿の画像が形成された複数の印刷用紙をステープルで閉じて、印刷物をグループ化するステープル手段を有する画像形成装置において、ステープル手段が複数の異なるステープルを有し、画像形成動作が開始される前に予め印刷物をグループ化するステープルを決定しておくことにより、排出トレイにおける各印刷物の識別の容易化、該印刷物からの情報漏洩の防止、及び印刷物の識別の容易化に伴う作業効率の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成及び動作について説明する。
まず、図1を用い本実施形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、自動原稿送り装置(以下、ADFとする)1、原稿台2、給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5、コンタクトガラス6、原稿セット検知7、第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10、第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13、縦搬送ユニット14、感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、排紙トレイ19、読み取りユニット50、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54、第2ミラー55、第3ミラー56、書き込みユニット57、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60、両面搬送ユニット111、反転ユニット112、両面入紙搬送路113、反転排紙搬送路114、及びステープル部115を有して構成される。
本実施形態に係る画像形成装置の具体的な動作について説明する。
ADF1の原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のスタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。なお、本実施形態に係る画像形成装置は、一枚の原稿を給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。給送された原稿は、コンタクトガラス6上に搬送され、読み取りユニット50によって原稿の画像データが読み取られる。読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26によって駆動される。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送され、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、ステープル部115を経て排紙ユニット18により排紙トレイ19に排出される。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ19側に導かないで、両面入紙搬送路113に搬送し、反転ユニット112でスイッチバック反転し両面搬送ユニット111に送る。両面搬送ユニットに送られた用紙は、再度縦搬送ユニット14に送られて裏面に画像を印刷された後に排紙される。また、転写紙を反転して排出する場合、上記の反転ユニット112でスイッチバック反転した用紙を両面ユニットに送らずに反転排紙搬送路114を経て排紙する。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、及び現像ユニット27は、メインモータ25によって駆動される。各給紙装置11〜13は、メインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
次に、原稿読み取りから、画像の書き込みまでの動作について説明する。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されている。光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成される。露光ランプ51及び第1ミラー52は、第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときは、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に操作される。この光学走査系は、スキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、及びミラー60で構成される。レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。
書き込みユニット57から出力されるレーザ光が画像作像系の感光体15に照射される。なお、感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置の操作部の構成について図2を用いて説明する。
操作部30は、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、及びモードクリアキー35を有して構成される。液晶タッチパネル31には、機能キー37、部数、及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
図3は、操作部30の液晶タッチパネル31の表示例である。
オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることにより、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定する場合(例えば、変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチすることにより、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
次に、本実施形態に係る画像形成装置のメインコントローラを中心とした制御装置の構成について図4を用いて説明する。なお、メインコントローラで実行される処理は、画像形成プログラムとして実施することもできる。
メインコントローラ20は、画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示とオペレータからの機能設定入力制御とを行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。
また、メインコントローラ20には、複数の画像形成装置に接続して装置の構成及び機能情報、動作制御に関する情報の送受信を行う連結I/F48が接続されている。メインコントローラ20は、連結I/F48を介して接続された画像形成装置の情報を獲得し、動作を設定することにより連結動作の制御を行う、もしくは接続された他の画像形成装置からの要求を獲得し自機の動作を制御する。
各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行う。また、紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。
次に、画象処理ユニット(IPU)49の構成及び動作について図5を用いて説明する。
画像処理ユニット49は、CCD54、A/Dコンバータ61、シェーディング補正部62、画像処理部63、変倍処理部72、セレクタ64、書き込みγ補正部71、書き込みユニット57、CPU68、ROM69、RAM70、メモリコントローラ65、色変換処理部100、I/Oポート67、画像メモリ66、連結I/F48、画像データ73、及びステープル部115を有して構成される。
まず、露光ランプ51から照射された光の反射をCCDイメージセンサ54が光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正部62にてシェーディング補正がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。変倍部72を経由した画像信号は、変倍率に応じて拡大縮小され、セレクタ64に転送される。セレクタ64では、画像信号の送り先を、書き込みγ補正部71または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われる。書き込みγ補正ユニット71を経由した画像信号は、作像条件に合わせて書き込みγが補正され、書き込みユニット57及びステープル部115に送られる。
画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号が入出力可能な構成となっている。また、画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50書き込み部57及びステープル部115の制御を行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更にCPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行える。
連結I/F48は、画像情報の送受信のため、メモリコントローラのデータバスに接続され、データの入出力が可能である。画像形成装置間のデータ転送速度に応じて、画像情報は画像メモリ66を介して転送される。すなわち、画像出力時にはメモリコントローラ65から画素メモリ66に画像データを格納した後、画像形成装置間のデータ転送速度に応じて順次画像メモリ66からデータを読み出して、連結I/F48にデータを転送する。画像出力時には連結I/F48より転送される画像データを画像メモリ66に格納した後、画像メモリ66からメモリコントローラ65を介して装置内部で画像データの処理を行う。上述の構成により、画像形成装置の機能の制約を受けることなく連結動作の実現が可能となる。
原稿画像で画像メモリコントローラ65へ送られた画像は、画像メモリコントローラ内にある画像圧縮装置によって画像データを圧縮した後、画像メモリ66に送られる。画像圧縮するのは、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込むことも可能だが、1枚の原稿画像で画像メモリを大変多く使用する。そこで、画像圧縮を行うことにより、限られた画像メモリ66を有効に利用できる。また、画像圧縮することにより、一度に多くの原稿画像データを記憶することが出来るため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力できる。この場合、画像を出力する際に画像メモリ66のデータをメモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながら出力する。本機能は、一般に「電子ソート」と呼ばれている。
また、画像メモリの機能を利用し、複数枚の原稿画像を画像メモリ66の転写紙一枚分のエリアに分割したエリアに順次読み込むこともできる。例えば、4枚の原稿画像を画像メモリ66の転写紙一枚分の4等分されたエリアに順次書き込むことにより、4枚の原稿が一枚の転写紙イメージに合成され集約された出力を得ることができる。本機能は、一般に「集約コピー」と呼ばれている。
画像メモリ66の画像は、CPU68からアクセス可能な構成となっている。このため画像メモリ66の内容を加工することが可能である。例えば、画像の間引き処理、画像の切り出し処理等が行える。加工には、メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことにより、画像メモリ66の処理を行うことができる。加工された画像は、再度、画像メモリ66に保持される。
また、画像メモリ66の内容をCPU68が読み出し、I/Oポート67を経て、画像データ73として操作部30に転送することができる。一般に、操作部30の画面表示解像度は低い為、画像メモリ66の原画像は画像間引きが行われ操作部30に送られる。画像メモリ66は、多くの画像データを収納するため、ハードディスクが用いることもできる。ハードディスクを用いることにより、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる。なお、複このハードディスクを用いるのが一般的である。数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスクを用いるのが一般的である。
次に、本実施形態に係る画像形成装置のステープル部115の具体的な構成及び動作について説明する。
図6は、ステープル部115の概略図である。ステープル部115は、赤、青、緑、及び銀のステープル針を有し、綴じる原稿束の厚さに応じて各色について2サイズを選択することができる。なお、本実施形態に係るステープル部115においては、赤、青、緑、及び銀について2サイズのステープル針を有する構成となっているが、これに限定されるものではない。
図7は、コピー開始前に所望のステープル針を選択し、画像形成動作を実行する際の処理を示すフローチャートである。
まず、コピーを実行するオペレータが液晶タッチパネル31のステープルキーに触れると(ステップS701)、液晶タッチパネル31に選択可能なステープル針が表示される(ステップS702)。そして、液晶タッチパネル31に表示された選択可能なステープル針から所望のステープル針を選択すると(ステップS702/YES)、該ステープル針により原稿束を綴じることが決定する(ステップS703)。原稿束を綴じるステープル針が決定されると(ステップS703)、コピー動作が開始される(ステップS704)。そして、コピー動作が終了し、画像が形成された印刷用紙がステープル部115に搬送されると、ステープル部115は選択されたステープル針により該印刷物を綴じる(ステップS705)。
一方、液晶タッチパネル31に表示された選択可能なステープル針から所望のステープル針が選択されなかった場合は(ステップS702/NO)、デフォルトのステープル針により原稿束を綴じることが決定する(ステップS706)。そして、コピー動作が開始され(ステップS704)、コピー動作が終了するとステープル部115に搬送された印刷用紙はデフォルトのステープル針により綴じられる(ステップS705)。
図7に示す処理によれば、オペレータは好みのステープル針で印刷用紙を綴じることができるため、同時に複数の印刷用紙が排出トレイ19に排出された場合に、誤って他人の印刷物を取り出すことを防止することができる。
次に、連結I/F48を通じて外部機器から出力する原稿の画像データを受信した場合の処理について図8を用いて説明する。
まず、連結I/F48が外部機器から出力を希望する原稿の画像データを受信すると(ステップS801)、該画像データに使用するステープル針を識別する情報(以下、ステープル識別情報とする)が付加されているか否かを判断する(ステップS802)。画像データにステープル識別情報が付加されている場合は(ステップS802/YES)、該ステープル針により原稿束を綴じることが決定する(ステップS803)。原稿束を綴じるステープル針が決定されると(ステップS803)、コピー動作が開始される(ステップS804)。そして、コピー動作が終了し、画像が形成された印刷用紙がステープル部115に搬送されると、ステープル部115は選択されたステープル針により該印刷物を綴じる(ステップS805)。
一方、画像データにステープル識別情報が付加されていなかった場合は(ステップS802/NO)、デフォルトのステープル針により原稿束を綴じることが決定する(ステップS806)。そして、コピー動作が開始され(ステップS804)、コピー動作が終了するとステープル部115に搬送された印刷用紙はデフォルトのステープル針により綴じられる(ステップS805)。
図8に示す処理によれば、オペレータは所望のステープル針で印刷用紙を綴じることができるため、同時に複数の印刷用紙が排出トレイ19に排出された場合に、誤って他人の印刷物を取り出すことを防止することができる。さらに、オペレータが操作する機器から離れた場所にある画像形成装置から原稿を出力する場合でも、ステープルにより印刷物を出力したオペレータを識別することができるため、第三者による取り出しを防止できる。
次に、外部機器から複数の原稿を受信し、原稿ごとに異なるステープル針により綴じる処理について図9を用いて説明する。
まず、連結I/F48が外部機器から出力を希望する複数の原稿からなる画像データを受信すると(ステップS901)、各原稿のコピー動作を開始する(ステップS902)。そして、原稿のコピー動作が終了すると、各原稿のステープル識別情報が付加されているか否かを判断する(ステップS903)。各原稿のステープル識別情報が付加されている場合は(ステップS903/YES)、ステープル識別情報に対応するステープル針により原稿を綴じることが決定される(ステップS904)。原稿を綴じるステープル針が決定されると(ステップS904)、ステープル部115は該ステープル針による綴り込みを実行する(ステップS905)。
一方、ステープル識別情報が付加されていない原稿については(ステップS903/NO)、デフォルトのステープル針により原稿束を綴じることが決定される(ステップS906)。そして、ステープル部115に搬送され、デフォルトのステープル針により綴じられる(ステップS905)。
図9に示す処理によれば、オペレータは好みのステープル針で印刷用紙を綴じることができるため、同時に複数の印刷用紙が排出トレイ19に排出された場合に、誤って他人の印刷物を取り出すことを防止することができる。また、オペレータが操作する機器から離れた場所にある画像形成装置から原稿を出力する場合でも、ステープルにより印刷物を出力したオペレータを識別することができるため、第三者による取り出しを防止できる。さらに、同時に出力する原稿毎にステープル針を選択することができるため、オペレータは原稿の内容を確認することなく、原稿を識別することができる。
次に、画像形成装置を使用するオペレータが予め使用するステープル針を個々に登録しておき、該ステープルにより原稿を綴じる処理について図10を用いて説明する。
まず、画像形成装置を使用するオペレータは使用するステープル針のステープル識別情報をオペレータのIDと共にRAM70に登録する(ステップS1001)。そして、オペレータは原稿をコピーするとき、操作部30からIDを入力し、RAM70に予め登録されているステープル識別情報の読み出しを要求する(ステップS1002)。ステープル識別情報が読み出されると、コピー動作が開始される(ステップS1003)。次に、RAM70に入力されたIDに対応するステープル識別情報が登録されているか否か確認される(ステップS1004)。ここで、該IDに対応するステープル識別情報が登録されている場合は(ステップS1004/YES)、ステープル識別情報に対応するステープル針により原稿を綴じることが決定される(ステップS1005)。原稿を綴じるステープル針が決定されると(ステップS1005)、ステープル部115は該ステープル針による綴り込みを実行する(ステップS1006)。
一方、入力されたIDに対応するステープル識別情報が登録されていなかった場合は(ステップS1004/NO)、デフォルトのステープル針により原稿束を綴じることが決定される(ステップS1007)。そして、原稿がステープル部115に搬送されると、デフォルトのステープル針により綴じられる(ステップS1006)。
図10に示す処理によれば、オペレータは好みのステープル針で印刷用紙を綴じることができるため、同時に複数の印刷用紙が排出トレイ19に排出された場合に、誤って他人の印刷物を取り出すことを防止することができる。また、コピー動作の度にステープル針を選択する必要が無いため、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
次に、コピーする原稿の枚数に応じてステープル針を選択する処理について図11を用いて説明する。
まず、操作部30を通じてコピーする原稿の枚数を入力する(ステップS1101)。コピーする原稿の枚数が入力されると(ステップS1101)、コピー動作が開始される(ステップS1102)。次に、入力された枚数が小さいサイズのステープル針により綴じ込むことができる枚数より多いか否かが判断される(ステップS1103)。ここで、入力された枚数が小さいサイズのステープル針により綴じ込める枚数よりも多い場合は(ステップS1103/YES)、大きいサイズのステープル針により綴じ込むことが決定される(ステップS1104)。そして、原稿がステープル部115に搬送されると、決定されたステープル針により綴じられる(ステップS1105)。
一方、入力された枚数が小さいサイズのステープル針により綴じ込める枚数以下の場合は(ステップS1103/NO)、デフォルトのステープル針により原稿束を綴じることが決定される(ステップS1106)。そして、原稿がステープル部115に搬送されると、デフォルトのステープル針により綴じられる(ステップS1105)。
図11に示す処理によれば、原稿の枚数に応じたステープル針の選択が行われるため、原稿の枚数が多いことによる原稿の綴じ込みの失敗を防止することができる。
1 ADF
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
50 読取ユニット
51 露光ランプ
54 CCD
57 書き込みユニット
58 レーザ出力ユニット
59 結像レンズ
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
50 読取ユニット
51 露光ランプ
54 CCD
57 書き込みユニット
58 レーザ出力ユニット
59 結像レンズ
Claims (8)
- 印刷用紙を綴じるステープルを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択されたステープルによって印刷用紙を綴じるステープル手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 外部機器から印刷する原稿の画像データを受信する受信手段を有し、
前記受信手段が受信した前記画像データに前記ステープルを識別するステープル識別情報が付加されているとき、前記ステープル手段は前記ステープル識別情報に対応するステープルにより印刷用紙を綴じることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記受信手段が複数の原稿からなる画像データを受信し、かつ原稿毎に前記ステープル識別情報が付加されているとき、前記ステープル手段は前記ステープル識別情報に対応するステープルにより各原稿の印刷用紙を綴じることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- ユーザを識別するユーザ識別情報と前記ステープル識別情報を関連づけて記憶する記憶手段と、
前記ユーザ識別情報を入力するユーザ識別情報入力手段とを有し、
前記ユーザ識別情報入力手段によって前記ユーザ識別情報が入力されたとき、前記ユーザ識別情報に対応する前記ステープル識別情報を読み出し、
前記ステープル手段は、読み出された前記ステープル識別情報に対応するステープルにより印刷用紙を綴じることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 印刷する原稿の枚数を入力する原稿枚数入力手段を有し、
前記原稿枚数入力手段によって原稿の枚数が入力されたとき、前記ステープル手段は入力された原稿の枚数に応じたステープルを選択し、該ステープルにより印刷用紙を綴じることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記ステープル手段が色の異なるステープルを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成装置。
- 前記ステープル手段がサイズの異なるステープルを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の画像形成装置。
- 印刷用紙を綴じるステープルを選択する選択工程と、
前記選択工程によって選択されたステープルによって印刷用紙を綴じるステープル工程とを有することを特徴とする画像形成方法。
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JP2005063067A JP2006240263A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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