JP2006235081A - 光ファイバトレイと、光ファイバの収納方法 - Google Patents

光ファイバトレイと、光ファイバの収納方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新規な光ファイバトレイと、光ファイバの収納方法を提供すること。
【解決手段】外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイにおいて、第一の光ファイバ又は第二の光ファイバを収納するための収納通路と、収納通路からの第一の光ファイバ又は第二の光ファイバのはみ出しを防止するため、収納通路の内壁及び外壁の上方から相対する壁に向かって、当該収納通路の下面と略平行に延出したファイバ押さえ手段とを備え、収納通路の内壁に設けたファイバ押さえ手段の延出端部と、収納通路の外壁に設けたファイバ押さえ手段の延出端部とを略同一線上に配置した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ファイバを収容する光ファイバトレイと、この光ファイバトレイに光ファイバを収納するための光ファイバの収納方法に関する。
現在、光ファイバを使った家庭向けのデータ通信サービスであるFTTH(Fiber To The Home)が一般家庭に普及しつつある。このFTTHにおいては、屋外に敷設された光ケーブルが、一般家屋等の屋内または屋外の壁面に設置された光受信機に接続される。そして、光ケーブルから光受信機を介して伝送されたデータが、家庭内のパソコンやTV等の各機器に伝送される(例えば、特許文献1、及び、特許文献2参照)。
ここで、このような光受信機の従来の構造について説明する。図9は、従来の光受信機21の分解斜視図である。この光受信機21は、筐体22に、光ファイバを整理・収容するための光ファイバトレイ23を着脱自在に収めて構成されている。ここで、筐体22は、光電変換部24と、出力端子25とを備えて構成されている。このうち、筐体22には、屋外から引き込まれた光ケーブル(図示せず)を光受信機21に引込み、また、光受信機21内の光ケーブル(図示せず)を外部に引き出す光ケーブル挿通口26が形成されている。また、光電変換部24は、光ファイバ(図示せず)からの光信号を電気信号に変換する変換部であり、受光コネクタ(図示せず)を介して光ファイバ(図示せず)に接続される。さらに、出力端子25は、光電変換部24で変換された電気信号を光受信機21から出力する端子であり、電気信号に変換されたデータを家庭内のTV等の各機器に伝送する同軸ケーブル(図示せず)が接続される。
さらに、光ファイバトレイ23の従来の構造について、詳しく説明する。図10は、従来の光ファイバトレイ23の斜視図である。光ファイバトレイ23は、光ケーブル固定部27、収容部28、スプライサ保持部29、及び、コネクタ収納部30を備えて構成されている。このうち、光ケーブル固定部27は、外部から筐体の内部に引き込まれた第一の光ケーブル31を固定する。さらに、この光ケーブル固定部27で、第一の光ケーブル31に内包されていた第一の光ファイバ32が露出される。
また、収容部28は、第一の光ファイバ32と第二の光ファイバ33とを収容する。この収容部28は、これらの光ファイバを収容するための複数の通路から構成されており、この中の通路の一つである通路34は、これらの光ファイバの最小許容半径(光ファイバが折れや曲がりにより破損しない最小の半径をいう。以下同じ)以上の内径の内壁35と、それより大きい半径を持った外壁36とを有する略ループ形状をしている。第一の光ファイバ32は、通路34を何周か周回する形で収容された後、その一端がスプライサ37と接続される。このスプライサ37は、スプライサ保持部29で保持される。このスプライサ保持部29は、収容部28の近傍へ設けられ、さらに、通路の下面から浮いた構造をしており、その下部を第一の光ファイバ32が通るようになっている。
ここで、スプライサ37がスプライサ保持部29に保持された時に、第一の光ファイバ32が収容部28の内部でたるんで最小許容半径を確保できずに折れ曲がらないように、第一の光ファイバ32の通路34への巻き付け回数が決定される。この作業は、余長処理と言われる。また、通路34の内壁35と外壁36の上端には、光ファイバのはみ出しを防止するファイバ押さえ38がそれぞれ数箇所設けられている。さらに、スプライサ37には、第二の光ファイバ33の一端が接続される。
また、第一の光ファイバ32が送付するデータは、通信と放送の2種類あり、この種類により、第二の光ファイバ33の他端の行き先が異なる。例えば、第一の光ファイバ32が通信データを送付する場合は、第二の光ファイバ33は、第二の光ケーブル39の状態で、筐体(図示せず)の光ケーブル挿通口(図示せず)を通って外部へ出る。また、第一の光ファイバ32が放送データを送付する場合は、第二の光ファイバ33は、受光コネクタ40と接続し、さらにこの受光コネクタ40を介して光電変換部(図示せず)と接続する。さらに、コネクタ収納部30は、光電変換部(図示せず)と接続する前の受光コネクタ40を仮固定するために、収容部28内に設けられる。また、光ファイバトレイ23には、通信用と放送用の2種類の光ファイバが両方同時に収容される場合もある。
特開2003−139964号公報 特開2004−361439号公報
しかしながら、従来の光ファイバトレイ23は、内壁35と外壁36との間隔が狭いため、第一の光ファイバ32を通路34に輪状にして収容する時に、収容可能な最小半径と最大半径との差が小さかった。このため、第一の光ファイバ32の余りが長く、第一の光ファイバ32を幾重にも重ねて輪状とした上で、通路34に収容しなければならない場合、それらの径をきちんと揃えて輪状にする必要があり、収容時間がかかっていた。また、第一の光ファイバ32の円周長を調整し、余長処理できる範囲が狭く、そのままの長さで余長処理できない場合は、第一の光ファイバ32の不要な部分を切断した上で、スプライサ37に接続していた。
また、従来の光ファイバトレイ23は、外壁36にあるファイバ押さえ38が短く、内壁35にあるファイバ押さえ38が長い構造をしていた。このため、第一の光ファイバ32を輪状にして通路34に収容すると、第一の光ファイバ32が元に戻ろうとする力でその輪が外側に広がり、この結果、第一の光ファイバ32が外壁36にあるファイバ押さえ38から飛び出してしまうことがあった。この場合、再度、通路34に第一の光ファイバ32を収容し直さなければならず、余分な時間がかかっていた。
また、従来の光ファイバトレイ23は、外壁36にあるファイバ押さえ38が角部には配置されていなかった。このため、第一の光ファイバ32を輪状にして通路34に収容すると、第一の光ファイバ32が元に戻ろうとする力でその輪が外側に広がり、その戻ろうとする力が集中する角部から第一の光ファイバ32が飛び出してしまうことがあった。この場合も、再度、通路34に第一の光ファイバ32を収容し直さなければならず、余分な時間がかかっていた。
また、従来の光ファイバトレイ23は、スプライサ保持部29が、通路の下面から浮いた構造をしており、その形成が困難であった。
また、従来の光ファイバトレイ23は、第二の光ファイバ33が、収容部28から光電変換部24へ向かう途中の通路で、光ファイバの最小許容半径を確保できない箇所があり、その箇所で光ファイバが破損する恐れがあった。
また、従来の光ファイバトレイ23は、コネクタ収納部30が、収容部28の通路と共有状態であったため、受光コネクタ20の保持が不安定であった。
また、光ファイバトレイ23に収容する光ファイバは2種類あるが、従来の光ファイバトレイ23における各光ファイバの収容方法が確立しておらず、その解決が急務となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光ファイバの収容の際における収容時間の短縮と、収容の確実性の向上と、余長処理能力の向上とが可能な光ファイバトレイと、光ファイバの収容の際における収容時間の短縮が可能な、光ファイバトレイに光ファイバを収納する方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の光ファイバトレイは、外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイにおいて、第一の光ファイバ又は第二の光ファイバを収納するための収納通路と、収納通路からの第一の光ファイバ又は第二の光ファイバのはみ出しを防止するため、収納通路の内壁及び外壁の上方から相対する壁に向かって、当該収納通路の下面と略平行に延出したファイバ押さえ手段とを備え、収納通路の内壁に設けたファイバ押さえ手段の延出端部と、収納通路の外壁に設けたファイバ押さえ手段の延出端部とを略同一線上に配置したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の光ファイバトレイは、外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイにおいて、第一の光ファイバ又は第二の光ファイバの最小許容半径以上の内径を有する略ループ状の収納通路と、収納通路からの第一の光ファイバ又は第二の光ファイバのはみ出しを防止するため、収納通路の内壁及び外壁の上方から相対する壁に向かって、当該収納通路の下面と略平行に延出したファイバ押さえ手段とを備え、収納通路の内壁に設けたファイバ押さえ手段の延出長さを、収納通路の外壁に設けたファイバ押さえ手段の延出長さより長くしたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の光ファイバトレイは、外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイにおいて、第一の光ファイバ又は第二の光ファイバの最小許容半径以上の内径を有する略ループ状の収納通路と、収納通路からの第一の光ファイバ又は第二の光ファイバのはみ出しを防止するため、収納通路の内壁及び外壁の上方から相対する壁に向かって、当該収納通路の下面と略平行に延出したファイバ押さえ手段とを備え、ファイバ押さえ手段を、少なくとも、収納通路における外壁の角部に設けたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の光ファイバトレイは、外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイにおいて、第一の光ファイバ又は第二の光ファイバを収納する収納通路と、中継手段を着脱自在に保持するものであって、収納通路の下面と一体に設けられた保持手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の光ファイバトレイは、外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイにおいて、第二の光ファイバを収納するもので、第二の光ファイバからの光を受光する受光部まで伸長した収納通路と、収納通路の下面から直立し、第二の光ファイバの最小許容半径以上の曲率の側壁を有するファイバ導入ガイドとを備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の光ファイバトレイは、外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイにおいて、第二の光ファイバを収納するもので、第二の光ファイバからの光を受光する受光部まで伸長した収納通路と、第二の光ファイバと受光部とを接続するためのコネクタを収納するもので、収納通路の近傍に配置されたコネクタ収納部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の光ファイバを収納するための収納方法は、外部から引き込まれた第一の光ファイバと、第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、第一の光ファイバと第二の光ファイバとを中継する中継手段とを収納する光ファイバトレイであって、第一の光ファイバの引き込み口近傍に至る第一の通路と、この第一の通路に挿通し、第一の光ファイバ又は第二の光ファイバの最小許容半径以上の内径を有する略ループ状の第二の通路と、中継手段を保持するための保持手段とを備えて構成された光ファイバトレイに対して、第一の光ファイバ及び第二の光ファイバを収納するための収納方法であって、第一の光ファイバを巻き取って、第二の通路の内壁長と略同じ長さの円周をした複数の積み重なった輪状にするステップと、複数の輪状になった第一の光ファイバを第二の通路に収納するステップとを含んだことを特徴とする。
また、請求項8に記載の光ファイバを収納するための収納方法は、請求項7に記載の光ファイバを収納するための収納方法において、光ファイバトレイが、さらに、第二の通路に挿通し、第二の光ファイバの引き出し口近傍に至る第三の通路を備えて構成された光ファイバトレイに対して、第一の光ファイバ及び第二の光ファイバを収納するための収納方法であって、第一の光ファイバと、第二の光ファイバとを、中継手段で中継するステップと、中継手段を保持手段に保持するステップと、第一の光ファイバを巻き取って、第二の通路の内壁長と略同じ長さの円周をした複数の積み重なった輪状にするステップと、複数の輪状になった第一の光ファイバを第二の通路に収納するステップと、第二の通路に収納された第一の光ファイバの一端を第一の通路へ収納すると共に、第一の光ファイバの他端と第二の光ファイバとを第三の通路へ収納するステップとを含んだことを特徴とする。
また、請求項9に記載の光ファイバを収納するための収納方法は、請求項7に記載の光ファイバを収納するための収納方法において、光ファイバトレイが、さらに、第二の通路に挿通し、第二の光ファイバからの光を受光する受光部まで伸長した第四の通路を備えて構成された光ファイバトレイに対して、第一の光ファイバ及び第二の光ファイバを収納するための収納方法であって、第一の光ファイバと、第二の光ファイバとを、中継手段で中継するステップと、第一の光ファイバを巻き取って、第二の通路の内壁長と略同じ長さの円周をした複数の積み重なった輪状にするステップと、中継手段を前記保持手段に保持するステップと、複数の輪状になった第一の光ファイバを第二の通路に収納するステップと、第二の通路に収納された第一の光ファイバの端部を第一の通路へ収納すると共に、第一の光ファイバの他端と第二の光ファイバとを第四の通路へ収納するステップとを含んだことを特徴とする。
この発明によれば、光ファイバトレイは、収容部の空間を拡大することにより、収容部の余長処理が可能な範囲を広げることができるので、余分な光ファイバ切断作業を省略し、光ファイバの収容時間を短縮できるという効果を奏する。
この発明によれば、光ファイバトレイは、収容部の空間を拡大するとともに、ファイバ押さえの形状と配置を変更することにより、光ファイバの収容部からの飛び出しを防ぐことができるので、光ファイバの収容作業を容易とし、作業時間を短縮できるという効果を奏する。
この発明によれば、光ファイバトレイは、スプライサ保持部を光ファイバトレイの下面と一体化して設けることにより、その形成を容易にできるという効果を奏するとともに、スプライサ保持部の上を光ファイバが通ることができるので、光ファイバの収容作業を容易とし、作業時間を短縮できるという効果を奏する。
この発明によれば、光ファイバトレイは、ファイバ導入ガイドを設けることにより、光コネクタが受光部に接続されるまでの間、光ファイバの破損を防止できるという効果を奏する。
この発明によれば、光ファイバトレイは、コネクタ収納部を独立して設けることにより、光コネクタが受光部に接続されるまでの間、受光コネクタを光ファイバトレイに安定して保持できるという効果を奏する。
この発明によれば、光ファイバトレイの収容方法は、収容する光ファイバの種類に応じて収容方法を変更することにより、光ファイバの収容作業を容易にすることができるので、作業時間を短縮できるという効果を奏する。
〔本発明の基本的概念〕
まず、本発明の基本的概念について説明する。本発明は、概略的に、通信機器の筐体の内部に取り付けられ、光ファイバの整理・収容を行う光ファイバトレイの構造と、光ファイバトレイへの光ファイバの収容方法に関する。ここで、通信機器には、光ファイバの整理・収容を行う光ファイバトレイを備えた全ての機器が該当し、具体的には、上述した光受信機や、屋内における光ケーブルの終端装置(ONU:Optical Network Unit)が該当する。以下の各実施の形態においては、通信機器が光受信機である場合について説明する。
この光ファイバトレイの構造は、光ファイバを収容する部分の空間を拡大するとともに、光ファイバの収容部からの飛び出しを防止する部品の形状と配置とを変更することにより、光ファイバの収容作業を容易とし、作業時間を短縮することを目的とする。
また、この光ファイバの収容方法は、光ファイバが送信するデータの種類に応じて、光ファイバの収容位置が異なる光ファイバトレイにおいて、個々に光ファイバを収容する場合の収容時間、あるいは、全ての種類の光ファイバをまとめて収容する場合の収容時間が最短となる方法を提供することを目的とする。
〔実施の形態1〕
以下に添付図面を参照して、本実施の形態1に係る光ファイバトレイを詳細に説明する。
(光受信機の構成について)
最初に、光受信機の基本構成を説明する。図1は、本実施の形態1に係る光ファイバトレイを備えた光受信機1の斜視図であり、図2は、光受信機1を開けた状態における光ファイバトレイ4の平面図である。
光受信機1は、屋外の光ケーブル(図示せず)から受信した光信号データを、そのまま他の光ケーブル(図示せず)を介して屋内へ送信し、あるいは、電気信号データに変換した上で同軸ケーブル(図示せず)を介して屋内へ送信する。この光受信機1は、概略的に、筐体2、光電変換部3、及び、光ファイバトレイ4を備えて構成されている。
このうち、筐体2は、光受信機1の構造体であり、光電変換部3と光ファイバトレイ4とを保護する保護手段である。この筐体2は、一側面を開放した略箱形状のベース部5と、このベース部5をその開放面側から略覆うカバー部6とを備えて構成されており、カバー部6はベース部5に対して回動自在に軸支されている。
これらベース部5とカバー部6の下面には、それぞれ引込みレール7が二つ並列に形成されており、カバー部6を閉じてベース部5を略覆った状態において、これらベース部5の引込みレール7とカバー部6の引込みレール7とが相互に対向する。この対向状態において、これら引込みレール7の間には空間部が形成され、この空間部が光ケーブル挿通口8として機能する。これら二つの光ケーブル挿通口8は、外部から引込まれた光ケーブル(図示せず)を光受信機1に引込むための引込手段であり、外部から光受信機1の内部に至るように設けられた貫通路である。
また、光電変換部3は、屋外の光ケーブル(図示せず)から受光コネクタ(図示せず)を介して受信した光信号データを電気信号データに変換する光電変換手段であり、筐体2の内部に配置される。
(光ファイバトレイの構成について)
また、光ファイバトレイ4は、光ケーブルから引出された光ファイバ(図示せず)の整理・収容を行う収容手段であり、筐体2の内部に着脱可能な構造となっている。ここで、光ファイバトレイ4の構造について、さらに詳しく説明する。
図3は、光ファイバトレイ4の斜視図である。光ファイバトレイ4は、第一の光ケーブル固定部9a、第二の光ケーブル固定部9b、収容部10、スプライサ保持部11、ファイバ導入ガイド12、及び、コネクタ収納部13を備えて構成されている。このうち、第一の光ケーブル固定部9aは、屋外から引込まれた第一の光ケーブル14aを固定する固定手段であり、第二の光ケーブル固定部9bは、屋内へ引き出される第二の光ケーブル14bを固定する固定手段である。
第一の光ケーブル固定部9aは、光ファイバトレイ4を筐体の内部に装着した状態において、カバー部の側面との距離が近い方の光ケーブル挿通口の近傍位置に配置され、第二の光ケーブル固定部9bは、光ファイバトレイ4を筐体の内部に装着した状態において、カバー部の側面との距離が遠い方の光ケーブル挿通口の近傍位置に配置される。さらに、第一の光ケーブル固定部9aで、第一の光ケーブル14aに内包されていた第一の光ファイバ15aが露出され、第二の光ケーブル固定部9bで、第二の光ケーブル14bに内包されていた第二の光ファイバ15bが露出される。
また、収容部10は、第一の光ファイバ15aと第二の光ファイバ15bとを収容する。この収容部10は、これらの光ファイバが通る第一の通路16a、第二の通路16b、第三の通路16c、及び、第四の通路16dで構成されており、詳細については後述する。ここで、収容部10は、特許請求の範囲における収納通路に対応する。
また、スプライサ保持部11は、第一の光ファイバ15aと第二の光ファイバ15bとを接続するスプライサ19を保持する。ここで、スプライサ19は、特許請求の範囲における中継手段に対応する。このスプライサ保持部11は、第三の通路16cの近傍かつ第四の通路16dの近傍に、光ファイバトレイ4の下面と一体化して設けられている。より具体的には、スプライサ保持部11は、光ファイバトレイ4の下面から相互に並行かつ等間隔に直立した三枚の壁であり、真ん中の壁が他の二つの壁に比べて長くなっている。そして、これら三枚の壁で形成された二つの空間に、それぞれスプライサ19を保持することができる。
このため、光ファイバトレイの下面から浮いた構造となっていた従来のスプライサ保持部に比べて、その形成が容易であるとともに、スプライサ保持部11の光ファイバトレイ4の下面からの高さが低くなる。このため、スプライサ保持部11の上を光ファイバが通ることができ、後述する実施の形態2における光ファイバの収容方法で、その収容を容易にすることができる。ここで、スプライサ保持部11は、特許請求の範囲における保持手段に対応する。
また、ファイバ導入ガイド12は、第二の光ファイバ15bの破損を防止するために、第四の通路16dの近傍に設けられている。このファイバ導入ガイド12は、光ファイバトレイ4の下面から直立し、第二の光ファイバ15bの最小許容半径以上の曲率の面を有した側壁である。このため、後述する光ファイバの収容の際に、光ファイバの折れや曲がりによる破損を防ぐことができる。
また、コネクタ収納部13は、第二の光ファイバ15bと接続した受光コネクタ20を、受光部(図示せず)と接続する前に一時的に保持するために、第四の通路16dの近傍に設けられた専用の空間である。このため、後述する光ファイバの収容の際に、受光コネクタ20の光ファイバトレイ4への仮固定が可能となる。
(収容部の構造について)
ここで、前述した収容部10の構造について、さらに詳しく説明する。収容部10は、第一の通路16a、第二の通路16b、第三の通路16c、及び、第四の通路16dで構成されている。ここで、第一の通路16aは、その一端が第一の光ケーブル固定部9aから始まり、光ファイバトレイ4の対向する側面へ向かって延びた略直方体形状の空間である。
また、第二の通路16bは、第一の通路16aの他端と通じた略ループ形状の空間であり、より具体的には、光ファイバトレイ4の底面と、この底面から直立し光ファイバの最小許容半径を確保した内壁17aと、同じく底面から直立し内壁17aより大きい半径をした外壁17bとに囲まれた空間である。ここで、内壁17aと外壁17bとの間隔が従来の光ファイバトレイより広くなるように、外壁17bは配置されている。これにより、後述する光ファイバの収容と余長処理が容易となる。
また、内壁17aの上端には、光ファイバの上面からのはみ出しを防止する第一のファイバ押さえ18aが数箇所設けられ、さらに、外壁17bの上端には、光ファイバの上面からのはみ出しを防止する第二のファイバ押さえ18bが数箇所設けられている。ここで、第一のファイバ押さえ18aと第二のファイバ押さえ18とは、特許請求の範囲におけるファイバ押さえ手段に対応し、その詳細については後述する。
また、第三の通路16cは、その一端が第二の通路16bと通じており、他端が、第二の光ケーブル固定部9bと通じた空間である。また、第四の通路16dは、その一端が第二の通路16bと通じており、他端が、光ファイバトレイ4を筐体2の内部に装着した状態において、第二の光ファイバ15bからの光データを光電変換部(図示せず)へ伝えるための受光部(図示せず)まで伸びた空間である。ここで、第一の通路16a、第二の通路16b、第三の通路16c、及び、第四の通路16dは、お互いの通路が一部重複した構造となっている。
(光ファイバの収容)
次に、具体的に第一の光ファイバ15aと第二の光ファイバ15bとを収容部10に収容する場合について、より詳細に説明する。前述したように、第一の光ケーブル固定部9aにおいて、屋外から筐体内部に引き込まれた第一の光ケーブル14aが固定され、内包されていた第一の光ファイバ15aが露出される。この第一の光ファイバ15aは、第一の通路16aを通り、第二の通路16bへ向かう。次に、第一の光ファイバ15aは、第二の通路16bを何周か周回する形で収容される。実際には、第一の光ファイバ15aを同径で重ねて何重かの輪状とした上で、第二の通路16bに収容する。
これは第一の光ファイバ15aが、この後にスプライサ19に接続され、さらに、このスプライサ19がスプライサ保持部11に保持された時に、第一の光ファイバ15aが長いため、収容部10の内部でたるんで最小許容半径を確保できずに折れ曲がらないように、第一の光ファイバ15aを適切な長さに調節するためである。この作業は余長処理と言われ、実際には、第一の光ファイバ15aを第二の通路16bに何周分周回させるかによって調節される。
ここで、前述したように、外壁17bは、内壁17aとの間隔が従来の光ファイバトレイより広くなるように配置され、この結果、輪状となった第一の光ファイバ15aが、第二の通路16bに収容可能な最大半径が大きくなっている。このため、第一の光ファイバ15aの余りが長く、何重にも重ねて輪状にした第一の光ファイバ15aの各径に多少ばらつきがあっても、第二の通路16bに第一の光ファイバ15aを容易に収容することが可能となる。
(ファイバ押さえ)
また、第一の光ファイバ15aを第二の通路16bに収容する時は、同径で重ねて何重かの輪状とした第一の光ファイバ15aを、前述した第一のファイバ押さえ18aと第二のファイバ押さえ18bとにぶつからないようにして、収容する。
ここで、第一のファイバ押さえ18aと第二のファイバ押さえ18bとについて、より詳しく説明する。これら第一のファイバ押さえ18aと第二のファイバ押さえ18bとは、相対する外壁および内壁に向かって光ファイバトレイ4の底面に対して略平行に延出した略薄板長方片である。さらに、第一のファイバ押さえ18aの延出端部と、第二のファイバ押さえ18bの延出端部とは、内壁17aの中心を中心点とした同じ半径の円周上に、略配置されている。
このため、第一の光ファイバ15aを当該半径の輪状にすれば、輪状となった第一の光ファイバ15aを、第一のファイバ押さえ18aと第二のファイバ押さえ18bとを障害とせずに、容易に第二の通路16bへ収容することができる。
また、第二のファイバ押さえ18bの延出長さは、第一のファイバ押さえ18aの延出長さに比べて長くなっている。
このため、第一の光ファイバ15aの第二の通路16bへの収容後に、輪状となった第一の光ファイバ15aが元に戻ろうとする力でその輪が外側に広がっても、第二のファイバ押さえ18bが、第一の光ファイバ15aの飛び出しを防止することが可能となる。
さらに、外壁17bの角部には、第二のファイバ押さえ18bが配置されている。このため、第一の光ファイバ15aの第二の通路16bへの収容後に、輪状となった第一の光ファイバ15aが元に戻ろうとする力でその輪が外側に広がり、さらにその力が角部に集中しても、角部に配置された第二のファイバ押さえ18bが、第一の光ファイバ15aの飛び出しを防止する。
(通信用光ファイバと放送用光ファイバの収容)
次に、第一の光ファイバ15aは、その送信するデータの種類が通信用であるか、又は、放送用であるかにより、第三の通路16c、又は、第四の通路16dへ向かう。また、第一の光ケーブル14aに内包されている第一の光ファイバ15aが2本あり、それぞれの光ファイバが通信用データと放送用データを送信する場合、通信用データを送信する第一の光ファイバ15aは第三の通路16cへ向かい、放送用データを送信する第一の光ファイバ15aは第四の通路16dへ向かう。
第一の光ファイバ15aが送信するデータが通信用の場合、第一の光ファイバ15aは第三の通路16cへ向かう。そして、第一の光ファイバ15aは、第三の通路16cの途中で、前述したようにスプライサ19に接続され、さらに、このスプライサ19がスプライサ保持部11に保持される。さらに、スプライサ19に、第二の光ファイバ15bが接続され、この第二の光ファイバ15bは、第三の通路16cを進み、第二の光ケーブル固定部9bへ向かう。そして、第二の光ファイバ15bは、第二の光ケーブル固定部9bで、第二の光ケーブル14bに内包され、最後に、第二の光ケーブル固定部9bで固定された第二の光ケーブル14bは、筐体内部から屋内へ引き出される。
また、第一の光ファイバ15aが送信するデータが放送用の場合、第一の光ファイバ15aは第四の通路16dへ向かう。そして、第一の光ファイバ15aは、第四の通路16dの途中で、前述したようにスプライサ19に接続され、さらに、このスプライサ19がスプライサ保持部11に保持される。さらに、スプライサ19に、第二の光ファイバ15bが接続され、この第二の光ファイバ15bは、第四の通路16dを進み、ファイバ導入ガイド12における第二の光ファイバ15bの最小許容半径以上の曲率を有した側壁に沿って進んだ後に、受光コネクタ20と接続される。受光コネクタ20は、受光部(図示せず)と接続する前は、専用のコネクタ収納部13に一時的に保持され、光ファイバトレイ4が筐体内部に装着された後に、受光部(図示せず)と接続される。
ここで、ファイバ導入ガイド12は、光ファイバトレイ4が筐体2に装着され、光コネクタ20が受光部(図示せず)に接続されるまでの間、第二の光ファイバ15bをガイドし、その折れや曲がりによる破損を防ぐことができる。
また、コネクタ収納部13は、光ファイバトレイ4が筐体2に装着され、受光コネクタ20が受光部(図示せず)に接続されるまでの間、受光コネクタ20を光ファイバトレイ内に一時的に保持する。このため、従来のように、コネクタ収納部が第四の通路と共有状態であったときに比べて、受光コネクタ20を光ファイバトレイ4に安定して保持することが可能である。
ここで、スプライサ19がスプライサ保持部11に保持された後に、第二の光ファイバ15bが第三の通路16cを通り、第二の光ケーブル固定部9bと固定された時、又は、第二の光ファイバ15bが第四の通路16dを通り、受光コネクタ20と接続された時に、第二の光ファイバ15bが長いため、収容部10の内部でたるんでしまう場合がある。
この場合、第二の光ファイバ15bが、最小許容半径を確保できずに折れ曲がらないように、第二の光ファイバ15bを適切な長さに調節するために、第二の光ファイバ15bを第二の通路16bに何周か周回する形で収容する。実際には、第二の光ファイバ15bを同径で重ねて何重かの輪状とした上で、第二の通路16bに収容する。この作業は前述した余長処理であり、実際には、第二の光ファイバ15bを第二の通路16bに何周分周回させるかによって調節される。
ここで、前述したように、外壁17bは、内壁17aとの間隔が従来の光ファイバトレイより広くなるように配置され、この結果、輪状となった第二の光ファイバ15bが、第二の通路16bに収容可能な最大半径が大きくなっている。このため、第二の光ファイバ15bの余りが長く、何重にも重ねて輪状にした第二の光ファイバ15bの各径に多少ばらつきがあっても、第二の通路16bに第二の光ファイバ15bを容易に収容することが可能となる。
(収容時間)
図4は、従来の光ファイバトレイにおける光ファイバの収容時間と、本実施の形態1に係る光ファイバトレイ4との収容時間を比較した結果を表した図である。これは、実際の収容実験を各々について各5回行なった結果であり、今回の実験では、通信用と放送用の光ファイバを同時に光ファイバトレイへ収容している。また、この図中の「従来品」は「従来の光ファイバトレイ」を、「発明品」は「光ファイバトレイ4」をそれぞれ表す。尚、実験結果の信頼性を向上させるため、収容時間が最長の場合と最短の場合を除いた三回の平均時間を基準として、比較検討を行なう。この図によると、従来の光ファイバトレイの場合、光ファイバの収容時間は約1分35秒かかっていたが、光ファイバトレイ4では、光ファイバの収容時間は五回の平均で約1分6秒となり、収容時間が約30%短縮されたことがわかる。
このように、本実施の形態1に係る光ファイバトレイによれば、光ファイバを収容する収容部の空間を拡大するとともに、光ファイバの収容部からの飛び出しを防止するファイバ押さえの形状と配置を変更することにより、光ファイバの収容作業を容易とし、作業時間を短縮することが可能となる。
(余長処理)
また、前述したように、外壁17bは、内壁17aとの間隔ができるだけ広くなるように配置され、この結果、輪状となった第一の光ファイバ15a、又は、輪状となった第二の光ファイバ15bが、第二の通路16bに収容可能な最大半径と最小半径の差が大きくなっている。このため、輪状となった第一の光ファイバ15aの長さ、又は、輪状となった第二の光ファイバ15bの長さを、第二の通路16b内で調整できる範囲、いわゆる余長処理できる長さの範囲が広くなっている。
図5は、従来の光ファイバトレイと本実施の形態1に係る光ファイバトレイ4とにおける余長処理可能な長さを比較した結果を表した図である。ここで、従来の光ファイバトレイの内壁の直径と、光ファイバトレイ4の内壁17aの直径(図3におけるD)とは、ともに60mmである。この図中の「従来品」は「従来の光ファイバトレイ」を、「発明品」は「光ファイバトレイ4」をそれぞれ表す。
また、この図中の「入力部から中継部までの余長処理可能長さ」とは、「第一の光ケーブル固定部からスプライサ保持部までの第一の光ファイバの余長処理可能長さ」を表す。また、この図中の光ファイバが内壁を周回する回数の項目で「0.5周(A)」とは、第一の光ファイバが、第一の光ケーブル固定部から、第一の通路を通り、第二の通路における内壁の第一の光ケーブル固定部と反対側の半円を通った後、内壁を1周せずに、第三の通路の近傍にあるスプライサ保持部へ接続される場合である。
また、この図中の「中継部から出力部までの余長処理可能長さ」とは、「スプライサ保持部から第二の光ケーブル固定部までの第二の光ファイバの余長処理可能長さ」を表す。また、この図中の光ファイバが内壁を周回する回数の項目で「0.5周(B)」とは、第二の光ファイバが、スプライサ保持部から、第三の通路及び第四の通路を兼ねた内壁の第一の光ケーブル固定部と反対側の半円を通った後、内壁を1周せずに、第二の光ケーブル固定部へ接続される場合である。
この図によると、従来の光ファイバトレイの場合、第一の光ケーブル固定部からスプライサ保持部までの第一の光ファイバの余長処理可能長さは、内壁を0.5周した場合は、367.7〜402.3mmであり、内壁を1.5周した場合は、556.1〜639.2mmであり、内壁を2.5周した場合は、744.5〜876.2mmである。このことから、従来の光ファイバトレイで余長処理できない第一の光ファイバの長さは、367.7mm未満の場合、402.3〜556.1mmの場合、及び、639.2〜744.5mmの場合である。
一方、この図によると、光ファイバトレイ4の場合、第一の光ケーブル固定部9aからスプライサ保持部11までの第一の光ファイバ15aの余長処理可能長さは、内壁17aを0.5周した場合は、343.0〜414.6mmであり、内壁17aを1.5周した場合は、531.4〜727.9mmであり、内壁17aを2.5周した場合は、719.8〜1041.2mmである。このことから、光ファイバトレイ4で余長処理できない第一の光ファイバ15aの長さは、343.0mm未満の場合、414.6〜531.4mmの場合である。
ここで、従来の光ファイバトレイと光ファイバトレイ4とを比較すると、光ファイバトレイ4の方が第一の光ファイバの余長処理可能な長さの範囲が広がっており、従って、第一の光ファイバ15aが、内壁17aを1周以上する長さを持っていれば、第一の光ファイバ15aを、切断することなく収容部10内に収容することが可能である。
これと同様に、従来の光ファイバトレイと光ファイバトレイ4とを比較すると、光ファイバトレイ4の方が第二の光ファイバの余長処理可能な長さの範囲が広がっており、従って、第二の光ファイバ15bが、内壁17aを1周以上する長さを持っていれば、第二の光ファイバ15bを、切断することなく収容部10内に収容することが可能である。
このように、本実施の形態1に係る光ファイバトレイによれば、光ファイバを収容する収容部の空間を拡大し、収容部の余長処理が可能な範囲を広げることにより、余分な光ファイバ切断作業を省略し、作業時間を短縮することが可能となる。
〔実施の形態2〕
次に、上述した実施の形態1に係る光ファイバトレイにおける光ファイバの収容方法について、以下説明する。本実施の形態2に係る光ファイバの収容方法は、実施の形態1と同様の構造を有した光ファイバトレイについて適用可能である。
(光ファイバの収容方法)
図6は、本実施の形態2に係る通信用データを送付する光ファイバの収容方法のイメージを表した図であり、図7は、本実施の形態2に係る放送用データを送付する光ファイバの収容方法のイメージを表した図である。光ファイバトレイの構造は、上述した実施の形態1と同様であり、同一の構成を同一の符号を付して説明する。
光ファイバトレイ4における光ファイバの収容方法としては、以下に詳説する方法A、方法B、及び、方法Cの3つが考えられる。
(方法A)
(1)第一の光ファイバ15aの一端と、第二の光ファイバ15bの一端とを、スプライサ19を介して接続する。
(2)第一の光ファイバ15aの他端を、第一の光ケーブル固定部9aに固定する。
(3)第一の光ケーブル固定部9aから伸びた第一の光ファイバ15aを第一の通路16aに収容する。
(4)第一の光ファイバ15aを第二の通路16bに巻き付けながら収容する。
(5)スプライサ19をスプライサ保持部11に固定する。
(6)第二の光ファイバ15bを第二の通路16bに巻き付けながら収容する。
(7)第二の通路16bから伸びた第二の光ファイバ15bの一端を、第三の通路16c経由で第二の光ケーブル固定部9bに固定、又は、第四の通路16d経由で受光コネクタ20へ接続する。
(方法B)
(1)第一の光ファイバ15aの一端と、第二の光ファイバ15bの一端とを、スプライサ19を介して接続する。
(2)第一の光ファイバ15aの他端を、第一の光ケーブル固定部9aに固定する。
(3)スプライサ19をスプライサ保持部11に固定する。
(4)第一の光ファイバ15aと第二の光ファイバ15bとを、それぞれの長さに応じて何重かの輪状に重ねる。
(5)何重かに重なり輪状となった第一の光ファイバ15aと第二の光ファイバ15bとを、第二の通路16bに収容する。
(6)第一の光ケーブル固定部9aから伸びた第一の光ファイバ15aを第一の通路16aに収容する。
(7)第二の通路16bから伸びた第二の光ファイバ15bの一端を、第三の通路16c経由で第二の光ケーブル固定部9bに固定、又は、第四の通路16d経由で受光コネクタ20へ接続する。
(方法C)
(1)第一の光ファイバ15aの一端と、第二の光ファイバ15bの一端とを、スプライサ19を介して接続する。
(2)第一の光ファイバ15aの他端を、第一の光ケーブル固定部9aに固定する。
(3)第一の光ファイバ15aと第二の光ファイバ15bとを、それぞれの長さに応じて何重かの輪状に重ねる。
(4)スプライサ19をスプライサ保持部11に固定する。
(5)何重かに重なり輪状となった第一の光ファイバ15aと第二の光ファイバ15bとを、第二の通路16bに収容する。
(6)第一の光ケーブル固定部9aから伸びた第一の光ファイバ15aを第一の通路16aに収容する。
(7)第二の通路16bから伸びた第二の光ファイバ15bの一端を、第三の通路16c経由で第二の光ケーブル固定部9bに固定、又は、第四の通路16d経由で受光コネクタ20へ接続する。
図8は、上述した収容方法の違いによる収容時間を比較した結果を表した図である。これは、通信用光ファイバを使用した場合と放送用光ファイバを使用した場合とについての収容実験を、方法A、方法B、及び、方法Cについて各5回行なった結果である。尚、実験結果の信頼性を向上させるため、収容時間が最長の場合と最短の場合を除いた三回の平均時間を基準として、以後の比較検討を行なう。
この図によると、方法Aによる収容時間は、通信用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約1分10秒と二番目に短く、放送用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約1分と一番長い。方法Bによる収容時間は、通信用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約1分2秒と一番短く、放送用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約49秒と二番目に短い。方法Cによる収容時間は、通信用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約1分50秒と一番長く、放送用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約40秒と一番短い。
以上より、通信用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合は、方法Bによる収容時間が、約1分2秒と一番短く、従って、方法Bが一番優れていると言える。また、放送用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合は、方法Cによる収容時間が、約40秒と一番短く、従って、方法Cが一番優れていると言える。さらに、通信用光ファイバと放送用光ファイバとを同時に光ファイバトレイ4に収容する場合は、方法Bによる収容時間が、通信用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約1分2秒と一番短く、放送用光ファイバを光ファイバトレイ4に収容する場合、約49秒と二番目に短いので、総合的に判断して、方法Bが一番優れていると言える。
また、方法Bと方法Cは、スプライサ19をスプライサ保持部11に固定した後に各光ファイバを収容部10に収容するが、実施の形態1で前述したように、スプライサ保持部11は、光ファイバトレイ4の下面と一体化して設けられているため、スプライサ保持部11が、各光ファイバの収容を妨げず、このため、各光ファイバの収容が容易となる。
このように、本実施の形態2に係る光ファイバの収容方法によれば、光ファイバトレイに収容する光ファイバの種類に応じて、光ファイバの収容方法を変更することにより、光ファイバの収容作業を容易とし、作業時間を短縮することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(本発明の適用分野について)
本発明の適用対象は、上述したような光受信機には限られず、光ケーブル収納箱や光コンバータその他光ファイバを収納整理・収容を行う光ファイバトレイを備えた全ての機器に適用可能である。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、外壁側に配置されたファイバ押さえが、全ての光ファイバの飛び出しを防止できなくても、大部分の光ファイバの飛び出しを防止し、収容部から飛び出した残りの光ファイバが、光受信機中で折れ曲がらずに収容されている限り本発明の課題が達成されている。
(収容部の通路)
収容部の第三の通路と第四の通路とが、光ファイバトレイの中に同時に備えられていなくてもよい。例えば、光ファイバトレイが通信用の光ファイバしか収容しない場合は、収容部は第一の通路、第二の通路、及び、第三の通路だけ備えていてもよく、光ファイバトレイが放送用の光ファイバしか収容しない場合は、収容部は第一の通路、第二の通路、及び、第四の通路だけ備えていてもよい。
この発明は、各種の光ファイバを整理・収容を行う必要がある光ファイバトレイに適用でき、光ファイバの収容時間を短縮させることに有用である。
本実施の形態1に係る光ファイバトレイを備えた光受信機の斜視図である。 光受信機を開けた状態における光ファイバトレイの平面図である。 光ファイバトレイの斜視図である。 従来の光ファイバトレイにおける光ファイバの収容時間と、本実施の形態1に係る光ファイバトレイとの収容時間を比較した結果を表した図である。 従来の光ファイバトレイと本実施の形態1に係る光ファイバトレイ4とにおける余長処理可能な長さを比較した結果を表した図である。 本実施の形態2に係る通信用データを送付する光ファイバの収容方法のイメージを表した図である。 本実施の形態2に係る放送用データを送付する光ファイバの収容方法のイメージを表した図である。 収容方法の違いによる収容時間を比較した結果を表した図である。 従来の光受信機の分解斜視図である。 従来の光ファイバトレイの斜視図である。
符号の説明
1 光受信機
2 筐体
3 光電変換部
4 光ファイバトレイ
5 ベース部
6 カバー部
7 引込みレール
8 光ケーブル挿通口
9a 第一の光ケーブル固定部
9b 第二の光ケーブル固定部
10 収容部
11 スプライサ保持部
12 ファイバ導入ガイド
13 コネクタ収納部
14a 第一の光ケーブル
14b 第二の光ケーブル
15a 第一の光ファイバ
15b 第二の光ファイバ
16a 第一の通路
16b 第二の通路
16c 第三の通路
16d 第四の通路
17a 内壁
17b 外壁
18a 第一のファイバ押さえ
18b 第二のファイバ押さえ
19 スプライサ
20 受光コネクタ
21 光受信機
22 筐体
23 光ファイバトレイ
24 光電変換部
25 出力端子
26 光ケーブル挿通口
27 光ケーブル固定部
28 収容部
29 スプライサ保持部
30 コネクタ収納部
31 第一の光ケーブル
32 第一の光ファイバ
33 第二の光ファイバ
34 通路
35 内壁
36 外壁
37 スプライサ
38 ファイバ押さえ
39 第二の光ケーブル
40 受光コネクタ
D 直径

Claims (9)

  1. 外部から引き込まれた第一の光ファイバと、前記第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、前記第一の光ファイバと前記第二の光ファイバとを中継する中継手段と、を収納する光ファイバトレイにおいて、
    前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバを収納するための収納通路と、
    前記収納通路からの前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバのはみ出しを防止するため、前記収納通路の内壁及び外壁の上方から相対する壁に向かって、当該収納通路の下面と略平行に延出したファイバ押さえ手段とを備え、
    前記収納通路の内壁に設けた前記ファイバ押さえ手段の延出端部と、前記収納通路の外壁に設けた前記ファイバ押さえ手段の延出端部とを、略同一線上に配置したこと、
    を特徴とする光ファイバトレイ。
  2. 外部から引き込まれた第一の光ファイバと、前記第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、前記第一の光ファイバと前記第二の光ファイバとを中継する中継手段と、を収納する光ファイバトレイにおいて、
    前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバの最小許容半径以上の内径を有する略ループ状の収納通路と、
    前記収納通路からの前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバのはみ出しを防止するため、前記収納通路の内壁及び外壁の上方から相対する壁に向かって、当該収納通路の下面と略平行に延出したファイバ押さえ手段とを備え、
    前記収納通路の内壁に設けた前記ファイバ押さえ手段の延出長さを、前記収納通路の外壁に設けた前記ファイバ押さえ手段の延出長さより長くしたこと、
    を特徴とする光ファイバトレイ。
  3. 外部から引き込まれた第一の光ファイバと、前記第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、前記第一の光ファイバと前記第二の光ファイバとを中継する中継手段と、を収納する光ファイバトレイにおいて、
    前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバの最小許容半径以上の内径を有する略ループ状の収納通路と、
    前記収納通路からの前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバのはみ出しを防止するため、前記収納通路の内壁及び外壁の上方から相対する壁に向かって、当該収納通路の下面と略平行に延出したファイバ押さえ手段とを備え、
    前記ファイバ押さえ手段を、少なくとも、前記収納通路における外壁の角部に設けたこと、
    を特徴とする光ファイバトレイ。
  4. 外部から引き込まれた第一の光ファイバと、前記第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、前記第一の光ファイバと前記第二の光ファイバとを中継する中継手段と、を収納する光ファイバトレイにおいて、
    前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバを収納する収納通路と、
    前記中継手段を着脱自在に保持するものであって、前記収納通路の下面と一体に設けられた保持手段とを備えたこと、
    を特徴とする光ファイバトレイ。
  5. 外部から引き込まれた第一の光ファイバと、前記第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、前記第一の光ファイバと前記第二の光ファイバとを中継する中継手段と、を収納する光ファイバトレイにおいて、
    前記第二の光ファイバを収納するもので、前記第二の光ファイバからの光を受光する受光部まで伸長した収納通路と、
    前記収納通路の下面から直立し、前記第二の光ファイバの最小許容半径以上の曲率の側壁を有するファイバ導入ガイドとを備えたこと、
    を特徴とする光ファイバトレイ。
  6. 外部から引き込まれた第一の光ファイバと、前記第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、前記第一の光ファイバと前記第二の光ファイバとを中継する中継手段と、を収納する光ファイバトレイにおいて、
    前記第二の光ファイバを収納するもので、前記第二の光ファイバからの光を受光する受光部まで伸長した収納通路と、
    前記第二の光ファイバと前記受光部とを接続するためのコネクタを収納するもので、前記収納通路の近傍に配置されたコネクタ収納部とを備えたこと、
    を特徴とする光ファイバトレイ。
  7. 外部から引き込まれた第一の光ファイバと、前記第一の光ファイバに接続される第二の光ファイバと、前記第一の光ファイバと前記第二の光ファイバとを中継する中継手段と、を収納する光ファイバトレイであって、前記第一の光ファイバの引き込み口近傍に至る第一の通路と、この第一の通路に挿通し、前記第一の光ファイバ又は前記第二の光ファイバの最小許容半径以上の内径を有する略ループ状の第二の通路と、前記中継手段を保持するための保持手段とを備えて構成された光ファイバトレイに対して、前記第一の光ファイバ及び前記第二の光ファイバを収納するための収納方法であって、
    前記第一の光ファイバを巻き取って、前記第二の通路の内壁長と略同じ長さの円周をした複数の積み重なった輪状にするステップと、
    複数の輪状になった前記第一の光ファイバを前記第二の通路に収納するステップと、
    を含んだことを特徴とする光ファイバを収納するための収納方法。
  8. 前記光ファイバトレイが、さらに、前記第二の通路に挿通し、前記第二の光ファイバの引き出し口近傍に至る第三の通路を備えて構成された光ファイバトレイに対して、前記第一の光ファイバ及び前記第二の光ファイバを収納するための収納方法であって、
    前記第一の光ファイバと、前記第二の光ファイバとを、前記中継手段で中継するステップと、
    前記中継手段を前記保持手段に保持するステップと、
    前記第一の光ファイバを巻き取って、前記第二の通路の内壁長と略同じ長さの円周をした複数の積み重なった輪状にするステップと、
    複数の輪状になった前記第一の光ファイバを前記第二の通路に収納するステップと、
    前記第二の通路に収納された前記第一の光ファイバの一端を前記第一の通路へ収納すると共に、前記第一の光ファイバの他端と前記第二の光ファイバとを前記第三の通路へ収納するステップと、
    を含んだことを特徴とする請求項7に記載の光ファイバを収納するための収納方法。
  9. 前記光ファイバトレイが、さらに、前記第二の通路に挿通し、前記第二の光ファイバからの光を受光する受光部まで伸長した第四の通路を備えて構成された光ファイバトレイに対して、前記第一の光ファイバ及び前記第二の光ファイバを収納するための収納方法であって、
    前記第一の光ファイバと、前記第二の光ファイバとを、前記中継手段で中継するステップと、
    前記第一の光ファイバを巻き取って、前記第二の通路の内壁長と略同じ長さの円周をした複数の積み重なった輪状にするステップと、
    前記中継手段を前記保持手段に保持するステップと、
    複数の輪状になった前記第一の光ファイバを前記第二の通路に収納するステップと、
    前記第二の通路に収納された前記第一の光ファイバの端部を前記第一の通路へ収納すると共に、前記第一の光ファイバの他端と前記第二の光ファイバとを前記第四の通路へ収納するステップと、
    を含んだことを特徴とする請求項7に記載の光ファイバを収納するための収納方法。

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