JP2003279786A - 光ファイバの余長処理トレイ及び余長処理装置 - Google Patents

光ファイバの余長処理トレイ及び余長処理装置

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JP2003279786A
JP2003279786A JP2002123196A JP2002123196A JP2003279786A JP 2003279786 A JP2003279786 A JP 2003279786A JP 2002123196 A JP2002123196 A JP 2002123196A JP 2002123196 A JP2002123196 A JP 2002123196A JP 2003279786 A JP2003279786 A JP 2003279786A
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Atsushi Masaoka
淳 正岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの心線余長部の処理をスムースに
し、跳ね上がりを防ぐ。 【解決手段】 余長処理トレイ1において内側ガイド片
5a〜5dの外端縁には外端縁の一端51が他端52よ
りボビン枠4の外方に延びるよう斜めに傾斜して傾斜部
50が形成され、外側ガイド片7の内端縁にはその内端
縁の一端71と他端72とが傾斜部50と対応するよう
一端71より他方の端部72がボビン枠4に延びる傾斜
部70が形成され、傾斜部50と傾斜部70とがボビン
枠4の周方向に対して交差するように形成され、両者5
0,70の隙間11間から心線余長部10が跳ね上がら
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの心線
の余長部を収納する余長処理トレイと、その余長処理ト
レイを取り付けてなる余長処理装置とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを接続する場合、後日に再接
続したりすることや接続変えが起こること等を想定し
て、光ファイバの心線に余長をとっておく必要がある。
光ファイバの心線は折れやすいため、心線の余長は許容
曲げ半径以上の大きさに曲げて保護する必要がある。
【0003】従来、光ファイバの心線の余長は、図7に
示すように、箱形形状に形成された余長処理トレイ1を
用い、その余長処理トレイ1内に収納して保護されるよ
うになっている。即ち、余長処理トレイ1は、合成樹脂
で一体に成形されたものであって、トレイ本体2の外周
に外枠3が形成されると共に、その中央部にボビン枠4
が形成されている。ボビン枠4の上端の周囲には内側ガ
イド片5a〜5d及び第2ガイド片6が複数設けられる
と共に、外枠3の上端に内側ガイド片5a〜5dと対向
する外側ガイド片7が設けられ、これら外側ガイド片7
と内側ガイド片5a〜5dとの間に光ファイバの心線余
長部10を通せる程度の隙間(符示せず)が設けられて
いる。
【0004】そして、光ファイバを余長処理するとき、
光ファイバの心線余長部10を図7のようにトレイ本体
2の開口部2Aから余長処理トレイ1内に入れ、そこか
ら心線余長部10をボビン枠4の内側ガイド片5aと、
これと対向する外側ガイド片7との間の隙間に通した
後、隣り合う第2ガイド片6の下にくぐらし、次の内側
ガイド片5bと対向外側ガイド片7との間にも通して次
の第2ガイド片6に下にくぐらし、以下これをボビン枠
4の周方向に沿い順次繰り返すことによってボビン枠4
の外周に光ファイバの心線余長部10を巻き回した後、
他方の開口部2Bから心線余長部10の先端側を引き出
すようにしている。
【0005】そして、このようにして余長処理トレイ1
に光ファイバの心線余長部10が収納保護されると、こ
の余長処理トレイ1を図8に示すようにパッケージ8の
上に重ね、この状態で取付ねじ9の先端を余長処理トレ
イ1からパッケージ8に挿入して締め付けることによ
り、余長処理トレイ1がパッケージ8に取り付けられ、
これによって光ファイバの余長処理装置20が構成され
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
従来例においては、以下に述べる問題があった。即ち、
従来の余長処理トレイ1は、図7のようにボビン枠4の
内側ガイド片5a〜5dと、外枠3の外側ガイド片7と
が対向するように設けられているものの、内側ガイド片
5a〜5dの外端縁と外側ガイド片7の内端縁とが、ボ
ビン枠4の周方向に略沿うよう互いに直線状に形成され
ていることから、前記隙間も周方向に略沿った形状とな
っている。そのため、光ファイバの心線余長部10をボ
ビン枠4に巻き付けているとき、心線余長部10が自身
の弾性復元力で跳ね上がって外側ガイド片7と内側ガイ
ド片5a〜5d間の前記隙間から図7に示す鎖線A,B
のように外側に飛び出ることがあり、余長処理作業をス
ムースに行うことができなかった。
【0007】また、余長処理作業ができたとしても、そ
の後、余長処理トレイ1に振動等を与えてしまうと、そ
の振動で心線余長部10が同様に前記隙間から飛び出る
こともあり、余長処理作業を再び同様に行わなければな
らなかった。従って、光ファイバの余長処理をスムース
に行うことができにくいばかりでなく、余長処理後でも
振動等によって再び同様の作業を行わなければならず、
余長処理トレイとしての信頼性に乏しい問題があった。
【0008】また、余長処理トレイ1は、図8のように
パッケージ8に取り付けて使用されるが、その際、二本
の取付ボルト9を締め付けることによって取り付けられ
るので、それだけ手間や時間を要する問題があった。し
かも、余長処理トレイ1の取付ボルト9は小部品である
ので、紛失しやすい等の問題を招くおそれもあった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
その目的は、光ファイバの心線余長処理をスムースに行
うことができ、しかも振動等で心線余長部が跳ね上がる
のを防止することができる光ファイバの余長処理トレイ
を提供することにあり、他の目的は、余長処理トレイを
パッケージに簡単かつ確実に取り付けることができる余
長処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、以下の手段を採用した。請求項1
に係る発明は、トレイ本体と、トレイ本体の外周に設け
られた外枠と、トレイ本体の中央部に設けられたボビン
枠とを備え、前記ボビン枠の周囲に内側ガイド片を形成
すると共に、前記外枠に内側ガイド片と対向する外側ガ
イド片を形成し、内側ガイド片と外側ガイド片との間に
隙間を設けてなる光ファイバの余長処理トレイにおい
て、前記隙間は、ボビン枠の周方向と交差する方向に沿
って形成されていることを特徴とする。請求項2に係る
発明は、請求項1記載の光ファイバの余長処理トレイに
おいて、前記隙間は、内側ガイド片の外端縁にボビン枠
の周方向と交差する方向に形成された傾斜部と、前記外
側ガイド片の内端縁に前記傾斜部と対応して形成された
傾斜部とで画成されることを特徴とする。請求項3に係
る発明は、パッケージのトレイ取付面に光ファイバの余
長処理トレイを取り付けて構成される余長処理装置にお
いて、前記余長処理トレイとパッケージとのいずれか一
方に、他方に向かう係合突起を形成すると共に、その他
方に係合突起を係止する係合孔を設け、係合突起を係合
孔に差し込んで係止することを特徴とする。請求項4に
係る発明は、請求項3記載の余長処理装置において、前
記係合突起は、余長処理トレイの両側部に設けられ、前
記係合孔は、パッケージのトレイ取付面に設けられてい
ることを特徴とする。請求項5に係る発明は、請求項3
または4記載の余長処理装置において、前記余長処理ト
レイは、係合突起がパッケージに差し込んで係止された
とき、パッケージに対しその上に載置されてあってかつ
前記余長処理トレイと異なる余長処理トレイを重ねて挟
み付けることを特徴とする。請求項6に係る発明は、請
求項3〜5記載の余長処理装置において、請求項1また
は2記載の余長処理トレイを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1〜図5はこの発明の一実施
の形態に係る光ファイバの余長処理トレイを示す図であ
って、図1は余長処理トレイを示す斜視図、図2は余長
処理トレイに光ファイバの心線余長部を収納保護した状
態を示す説明図、図3は余長処理装置のパッケージを示
す平面図、図4はパッケージに余長処理トレーを取り付
けた余長処理装置の要部の拡大図、図5は余長処理トレ
イをパッケージに取り付けた余長処理装置の平面図であ
る。この実施形態の余長処理トレイ1は、光ファイバの
心線余長部10を収納保護するためのものであって、合
成樹脂によって一体成形され、トレイ本体2の外周に設
けられた外枠3と、トレイ本体2の中央部に設けられた
ボビン枠4とを備え、ボビン枠4の上端の周囲に内側ガ
イド片5a〜5d及び第2ガイド片6が複数設けられる
と共に、外枠3に内側ガイド5a〜5dと対向する外側
ガイド片7が複数設けられている。そして、外側ガイド
片7と内側ガイド片5a〜5dの間から光ファイバの心
線余長部10を通すことにより、ボビン枠4に心線余長
部10を巻き回すことができるようになっている。この
点は、図7及び図8に示す従来例と同様である。
【0012】この実施形態において、前記従来例と異な
るのは、内側ガイド片5a〜5dの外端縁と外側ガイド
片7の内端縁とが、光ファイバの心線余長部10が余長
処理トレイ1から外方に跳ね上がることを防止できるよ
うに斜めに形成されている。
【0013】例えば、余長処理トレイ1の内側ガイド片
5aについて図1に基づいて説明すれば、内側ガイド片
5aの外端縁を形成する一端51と他端52とのうち、
一端51が他端52よりボビン枠4の外方に延びるよう
に斜めに傾斜して傾斜部50が形成されている。一方、
内側ガイド片5aと対向する外側ガイド片7の内端縁に
は、その内端縁を形成する一端71と他端72とが傾斜
部50と対応するように、一端71より他方の端部72
がボビン枠4に延びるように傾斜部70が形成されてい
る。
【0014】つまり、内側ガイド片5aの外端縁の傾斜
部50と、これと対向する外側ガイド片7の内端縁の傾
斜部70とがボビン枠4の周方向に対して交差すること
により、内側ガイド片5aの傾斜部50と、対向外側ガ
イド片7の傾斜部70との間の隙間11が、ボビン枠4
の周方向に対して斜めに交差する形状をなしている。
【0015】そのため、内側ガイド片5aにおける傾斜
部50の一端51が、外側ガイド片7における傾斜部7
0の他端72と略同一半径位置まで延びている。但しこ
の場合、傾斜部50の一端51が、傾斜部70の他端7
2の位置より大きな半径位置に合ってもよいが、隙間1
1の傾斜角度を大きくし過ぎると、心線余長部10を通
すときの作業がやりにくなるおそれもあるので、それほ
ど大きくする必要はない。
【0016】これと同様にして、内側ガイド片5b〜5
dの外端縁に傾斜部50が設けられると共に、それらと
対向する外側ガイド片7の内端縁の各々にも傾斜部70
が設けられることにより、各内側ガイド片5a〜5dと
各外側ガイド片7との間の全ての隙間11が、ボビン枠
4の周方向に交差している。
【0017】そして、余長処理時、光ファイバの心線余
長部10を図2のようにボビン枠4に巻き回したとき、
内側ガイド片5a〜5dの傾斜部50と、外側ガイド片
7の傾斜部70との間の隙間11が、ボビン枠4の周方
向と斜めに交差することにより、光ファイバの心線余長
部10が隙間11から跳ね上がることがないようにして
いる。
【0018】また、余長処理トレイ1の両側部には、図
1に示すように、係合突起12が突設されている。この
係合突起12は、トレイ本体2の両側部の底部に下方に
向かう脚部12aが形成されると共に、その脚部12の
先端に外部側方に水平に向かう係止部12bが形成され
ている。一方、図3のように、パッケージ8のトレイ取
付面8aには、余長処理トレイ1の係合突起12を差し
込んだとき、その係合突起12を係止できる係合孔13
が図4のように設けられている。
【0019】そして、余長処理トレイ1をパッケージ8
に取り付けるとき、予め、作業者が余長処理トレイ1の
両係合突起12を、その係止部12b間の間隔が狭まる
ように図1の矢印方向Cに押圧すると共に、その押圧状
態のままで係止部12bをパッケージ8の係合孔13に
図4の鎖線のように差し込み、係合突起12の係止部1
2bが係合孔13を通過した時点で両係合突起12を釈
放すると、係合突起12の係止部12bが図4に示す矢
印D方向に弾性復元して図4の鎖線状態から実線のよう
に外側に広がり、係合孔13を形成するトレイ取付面8
aに係止されることにより、パッケージ8上に余長処理
トレイ1を取り付けられるようになっている。なお、図
中、図7及び図8と同一符号のものは、同じもの若しく
は相当するものを表している。
【0020】この実施形態の余長処理トレイ1は、上記
のように構成されているので、次にその取り扱いについ
て説明する。まず、光ファイバを余長処理する場合に
は、光ファイバの心線余長部10を図2のように、トレ
イ本体2の一方の開口部2Aから内部に入れ、そこから
ボビン枠4の内側ガイド片5aと、これと対向する外側
ガイド片7との間に通した後、隣り合う第2ガイド片6
の下にくぐらし、次いで、次の内側ガイド片5bと対向
する外側ガイド片7との間に通すと共に、隣り合う第2
ガイド片6の下にもくぐらし、以下これをボビン枠4の
周方向において順次繰り返すことによってボビン枠4に
光ファイバの心線余長部10を巻き回した後、他方の開
口部2Bから心線余長部10の先端側を引き出すことに
より、余長処理を行う。
【0021】その場合、光ファイバの心線余長部10は
自身の弾性力により真直に戻ろうとして復元力が作用す
るので、心線余長部10が内側ガイド片5a〜5dと外
側ガイド片7の間の隙間11から跳ね上がろうとするお
それがある。
【0022】しかしながら、内側ガイド片5a〜5dの
外端縁に傾斜部50が形成されると共に、外側ガイド片
7の内端縁にもそれに対応するよう傾斜部70が形成さ
れ、内側ガイド片5a〜5dの傾斜部50と外側ガイド
片7の傾斜部70との間の隙間11がボビン枠4の周方
向に対して交差するよ斜めになっているので、光ファイ
バの心線余長部10が跳ね上がろうとしても、外端縁の
傾斜部50と内端縁の傾斜部70との何れが隙間11か
ら跳ね上がることを防ぐことができ、心線余長部10の
跳ね上がりを確実に防止することができる。
【0023】その結果、光ファイバの余長処理時、心線
余長部10を余長処理トレイ1のボビン枠4に一度巻き
付けると、その心線余長部10が隙間11から跳ね上が
らないので、余長処理作業をスムースに行うことができ
る。しかも、この跳ね上がり防止効果は、心線余長部1
0が余長処理トレイ1に完全に収納保護された後、余長
処理トレイ1が振動等を受けた場合でも同様であり、従
って、余長処理が済んだ後でも心線余長部10が跳ね上
がることがなくなり、余長処理トレイ1としての作業性
のみならず、信頼性を高めることができる。
【0024】さらに、余長処理トレイ1は、樹脂の一体
成形品であり、内側ガイド片5a〜5dの外端縁に傾斜
部50を設けることで上記効果が得られるので、従来の
金型構造の一部を変更するだけで実現することができ
る。
【0025】一方、余長処理トレイ1は、図3に示すパ
ッケージ8上のトレイ取付面8a上に載置され、その状
態で組み付けられることにより余長処理装置20が構成
されることとなる。その場合、余長処理トレイ1の係合
突起12が図4のようにパッケージ8の係合孔13に差
し込まれ、かつ係合突起12の先端側の係止部12bを
係合孔13を通過させたときに釈放されると、係止部1
2bの係合孔13を形成するトレイ取付面8aに係止さ
れるので、パッケージ8上に図5のように余長処理トレ
イ1を取り付けることができる。
【0026】つまり、余長処理トレイ1をパッケージ8
に対して差し込むだけで取り付けることができ、従来例
の取付ボルト9のようにいちいちネジ止めすることがな
いので、手間や時間がかることがない。その上、余長処
理トレイ1に設けられた係合突起12と、パッケージ8
に設けられた係合孔13とを利用するだけであるので、
従来例のように取付ボルトの紛失によって作業が損なわ
れることがなく、簡単かつ確実に取り付けることができ
る。
【0027】なお、図示実施形態では、余長処理トレイ
1に係合突起12が設けられると共に、その係合突起1
2を係止できる係合孔13がパッケージ8に設けられた
例を示したが、それらを逆に設けても同様の効果を得る
ことができ、何れにしめ、取付ボトルのような締結部品
を用いることなく余長処理トレイを1をパッケージ8に
組み付けることができる構成であればよい。また、余長
処理トレイ1は、合成樹脂で成形された例を示したが、
例えば、金属板を折り曲げ加工して組み付けることによ
って形成することもできる。
【0028】そしてさらに、パッケージ8上に一つの余
長処理トレイ1だけを取り付ける例を示したが、余長処
理トレイを二つ同時に取り付ける場合にも適用すること
ができる。例えば図6に示すように、パッケージ8上
に、前述した実施形態のような余長処理トレイ1と、そ
の下に重ねられる余長処理トレイ21とを同時に取り付
ける場合、上段となる余長処理トレイ1のみに前記係合
突起12を設け、この係合突起12をパッケージ8に差
し込んで取り付けたとき、上段の余長処理トレイ1が、
下段の余長処理トレイ21をパッケージ8上に重ねた状
態で取り付けることもできる。この場合、係合突起12
の長さとしては、下段の余長処理トレイ21の厚さ分だ
け長くして形成されることは言うまでもない。
【0029】このように余長処理トレイ1,21を二つ
重ねるのは、心線の外径の異なる光ファイバを使用する
場合に好適であり、二つの余長処理トレイ1,21の何
れか一方に線径が細い心線余長部を、その他方に線径の
太い心線余長部をそれぞれ保護収納するようにすれば、
線径の異なる心線余長部をパッケージ8上で処理するこ
とができるのは勿論、二つの余長処理トレイ1,21を
いちいちネジ止めしなくとも、上段の余長処理トレイ1
によって下段の余長処理トレイ21をパッケージ8に対
し挟み付けて取り付けることができるので、余長処理ト
レイの取り付けをいっそう簡単に行うことができる。そ
の上、下段の余長処理トレイ21には係合突起12を設
ける必要もなく、従来品をそのまま活用することもでき
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トレイ本体の内側ガイド片と外側ガイド片と間の隙間が
ボビン枠の周方向に対して交差方向に設けられ、光ファ
イバの心線余長部が隙間から跳ね上がることを防げるよ
うに構成したので、光ファイバの余長処理作業をスムー
スに行うことができ、しかも余長処理が済んだ後でも心
線余長部が跳ね上がることがなくなり、余長処理トレイ
としての作業性のみならず、信頼性を高めることができ
る効果が得られる。
【0031】また、本発明によれば、余長処理トレイを
パッケージに対して差し込むだけで取り付けるように構
成したので、簡単かつ確実に取り付けることができる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る光ファイバの余
長処理トレイを示す斜視図である。
【図2】余長処理トレイに光ファイバの心線余長部を収
納保護した状態を示す説明図である。
【図3】余長処理装置のパッケージを示す平面図であ
る。
【図4】パッケージに余長処理トレイを取り付けた余長
処理装置の要部を示す拡大図である。
【図5】余長処理トレイをパッケージに取り付けてなる
余長処理装置を示す全体平面図である。
【図6】余長処理トレイをパッケージ上に重ねて取り付
けた状態を示す側面図である。
【図7】従来の余長処理トレイを示す説明用正面図であ
る。
【図8】従来の余長処理装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1,21 余長処理トレイ 2 トレイ本体 2A,2B 開口部 3 外枠 4 ボビン枠 5a〜5d 内側ガイド片 6 第2ガイド片 7 外側ガイド片 8 パッケージ 8a トレイ取付面 10 光ファイバの心線余長部 11 隙間 12 係合突起 12a 脚部 12b 係止部 13 係合孔 20 余長処理装置 50,70 傾斜部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ本体と、トレイ本体の外周に設け
    られた外枠と、トレイ本体の中央部に設けられたボビン
    枠とを備え、前記ボビン枠の周囲に内側ガイド片を形成
    すると共に、前記外枠に内側ガイド片と対向する外側ガ
    イド片を形成し、内側ガイド片と外側ガイド片との間に
    隙間を設けてなる光ファイバの余長処理トレイにおい
    て、 前記隙間は、ボビン枠の周方向と交差する方向に沿って
    形成されていることを特徴とする光ファイバの余長処理
    トレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバの余長処理ト
    レイにおいて、 前記隙間は、内側ガイド片の外端縁にボビン枠の周方向
    と交差する方向に形成された傾斜部と、前記外側ガイド
    片の内端縁に前記傾斜部と対応して形成された傾斜部と
    で画成されることを特徴とする光ファイバの余長処理ト
    レイ。
  3. 【請求項3】 パッケージのトレイ取付面に光ファイバ
    の余長処理トレイを取り付けて構成される余長処理装置
    において、 前記余長処理トレイとパッケージとのいずれか一方に、
    他方に向かう係合突起を形成すると共に、その他方に係
    合突起を係止する係合孔を設け、係合突起を係合孔に差
    し込んで係止することを特徴とする余長処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の余長処理装置において、 前記係合突起は、余長処理トレイの両側部に設けられ、
    前記係合孔は、パッケージのトレイ取付面に設けられて
    いることを特徴とする余長処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の余長処理装置に
    おいて、 前記余長処理トレイは、係合突起がパッケージに差し込
    んで係止されたとき、パッケージに対しその上に載置さ
    れてあってかつ前記余長処理トレイと異なる余長処理ト
    レイを重ねて挟み付けることを特徴とする余長処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5記載の余長処理装置におい
    て、 請求項1または2記載の余長処理トレイを備えることを
    特徴とする余長処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006235081A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Hochiki Corp 光ファイバトレイと、光ファイバの収納方法
WO2008017622A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Tyco Electronics Raychem Nv Improvements in or relating to optical fibre management

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006235081A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Hochiki Corp 光ファイバトレイと、光ファイバの収納方法
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