JPH068047Y2 - 紐用結束具 - Google Patents

紐用結束具

Info

Publication number
JPH068047Y2
JPH068047Y2 JP1702789U JP1702789U JPH068047Y2 JP H068047 Y2 JPH068047 Y2 JP H068047Y2 JP 1702789 U JP1702789 U JP 1702789U JP 1702789 U JP1702789 U JP 1702789U JP H068047 Y2 JPH068047 Y2 JP H068047Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular body
string
cord
kerf
fastened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1702789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02108875U (ja
Inventor
信子 原崎
Original Assignee
信子 原崎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 信子 原崎 filed Critical 信子 原崎
Priority to JP1702789U priority Critical patent/JPH068047Y2/ja
Publication of JPH02108875U publication Critical patent/JPH02108875U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068047Y2 publication Critical patent/JPH068047Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば包装箱の締結などに際して紐を結束
するために用いられる紐用結束具に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の結束具においては、たとえば実開昭53
−23764号公報に記載されているように、板体に通
孔と一対の切欠部とを形成した構造が採られていた。こ
の従来の結束具を用いた締結では、前記通孔を通過不能
な結び目を一端に形成した紐を他端側から通孔に挿通
し、被締結物である白菜に紐を巻き付け、この紐の他端
側を前記切欠部に挟み込む。しかし、上述のように紐を
通孔に挿通しなければならないのでは、手間がかかる。
また、紐を交差させて包装箱などに掛けることにより、
この包装箱などを締結するのに用いられる結束具として
は、たとえば実開昭59−143956号公報に記載の
結束具が知られている。この従来の結束具では、結束板
に紐が引掛けられる多数の切欠部を形成した構造が採ら
れていた。しかし、締結作業の各段階で、多数ある切欠
部のうち正しい切欠部に紐を引掛けるのは面倒である。
また、単に切欠部に紐を引掛けるのみでは、紐が外れる
おそれがある。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、従来の結束具では、挿通孔に紐を通した
り、あるいは、多数の切欠部のうち正しい切欠部を選択
して紐を引掛けたりしなければならないため、手間がか
かり、また、単に切欠部に紐を通すのみであるため、紐
が外れるおそれがあるなどの問題があった。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもの
で、紐の結束作業に手間がかからないとともに、紐が外
れるおそれのない紐用結束具を提供することを目的とす
るものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案の紐用結束具は、紐をたとえば交差させて包装箱
などの被締結物に掛けて、この被締結物を締結するため
に用いられるものであり、上記目的を達成するために、
環状体の一部に、この環状体の内部から外部へ通じる切
り溝を形成し、また、この切り溝の両側にそれぞれ位置
して前記環状体の内周部に、前記切り溝に対し直角以下
の角度をなす止め辺部を形成し、さらに、前記切り溝の
両側にそれぞれ位置して前記環状体の外周部に、この環
状体の周方向へ開口した外側凹部を形成したものであ
る。
(作用) 本考案の紐用結束具を用いた包装箱などの被締結物の締
結にあたっては、まず、紐の一端側を切り溝を介して環
状体内に通し、つぎに、紐を被締結物に巻き付け、つぎ
に、紐を切り溝を介して環状体内に通した後、たとえ
ば、紐を環状体の反切り溝側へ曲げて被締結物に巻き付
け、つぎに、紐の他端側を切り溝を介して環状体内に通
した後、紐の他端側を折り返して環状体の切り溝の両側
の外側凹部間に巻き付け、適当に縛り、また、紐の一端
側も同様に処理する。このように紐の他端側を切り溝側
へ折り返すとき、環状体の切り溝の側方にありこの切り
溝に対して直角以下の角度をなす止め辺部に紐が引掛か
ることにより、この紐の切り溝を介しての抜けが防止さ
れる。また、一対の外側凹部間に紐を巻き付けた後で
は、切り溝が閉じ、環状体内からの紐の抜けが防止され
る。
(実施例) 以下、本考案の紐用結束具の一実施例の構成を図面に基
づいて説明する。
1は環状体で、この環状体1は、可撓性または弾力性を
有する合成樹脂により一体成形されており、外周がほぼ
円形になっている。そして、前記環状体1の内部にはほ
ぼ長方形状の通孔2が形成されている。また、前記環状
体1には、通孔2の1つの長辺の中央部から径方向へ直
線的に延びて環状体1の外周に至る切り溝3が形成され
ている。
また、前記環状体1の内周部には、切り溝3の両側にそ
れぞれ位置して環状体1の径方向内方へ開口した内側凹
部4が形成されており、これら内側凹部4から前記切り
溝3の内端へ向かって、この切り溝3に対し直角以下の
鋭角をなす止め辺部5がそれぞれ形成されている。
さらに、前記環状体1の外周部には、切り溝3の両側に
それぞれ爪部6が突出形成されており、これら爪部6よ
りも内周側に位置して環状体1の周方向でかつ切り溝3
と反対側に開口した外側凹部7が形成されている。な
お、前記切り溝3の外側端部には、外方へ向かって拡幅
するテーパ部8が形成されている。
つぎに、上記実施例の作用を第2図および第3図に基づ
いて説明する。
同図において、11は可撓性を有する紐、12は包装箱ある
いは紙葉の束などの被締結物である。なお、図示の被締
結物12は、直方体形状になっているが、被締結物の形状
は直方体に限るものではない。
この被締結物12を紐11により締結するには、たとえば、
まず、被締結物12の上面中央部に環状体1を位置させ、
紐11の一端側11aを切り溝3を介して環状体1内の通孔
2に通す。もちろん、紐11の一端側11aは環状体1と被
締結物12との間に挟み込む。つぎに、紐11を一端側11a
から被締結物12に左右方向へ一周巻き付ける。つぎに、
紐11を切り溝3を介して環状体1内に通す。つぎに、紐
11を環状体1に対して反切り溝3側へ垂直に曲げて被締
結物12に前後方向へ一周巻き付ける。つぎに、第2図に
示すように、紐11の他端側11bを切り溝3を介して環状
体1内に通す。つぎに、第3図に示すように、紐11の他
端側11bを切り溝3側へ折り返して、環状体1の一対の
外側凹部7間に1回あるいは複数回巻き付けた後、紐11
の他端側11bを適当に縛る。このとき、一対の外側凹部
7間に巻き付けた部分で紐11が形成する輪の中に紐11を
他端から通せば、この紐11を簡単にかつ確実に縛ること
ができる。また、紐11の一端側11aも適当に締めなが
ら、同様に処理する。
こうして、被締結物12に紐11が交差して掛けられ、被締
結物12がしっかりと締結される。
なお、上述のように紐11の他端側11bを切り溝3側へ折
り返すときには、環状体1の止め辺部5に紐11が引掛か
ることにより、この紐11の切り溝3を介しての抜けが防
止される。
また、一対の外側凹部7間にある程度強く紐11を巻き付
ければ、環状体1が変形して切り溝3が完全に閉じる。
いずれにせよ、外側凹部7間に紐11を巻き付けた後で
は、環状体1内から切り溝3を介して紐11が抜けるおそ
れがない。
そして、上記構成によれば、切り溝3を介して環状体1
内に紐11を通すことができ、また、環状体1に対する紐
11の操作は、1つの切り溝3に通すことと、外側凹部7
間に巻くことのみなので、手間がかからない。
なお、環状体1の形状は上記実施例に限るものではな
い。たとえば、環状体1の外周形状を矩形状、内周形状
をほぼ円形にするなどしてもよい。
また、上記実施例では、環状体1を合成樹脂製とした
が、環状体1は、金属板をプレス成形したもの、あるい
は、針金を折曲したものなどにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、環状体にその内部から外部へ切り溝を
形成し、この切り溝の両側に位置して環状体の内周部と
外周部とに止め辺部と外側凹部とをそれぞれ形成した紐
用結束具なので、この紐用結束具を利用して包装箱等を
締結するとき、環状体内には切り溝を開して紐を通せば
よく、また、環状体に対する紐の操作は1つの切り溝に
通すことと外側凹部間に巻き付けることのみであり、し
たがって、手間がかからず、作業を容易に行なえる。ま
た、環状体の一対の外側凹部間に紐を巻き付けた後で
は、切り溝が閉じるから、環状体から紐が外れてしまう
おそれがなく、さらに、たとえば外側凹部間に巻くため
紐を切り溝側へ折り返すときでも、止め辺部に引掛かる
ことにより紐が環状体から外れてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の紐用結束具の一実施例を示す斜視図、
第2図および第3図は同上作用説明斜視図である。 1……環状体、3……切り溝、5……止め辺部、7……
外側凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状体の一部に、この環状体の内部から外
    部へ通じる切り溝を形成し、 この切り溝の両側にそれぞれ位置して前記環状体の内周
    部に、前記切り溝に対し直角以下の角度をなす止め辺部
    を形成するとともに、 前記切り溝の両側にそれぞれ位置して前記環状体の外周
    部に、この環状体の周方向へ開口した外側凹部を形成し
    た ことを特徴とする紐用結束具。
JP1702789U 1989-02-16 1989-02-16 紐用結束具 Expired - Lifetime JPH068047Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1702789U JPH068047Y2 (ja) 1989-02-16 1989-02-16 紐用結束具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1702789U JPH068047Y2 (ja) 1989-02-16 1989-02-16 紐用結束具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02108875U JPH02108875U (ja) 1990-08-29
JPH068047Y2 true JPH068047Y2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=31230465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1702789U Expired - Lifetime JPH068047Y2 (ja) 1989-02-16 1989-02-16 紐用結束具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068047Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02108875U (ja) 1990-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03208085A (ja) 衣類用シール製造方法および当該製造方法によるシール
JPH0629524Y2 (ja) 結束バンド
JPH068047Y2 (ja) 紐用結束具
JPH082137Y2 (ja) 紐用結束具
US5875522A (en) Grommet and adjustable strap fastener assembly
KR200481773Y1 (ko) 절개형 케이블 타이
US11673710B2 (en) Securing apparatus for packaging and shipping
JPH06278762A (ja) 荷造用紐帯の固定具
JPH089547Y2 (ja) 配管固定具
JPH0878066A (ja) 電線端末接続部の保護キャップ
JPH0744618Y2 (ja) 荷造りバンドの緊締具
JP2534601Y2 (ja) シート緊結具
JP2709826B2 (ja) ケーブルの固定方法及びそれに使用する固定具
JP2520954Y2 (ja) 結束具
JPH0322143Y2 (ja)
KR200298213Y1 (ko) 묶음용 밴드케이블
JPS5843578Y2 (ja) 結束帯
KR0140721Y1 (ko) 와이어 결속장치
JP3024273U (ja) 袋用結束バンド
JPH0322561Y2 (ja)
US656114A (en) Cord-fastener.
JPH0229286Y2 (ja)
JP3181287U (ja) 熱可塑性プラスチック製の結束仲介部材
KR200157156Y1 (ko) 포장용 밴드 연결구
JP2002171649A (ja) 分電盤の配線結束装置