JPH082137Y2 - 紐用結束具 - Google Patents

紐用結束具

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JPH082137Y2
JPH082137Y2 JP1992011609U JP1160992U JPH082137Y2 JP H082137 Y2 JPH082137 Y2 JP H082137Y2 JP 1992011609 U JP1992011609 U JP 1992011609U JP 1160992 U JP1160992 U JP 1160992U JP H082137 Y2 JPH082137 Y2 JP H082137Y2
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JP
Japan
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string
main plate
cord
plate portion
fastened
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JP1992011609U
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JPH0572762U (ja
Inventor
権三郎 川端
章義 田中
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権三郎 川端
章義 田中
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば紙葉の束や包装
箱の締結などに際して紐を結束するために用いられる紐
用結束具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の紐用結束具としては、実
開昭59−153858号公報、実開平3−38761
号公報、および、実開昭51−138489号公報に記
載の構造が知られている。
【0003】この実開昭59−153858号公報に記
載の紐用結束具は、基板を単体あるいは上下に併設し、
この基板の周縁部から切り欠いた任意数の係合を形成し
ている。そして、締結の際には、紐の一端側を一対の係
止溝間で基板に複数回巻回し、後巻きした紐にて先に巻
いた紐を押止し、係止溝の両壁と先端部とにて紐を挟持
する。紐の他端側を被締結物に巻回し、他の一対の係止
溝間で基板に複数回巻回し、後巻きした紐にて先に巻い
た紐を押止して締結する構造が採られている。
【0004】しかしながら、この実開昭59−1538
58号公報に記載のものは、締結さ れる紐が結束具外周
部に沿って移動して不安定であるため、締結作業性が悪
いとともに、締結される紐が外れ、確実に紐を締結でき
ない可能性がある。
【0005】また、実開平3−38761号公報に記載
の紐用結束具は、内部が通孔となった環状体に、外周部
両側に互いに反対方向へ開口した外側凹部をそれぞれ形
成し、通孔が外部へ通じる切り溝を両外側凹部を結ぶ方
向と直交しない方向性をもたせて形成している。そし
て、締結の際には、環状体の外周部両側の一対の外側凹
部間に紐の一端側を巻き付けた後、紐の一端側を切り溝
を介して環状体内の通孔に通し、紐の一端側を環状体に
固定する。次に、通孔に挿通する紐を被締結物に両外側
凹部を結ぶ方向と直交する方向へ巻き付け、再び両外側
凹部間に紐の他端側を巻き付けた後切り溝を介して通孔
に通して締結する構造が採られている。
【0006】しかしながら、この実開平3−38761
号公報に記載のものは、締結作業時あるいは締結後に、
切り溝を介して通孔から紐が外れ、確実に紐を締結でき
ない可能性がある。
【0007】さらに、実開昭51−138489号公報
に記載の結束具は、輪ゴムの使用範囲を大きく広げ、取
り扱いを非常に簡単にすべく、通し溝、通し穴および掛
止部を設けて形成している。そして、輪ゴムの一端を通
し溝を介して通し穴に通し、この通し穴から突出する輪
ゴムのリング状の中に輪ゴムの他端を通して掛止部の位
置で一端を締め付け、他端を遊端状に輪ゴムを結束具に
取り付ける。この後、被締結物に結束具を押止し、輪ゴ
ムの遊端状の他端を被締結物に巻回し、この他端に結束
具を通して締結する構造が採られている。
【0008】しかしながら、この実開昭51−1384
89号公報に記載のものは、輪ゴムを結束に用いるた
め、被締結物の周寸法が長く輪ゴムでは被締結物を巻回
することができない場合があり、被締結物の結束可能な
範囲に限度があるとともに、結束できたとしても輪ゴム
の弾性により結束が外れ確実な締結が得られない場合が
ある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上記実開昭59−15
3858号公報に記載のものは、締結される紐が結束具
外周部に沿って移動して不安定であるため、締結作業性
が悪いとともに、締結される紐が外れ、確実な締結が得
られない可能性がある。
【0010】また、実開平3−38761号公報に記載
のものは、締結作業時あるいは締結後に、切り溝を介し
て通孔から紐が外れ、確実な締結が得られない可能性が
ある。
【0011】さらに、実開昭51−138489号公報
に記載のものは、輪ゴムを結束に用いるため、被締結物
の周寸法が長く輪ゴムでは被締結物を巻回することがで
きない場合があり、被締結物の結束可能な範囲に限度が
あるとともに、結束できたとしても輪ゴムの弾性により
結束が外れ確実な締結が得られない場合がある。
【0012】本考案は、上述のような問題点に鑑み、紐
を一定箇所に引っ掛けて固定する係合凹部を設け、紐に
よる締結作業に手間がかからないとともに、紐を確実に
引っ掛け固定して確実に締できる紐用結束具を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案の紐用結束具は、
細長主板部と、この細長主板部の長手軸方向の両端部に
この細長主板部を対称軸として略直交方向に延出して
いに略平行に突出形成された一対の部とこれら突部
互いに対向する端部にそれぞれ対向して突出形
成され突起部と、前記突部の略中央前記細長主板部
の長手軸方向の両端側の外側縁にそれぞれ形成され
合凹部とを具備したものである。
【0014】
【作用】本考案の紐用結束具は、締結の際、本体部の細
長主板部に長手方向に沿って紐の一端を位置させながら
紐を係合凹部に引っ掛け、この紐を細長主板部の裏面か
ら細長主板部と突起部との間を通して突部の基部に引っ
掛けて突部の基部に一回以上巻回する。巻回された紐を
細長主板部の長手軸方向の外方に引っ張り、紐の一端側
を固定する。次に、紐を巻回した本体部を、巻回された
紐が延びる側を紙葉の束あるいは包装箱などの被締結物
側となるように、締結作業し易い任意の位置に平らに位
置させ、紐を被締結物に細長主板部の長手軸方向へ巻き
付ける。そして、本体部から紐が延びる側の突部に対向
する他の突部の基部に突起部の内側から紐の他端側を引
っ掛けて突部の基部に一回以上巻き付けた後、細長主板
部の長手軸方向の外方に向かって適宜の力で引っ張り、
紐の他端側を固定して被締結物を締結する。このことに
より、締結軸方向となる本体部の細長主板部の長手軸方
向の両端部にそれぞれ対向して突設した突部の略中央に
細長主板部の長手軸方向の延長上の両端側に位置して形
成した係合凹部に紐を係合するため、紐が容易に位置決
めされ締結作業に手間がかからないとともに、紐が移動
することなく紐の締結が確実となる。また、構造が簡便
で安価で容易に製造できる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の紐用結束具の一実施例を図面
を参照して説明する。
【0016】図1において、1は紐用結束具で、この紐
用結束具1は合成樹脂などにより本体部2と紐Aを引
っ掛ける突起部3と一体成形されて、外周形状がほぼ
矩形状になっている。
【0017】また、本体部2は、細長主板部2aとこの
細長主板部2aの両端にこの細長主板部2aの長手方向を対
称軸として略直交方向に延出して互いに略平行状に突出
形成された一対の突部2bとを有し略I字形状に形成さ
れている。さらに、これら一対の突部2bの細長主板部2a
の基部、すなわち、細長主板部2aと突部2bとの間には、
紐Aが巻回される首部4が形成されている。
【0018】そして、突起部3は、本体部2の突部2bの
両端である両端側外周縁部に、他方の互いに対向する
部2bの先端の端部方向に延長、すなわち互いに対向する
ようにそれぞれ2個ずつ突出形成されて合計4個設けら
れている。
【0019】また、本体部2の突部2bの細長主板部の長
手軸方向の両端側に位置した外周縁中央部には、紐Aを
引っ掛けて係合する係合凹部5が形成されている。
【0020】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0021】被締結物Bを紐Aにより締結するにあたっ
ては、まず、図2に示すように、本体部2の細長主板部
2aの長手軸方向に沿って紐Aの一端を細長主板部2aに押
止しながら、紐Aを係合凹部5に引っ掛け、細長主板部
2aの紐Aを押止した反対側から首部4に長手軸方向と直
交して紐Aを一回もしくは数回巻回する。この巻回され
た紐Aを本体部2の細長主板部2aの長手軸方向の外方に
引っ張る。これによって、紐Aの一端側が紐用結束具1
に固定される。
【0022】次に、図3に示すように、紐Aの一端側
巻回した紐用結束具1を、紐Aが延びる側を紙葉の束あ
るいは包装箱などの被締結物B側となるように、被締結
物Bの作業しやすい任意の位置に平らに押止し、紐Aを
被締結物Bに本体部2の細長主板部2aの長手軸方向へ巻
き付ける。そして、紐Aが巻回された紐用結束具1から
延びる側の突部2bに対向する突部2bの突起部3の内側
紐Aの他端側を引っ掛け、紐Aが巻回された首部4と反
対側の首部4に細長主板部2aの長手軸方向と直交して一
回もしくは数回巻き付ける。この後、紐Aの他端側を
長主板部2aの長手軸方向の外方に向かって適宜の力で引
っ張り、紐Aの他端側紐用結束具1に固定、被締結
物B確実に締結する。なお、より確実に締結するため
に、さらに紐Aの両端部を縛るなどしてもよい。
【0023】上記実施例によれば、紐Aを係合凹部5に
引っ掛け、首部4に巻回するのみで、紐Aが本体部2の
外周縁をずれて突部2bから外れることがなく、紐Aを確
実に結束して止めることができ、締結状態が確実に保持
されるとともに、締結作業を容易に行なえ、操作性がよ
い。また、構造が簡便で、平板状で合成樹脂板などから
切り出したり打ち抜きなどにより一動作で容易に製造で
き、安価な紐用結束具 が得られる。
【0024】なお、上記実施例において、細長主板部2a
の長手軸方向に沿って紐Aを締結して説明したが、紐A
を十文字に交差させて被締結物Bに掛けることにより、
締結を行なうこともできる。
【0025】すなわち、紐Aを十文字に交差させて締結
する場合、たとえば、図3に示す場合と同様に、あらか
じめ紐Aの一端側を巻回した紐用結束具1を、巻回され
た紐Aが延びる側を被締結物B側となるように、被締結
物Bの作業しやすい任意の位置に平らに押止し、紐Aを
被締結物Bに本体部2の細長主板部2aの長手軸方向へ巻
き付ける。そして、紐Aが巻回された紐用結束具1から
延びる側の突部2bに対向する突部2bの突起部3に紐Aの
他端側を引っ掛け、細長主板部2aの長手軸方向と直交し
て紐Aを被締結物Bに巻き付ける。そして、首部4に長
手軸方向と直交して一回巻き付けた後、本体部2の長手
軸方向の外方に向かって適宜の力で引っ張る。
【0026】
【考案の効果】本考案によれば、締結方向である本体部
の突部の長手軸方向に紐を一定箇所に固定する係合凹部
を設けることで、被締結物を紐により締結する際、紐を
係合凹部に引っ掛け、突起部の内側から本体部に巻回す
るのみで、紐がずれて外れるおそれがなく紐を確実に
束することができ、締結作業の操作性を向上でき、確実
な締結が容易に保持できるとともに、構造が簡便で、安
価で容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の紐用結束具の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】同上の作用説明斜視図である。
【図3】同上の作用説明斜視図である。
【符号の説明】
1 紐用結束具 2 本体部 2a 細長主板部 2b 突部 3 突起部 5 係合凹部 A 紐

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長主板部と、 この細長主板部の長手軸方向の両端部にこの細長主板部
    を対称軸として略直交方向に延出して互いに略平行に突
    出形成された一対の部とこれら 突部の互いに対向する端部にそれぞれ対向
    して突出形成され突起部と、 前記突部の略中央前記細長主板部の長手軸方向の両
    の外側縁にそれぞれ形成され係合凹部と を具備したことを特徴とする紐用結束具。
JP1992011609U 1992-03-09 1992-03-09 紐用結束具 Expired - Lifetime JPH082137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992011609U JPH082137Y2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 紐用結束具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992011609U JPH082137Y2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 紐用結束具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0572762U JPH0572762U (ja) 1993-10-05
JPH082137Y2 true JPH082137Y2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=11782654

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992011609U Expired - Lifetime JPH082137Y2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 紐用結束具

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4814678B2 (ja) * 2006-03-31 2011-11-16 タカノ株式会社 紐締め構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51138489U (ja) * 1975-04-24 1976-11-08
JPS59153858U (ja) * 1983-04-01 1984-10-16 中島 義雄 接続器兼用の結束器
JP3038761U (ja) * 1996-12-16 1997-06-24 藤本工業株式会社 屋根工事の転落防止用枠

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JPH0572762U (ja) 1993-10-05

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