JPH0878066A - 電線端末接続部の保護キャップ - Google Patents

電線端末接続部の保護キャップ

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JPH0878066A
JPH0878066A JP20727894A JP20727894A JPH0878066A JP H0878066 A JPH0878066 A JP H0878066A JP 20727894 A JP20727894 A JP 20727894A JP 20727894 A JP20727894 A JP 20727894A JP H0878066 A JPH0878066 A JP H0878066A
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JP
Japan
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electric wire
wire terminal
connecting portion
terminal connecting
protective cap
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JP20727894A
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Inventor
Shigehiko Kobayashi
茂彦 小林
Shingo Kato
伸吾 加藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な作業で高い固着力が得られ、しかも広
い範囲の電線端末接続部径に対応可能で、嵩張らない電
線端末接続部の保護キャップを提供する。 【構成】 複数の電線1の導体部端末を束にして接合し
た電線端末接続部3を収容する保護キャップにおいて、
一端が開口され他端が閉塞された筒状のキャップ本体5
1の開口部51aの外側に、前記キャップ本体51に電
線端末接続部3を入れた状態の前記複数の電線1間に挿
通可能な紐状体53を配設し、前記開口部51aの一端
に該紐状体53の基端を連結し、前記開口部51aの他
端に前記紐状体53の先端を係止可能な係止部55を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線端末接続部の保護
キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】図9はこの種の保護キャップの良く知ら
れた従来例を示す。図において、1は電線、1aは導体
部、3は電線端末接続部である。複数の電線1は、その
導体部1aの端末が束ねられて、溶接、熱圧着などの手
段により互いに接合され、端末接続部3とされること
で、相互に電気的に接続されている。5は一端に開口部
5aを有し他端が閉塞された円筒状の保護キャップであ
る。これは柔軟性のある樹脂(例えばPVC)により形
成されている。
【0003】通常は、図9(a)に示すように電線端末
接続部3を保護キャップ5に差し込み、図(b)に示す
状態にする。これにより、摩擦による固着力で電線端末
接続部3が抜けずに保持される。
【0004】ところで、束ねる電線の本数やサイズに応
じて、図10に示すように電線端末接続部3の集束径の
範囲は広い。このため、保護キャップの弾性では対応し
切れず、集束径に合わせて径の違う多種の保護キャップ
を用意したり、大きめのサイズの保護キャップを用意し
て、図11(a)に示すようにテープ7を巻いて固定し
たり、図11(b)に示すように保護キャップ5内に接
着剤9を入れて固めたりして対応している。
【0005】あるいは、図12に示す実開昭62−11
6370号公報記載の保護キャップ10のように、キャ
ップ本体12の開口側に複数のスリット13を入れ、そ
の部分の周囲をバンド14で絞り込んで固定したり、図
13(a)、(b)に示す実開平4−24267号公報
記載の保護キャップ20のように、内部に係止凹部22
のある嵌合枠24を開口側に形成し、電線1の端末近傍
に設けた結束バンド26のロック部28を、嵌合枠24
の係止凹部22に嵌めて、抜け防止したりしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に電線端末接続部のサイズごとに多種の保護キャップを
用意するのは、部品点数が増えて管理が面倒であり、図
11(a)のようにテープ巻きするのは作業が面倒であ
り、図11(b)のように接着剤で固化させるのは硬化
時間を待たなくてはならないから作業性が悪く、また、
図12のように開口側の周囲をバンド巻きしたり、図1
3のように嵌合枠を設けたりして抜け止めするのは、図
14(a)、(b)に示すように端末部32を後でワイ
ヤーハーネスの幹線30に巻き込む際に嵩張る等の問題
がある。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、簡単な作業
で高い固着力が得られ、しかも広い範囲の電線端末接続
部径に対応可能で、嵩張らない電線端末接続部の保護キ
ャップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の電線の導体部端末を束にして接合した電線端末接続部
を収容する保護キャップにおいて、一端が開口され他端
が閉塞された筒状のキャップ本体の開口部の外側に、前
記キャップ本体に電線端末接続部を入れた状態の前記複
数の電線間に挿通可能な紐状体を配設し、前記開口部の
一端に該紐状体の基端を連結し、前記開口部の他端に前
記紐状体の先端を係止可能な係止部を設けたことを特徴
とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の電線端
末接続部の保護キャップであって、前記紐状体が輪にな
った紐からなり、前記係止部が、輪になった紐をかける
フックからなることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の電線端
末接続部の保護キャップであって、前記紐状体が、先端
に前記係止部に対する係合部を有するバンドからなるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載の電線端
末接続部の保護キャップであって、前記係止部がピンで
あり、前記係合部が前記ピンに嵌まる係合孔であること
を特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、複数の電線の導体部端
末を束にして接合した電線端末接続部を収容する保護キ
ャップにおいて、一端が開口され他端が閉塞された筒状
のキャップ本体の開口部の近傍の周壁に、前記電線のう
ちの少なくとも1本を通すことのできる引出孔を設け、
該周壁に前記開口部から前記引出孔に達するスリットを
入れ、さらに該スリットを閉じる手段を設けたことを特
徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項5記載の電線端
末接続部の保護キャップであって、前記スリットの両側
の切片の一方を他方の上へ被せることができるよう延長
し、前記他方の切片に、スリットを閉じる手段としての
係止突起を設けると共に、一方の切片に前記係止突起に
係止される係止孔を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、複数の電線の導体部端
末を束にして接合した電線端末接続部を収容する保護キ
ャップにおいて、一端が開口され他端が閉塞された筒状
のキャップ本体の開口部の一端に、前記キャップ本体に
電線端末接続部を入れた状態の前記複数の電線間に挿通
可能なバンドの基端を連結し、該バンドの先端に電線間
に挿通された状態で両側の電線に引っ掛かかるT字状バ
ー部を設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明では、電線端末接続部をキャッ
プ本体の内部に差し込んだ状態で、複数の電線間に紐状
体の先端を通して係止部に係止する。これにより、電線
端末接続部が抜けようとしても、紐状体に引っ掛かるの
で、抜けなくなる。
【0016】請求項2の発明では、電線端末接続部をキ
ャップ本体の内部に差し込んだ状態で、複数の電線間に
輪になった紐の先端を通し、その先端をフックに係止す
る。これにより、電線端末接続部が抜けようとしても、
紐に引っ掛かるので、抜けなくなる。
【0017】請求項3の発明では、電線端末接続部をキ
ャップ本体の内部に差し込んだ状態で、複数の電線間
に、バンドの先端を通し、その先端の係合部を係止部に
係止する。これにより、電線端末接続部が抜けようとし
ても、バンドに引っ掛かるので抜けなくなる。
【0018】請求項4の発明では、電線端末接続部をキ
ャップ本体の内部に差し込んだ状態で、複数の電線間に
バンドの先端を通し、その先端の係止孔をピンに嵌め
る。これにより、電線端末接続部が抜けようとしても、
バンドに引っ掛かるので抜けなくなる。
【0019】請求項5の発明では、電線端末接続部をキ
ャップ本体の内部に差し込んだ状態で、複数の電線のう
ちの任意の1本または複数本をスリットを通して引出孔
から外に引き出す。そして、スリットを閉じる。これに
より、電線端末接続部が抜けようとしても、スリットが
閉じられているので、電線がスリットを閉じた部分に引
っ掛かり抜けなくなる。
【0020】請求項6の発明では、電線端末接続部をキ
ャップ本体の内部に差し込んだ状態で、複数の電線のう
ちの任意の1本または複数本をスリットを通して引出孔
から外に引き出す。そして、スリットの両側の切片のう
ち延長した切片の上に引き出した電線を導いて、同切片
を他方の切片の上に被せ、係止突起に係止孔を嵌めてス
リットを閉じる。これにより、電線端末接続部が抜けよ
うとしても、スリットが閉じられているので、電線が切
片に引っ掛かり抜けなくなる。
【0021】請求項7の発明では、電線端末接続部をキ
ャップ本体の内部に差し込んだ状態で、複数の電線間に
バンドの先端を通し、バンドのT字状バー部を、バンド
の基端と反対側で電線に引っ掛ける。これにより、電線
端末接続部が抜けようとしてもT字状バー部に引っ掛か
るので、抜けなくなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0023】図1は第1実施例の保護キャップ50の構
成図であり、図において、51は一端が開口され、他端
が閉塞された筒状のキャップ本体である。キャップ本体
51の開口部51aの外側には、輪になった紐(紐状
体)53が配され、その基端が開口部51aの一端に一
体的に連結されている。この紐53は輪を潰した形のも
ので、平行に合わせた基端部がキャップ本体51に一体
化され、キャップ本体51の外方に延びている。また、
開口部51aの他端側外周には、輪になった紐53の先
端を掛けるフック(係止部)55が形成されている。フ
ック55の先端は開口部51aと反対側を向いている。
紐53、フック55は、保護キャップ51と一緒に軟質
材料(例えばPVCやゴム)により一体形成されてい
る。
【0024】これを用いる場合は、図2(a)に示すよ
うに、電線端末接続部3をキャップ本体51の内部に差
し込み、その状態で(b)に示すように、複数の電線1
をばらして、その中央に紐53の先端を通し、(c)に
示すように紐53の先端をフック55に掛ける。これに
より、電線端末接続部3が抜けようとしても、紐53に
引っ掛かるので、抜けなくなる。
【0025】この保護キャップ50によれば、電線端末
接続部3をキャップ本体51内に差し込んで、紐53を
フック55に掛けるだけで、確実に電線端末接続部3の
抜けを防止できる。また、抜け防止を摩擦力だけに頼ら
ないので、キャップ本体51の径を大きめに形成して、
対応可能な電線端末接続部3の径の範囲を広げることが
できる。また、紐53とフック55を開口側に設けただ
けであるから、ワイヤーハーネスの幹線に巻き込んだ場
合にも嵩張らない。
【0026】図3は本発明の第2実施例の保護キャップ
60を示す。この保護キャップ60では、キャップ本体
51の開口部51aの一端に、紐の代わりに、外方に延
びるバンド63の基端部を連結している。そして、バン
ド63の先端に係合孔(係合部)63aと、それを拡げ
るためのスリット63bを設け、開口部51aの他端に
フックの代わりに頭の大きいピン(係止部)65を設け
ている。
【0027】この保護キャップ60を使用する場合は、
上記実施例と同様にバンド63の先端を電線間に通した
後、バンド63の先端の係合孔63aをピン65に嵌め
る。これにより、電線端末接続部3が抜けようとして
も、バンド63に引っ掛かるので抜けなくなる。
【0028】次に本発明の第3実施例を図4を用いて説
明する。
【0029】この実施例の保護キャップ70では、キャ
ップ本体71の開口部71aの近傍の周壁に、電線のう
ちの少なくとも1本を通すことのできる引出孔73を設
け、該周壁に開口部71aから引出孔73に達するスリ
ット75を入れている。そして、スリット75の両側の
切片77A、77Bの一方の切片77Aを、他方の切片
77Bの上へ被せることができるように延長し、切片7
7Bに、スリットを閉じる手段としての係止突起81を
設けると共に、切片77Aに係止突起81に係止される
係止孔79を設けている。
【0030】これを用いるには、図5(a)、(b)に
示すように、電線端末接続部3をキャップ本体71の内
部に差し込み、その状態で、(c)に示すように複数の
電線1のうちの任意の1本または複数本をスリット75
を通して引出孔73から外に引き出す。そして、スリッ
ト75の両側の切片77A、77Bのうち延長した切片
77Aの上に引き出した電線1を導いて、同切片77A
を他方の切片77Bの上に被せ、(d)に示すように係
止突起81に係止孔79を嵌めて、スリット75を閉じ
る。これにより、電線端末接続部3が抜けようとして
も、スリット75が閉じられているので、電線1が切片
77A、77Bに引っ掛かり,抜けなくなる。この場
合、延長した切片77Aを他方の切片77Bの上に被せ
てスリット75を閉じるので、スリット75が確実に閉
じられ、確実に電線1の抜けが抑えられる。
【0031】この実施例によれば、電線端末接続部3を
キャップ本体71内に差し込んた状態で、任意の電線1
をスリット75を通して引出孔73から引き出し、それ
からスリット75を閉じるという簡単な操作を行うだけ
で、確実に電線端末接続部3の抜けを防止することがで
きる。また、抜け防止を摩擦力だけに頼らないので、キ
ャップ本体71の径を大きめにして、対応可能な電線端
末接続部径の範囲を広げることができる。また、開口部
71aの近傍に引出孔73を設け、後はスリット75
と、それを閉じる手段(係止突起81、係止孔79)を
設けるだけであるから、ワイヤーハーネスの幹線に巻き
込んでも嵩張らない。
【0032】この実施例の保護キャップ70は、1本だ
け電線1を引出孔73から引き出せば、抜け防止できる
から、電線端末接続部3の径がキャップ本体71の内径
よりも小さい場合に特に有効である。また、集束径が大
きい場合は、図5(e)に示すように、引出孔73から
引き出す電線1の本数を増やせば対応可能である。
【0033】次に本発明の第5実施例を図6を用いて説
明する。
【0034】この実施例の保護キャップ90では、筒状
のキャップ本体91の開口部91aの一端にバンド93
の基端を連結し、該バンド93の先端に電線1間に挿通
された状態で両側の電線1に引っ掛かかるT字状バー部
95を設けている。T字状バー部95は、剛性を持つよ
う円柱状に形成してある。また、キャップ本体91の内
周面に縦方向に延びるリブ92を設けている。
【0035】この保護キャップ90を用いる場合は、図
7に示すように電線端末接続部3をキャップ本体91の
内部に差し込んだ状態で、複数の電線1間にバンド93
の先端を通し、バンド93のT字状バー部95を、バン
ド93の基端と反対側で、両側の電線1に直交させた状
態で引っ掛ける。これにより、電線端末接続部3が抜け
ようとしてもT字状バー部95に引っ掛かるので、抜け
なくなる。
【0036】この場合、図8に示すように、T字状バー
部95からバンド93の基端(取り付け点)までの距離
L1と、挿入された電線端末接続部3の首部3aから先
端部3bまでの距離L2との関係は、L1<L2である
のが望ましく、そうした場合保護キャップ90がずれて
も、保護キャップ90が電線端末から外れ落ちる以前
に、T字状バー部95が、電線端末接続部3の首部3a
に達して脱落を防止するようになる。
【0037】この保護キャップ90によれば、電線端末
接続部3をキャップ本体91内に差し込んで、T字状バ
ー部95を電線1間に通して反対側で引っ掛けるだけ
で、確実に電線端末接続部3の抜け防止を果たすことが
できる。また、抜け防止を摩擦力だけに頼らないので、
キャップ本体91の径を大きめにして、対応可能な電線
端末接続部径の範囲を広げることができる。また、開口
部91aの外側に延びるT字状バー部95付きのバンド
93を設けるだけであるから、ワイヤーハーネスの幹線
に巻き込んでも嵩張らない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電線端末接続部をキャップ本体内に差し込ん
で、紐状体を係止部に係止するだけで、確実に電線端末
接続部の抜け防止を果たすことができる。したがって、
簡単な作業で確実な固着力が得られる。また、抜け防止
を摩擦力だけに頼らないので、キャップ本体径を大きめ
にして、対応可能な電線端末接続部径の範囲を広げるこ
とができる。また、開口部の外側に延びる紐状体と係止
部を設けているだけであるから、ワイヤーハーネスの幹
線に巻き込んでも嵩張らない。
【0039】請求項2の発明によれば、電線端末接続部
をキャップ本体内に差し込んで、輪になった紐をフック
に引っ掛けるだけで、確実に電線端末接続部の抜け防止
を果たすことができる。
【0040】請求項3の発明によれば、電線端末接続部
をキャップ本体内に差し込んで、バンドの先端の係合部
を係止部に係止するだけで、確実に電線端末接続部の抜
け防止を果たすことができる。
【0041】請求項4の発明によれば、電線端末接続部
をキャップ本体内に差し込んで、バンドの先端の係止孔
をピンに嵌めるだけで、確実に電線端末接続部の抜け防
止を果たすことができる。
【0042】請求項5の発明によれば、電線端末接続部
をキャップ本体内に差し込んた状態で、任意の電線をス
リットを通して引出孔から引き出し、スリットを閉じる
という簡単な操作を行うだけで、確実に電線端末接続部
の抜け防止を果たすことができる。したがって、簡単な
作業で確実な固着力が得られる。また、抜け防止を摩擦
力だけに頼らないので、キャップ本体径を大きめにし
て、対応可能な電線端末接続部径の範囲を広げることが
できる。また、開口部の近傍に引出孔を設け、後はスリ
ットと、それを閉じる手段を設けるだけであるから、ワ
イヤーハーネスの幹線に巻き込んでも嵩張らない。
【0043】請求項6の発明によれば、延長した切片を
他方の切片の上に被せてスリットを閉じるので、スリッ
トが確実に閉じられる。したがって、簡単な係止手段を
設けるだけでも、確実に電線の抜けが抑えられる。
【0044】請求項7の発明によれば、電線端末接続部
をキャップ本体内に差し込んで、T字状バー部を電線間
に通して反対側で引っ掛けるだけで、確実に電線端末接
続部の抜け防止を果たすことができる。したがって、簡
単な作業で確実な固着力が得られる。また、抜け防止を
摩擦力だけに頼らないので、キャップ本体径を大きめに
して、対応可能な電線端末接続部径の範囲を広げること
ができる。また、開口部の外側に延びるT字状バー部付
きのバンドを設けているだけであるから、ワイヤーハー
ネスの幹線に巻き込んでも嵩張らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図で、(a)は斜視
図、(b)は開口側から見た正面図、(c)は図(b)
のIc−Ic矢視断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の保護キャップの使用手順
の説明図である。
【図3】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例の構成図で、(a)は斜視
図、(b)は主要部の断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の保護キャップの使用手順
の説明図である。
【図6】本発明の第4実施例の斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例の保護キャップの使用手順
の説明図である。
【図8】本発明の第4実施例の保護キャップの寸法関係
の説明図である。
【図9】従来の保護キャップの説明図である。
【図10】電線端末接続部の斜視図であり、(a)は径
の小さい電線端末接続部、(b)は径の大きい電線端末
接続部を示す図である。
【図11】従来の保護キャップの抜け止め方法の説明図
であり、(a)はテープ巻きした場合を示す図、(b)
は抜け止めのための接着剤を保護キャップに入れている
状態を示す図である。
【図12】従来の他の保護キャップの使用状態を示す斜
視図である。
【図13】従来の更に他の保護キャップを示す図であ
り、(a)は電線端末接続部を保護キャップに入れる前
の状態を示す斜視図、(b)は入れた状態を示す側断面
図である。
【図14】保護キャップ付き電線端末接続部を持つワイ
ヤーハーネスを示す図で、(a)は電線端末接続部をワ
イヤーハーネスの幹線部に巻き止める前の状態を示す斜
視図、(b)は巻き止めるために幹線部に沿わせた状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電線 3 電線端末接続部 50 保護キャップ 51 キャップ本体 51a 開口部 53 輪になった紐(紐状体) 55 フック(係止部) 60 保護キャップ 63 バンド 63a 係合孔(係合部) 65 ピン(係止部) 70 保護キャップ 71 キャップ本体 71a 開口部 73 引出孔 75 スリット 77A 切片 77B 切片 79 係止孔(スリットを閉じる手段) 81 係止突起(スリットを閉じる手段) 90 保護キャップ 91 キャップ本体 91a 開口部 93 バンド 95 T字状バー部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電線の導体部端末を束にして接合
    した電線端末接続部を収容する保護キャップにおいて、
    一端が開口され他端が閉塞された筒状のキャップ本体の
    開口部の外側に、前記キャップ本体に電線端末接続部を
    入れた状態の前記複数の電線間に挿通可能な紐状体を配
    設し、前記開口部の一端に該紐状体の基端を連結し、前
    記開口部の他端に前記紐状体の先端を係止可能な係止部
    を設けたことを特徴とする電線端末接続部の保護キャッ
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電線端末接続部の保護キ
    ャップであって、前記紐状体が輪になった紐からなり、
    前記係止部が、輪になった紐をかけるフックからなるこ
    とを特徴とする電線端末接続部の保護キャップ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電線端末接続部の保護キ
    ャップであって、前記紐状体が、先端に前記係止部に対
    する係合部を有するバンドからなることを特徴とする電
    線端末接続部の保護キャップ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電線端末接続部の保護キ
    ャップであって、前記係止部がピンであり、前記係合部
    が前記ピンに嵌まる係合孔であることを特徴とする電線
    端末接続部の保護キャップ。
  5. 【請求項5】 複数の電線の導体部端末を束にして接合
    した電線端末接続部を収容する保護キャップにおいて、
    一端が開口され他端が閉塞された筒状のキャップ本体の
    開口部の近傍の周壁に、前記電線のうちの少なくとも1
    本を通すことのできる引出孔を設け、該周壁に前記開口
    部から前記引出孔に達するスリットを入れ、さらに該ス
    リットを閉じる手段を設けたことを特徴とする電線端末
    接続部の保護キャップ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電線端末接続部の保護キ
    ャップであって、前記スリットの両側の切片の一方を他
    方の上へ被せることができるよう延長し、前記他方の切
    片に、スリットを閉じる手段としての係止突起を設ける
    と共に、前記一方の切片に前記係止突起に係止される係
    止孔を設けたことを特徴とする電線端末接続部の保護キ
    ャップ。
  7. 【請求項7】 複数の電線の導体部端末を束にして接合
    した電線端末接続部を収容する保護キャップにおいて、
    一端が開口され他端が閉塞された筒状のキャップ本体の
    開口部の一端に、前記キャップ本体に電線端末接続部を
    入れた状態の前記複数の電線間に挿通可能なバンドの基
    端を連結し、該バンドの先端に電線間に挿通された状態
    で両側の電線に引っ掛かかるT字状バー部を設けたこと
    を特徴とする電線端末接続部の保護キャップ。
JP20727894A 1994-08-31 1994-08-31 電線端末接続部の保護キャップ Pending JPH0878066A (ja)

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