JP3024273U - 袋用結束バンド - Google Patents

袋用結束バンド

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JP3024273U
JP3024273U JP1995012477U JP1247795U JP3024273U JP 3024273 U JP3024273 U JP 3024273U JP 1995012477 U JP1995012477 U JP 1995012477U JP 1247795 U JP1247795 U JP 1247795U JP 3024273 U JP3024273 U JP 3024273U
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band
bag
band portion
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mouth
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JP1995012477U
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昌 佐々木
重志 宮尾
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Tokyo Light Industry Co Ltd
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Tokyo Light Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばごみ袋、穀物袋等の袋の口を縛る際
に、表裏の判別が簡単で、容易かつ確実に袋の口を締結
し、取り外しも迅速に行える袋用結束バンドを提供す
る。 【解決手段】 長尺のバンド部1とこれに一体に設けた
締結部2とからなる合成樹脂製の袋用結束バンドであ
り、バンド部1は表面側に溝を有し、締結部2に設けた
溝係合片13と係合することにより、袋の口を締結す
る。。また、バンド部1の断面形状が、表面と裏面との
間を通る二等分線Cに対し非対称であり、この形状に合
わせて締結部2にバンド部1を挿通するための通路10
が形成されているため、表裏を間違えて挿通することを
不可能としたので、表裏の判別が迅速にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、合成樹脂、布、網等で作られた袋(例えば、ごみ袋、穀物袋、買物 袋等)の口を縛るための袋用結束バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、袋の口付近を両手で持ち、片結び等で2回ほど縛り、収納物が散在し ないように袋の口を塞いでいた。また、袋の口を縛るための紐を付属している袋 も存在しており、袋の口付近を収束して、その紐を収束部分に巻きつけ縛ってい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
袋の口付近を両手で縛る方法では、縛るための道具を使用しないので、ごみの 増加を招くことはないが、縛る作業に手間がかかり、また、収納物を多量に入れ ると、袋を縛るための部分を確保するために、収納物を押し込んだり、袋を引っ 張らなければならず、縛る作業が非常に大変であった。また、力を加えることに より、袋が切れてしまうという欠点もあった。 また、付属の紐等で縛る場合は、袋の口付近のスペースを収束可能な程度に残 せば良いので、より多量の収納物を入れることができるようになった。しかし、 この方法では、縛る作業に手間がかかり、また、特に収納物を袋の中に多量に入 れている時は、紐を持つために両手を拘束されてしまうので、縛る作業を円滑に 行うのは困難であった。
【0004】 縛った袋の口をほどく作業においては、どちらの場合も袋の口を締結するため にきつく縛ってあるので、結び目がなかなかほどけず、きれいにほどくのは困難 であった。特に紐の場合は、その紐が細い場合の時は特に、袋の口を開くために 紐をほどく作業は指先の力も必要であり、結局ほどけずに、紐をはさみ等で切断 しなければならないこともあった。
【0005】 したがって上記事情に鑑み、本考案は、容易かつ確実に袋の口を締結し、取り 外しも容易かつ迅速に行うことのできる袋用結束バンドを提供することを目的と する。また、環境保護面も考慮し、本考案の袋用結束バンドを使用することに起 因してごみの増加を招くことがなく、かつ環境汚染問題のない袋用結束バンドを 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の考案においては、袋の口付近を収束し て縛る合成樹脂製袋用結束バンドであって、バンド部とこれに一体に設けた締結 部とからなり、前記バンド部は、表面側に鋸歯状の溝をほぼ全面に渡って有し、 その縦断面形状が、表面と裏面との間を通る二等分線に対し非対称であり、裏面 を含む部分は曲率を有する形状となっており、また、前記締結部は、前記バンド 部を挿通するために形成された通路がバンド部の長手方向に対し直交した方向に 延び、しかも前記通路はその上側面が前記バンド部の裏面側の断面形状に対応し て曲率を有する面を有し、前記曲率を有する面に対向する側には、前記バンド部 表面の溝と係合するための鋸歯状の凹凸を有する溝係合片を弾発自在に突設させ てなることを特徴とする袋用結束バンドである。
【0007】 請求項2の考案では、前記締結部に備わる前記溝係合片の自由端に舌片を設け 、該舌片は前記締結部の外方に延設したことを特徴とする請求項1記載の袋用結 束バンドである。
【0008】 請求項3の考案では、前記バンド部の厚みがその自由端を除いてほぼ一定であ ることを特徴とする請求項1記載の袋用結束バンドである。
【0009】 請求項4の考案では、炭酸カルシウムを混入したポリエチレン樹脂で一体的に 形成されることを特徴とする請求項1記載の袋用結束バンドである。
【0010】 上記の構成からなる袋用結束バンドは、そのバンド部の縦断面形状並びにバン ド用通路の形状からして、バンド部の表裏を間違えて締結部のバンド用の通路に 挿入することが不可能であるので、表裏をすぐに判別でき、結束を確実に行うこ とができる。 また、溝係合片に舌片を突設したものにあっては、締結後、バンド部表面に施 された溝に係合した溝係合片の舌片を押し下げることにより、その締結を解除す ることができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施例の袋用結束バンドの構造を図1〜図4に基づいて説明 する。図示する袋用結束バンドは、炭酸カルシウムを30パーセント混入したポ リエチレン樹脂製であり、長尺のバンド部1と、そのバンド部1の一端に一体に 設けた締結部2とで構成される。 バンド部1の形状は、横幅が全体に渡ってほぼ一定な長尺であり、締結部2の 位置しない一端側である先端3付近は、先端3に向かうにつれて幅がわずかに先 細りとなっている。 バンド部1の断面形状は、略かまぼこ型またはアーチ型であり、更に詳しくは 、図4に示すように、表面4は直線状で、その表面4を弦として裏面5を弧とす るような湾曲面6が続いている。したがって、図4の断面図に示すように、表面 4と裏面5との間を通る二等分線Cに対し、バンド部1の断面形状は非対称であ る。
【0012】 バンド部1の表面4側には、鋸歯状の溝7が、バンド部1の両端を除く全面に 渡って施されている。この溝7の大きさは、後述する溝係合片13に対応する向 きと大きさになっている。 裏面5は、先端3付近がわずかに厚みを減ずる傾斜を有しており、先端3から 1〜2cm程度の範囲内に、表裏を判別するための目印かつ滑り止め用に、矩形 状の突部8を一定間隔ごとに数個設けており、その他の裏面5から湾曲面6にか けては平滑である。
【0013】 次に、締結部2について説明する。 バンド部1を通すための外枠9で形成される通路10は、挿入口11が前記表 面4と同一平面上に位置し、かつバンド部1の長手軸方向に対し直交して延びる ように設けられる。図2に示すように、通路10の上側面は、バンド部1の裏面 5のほぼ円弧状の湾曲面6の形状に対応しており、緩やかな曲率を有する面とな っている。外枠9外部の上面には、前記通路10に沿う方向でバンド部1の幅と ほぼ等しい一面に窪みを設け整合部12としている。この整合部12は、袋の口 を縛る作業において、バンド部1の先端3を締結部2の通路10に挿入する際、 通路10は比較的小さいので目視しにくいことによる先端3の挿入困難を解決す るため、整合部12にバンド部1の先端3を一度係合することにより、通路10 に挿入しやすくなり、先端3と挿入口11のずれ防止の機能を果たす。
【0014】 外枠9の内部、すなわち通路10には、溝係合片13と支持壁14が備わる。 溝係合片13は、通路10の底面の中央部に設けられるヒンジ15を介して弾 発自在であり、溝係合片13の上面が前記通路10の上面に対向するように突設 されている。その溝係合片部13の上面は、前記バンド部1の表面3に施された 溝7に係合するための鋸歯状の凹凸を有している。この鋸歯状の凹凸は、図3に 示すように、挿入口11から適正にバンド部1を通路10に挿入した状態で、溝 7と溝係合片13がかみ合うことなく挿入できるような方向の傾斜を有する。逆 に、バンド部1を引き抜こうと逆方向に引っ張ると、溝7と溝係合片13の凹凸 がかみ合うので引き抜くことができない。
【0015】 また、溝係合片13の自由端には、舌片16を締結部2の外方に延設している 。舌片16を設けることにより、本考案の結束バンドは、容易に取りはずし可能 となる。その理由は、上述したように溝係合片13の一端をヒンジ15を介して 弾発自在に設けているので、溝係合片13の自由端に延設された舌片16に、下 方へ向かう力を加えることにより、溝係合片13は下方へ移動する。これにより 、溝7とかみ合うように溝係合片13に施された凹凸の傾斜にかかわらず、かみ 合いが浅くなり不整合となるため、バンド部1を引き抜くことができるからであ る。
【0016】 支持壁14は、通路10の両側面に、底面から一定の高さを有する一面が突出 し形成している。支持壁14の高さは、支持壁14の上端から通路10上面まで の間隔Bが、前記バンド部1の厚みに対応して、バンド部1が挿通可能に等しい 程度の間隔があればよい。 バンド部1を締結部2の通路10内に挿通する時は、バンド部1の溝7と溝係 合片13の凹凸の係合により、溝係合片13はヒンジ15の弾性力を介して下方 に移動可能であるので、挿入可能となる。また、通路10内において、支持壁1 4の高さを上述したように設けていることで、溝係合片13が弾性力により上下 に移動可能であっても、バンド部1は支持壁14により支持されるので、バンド 部1の厚み以上に下方に移動することを防止している。
【0017】 このような構成からなる袋用結束バンドにおいて、図5に示すように、ごみ袋 を締結する方法を説明する。 ごみ袋17の口付近を両手で持ち、そしてある程度収束させ、一方の手でごみ 袋17の収束部分を抑えながら本考案の袋用結束バンドのバンド部1の締結部2 に近い部分を持ち、一方の手でごみ袋17の収束部分にバンド部1を巻きつけな がら、締結部2の通路10に続く挿入口11へバンド部1の先端3を挿入し、ご み袋17の口が完全に締結するまで、バンド部1を挿入方向に引っ張る。ごみ袋 を支え、かつ挿入口11が小さくて目視しにくい等の理由により、挿入口11に バンド部1の先端3が挿入しにくい時には、先端部3を一度整合部12に位置さ せ、そのまま下方に移動させると挿入口11に位置するので通路10が分かりや すくなり挿入しやすくなる。
【0018】 また、通路10にバンド部1が挿通した後、バンド部1を適性方向に引っ張る 動作の際に、表面4に施された溝7と、裏面5の先端6付近に複数設けた突部8 が指への抵抗となり力を加えて引いても指は滑りにくいので、バンド部1を所望 の位置まで容易に引っ張ることができるようになっている。
【0019】 ところで、ごみ袋17の口に袋用結束バンドを巻つける際に、袋用結束バンド の表裏を確認するために、裏面5の先端3付近に突部8を設けているが、同色で あり、しかも小さいので判別しにくい。しかし、本考案の結束バンドでは、バン ド部1の断面を円弧状にしたため(図4)、逆方向から先端6を挿入すると、先 端6付近の幅の細くなっている部分までは通路10に挿入可能であるが、通路1 0の上側面にバンド部1の湾曲面6に対応する曲率を持たせたことより、バンド 部1の断面形状は二等分線Cに対して非対称であるから、バンド部1の表面4の 両端が通路10の上側面に引っかかるため挿入不可能となる。したがって、バン ド部1の先端6付近を、締結部2に挿入するだけで袋用結束バンドの表裏を判別 できるので手間がかからない。
【0020】 また、実施の形態においてごみ袋を例としたが、買い物袋、穀物袋等において 使用する際には、再度袋の口を開ける必要性がある。このような場合は、締結部 2に舌片16を設けた袋用結束バンドが適する。結束方法は、ごみ袋の場合と同 様に袋の口付近を収束し、袋用結束バンドを巻つけ、バンド部1の先端3を締結 部2の挿入口11より通路10内に挿通し、収束するまで挿入方向にバンド部1 を引っ張ればよい。 次に、取り外し作業を説明する。袋の口付近を収束し締結している袋用結束バ ンドの締結部2の溝係合片13に突設された舌片16を下方に指または爪で押し 下げる。すると、溝7とかみ合って固定されていた溝係合片13の凹凸が下方に 移動することから溝7とのかみ合いが不整合となるので、バンド部1を取り外す 方向に一方の手でバンド部1を引き抜くと、袋用結束バンドの取り外しが完了す る。
【0021】 このように取り外した袋用結束バンドは、溝係合片13が、ヒンジ15により 弾性力を介して突設されていることにより、舌片16を押し下げても、弾性によ り溝係合片13は溝7にかみ合う位置に戻るので、再び袋用結束バンドとして使 用することができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述してきたように、本考案の袋用結束バンドによって、袋の 口を収束させて、バンド部を締結部に挿入し、バンド部を挿入方向に引っ張るだ けの簡単な作業で、袋の口を確実に縛ることができる。一度締結すると、鋸歯状 の溝と溝係合片との係合で、緩むことはない。また、袋用結束バンドの表裏を判 別する際にも、同色でしかも小さなバンド部を凝視することなく、バンド部の先 端を締結部の通路に挿入するだけで、挿入可能か否かですぐに判断できる。 また、締結部に舌片を設けたものにあっては、舌片を下方に押し下げバンド部 を容易に引き抜けるので、何度でも使用できる結束バンドが提供できる。
【0023】 そして、袋をごみ袋とした際には、袋の口が収束するためのある程度の余裕さ えあれば、袋の口を縛ることができるので、一枚の袋に収容されるごみの量が増 加する。これにより、家庭、企業等においてごみ袋の経費削減ができ、しかも、 最近の環境汚染問題対策に即して、ごみ及びごみ袋の量を減らすことできるので 有益である。
【0024】 また、本考案の袋用結束バンドは、地方自治体等で取り組む地球環境を考慮し た半透明のごみ袋と同一原料であり、焼却しても有害なガスを発生することがな い。しかも、材料費としても安価なため、生産コスト削減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の袋用結束バンドの構造を示す断面図で
ある。
【図2】図1の袋用結束バンドの正面図である。
【図3】図1の袋用結束バンドにおいて、バンド部1を
締結部2に挿入口11から挿入した時の構造を示す断面
図である。
【図4】図2に示す袋用結束バンドのA−A’面におい
て切断したバンド部1の断面図である。
【図5】本考案の袋用結束バンドを用いてごみ袋の口を
結んだ様子を示す図である。
【符号の説明】
1 バンド部 2 締結部 4 表面 6 湾曲面 7 溝 9 外枠 10 通路 13 溝係合部 16 舌片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋の口付近を収束して縛る合成樹脂製袋
    用結束バンドであって、バンド部とこれに一体に設けた
    締結部とからなり、 前記バンド部は、表面側に鋸歯状の溝をほぼ全面に渡っ
    て有し、その縦断面形状が、表面と裏面との間を通る二
    等分線に対し非対称であり、裏面を含む部分は曲率を有
    する形状となっており、また、前記締結部は、前記バン
    ド部を挿通するために形成された通路がバンド部の長手
    方向に対し直交した方向に延び、しかも前記通路はその
    上側面が前記バンド部の裏面側の断面形状に対応して曲
    率を有する面を有し、前記曲率を有する面に対向する側
    には、前記バンド部表面の溝と係合するための鋸歯状の
    凹凸を有する溝係合片を弾発自在に突設させてなること
    を特徴とする袋用結束バンド。
  2. 【請求項2】 前記締結部に備わる前記溝係合片の自由
    端に舌片を設け、該舌片を前記締結部の外方に延設した
    ことを特徴とする請求項1記載の袋用結束バンド。
  3. 【請求項3】 前記バンド部の厚みがその自由端を除い
    てほぼ一定であることを特徴とする請求項1記載の袋用
    結束バンド。
  4. 【請求項4】 炭酸カルシウムを混入したポリエチレン
    樹脂で一体的に形成されることを特徴とする請求項1記
    載の袋用結束バンド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3481228B2 (ja) 2000-12-25 2003-12-22 恒雄 神谷 熱可塑性樹脂製袋

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56106763A (en) * 1980-01-08 1981-08-25 Satoogoosee Kk Bundle stud
JPH0655604A (ja) * 1991-10-04 1994-03-01 Mabuchi:Kk 合成樹脂バンド

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