JPH0655604A - 合成樹脂バンド - Google Patents
合成樹脂バンドInfo
- Publication number
- JPH0655604A JPH0655604A JP3257593A JP25759391A JPH0655604A JP H0655604 A JPH0655604 A JP H0655604A JP 3257593 A JP3257593 A JP 3257593A JP 25759391 A JP25759391 A JP 25759391A JP H0655604 A JPH0655604 A JP H0655604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- polypropylene
- band
- ratio
- extruder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 熱可塑性合成樹脂に、ポリプロピレン、ポリ
エチレンにアタッチック又はタルク又は炭酸カルシウム
を混練したペレットを10〜50%配合し、シリンダー
の口径に対する長さの比(L/D)が30〜40倍であ
る押出機にて押出成型されたバンド帯を少なくとも7倍
以上に延伸成型し、必要に応じて模様を施して、合成樹
脂バンドを製造した。 【効果】 温度の高低に関係なく使用出来ると共に、経
済的、工業的、機械的に優れ、しかも低温時或いは高温
時においても柔軟性を喪失しない合成樹脂バンドが得ら
れる。
エチレンにアタッチック又はタルク又は炭酸カルシウム
を混練したペレットを10〜50%配合し、シリンダー
の口径に対する長さの比(L/D)が30〜40倍であ
る押出機にて押出成型されたバンド帯を少なくとも7倍
以上に延伸成型し、必要に応じて模様を施して、合成樹
脂バンドを製造した。 【効果】 温度の高低に関係なく使用出来ると共に、経
済的、工業的、機械的に優れ、しかも低温時或いは高温
時においても柔軟性を喪失しない合成樹脂バンドが得ら
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苛酷な温度条件下で保
存、流通され得る荷物の梱包、包装に使用するのに好適
な合成樹脂バンドに関する。
存、流通され得る荷物の梱包、包装に使用するのに好適
な合成樹脂バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の合成樹脂バンドは、ポリプロピレ
ンにタルク又は炭酸カルシウムを3〜5%混入して成型
加工されたものが市場に出回っていた。
ンにタルク又は炭酸カルシウムを3〜5%混入して成型
加工されたものが市場に出回っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この合成樹脂
バンドは、温度変化に伴ない、縦割れ、蛇行、品質低下
を起こしていた。例えば、倉庫に保管すると、常温では
良いものも温度上昇に伴なって収縮し、蛇行につなが
る。また、温度が0〜−50℃と低くなると、硬化現象
を起こして製品を損ない、作業者の怪我等を引き起こ
し、機械に適さない状態が発生するという不都合があっ
た。
バンドは、温度変化に伴ない、縦割れ、蛇行、品質低下
を起こしていた。例えば、倉庫に保管すると、常温では
良いものも温度上昇に伴なって収縮し、蛇行につなが
る。また、温度が0〜−50℃と低くなると、硬化現象
を起こして製品を損ない、作業者の怪我等を引き起こ
し、機械に適さない状態が発生するという不都合があっ
た。
【0004】また、この合成樹脂バンドは、高温時及び
低温時における柔軟性に欠けるという問題点もあった。
即ち、例えば、20℃で90°に曲げた合成樹脂バンド
を50℃に昇温すると、直ちに180°近くに戻ってし
まう。また、低温時(例えば、−20℃)において、一
旦90°に曲げた合成樹脂バンドを180°に伸ばして
手を離すと、直ちに90°近くに戻ってしまう。
低温時における柔軟性に欠けるという問題点もあった。
即ち、例えば、20℃で90°に曲げた合成樹脂バンド
を50℃に昇温すると、直ちに180°近くに戻ってし
まう。また、低温時(例えば、−20℃)において、一
旦90°に曲げた合成樹脂バンドを180°に伸ばして
手を離すと、直ちに90°近くに戻ってしまう。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決すべく、温
度の高低に関係なく使用出来ると共に、高温時及び低温
時において十分な柔軟性を示し、しかも工業的、経済的
に優れた合成樹脂バンドを提供せんとするものである。
度の高低に関係なく使用出来ると共に、高温時及び低温
時において十分な柔軟性を示し、しかも工業的、経済的
に優れた合成樹脂バンドを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ポリプ
ロピレン等の熱可塑性合成樹脂に、ポリプロピレン、ポ
リエチレンにアタッチック又はタルク又は炭酸カルシウ
ムを混練したペレットを10〜50%配合し、シリンダ
ーの口径に対する長さの比が30〜40倍である押出機
にて押出成型されたバンド帯を少なくとも7倍以上に延
伸成型し、必要に応じてエンボス等の模様を施して構成
される。
ロピレン等の熱可塑性合成樹脂に、ポリプロピレン、ポ
リエチレンにアタッチック又はタルク又は炭酸カルシウ
ムを混練したペレットを10〜50%配合し、シリンダ
ーの口径に対する長さの比が30〜40倍である押出機
にて押出成型されたバンド帯を少なくとも7倍以上に延
伸成型し、必要に応じてエンボス等の模様を施して構成
される。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明は、ポリプロピレ
ン等の原料よりはるかに安価な原料から耐熱耐寒に対応
可能なバンド帯が得られるように作用する。
ン等の原料よりはるかに安価な原料から耐熱耐寒に対応
可能なバンド帯が得られるように作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明すれば次の通り
である。
である。
【0009】即ち、シリンダーの口径に対する長さの比
(以下、簡単にL/Dと称する)が30〜40倍である
押出機を用いて、少なくともタルク、炭酸カルシウム等
が20%以上配合されたポリプロピレン原料にてバンド
帯を押し出し、その後、これを急冷装置へ導き、次い
で、90℃以上の熱源を通じて7倍以上に延伸する。更
に、この延伸されたバンド帯を無エンボスのまま、或い
はエンボス加工装置を介した後、アニリングして後収縮
を防ぎ、必要な長さに巻き取る。
(以下、簡単にL/Dと称する)が30〜40倍である
押出機を用いて、少なくともタルク、炭酸カルシウム等
が20%以上配合されたポリプロピレン原料にてバンド
帯を押し出し、その後、これを急冷装置へ導き、次い
で、90℃以上の熱源を通じて7倍以上に延伸する。更
に、この延伸されたバンド帯を無エンボスのまま、或い
はエンボス加工装置を介した後、アニリングして後収縮
を防ぎ、必要な長さに巻き取る。
【0010】L/Dが少なくとも30倍以上の押出機
(原料練りをよくする)にて上記バンド帯を成型加工す
ることにより、耐熱耐寒に対応可能なバンド帯を得るこ
とが出来ると共に、ポリプロピレン等よりはるかに安価
なものを原料として使用することが可能となる。また、
こうして得られた合成樹脂バンドは、常温時において、
手ざわりがあまり固くなく、適当な柔軟性を有してい
る。更に、こうして得られた合成樹脂バンドについて、
高温時及び低温時における柔軟性を確かめたところ、十
分な柔軟性を示した。即ち、20℃で90°に曲げた合
成樹脂バンドを50℃に昇温すると、92〜93°にな
るに止まり、180°近くに戻ってしまうようなことは
なかった。また、−20℃において、一旦90°に曲げ
た合成樹脂バンドを180°に伸ばして手を離しても、
略180°を維持し、90°近くに戻ってしまうような
ことはなかった。
(原料練りをよくする)にて上記バンド帯を成型加工す
ることにより、耐熱耐寒に対応可能なバンド帯を得るこ
とが出来ると共に、ポリプロピレン等よりはるかに安価
なものを原料として使用することが可能となる。また、
こうして得られた合成樹脂バンドは、常温時において、
手ざわりがあまり固くなく、適当な柔軟性を有してい
る。更に、こうして得られた合成樹脂バンドについて、
高温時及び低温時における柔軟性を確かめたところ、十
分な柔軟性を示した。即ち、20℃で90°に曲げた合
成樹脂バンドを50℃に昇温すると、92〜93°にな
るに止まり、180°近くに戻ってしまうようなことは
なかった。また、−20℃において、一旦90°に曲げ
た合成樹脂バンドを180°に伸ばして手を離しても、
略180°を維持し、90°近くに戻ってしまうような
ことはなかった。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂に、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンにアタッチック又はタルク又は炭酸カ
ルシウムを混練したペレットを10〜50%配合し、シ
リンダーの口径に対する長さの比が30〜40倍である
押出機にて押出成型されたバンド帯を少なくとも7倍以
上に延伸成型し、必要に応じてエンボス等の模様を施し
て構成したので、ポリプロピレン等の原料よりはるかに
安価な原料から耐熱耐寒に対応可能なバンド帯を得るこ
とが出来ることから、温度の高低に関係なく使用出来、
経済的、工業的、機械的に優れ、しかも低温から高温ま
での広い温度範囲において適当な柔軟性を有する合成樹
脂バンドを提供することが可能となる。また、バンド帯
に模様を施した場合には、該模様によって合成樹脂バン
ドの縦割れを未然に防止することが出来る。
ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂に、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンにアタッチック又はタルク又は炭酸カ
ルシウムを混練したペレットを10〜50%配合し、シ
リンダーの口径に対する長さの比が30〜40倍である
押出機にて押出成型されたバンド帯を少なくとも7倍以
上に延伸成型し、必要に応じてエンボス等の模様を施し
て構成したので、ポリプロピレン等の原料よりはるかに
安価な原料から耐熱耐寒に対応可能なバンド帯を得るこ
とが出来ることから、温度の高低に関係なく使用出来、
経済的、工業的、機械的に優れ、しかも低温から高温ま
での広い温度範囲において適当な柔軟性を有する合成樹
脂バンドを提供することが可能となる。また、バンド帯
に模様を施した場合には、該模様によって合成樹脂バン
ドの縦割れを未然に防止することが出来る。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂に、ポリプロピレン、
ポリエチレンにアタッチック又はタルク又は炭酸カルシ
ウムを混練したペレットを10〜50%配合し、シリン
ダーの口径に対する長さの比が30〜40倍である押出
機にて押出成型されたバンド帯を少なくとも7倍以上に
延伸成型し、必要に応じて模様を施して構成した合成樹
脂バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3257593A JPH0655604A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 合成樹脂バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3257593A JPH0655604A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 合成樹脂バンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655604A true JPH0655604A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=17308427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3257593A Pending JPH0655604A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 合成樹脂バンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655604A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3024273U (ja) * | 1995-10-31 | 1996-05-17 | 東京ライト工業株式会社 | 袋用結束バンド |
CN1070145C (zh) * | 1997-10-17 | 2001-08-29 | 石家庄市无线电八厂 | 捆钞专用带及其捆钞方法 |
EP1213225A1 (en) | 2000-12-06 | 2002-06-12 | Toyo Jidoki Co., Ltd. | A bag supplying device for an automated packaging machine |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5356593A (en) * | 1976-11-01 | 1978-05-23 | Arisu Kemikaru Kk | Method of manufacturing extensible polyolefin resin packing band |
JPS5460369A (en) * | 1977-10-21 | 1979-05-15 | Okaron Kk | Resin composition for oneeaxis oriented tape |
JPS5890923A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-05-30 | Sekisui Jushi Co Ltd | 合成樹脂製バンドの製造方法 |
JPS5942613A (ja) * | 1982-09-02 | 1984-03-09 | Sanyo Electric Co Ltd | デジタルオ−デイオプレ−ヤ |
JPS6419338A (en) * | 1987-07-15 | 1989-01-23 | Ricoh Kk | Hard copying device |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP3257593A patent/JPH0655604A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5356593A (en) * | 1976-11-01 | 1978-05-23 | Arisu Kemikaru Kk | Method of manufacturing extensible polyolefin resin packing band |
JPS5460369A (en) * | 1977-10-21 | 1979-05-15 | Okaron Kk | Resin composition for oneeaxis oriented tape |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3024273U (ja) * | 1995-10-31 | 1996-05-17 | 東京ライト工業株式会社 | 袋用結束バンド |
CN1070145C (zh) * | 1997-10-17 | 2001-08-29 | 石家庄市无线电八厂 | 捆钞专用带及其捆钞方法 |
EP1213225A1 (en) | 2000-12-06 | 2002-06-12 | Toyo Jidoki Co., Ltd. | A bag supplying device for an automated packaging machine |
US6651407B2 (en) | 2000-12-06 | 2003-11-25 | Toyo Jidoki Co., Ltd. | Bag supplying device for an automated packaging machine |
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