JP4603460B2 - 通信ケーブル固定構造 - Google Patents
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Description
また、太径用角部の各々の角度と細径用角部の角度とを鋭角にしたので、この鋭角部分において、反力を好適な方向に生じさせることができ、引張り力を効果的に打ち消すことができて、通信ケーブルを一層確実に保持できる。
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。本発明は、概略的に、芯線を補強被覆線にて被覆して構成された通信ケーブルを固定する通信ケーブル固定構造に関する。この通信ケーブルの具体的内容は任意であるが、例えば、光ファイバの両側に補強体を配置し、これら光ファイバを補強体とを被覆線にて被覆して構成された光ケーブルを挙げることができる(この場合においては、補強体及び被覆線が、特許請求の範囲における補強被覆線に対応する)。あるいは、光ファイバを単に高強度の被覆線にて被覆することで、光ケーブルを構成してもよい(この場合においては、被覆線が特許請求の範囲における補強被覆線に対応する)。以下では、光ファイバ及び補強体を被覆線にて被覆することで光ケーブルが構成されているものとして説明する。この光ケーブルの固定対象は任意であるが、例えば、上述した光受信機や、屋内における光ファイバの終端装置(ONU:Optical Network Unit)が該当する。以下の実施の形態においては、光受信機に光ケーブルを固定する場合について説明する。
以下に添付図面を参照して、実施の形態1〜3の具体的内容について順次詳細に説明する。
まず、本発明に係る実施の形態1の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態1は、補強体及び被覆線を略直角に折り曲げる固定構造に関する。
最初に、光受信機の基本構成を説明する。図1は本実施の形態に係る光受信機の正面図、図2は図1の光受信機の底面図、図3はカバー部を開いた状態における図1の光受信機の正面図、図4は光受信機における信号の伝送経路を概念的に示す信号系統図である。なお、以下の説明においては、図1のX方向を左右方向、図1のY方向を上下方向、図2のZ方向を前後方向とする。
次に、ケーブル固定部21の詳細について説明する。図6はケーブル固定部21の正面図、図7は図6のA−A矢視断面図、図8は図6のB−B矢視断面図、図9は図6のC−C矢視断面図、図10は太径の光ケーブルを固定した状態におけるケーブル固定部21の正面図、図11は細径の光ケーブルを固定した状態におけるケーブル固定部21の正面図である(図8〜10においては簡略化のため断面より奥側に位置する部分を省略して示す)。これら各図に示すように、光ファイバトレイ20には、ケーブル固定部21が2組並設されている。各ケーブル固定部21は、一対のケーブル保持部40、一対の折り曲げ部41、一対の太径用保持部42、及び、一対の細径用保持部43を備えて構成されている。
次に、折り曲げ部41による折り曲げ構造についてより詳細に説明する。図12は折り曲げ部41による補強被覆線の折り曲げ構造を概念的に示す図である(なお簡略化のため折り曲げ部41はその外形のみを示す)。太径の光ケーブルを固定する場合、各折り曲げ部41における補強被覆線CW1との接触箇所は、上内側の角部(以下、第1の太径用角部)41aと上外側の角部(以下、第2の太径用角部)41bになる。一方、図12に示すように、細径の光ケーブルを固定する場合、各折り曲げ部41における補強被覆線CW2との接触箇所は、下外側の角部(以下、細径用角部)41cになる。
このように実施の形態1によれば、第1の太径用角部41a、第2の太径用角部41b、及び、細径用角部41cがいずれも略直角状になるように形成されているので、光ケーブルOCに引張り力が加わった場合においてもこれを効果的に打ち消すことができて、光ケーブルOCを一層確実に保持できる。特に、折り曲げ部41にて略直角に折り曲げられた補強被覆線CWの延長線上に細径用保持部43が配置されているので、補強被覆線CWの折り曲げ角度を維持でき、光ケーブルOCを一層確実に保持できる。
次に、本発明に係る実施の形態2の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態2は、実施の形態1とは異なる折り曲げ角度にてケーブルを固定する構造に関するものである。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
このように実施の形態2によれば、太径用角部50a、50b、及び、細径用角部50bがいずれも鋭角状になるように形成されているので、光ケーブルに引張り力が加わった場合においてもこれを効果的に打ち消すことができて、光ケーブルを一層確実に保持できる。
次に、本発明に係る実施の形態3の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態3は、実施の形態1とは異なる位置に形成された細径用保持部を用いて光ケーブルを固定する構造に関するものである。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
このように実施の形態3によれば、細径用保持部64を補強被覆線CWの延長線上よりもケーブル保持部61に近い位置に配置したので、一層多くの反力を生じさせることができ、光ケーブルOCを一層確実に保持できる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
本発明の適用対象は、上述したような光受信機には限られず、光ファイバ収納箱や光コンバータ、その他、光ファイバOF1〜OF6の如き通信ケーブルを固定可能な機器であれば、どの様な機器に対しても同様に適用可能である。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、細径の光ケーブルを100%完全に固定できない場合においても、この固定効果が従来より若干でも向上している限りにおいて、本発明の課題が達成されている。
また、ケーブル固定部の形状、特に、折り曲げ部の形状については、種々変更が可能である。例えば、実施の形態1においては折り曲げ部を台形状に形成しているが、直方体状や三角形状等に形成してもよい。また、折り曲げ部を鋭角状に形成する場合において、鋭角部分によって補強被覆線を傷付けることを防止するため、この鋭角部分の先端部に曲面加工等を施しても良い。この場合には、折り曲げ部の角部の先端部はその微小範囲においては鋭角ではなくなるが、折り曲げ部の角部の全体形状を直角や鋭角としている限りにおいて本発明の範囲内である。
例えば、実施の形態1では、補強被覆線を折り曲げ部において略直角に折り曲げると共に、この直角状に折り曲げられた補強被覆線の延長直線上に細径用保持部を配置しているが、補強被覆線を実施の形態2のように鋭角状に折り曲げる場合には、この鋭角状に折り曲げられた補強被覆線の延長直線上に位置するよう、細径用保持部をケーブル保持部にやや近い位置に配置してもよい。この場合には、補強被覆線の折り曲げ角度を鋭角状に維持でき、光ケーブルを一層確実に保持できる。
10 筐体
11 ベース部
12 カバー部
13 引き込み口
20 光ファイバトレイ
21、60 ケーブル固定部
22 スプライス固定部
23 フィルタ固定部
24 余長処理部
30 光電変換ユニット
40、61 ケーブル保持部
40a、42a、43a 垂直片
40b、42b 水平片
40c 挿通経路
41、50、62 折り曲げ部
41a、50a (第1の)太径用角部
41b、50b (第2の)太径用角部
41c、50c 細径用角部
42、63 太径用保持部
43、64 細径用保持部
43b 係止片
OC 光ケーブル
CW 被覆補強線
SM 補強体
CL 被覆線
OF1〜OF6 光ファイバ
MS1〜MS3 メカニカルスプライス
F1 WDMフィルタ
Claims (4)
- 芯線を補強被覆線にて被覆して構成された通信ケーブルを固定する通信ケーブルの固定構造であって、前記補強被覆線の太さが異なる2種類の前記通信ケーブルをいずれも固定可能な固定構造において、
前記2種類の前記通信ケーブルをいずれも挿通状態で保持可能なケーブル保持手段と、
前記ケーブル保持手段に挿通された前記通信ケーブルの前記芯線から分岐された前記補強被覆線の折り曲げ支点になる折り曲げ手段と、
前記芯線から分岐されて前記折り曲げ手段を折り曲げ支点として折り曲げられた前記補強被覆線を保持するものであって、前記2種類の前記通信ケーブルにおける前記補強被覆線の中で相対的に太径の補強被覆線を保持する太径用保持部と、前記2種類の前記通信ケーブルにおける前記補強被覆線の中で相対的に細径の補強被覆線を保持する細径用保持部とを備え、
前記太径用保持部は、前記太径の補強被覆線を有する前記通信ケーブルが前記ケーブル保持手段に挿通状態で保持されている場合において、前記ケーブル保持手段に対する前記通信ケーブルの挿通方向に対して反転する方向に折り曲げられた前記太径の補強被覆線を保持可能であり、
前記細径用保持部は、前記細径の補強被覆線を有する前記通信ケーブルが前記ケーブル保持手段に挿通状態で保持されている場合において、前記ケーブル保持手段に対する前記通信ケーブルの挿通方向に対して平行な方向に折り曲げられた前記細径の補強被覆線を保持可能である、
通信ケーブル固定構造。 - 前記折り曲げ手段の位置であって、前記ケーブル保持手段に対する前記通信ケーブルの挿通方向に沿った方向における位置を、前記ケーブル保持手段及び前記太径用保持部と前記細径用保持部との間の位置とし、
前記折り曲げ手段の位置であって、前記ケーブル保持手段に対する前記通信ケーブルの挿通方向に直交する方向における位置を、前記ケーブル保持手段と前記太径用保持部との間の位置とし、
前記太径の補強被覆線は、前記折り曲げ手段と前記細径用保持部との相互間を通って前記太径用保持部に至るように配置されることで、前記折り曲げ手段を折り曲げ支点として前記反転する方向に折り曲げられ、
前記細径の補強被覆線は、前記ケーブル保持手段と前記折り曲げ手段との相互間を通って前記細径用保持部に至るように配置されることで、前記折り曲げ手段を折り曲げ支点として前記平行な方向に折り曲げられる、
請求項1に記載の通信ケーブル固定構造。 - 前記折り曲げ手段は、
前記折り曲げ手段と前記細径用保持部との相互間を通って前記太径用保持部に至る前記太径の補強被覆線に対して接触する複数の太径用角部を有し、
前記ケーブル保持手段と前記折り曲げ手段との相互間を通って前記細径用保持部に至る前記細径の補強被覆線に対して接触する少なくとも一つの細径用角部を有する、
請求項2に記載の通信ケーブル固定構造。 - 前記複数の太径用角部の各々の角度と前記細径用角部の角度とを鋭角にした、
請求項3に記載の通信ケーブル固定構造。
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