JP2006232735A - 毛髪洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 起泡性に優れ、洗髪中の指通りが良く、洗髪中及びすすぎ時においても髪の絡まりがなく、特にヘアカラー等の化学処理により損傷の進んだ髪に適する毛髪洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 次の成分(A)及び(B);
(A)次の一般式(I)
【化1】

で表されるシロキサン誘導体
(B)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤
を含有する毛髪洗浄剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、コンディショニング効果に優れる毛髪洗浄剤組成物に関する。
最近のヘアスタイル動向の影響から、毛髪の表面には種々のヘアケア化粧料に含まれている物質が付着するとともに、ヘアカラー・ブリーチ・パーマなど種々の化学的処理も加わり、損傷状態もかなり進んでいる。このような背景から、日々使用する毛髪洗浄用組成物の機能に対する関心が高まっている。具体的には、毛髪に付着した汚れをしっかり洗浄できると共に、洗髪により毛髪を傷めないコンディショニング効果を有するシャンプー組成物の開発がされている。
これまで提案された主な技術としては、1)シリコーン誘導体を乳化し界面活性剤系に共存させる方法、2)カチオン性重合物を界面活性剤系に共存させる方法が挙げられる。前者の特徴としては、洗浄後の乾燥した毛髪や皮膚に優れた平滑性を賦与できるが、洗浄中のすすぎ性(指通り・きしみ感)が不十分で、洗浄性・起泡性が低下する問題がある。一方、後者の技術によれば、洗浄中のすすぎ性に勝れるものの、洗浄後の乾燥した毛髪や皮膚の感触が良くないこと、また、洗浄性・起泡性が低下する等の問題がある。
一方、それぞれシロキサン誘導体を含有する化粧料(特許文献1)、皮膚外用剤(特許文献2)及び毛髪化粧料(特許文献3)が知られているが、ヘアカラー等の化学処理により損傷の進んだ髪に適し、豊かな泡立ちと共に、洗髪中の指通りが良く、洗髪中及びすすぎ時に髪のからまりがない毛髪洗浄剤組成物は得られていない。
特開平4−108795号公報 特開4−134013号公報 特開8−59441号公報
本発明の目的は、起泡性に優れ、洗髪中の指通りが良く、洗髪中及びすすぎ時においても髪の絡まりがなく、特にヘアカラー等の化学処理により損傷の進んだ髪に適する毛髪洗浄剤組成物を提供することである。
本発明者は、特定の界面活性剤に特定のシロキサン誘導体を併用すると、洗髪中の指通りが良く、洗浄時及びすすぎ時の髪の絡まりがなく、更に起泡性が優れた毛髪洗浄剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)次の一般式(I)
〔式中、R1 〜R12 のうち、少なくとも1つは次式(II)
(式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基であり、R13 及びR14 はそれぞれ独立的に水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基である。但し、R13 及びR14 の少なくとも一方は水素原子である。)で表される基であり、残りがそれぞれ独立的に炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖もしくは環状の炭化水素基又は次式(III)
(式中、Xはエーテル結合及び/又はエステル結合を含む二価炭化水素基であり、R15 は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基である。)で表される基であり、l、m及びnは独立的に0以上2000以下の数である。但し、R1 〜R12 のうちの1つが式(II)の基であり、残りがメチル基である場合、式(II)中のQがトリメチレンのときにR13 及びR14 は同時に水素原子ではない。〕で表されるシロキサン誘導体〔以下、成分(A)とも云う〕
(B)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤〔以下、成分(B)とも云う〕
を含有する毛髪洗浄剤組成物である。
本発明は、特にヘアカラー等の化学処理により損傷の進んだ髪に適し、豊かな泡立ちに影響を与えることなく泡の滑りを改善すると共に、洗髪中の髪のからまりがなく、すすぎ時においても、髪の絡まりやきしみといった不快な感触なしに髪を洗いあげるという優れた使用感を有する。
成分(A)のシロキサン誘導体を示す一般式(I)中、Qで示される炭素数3〜20の二価炭化水素基としては、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチレン、テトラデカメチレン、ヘキサデカメチレン、オクタデカメチレン等の直鎖アルキレン基;プロピレン、2−メチルトリメチレン、2−メチルテトラメチレン、2−メチルペンタメチレン、3−メチルペンタメチレン等の分岐鎖アルキレン基等を例示することができる。これらのなかでも、炭素数3〜12の直鎖アルキレン基、例えば、トリメチレン基やウンデカメチレン基を好ましく使用することができる。
また、R13及びR14は水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基であるが、この炭素数1〜5の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、イソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、ネオペンチル、シクロペンチル基の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基等を例示することができる。これらの中でも、R13あるいはR14としては水素原子又は炭素数1〜3の直鎖アルキル基、例えば、メチル基を好ましく使用することができる。
Xで示されるエーテル結合及び/又はエステル結合を含む二価炭化水素基としては、以下式(a)、(b)及び(c)
(a) −(CH2r−(OC24p−(OC36q−O−
(b) −(CH2r−O−CO−
(c) −(CH2r−COO−
(式(a)、(b)及び(c)において、p及びqはそれぞれ0以上50以下、好ましくは3以上20以下の数、rは3以上20以下、好ましくは3以上10以下の整数である。)で表される基等を例示することができる。これらの中でも、式(a)の基が好ましく、特にrが3であり、pが8であり、qが0であるものが好ましい。
また、R1〜R12あるいはR15の炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ドエイコシル、テトラエイコシル、ヘキサエイコシル、オクタエイコシル、トリアコンチル等の直鎖アルキル基;イソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、1−ヘプチルデシル等の分岐鎖アルキル基;シクロペンチル、シクロヘキシル、アピエチル、コレステリル等の環状アルキル基などを例示することができる。これらのなかでも、炭素数3〜10の直鎖アルキル基、例えば、メチル基、プロピル基、オクチル基等を好ましく使用することができる。
なお、l、m及びnは、式(I)のシロキサン誘導体の製造原料の一つであるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの入手容易性や製造時の取扱性等の観点から、0以上2000以下、好ましくは0以上100以下の範囲とする。
成分(A)のより好ましい態様としては、以下の式(IV)、(V)、(VI)又は(VII)のシロキサン誘導体を例示することができる。
(上記式(IV)、(V)、(VI)及び(VII)中、lは0〜2000の数であり、mは0〜2000の数であり、nは0〜2000の数であり、aは3〜20の数であり、bは0〜29の数であり、cは3〜20の数であり、dは0〜50の数である。)
本発明で使用する成分(A)のシロキサン誘導体は、例えば特開平4−108795号公報に記載の反応式に従い、該公報に記載の実施例に準じて製造することができる。
成分(A)のシロキサン誘導体の本発明の毛髪洗浄剤組成物中の含有量は、0.01〜10重量%(以下単に%と記載する)、更に0.05〜5%、特に0.05〜2%であるのが起泡性及び組成物の安定性の観点から好ましい。
成分(B)の界面活性剤は、アニオン性、両性、ノニオン性界面活性剤及びそれらの混合物から選ばれる。
アニオン性界面活性剤としては、硫酸系、スルホン酸系、カルボン酸系、リン酸系及びアミノ酸系のものが好ましく、例えばアルキル(またはアルケニル)硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸アルキル(またはアルケニル)エステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキル(またはアルケニル)エステル塩、アシルイセチオネート、アシルメチルタウレート、高級脂肪酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルカルボン酸塩、アルキル(またはアルケニル)エーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体等が挙げられる。
これらのアニオン性界面活性剤の塩、すなわちアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)、アルギニン、リジン、ヒスチジン等の塩基性アミノ酸等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルジメチルアミノカルボベタイン、アルキルアミドアルキレンジメチルアミノカルボベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドアルキレンジメチルアミノスルホベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミドヒドロキシエチルアミノ酢酸等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレン植物油(ロウ)、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド等が挙げられる。
成分(B)としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、アシルメチルタウレート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体のようなアニオン性界面活性剤;アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインのような両性界面活性剤;多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレン植物油(ロウ)、アルキルポリグルコシドのようなノニオン性界面活性剤が好ましい。
ここで、アニオン性界面活性剤に関しては、アルキル基は直鎖又は分岐鎖が好ましく、特に直鎖が好ましく、これら疎水基を構成する炭素原子数は8〜30が好ましく、特に8〜24が好ましい。また、アニオン性界面活性剤に関して、オキシエチレン基のエチレンオキシドの平均付加モル数は0.2〜20が好ましい。
成分Bは2種以上を併用してもよい。例えば、ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルカルボン酸塩、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグルコシドの群から選ばれるものとの組み合わせ、また、ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルカルボン酸塩、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグルコシド、アルキルグリセリルエーテルの群から選ばれるものとの組み合わせ等が挙げられる。
成分(B)は、毛髪洗浄用組成物中に、5〜50%、更に5〜40%、特に7〜30%含まれるのが起泡性、汚れ落ち及び洗髪時の洗い心地の観点から好ましい。
成分(A)と成分(B)は、重量比で成分(A)/成分(B)が0.2/1〜0.0001/1、特に0.1/1〜0.0002/1の範囲で含有するのが洗浄中の起泡性、すすぎ性の観点から好ましい。
本発明の毛髪洗浄用組成物中に、カチオン性ポリマー、タンパク質類、セラミド類、(A)成分以外のシリコーン誘導体等のコンディショニング成分、特にカチオン性ポリマーを成分(C)〔以下、成分(C)とも云う〕として含有すると、すすぎ時の指通り、すすぎ後のからまりのなさを更に向上させ好ましい。
カチオン性ポリマーは、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化デンプン、カチオン化ポリペプチド、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体等の各種合成ポリマーが挙げられる。
カチオン性ポリマーは毛髪洗浄用組成物中に固形分として0.01〜10%、特に0.05〜5%含有するのが好ましい。
成分(B)と成分(C)は、重量比で成分(B)/成分(C)が1/0.2〜1/0.0001、特に1/0.1〜1/0.0005の範囲で含有するのが洗浄中のすすぎ性の観点から好ましい。
タンパク質類とは、特にタンパク質もしくはタンパク質加水分解物及びその誘導体を意味し、動物又は植物から抽出、誘導することができる。動物に由来するタンパク質としては、ケラチン、エラスチン、コラーゲン、ラクトフェリン、カゼイン、α(β)−ラクトアルブミン、グロブリン類、卵白アルブミン及びシルクを挙げることができる。ここで、特に好ましいのは、ケラチン、エラスチン、コラーゲン、カゼイン、シルクである。一方、植物に由来するタンパク質の例としては、小麦、麦芽、オートムギ、大麦、トウモロコシ、米、大豆、ソラマメ、ルピナスの種子、ジャガイモ類及びアンズの仁を挙げることができる。ここで、特に好ましいのは、小麦、大豆が挙げられる。
タンパク質類は、洗浄用組成物中に、好ましくは0.01〜5%、特に0.05〜3%含有できる。
セラミド類とは、合成もしくは天然物からの抽出により得られるN−アシル化スフィンゴシン類、N−アシル化フィトスフィンゴシン類、N−アシル化ジヒドロスフィンゴシン類を意味する。スフィンゴシン、フィトスフィンゴシン、ジヒドロスフィンゴシンにアシル置換されている置換基は、C8〜22の飽和/不飽和の炭化水素基で、更に同炭化水素基の水素原子の1〜5個が水酸基により置換されていてもよい。例えば、CTFA辞書にも記載のされている以下の化合物が挙げられる。
セラミド1(1,3,4−オクタドデカトリオール、2−ステアロイルオキシヘプタコサミド:Phytoceramide 1の名称でGist-brocades/Cosmofermから入手可能)、セラミド2(1,3−ヘキサデカンジオール、2−ヘキサデカナミド:Ceramide IIの名称でGist-brocades/Cosmofermから入手可能)、セラミド3(1,3,4−オクタデカントリオール、2−オクタデカナミド:Ceramide IIIの名称でGist-brocades/Cosmofermから入手可能)、セラミド1A(1,3,4−オクタデカントリオール、2−リノレノイルヘプタコサミド:Phytoceramide 1Aの名称でGist-brocades/Cosmofermから入手可能)、セラミド6II(1,3,4−オクタデカントリオール、2−(2−ヒドロキシ)ステアラミド:Ceramide VIの名称でGist-brocades/Cosmofermから入手可能)、ヒドロキシカプロイルフィトスフィンゴシン(1,3,4−オクタデカントリオール、2−(2−ヒドロキシ)ヘキサミド:Ceramid VIA(C6;0)の名称でGist-brocades/Cosmofermから入手可能)、・スフィンゴリピッドEX(特開平11−209248号公報)
・スフィンゴリピッドE(特公平1−42924号公報)等。
セラミド類は、毛髪用洗浄用組成物中に、好ましくは0.001〜5%、特に0.01〜3%含有できる。
シリコーン誘導体とは、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーンなどの(A)成分以外のシリコーン誘導体を挙げることができる。
シリコーン誘導体は、洗浄用組成物中に0.01〜20%、好ましくは0.05〜10%、特に好ましくは0.1〜5%含有できる。
本発明の毛髪洗浄用組成物は、毛髪の洗浄に使用され、シャンプー等が挙げられる。
以下に本発明を実施例により更に詳しく記載する。
実施例1〜7、比較例1〜3
表1に示す組成のシャンプーを製造し、泡立ち、洗髪中の指通り、洗髪中の絡まり、及びすすぎ時の絡まりについて、下記の評価方法で官能評価を行った。
<評価方法>
起泡性及び使用感は、日本人女性から提供された健常な毛髪を3回ブリーチ処理して作った毛束20g(15cm)にシャンプー1gを塗布し、1分間泡立て、専門パネラー20名により下記の評価基準に従い評価した。結果は20名の平均スコアから下記の判定基準に従い表1に示す。なお、表1中の数値は重量%である。
<基準>
(1)泡立ち
A.評価
非常に良好な泡立ち スコア4
良好な泡立ち スコア3
泡立つがやや不足 スコア2
泡立ちが不良 スコア1
B.判定
平均スコア3.5〜4.0 ◎
平均スコア2.5〜3.4 ○
平均スコア1.5〜2.4 △
平均スコア1.0〜1.4 ×
(2)洗髪中の指通り
A.評価
非常に指通りがよい スコア4
指通りがよい スコア3
やや指通りが良くない スコア2
指通りが良くない スコア1
B.判定
平均スコア3.5〜4.0 ◎
平均スコア2.5〜3.4 ○
平均スコア1.5〜2.4 △
平均スコア1.0〜1.4 ×
(3)洗髪中/すすぎ時の髪の絡まり
A.評価
全く絡まらない スコア4
あまり絡まらない スコア3
やや絡まりやすい スコア2
絡まりやすい スコア1
B.判定
平均スコア3.5〜4.0 ◎
平均スコア2.5〜3.4 ○
平均スコア1.5〜2.4 △
平均スコア1.0〜1.4 ×
1):シロキサン誘導体(1);
2):シロキサン誘導体(2);
3):シロキサン誘導体(3);
4):シロキサン誘導体(4);
5):塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシセルロース
6):塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体
7):N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体
表1の結果から、成分(A)のシロキサン誘導体を含むシャンプーは、それを含まないシャンプーに比べて、特に洗髪中の髪の絡まり及びすすぎ時の髪の絡まりが優れることがわかる。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)及び(B);
    (A)次の一般式(I)
    〔式中、R1 〜R12 のうち、少なくとも1つは次式(II)
    (式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基であり、R13 及びR14 はそれぞれ独立的に水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基である。但し、R13 及びR14 の少なくとも一方は水素原子である。)で表される基であり、残りがそれぞれ独立的に炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖もしくは環状の炭化水素基又は次式(III)
    (式中、Xはエーテル結合及び/又はエステル結合を含む二価炭化水素基であり、R15 は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基である。)で表される基であり、l、m及びnは独立的に0以上2000以下の数である。但し、R1 〜R12 のうちの1つが式(II)の基であり、残りがメチル基である場合、式(II)中のQがトリメチレンのときにR13 及びR14 は同時に水素原子ではない。〕で表されるシロキサン誘導体
    (B)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤
    を含有する毛髪洗浄剤組成物。
  2. 成分(A)が、式(IV)、(V)、(VI)又は(VII)
    (上記式(IV)、(V)、(VI)及び(VII)中、lは0〜2000の数であり、mは0〜2000の数であり、nは0〜2000の数であり、aは3〜20の数であり、bは0〜29の数であり、cは3〜20の数であり、dは0〜50の数である。)で表されるシロキサン誘導体である請求項1記載の毛髪洗浄剤組成物。
  3. 更に、(C)カチオン性ポリマーを含有する、請求項1又は2記載の毛髪洗浄剤組成物。
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