JP2006226698A - 強度変調したレーザ光による蛍光検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】信号処理装置20は、測定対象の試料12に照射するレーザ光を出射するレーザ光源部22と、レーザ光の照射された試料12から発する蛍光を受光し、その蛍光信号を出力する受光部26と、レーザ光源部22から出射するレーザ光の強度を時間変調させるために所定の周波数の変調信号を生成する制御・処理部28と、受光部26で出力された蛍光信号から、変調信号を用いて測定対象物の蛍光の蛍光緩和時間を算出する分析装置80と、を有する。
【選択図】図1
Description
具体的には、フローサイトメータは、細胞、DNA、RNA、酵素、蛋白等の生体物質を含む混濁液を蛍光試薬でラベル化し、圧力を与えて毎秒10m以内程度の速度で管路内を流れるシース液に測定対象物を流してフローセルを形成する。このフローセル中の測定対象物にレーザ光を照射することにより、測定対象物に付着した蛍光色素が発する蛍光を受光し、この蛍光をラベルとして識別することで測定対象物を特定するものである。
このフローサイトメータでは、例えば、細胞内のDNA、RNA、酵素、蛋白質等の細胞内相対量を計測し、またこれらの働きを短時間で解析することができる。また、特定のタイプの細胞や染色体を蛍光によって特定し、特定した細胞や染色体のみを生きた状態で短時間で選別収集するセル・ソータ等が用いられる。
これの使用においてはより多くの測定対象物を短時間に蛍光の情報から特定することが要求されている。
これにより、複数の蛍光試薬(蛍光色素)からの蛍光を識別して複数の測定対象物の種類を同時に特定することが可能となるとされている。
また、識別可能な蛍光の数を増やすために、蛍光の波長とともに、検出される蛍光の強度を用いて、識別可能な蛍光の数を増加させることもできる。しかし、この場合においても、蛍光の強度を用いたときの識別可能数は2〜5程度であり、上述した3〜4程度の波長帯域における識別可能数とともに組み合わせても、蛍光の識別可能数は、せいぜい20程度である。
このため、このようなフローサイトメータを用いても、極めて多数の測定対象物について短時間に特定して分析を行なうことが難しい、といった問題があった。
この蛍光検出装置は、測定対象物に照射するレーザ光を出射するレーザ光源部と、レーザ光の照射された測定対象物から発する蛍光の蛍光信号を出力する受光部と、前記レーザ光源部から出射するレーザ光の強度を時間変調させるために、所定の周波数の変調信号を生成する光源制御部と、時間変調したレーザ光を測定対照物に照射することにより前記受光部で出力された蛍光信号から、前記変調信号を用いて測定対象物の蛍光の蛍光緩和時間を算出する処理部と、を有することを特徴とする。
また、前記光源制御部は、1ビットの信号値が所定長さで符号化され、かつ互いに直交する複数の符号化系列信号の中から選択された符号化系列信号をパルス制御信号として用い、かつ前記レーザ光源部からのレーザ光の出射のオンの時間が、前記レーザ光の前記時間変調の1周期よりも十分長くなるように、前記レーザ光の出射のオン/オフを設定して制御し、前記処理部は、前記蛍光緩和時間を算出するとともに、前記受光部で出力された受光信号から、前記符号化系列信号を用いて測定対象物からの蛍光を識別することが好ましい。その際、前記複数の符号化系列信号は、1つの符号化系列信号をビット方向にシフトして構成されたものであり、このシフトによって符号化系列信号が互いに直交するように構成されていることが好ましい。
また、複数のレーザ光を用いる場合、レーザ光毎に互いに直交する符号化系列信号をレーザ光のパルス制御信号として用いることで、受光した蛍光信号がどのレーザ光の照射に拠るものかを特定することができる。これにより、短時間に測定対象物を効率良く特定することができる。
図1は、本発明の強度変調したレーザ光による蛍光検出装置を用いたフローサイトメータ10の概略構成図である。
フローサイトメータ10は、レーザ光を測定対象とするマイクロビーズ等の試料12に照射し、試料12中に設けられた蛍光色素の発する蛍光の蛍光信号を検出して信号処理する信号処理装置20と、信号処理装置20で得られた処理結果をから試料12中の測定対象物の分析を行なう分析装置(コンピュータ)80とを有する。
管路30の出口には、回収容器32が設けられている。フローサイトメータ10には、レーザ光の照射により短時間内に試料12中の特定の細胞等の生体物質を分離するためのセル・ソータを配置して別々の回収容器に分離するように構成することもできる。
レーザ光源部22は、350nm〜800nmの可視光帯域の波長を有し、強度変調し、かつ符号化変調したレーザ光を出射する部分である。
レーザ光源部22は、主に赤色のレーザ光Rを強度が一定のCW(連続波)レーザ光として出射し、かつこのCWレーザ光の強度を所定の周波数で変調しながら、断続的に出射するR光源22r、緑色のレーザ光Gを強度が一定のCWレーザ光として出射し、かつこのCWレーザ光の強度を所定の周波数で変調しながら、断続的に出射するG光源22gおよび青色のレーザ光Bを、強度が一定のCWレーザ光として出射し、かつこのCWレーザ光の強度を所定の周波数で変調しながら、断続的に出射するB光源22bと、特定の波長帯域のレーザ光を透過し、他の波長帯域のレーザ光を反射するダイクロイックミラー23a1、23a2と、レーザ光R,GおよびBからなるレーザ光を管路30中の測定点に集束させるレンズ系23cと、R光源22r、G光源22gおよびB光源22bのぞれぞれを駆動するレーザドライバ34r,34gおよび34bと、供給された信号をレーザドライバ34r,34gおよび34bに分配するパワースプリッタ35と、を有して構成される。
レーザ光は、例えば5〜100mW程度の出力である。一方、レーザ光の強度を変調する周波数(変調周波数)は、その周期が蛍光緩和時間に比べてやや長い、例えば10〜50MHzである。
ダイクロイックミラー23a1は、レーザ光Rを透過し、レーザ光Gを反射するミラーであり、ダイクロイックミラー23a2は、レーザ光RおよびGを透過し、レーザ光Bを反射するミラーである。
この構成によりレーザ光R,GおよびBが合成されて、測定点の試料12を照射する照射光となる。
図3は、レーザ光の発振波長と、このレーザ光によって蛍光色素の発する蛍光のスペクトル強度分布を模式的に示す図である。例えば、B光源から出射する波長λ11のレーザ光の照射により、異なる3つの蛍光色素によって中心波長をλ12とする蛍光、中心波長をλ13とする蛍光、および中心波長をλ14とする蛍光の3種類の光を発する。同様に、G光源から出射する波長λ21のレーザ光の照射により2種類の蛍光(λ22,λ23)を発する。また、B光源から出射する波長λ31のレーザ光の照射により1種類の蛍光(λ32)を発する。
図4は、受光部26の一例の概略の構成を示す概略構成図である。
レンズ系26aは、受光部26に入射した蛍光を光電変換器27a〜27cの受光面に集束させるように構成されている。
ダイクロイックミラー26b1,26b2は、所定の範囲の波長帯域の蛍光を反射させて、それ以外は透過させるミラーである。バンドパスフィルタ26c1〜26c3でフィルタリングして光電変換器27a〜27cで所定の波長帯域の蛍光を取り込むように、ダイクロイックミラー26b1,26b2の反射波長帯域および透過波長帯域が設定されている。
信号生成部40は、レーザ光の強度を所定の周波数で変調(振幅変調)するための変調信号を生成する部分である。
具体的には、信号生成部40は、発振器46、パワースプリッタ48及びアンプ50,52を有し、生成される変調信号を、レーザ光源部22のパワースプリッタ35に供給するとともに、信号処理部42に供給する部分である。信号処理部42に変調信号を供給するのは、後述するように、光電変換機27a〜27cから出力される蛍光信号を検波するための参照信号として用いるためである。なお、変調信号は、所定の周波数の正弦波信号であり、10〜50MHzの範囲の周波数に設定される。
コントローラ44は、信号生成部40に所定の周波数の正弦波信号を生成させるように制御するとともに、レーザ光源部22のレーザドライバ34r,34g,34bを符号化系列信号を用いてレーザ光の出射のオン/オフを制御し、さらに、信号処理部42にて求められた蛍光信号のcos成分及びsin成分を含む処理信号から、高周波成分を取り除いて蛍光信号のcos成分及びsin成分を求める部分である。
より具体的には、システム制御器60は、レーザ光の強度変調のために、発振器46の発振周波数を定める。さらに、システム制御器60は、レーザドライバ34r,34g,34bにレーザ光の出射のオン/オフを制御するパルス制御信号を生成する。このパルス制御信号は、互いに直交する複数の符号化系列信号の中から選択された1つの符号化系列信号によって作られたものである。この符号化系列信号は、1ビットの信号値で構成され、所定の符号長さのビット数で符号化されている。
以下、符号化系列信号について説明する。
この符号化系列信号を生成するために用いられる系列符号C,Tq1・C,Tq2・Cは、互いに直交する特性を有するので、生成される符号化系列信号も互いに直交する。
すなわち、系列符号CとC’は自己相関性を持ち、かつ直交性を有するといえる。
図7(a)は、生成される符号化系列信号の一例を示している。コード1の符号化系列信号は、符号長さN=255ビットの信号であり、符号長さNと時間分解幅Δtとの積は、図7(a)中の時刻0〜t3の時間となる。この信号において値が1のときレーザ光を出射し、値が0のときレーザ光を出射しないようにして断続的にレーザ光源の出射のオン/オフが制御される。
光源制御部28aは、これらの信号を巡回的に繰り返し生成し、コード1はレーザドライバ34rに、コード2はレーザドライバ34gに、コード3はレーザドライバ34bにパルス制御信号として供給されるように構成されている。
さらに、上記符号化識別変換において用いられた符号化系列信号を知ることにより、蛍光信号がどのレーザ光の照射によるものかを、特定する。
この蛍光緩和時定数τは、上述したように、蛍光色素の種類によって変わるものであり、また、2種類の蛍光色素の比率を変えて混合すると、比率に応じてみかけの蛍光緩和時定数τも変わる。このため、蛍光緩和時定数τを求めることで、2つの蛍光色素の比率を特定することができる。
このように、蛍光検出用マイクロビーズに、強度変調したレーザ光を照射し、そのとき発する蛍光を検出することにより、発する蛍光の種類を識別することができ、これによりマイクロビーズ等の試料12の種類を特定することができる。
分析装置80は、入力信号であるコードと応答信号である蛍光信号との相関関数を、巡回するコードの周期にしたがって繰り返し平均化処理することにより、安定した値として求める。求めた値によって、受光した蛍光がどのレーザ光により蛍光したものであるかを特定する。また、各光電変換器27a〜27cが受光する光の波長帯域もわかっているので、蛍光の種類も特定することができる。
こうして、蛍光信号から、試料12中の蛍光色素がどのレーザ光の照射によりどの波長帯域で放射した蛍光の信号を含んでいるかを識別し、特定することができる。
マイクロビースの場合、マイクロビーズの蛍光色素に対応させて、例えば、所定のDNA断片を設けているので、蛍光色素を特定することで、マイクロビーズのDNA断片の種類を知ることができる。これにより、マイクロビースの蛍光とともに被検体のDNA断片に設けられた蛍光を同時に計測した場合、マイクロビーズの特定のDNA断片に被検体のDNA断片が作用して結合したものと判断する。このようにして、被検体のDNA断片がどのマイクロビーズに結合するかを分析することができる。
こうして、分析装置80は試料12中の生体物質の種類のヒストグラムや各種特性を短時間に求める。
フローサイトメータ10は以上のように構成される。
この状態で、試料12が管路30を流れ、フローが形成される。フローは、例えば100μmの流路径に1〜10m/秒の流速を有する。また、試料12としてマイクロビーズを用いる場合、マイクロビーズの球径は数μm〜30μmである。
測定点でレーザ光による照射が成されると、受光部24で試料12の通過を検出する検出信号がコントローラ44にトリガ信号として出力される。
コントローラ44では、この検出信号をトリガ信号とし、このトリガ信号に同期して、自己相関性を有し、かつ他の符号化系列信号と直交性を有する符号化系列信号を生成し、これを巡回的に繰り返し生成する。この符号化系列信号は、レーザ光源部22からのレーザ光の出射のオン/オフを制御するパルス制御信号として用いるために、レーザドライバ34r,34g,34bに供給される。
レーザ光源部22では、このパルス制御信号に従って各レーザ光の出射のオン/オフが制御され、符号化系列信号によってパルス変調した信号情報を備えるレーザ光が生成される。このレーザ光は測定点を通過する試料12中の蛍光色素を励起させるために用いられ、このレーザ光の照射により蛍光色素が発する。ここで発する蛍光は、受光部26にて受光される。出射がオン状態のレーザ光は、所定の周波数で強度が変調している。
このようなレーザ光で照射されて発する蛍光色素からの蛍光は、位相遅れ角度を持って所定の周波数で強度変調するとともに、レーザ光のオン/オフに応じて、レーザ光に励起して発する蛍光もオン/オフの信号となっている。
ここで、レーザ光の変調周波数は、例えば10〜50MHzである。
また、符号化系列信号は、約1μ秒の時間分解幅、例えば1μ秒の時間分解幅で生成される場合、符号長さNが7ビットの符号化変調信号とすると、7μ秒(=1.0×7)を1周期として符号化系列信号が繰り返し巡回して生成される。この繰り返し生成される符号化系列信号に基づいてレーザ光が変調される。したがって、試料12が測定点を通過する数μ〜数10μ秒の間に、レーザ光は、7μ秒を1周期とする符号化系列信号が数回〜数10回巡回される。
IQミキサ58a〜58cでは、正弦波信号である変調信号(参照信号)と蛍光信号を乗算した合成信号が生成されるとともに、正弦波信号である変調信号(参照信号)に対して位相を90度シフトさせた信号と蛍光信号を乗算して合成した信号が生成される。
次に、生成された2つの合成信号は、コントローラ44のローパスフィルタ62に送られ、高周波成分が除去されて、蛍光信号のcos成分及びsin成分の信号が取り出される。
この蛍光信号のcos成分及びsin成分の信号は増幅され、A/D変換され、分析装置80に送られる。A/D変換は、受光部24からのトリガ信号のタイミングで同期が取られ、符号化系列信号の時間分解幅Δtと同じ時間分解幅で、蛍光信号のサンプリングが行われる。サンプリングは例えば16ビットのサンプリング(0〜±32767の階調のサンプリング)である。なお、蛍光信号は、符号化系列信号によってパルス変調されたレーザ光によって発するものであるため、この蛍光信号から得られるサンプリングされたデータは、符号化系列信号の情報が含まれている。
特に、異なる2種類の蛍光色素を異なる比率で混合すると、この比率に応じてみかけの蛍光緩和時定数τも変化する。このため、混合する比率を変えることで極めて多数の蛍光緩和時定数を設定することができる。したがって、マイクロビーズの種類毎に異なる蛍光緩和時定数を有する蛍光色素を用いることで、発する蛍光が識別可能なマイクロビーズの種類を多数設定することができる。
このように本発明では、同一の波長で放射する蛍光であっても、励起に用いるレーザ光の符号化系列信号を変えることで、異なる蛍光信号として受光することができるので、直交性を有する符号化系列信号を多数用いることで、蛍光色素の励起に用いられる多数のレーザ光を短時間のうちに特定することができる。したがって、蛍光の波長帯域が近接する多数の蛍光色素であっても、たとえ多数のレーザ光を合成して一度に照射しても、照射するレーザ光の信号情報が蛍光に含まれ、この信号情報が受光信号の中で識別できる限りにおいて、試料中に付着する蛍光色素を特定することができる。
12 試料
20 信号処理装置
22 レーザ光源部
22r R光源
22g G光源
22b B光源
23a1,23a2,26b1,26b2 ダイクロイックミラー
23c.26a レンズ系
24,26 受光部
26c1,26c2,26c3 バンドパスフィルタ
27a〜27c 光電センサ
28 制御・処理部
30 管路
32 回収容器
34r,34g,34b レーザドライバ
35,48,56 パワースプリッタ
40 信号生成部40
42 信号処理部
44 コントローラ
46 発信器
50,52,54a,54b,54c,64 アンプ
58a,58b,58c IQミキサ
62 ローパスフィルタ
66 A/D変換器
80 分析装置
Claims (5)
- 測定対象物にレーザ光を照射することにより測定対象物が発する蛍光を受光し、このとき得られる蛍光信号の信号処理を行う蛍光検出装置であって、
測定対象物に照射するレーザ光を出射するレーザ光源部と、
レーザ光の照射された測定対象物から発する蛍光の蛍光信号を出力する受光部と、
前記レーザ光源部から出射するレーザ光の強度を時間変調させるために、所定の周波数の変調信号を生成する光源制御部と、
時間変調したレーザ光を測定対照物に照射することにより前記受光部で出力された蛍光信号から、前記変調信号を用いて測定対象物の蛍光の蛍光緩和時間を算出する処理部と、を有することを特徴とする強度変調したレーザ光による蛍光検出装置。 - 前記処理部は、前記蛍光信号の前記変調信号に対する位相遅れ求めることにより、前記蛍光緩和時間を算出する請求項1に記載の強度変調したレーザ光による蛍光検出装置。
- 前記光源制御部は、1ビットの信号値が所定長さで符号化され、かつ互いに直交する複数の符号化系列信号の中から選択された符号化系列信号をパルス制御信号として用い、かつ前記レーザ光源部からのレーザ光の出射のオンの時間が、前記レーザ光の前記時間変調の1周期よりも長くなるように、前記レーザ光の出射のオン/オフを設定して制御し、
前記処理部は、前記蛍光緩和時間を算出するとともに、前記受光部で出力された受光信号から、前記符号化系列信号を用いて測定対象物からの蛍光を識別する、請求項1又は2に記載の強度変調したレーザ光による蛍光検出装置。 - 前記複数の符号化系列信号は、1つの符号化系列信号をビット方向にシフトして構成されたものであり、このシフトによって符号化系列信号が互いに直交するように構成されている請求項3に記載の強度変調したレーザ光による蛍光検出装置。
- 前記レーザ光源部は、複数のレーザ光を出射する複数のレーザ光源を有し、
前記光源制御部は、複数のレーザ光源からのレーザ光の出射のオン/オフを、互いに直交する前記複数の符号化系列信号を用いて制御し、
前記処理部は、前記受光部において複数のレーザ光からの光信号が重なって出力された蛍光信号から、レーザ光の出射に用いた符号化系列信号を用いて、各レーザ光の照射により測定対象物が発する蛍光の蛍光信号をそれぞれ分離する請求項3または4に記載の強度変調したレーザ光による蛍光検出装置。
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