JP4167991B2 - 符号化変調レーザによる蛍光検出装置 - Google Patents
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Description
具体的には、フローサイトメータは、細胞、DNA、RNA、酵素、蛋白等の生体物質を測定対象物として含む混濁液を蛍光試薬でラベル化し、圧力を与えて毎秒10m程度の速度で管路内を流れるシース液に測定対象物を流してフローセルを形成する。このフローセル中の測定対象物にレーザ光を照射することにより、測定対象物に付着した蛍光色素が発する蛍光を受光し、この蛍光をラベルとして識別することで測定対象物を特定するものである。
このフローサイトメータでは、例えば、細胞内のDNA、RNA、酵素、蛋白質等の細胞内相対量を計測し、またこれらの働きを短時間で解析することができる。また、特定のタイプの細胞や染色体を蛍光によって特定し、特定した細胞や染色体のみを生きた状態で短時間で選別収集するセル・ソータ等が用いられる。
これの使用においてはより多くの測定対象物を短時間に蛍光の情報から特定することが要求されている。
これにより、複数の蛍光試薬(蛍光色素)からの蛍光を識別して複数の測定対象物の種類を同時に特定することが可能となるとされている。
前記受光部で出力された受光信号から、前記符号化系列信号を用いて測定対象物からの光信号を識別する信号処理部と、を有し、前記複数の符号化系列信号は、1つの符号化系列信号をビット方向にシフトして構成されたものであり、このシフトによって符号化系列信号が互いに直交するように構成され、前記光源制御部は、前記制御信号を繰り返し生成し、前記レーザ光源部からのレーザ光の出射のオン/オフを繰り返し生成された前記制御信号に基づいて制御することを特徴とする符号化変調レーザによる蛍光検出装置を提供する。
また、前記レーザ光源部は、複数のレーザ光を出射する複数のレーザ光源を有し、前記光源制御部は、複数のレーザ光源からのレーザ光の出射のオン/オフを、互いに直交する前記複数の符号化系列信号を用いて制御し、前記信号処理部は、前記受光部において複数のレーザ光からの光信号が重なって出力された受光信号から、レーザ光の出射に用いた符号化系列信号を用いて、各レーザ光に対する測定対象物からの光信号をそれぞれ、前記相関関数を用いて識別するのが好ましい。前記測定対象物がレーザ光の照射により蛍光する蛍光色素を備える場合、前記光源制御部は、前記符号化系列信号の前記ビット方向のシフト量と前記符号化系列信号の時間分解幅との積が前記蛍光色素の蛍光緩和時間に比べて長くなるように設定して前記符号化系列信号を生成するのが好ましい。時間分解幅とは、符号化系列信号の2値化されたデジタル信号値の隣り合う信号間隔をいう。
また、前記測定対象物は複数種類あり、各種類の測定対象物は、レーザ光の照射により蛍光する波長帯域が互いに異なる蛍光色素を、測定対象物の種類毎に備えているものであってもよい。この場合、前記受光部は、蛍光する波長帯域が互いに異なる前記蛍光色素からの光信号を分離して別々に受光するためのフィルタを有するのが好ましい。
また、前記信号処理部は、前記光源制御部において前記符号化系列信号の時間分解幅を用いて前記受光信号のサンプリングを行うのが好ましく、前記信号処理部は、例えば、4ナノ秒以下の時間分解幅で受光信号のサンプリングを行って受光信号の処理を行う。
また、レーザ光の断続的なオン/オフによる照射により、単パルスで1回ずつ蛍光させる場合に比べて、蛍光色素に与える光エネルギーが増大するので蛍光の強度は増大する。このため、従来バックグランドノイズに埋もれ易い受光信号のS/N比を向上することができる。
また、多数の符号化系列信号でレーザ光を変調するので、効率よく短時間に多数の測定対象物を計測することができる。
図1は、本発明の蛍光検出装置を用いたフローサイトメータ10の概略構成図である。
フローサイトメータ10は、レーザ光を測定対象とする試料12に照射し、試料12中に付けられた蛍光色素の発する蛍光の光信号を検出して信号処理する信号処理装置(蛍光検出装置)20と、信号処理装置20で得られた処理結果をから試料12中の測定対象物の分析を行なう分析装置50とを有する。
レーザ光源部22は、350nm〜800nmの可視光の符号化変調パルスレーザ光を出射する部分で、主に赤色のレーザ光Rを極めて短時間のパルス幅でパルスレーザ光として断続的に出射するR光源22r、緑色のレーザ光Gを極めて短時間のパルス幅でパルスレーザ光として断続的に出射するG光源22gおよび青色のレーザ光Bを極めて短時間のパルス幅でパルスレーザ光として出射するB光源22bと、特定の波長帯域のレーザ光を透過し、他の波長帯域のレーザ光を反射するダイクロイックミラー23a1、23a2と、レーザ光R,GおよびBからなるレーザ光を管路30中の測定点に集束させるレンズ系23cと、を有して構成される。
これらの符号化変調パルスレーザ光を出射する光源として例えば半導体レーザが用いられる。
符号化変調パルスレーザ光のパルス幅は、蛍光色素の発する蛍光をバックグラウンドノイズと区別して効率よく検出できるように設定され、例えば0.5ナノ秒〜4ナノ秒である。
ダイクロイックミラー23a1は、レーザ光Rを透過し、レーザ光Gを反射するミラーであり、ダイクロイックミラー23a2は、レーザ光RおよびGを透過し、レーザ光Bを反射するミラーである。
この構成によりレーザ光R,GおよびBが合成されて、測定点の試料12を照射する照射光となる。
図3は、レーザ光の発振波長と、このレーザ光によって蛍光色素の発する蛍光のスペクトル強度分布を模式的に示す図である。例えば、B光源から出射する波長λ11のレーザ光の照射により、異なる3つの蛍光色素によって中心波長をλ12とする蛍光、中心波長をλ13とする蛍光、および中心波長をλ13とする蛍光の3種類の光を発する。同様に、G光源から出射する波長λ21のレーザ光の照射により2種類の蛍光(λ22,λ23)を発する。また、B光源から出射する波長λ31のレーザ光の照射により1種類の蛍光(λ32)を発する。
図4は、受光部26の一例の概略の構成を示す概略構成図である。
レンズ系26aは、受光部26に入射した光信号を光電変換器27a〜27cの受光面に集束させるように構成されている。
ダイクロイックミラー26b1,26b2は、所定の範囲の波長帯域の蛍光を反射させて、それ以外は透過させるミラーである。バンドパスフィルタ26c1〜26c3でフィルタリングして光電変換器27a〜27cで所定の波長帯域の蛍光の光信号を取り込むように、ダイクロイックミラー26b1,26b2の反射波長帯域および透過波長帯域が設定されている。
光源制御部28aは、受光部24から出力される検出信号がトリガ信号として入力されると、瞬時にレーザ光の出射のオン/オフを制御する制御信号を生成するように構成される。この制御信号は、互いに直交する複数の符号化系列信号の中から選択された1つの符号化系列信号によって作られたものである。この符号化系列信号は、1ビットの信号値で構成され、所定の符号長さのビット数で符号化されている。
この符号化系列信号を生成するために用いられる系列符号C,Tq1・C,Tq2・Cは、互いに直交する特性を有するので、生成される符号化系列信号も互いに直交する。
すなわち、系列符号CとC’は自己相関性を持ち、かつ直交性を有するといえる。
図6は、生成される系列符号化信号の一例を示している。コード1の系列符号化信号は、符号長さN=255ビットの信号であり、符号長さNと時間分解幅Δtとの積は、図4中の時刻0〜t3の時間となる。この信号において値が1のときレーザ光を出射し、値が0のときレーザ光を出射しないようにして断続的にレーザ光源の出射のオン/オフが制御される。
光源制御部28aは、これらの信号を巡回的に繰り返し生成し、コード1はレーザドライバ34rに、コード2はレーザドライバ34gに、コード3はレーザドライバ34bに制御信号として供給されるように構成されている。
光源制御部28aは、このような系列符号を用いて符号化系列信号を生成し、各レーザドライバ34r,34g,34bにレーザ光の出射のオン/オフを制御する制御信号として供給する。
A/D変換器28cは、受光部26の光電変換器27a〜27cで生成されて増幅された受光信号をA/D変換によりサンプリングする。サンプリングされた受光信号は演算処理部28dにて演算処理に供される。なお、サンプリングの時間分解幅(サンプリング間隔)は、後述するように符号化系列信号と受光信号との相関関数を効率良く演算するために、符号化系列信号の時間分解幅に揃えられるのが好ましい。例えば符号化系列信号の時間分解幅が4ナノ秒であれば受光信号のサンプリングの時間分解幅も4ナノ秒あるいはその整数分の1とするのが好ましい。
演算処理部28dは、入力信号であるコードと応答信号である受光信号との相関関数を、巡回するコードの周期にしたがって繰り返し平均化処理することにより、安定した値として求める。求めた値によって、受光した蛍光がどのレーザ光により蛍光したものであるかを特定する。また、各光電変換器27a〜27cが受光する光の波長帯域もわかっているので、蛍光の種類も特定することができる。
さらに、演算処理部28dは、レーザ光の出射を制御するコードを入力信号とし、光電変換器27a〜27cから出力される受光信号を応答信号とする伝達関数を算出し、レーザ光の照射に対する蛍光色素の蛍光緩和特性を求める。
このような符号化系列信号におけるビットシフト量と符号化系列信号の時間分解幅Δtとの積である時刻0〜t1間の時間および時刻0〜t2間の時間のいずれも、試料12中のいずれの蛍光色素の蛍光緩和時間に比べて長いことが好ましい。すなわち、蛍光の強度は図7に示すような蛍光緩和特性に従って時間と共に低減し、この時の蛍光強度の緩和時間をτとするとこの蛍光緩和時間τは、図4中の時刻0〜t1間の時間および時刻0〜t2間の時間より短いことが好ましい。1回の測定の間に多数のパルスレーザ光を照射することにより、光エネルギーを効率よく与えて、蛍光を効率よく放射させることができる。なお、符号化系列信号の時間分解幅Δtは蛍光緩和時間に比べて十分に短くなる様に定められる。
分析装置50は、制御・処理部28から供給される特定結果の情報を用いて、管路30を通過する試料12中に含まれる生体物質の種類等を特定し、試料12中に含まれる生体物質の分析を行う装置である。分析装置50では、試料12中の生体物質に付着した蛍光色素の種類が既知であり、蛍光色素が励起されるレーザ光の種類および蛍光する波長帯域がわかっているので、制御・処理部28の特定結果の情報を用いて生体物質の種類等を特定することができる。
こうして、分析装置50は試料12中の生体物質の種類のヒストグラムや各種特性を短時間に求める。
フローサイトメータ10は以上のように構成される。
制御・処理装置28では、この検出信号をトリガ信号とし、このトリガ信号に同期して、自己相関性を有し、かつ他の符号化系列信号と直交性を有する符号化系列信号を生成し、これを巡回的に繰り返し生成する。この符号化系列信号は、レーザ光源部22からのレーザ光の出射のオン/オフを制御する制御信号として用いるために、レーザドライバ34r,34g,34bに供給される。
レーザ光源部22では、この制御信号に従って各レーザ光の出射のオン/オフが制御され、符号化系列信号によって時間変調した信号情報を備えるレーザ光が生成される。このレーザ光は測定点を通過する試料12中の蛍光色素を励起させるために用いられ、このレーザ光の照射により蛍光色素が発する蛍光は、受光部26にて受光される。その際、蛍光色素からの蛍光は、時間的に変調されたレーザ光に励起して生じるため、レーザ光の時間変調に対応して蛍光強度も時間変調している。
ここで、レーザ光を変調する符号化系列信号は、数ナノ秒の時間分解幅、例えば2ナノ秒の時間分解幅で生成される場合、符号長さNが255ビットの符号化変調信号の場合、0.510μ秒(=0.002×255)を1周期として符号化系列信号が繰り返し巡回して生成される。この繰り返し生成される符号化系列信号に基づいてレーザ光が変調される。したがって、試料12が測定点を通過する数μ〜数10μ秒の間に、レーザ光は、0.510μ秒を1周期とする符号化系列信号が数回〜数10回巡回される。
このサンプリングされた受光信号と、光源制御部28aで生成された自己相関性を有し、かつ直交性を有する符号化変調信号との相関関数が演算される。受光信号は、蛍光強度が例えば8ビットで多階調でサンプリングされるので、相関関数の値(相関値)が予め設定された閾値以上の場合、受光信号は符号化変調信号と相関ありと判定され、受光信号にはレーザ光の変調に用いた符号化系列信号と同じ信号情報を持った蛍光の光信号が含まれるとされる。一方、相関値が予め設定された閾値より低い場合、受光信号は符号化変調信号と無相関であると判定され、この受光信号にはレーザ光の変調に用いた符号化系列信号の信号情報を持った蛍光の光信号が含まれないとされる。
このように本発明では、同一の波長で放射する蛍光であっても、励起に用いるレーザ光の符号化系列信号を変えることで、異なる光信号として受光することができるので、直交性を有する符号化系列信号を多数用いることで、蛍光色素の励起に用いられる多数のレーザ光を短時間のうちに特定することができる。したがって、蛍光の波長帯域が近接する多数の蛍光色素であっても、たとえ多数のレーザ光を合成して一度に照射しても、照射するレーザ光の信号情報が蛍光に含まれ、この信号情報が受光信号の中で識別できる限りにおいて、試料中に付着する蛍光色素を特定することができる。
12 試料
20 信号処理装置
22 レーザ光源部
22r R光源
22g G光源
22b B光源
23a1,23a2,23b1,23b2 ダイクロイックミラー
23c.26a レンズ系
24,26 受光部
26c1,26c2,26c3 バンドパスフィルタ
27a〜27c 光電センサ
28 制御・処理部
28a 光源制御部
28b 信号処理部
28c A/D変換器
28d 演算処理部
30 管路
32 回収容器
34r,34g,34b レーザドライバ
Claims (10)
- 測定対象物にレーザ光を照射することにより測定対象物からの光信号を受信して信号処理を行う検出装置であって、
測定対象物に照射するレーザ光を出射するレーザ光源部と、
レーザ光の照射された測定対象物からの光信号を受信して受光信号を出力する受光部と、
1ビットの信号値が所定長さで符号化され、かつ互いに直交する複数の符号化系列信号の中から選択された符号化系列信号を制御信号として用いて前記レーザ光源部からのレーザ光の出射のオン/オフを制御する光源制御部と、
前記受光部で出力された受光信号から、前記符号化系列信号を用いて測定対象物からの光信号を識別する信号処理部と、を有し、
前記複数の符号化系列信号は、1つの符号化系列信号をビット方向にシフトして構成されたものであり、このシフトによって符号化系列信号が互いに直交するように構成され、
前記光源制御部は、前記制御信号を繰り返し生成し、前記レーザ光源部からのレーザ光の出射のオン/オフを繰り返し生成された前記制御信号に基づいて制御することを特徴とする符号化変調レーザによる蛍光検出装置。 - 前記信号処理部は、測定対象物からの光信号から得られた前記受光信号と前記制御信号との相関関数を求め、求めた相関関数の値の大小によって、前記測定対象物からの光信号が前記レーザ光の照射によるものか否かを判別する請求項1に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。
- 前記レーザ光源部は、複数のレーザ光を出射する複数のレーザ光源を有し、
前記光源制御部は、複数のレーザ光源からのレーザ光の出射のオン/オフを、互いに直交する前記複数の符号化系列信号を用いて制御し、
前記信号処理部は、前記受光部において複数のレーザ光からの光信号が重なって出力された受光信号から、レーザ光の出射に用いた符号化系列信号を用いて、各レーザ光に対する測定対象物からの光信号をそれぞれ、前記相関関数を用いて識別する請求項2に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。 - 前記測定対象物は、レーザ光の照射により蛍光する蛍光色素を備え、
前記光源制御部は、前記符号化系列信号の前記ビット方向のシフト量と前記符号化系列信号の時間分解幅との積が前記蛍光色素の蛍光緩和時間に比べて長くなるように設定して前記符号化系列信号を生成する請求項3に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。 - 前記複数のレーザ光源のうち少なくとも2つは、出射するレーザ光の波長帯域が互いに異なるものである請求項3に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。
- 前記測定対象物は複数種類あり、各種類の測定対象物は、レーザ光の照射により蛍光する波長帯域が互いに異なる蛍光色素を、測定対象物の種類毎に備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。
- 前記受光部は、蛍光する波長帯域が互いに異なる前記蛍光色素からの光信号を分離して別々に受光するためのフィルタを有する請求項6に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。
- 前記信号処理部は、前記光源制御部において前記符号化系列信号の生成に用いる時間分解幅を用いて前記受光信号のサンプリングを行う請求項1〜7のいずれか1項に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。
- 前記信号処理部は、4ナノ秒以下の時間分解幅で受光信号のサンプリングを行って受光信号の処理を行う請求項1〜8のいずれか1項に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。
- 前記測定対象物は蛍光色素の付着した生体物質であり、前記蛍光色素は、前記生体物質の種類を識別するラベルとして用いられて生体物質の分析に用いられる請求項1〜9のいずれか1項に記載の符号化変調レーザによる蛍光検出装置。
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