JP4606518B2 - 蛍光検出装置及び蛍光検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象物にレーザ光を照射することにより測定対象物が発する蛍光を受光し、このとき得られる蛍光信号の信号処理を行う蛍光検出装置に関する。また、本発明は、測定対象物にレーザ光を照射することにより測定対象物が発する蛍光を受光し、このとき得られる蛍光信号の信号処理を行う蛍光検出方法に関する。特に、医療、生物分野で用いられるフローサイトメータ等のような細胞やDNAやRNA等の測定対象物の識別を蛍光色素の発する蛍光を用いて行なって測定対象物の分析等を行なう分析装置に適用される蛍光検出装置に関する。
医療、生物分野で用いられるフローサイトメータには、レーザ光を照射することにより測定対象物の蛍光色素からの蛍光を受光して、測定対象物の種類を識別する蛍光検出装置が組み込まれている。
具体的には、フローサイトメータは、混濁液中の細胞、DNA、RNA、酵素、蛋白等の生体物質を蛍光試薬でラベル化し、圧力を与えて毎秒10m以内程度の速度で管路内を流れるシース液に測定対象物を流す。これにより、ラミナーシースフローを形成する。このフロー中の測定対象物にレーザ光を照射することにより、測定対象物に付着した蛍光色素が発する蛍光を受光し、この蛍光をラベルとして識別することで測定対象物を特定するものである。
このフローサイトメータでは、例えば、細胞内のDNA、RNA、酵素、蛋白質等の細胞内相対量を計測し、またこれらの働きを短時間で解析することができる。また、所定のタイプの細胞や染色体を蛍光によって特定し、特定した細胞や染色体のみを生きた状態で短時間で選別収集するセル・ソータ等が用いられる。
例えば、DNA等の生体物質をフローサイトメータで分析する場合、この生体物質に予め蛍光試薬により蛍光色素が付着される。そして、この生体物質は、後述するマイクロビーズに付着された蛍光色素と異なる蛍光色素でラベル化され、表面にカルボキシル基等の特異な構造体の設けられた、直径5〜20μmのマイクロビーズを含む液体に混ぜられる。上記カルボキシル基等の構造体は、ある既知の構造の生体物質に作用して結合(カップリング)する。したがって、マイクロビーズからの蛍光と生体物質の蛍光とを同時に検出した場合、生体物質は、マイクロビーズの構造体と結合していることがわかる。これにより、生体物質の特性を分析することができる。多種多様なカップリング用の構造体を備える多種のマイクロビーズを用意して生体物質の特性を短時間に分析するには、極めて多種類の蛍光色素が必要となる。
特許文献1には、マイクロビーズ等を測定対象物とし、この測定対象物に所定の周波数で強度変調したレーザ光を照射し、そのとき発する蛍光の蛍光緩和時間を求めることが記載されている。この蛍光緩和時間は、蛍光色素の種類によって異なるため、この蛍光緩和時間を用いて、蛍光の種類、さらには測定対象物の種類を識別することができる。
特開2006−226698号公報
上記特許文献1では、蛍光緩和時間に基づいて短時間に効率よく蛍光を識別することはできるが、蛍光緩和時間の測定精度は必ずしも高いものではなかった。例えば、蛍光緩和時間が20n秒を超えるような、蛍光緩和時間が比較的長いマイクロビーズ等を測定対象物に含む場合に、測定精度が低下していた。
本発明は、蛍光緩和時間の測定精度を向上させる蛍光検出装置及び蛍光検出方法を提供することを目的とする。
本発明者が鋭意検討したところ、レーザ光を強度変調させる周波数が異なれば、その周波数により精度よく測定することができる測定対象物の蛍光緩和時間の範囲も異なることを見出した。すなわち、測定対象物の蛍光緩和時間が広範囲に及ぶ場合、1つの周波数でレーザ光を強度変調させるのではなく、複数の周波数でレーザ光を強度変調させることで、測定精度を向上させることができる。
そこで、本発明の蛍光検出装置は、測定対象物にレーザ光を照射することにより前記測定対象物が発する蛍光を受光し、このとき得られる蛍光信号の信号処理を行う蛍光検出装置であって、前記測定対象物にレーザ光を照射するレーザ光源部と、前記レーザ光を照射された前記測定対象物が発する蛍光の蛍光信号を出力する受光部と、前記レーザ光源部から出射されるレーザ光の強度を時間変調させる変調信号であって、少なくとも2つの周波数の信号を合成した信号である変調信号を生成する光源制御部と、前記受光部から出力された蛍光信号と前記変調信号とを用いて、前記測定対象物の蛍光の蛍光緩和時間を求める処理部と、を有し、前記処理部は、前記少なくとも2つの周波数成分における、前記変調信号に対する前記蛍光信号の位相遅れを求め、前記位相遅れを用いて各周波数成分における蛍光緩和時間を求め、前記蛍光緩和時間に対する前記位相遅れの変化量が大きいほど値が大きくなる重み係数を用いて、前記蛍光緩和時間の重み付け平均を行って平均蛍光緩和時間を求めることを特徴とする。
また、本発明の蛍光検出方法は、測定対象物にレーザ光を照射することにより前記測定対象物が発する蛍光を受光し、このとき得られる蛍光信号の信号処理を行う蛍光検出方法であって、前記測定対象物にレーザ光を照射する工程と、前記レーザ光を照射された前記測定対象物が発する蛍光の蛍光信号を出力する工程と、前記レーザ光の強度を時間変調させる変調信号であって、少なくとも2つの周波数の信号を合成した信号である変調信号を生成する工程と、前記蛍光信号と前記変調信号とを用いて、前記測定対象物の蛍光の蛍光緩和時間を求める工程と、を有し、前記蛍光緩和時間を求める工程は、前記少なくとも2つの周波数成分における、前記変調信号に対する前記蛍光信号の位相遅れを求める工程と、前記位相遅れを用いて各周波数における蛍光緩和時間を求める工程と、前記蛍光緩和時間に対する前記位相遅れの変化量が大きいほど値が大きくなる重み係数を用いて、前記蛍光緩和時間の重み付け平均を行って平均蛍光緩和時間を求める工程と、を有することを特徴とする。
本発明の蛍光検出装置及び蛍光検出方法によれば、蛍光緩和時間の測定精度を向上させることができる。
強度変調したレーザ光による蛍光検出装置を用いたフローサイトメータの一例を示す概略構成図である。 強度変調したレーザ光による蛍光検出装置に用いられるレーザ光源部の一例を示す概略構成図である。 強度変調したレーザ光による蛍光検出装置に用いられる受光部の一例を示す概略構成図である。 強度変調したレーザ光による蛍光検出装置に用いられる制御・処理部の一例を示す概略構成図である。 強度変調したレーザ光による蛍光検出装置に用いられる分析装置の一例を示す概略構成図である。 蛍光緩和時間に対する位相遅れの変化量を示す図である。
以下、本発明の強度変調したレーザ光による蛍光検出装置を好適に用いたフローサイトメータについて、実施形態に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
(フローサイトメータの全体構成)
まず、図1を参照して、本実施形態のフローサイトメータの全体構成について説明する。図1は、本発明の強度変調したレーザ光による蛍光検出装置を用いたフローサイトメータ10の一例を示す概略構成図である。
フローサイトメータ10は、信号処理装置20と、分析装置(コンピュータ)80と、を備える。信号処理装置20は、測定対象物であるマイクロビーズや細胞等の試料12にレーザ光が照射される際に、試料12中に付与された蛍光色素が発する蛍光の蛍光信号を検出して信号処理を行う。分析装置(コンピュータ)80は、信号処理装置20で得られた処理結果から、試料12中の測定対象物の分析を行なう。
後述するように、信号処理装置20は、レーザ光源部22と、受光部25、26と、制御・処理部28と、管路30と、を備える。
制御・処理部28は、信号生成部40と、信号処理部42と、コントローラ44と、を含む。信号生成部40は、レーザ光源部22からのレーザ光を強度変調させる。また、信号処理部42は、試料12からの蛍光信号を識別する。また、コントローラ44は、フローサイトメータ10の全動作を管理する。
管路30は、高速流を形成するシース液に試料12を含ませて流し、ラミナーシースフローを形成する。このフローは、例えば、流路径が100μmであり、流速が1〜10m/秒である。また、試料12としてマイクロビーズを用いる場合、マイクロビーズの球径は数μm〜30μmである。管路30の出口には、回収容器32が設けられている。
フローサイトメータ10には、レーザ光の照射により短時間内に試料12中の特定の細胞等の生体物質を分離するためのセル・ソータを配置して、別々の回収容器に分離することもできる。
レーザ光源部22は、所定の周波数で強度変調したレーザ光を出射する。レーザ光源部22には、管路30中の所定の位置に集束するようにレンズ系が設けられる。レーザ光が集束する位置(測定点)において、試料12が測定される。
(レーザ光源部)
次に、図2を参照して、レーザ光源部22について説明する。図2は、レーザ光源部22の構成の一例を示す概略構成図である。
レーザ光源部22は、光源23と、レンズ系24aと、レーザドライバ34と、を備える。光源23は、強度が一定のCW(連続波)レーザ光を出射し、かつ、このCWレーザ光の強度を変調してレーザ光を出射する。レンズ系24aは、光源23から出射されたレーザ光を管路30中の測定点に集束させる。レーザドライバ34は、光源23を駆動する。
レーザ光を出射する光源23は、例えば、半導体レーザである。レーザ光の出力は、例えば、5〜100mW程度である。レーザ光の波長は、例えば、350nm〜800nmの可視光帯域である。
レーザドライバ34は、制御・処理部28に接続されている。また、レーザドライバ34は、少なくとも2つの周波数で構成された変調信号を用いて、レーザ光を強度変調するための駆動信号を生成し、その駆動信号を光源23に供給する。
レーザ光によって励起される蛍光色素は、生体物質やマイクロビーズ等の試料12(測定対象物)に付着されている。試料12が管路30を通過する数μ秒〜数10μ秒の間に、試料12は、測定点でレーザ光の照射を受けて蛍光を発する。その際、レーザ光は2つの周波数で強度変調されて出射される。
(受光部)
図1に戻り、受光部25は、管路30を挟んでレーザ光源部22と対向するように配置されている。受光部25は、測定点を通過する試料12によってレーザ光が前方散乱されることにより、試料12が測定点を通過する旨の検出信号を出力する光電変換器を備えている。受光部25から出力される信号は、制御・処理部28に供給される。受光部25から出力される信号は、制御・処理部28において、試料12が管路30中の測定点を通過するタイミングを知らせるトリガ信号として用いられる。
一方、受光部26は、レーザ光源部22から出射されるレーザ光の出射方向に対して垂直方向であって、かつ、管路30中の試料12の移動方向に対して垂直方向に配置されている。受光部26は、測定点にてレーザ光を照射された試料12が発する蛍光を受光する光電変換器を備えている。
ここで、図3を参照して、受光部26の概略構成について説明する。図3は、受光部26の一例を示す概略構成図である。図3に示されるように、受光部26は、レンズ系24bと、光電変換器27と、を備える。レンズ系24bは、試料12からの蛍光信号を集束させる。また、レンズ系24bは、受光部26に入射した蛍光を光電変換器27の受光面に集束させるように構成されている。
光電変換器27は、例えば、光電子増倍管を備え、光電面で受光した光を電気信号に変換する。光電変換器27によって変換された電気信号(蛍光信号)は、制御・処理部28に供給される。
(制御・処理部)
次に、図4を参照して、制御・処理部28の概略構成について説明する。図4は、制御・処理部28の一例を示す概略構成図である。制御・処理部28は、信号生成部40と、信号処理部42と、コントローラ44と、を備える。レーザ光の強度を変調させる変調信号を生成する光源制御部は、信号生成部40及びコントローラ44によって形成される。
信号生成部40は、発振器46a,46b、パワースプリッタ48a,48b、パワーデバイダ48c,及び,アンプ50a,50b,50cを備える。信号生成部40は、変調信号を生成し、レーザ光源部22のレーザドライバ34に変調信号を供給するとともに、信号処理部42に変調信号を供給する。信号処理部42に変調信号を供給するのは、後述するように、光電変換器27から出力される蛍光信号を検波するための参照信号として用いるためである。
発振器46a,46bは、それぞれ異なる周波数の正弦波信号を出力する。正弦波信号の周波数は、例えば、1〜50MHzの範囲で設定される。発振器46aから出力された周波数f(角周波数ω)の正弦波信号は、パワースプリッタ48aにより、パワーデバイダ48cとアンプ50aに分配される。発振器46bから出力された周波数f(角周波数ω)の正弦波信号は、パワースプリッタ48bにより、パワーデバイダ48cとアンプ50bに分配される。パワースプリッタ48a,48bからパワーデバイダ48cに分配された正弦波信号は、パワーデバイダ48cで合成され、変調信号が生成される。パワーデバイダ48cで生成された変調信号は、アンプ50cで増幅された後、レーザドライバ34に供給される。
信号処理部42は、光電変換器27から出力される蛍光信号を用いて、レーザ光の照射によりマイクロビーズ等の測定対象物が発する蛍光の位相遅れに関する情報を抽出する。信号処理部42は、パワースプリッタ48d、アンプ54,55、及び、IQミキサ58,59を備える。
パワースプリッタ48dは、光電変換器27から出力される蛍光信号をアンプ54,55に分配する。アンプ54,55は、パワースプリッタ48dから分配された蛍光信号を増幅して、IQミキサ58,59にそれぞれ供給する。IQミキサ58には、アンプ50aから供給された周波数fの正弦波信号が参照信号として供給される。また、IQミキサ59には、アンプ50bから供給された周波数fの正弦波信号が参照信号として供給される。
IQミキサ58,59は、光電変換器27から供給される蛍光信号を、信号生成部40から供給される周波数f、fの正弦波信号を参照信号として合成する装置である。具体的には、IQミキサ58,59のそれぞれは、参照信号を蛍光信号(RF信号)と乗算して、蛍光信号のcos成分と高周波成分を含む処理信号を算出する。また、IQミキサ58,59のそれぞれは、参照信号の位相を90度シフトさせた信号を蛍光信号と乗算して、蛍光信号のsin成分と高周波成分を含む処理信号を算出する。このcos成分を含む処理信号及びsin成分を含む処理信号は、コントローラ44に供給される。
コントローラ44は、システム制御器60と、ローパスフィルタ62と、アンプ64と、A/D変換器66を備えている。
システム制御器60は、各部分の動作制御のための指示を与えるとともに、フローサイトメータ10の全動作を管理する。また、システム制御器60は、信号生成部40の発振器46a,46bに所定の周波数の正弦波信号を生成させるように制御する。
ローパスフィルタ62は、信号処理部42で演算されたcos成分、sin成分に高周波成分が加算された処理信号から高周波成分を取り除き、2つの周波数f,fのcos成分、sin成分の処理信号を得る。アンプ64は、cos成分、sin成分の処理信号を増幅する。A/D変換器66は、増幅された処理信号をサンプリングする。
(分析装置)
次に、図5を参照して、分析装置(コンピュータ)80の概略構成について説明する。図5は、分析装置(コンピュータ)80の一例を示す概略構成図である。分析装置80は、コンピュータ上で所定のプログラムを起動させることにより構成される。分析装置80は、CPU82、メモリ84、入出力ポート94の他に、ソフトウェアを起動することによって形成される位相遅れ取得ユニット86、蛍光緩和時間取得ユニット88、重み係数取得ユニット90、平均蛍光緩和時間取得ユニット92、を備える。また、分析装置80には、ディスプレイ100が接続されている。
CPU82は、コンピュータに設けられた演算プロセッサである。CPU82は、位相遅れ取得ユニット86、蛍光緩和時間取得ユニット88、重み係数取得ユニット90、平均蛍光緩和時間取得ユニット92の各種計算を実質的に実行する。
メモリ84は、コンピュータ上で実行することにより、位相遅れ取得ユニット86、蛍光緩和時間取得ユニット88、重み係数取得ユニット90、平均蛍光緩和時間取得ユニット92を形成するプログラムを格納したハードディスクやROMと、これらのユニットにより算出された処理結果や入出力ポート94から供給されたデータを記憶するRAMと、を備える。
入出力ポート94は、コントローラ44から供給される、少なくとも2つの周波数成分f,fのそれぞれに対応するcos成分、sin成分の検出値の入力を受け入れる。また、入出力ポート94は、各ユニットで作成された処理結果の情報をディスプレイ100に出力する。ディスプレイ100は、各ユニットで求められた、蛍光の位相遅れの情報、位相緩和時間、重み係数、平均蛍光緩和時間などの処理結果の値を表示する。
位相遅れ取得ユニット86は、コントローラ44から供給された、少なくとも2つの周波数成分f,fのそれぞれに対応するcos成分、sin成分の検出値から、周波数成分f(角周波数ω)についての位相遅れθω1、周波数成分f(角周波数ω)についての位相遅れθω2を求める。
蛍光緩和時間取得ユニット88は、位相遅れ取得ユニット86が求めた位相遅れθω1、θω2に基づいて、蛍光緩和時間τ(θω1)、τ(θω2)をそれぞれ求める。
重み係数取得ユニット90は、蛍光緩和時間取得ユニット88が求めた蛍光緩和時間τ(θω1)、τ(θω2)のそれぞれに対して重み付けを行う重み係数m(θω1)、m(θω2)を求める。重み係数は0以上1以下の値である。
平均蛍光緩和時間取得ユニット92は、蛍光緩和時間取得ユニット88が求めた蛍光緩和時間τ(θω1)、τ(θω2)、重み係数取得ユニット90が求めた重み係数m(θω1)、m(θω2)に基づいて、平均蛍光緩和時間τaveを求める。
このように、少なくとも2つの周波数成分f,fのそれぞれに対応する蛍光信号の検出値を用いることで、測定精度の高い蛍光緩和時間(上述した平均蛍光緩和時間τave)を求めることができる。そして、この平均蛍光緩和時間τaveを用いて蛍光色素を識別することにより、試料12の種類を特定する。以下、本発明により測定精度が向上することについて、より詳細に説明する。
一般に、レーザ光の強度を変調する変調信号に対する蛍光信号の位相遅れθは、蛍光色素の発する蛍光の蛍光緩和時間に依存する。例えば、1次緩和過程で表した場合、cos成分及びsin成分は、下記式(1),(2)で表される。
Figure 0004606518
Figure 0004606518
ここで、ωはレーザ光の変調角周波数、τは蛍光緩和時間である。蛍光緩和時間τは、初期蛍光強度をI0とすると、この時点から蛍光強度がI0/e(eは自然対数の底、e≒2.71828)となる時点までの時間をいう。
蛍光信号のcos成分とsin成分との比tan(θ)から位相遅れθを求め、この位相遅れθを用いて、上記式(1)、(2)から、蛍光緩和時間τを求めることができる。
上記式(1)、(2)より、tanθは下記式(3)で表される。
Figure 0004606518
上記式(3)より、位相遅れθは下記式(4)で表される。
Figure 0004606518
上記式(4)より、蛍光緩和時間τに対する位相遅れθの変化量(δθ/δτ)は、下記式(5)で表される。
Figure 0004606518
本来、正確に位相遅れθを求めることができれば、精度の高い蛍光緩和時間を求めることができるが、位相遅れに誤差があると精度の高い蛍光緩和時間を求めることができない。しかし、位相遅れの誤差に対して蛍光緩和時間の変動が鈍ければ、精度の高い安定した蛍光緩和時間を求めることができる。フローサイトメータ10は、この位相遅れの変動に対する蛍光緩和時間の変動が小さい、すなわち、δθ/δτが大きくなるような変調周波数を効率よく用いることで、精度の高い蛍光緩和時間(平均蛍光緩和時間τave)を求めることができる。
図6は、蛍光緩和時間τに対する位相遅れθの変化量(δθ/δτ)を示す図である。変調周波数fを7.5MHz、15MHz、30MHzとしたときの、位相遅れθの変化量(δθ/δτ)を示している。変調周波数が30MHzの曲線と15MHzの曲線とは、蛍光緩和時間τが7.5n秒の点で交わっている。また、変調周波数が15MHzの曲線と7.5MHzの曲線とは、蛍光緩和時間τが15n秒の点で交わっている。
図6から明らかなように、蛍光緩和時間τが0〜7.5n秒では、変調周波数fを30MHzとした場合に、変化量(δθ/δτ)が最も大きくなる。蛍光緩和時間τが7.5〜15n秒では、変調周波数fを15MHzとした場合に、変化量(δθ/δτ)が最も大きくなる。蛍光緩和時間τが15n秒以上では、変調周波数fを7.5MHzとした場合に、変化量(δθ/δτ)が最も大きくなる。
位相遅れθの変化量(δθ/δτ)が大きいほどS/N比が高くなるため、測定精度が向上する。そのため、測定対象物の蛍光緩和時間が広範囲に及ぶ場合、例えば、30MHzのみでレーザ光を強度変調したのでは、蛍光緩和時間が20n秒を超えるような範囲においてS/N比が低くなり、十分な測定精度を得ることが困難になる。
本実施形態では、上述したように、各周波数に対する蛍光緩和時間に重み付けを行うことにより、蛍光緩和時間の平均値を求める。すなわち、発振器46aで発振する周波数fを30MHz,発振器46bで発振する周波数fを15MHzとし、周波数f、fのそれぞれに対する位相遅れθω1,θω2を求める。
次に、平均蛍光緩和時間取得ユニット92は、下記式(6)に示すように、τ(θω1)、τ(θω2)のそれぞれに重み係数m(θωi)を乗じて平均蛍光緩和時間τaveを求める。ここでNは2以上の整数であり、異なる周波数成分の数を示すものである。本実施形態ではN=2である。ある蛍光緩和時間τにおいて、位相遅れθの変化量(δθ/δτ)が大きいほど、重み係数m(θωi)が大きくなるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数m(θωi)を定める。
Figure 0004606518
ここで、変調周波数が30MHzの曲線と15MHzの曲線とが交わる点の蛍光緩和時間τ(7.5n秒)は、位相遅れθω1では0.9555[rad]に、位相遅れθω2では0.6153[rad]に相当する。したがって、蛍光緩和時間τが7.5n秒よりも短い時間(位相遅れθω1が0≦θω1<0.9555[rad])において、m(θω1)>m(θω2)となるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数を定める。また、蛍光緩和時間τが7.5n秒以上の時間(位相遅れθω2が0.6153[rad]≦θω2<π/2[rad])において、m(θω1)<m(θω2)となるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数を定める。このような重み係数の大小関係が逆転する位相遅れの値は、使用する変調周波数f、fに応じて定まる。そのため、上述したような重み係数の大小関係を満たすように、重み係数が予めメモリ84に記憶されている。
この平均蛍光緩和時間τaveを用いて蛍光色素を識別することにより、より精度よく試料12の種類を特定することが可能となる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態においては、発振器を2つ設け、それぞれの周波数が異なる構成としたが、発振器を3つ以上設け、それぞれの周波数が異なるような構成としてもよい。本実施形態では発振器を3つ設け、周波数はfを30MHz、fを15MHz、fを7.5MHzとする。位相遅れ取得ユニット86は、周波数f、f、fのそれぞれに対する位相遅れθω1、θω2、θω3を求める。
次に、平均蛍光緩和時間取得ユニット92は、上記式(6)に示すように、τ(θω1)、τ(θω2)、τ(θω3)のそれぞれに重み係数m(θωi)を乗じて平均蛍光緩和時間τaveを求める。本実施形態ではN=3である。ある蛍光緩和時間τにおいて、位相遅れθの変化量(δθ/δτ)が大きいほど、重み係数m(θωi)が大きくなるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数m(θωi)を定める。
ここで、変調周波数が30MHzの曲線と15MHzの曲線とが交わる点の蛍光緩和時間τ(7.5n秒)は、位相遅れθω1では0.9555[rad]に、位相遅れθω2では0.6153[rad]に相当する。また、変調周波数が15MHzの曲線と7.5MHzの曲線とが交わる点の蛍光緩和時間τ(15n秒)は、位相遅れθω2では0.9555[rad]に、位相遅れθω3では0.6153[rad]に相当する。
したがって、蛍光緩和時間τが7.5n秒よりも短い時間(位相遅れθω1が0≦θω1<0.9555[rad])において、m(θω1)>m(θω2)、m(θω3)となるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数を定める。また、蛍光緩和時間τが7.5n秒以上で15n秒よりも短い時間(位相遅れθω2が0.6153[rad]≦θω2<0.9555[rad])において、m(θω2)>m(θω1)、m(θω3)となるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数を定める。また、蛍光緩和時間τが15n秒以上の時間(位相遅れθω3が0.6153[rad]≦θω3<π/2[rad])において、m(θω3)>m(θω1)、m(θω2)となるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数を定める。
この平均蛍光緩和時間τaveを用いて蛍光色素を識別することにより、より精度よく試料12の種類を特定することが可能となる。
<第3の実施形態>
上記式(5)から明らかなように、蛍光緩和時間τが小さい領域では、変調角周波数ωが大きいほど位相遅れθの変化量(δθ/δτ)が大きくなる。一方、蛍光緩和時間τが大きい領域では、変調角周波数ωが小さいほど位相遅れθの変化量(δθ/δτ)が大きくなる。
従って、複数の発振器の周波数としては、比較的近い複数の周波数とするよりも、周波数の違いが大きい複数の周波数とすることが好ましい。例えば、少なくとも2つの周波数のうち1つの周波数の値は、他の周波数の値の2倍以上であることが好ましい。
このように、少なくとも2つの周波数のうち1つの周波数の値は、他の周波数の値の2倍以上とすることで、より精度よく試料12の種類を特定することが可能となる。
<第4の実施形態>
第2の実施形態においては、蛍光緩和時間τに応じて、重み係数m(θω1)、m(θω2)、m(θω3)の大小関係を規定したが、本実施形態では重み係数m(θω1)、m(θω2)、m(θω3)の値として0又は1のみを用いた点が第2の実施形態と異なる。その他の構成については、第2の実施形態と同様である。
具体的には、蛍光緩和時間τが7.5n秒よりも短い時間(位相遅れθω1が0≦θω1<0.9555[rad])において、m(θω1)=1、m(θω2)=m(θω3)=0となるように、重み係数を定める。また、蛍光緩和時間τが7.5n秒以上で15n秒よりも短い時間(位相遅れθω2が0.6153[rad]≦θω2<0.9555[rad])において、m(θω2)=1、m(θω1)=m(θω3)=0となるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数を定める。また、蛍光緩和時間τが15n秒以上の時間(位相遅れθω3が0.6153[rad]≦θω3<π/2[rad])において、m(θω3)=1、m(θω1)=m(θω2)=0となるように、重み係数取得ユニット90は、重み係数を定める。
この平均蛍光緩和時間τaveを用いて蛍光色素を識別することにより、より精度よく試料12の種類を特定することが可能となる。
10 フローサイトメータ
12 試料
20 信号処理装置
22 レーザ光源部
23 光源
24a,24b レンズ系
25,26 受光部
27 光電変換器
28 制御・処理部
30 管路
32 回収容器
34 レーザドライバ
40 信号生成部
42 信号処理部
44 コントローラ
46a,46b 発振器
48a,48b,48d パワースプリッタ
48c パワーデバイダ
50a,50b,50c,54,55,64 アンプ
58,59 IQミキサ
60 システム制御器
62 ローパスフィルタ
66 A/D変換器
80 分析装置
82 CPU
84 メモリ
86 位相遅れ取得ユニット
88 蛍光緩和時間取得ユニット
90 重み係数取得ユニット
92 平均蛍光緩和時間取得ユニット
94 入出力ポート
100 ディスプレイ

Claims (4)

  1. 測定対象物にレーザ光を照射することにより前記測定対象物が発する蛍光を受光し、このとき得られる蛍光信号の信号処理を行う蛍光検出装置であって、
    前記測定対象物にレーザ光を照射するレーザ光源部と、
    前記レーザ光を照射された前記測定対象物が発する蛍光の蛍光信号を出力する受光部と、
    前記レーザ光源部から出射されるレーザ光の強度を時間変調させる変調信号であって、少なくとも2つの周波数の信号を合成した信号である変調信号を生成する光源制御部と、
    前記受光部から出力された蛍光信号と前記変調信号とを用いて、前記測定対象物の蛍光の蛍光緩和時間を求める処理部と、を有し、
    前記処理部は、前記少なくとも2つの周波数成分における、前記変調信号に対する前記蛍光信号の位相遅れを求め、前記位相遅れを用いて各周波数成分における蛍光緩和時間を求め、前記蛍光緩和時間に対する前記位相遅れの変化量が大きいほど値が大きくなる重み係数を用いて、前記蛍光緩和時間の重み付け平均を行って平均蛍光緩和時間を求めることを特徴とする蛍光検出装置。
  2. 前記少なくとも2つの周波数のうち1つの周波数の値は、他の周波数の値の2倍以上である、請求項1に記載の蛍光検出装置。
  3. 測定対象物にレーザ光を照射することにより前記測定対象物が発する蛍光を受光し、このとき得られる蛍光信号の信号処理を行う蛍光検出方法であって、
    前記測定対象物にレーザ光を照射する工程と、
    前記レーザ光を照射された前記測定対象物が発する蛍光の蛍光信号を出力する工程と、
    前記レーザ光の強度を時間変調させる変調信号であって、少なくとも2つの周波数の信号を合成した信号である変調信号を生成する工程と、
    前記蛍光信号と前記変調信号とを用いて、前記測定対象物の蛍光の蛍光緩和時間を求める工程と、を有し、
    前記蛍光緩和時間を求める工程は、
    前記少なくとも2つの周波数成分における、前記変調信号に対する前記蛍光信号の位相遅れを求める工程と、
    前記位相遅れを用いて各周波数における蛍光緩和時間を求める工程と、
    前記蛍光緩和時間に対する前記位相遅れの変化量が大きいほど値が大きくなる重み係数を用いて、前記蛍光緩和時間の重み付け平均を行って平均蛍光緩和時間を求める工程と、
    を有することを特徴とする蛍光検出方法。
  4. 前記少なくとも2つの周波数のうち1つの周波数の値は、他の周波数の値の2倍以上である、請求項に記載の蛍光検出方法。
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