JP2006220280A - トルクリミッタ - Google Patents

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Seiichi Takada
声一 高田
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Abstract

【課題】一方向クラッチ型のトルクリミッタにおいて、ころの付勢バネを改良して発生トルクの増大を図り、これによってトルクリミッタの小型化、簡素化を図ることである。
【解決手段】外環部材1の内部に相対回転可能に内輪3が嵌合され、該内輪3の外径面にカム面14を有するポケット13が設けられ、該カム面14と前記外環部材1の内径面とによってクサビ角θが形成され、前記ポケット13のクサビ角側にころ4、該ころ4とポケット内壁15との間に板バネ5がそれぞれ収納され、該板バネ5によって前記ころ4をクサビ角θの方向に付勢するようにしたトルクリミッタにおいて、前記板バネ5に前記ころ4に付勢力を及ぼす第一の弾性部18と、前記外環部材1の内径面に当接する第二の弾性部19が設けられた構成を採用した。
【選択図】図1

Description

この発明は、複写機やプリンタ等の事務機器に用いられるトルクリミッタに関し、特に一方向クラッチ型トルクリミッタの小型化・簡素化を図ったものである。
事務機器の紙さばき部に用いられるトルクリミッタとして、一方向クラッチ型トルクリミッタが従来から知られている(特許文献1)。
この一方向クラッチ型トルクリミッタは、外環部材の内部に外輪が収納固定され、またその外輪の内径面に内輪が相対回転可能に嵌合される。前記外輪の内径面に周方向に所定の間隔を置いて複数のポケットが設けられる。各ポケットの底面にカム面が形成され、そのカム面と前記内輪外径面とによってクサビ角が形成される。前記ポケットのクサビ角側にころが収納され、そのころとポケット内壁との間に板バネが介在され、その板バネの弾性によってころをクサビ角の方向に付勢し、ころの姿勢を安定させるようにしている。
前記のトルクリミッタは、外輪(これと一体の外環部材を含む。)と、内輪とが相対回転してころがクサビ角の方向に移動すると噛み込みが生じ、外輪と内輪を一体化する一方、前記と反対方向に移動すると外輪と内輪を相対的に空転させるものであるから、一方向クラッチの機能をもっている。しかし、板バネの弾性を適宜選定しておくことにより、前記の空転時において、ころが完全にフリーにならず、幾分噛み込み状態にあるようにしておくことにより、空転時において一定のトルクを発生するので、トルクリミッタとして使用することができるものである。
特開平8−14292号公報(図1)
前記特許文献1に示された一方向クラッチ型のトルクリミッタは、多数のポケットを周方向に一定の間隔をおいて設ける必要があることから、全体の径を一定以上に小さく形成することが困難であり、この点から小型化に限度がある。また、これらの各ポケットにそれぞれころと板ばねを収納する必要があるため、部品点数が多く、また組立て工数が多いために、生産コストが高くつく問題がある。
一方、上記の問題を解消するために、単にポケットの数を少なくするとすれば、空転時に所要のトルクを得ることが困難になる問題が生じる。
そこで、この発明は前記の板ばねを有効利用することにより、ポケットの数を減少させて小型化を図った場合においても所要のトルクが得られるようにすることを課題とする。
前記の課題を解決するために、外環部材の内部に相対回転可能に内輪が嵌合され、該内輪の外径面にカム面が内底面に形成されたポケットが設けられ、該カム面と前記外環部材の内径面とによってクサビ角が形成され、前記ポケットのクサビ角側に回転体、該回転体とポケット内壁との間にバネがそれぞれ収納され、該バネによって前記回転体をクサビ角の方向に付勢するようにしたトルクリミッタにおいて、前記バネに前記回転体に付勢力を及ぼす第一の弾性部と、前記外環部材の内径面に当接する第二の弾性部が設けられた構成としたものである。
上記構成のトルクリミッタは、外環部材と内輪とがころをクサビ角と反対方向に移動させる方向に相対回転した際に一定のトルクを発生させる。そのトルクはバネの第一の弾性部がころをクサビ角の方向に押圧することにより、該ころと外環部材内径面との接触部分で発生する摩擦によるトルクと、バネの第二の弾性部と外環部材の内径面との接触部分で発生する摩擦によるトルクの総和となる。
また、前記の課題を解決するその他の手段として、外環部材の内部に外輪が固定され、その外輪の内径面に相対回転可能に内輪が嵌合され、前記外輪の内径面にカム面が内底面に形成されたポケットが設けられ、該カム面と前記内輪の外径面とによってクサビ角が形成され、前記ポケットのクサビ角側に回転体、該回転体とポケット内壁との間にバネがそれぞれ収納され、該バネによって前記回転体をクサビ角の方向に付勢するようにしたトルクリミッタにおいて、前記バネに前記回転体に付勢力を及ぼす第一の弾性部と、前記内輪の外径面に当接する第二の弾性部が設けられた構成を採用してもよい。
この場合も、前記の場合と同様に外環部材と内輪との相対回転によって所定のトルクが発生するが、そのトルクはころと内輪外径面との接触部分で発生する摩擦によるトルクと、バネの第二の弾性部と内輪の外径面との接触部分で発生する摩擦によるトルクの総和となる。
なお、前記いずれの場合においても、ポケットが1箇所に設けられ、そのポケットに1個のころと1個のバネを収納した構成をとることができる。
以上のように、この発明によると、ポケットに収納されたころをクサビ角の方向に付勢するバネが、該ころを付勢する第一の弾性部のほかに外環部材又は内輪に当接する第二の弾性部を有するものであるから、1個のバネにつき2箇所でトルクを発生させることができるので、相対的に大きい総合トルクを得ることができる。また、総合トルクを従来の場合と同様に設定した場合は、ポケットの数を減らすことができ、減らした数に応じてポケット間の間隔を狭くできるので、トルクリミッタ全体の小型化を図ることができる。
また、1個のバネ当りの総合トルクを大きくとることができるので、1個のポケットに、ころとバネを1個ずつ収納した単純かつ小型のトルクリミッタを提供することができる。
以下にこの発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1から3に示した第1実施形態のトルクリミッタは、外環部材1、その内周面に外環部材1と一体に設けられた保護スリーブ2、該保護スリーブ2の内部に相対回転可能に収納された内輪3、1個のころ4及び1個の板バネ5からなる。
前記外環部材1の一端に軸穴6を有する端壁7が設けられ、他端の開放端の内周面に係合溝8が設けられ、軸穴9を有する蓋10が該開放端に嵌合されるとともに、蓋10の外周面の凸条11が前記係合溝8に係合される。前記の保護スリーブ2は金属又は硬質樹脂で形成され、外環部材1の内面の強度を補う。外環部材1に対する回り止め部16が、保護スリーブ2の外径面と外環部材1の内径面とに設けられる。外環部材1の強度が十分得られる場合は、保護スリーブ2は省略される。なお、前記内輪3にも軸穴12が設けられる。
前記内輪3の外径面の1箇所に、その全長にわたる範囲を切り欠きによってポケット13が設けられる。そのポケット13に前記のころ4と板バネ5が収納される。ころ4はポケット13と保護スリーブ2の内径面とによって囲まれたクサビ形空所に収納される。ころ4が接するポケット13の面、即ちカム面14と、ころ4が保護スリーブ2の内径面に接する点において引いた接線Sとのなす角度θはクサビ角と称される。クサビ角θをなす方向と反対側のポケット13にポケット内壁15が設けられ、その内壁15ところ4との間に前記の板バネ5が介在される。
板バネ5は、図3に示したように、全体として側面形状がU形をなすよう屈曲され、内壁15に沿う基部17に対向し比較的長く形成された部分が第1の弾性部18となっている。第1の弾性部18はころ4に押し当てられる。第1の弾性部18の一端は自由端になっており、他方の端部は保護スリーブ2の内径面に接するように屈曲され、前記基部17との間に第2の弾性部19が形成される。この板バネ5はその基部17を内壁15に接した自由状態では一点鎖線で示した状態にあるが、これを弾性変形させて、実線で示したように、第1の弾性部18をころ4に押し当て該ころ4をクサビ角θの方向に付勢する。また、第2の弾性部19が保護スリーブ2の内径面に押圧される。
なお、内壁15に段差部15’を設け、前記基部17の位置決めとすることが望ましい。
第1実施形態のトルクリミッタは以上のごときものであり、その作用は従来の一方向クラッチ型トルクリミッタと同様に、外環部材1(これと一体の保護スリーブ2)と内輪3の空転方向への相対回転によりころ4がクサビ角θと反対方向に移動する方向に回転したときころ4のクサビ角θに対する噛み込みが外れる。その結果、ころ4は板ばね5の第1の弾性部18からの押圧力Fを受け、保護スリーブ2の内径面で生じる摩擦によってトルクTを発生させる。また、同時に保護スリーブ2の内径面に押圧力Fが作用し、その内径面で生じる摩擦によってトルクTを発生させる。その結果、全体としてT+Tの総合トルクを発生させることとなる。結局、従来の場合に比べ、第2の弾性部19によるトルクTだけ大きいトルクが得られる。
なお、以上の実施形態では1個のポケット13を設けたものであるが複数のポケット13を設け、各ポケット13にそれぞれころ4、板バネ5を収納するようにしてもよい。
次に、図5から図7に示した第2の実施形態は、外環部材1の内部に外輪21を回り止め部16’を設けて収納し、その外輪21の内径面に内輪3を相対回転可能に挿入したものである。
この場合のポケット13は、外輪21の内径面に1個設けられる。前記の場合と同様に、ころ4はポケット13と内輪3の外径面とによって囲まれたクサビ形空所に収納される。ころ4が接するポケット13の面、即ちカム面14と、ころ4が内輪3の外径面に接する点において引いた接線Sとのなす角度θがクサビ角となる。クサビ角θをなす方向と反対側のポケット13にポケット内壁15が設けられ、その内壁15ところ4との間に前記の板バネ5が介在される。
板バネ5は、前記と同様に、全体として側面形状がU形をなすよう屈曲され、内壁15に沿う基部17に対向し比較的長く形成された部分が第1の弾性部18となっている。第1の弾性部18はころ4に押し当てられる。第1の弾性部18の一端は自由端になっており、他方の端部は内輪3の外径面に接するように屈曲され、前記基部17との間に第2の弾性部19が形成される。この板バネ5はその基部17を内壁15に接した自由状態では図7の一点鎖線で示した状態にあるが、これを弾性変形させて、実線で示したように、第1の弾性部18をころ4に押し当て該ころ4をクサビ角θの方向に付勢する。また、第2の弾性部19が内輪3の外径面に押圧される。
なお、この場合も内壁15に段差部15’を設け、前記基部17の位置決めとすることが望ましい。
トルクリミッタの作用、板バネ5の第1の弾性部18と第2の弾性部19において押圧力F’、F’がころ4と内輪3に付与され、これによってトルクT’とT’を発生させる作用は前記の場合と同様である。
この場合も同様のポケット13を複数設け、それぞれにころ4及び板バネ5を収納するようにしてもよい。
第1実施形態の断面図 図1のA−A線の断面図 第1実施形態の一部拡大断面図 同上の分解斜視図 第2の実施形態の断面図 図5のB-B線の断面図 第2実施形態の一部断面図 同上の分解斜視図
符号の説明
1 外環部材
2 保護スリーブ
3 内輪
4 ころ
5 板バネ
6 軸穴
7 端壁
8 係合溝
9 軸穴
10 蓋
11 凸条
12 軸穴
13 ポケット
14 カム面
15 ポケット内壁
15’ 段差部
16 回り止め部
17 基部
18 第1の弾性体
19 第2の弾性体

Claims (4)

  1. 外環部材の内部に相対回転可能に内輪が嵌合され、該内輪の外径面にカム面が内底面に形成されたポケットが設けられ、該カム面と前記外環部材の内径面とによってクサビ角が形成され、前記ポケットのクサビ角側に回転体、該回転体とポケット内壁との間にバネがそれぞれ収納され、該バネによって前記回転体をクサビ角の方向に付勢するようにしたトルクリミッタにおいて、前記バネに前記回転体に付勢力を及ぼす第一の弾性部と、前記外環部材の内径面に当接する第二の弾性部が設けられたことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 前記外環部材の内径面に保護スリーブを設け、前記ころ及び第二の弾性部を該保護スリーブに接触させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のトルクリミッタ。
  3. 外環部材の内部に外輪が固定され、その外輪の内径面に相対回転可能に内輪が嵌合され、前記外輪の内径面にカム面が内底面に形成されたポケットが設けられ、該カム面と前記内輪の外径面とによってクサビ角が形成され、前記ポケットのクサビ角側に回転体、該回転体とポケット内壁との間にバネがそれぞれ収納され、該バネによって前記回転体をクサビ角の方向に付勢するようにしたトルクリミッタにおいて、前記バネに前記回転体に付勢力を及ぼす第一の弾性部と、前記内輪の外径面に当接する第二の弾性部が設けられたことを特徴とするトルクリミッタ。
  4. 前記ポケットが1箇所に設けられ、そのポケットに1個のころと1個のバネを収納したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のトルクリミッタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101094820B1 (ko) 2010-05-24 2011-12-16 연세대학교 산학협력단 대변위 정밀 병진운동 장치 및 그 제어 방법
JP2014102166A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Hihon Doki Co Ltd 巻尺
US9599171B2 (en) 2014-03-28 2017-03-21 Canon Kabushiki Kaisha One-way clutch and sheet feeding roller

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