JP2006218654A - 印刷装置及び印刷処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 様々な紙を印刷する際に、ユーザが印刷UIを操作して印刷する紙の特徴に合わせた設定を行うことなく、紙の特徴に合わせた印刷処理を自動で実現できるようにする。
【解決手段】 ICタグを所定の位置に備えた紙の幅を検出し(ステップS504)、当該紙におけるICタグの位置を検出し(ステップS505)、ICタグと通信を行って、ICタグに記録されている紙の特徴を示す記録情報を読み出し(ステップS506)、検出した紙の幅、検出したICタグの位置及び読み出した記録情報に基づいて、給紙された紙が裏か表かを判定し、また、読み出した記録情報に基づいて、紙の特徴に合わせた印刷モードを設定し、給紙された紙の裏表判定結果及び設定した印刷モードに基づいて、当該紙に印刷処理を行うようにする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ICタグを備えた印刷用紙に印刷処理を行う印刷装置、印刷処理方法、当該印刷処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び当該プログラムをコンピュータに読み取り可能に記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
近年、非接触で情報を送受信可能なICタグをカードの中に埋め込んだICカードが、急速に普及している。このICカードは、カード表面に情報を印刷することにより人が目で見てその内部に記憶されている情報を認識できるとともに、ICタグ内に記憶させた個人情報などのデジタル情報をコンピュータに処理させることができるという利便性がある。このような利便性を有するICカードを使用する場合には、ICカード表面への印刷と、ICタグからの情報の読み出し及びICタグへの情報の書き込みを行う必要がある。
下記に示した特許文献1には、印刷装置に、ICタグの読み出し及び書き込みを行う機能を搭載し、媒体表面への印刷と、ICタグからの情報の読み出し及びICタグへの情報の書き込みの双方を一括して行うICタグ記録機能つき印刷装置が提案されている。また、技術的な発達により、ICタグ自体のサイズが小さくなり、カードではなく紙のように薄いものにもICタグを埋め込むことが可能となっている。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)タグを埋め込んだ紙に、印刷と同時にRFIDタグに情報を書き込む印刷装置が提案されている。特許文献1には、ラベル紙にRFIDタグを組み込み、ラベル紙への印刷とRFIDタグへの情報の書き込みとを行うものが提案されている。
一方、印刷装置の普及により、ユーザの用途に合わせた様々な種類や様々なサイズの印刷用紙が普及している。印刷用紙の種類としては、例えば、普通紙、フォト紙、シール紙、再生紙、厚手の紙、それ以外にも特殊紙として色紙や製図用の第2原図の紙、OHPフィルムなど多数存在する。
また、紙のサイズも、例えば、A列本判(A判)、B列本判(B判)、カードサイズ、Lサイズ、ポストカードサイズなど多数存在する。そして、従来の印刷装置では、様々な種類やサイズの紙を印刷する際には、ユーザが印刷UI(User Interface)を操作して紙の種類、サイズに合わせた設定や、解像度、光沢、フチ有無などの設定を行う必要があった。また、ユーザはこの際に、紙を給紙する方向や、紙の表/裏を把握して印刷を行う必要があった。
特開2003−140548号公報
上述したように、従来の印刷装置では、様々な種類やサイズの印刷用紙を印刷する際に、ユーザが印刷する用紙の種類やサイズなどの特徴を把握した上で、その印刷用紙の特徴に合わせた設定を印刷UIに対して行う必要があり、ユーザにとって印刷設定が煩雑になるという問題があった。また、ユーザが誤って印刷設定を行ってしまうと、誤った印刷設定のまま印刷処理が行われてしまい、ユーザが意図しない印刷処理がなされてしまうという問題があった。更に、印刷装置が昇華型のプリンタの場合には、既に印刷済みの印刷用紙を誤って再度印刷しようとした場合、印刷用紙にリボンが焼きついてしまい、印刷装置が故障してしまうという問題もあった。
本発明は前述の問題点にかんがみてなされたものであり、様々な印刷用紙を印刷する際に、ユーザが印刷UIを操作して印刷する用紙の特徴に合わせた設定を行うことなく、印刷用紙の特徴に合わせた印刷処理を自動で実現できるようにすることを目的とする。
本発明の印刷装置は、ICタグを所定の位置に備えた印刷用紙の幅を検出する幅検出手段と、前記印刷用紙における前記ICタグの位置を検出する位置検出手段と、前記ICタグと通信を行って、前記ICタグに記録されている前記印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出す読み出し手段と、前記幅検出手段で検出した印刷用紙の幅情報、前記位置検出手段で検出したICタグの位置情報、及び前記読み出し手段で読み出した前記記録情報に基づいて、給紙された前記印刷用紙が裏か表かを判定する裏表判定手段と、前記読み出し手段で読み出した前記記録情報に基づいて、前記印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定する印刷モード設定手段と、前記裏表判定手段による判定結果、及び前記印刷モード設定手段で設定した印刷モードに基づいて、前記印刷用紙に印刷処理を行う印刷手段とを有する。
本発明の印刷処理方法は、ICタグを所定の位置に備えた印刷用紙に印刷処理を行う印刷処理方法であって、前記印刷用紙の幅を検出する幅検出ステップと、前記印刷用紙における前記ICタグの位置を検出する位置検出ステップと、前記ICタグと通信を行って、前記ICタグに記録されている前記印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出す読み出しステップと、前記幅検出ステップで検出した印刷用紙の幅情報、前記位置検出ステップで検出したICタグの位置情報、及び前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、給紙された前記印刷用紙が裏か表かを判定する裏表判定ステップと、前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、前記印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定する印刷モード設定ステップと、前記裏表判定ステップによる判定結果、及び前記印刷モード設定ステップで設定した印刷モードに基づいて、前記印刷用紙に印刷処理を行う印刷ステップとを有する。
本発明のプログラムは、ICタグを所定の位置に備えた印刷用紙に印刷処理を行う印刷処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記印刷用紙の幅を検出する幅検出ステップと、前記印刷用紙における前記ICタグの位置を検出する位置検出ステップと、前記ICタグと通信を行って、前記ICタグに記録されている前記印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出す読み出しステップと、前記幅検出ステップで検出した印刷用紙の幅情報、前記位置検出ステップで検出したICタグの位置情報、及び前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、給紙された前記印刷用紙が裏か表かを判定する裏表判定ステップと、前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、前記印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定する印刷モード設定ステップと、前記裏表判定ステップによる判定結果、及び前記印刷モード設定ステップで設定した印刷モードに基づいて、前記印刷用紙に印刷処理を行う印刷ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記プログラムをコンピュータに読み取り可能に記憶する。
本発明によれば、ICタグに記録されている印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出し、この記録情報に基づいて印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定し、設定した印刷モード及び給紙された印刷用紙が裏か表かの判定結果に応じて、給紙された印刷用紙に印刷処理を行うようにしたので、様々な印刷用紙を印刷する際に、ユーザが印刷UIを操作して印刷する印刷用紙の特徴に合わせた設定を行うことなく、印刷用紙の特徴に合わせた印刷処理を自動で実現することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、印刷用紙の特徴に合わせた設定を自動で行えるようにしたので、ユーザが誤った印刷設定を行う機会が無くなり、意図しない印刷処理がなされてしまうという問題も回避することができる。
また、本発明のその他の特徴によれば、印刷処理が終了した後に、ICタグに当該印刷用紙が印刷済みであることを示す印刷済み情報を書き込むようにしたので、印刷装置が昇華型プリンタの場合に、印刷済みの印刷用紙に再度印刷処理を行った際に生じるリボンの印刷用紙への焼きつきを回避することができる。これにより、印刷装置の故障を防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、第1の実施の形態に係る印刷装置の機能構成を説明する断面図であり、図1(a)に上方から見た概略断面図を示し、図1(b)に横から見た概略断面図を示す。また、図1には、印刷装置として、ICタグ記録機能付きインクジェット方式の印刷装置を示す。
印刷装置100は、印刷媒体である印刷用紙に対して印刷処理を行うプリンタである。印刷用紙の幅検出部108は、用紙サポート107にセットされた印刷用紙104の幅を検出する。ここで、印刷用紙の幅検出部108は、複数のセンサーが一定間隔に配置されて構成されており、印刷用紙104がセットされることによりこれらのセンサーが反応し、反応したセンサーの間隔情報から印刷用紙104の幅を検出する。また、印刷用紙104には、その所定の位置にICタグ102が埋め込まれている。
用紙サポート107にセットされた印刷用紙104は、不図示の給紙部に供給される。この給紙部は、給紙モータと給紙ベルトで構成されており、印刷時は、図1(a)及び図1(b)の矢印方向(給紙方向)に印刷用紙104を給紙する機能を有している。本実施の形態では、印刷装置100の給紙入り口部に、ICタグ102に記録されている紙の特徴を示す記録情報を読み出すICタグリーダ103が2つ設けられている。ICタグリーダ103は、ICタグ付きの印刷用紙104の給紙が開始されると、ICタグ102と通信を行って、ICタグ102に記録されている記録情報を読み出す。
図23は、ICタグを備えた印刷用紙104の概略構成例を示した図である。
図23に示すように、本実施の形態の印刷用紙104には、RFIDチップ2302と、RFID用アンテナ2301とで構成されるICタグ102が所定の位置に埋め込まれている。このICタグ102に対して、ICタグリーダ103から電波を出力して通信を開始することにより、ICタグ102に記録されている記録情報を取得することができる。また、本実施の形態では、ICタグ102は、印刷用紙104の中央部ではない位置、即ち、印刷用紙104のいずれかの角に偏る所定の位置に設けられている。
また、印刷装置100は、図1に示すように、インクジェット記録ヘッドであるブラックヘッド105K、シアンヘッド105C、マゼンタヘッド105M、イエローヘッド105Yを備えており、これらの4本のヘッドからそれぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出し、フルカラー印刷を可能としている。また、吐出するインクは、ブラックインクカートリッジ106K、シアンインクカートリッジ106C、マゼンタインクカートリッジ106M、イエローインクカートリッジ106Yからそれぞれに対応する記録ヘッドに供給される。そして、印刷終了後、印刷装置100は、ICタグ付きの印刷用紙104を図1(a)及び(b)の矢印方向(配送方向)に配送する機能を有している。
また、印刷装置100の配送出口部には、ICタグ102に情報を書き込むICタグライタ101が設けられている。ICタグライタ101は、ICタグ付きの印刷用紙104が配送されると、ICタグ102と通信を行って、ICタグ102に情報を書き込む。
図2は、第1の実施の形態に係る印刷装置のブロック構成図である。
印刷装置100は、通信ドライバ211により通信を制御し、PC/DSC(カメラ)212からのコマンドを受信する。印刷装置100は、受信した画像データを各色成分のイメージデータとしてRAM204にビットマップ展開して描画する。
図1に示したように印刷用紙の幅検出部108は、ICタグ付きの印刷用紙104の幅を検出する。ここで、印刷用紙の幅に関するデータは、RAM204に格納される。印刷画像データと印刷用紙の幅の検出が終了すると、給紙部210が給紙を行うためのモータを駆動させ、ICタグ付きの印刷用紙104の給紙を開始する。
ICタグ付きの印刷用紙104の給紙が開始されると、RFIDリーダ205、207は、ICタグ付きの印刷用紙104に設けられたICタグ102と通信を開始する。RFIDリーダ205、あるいはRFIDリーダ207は、ICタグ102がRFID用アンテナ206又はRFID用アンテナ208に搬送されると、ICタグ付きの印刷用紙104と通信が確立し、ICタグ102に記録されている記録情報を読み出し、これをRAM204に格納する。ここで、RFIDリーダ205及びRFIDリーダ207は、図1に示した2個のICタグリーダ103に相当するものである。
印刷画像データ、印刷用紙の幅情報、及びICタグの記録情報のRAM204への展開が終了すると、ヘッド制御部201は、インクジェット記録ヘッド(図1の105K、105C、105M、105Y)を所定の位置へ移動させる。このとき、搬送部209は、搬送モータを駆動して、ICタグ付きの印刷用紙104の搬送を開始する。印刷装置100における印刷処理は、CPU200が、印刷用紙104の搬送と同期してRAM204から対応する色のイメージデータを順次読み出し、これをヘッド制御部201を経由してそれぞれに対応する色のインクを吐出するインクジェット記録ヘッドに出力することにより行われる。
インクジェット記録ヘッドは、入力されたイメージデータに従ってインクを吐出し、印刷用紙104に画像として印刷を行う。画像印刷が終了したICタグ付きの印刷用紙104は、搬送部209により配送出口部に搬送される。この際、RFIDライタ213は、RFID用アンテナ214を介してICタグ付き印刷用紙104のICタグ102に、印刷用紙104が印刷済みであることを示す印刷済み情報を書き込む。ここで、RFIDライタ213は、図1に示すICタグライタ101に相当するものである。RFIDライタ213による印刷済み情報の記録が終了した後、ICタグ付きの印刷用紙104は、印刷装置100から排出される。前述した印刷装置100の制御は、ROM203に記憶されている制御プログラムをCPU200が実行することにより行われる。
図5は、第1の実施の形態に係る印刷装置の処理を示したフローチャートである。
図5には、ICタグ付きの印刷用紙104に対して、予めICタグ102に当該印刷用紙の特徴を示す情報を記録しておき、印刷装置100にICタグ付きの印刷用紙104をセットすることにより印刷用紙104の幅を検出し、当該印刷用紙を給紙してICタグ102の情報を読み出し、印刷用紙の特徴に合わせた印刷処理を行う処理の流れが示されている。
まず、ユーザにより用紙サポート107に印刷用紙104がセットされると(ステップS500)、ステップS501では、ICタグリーダ103は、強い電波を出力し、印刷用紙104のICタグ102と通信を開始する。
続いて、ステップS502では、ICタグリーダ103は、ICタグ102から応答があるか否かを判断する。この判断の結果、ICタグ102から応答がない場合には、ステップS510に進み、通常の印刷処理を行う。一方、ステップS502の判断の結果、ICタグ102から応答があった場合には、ステップS503に進み、印刷用紙104の給紙を開始する。
ステップS503で給紙を開始した後、続いて、ステップS504では、印刷用紙の幅検出部108は、給紙された印刷用紙104の幅を検出する。続いて、ステップS505では、複数のICタグリーダ103から弱い電波を出力し、ICタグ102と通信が確立するまでネゴシエーションを続け、同時に印刷用紙104の搬送を行うことにより、ICタグ102の位置を検出する。このステップS505では、まず、印刷用紙104の給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からICタグ102が左右のどちらに位置しているかを検知する。そして、印刷用紙104の給紙端からICタグ102が検出されるまでの搬送距離を算出する。このステップS505で検出したICタグ102が左右のどちらに位置しているかの情報及び搬送距離情報によるICタグ102の位置情報は、例えばRAM204に保存される。
続いて、ステップS506では、ICタグリーダ103は、ICタグ102に記録されている印刷用紙104の特徴を示す記録情報を読み出して取得し、これをRAM204に保存する。図18は、ICタグ102に記録されている記録情報を示した模式図である。図18に示すように、ICタグ102には、印刷用紙のサイズ情報・タグの位置情報1800として用紙縦サイズ、用紙横サイズ、タグ縦位置、タグ横位置の情報が記録され、印刷用紙の特徴情報1801として用紙サイズ、用紙の種類の情報が記録され、印刷用紙の印刷状態情報1802として表面印刷状態、裏面印刷状態の情報が記録されており、更に画像処理機能情報1803も記録されている。
続いて、ステップS507では、ステップS504で検出した印刷用紙の幅情報、ステップS505で検出したICタグ102の位置情報、及びステップS506でICタグ102から読み出した紙サイズ等の記録情報に基づいて、給紙された印刷用紙104が裏か表かを判定する。なお、本実施の形態では、ステップS505で検出したICタグ102の位置情報に基づいて、給紙された印刷用紙104の裏表を判定するようにしているが、ICタグ102に記録されているICタグの位置情報(図18の1800)を読み出して、これに基づいて給紙された印刷用紙104の裏表を判定するようにしてもよい。
続いて、ステップS508では、ステップS506でICタグ102から読み出した印刷用紙104の特徴を示す記録情報に基づいて、印刷用紙104の特徴に合わせた印刷モードを設定し、この設定した印刷モードにおける印刷画像データを生成し、更にステップS507による給紙された印刷用紙104の裏表判定結果に基づいて、印刷用紙104に生成した印刷画像データの印刷処理を行う。
続いて、ステップS509では、ICタグライタ101は、印刷用紙104が印刷済みであることを示す印刷済み情報をICタグ102に書き込む。ステップS500〜ステップS509の処理、あるいはステップS500〜ステップS502、ステップS510の処理を実行することにより、本実施の形態に係る印刷装置の処理が終了する。
以下に、図5に示した各ステップの詳細を説明する。
(ICタグの位置検出処理)
図6は、図5のステップS505におけるICタグの位置検出処理の詳細を示したフローチャートである。本実施の形態では、図23に示したように、ICタグ102は、印刷用紙104の中央部ではない位置、即ち、印刷用紙104のいずれかの角に偏る所定の位置に設けられている。
用紙サポート107にセットされた印刷用紙104の給紙が開始されると(ステップS600)、ステップS601では、給紙方向に向かって印刷用紙の中心から左右に各1つづつ設けられた各RFIDリーダ205、207から弱い電波を出力して、印刷用紙104に設けられたICタグ102との通信を開始する。
続いて、ステップS602では、ICタグ102と、各RFIDリーダ205、207とのRFID通信が確立したか否か判断する。この判断の結果、RFID通信が確立していない場合には、ステップS603に進む。一方、ステップS602での判断の結果、RFID通信が確立した場合には、ステップS606に進む。
ステップS603では、印刷用紙104を搬送する。続いて、ステップS604では、印刷用紙の搬送が終了したか否かを判断する。この判断の結果、印刷用紙の搬送が終了していない場合には、ステップS602に戻る。一方、ステップS604での判断の結果、印刷用紙の搬送が終了した場合には、ステップS605に進み、ICタグ102と通信が確立せずに、ICタグ102から記録情報が取得できない旨の警告を行って、ユーザに通知する。
ステップS602での判断の結果、RFID通信が確立した場合、続いて、ステップS606では、印刷用紙104の給紙方向に向かって印刷用紙104の中心から左右のどちらのRFIDリーダとRFID通信が確立したかによって、ICタグ102が印刷用紙104の給紙方向に向かって印刷用紙104の中心から左右のどちらに位置しているかを検知する。続いて、ステップS607では、印刷用紙104の給紙端からICタグ102が検出されるまでの搬送距離を算出する。ステップS606で検知したICタグ102が左右のどちらに位置しているかの情報及びステップS607で算出した搬送距離情報は、給紙された印刷用紙104におけるICタグ102の位置を示す位置情報となる。
(裏表判定処理)
図7は、図5のステップS507における給紙された印刷用紙の裏表判定処理の詳細を示したフローチャートである。
まず、ステップS700では、ステップS504で検出された給紙された印刷用紙の幅情報と、ステップS506で読み出したICタグ102の記録情報のうち、印刷用紙の縦サイズとを比較し、一致するか否かを判断する。この判断の結果、印刷用紙の幅情報と印刷用紙の縦サイズとが一致する場合には、ステップS701に進み、印刷用紙が縦向きで給紙されたと検知する。
一方、ステップS700での判断の結果、印刷用紙の幅情報と印刷用紙の縦サイズとが一致しない場合には、ステップS702に進む。続いて、ステップS702では、ステップS504で検出された給紙された印刷用紙の幅情報と、ステップS506で読み出したICタグ102の記録情報のうち、印刷用紙の横サイズとを比較し、一致するか否かを判断する。この判断の結果、印刷用紙の幅情報と印刷用紙の横サイズとが一致する場合には、ステップS703に進み、印刷用紙が横向きで給紙されたと検知する。一方、ステップS702での判断の結果、印刷用紙の幅情報と印刷用紙の横サイズとが一致しない場合には、ステップS704に進み、ICタグ102の記録情報と印刷用紙104のサイズが異なっていることをユーザに警告する。
ステップS701、あるいはステップS703での処理が終了した場合、続いて、ステップS705では、ステップS505で検出したICタグ102の位置情報(ICタグ102が印刷用紙104の給紙方向に向かって印刷用紙104の中心から左右のどちらに位置しているかの情報、及び、印刷用紙104の給紙端からICタグ102が検出されるまでの搬送距離情報)と、ステップS701、あるいはステップS703で検知された印刷用紙104の給紙の向きとに基づいて、給紙された印刷用紙104が裏か表かを判定する。
図8−1及び図8−2は、図7のステップS705における裏表判定処理を説明するための概略図である。ここで、本例では、図8−2(a)に示すように、ICタグ102は、印刷用紙104が表面で、かつ印刷用紙の幅がX、縦向きで給紙された場合に、印刷用紙104の左下の角に偏る所定の位置に備えられているとする。また、ICタグ102には、予め印刷用紙のサイズ情報(横:X、縦:Y)、及びICタグ102の位置情報(横:A、縦:B)が記録されている。
そして、ステップS705では、前述したように、給紙された印刷用紙104の幅から導き出した給紙の向きと、印刷用紙104の給紙端からICタグ102が検出されるまでの搬送距離Cと、ICタグ102が印刷用紙104の給紙方向に向かって印刷用紙104の中心から左右のどちらに位置しているかの情報から印刷用紙104が裏/表のどちらで給紙されたかを判定する。この判定結果を図8−1に一覧として示す。
例えば、図8−2(a)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離Cは0〜Y/2、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は左であるため、図8−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙104は表であると判定できる。同様にして、図8−2(b)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離CはX/2〜X、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は左であるため、図8−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙104は表であると判定できる。
また、図8−2(c)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離CはY/2〜Y、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は右であるため、図8−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙104は表であると判定できる。また、図8−2(d)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離Cは0〜X/2、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は右であるため、図8−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙104は表であると判定できる。
また、図8−2(e)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離Cは0〜Y/2、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は右であるため、図8−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙104は裏であると判定できる。また、図8−2(f)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離CはX/2〜X、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は右であるため、図8−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙104は裏であると判定できる。
また、図8−2(g)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離CはY/2〜Y、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は左であるため、図8−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙104は裏であると判定できる。また、図8−2(h)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離Cは0〜X/2、給紙方向に向かって印刷用紙104の中心からのICタグ102の位置は左であるため、図8−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙104は裏であると判定できる。
このように、ICタグ102の位置、及び、印刷用紙104の給紙の向きから全8パターンが考えられるが、前述した処理を行うことにより、全てのパターンにおいて、印刷用紙104の給紙面が裏であるか表であるかを判定することが可能となる。
(印刷用紙の特徴に合わせた印刷処理)
図9は、図5のステップS508における印刷用紙の特徴に合わせた印刷処理の詳細を示したフローチャートである。
まず、ステップS900では、給紙された印刷用紙104の印刷する印刷面を決定する。続いて、901では、ステップS506でICタグ102から読み出した記録情報のうち、印刷用紙の種類情報に応じて、画像のクオリティを変更する。続いて、ステップS902では、ステップS506でICタグ102から読み出した記録情報のうち、印刷用紙のサイズ情報に基づいて、画像のサイズを変更する。続いて、ステップS903では、ステップS701あるいはステップS703で検知された給紙の向きに基づいて画像を回転処理する。続いて、ステップS904では、ステップS900〜ステップS903で設定した印刷モードに対応する印刷画像データを生成し、印刷処理を実行する。
図10は、図9のステップS900における印刷面の決定処理の詳細を示したフローチャートである。
まず、ステップS1000では、当該印刷装置の種類が昇華型の印刷装置であるか否かを判断する。この判断の結果、昇華型の印刷装置である場合には、ステップS1006に進み、印刷用紙104の印刷する印刷面を決定する処理を更に行う。一方、ステップS1000での判断の結果、昇華型の印刷装置でない(例えば、インクジェット方式等の印刷装置)場合には、ステップS1001に進む。
ステップS1001では、表面で給紙されたか否かを判断する。この判断の結果、表面で給紙された場合には、ステップS1002に進み、印刷用紙104をそそままで表面に印刷処理を行う。一方、ステップS1001での判断の結果、表面で給紙されなかった、即ち、裏面で給紙された場合には、ステップS1003に進む。
ステップS1003では、ステップS506でICタグ102から読み出した記録情報のうち、印刷用紙の種類情報(図18の1801)から裏面に印刷が可能であるか否かを判断する。図12は、印刷用紙の種類に応じた裏面印刷の可否を示した図である。図12に示すように、裏面に印刷が可能な紙の種類としては、普通紙、再生紙、OHP紙、はがき等が挙げられる。また、裏面に印刷が不可能な印刷用紙の種類としては、フォト紙、スーパーフォト紙、光沢紙、シール、Tシャツ等が挙げられる。ステップS1003での判断の結果、印刷用紙の種類情報から裏面に印刷が可能である場合には、ステップS1005に進み、印刷用紙104をそそままで裏面に印刷処理を行う。一方、ステップS1003での判断の結果、印刷用紙の種類情報から裏面に印刷が不可能である場合には、ステップS1004に進み、表面印刷できるように印刷用紙104を裏返して、印刷処理を行う。
図11は、図10のステップS1006における印刷面の決定処理の詳細を示したフローチャートである。昇華型印刷装置の場合には、印刷された面上に上書き印刷を行うと、リボンが焼きついてしまう。そのため、印刷済みの面には上書き印刷は行わず、ユーザにその旨を警告する必要がある。以下に、その処理について説明する。
まず、ステップS1100では、表面で給紙されたか否かを判断する。この判断の結果、表面で給紙された場合には、ステップS1110に進む。一方、ステップS1100での判断の結果、表面で給紙されなかった、即ち、裏面で給紙された場合には、ステップS1101に進む。
ステップS1101では、ステップS506でICタグ102から読み出した記録情報のうち、印刷用紙の種類情報(図18の1801)から裏面に印刷が可能であるか否かを判断する。この際、裏面に印刷が可能な印刷用紙の種類及び裏面に印刷が不可能な印刷用紙の種類としては、前述した図12に示したものと同様である。
ステップS1101での判断の結果、印刷用紙の種類情報から裏面に印刷が不可能である場合、ステップS1102に進み、ICタグ102から読み出した印刷用紙の印刷状態情報(図18の1802)から表面が印刷済みであるか否かを判断する。この判断の結果、表面が印刷済みでない場合には、ステップS1103に進み、表面印刷できるように印刷用紙104を裏返して、印刷処理を行う。一方、ステップS1102での判断の結果、表面が印刷済みである場合には、ステップS1104に進み、表面のみ印刷可能でかつ表面が印刷済みであり上書き印刷になることをユーザに警告する。
ステップS1101での判断の結果、印刷用紙の種類情報から裏面に印刷が可能である場合、ステップS1105に進み、ICタグ102から読み出した印刷用紙の印刷状態情報(図18の1802)から裏面が印刷済みであるか否かを判断する。この判断の結果、裏面が印刷済みでない場合には、ステップS1106に進み、印刷用紙104をそのままで裏面に印刷処理を行う。一方、ステップS1105での判断の結果、裏面が印刷済みである場合には、ステップS1107に進む。
ステップS1107では、ICタグ102から読み出した印刷用紙の印刷状態情報(図18の1802)から表面が印刷済みであるか否かを判断する。この判断の結果、表面が印刷済みでない場合には、ステップS1108に進み、表面印刷できるように印刷用紙104を裏返して、印刷処理を行う。一方、ステップS1107での判断の結果、表面が印刷済みである場合には、ステップS1109に進み、両面が印刷済みであり上書き印刷になることをユーザに警告する。
ステップS1100での判断の結果、表面で給紙された場合、続いて、ステップS1110では、ICタグ102から読み出した印刷用紙の印刷状態情報(図18の1802)から表面が印刷済みであるか否かを判断する。この判断の結果、表面が印刷済みでない場合には、ステップS1111に進み、印刷用紙104をそのままで表面に印刷処理を行う。一方、ステップS1110での判断の結果、表面が印刷済みである場合には、ステップS1112に進む。
ステップS1112では、ステップS506でICタグ102から読み出した記録情報のうち、印刷用紙の種類情報(図18の1801)から裏面に印刷が可能であるか否かを判断する。この際、裏面に印刷が可能な印刷用紙の種類及び裏面に印刷が不可能な印刷用紙の種類としては、前述した図12に示したものと同様である。ステップS1112での判断の結果、印刷用紙の種類情報から裏面に印刷が不可能である場合、ステップS1113に進み、表面が印刷済みであり印刷を行う場合は表面に上書き印刷になることをユーザに警告する。一方、ステップS1112での判断の結果、印刷用紙の種類情報から裏面に印刷が可能である場合、ステップS1114に進む。
ステップS1114では、ICタグ102から読み出した印刷用紙の印刷状態情報(図18の1802)から裏面が印刷済みであるか否かを判断する。この判断の結果、裏面が印刷済みでない場合には、ステップS1115に進み、裏面印刷できるように印刷用紙104を裏返して、印刷処理を行う。一方、ステップS1114での判断の結果、裏面が印刷済みである場合には、ステップS1116に進み、両面が印刷済みであり上書き印刷になることをユーザに警告する。
(画像処理/品質)
図9のステップS901に示したように、本実施の形態の印刷装置では、印刷用紙の種類情報に応じて、画像のクオリティを変更する。また、本実施の形態の印刷装置では、図18に示した印刷用紙の特徴情報1801(用紙サイズ、用紙の種類の情報)から印刷する画像のクオリティを変更するようにする。この場合、図13、図14に示すように、印刷用紙の種類、印刷用紙のサイズによって、解像度、光沢有無等の画像処理パラメータを決定し、これを印刷画像データを生成する上での処理に用いる。更に、図18に示した画像処理機能情報1803から、図15に示すように、ノイズの削減、色合い、明るさ(輝度)、解像度、濃淡等の画像処理パラメータを決定し、これを印刷画像データを生成する上での処理に用いる。ここで、これらの画像処理は、従来の画像処理技術を用いて実現される。
(画像処理/サイズ)
図9のステップS902に示したように、本実施の形態の印刷装置では、印刷用紙のサイズ情報に合わせ画像のサイズを変更する。ICタグ102の記録情報のうち、印刷用紙のサイズ情報(図18の紙のサイズ情報1801)によって、図16に示すように、画像を所定の画像サイズに変更する。また、ICタグ102の記録情報の画像処理機能情報(図18の1803)から、図17に示すように、画像サイズに変更する。ここで、これらの画像処理は、従来の画像処理技術を用いて実現される。
第1の実施の形態によれば、ICタグ102を所定の位置に備えた印刷用紙104の幅を検出し(ステップS504)、当該印刷用紙104におけるICタグ102の位置を検出し(ステップS505)、ICタグ102と通信を行って、ICタグ102に記録されている印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出し(ステップS506)、検出した印刷用紙の幅、検出したICタグの位置及び読み出した記録情報に基づいて、給紙された印刷用紙が裏か表かを判定し、また、読み出した記録情報に基づいて、印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定し、給紙された印刷用紙の裏表判定結果及び設定した印刷モードに基づいて、当該印刷用紙に印刷処理を行うようにしたので、様々な印刷用紙を印刷する際に、ユーザが印刷UIを操作して印刷する印刷用紙の特徴に合わせた設定を行うことなく、印刷用紙の特徴に合わせた印刷処理を自動で実現することができる。また、印刷用紙の特徴に合わせた設定を自動で行えるようにしたので、ユーザが誤った印刷設定を行う機会が無くなり、意図しない印刷処理がなされてしまうという不具合を回避することができる。
更に、印刷処理が終了した後に、ICタグ102に当該印刷用紙が印刷済みであることを示す印刷済み情報を書き込むようにしたので(ステップS509)、印刷装置が昇華型プリンタの場合に、印刷済みの印刷用紙に再度印刷処理を行った際に生じるリボンの印刷用紙への焼きつきを回避することができる。これにより、印刷装置の故障を防ぐことができる。
−第2の実施の形態−
図3は、第2の実施の形態に係る印刷装置のシステム構成図であり、図2(a)に上方から見た概略断面図を示し、図2(b)に横から見た概略断面図を示す。また、図2には、印刷装置として、ICタグ記録機能付きインクジェット方式の印刷装置を示す。
印刷装置300は、印刷媒体である印刷用紙に対して印刷処理を行うプリンタである。印刷用紙の幅検出部308は、用紙サポート307にセットされた印刷用紙304の幅を検出する。ここで、印刷用紙の幅検出部308は、複数のセンサーが一定間隔に配置されて構成されており、印刷用紙304がセットされることによりこれらのセンサーが反応し、反応したセンサーの間隔情報から印刷用紙304の幅を検出する。また、印刷用紙304には、その所定の位置にICタグ302が設けられている。
用紙サポート307にセットされた印刷用紙304は、不図示の給紙部に供給される。この給紙部は、給紙モータと給紙ベルトで構成されており、印刷時は、図3(a)及び図3(b)の矢印方向(給紙方向)に印刷用紙304を給紙する機能を有している。本実施の形態では、第1の実施の形態の印刷装置と異なり、ICタグ302に記録されている印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出すICタグリーダ303が、インクジェット記録ヘッドであるブラックヘッド305Kに搭載されている。ICタグリーダ303は、ICタグ付き印刷用紙304の給紙が開始されると、ICタグ302と通信を行って、ICタグ302に記録されている記録情報を読み出す。
また、印刷装置300は、図3に示すように、インクジェット記録ヘッドであるブラックヘッド305K、シアンヘッド305C、マゼンタヘッド305M、イエローヘッド305Yを備えており、これらの4本のヘッドからそれぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出し、フルカラー印刷を可能としている。また、吐出するインクは、ブラックインクカートリッジ306K、シアンインクカートリッジ306C、マゼンタインクカートリッジ306M、イエローインクカートリッジ306Yからそれぞれに対応する記録ヘッドに供給される。そして、印刷終了後、印刷装置300は、ICタグ付き印刷用紙304を図3(a)及び(b)の矢印方向(配送方向)に配送する機能を有している。
また、印刷装置300の配送出口部には、ICタグ302に情報を書き込むICタグライタ301が設けられている。ICタグライタ301は、ICタグ付きの印刷用紙304が配送されると、ICタグ302と通信を行って、ICタグ302に情報を書き込む。
図4は、第2の実施の形態に係る印刷装置のブロック構成図である。
印刷装置300は、通信ドライバ411により通信を制御し、PC/DSC(カメラ)412からのコマンドを受信する。印刷装置300は、受信した画像データを各色成分のイメージデータとしてRAM404にビットマップ展開して描画する。図3に示したように印刷用紙の幅検出部308は、ICタグ付き印刷用紙304の幅を検出する。ここで、印刷用紙の幅に関するデータは、RAM404に格納される。印刷画像データと印刷用紙の幅の検出が終了すると、給紙部410が給紙するためのモータを駆動させ、ICタグ付きの印刷用紙304の給紙を開始する。
ICタグ付きの印刷用紙304の給紙が開始すると、RFIDリーダ405は、ICタグ付きの印刷用紙304に設けられたICタグ302と通信を開始する。RFIDリーダ405は、ICタグ302がRFID用アンテナ部406に搬送されるとICタグ付き印刷用紙304と通信が確立し、、ICタグ302に記録されている記録情報を読み出し、これをRAM204に格納する。ここで、RFIDリーダ405は、図3に示すICタグリーダ303に相当するものである。
印刷画像データ、印刷用紙の幅情報、及びICタグの記録情報のRAM404への展開が終了すると、ヘッド制御部401は、インクジェット記録ヘッド(図3の305K、305C、305M、305Y)を所定の位置へ移動させる。このとき、搬送部409は、搬送モータを駆動して、ICタグ付きの印刷用紙304の搬送を開始する。印刷装置300における印刷処理は、CPU400が、印刷用紙304の搬送と同期してRAM404から対応する色のイメージデータを順次読み出し、これをヘッド制御部401を経由してそれぞれに対応する色のインクを吐出するインクジェット記録ヘッドに出力することにより行われる。
インクジェット記録ヘッドは、入力されたイメージデータに従ってインクを吐出し、印刷用紙304に画像として印刷を行う。画像印刷が終了したICタグ付き印刷用紙304は、搬送部409によりRFID用アンテナ414近傍に搬送される。この際、RFIDライタ413は、RFID用アンテナ414を介してICタグ付き印刷用紙304のICタグ302に、印刷用紙304が印刷済みであることを示す印刷済み情報を書き込む。この印刷済み情報は、図18の印刷用紙の印刷状態情報の各面印刷状態情報に反映される。ここで、RFIDライタ413は、図3に示すICタグライタ301に相当するものである。RFIDライタ413による印刷済み情報の記録が終了した後、ICタグ付き印刷用紙304は、搬送部209により搬送出口部に排出される。前述した印刷装置300の制御は、ROM403に記憶されている制御プログラムをCPU400が実行することにより行われる。
図19は、第2の実施の形態に係る印刷装置の処理を示したフローチャートである。
図19には、ICタグ付き印刷用紙304に対して、予めICタグ302に当該印刷用紙の特徴を示す情報を記録しておき、印刷装置300にICタグ付き印刷用紙304をセットすることにより印刷用紙304の幅を検出し、当該印刷用紙を供給してICタグ302の情報を読み出し、印刷用紙の特徴に合わせた印刷処理を行う処理の流れが示されている。
まず、ユーザにより用紙サポート307に印刷用紙304がセットされると(ステップS1900)、ステップS1901では、印刷用紙304の給紙を開始する。続いて、ステップS1902では、印刷用紙の幅検出部308は、給紙された印刷用紙304の幅を検出する。
ステップS1903では、ヘッドに搭載されたICタグリーダから弱い電波を出力し、通信確立するまでネゴシエーションを続け、同時に紙の搬送を行うことで、ICタグの位置を検出するとともに、印刷用紙304の裏表判定を行う。
続いて、ステップS1904では、記録ヘッド305Kに搭載されたICタグリーダ303から弱い電波を出力し、ICタグ302と通信可能であるか否かを判断する。この判断の結果、ICタグ302と通信可能でない場合には、ステップS1907に進み、通常の印刷処理を実行する。一方、ステップS1904での判断の結果、ICタグ302と通信可能である場合には、ステップS1905に進む。
ステップS1905では、ICタグ302から読み出した印刷用紙304の特徴を示す記録情報に基づいて、印刷用紙304の特徴に合わせた印刷モードを設定し、この設定した印刷モードにおける印刷画像データを生成し、更にステップS1903の裏表判定結果に基づいて、生成した印刷画像データを印刷用紙304に印刷処理する。この印刷処理を行う際に、本実施の形態では、記録ヘッドの位置情報と、ICタグ302に記録されている印刷用紙のサイズ情報及びICタグ302の位置情報に基づいて、給紙された印刷用紙304と記録ヘッドとのズレを補正し、印刷画像の位置を印刷用紙304に合わせた印刷が行われる。
続いて、ステップS1906では、ICタグライタ301は、印刷用紙304が印刷済みであることを示す印刷済み情報をICタグ302に書き込む。このステップS1900〜ステップS1906の処理を実行することにより、本実施の形態に係る印刷装置の処理が終了する。
(裏表判定処理)
図20は、図19のステップS1903における給紙された印刷用紙の裏表判定処理の詳細を示したフローチャートである。
まず、ステップS2000では、ICタグ付き印刷用紙304を搬送する。続いて、ステップS2001では、ICタグリーダ303付きの記録ヘッド305Kを移動させる。続いて、ステップS2002では、ICタグリーダ303から弱い電波を出力し、通信確立するためのネゴシエーション処理を行う。
続いて、ステップS2003では、ICタグリーダ303は、ICタグ302から応答があるか否かを判断する。この判断の結果、ICタグ302から応答がない場合には、ステップS2004に進む。続いて、ステップS2004では、記録ヘッド305Kが印刷用紙304の端まで移動したか否かを判断する。この判断の結果、記録ヘッド305Kが印刷用紙304の端まで移動していない場合には、ステップS2001に戻り、記録ヘッド305Kの位置を移動させる。一方、ステップS2004での判断の結果、記録ヘッド305Kが印刷用紙304の端まで移動した場合には、ステップS2005に進む。
ステップS2005では、記録ヘッド305Kを初期位置に移動させる。続いて、ステップS2006では、印刷用紙304の搬送が終了したか否かを判断する。この判断の結果、印刷用紙304の搬送が終了していない場合には、ステップS2000に戻り、印刷用紙304の搬送を行う。一方、ステップS2006での判断の結果、印刷用紙304の搬送が終了した場合には、印刷用紙にICタグが搭載されていないと判断し、当該裏表判定処理を終了する。この場合には、図19のステップS1904で、ICタグ通信が不可となり、通常の印刷処理が行われる。
ステップS2003での判断の結果、ICタグ302から応答があった場合、続いて、ステップS2007では、ICタグリーダ303は、ICタグ302に記録されている印刷用紙304の特徴を示す記録情報を読み出して取得し、これをRAM404に保存する。
続いて、ステップS2008では、ICタグ302が印刷用紙304の給紙方向に向かって印刷用紙304の中心から左右のどちらに位置しているかを検知する。続いて、ステップS2009では、印刷用紙304の給紙端からICタグ302が検出されるまでの搬送距離を算出する。ステップS2008で検知したICタグ302が左右のどちらに位置しているかの情報及びステップS2008で算出した搬送距離情報は、給紙された印刷用紙304におけるICタグ302の位置を示す位置情報となる。
続いて、ステップS2010では、ステップS1902で検出された印刷用紙の幅情報、ステップS2007で読み出したICタグ302の記録情報(印刷用紙のサイズ情報、ICタグ302の位置情報)、記録ヘッド305Kの位置情報、及び印刷用紙304の給紙端からICタグ302が検出されるまでの搬送距離情報に基づいて、給紙された印刷用紙304が裏か表かを判定する。
図21−1及び図21−2は、図20のステップS2010における裏表判定処理を説明するための概略図である。ここで、本例では、図21−2(a)に示すように、ICタグ302は、印刷用紙304が表面で、かつ印刷用紙の幅がX、縦向きで給紙された場合に、印刷用紙304の左下の角に偏る所定の位置に備えられているとする。また、ICタグ302には、予め印刷用紙のサイズ情報(横:X、縦:Y)、及びICタグ302の位置情報(横:A、縦:B)が記録されている。
ステップS2010では、まず、記録ヘッド305Kの初期位置に印刷用紙の左角を合わせ給紙する。そして、ICタグリーダ303によりICタグ302が検知された際の印刷用紙104の給紙端からの搬送距離Cと、記録ヘッド305Kの移動距離Hを算出する。即ち、ここでは、搬送距離Cと移動距離HからなるICタグ302の位置情報を取得する。そして、ステップS2010では、印刷用紙の幅、搬送距離C及び移動距離Hから印刷用紙304が裏/表のどちらで給紙されたかを判定する。この判定結果を図21−1に一覧として示す。
例えば、図21−2(a)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離Cは0〜Y/2、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも小さいため、図21−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙304は表であると判定できる。同様にして、図21−2(b)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離CはX/2〜X、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも小さいため、図21−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙304は表であると判定できる。また、図21−2(c)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離CはY/2〜Y、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも大きいため、図21−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙304は表であると判定できる。また、図21−2(d)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離Cは0〜X/2、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも大きいため、図21−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙304は表であると判定できる。
また、図21−2(e)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離Cは0〜Y/2、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも大きいため、図21−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙304は裏であると判定できる。また、図21−2(f)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離CはX/2〜X、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも大きいため、図21−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙304は裏であると判定できる。また、図21−2(g)の場合、印刷用紙の幅はX、給紙の向きは縦向き、搬送距離CはY/2〜Y、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも小さいため、図21−1(a)に示すように、給紙された印刷用紙304は裏であると判定できる。また、図21−2(h)の場合、印刷用紙の幅はY、給紙の向きは横向き、搬送距離Cは0〜X/2、記録ヘッド305Kの移動距離HはX/2よりも小さいため、図21−1(b)に示すように、給紙された印刷用紙304は裏であると判定できる。
このように、ICタグ302の位置、及び、印刷用紙304の給紙の向きから全8パターンが考えられるが、前述した処理を行うことにより、全てのパターンにおいて、印刷用紙304の給紙面が裏であるか表であるかを判定することが可能となる。
(画像の位置を合わせた印刷処理)
図22−1は、図19のステップS1906における画像の位置を合わせた印刷処理の詳細を示したフローチャートである。また、図22−2は、図19のステップS1906における画像の位置を合わた印刷処理を説明するための概略図である。
図22−2(a)〜(h)に示すように、ICタグ302に記録されているICタグの横位置情報Aと、ICタグリーダ303がICタグ302を検知した際の記録ヘッド305Kの位置(記録ヘッド305Kの初期位置からの移動距離)Hとが一致せず、記録ヘッド305Kの初期位置から給紙された印刷用紙304の位置にズレZが生じる場合も想定される。そこで、図22−1のステップS2210では、ICタグの横位置情報Aと、ICタグ302を検知した際の記録ヘッド305Kの位置Hとが一致しているか否かを判断する。この判断の結果、ICタグの横位置情報Aと、ICタグ302を検知した際の記録ヘッド305Kの位置Hとが一致している場合には、ステップS2212に進む。一方、ステップS2210での判断の結果、ICタグの横位置情報Aと、ICタグ302を検知した際の記録ヘッド305Kの位置Hとが一致していない場合には、ステップS2211に進む。
ステップS2211では、記録ヘッド305Kの位置HをズレZ分だけ補正を行う。続いて、ステップS2212では、印刷画像データの印刷処理を行う。
このステップS2210〜ステップS2212までの処理を経ることにより、ICタグの横位置情報Aと、ICタグ302を検知した際の記録ヘッド305Kの位置Hにズレが生じている場合においても、画像の位置を合わせて印刷することができる。
第2の実施の形態によれば、記録ヘッド305Kの位置情報と、ICタグ302に記録されている印刷用紙のサイズ情報及びICタグ302の位置情報に基づいて、給紙された印刷用紙304と記録ヘッド305Kとのズレを補正し(ステップS2211)、印刷画像の位置を印刷用紙304に合わせた印刷処理を行うようにしたので(ステップS2212)、第1の実施の形態における効果に加え、印刷画像の位置を補正した最適な印刷を行うことができる。
前述した第1及び第2の実施の形態による印刷装置を構成する図2及び図4の各構成手段、並びに印刷装置における印刷処理方法を示した図5〜図7、図9〜図11、図19、図20、図22−1の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、あるいは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより各実施の形態における印刷装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して各実施の形態における印刷装置の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全て、あるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて各実施の形態における印刷装置の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
第1の実施の形態に係る印刷装置の機能構成を説明する断面図である。 第1の実施の形態に係る印刷装置のブロック構成図である。 第2の実施の形態に係る印刷装置の機能構成を説明する断面図である。 第2の実施の形態に係る印刷装置のブロック構成図である。 第1の実施の形態に係る印刷装置の処理を示したフローチャートである。 図5のステップS505におけるICタグの位置検出処理の詳細を示したフローチャートである。 図5のステップS507における給紙された紙の裏表判定処理の詳細を示したフローチャートである。 図7のステップS705における裏表判定処理を説明するための概略図である。 図7のステップS705における裏表判定処理を説明するための概略図である。 図5のステップS508における紙の特徴に合わせた印刷処理の詳細を示したフローチャートである。 図9のステップS900における印刷面の決定処理の詳細を示したフローチャートである。 図10のステップS1006における印刷面の決定処理の詳細を示したフローチャートである。 紙の種類に応じた裏面印刷の可否を示した図である。 ICタグに記録されている紙の種類及び紙のサイズに対する印刷時の画像処理の内容を示した図である。 ICタグに記録されている紙の種類(はがき)に対する印刷時の画像処理の内容を示した図である。 ICタグに記録されている画像処理機能情報に対する印刷時の画像処理の内容を示した図である。 ICタグに記録されている紙のサイズに対する印刷時の画像のレイアウト処理の内容を示した図である。 ICタグに記録されている画像処理機能情報に対する印刷時の画像のレイアウト処理の内容を示した図である。 ICタグに記録されている記録情報を示した模式図である。 第2の実施の形態に係る印刷装置の処理を示したフローチャートである。 図19のステップS1904における給紙された紙の裏表判定処理の詳細を示したフローチャートである。 図20のステップS2010における裏表判定処理を説明するための概略図である。 図20のステップS2010における裏表判定処理を説明するための概略図である。 図19のステップS1906における画像の位置を合わせた印刷処理の詳細を示したフローチャートである。 図19のステップS1906における画像の位置を合わた印刷処理を説明するための概略図である。 ICタグを備えた紙の概略構成を示した図である。
符号の説明
100 印刷装置
101 ICタグライタ
102 ICタグ
103 ICタグリーダ
104 紙
105Y、105M、105C、105K インクジェット記録ヘッド
106Y、106M、106C、106K インクカートリッジ
107 用紙サポート
108 紙の幅検出部
200 CPU
201 ヘッド制御部
203 ROM
204 RAM
205、207 RFIDリーダ(ICタグリーダ)
206、208 RFID用アンテナ
209 搬送部
210 給紙部
211 通信ドライバ
212 PC/DSC
213 RFIDライタ
214 RFID用アンテナ

Claims (14)

  1. ICタグを所定の位置に備えた印刷用紙の幅を検出する幅検出手段と、
    前記印刷用紙における前記ICタグの位置を検出する位置検出手段と、
    前記ICタグと通信を行って、前記ICタグに記録されている前記印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出す読み出し手段と、
    前記幅検出手段で検出した印刷用紙の幅情報、前記位置検出手段で検出したICタグの位置情報、及び前記読み出し手段で読み出した前記記録情報に基づいて、給紙された前記印刷用紙が裏か表かを判定する裏表判定手段と、
    前記読み出し手段で読み出した前記記録情報に基づいて、前記印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定する印刷モード設定手段と、
    前記裏表判定手段による判定結果、及び前記印刷モード設定手段で設定した印刷モードに基づいて、前記印刷用紙に印刷処理を行う印刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷手段による印刷処理が終了した後に、前記ICタグに前記印刷用紙が印刷済みであることを示す印刷済み情報を書き込む書き込み手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記所定の位置とは、前記印刷用紙のいずれかの角に偏る位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷手段は、前記裏表判定手段による判定結果に応じて、前記印刷用紙の印刷面を切り替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷手段は、前記裏表判定手段による判定結果と、前記読み出し手段で読み出した前記記録情報とに応じて、前記印刷用紙の印刷面を切り替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記ICタグに記録されている前記記録情報は、印刷済み情報、印刷用紙の種類情報及びサイズ情報、ICタグの位置情報を含むものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 印刷画像データを生成する印刷画像生成手段を更に有し、
    前記印刷画像生成手段は、前記印刷画像データを生成する際に、前記読み出し手段で読み出した前記記録情報に応じて、前記印刷画像データにおける画像処理パラメータを変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記画像処理パラメータは、印刷用紙の種類及びサイズ、ノイズの削減、輝度、解像度、濃淡のうち、少なくともいずれか1つを含むものであることを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記位置検出手段は、複数のICタグリーダを用いて構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記位置検出手段は、記録ヘッドにICタグリーダを搭載して構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷手段は、前記記録ヘッドの位置情報と、前記ICタグに記録されている印刷用紙のサイズ情報及び前記ICタグの位置情報に基づいて、給紙された前記印刷用紙と前記記録ヘッドとのズレを補正し、前記印刷処理を行うことを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  12. ICタグを所定の位置に備えた印刷用紙に印刷処理を行う印刷処理方法であって、
    前記印刷用紙の幅を検出する幅検出ステップと、
    前記印刷用紙における前記ICタグの位置を検出する位置検出ステップと、
    前記ICタグと通信を行って、前記ICタグに記録されている前記印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出す読み出しステップと、
    前記幅検出ステップで検出した印刷用紙の幅情報、前記位置検出ステップで検出したICタグの位置情報、及び前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、給紙された前記印刷用紙が裏か表かを判定する裏表判定ステップと、
    前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、前記印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定する印刷モード設定ステップと、
    前記裏表判定ステップによる判定結果、及び前記印刷モード設定ステップで設定した印刷モードに基づいて、前記印刷用紙に印刷処理を行う印刷ステップとを有することを特徴とする印刷処理方法。
  13. ICタグを所定の位置に備えた印刷用紙に印刷処理を行う印刷処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記印刷用紙の幅を検出する幅検出ステップと、
    前記印刷用紙における前記ICタグの位置を検出する位置検出ステップと、
    前記ICタグと通信を行って、前記ICタグに記録されている前記印刷用紙の特徴を示す記録情報を読み出す読み出しステップと、
    前記幅検出ステップで検出した印刷用紙の幅情報、前記位置検出ステップで検出したICタグの位置情報、及び前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、給紙された前記印刷用紙が裏か表かを判定する裏表判定ステップと、
    前記読み出しステップで読み出した前記記録情報に基づいて、前記印刷用紙の特徴に合わせた印刷モードを設定する印刷モード設定ステップと、
    前記裏表判定ステップによる判定結果、及び前記印刷モード設定ステップで設定した印刷モードに基づいて、前記印刷用紙に印刷処理を行う印刷ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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