JP2006217959A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 所定のキーを所持する者は容易に装飾部材等の取り外しが行え、かつそれ以外の者は装飾部材等の取り外しが行えないようにする。
【解決手段】 ランプカバー9の背面側にフック31と施錠装置32とを設け、上扉3には、フック31が挿通可能な係合孔22と、施錠装置32のキーシリンダ35が挿通可能な貫通孔23とを設ける構造とし、ランプカバー9の上扉3への固定をキー38の操作によって行うこととした。したがって、ランプカバー9の着脱が容易に行えるようになり、ランプカバー9の着脱作業の効率性を向上させることが可能になる。また、キー38の所持者以外はランプカバーを取り外せないようにすることができ、ランプカバー9内のランプを不正目的に悪用されないようにすることが可能になる。
【選択図】 図8
【解決手段】 ランプカバー9の背面側にフック31と施錠装置32とを設け、上扉3には、フック31が挿通可能な係合孔22と、施錠装置32のキーシリンダ35が挿通可能な貫通孔23とを設ける構造とし、ランプカバー9の上扉3への固定をキー38の操作によって行うこととした。したがって、ランプカバー9の着脱が容易に行えるようになり、ランプカバー9の着脱作業の効率性を向上させることが可能になる。また、キー38の所持者以外はランプカバーを取り外せないようにすることができ、ランプカバー9内のランプを不正目的に悪用されないようにすることが可能になる。
【選択図】 図8
Description
本発明は、パチンコ店等の遊技場において使用されるスロットマシン等の遊技機に関し、更に詳しくは、遊技機に取り付けられるカバーや装飾部材等の取り付け構造に関するものである。
スロットマシン等をはじめとする遊技機には、前面が開口する収納箱に対して前面扉が開閉自在に設けられている。前面扉には、スロットマシンの機種情報等の文字や図柄等を表示した装飾部材、遊技者の興趣を高める演出を行う際等に使用されるランプ及びスピーカー等が設けられている。また、前面扉には、これらのランプやスピーカーを覆うように、ランプカバー及びスピーカーカバーが取り付けられている。
これらの装飾部材及びカバーにはフックが設けられ、前面扉には、フックの挿通が可能であって前面扉の前面側から背面側に貫通した貫通孔が設けられている。装飾部材等の前面扉への取り付けは、フックを貫通孔に挿通させることにより行われる。すなわち、フックを貫通孔に挿通させると、貫通孔の途中でフックと貫通孔の底面とが接する位置がある。この位置からさらにフックを挿通させていくと、フックは貫通孔の底面に圧接されて、弾性変形を伴いながら挿通される。フックが前面扉の背面に達すると、フックに対する底面からの圧接が解消される。この圧接の解消によって、フックが弾性変形した状態から元の状態へ復帰し、フックと前面扉の背面とが係合する。このフックと前面扉の背面との係合によって装飾部材の引き抜き方向への移動が規制され、装飾部材が前面扉に固定される。
特開2004−167012号公報
しかしながら、このように固定された装飾部材等を取り外す場合には、フックを弾性変形させて、フックと前面扉の背面との係合を解除し、その状態を維持しながら装飾部材等を前方に引き出さなければならない。通常は、一つの装飾部材に対して複数個のフックが設けられているため、装飾部材を取り外すためには、複数個所におけるフックと前面扉との係合を解除しなければならない。このため、装飾部材等を取り外す手間がかかり、作業の効率化が図れないという問題がある。特に、遊技場に新しいスロットマシンを導入する場合には多量の装飾部材等の取り外しが必要となるため、上記の問題は深刻なものとなる。
このような問題を解決するためには、装飾部材等を前面扉から容易に取り外せる構造にしておくことが考えられる。しかし、このような構造にすると、一般の遊技者に装飾部材等を取り外され、不正改造その他の不正な目的に悪用されるおそれがある。一般に、遊技機の部品の交換は、例えば遊技機メーカーの社員等のみが行え、それ以外の者が遊技機の部品を交換することは望ましくない。したがって、遊技機メーカーの社員等以外の者が遊技機の部品の取り外しを行える構造にすることは、遊技機を管理する上で問題が生じるおそれがある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技機メーカーの社員等は容易に取り外しが行え、且つそれ以外の者は取り外しが行えない機構を有する装飾部材を備えた遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するに当たり、本発明は、前面扉の前面側に装飾部材が露呈するように取り付けられた遊技機において、前記装飾部材と前記前面扉のいずれか一方には、その他方に設けられた被係合部と係合可能なロック部材を有する施錠装置を備え、前記施錠装置をキーの操作で解錠することにより、前記被係合部と前記ロック部材とが係合される施錠位置から前記被係合部と前記ロック部材との係合を解除する解除位置に前記ロック部材を移動させて、前記装飾部材を前記前面扉から取り外しできるようにしたことを特徴とする。
なお、本発明は、前記施錠装置に設けられ、前記キーが挿入されるキー挿入孔が前記前面扉の背面側に露呈していることが好ましい。
また、前記前面扉には貫通孔が形成され、前記貫通孔を貫通して前記前面扉の背面側に突出した前記装飾部材の一部に、前記被係合部が設けられていることが好ましい。
また、前記装飾部材は、前記前面扉への取り付け時に前記貫通孔を挿通した後に前記前面扉の背面に係合するフックが一体成形されており、前記フックと前記前面扉との係合によって、前記装飾部材は前記前面扉に仮止めされ、前記施錠装置を前記キーの操作で施錠することにより、前記解除位置から前記施錠位置に前記ロック部材を移動させて、仮止めされた装飾部材を前記前面扉に固定することが好ましい。
本発明によれば、前面扉の前面側に装飾部材が露呈するように取り付けられた遊技機において、前記装飾部材と前記前面扉のいずれか一方には、その他方に設けられた被係合部と係合可能なロック部材を有する施錠装置を備え、前記施錠装置をキーの操作で解錠することにより、前記被係合部と前記ロック部材とが係合される施錠位置から前記被係合部と前記ロック部材との係合を解除する解除位置に前記ロック部材を移動させて、前記装飾部材を前記前面扉から取り外しできるようにしたので、所定のキーを所持する者は、ロック部材を解除位置に移動させて装飾部材を容易に取り外すことが可能となる。一方、所定のキーを所持しない者が装飾部材を取り外せなくすることができるので、装飾部材が不正改造その他の不正な目的に悪用されることを防止することが可能となる。
また、前記施錠装置に設けられ、前記キーが挿入されるキー挿入孔を前記前面扉の背面側に露呈させるので、遊技者に施錠装置の位置を知られないようにすることが可能になるとともに、遊技者による施錠装置の破壊行為等を減少させることが可能になる。一方、キーを所持する遊技機メーカーの社員等が装飾部材を取り外す場合には、前面扉を開けた状態で施錠装置を解錠し、装飾部材を取り外すことができるので、装飾部材の着脱を容易に行うことができ、作業の効率化を図ることが可能になる。また、キー挿入孔が前面扉の背面側にあるので、装飾部材を取り外すためには前面扉を開ける必要がある一方、前面扉を開けると不正が発覚しやすいので、装飾部材に対する不正行為を抑制させることが可能になる。
また、前記前面扉には貫通孔が形成され、前記貫通孔を貫通して前記前面扉の背面側に突出した前記装飾部材の一部に、前記被係合部が設けられるので、ロック部材と被係合部との係合を容易に行うことが可能になるとともに、ロック部材と被係合部との係合を確実に行うことが可能となる。
また、前記装飾部材は、前記前面扉への取り付け時に前記貫通孔を挿通した後に前記前面扉の背面に係合するフックが一体成形されており、前記フックと前記前面扉との係合によって、前記装飾部材は前記前面扉に仮止めされ、前記施錠装置を前記キーの操作で施錠することにより、前記解除位置から前記施錠位置に前記ロック部材を移動させて、仮止めされた装飾部材を前記前面扉に固定するので、装飾部材の取り付け及び取り外し作業の効率化を図ることが可能になる。また、装飾部材が取り付けられた後においては、フックと前面扉の背面との係合によって装飾部材の取り付け状態を補強することが可能になる。
本発明の第1の形態であるスロットマシンの構成を図1ないし図8に基づいて説明する。スロットマシン1は、前面が開口する収納箱2の前面に上扉3及び下扉4から構成される前面扉5がヒンジ等により取り付けられている。上扉3には、表示窓6、表示パネル7が設けられている。また、上扉3の上方には、スピーカーカバー8、ランプカバー9が取り付けられている。
表示窓6は、ガラス等の透光性を有する部材によって構成されており、収納箱3に収納された第1リール10、第2リール11及び第3リール12の図柄を視認できるようになっている。ここで、第1〜第3リール10〜12の回転が停止している場合には、1リール当たり3個の図柄が表示窓6から視認可能となっている。そして、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定されている。
表示パネル7は、例えば液晶パネル等から構成されており、遊技の状態に応じて演出画像等を表示させる。スピーカーカバー8は、樹脂性の部材によって形成されており、図示しないスピーカーの前面に着脱自在に取り付けられている。ランプカバー9の構造等については後述する。
下扉4には、メダル投入口13、スタートレバー14、第1ストップボタン15、第2ストップボタン16、第3ストップボタン17、及び装飾パネル18が設けられている。メダル投入口13は、遊技を行う際にメダルを投入する投入口であって、下扉4の上方に設けられている。スタートレバー14は、遊技の開始時に操作されるもので、スタートレバー14が操作されると、第1〜第3リール10〜12が一斉に回転を開始する。
第1〜第3ストップボタン15〜17は、それぞれ第1〜第3リール10〜12の回転を停止させるためのボタンである。第1〜第3ストップボタン15〜17の操作は、第1〜第3リール10〜12の回転が開始してから一定時間経過後に有効化される。有効化された後に第1〜第3ストップボタン15〜17が押下されると、各ストップボタンに対応する第1〜第3リール10〜12が個別に停止される。また、装飾パネル18は、スロットマシン1の機種等の文字や図柄等を表示する板状の部材であり、下扉4の前面に取り付けられている。
図2に示すように、上扉3には、ランプユニット20を固定する取付座21と、ランプカバー9を取り付ける係合孔22及び貫通孔23とが設けられている。取付座21は、中央にネジ孔24が設けられた板状の部材である。図2においては、上扉3には一対の取付座21が互いに間隔を空けて左右方向に設けられており、ランプユニット20が固定できるようになっている。係合孔22は方形状をした開口であり、上扉3の前面側から背面側へ貫通するように形成されている。また、貫通孔23は円の外方に矩形の切り欠きを設けた形状をしており、係合孔22と同様に、上扉3の前面側から背面側へ貫通するように形成されている。図2においては、これらの係合孔22及び貫通孔23は、一対の取付座21の間であって、かつ係合孔22が貫通孔23の上方に位置するように設けられている。また、貫通孔23は、切り欠きが円の右側となるように開けられている。
ランプユニット20は、3個のランプ25と、これらのランプ25を等間隔に固定するベース板26とから構成されている。ベース板26にはネジ27が挿通する挿通孔28が左右両端部に設けられている。このランプユニット20は、ネジ27を挿通孔28に挿通させて、ネジ孔24にネジ止めすることにより上扉3に取り付けられる。
図3に示すように、ランプカバー9は、樹脂性の部材によって形成された透光性を有する部材であって、その断面形状がコの字型になるように形成されている。このランプカバー9の背面側には、フック31と施錠装置32とが設けられている。フック31は、ランプカバー9上方の中央部に形成されており、上扉3の背面と係合する係合面33を備えている。このフック31は係合孔22を挿通することが可能である。
施錠装置32は、ランプカバー9下方の中央部に設けられており、本体34とキーシリンダ35とから構成されている。本体34は、ランプカバー9の内側の底面に形成されており、ランプカバー9の背面側には、キーシリンダ35が挿入される図示しない穴が開けられている。キーシリンダ35は、一端が本体34の図示しない穴に挿入され、他端がランプカバー9の背面側へ突出するように設けられている。また、この他端にはキー挿入口(キー挿入孔)36が、他端側の側面にはロック部材37が設けられている。キーシリンダ35は、キー挿入口36にキー38が挿入されていない場合にはその位置で固定される。一方、キー挿入口36にキー38が挿入されている場合には、図6に示すロック部材37と上扉3の背面との係合が解除される解除位置と、図7に示すロック部材37と上扉3の背面との係合が行われる施錠位置との間で回転することができる。なお、図3において符号39(斜線部分)は、ロック部材37と係合する被係合部である。
次に、ランプカバー9の取り付け方法について、図4ないし図8に基づいて説明する。図4において、ランプカバー9を上扉3に固定するためには、まず、フック31を係合孔22に、キーシリンダ35を貫通孔23に挿通させる。ここで、係合孔22と貫通孔23との高さ方向の間隔は、フック31とキーシリンダ35との高さ方向の間隔に対して若干広くなるように形成されている。したがって、フック31を図4に示すA方向に挿通させていくと、ある位置においてフック31の係合面33の尖端と係合孔22の底面とが接触する。この位置からさらにA方向にフック31を挿通させると、フック31の係合面33の尖端は係合孔22の底面に圧接される。このため、フック31を係合孔22に挿通させると、フック31は圧接を伴いながら係合孔22内をA方向に移動する。そして、フック31の先端部が上扉3の背面に達すると、係合孔22とフック31との圧接が解消され、フック31の係合面33の尖端は初期位置に復帰する。これにより、フック31の係合面33と上扉3の背面とが係合し、ランプカバーと上扉3との位置関係は図5に示す仮止めの状態になる。
次に、図5に示すようにキー挿入口36へキー38を挿入する。そして、キー38を操作して、キーシリンダ35を図6に示すB方向へ回転させる。このようにキーシリンダ35を回転させると、図7に示すように、解除位置にあったロック部材37は施錠位置に移動する。図8に示すように、ロック部材37が施錠位置にある場合には、ロック部材37と上扉3の被係合部39とが係合する。ここで、キー挿入口36からキー38を引き抜くと、ロック部材37が施錠位置にある状態でキーシリンダ35がロックされる。このとき、ランプカバー9の上部では、上扉3の背面側と係合面33とが係合している。したがって、これらの係合によって、上扉3に対するランプカバー9の引き抜き方向への移動が規制され、ランプカバー9は上扉3に固定される。
なお、ランプカバー9を上扉3から取り外す場合には、以下の手順によって行えばよい。すなわち、ロック部材37と被係合部39とが係合している場合において、まずキー挿入口36へキー38を挿入する。そして、キー38を操作してキーシリンダ35を前述のB方向と反対方向に回転させる。このようにキーシリンダ35を回転させると、ロック部材37は施錠位置から解除位置まで移動する。ロック部材37を解除位置に位置づけた状態でキー挿入口36からキー38を引き抜くと、キーシリンダ35はロック部材37が解除位置にある状態でロックされる。
次に、フック31に上向きの力を加えて弾性変形させて、フック31と上扉3の背面との係合を解除させる。そして、フック31の係合面33の尖端が係合孔22の底面によって圧接された状態にする。この状態でランプカバー9を上扉3の前方へ引き抜くことにより、ランプカバー9を上扉3から取り外すことができる。
次に、本発明の第2の形態のスロットマシンの構造を図9及び図10に基づいて説明する。なお、本発明の第1の形態のスロットマシン1と同一の構成の部分については説明を省略し、符号も同一のものを使用する。
図9に示すように、上扉3には、ランプユニット20を固定する取付座21と、ランプカバー41が取り付けられる係合孔42及び貫通孔43とが設けられている。取付座21は、中央にネジ孔24が設けられた板状の部材である。図9においては、上扉3には一対の取付座21が左右方向に設けられており、ランプユニット20が固定できるようになっている。係合孔42は方形状をしており、上扉3の前面側から背面側へ貫通するように形成されている。また、貫通孔43は円形状をしており、係合孔42と同様に、上扉3の前面側から背面側へ貫通するように形成されている。図9においては、これらの係合孔42及び貫通孔43は、取付座21と取付座21との間に位置し、かつ係合孔42が貫通孔43の上方に位置するように設けられている。
図10に示すように、上扉3の背面側には施錠装置44が設けられている。施錠装置44は、貫通孔43の直上において、上扉3に設けられた図示しない穴にキーシリンダ45の一端が挿入されて構成されている。キーシリンダ45の他端にはキー挿入口(キー挿入孔)46が、他端側の側面にはロック部材47が設けられている。ここで、キーシリンダ45は、キー挿入口46にキー48が挿入されていない場合にはその位置で固定される。一方、キー挿入口46にキー48が挿入されている場合には、ロック部材47と後述する係合溝54との係合が行われる施錠位置と、ロック部材47と係合溝54との係合が解除される解除位置との間でキーシリンダ45を回転させることができる。
ランプカバー41は、樹脂性の部材によって形成された透光性を有する部材であって、その断面形状がコの字型になるように形成されている。図10に示すように、このランプカバー41の背面側には、フック49と係合部50とが設けられている。フック49は、ランプカバー41上方の中央部に形成されており、上扉3の背面と係合する係合面33を備えている。このフック49は係合孔42へ挿通することができる。
係合部50は、ランプカバー41下方の中央部に設けられており、本体52と係合部材53とから構成されている。本体52はランプカバー41の内側の底面に形成されており、ランプカバー41の背面側には、係合部材53が挿入される図示しない穴が開けられている。係合部材53は、一端が本体52の穴に挿入され、他端がランプカバー41の背面側へ突出するように設けられており、この他端が貫通孔43に挿通される。また、この他端側の側面には、上方が開口するように係合溝54が設けられている。
次に、ランプカバー41の取り付け方法について、図11ないし図15に基づいて説明する。図11において、ランプカバー41を上扉3に固定するためには、まず、フック49を係合孔42に、係合部材53を貫通孔43に挿通させる。ここで、係合孔42と貫通孔43との高さ方向の間隔は、フック49とキーシリンダ45との高さ方向の間隔に対して若干広くなるように形成されている。したがって、フック49を図11に示すC方向に挿通させていくと、フック49の係合面33の尖端と係合孔42の底面とが接触する位置がある。この位置からさらにC方向へフック49の位置を移動させると、フック49は係合孔42の底面に圧接される。このため、フック49を係合孔42に挿通させると、フック49の係合面33の尖端は圧接されながら係合孔42内をC方向に移動する。そして、フック49が上扉3の背面に達すると、係合孔42とフック49の係合面33の尖端との圧接が解消され、フック49の係合面33の尖端は初期位置に復帰する。これにより、フック49の係合面33と上扉3の背面とが係合し、ランプカバー41と上扉3との位置関係は図12に示す仮止めの状態になる。
次に、図12に示すようにキー挿入口46へキー48を挿入する。そして、キー48を操作して、キーシリンダ45を図13に示すD方向へ回転させる。このようにキーシリンダ45を回転させると、図14に示すように、解除位置にあったロック部材47は施錠位置に移動する。図15に示すように、ロック部材47が施錠位置にある場合には、ロック部材47と係合部材53の被係合部55とが係合する。ここで、キー挿入口46からキー48を引き抜くと、ロック部材47が施錠位置にある状態でキーシリンダ45がロックされる。このとき、ランプカバー41の上部は、上扉3の背面側と係合面33とが係合している。したがって、これらの係合によって、上扉3に対するランプカバー41の引き抜き方向への移動が規制され、ランプカバー41は上扉3に固定される。
なお、ランプカバー41を上扉3から取り外す場合には、以下の手順によって行えばよい。すなわち、ロック部材47と被係合部55とが係合している場合において、まずキー挿入口46へキー48を挿入する。そして、キー48を操作してキーシリンダ45を前述のD方向と反対方向に回転させる。このようにキーシリンダ45を回転させると、ロック部材47は施錠位置から解除位置まで移動する。ロック部材47を解除位置に位置づけた状態でキー挿入口46からキー48を引き抜くと、キーシリンダ45はロック部材47が解除位置にある状態でロックされる。
次に、フック49に上向きの力を加えて弾性変形させて、フック49と上扉3の背面との係合を解除させる。そして、フック49の係合面33の尖端が係合孔42の底面によって圧接された状態にする。この状態でランプカバー41を上扉3の前方へ引き抜くことにより、ランプカバー41を上扉3から取り外すことができる。
本実施形態のスロットマシンによれば、ランプカバーの固定及び取り外しをキーの操作によって行っているので、ランプカバーの固定及び取り外しの際の手間を減らすことが可能になる。したがって、例えば、遊技店に設置されているスロットマシンのランプカバーを一斉に交換する場合には、交換作業の効率化を図ることが可能になる。
また、所定のキーを所持する者のみがランプカバーの着脱を行えるようにすることが可能になる。したがって、例えば、ランプカバーを使用して遊技者が不正行為を行うことを防止することが可能になる。
また、キー挿入口は、上扉の背面側に露呈するように設けられている。このため、キー挿入口は、通常は遊技者が視認できない位置に設けられている。したがって、遊技者はキー挿入口の位置が確認できないため、キーを破壊して不正行為を行ったりすることを防ぐことが可能になる。
なお、本実施形態では、一例として上扉に取り付けられたランプカバーの取り付けにキーを用いる場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、遊技機に設けられている他の装飾部材やパネル等にも適用することが可能である。
また、本実施形態では、フックと施錠装置とにより上扉に固定する方法を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、施錠装置のみによってランプカバーを上扉に固定するものであってもよい。
また、本実施の形態では、スロットマシンに適用した例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチンコ機のような他の遊技機にも適用することが可能である。
1 スロットマシン(遊技機)
5 前面扉
9,41 ランプカバー(装飾部材)
23,43 貫通孔
31,49 フック
32,44 施錠装置
35,45 キーシリンダ
36,46 キー挿入口(キー挿入孔)
37,47 ロック部材
38,48 キー
39,55 被係合部
5 前面扉
9,41 ランプカバー(装飾部材)
23,43 貫通孔
31,49 フック
32,44 施錠装置
35,45 キーシリンダ
36,46 キー挿入口(キー挿入孔)
37,47 ロック部材
38,48 キー
39,55 被係合部
Claims (4)
- 前面扉の前面側に装飾部材が露呈するように取り付けられた遊技機において、
前記装飾部材と前記前面扉のいずれか一方には、その他方に設けられた被係合部と係合可能なロック部材を有する施錠装置を備え、
前記施錠装置をキーの操作で解錠することにより、前記被係合部と前記ロック部材とが係合される施錠位置から前記被係合部と前記ロック部材との係合を解除する解除位置に前記ロック部材を移動させて、前記装飾部材を前記前面扉から取り外しできるようにしたことを特徴とする遊技機。 - 前記施錠装置に設けられ、前記キーが挿入されるキー挿入孔が前記前面扉の背面側に露呈していることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記前面扉には貫通孔が形成され、前記貫通孔を貫通して前記前面扉の背面側に突出した前記装飾部材の一部に、前記被係合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
- 前記装飾部材は、前記前面扉への取り付け時に前記貫通孔を挿通した後に前記前面扉の背面に係合するフックが一体成形されており、
前記フックと前記前面扉との係合によって、前記装飾部材は前記前面扉に仮止めされ、
前記施錠装置を前記キーの操作で施錠することにより、前記解除位置から前記施錠位置に前記ロック部材を移動させて、仮止めされた装飾部材を前記前面扉に固定することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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JP2005031848A JP2006217959A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | 遊技機 |
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JP2005031848A JP2006217959A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | 遊技機 |
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JP2020032282A (ja) * | 2019-12-04 | 2020-03-05 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2020195836A (ja) * | 2020-09-08 | 2020-12-10 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
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2005
- 2005-02-08 JP JP2005031848A patent/JP2006217959A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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