JP2008119038A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤及びこれに付設される基板ユニットだけの変更により遊技内容の変更が行え、基板ユニットの遊技盤に対する取り付けや遊技部品の点検を、デッドスペースを発生させないで簡単に行えるパチンコ機を提供すること。
【解決手段】遊技を制御する基板等の各種基板を収容して封止した基板ユニット30を、本体枠に組み付けられる遊技盤20の裏面に取り付けたパチンコ機において、基板ユニット30に複数の挿通孔34を形成し、これら各挿入孔34に連結棒40の先端をそれぞれ挿通し、これら各先端を遊技盤に形成した取付部に挿通して連結することにより、基板ユニット30を遊技盤の裏面側に取り付けるととももに、各連結棒40に湾曲部42を形成して、この湾曲部42にて基板ユニット30を起立状態にし得るようにしたこと。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機の構造に関し、特に、当該パチンコ機を制御する制御基板や変動表示手段のための基板等、各種基板を収容した基板ユニットを有するパチンコ機に関するものである。
パチンコ機における基板ユニットは、当該パチンコ機を制御する基板(例えば大当たり抽選を制御する主制御基板や図柄等の変動表示を行う表示制御基板等の各種基板)を収容したものであるから、非常に重要なものであり、中の基板等を簡単に変更できるようなものであってはならない。このため、この種の基板ユニットには、これに収容された基板を取り出した場合にその痕跡が残るように封止する処理が行われている。
また、この種の基板ユニットは、パチンコ機から容易に取り外すことができないものであることが望ましい。しかし、これとは逆に、この基板ユニットを取り外して基板に搭載された電子部品のチェック等を行うこともあり、パチンコホール(パチンコ店)経営者等による正規の取り外しができるようになっていなければならない。
換言すれば、この種の基板ユニットについては、パチンコ機に対して正規な脱着が行えるようにしておき、かつ、不正な脱着(所謂ゴト行為)に対しては防止できるようになっていなければならず、家屋の「ドアロック」のように、言わば相反することを満足させなければならない。
また、パチンコ機は、パチンコホール(パチンコ店)に設置してあって、パチンコ機を構成している複数の枠体(所謂「島」に取り付けられる「外枠」、遊技盤が取り付けられる「本体枠」遊技盤の前面側を覆う「ガラス枠」等がある)の内の1つである本体枠に対して、図1あるいは図3に示すような「遊技盤」及び「基板ユニット」等を異なる種類のものに交換することにより異なる種類のパチンコ機として使用されるものであるが、「遊技盤」に対して「基板ユニット」を付設した構造とすることによって、パチンコ機に対する着脱作業をそれぞれ別個に行う必要をなくして、作業性を向上するようにしてある。
つまり、パチンコ機の変更について、「基板ユニット」など交換の必要な部品を、同じく交換が必要な遊技盤に対して集約して配置することにより、作業性を向上させているのである。また、これを支持している本体枠、ガラス板、及びこれら以外の球供給装置等をそのまま流用することが行われているし、そのように変更できるようにすることも要求されているのである。
一方、「遊技盤」の裏面側には、「基板ユニット」だけでなく、入賞装置の変動表示装置、各種センサー、基板ユニット内には入らない基板、そしてこれらの配線等の所謂「遊技部品」を収容あるいは配置しなければならないし、これらの「遊技部品」の点検作業も行わなければならない。しかしながら、「遊技盤」の裏面側にはそれ程の空間的余裕がある訳ではないため、上記「遊技部品」の収容あるいは配置を無視して「基板ユニット」を配置することはできない。そこで、一般的には、上記「遊技部品」を「基板ユニット」で覆いながら、あるいは電子機器にとっては余り良くない「重なり」を承知の上で配置しているのが現状である。
以上のようなパチンコ機として、基板ユニットの遊技盤毎の変更によりパチンコ機の変更が行え、ゴト行為が防止できて、しかも基板ユニットによって覆われた遊技部品についても点検を行えるようにした従来技術としては、例えば特許文献1に示されているようなものがある。
このようなパチンコ機の従来技術としては、例えば特許文献1に示されているようなものがある。
特開2004−33603号公報、図7、段落0011
特許文献1に示された「遊技機」は、「基板ケースを不正に交換しようと企む者がその不正行為(上述したゴト行為)を行いにくくすることのできる遊技機を提供すること」を目的としてなされたもので、図12に示すように、「遊技盤5の背面には機構盤が配置されている。この機構盤と一部重複するように基板取り付け用パネル10が遊技盤5の背面に配置されている。基板取り付け用パネル10の前面には基板ケース53が配設され基板ケース53から同パネル10を挿通するロックピン55によって同パネル10にロック状態で接続されている」ものである。
従って、この特許文献1に示された「遊技機」によると、「ロックピン55のつまみ部57はパネル10の後面側に配置されて基板ケース53前面側からは操作することはできない。そのため、同パネル10をセットした状態では基板ケース53を取り外すことはできない。更に同パネル10の開放にあたって機構盤が邪魔となる」といった作用あるいは効果が得られるものと考えられる。
しかしながら、この特許文献1の技術では、図13に示すように、基板ユニットを包み込むような2本の連結アームによって基板ユニットを遊技盤の裏面に取り付けるものであるから、基板ユニットと遊技盤との間に配線等の「遊技部品」を配置することが十分できないものとなっている。
これを解消するために、あるいは複数機種間で基板ユニット取付機構の流用を行うために、基板ユニットを遊技盤裏面から大きく離した取付構造を採用すると、パチンコ機の種類によって「遊技部品」の配置や形状が異なった場合には、不正基板等が取り付けられてしまう「デッドスペース」を形成することになって、不正遊技(ゴト行為)を誘発することにもなりかねない。
そこで、本発明者等は、「遊技盤」及びこれに付設される「基板ユニット」だけの変更によりパチンコ機の変更が行え、デッドスペースを発生させないで基板ユニットを遊技盤に取り付けることができ、しかも、基板ユニット内やこれと遊技盤との間にある遊技部品の点検も簡単に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、「遊技盤」及びこれに付設される「基板ユニット」だけの変更により遊技内容の変更が行え、基板ユニットの遊技盤に対する取り付けや遊技部品の点検を、デッドスペースを発生させないで簡単に行えるパチンコ機を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「遊技を制御する基板等の各種基板33を収容して封止した基板ユニット30を、本体枠10に組み付けられる遊技盤20の裏面に取り付けたパチンコ機100において、
基板ユニット30に複数の挿通孔34を形成し、これら各挿入孔34に連結棒40の先端41をそれぞれ挿通し、これら各先端41を遊技盤20に形成した取付部21に挿通して連結することにより、基板ユニット30を遊技盤20の裏面側に取り付けるととももに、
各連結棒40に湾曲部42を形成して、この湾曲部42にて基板ユニット30を起立状態にし得るようにしたことを特徴とするパチンコ機100」
である。
すなわち、本発明に係るパチンコ機100は、例えば図3に示すような、遊技を制御する基板等の各種基板33を収容して封止した基板ユニット30を、図2または図4〜図6に示すように、本体枠10に組み付けられる遊技盤20の裏面に取り付けたものであり、これにより、遊技盤20及び基板ユニット30だけの変更により遊技内容の変更が行え、基板ユニット30の遊技盤20に対する取り付けや遊技部品の点検を、デッドスペースを発生させないで簡単に行えるようにしたものである。
以上のように構成した本発明に係るパチンコ機100においては、まず、図1、図2及び図4にて示しているように、遊技盤20の裏面側に突出する先端41を有する連結棒40を、遊技盤20に形成した取付部21に先端41にて挿入して連結するとともに、この先端41を、図1に示すように、本体枠10のカバー部分11で覆うようにしたから、基板ユニット30の取り外しが非常に困難になっていて、ゴト行為を行いにくくしている。
何故なら、この基板ユニット30を取り外そうとすると、連結棒40の先端41の、遊技盤20に対する連結を解除しなければならず、この連結棒40の先端41の遊技盤20に対する連結解除を行おうとすれば、その先端41を覆っている本体枠10側のカバー部分11を外さなければならない。つまり、このパチンコ機100においては、基板ユニット30を取り外すには非常に時間が掛かるものとなっているのであり、ゴト行為を困難にしているのである。
この種のパチンコ機100が多数設置してあるパチンコホールにおいては、ゴト行為防止のための種々な警報装置が設置してあり、ホール内に異常があれば、警備会社や警察に直ぐ通報できるようになっている。つまり、ホール入り口の鍵が壊されたり、人が居ないはずの店内に人の動きがあってこれが検知されると、自動的に警察等に通報できるようにしてある。
そのような警備が発達している近年のパチンコホールで行われる「ゴト行為」は、警察官や警備員が到着するまでの短時間内で完了しなければならないが、本発明の連結構造に係るパチンコ機100では、基板ユニット30を取り外すには非常に時間が掛かるものとなっているため、ゴト行為が非常に困難になっているのである。つまり、本発明に係る連結構造は、例えば、3分以内にドアロックを解除できなかったピッキング実行者は逃げ出してしまうことを利用した、一般家屋におけるピッキング防止策のような作用を発揮するものである。
特に、図4に示すように、基板ユニット30を遊技盤20に連結している連結棒40の先端41を、後述する連結部材60によって連結するようにすれば、この連結棒40の遊技盤20からの取り外しは非常に困難になる。何故なら、この連結部材60の連結解除を行おうとすれば、図10に示すような解除用具80が必要だからである。勿論、基板ユニット30を外さなければならない人は、この解除用具80を有するから、検査時等の基板ユニット30の取り外しは問題なく行える。
そして、上記取付構造に係るパチンコ機100では、基板ユニット30は遊技盤20に連結棒40によって一体化してあるから、この基板ユニット30が遊技盤20とともに外すことができる。換言すれば、遊技内容の異なる別の遊技盤20、及びこの遊技盤20に適した基板ユニット30をそっくりそのまま交換できることになり、以前から使用していた本体枠10はそのまま利用することができるのである。
そして、本発明に係るパチンコ機100では、図4〜図6に示すように、基板ユニット30に複数の挿通孔34を形成し、これら各挿入孔34に湾曲部42を有する連結棒40の先端部41をそれぞれ挿通し、これら各先端部41を遊技盤20に形成した取付部21に挿通して連結することにより、基板ユニット30を遊技盤20の裏面側に取り付けているから、基板ユニット30を遊技盤20に対して密着状態で配置することを可能にしているとともに、遊技盤20と基板ユニット30との間にある遊技部品90や基板ユニット30内の点検を行い易くするための、基板ユニット30の起立状態への位置調整を自由に行えるようになっている。
何故なら、連結棒40の先端41は、例えば図4に示すように、遊技盤20の取付部21に挿入して連結するものとなっているから、その挿入量を調整することにより、遊技盤20裏面に、あるいはこの遊技盤20裏面に設置してある遊技部品90の背面への基板ユニット30の密着状態を簡単に確保することができるからである。この場合、遊技部品90が図7に示すような部分的な突出部を有するものであるときは、その周囲に配線等に利用できる空間91を構成することができるは言うまでもない。また、図4中の基板ユニット30を示す左右2種類の仮想線にて示すように、連結棒40の先端41の挿入量が図4に図示したものであっても、遊技部品90の大きさや不存在に応じて、基板ユニット30の遊技部品90または遊技盤20への密着状態を簡単に調整できるからである。
そして、図7に示すように、図4に示した2本の連結棒40を連結している留め具50を外して、各連結棒40の頸部44が基板ユニット30の外側になるように回動させれば、基板ユニット30を、図7中の実線で示した遊技部品90に対する密着状態から、図7中の仮想線にて示したような起立状態にすることができるのである。何故なら、各連結棒40の先端41と、これとは反対側になる頸部44との間には、図4にも示すような湾曲部42が存在しており、この湾曲部42を基板ユニット30側の挿通孔34が通過すれば、基板ユニット30はその延在方向が変化するからである。
基板ユニット30が、図7中の仮想線にて示した起立状態になれば、遊技部品90やその周囲の空間91は完全に露出状態となるから、この遊技部品90の点検やメンテナンス、さらには空間91内の配線のし直し等の作業が簡単に行えることは当然である。勿論、基板ユニット30が起立状態になれば、この基板ユニット30内の基板33等の点検も簡単に行えることも当然である。
図5には、連結棒40の他の実施例が示してあるが、この連結棒40は一本の丸棒を折曲して、抜け止め部45の両端に先端41がそれぞれ位置するようにするととともに、各先端41と抜け止め部45との間に湾曲部42を形成したものであるが、このような連結棒40を採用した場合でも、基板ユニット30は、図5中の実線で示した密着状態と、図5中の仮想線にて示した起立状態との間で自由に状態変更ができるものとなっているのである。
勿論、この図5に示した連結棒40の抜け止め部45は、基板ユニット30側の複数(2つ)の挿通孔34間に存在しているから、連結棒40の各先端41が遊技盤20側の取付部21に連結されている以上、文字通り基板ユニット30の抜け止めを果たしており、当該基板ユニット30の不正改造や変換を行えないようにしている。
また、図6には、連結棒40の更に他の実施例が示してあるが、この実施例では、基板ユニット30に形成した3つの挿通孔34内にそれぞれ先端41が挿入されることになる3本の連結棒40を採用したものであり、これら3本の連結棒40の先端41とは反対側の端部を、1つの抜け止め部45によって一体的に連結したものである。勿論、各連結棒40の、先端41と抜け止め部45との間には湾曲部42が形成してある。
この図6に例示する連結棒40によっても、基板ユニット30は、図6中の実線で示した密着状態と、図6中の仮想線にて示した起立状態との間で自由に状態変更ができるものとなっているのである。勿論、この図6に示した抜け止め部45は、3つの連結棒40の外端に一体化されているものであるから、連結棒40の各先端41が遊技盤20側の取付部21に連結されている以上、文字通り基板ユニット30の抜け止めを果たしており、当該基板ユニット30の不正改造や変換を行えないようにしていることは言うまでもない。
従って、本発明に係るパチンコ機100は、遊技盤20及び基板ユニット30だけの変更により遊技内容の変更が行え、基板ユニット30の遊技盤20に対する取り付けや遊技部品の点検を、デッドスペースを発生させないで簡単に行えるようになっているのである。
以上の通り、本発明においては、
「遊技を制御する基板等の各種基板33を収容して封止した基板ユニット30を、本体枠10に組み付けられる遊技盤20の裏面に取り付けたパチンコ機100において、
基板ユニット30に複数の挿通孔34を形成し、これら各挿入孔34に連結棒40の先端41をそれぞれ挿通し、これら各先端41を遊技盤20に形成した取付部21に挿通して連結することにより、基板ユニット30を遊技盤20の裏面側に取り付けるととももに、
各連結棒40に湾曲部42を形成して、この湾曲部42にて基板ユニット30を起立状態にし得るようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、遊技盤20及び基板ユニット30だけの変更により遊技内容の変更が行え、基板ユニット30の遊技盤20に対する取り付けや遊技部品の点検を、デッドスペースを発生させないで簡単に行えるパチンコ機100を提供することができるのである。
以上のように構成した本発明を、図面に示した最良の形態であるパチンコ機100について説明する。
図1及び図2には、本発明に係るパチンコ機100が示してあるが、このパチンコ機100は、図3に示したような、遊技を制御する基板等の各種基板33を収容して封止した基板ユニット30を、本体枠10に組み付けられる遊技盤20の裏面に取り付けたものである。
また、このパチンコ機100は、主として図4に示したように、先端41が遊技盤20の裏面側に突出する連結棒40を基板ユニット30に設けて、この連結棒40を遊技盤20に形成した取付部21に挿入して連結するとともに、図1に示したように、この連結棒40の先端41を本体枠10のカバー部分11で覆うようにしたものである。勿論、基板ユニット30には、図3に示したように、各連結棒40の先端41を挿通するための挿通孔43が複数形成してある。
本体枠10は、図1に概略的に示したように、図3及び図4に示したような遊技盤20を支持するものである。パチンコ機100を構成している枠体としては、所謂「島」に取り付けられる「外枠」、遊技盤が取り付けられる「本体枠」、遊技盤の前面側を覆う「ガラス枠」等複数あるが、ここで言っている本体枠10は、遊技盤20が取り付けられるものである。そして、この本体枠10は、これに取り付けられた遊技盤20の前面側の、例えば4隅に位置することになる部分に飾り枠が一体化されるものであり、これらの飾り枠の一部が、図1中の仮想線にて示したようなカバー部分11となるものである。
このカバー部分11は、後述する連結棒40の先端41を覆うことになるものであり、遊技盤20を本体枠10から外さない限り、連結棒40の先端41を露出させることができないようにするものである。なお、この本体枠10の前面側には、遊技盤20の前面との間に遊技空間を形成するためのガラス板12が取り付けられる。
遊技盤20の前面は、例えば図1に示したように、多数の釘が打ち込まれてパチンコ球が複雑に落下することになる遊技空間を形成することになるものであり、その中央には種々な変動表示装置が取り付けられるものである。そして、この遊技盤20の、例えば右下部分に貫通孔または切り欠きからなる取付部21が形成してあり、この取付部21には、後述する連結棒40の先端41が挿入されるものである。
基板ユニット30は、例えば図2及び図3に示すように、上カバー31と下カバー32とからなり、上カバー31は下カバー32に対して横方向にスライドさせない限り開放できないものである。なお、これらの上カバー31と下カバー32との閉止位置での連結は、公知の連結材を使用してなされるものであり、無理に開けた場合にはその痕跡が残るようにしてある。勿論、当該基板ユニット30内には基板33が収容されるものであり、その検査時には、上記連結材を破壊して上カバー31と下カバー32とが開放されるものである。
連結棒40は、種々な形状のものが適用できるが、図4及び図7に示したものでは、金属丸棒を途中に湾曲部42が存在するように折曲したものを2本用意して、その一端部を先端41としたものであり、これら各先端41に、図8に示したように、多数の係止突起43を形成したものである。
この連結棒40は、図4に示したように、基板ユニット30の一部に形成した連結穴内に挿通されて、各頸部44にて留め具50内に連結される2本のものからなるものであり、その先端41は、遊技盤20の取付部21内に挿通した連結部材60、この連結部材60内に収容した爪70、及び解除用具80によって連結されるものである。勿論、各連結棒40の頸部44までの部分は、図4に示したように、湾曲部42となっており、この湾曲部42にて曲がることにより、対向させた各頸部44での留め具50による連結が簡単に行えるようにしてある。
2本の連結棒40は、図4にて示したように、留め具50によって互いに連結されるものであるが、この留め具50は、図11に示したようなものである。すなわち、この留め具50は、合成樹脂によって半円筒状に成形した各半身50a・50bをヒンジ51によって連結しておいて、これら各半身50a・50bを折り畳むことにより、図11の(c)にて示したような円筒状のものとされるものである。勿論、各半身50a・50bには、図11の(a)にて示したように、連結棒40側の頸部44が挿入される一対の頸部収納溝52が形成してあり、また、各半身50a・50bの周辺には、図11の(b)にても示したような連結突起53、この連結突起53が嵌合される連結穴54が形成してあって、これらの連結突起53が連結穴54内に嵌合されたとき、図11の(c)にても示したように、円筒状のものとされる。
この円筒状になった、つまり2本の連結棒40の頸部44を互いに連結している留め具50は、各連結突起53の連結穴54に対する嵌合を外せば、2本の連結棒40の頸部44を開放することになるから、図7にも示したように、各連結棒40は回転し得るものとなる。従って、各連結棒40によって遊技盤20側に連結されていた基板ユニット30は、図7に示したように、連結棒40の長さの範囲内で、遊技盤20の裏面から自由に引き離すことができるものとなる。そこで、基板ユニット30を構成している前述した上カバー31を下カバー32に対して開くことが簡単に行えることになり、当該基板ユニット30内に収容した基板33の検査を簡単に実施できることになるのである。
また、各連結棒40の先端41については、図4及び図9に示したように、多数の係止突起43が形成してあり、これらの係止突起43には、後述する爪70の爪部72が係合するものである。また、2本の連結棒40は、その各先端41を遊技盤20側の取付部21に、連結部材60によって連結してあったが、この連結部材60内には、図9にも示すように、爪70や解除用具80が挿入してあった。この最良形態における連結部材60は、図4及び図9に示したように、遊技盤20の取付部21内に挿入される筒部61を有しており、この筒部61の遊技盤20側になる、図9の(b)に示したようなフランジ基部62によって取付部21に対する抜け止めがなされる。
この筒部61内には、図9に示したように、後述する爪70や解除用具80のための挿入口63が形成してあり、この挿入口63の遊技盤20とは反対側になる端部は連結棒40の先端41が通せる程度の細い穴を有した部分としてある。また、この筒部61内に形成した挿入口63の周囲には、図9の(b)に示したように、複数の案内溝64が形成してある。各案内溝64内には、例えば解除用具80の案内部82が挿入されることになるものであり、これによって解除用具80の位置が正しくなるようにされる。
爪70は、図9に示したように、連結部材60の筒部61の内の端部に収容されるものであり、図9に示したように、基部70aから挿入溝73を確保しながら遊技盤20側に向けて突出することになる複数の弾性舌片71を有しているものである。各弾性舌片71の先端内側には、図9の(a)にも示したように、爪部72が形成してあり、これら各爪部72は、図9の(c)に示したように、連結棒40の先端41に形成してある各係止突起43間に係合することになるものである。つまり、各爪部72は、連結部材60の筒部61内に挿入された連結棒40の先端41を、その挿入位置で固定するものである。これら各爪部72による固定は、次の解除用具80の侵入を待たなければならない。
また、各弾性舌片71間に位置する挿入溝73内には、図9の(a)にて示すように、解除用具80の案内部82が挿入されることになるものであり、これら各挿入溝73は、解除用具80の挿入を確実にするための案内を行うものである。
解除用具80は、図9及び図10に示したように、基本的には連結棒挿入穴83を有する筒基部80aからなるものであり、この筒基部80aの外周には、連結部材60側の筒部61に形成してある案内溝64内に挿入されることになる複数の案内部82が形成してある。これら各案内部82の先端には、テーパ部81が形成してあり、このテーパ部81は、当該解除用具80が筒部61の挿入口63内に強制的に挿入されたとき、爪70側の爪部72を外側に押し広げるものである。
以上のような連結部材60、爪70、及び解除用具80によれば、連結棒40の先端41の、遊技盤20の取付部21に対する連結またはこの連結の解除を、次のように行う。まず、連結棒40の先端41の、遊技盤20の取付部21に対する連結であるが、この連結状態は図9に示してある。つまり、この連結状態においては、爪70の各弾性舌片71が自然状態にあるから、その先端に形成してある各爪部72は、連結棒40の先端41に形成してある係止突起43に係合した状態にある。つまり、連結部材60の挿入口63及び解除用具80の連結棒挿入穴83内に挿入されている連結棒40の先端41は、遊技盤20の取付部21に連結された状態にある。
これに対して、連結棒40の先端41の、遊技盤20の取付部21に対する連結の解除は、連結部材60の筒部61内の挿入口63に解除用具80を強制的に挿入することによって実現される。つまり、解除用具80を強制的に挿入すれば、解除用具80の各案内部82に形成してあるテーパ部81によって、爪70側の各爪部72が外側に強制的に開放されるから、各爪部72の、連結棒40の先端41に形成してある係止突起43への係合が解かれることになるのである。
図5には、連結棒40の他の実施例が示してあるが、この連結棒40は一本の丸棒を折曲して、抜け止め部45の両端に先端41がそれぞれ位置するようにするととともに、各先端41と抜け止め部45との間に湾曲部42を形成したものである。このため、基板ユニット30側には、各先端41を挿通するための2個の挿通孔34が形成してあり、これら各挿通孔34に対向する遊技盤20側にも、それぞれ取付部21が形成してあることは言うまでもない。このような一本で2個の先端41を有した連結棒40を採用した場合でも、基板ユニット30は、図5中の実線で示した密着状態と、図5中の仮想線にて示した起立状態との間で自由に状態変更ができる。
勿論、この図5に示した連結棒40の抜け止め部45は、基板ユニット30側の複数(2つ)の挿通孔34間に存在しているから、連結棒40の各先端41が遊技盤20側の取付部21に連結されているままであれば、文字通り基板ユニット30の抜け止めを果たしており、当該基板ユニット30の取り外しは当然、この基板ユニット30の不正改造や変換は行えなくなっている。
また、図6には、連結棒40の更に他の実施例が示してあるが、この実施例では、基板ユニット30に形成した3つの挿通孔34内にそれぞれ先端41が挿入されることになる3本の連結棒40を採用したものであり、これら3本の連結棒40の先端41とは反対側の端部を、1つの抜け止め部45によって一体的に連結したものである。勿論、各連結棒40の、先端41と抜け止め部45との間には湾曲部42が形成してある。
この図6に例示する連結棒40によっても、基板ユニット30は、図6中の実線で示した密着状態と、図6中の仮想線にて示した起立状態との間で自由に状態変更ができるものとなっているのである。勿論、この図6に示した抜け止め部45は、3つの連結棒40の外端に一体化されているものであるから、連結棒40の各先端41が遊技盤20側の取付部21に連結されている以上、文字通り基板ユニット30の抜け止めを果たしており、当該基板ユニット30の不正改造や変換が行えないことは言うまでもない。
本発明に係るパチンコ機において採用されている遊技盤の正面図である。 同遊技盤の背面側から見た斜視図である。 同遊技盤に取り付けられている基板ユニットの、上カバーを下カバーから引き出して基板を収容しようとしている状態を示す分解斜視図である。 図1に示した連結棒を中心にして見た部分拡大縦断面図である。 本発明で使用している連結棒の他の例を示す部分斜視図である。 本発明で使用している連結棒のさらに他の例を示す部分斜視図であ る。 2本の連結棒の連結を解除して、一本の連結棒を回転させた状態の部分平面図である。 図4に示した同連結棒の連結構造を示すもので、(a)は部分拡大縦断面図、(b)は遊技盤側から見た連結部材の正面図、(c)は連結棒の連結構造を示す部分拡大横断面図である。 図4に示した連結構造において使用される爪を示すもので、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図4に示した連結構造において使用される解除用具を示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は斜視図である。 2本の連結棒を連結するための留め具を示すもので、(a)は展開時の平面図、(b)は展開時の正面図、(c)は一体化時の正面図である。 従来の技術を示す斜視図である。 図12に示したものについて、その基板ユニットの取付状態を示す部分拡大平面図である。
符号の説明
100 パチンコ機
10 本体枠
11 カバー部分
12 ガラス板
20 遊技盤
21 取付部
30 基板ユニット
31 上カバー
32 下カバー
33 基板
40 連結棒
41 先端
42 湾曲部
43 係止突起
44 頸部
45 抜け止め部
50 留め具
50a・50b 半身
51 ヒンジ
52 頸部収納溝
53 連結突起
54 連結穴
55 挿入口
60 連結部材
61 筒部
62 フランジ基部
63 挿入口
64 案内溝
70 爪
70a 基部
71 弾性舌片
72 爪部
73 挿入溝
80 解除用具
80a 筒基部
81 テーパ部
82 案内部
83 連結棒挿入穴
90 遊技部品
91 空間

Claims (1)

  1. 遊技を制御する基板等の各種基板を収容して封止した基板ユニットを、本体枠に組み付けられる遊技盤の裏面に取り付けたパチンコ機において、
    前記基板ユニットに複数の挿通孔を形成し、これら各挿入孔に連結棒の先端をそれぞれ挿通し、これら各先端を前記遊技盤に形成した取付部に挿通して連結することにより、前記基板ユニットを前記遊技盤の裏面側に取り付けるととももに、
    各連結棒に湾曲部を形成して、この湾曲部にて前記基板ユニットを起立状態にし得るようにしたことを特徴とするパチンコ機。
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