JP2006217951A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素20を備え、前記吸収要素20は、トウを開繊したフィラメント52の集合体及び高吸収性ポリマー粒子54を有する吸収体56を含み、少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメント52の集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子54が実質的に厚み方向全体に分散されている。
【選択図】図3
Description
<請求項1記載の発明>
使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体を含み、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されている、
ことを特徴とする吸収性物品。
本発明の吸収体は、トウを開繊したフィラメントの集合体を使用する。一般的にトウは、ベールと呼ばれるトウの圧縮体として入手できる。たとえば、20〜80mm幅の帯体として圧縮されている。吸収性物品の吸収体としては、嵩高のものが望ましい。したがって、トウを開繊したフィラメントの集合体として使用する。
このフィラメントの集合体の上から、高吸収性ポリマー粒子を散布または投射すると、フィラメントの集合体はフィラメント相互間に多くの空隙を有する嵩高の状態となっているので、高吸収性ポリマー粒子がフィラメント相互間の空隙内に侵入するために、フィラメントの集合体に対して高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散された状態となる。
その結果、トップシートを透過した体液が吸収体に移動すると、体液はフィラメント相互間の多くの空隙内に速やかに浸透し、その空隙に存在する高吸収性ポリマー粒子が体液を吸収する。また、フィラメントの集合体に対して高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されているので、吸収体の厚み全体において、高吸収性ポリマー粒子による体液の吸収能力が発揮される。
体液はフィラメントの集合体のフィラメントの配向方向に速やかに拡散するので、吸収体の平面方向全体で体液を吸収でき、前述の厚み方向の吸収と平面方向の吸収とが相俟って、吸収量が多くなる。
しかも、仮に吸収体の下部に高吸収性ポリマー粒子が多く偏在し、上部には高吸収性ポリマー粒子が存在しないとすれば、吸収体に移動した体液が、吸収体の上部に残存した状態で、着用者の動きにより圧縮されると、フィラメント相互間には大きな空隙があるためにその空隙から体液が容易に上方に抜け出るいわゆる「逆戻り」現象を生じてしまうのに対し、本発明では、高吸収性ポリマー粒子が上部に存在するので、吸収体の上部において体液を吸収しゲル内に閉じ込め、圧力を受けても吸収した体液を放出し難いものとなり、「逆戻り」現象を防止する。
従来のパルプ繊維(綿状パルプ、あるいはフラッフパルプとも呼ばれる)に高吸収性ポリマー粒子を均一に分散させた吸収体との比較について説明すると、パルプ繊維を主体とする吸収体では、吸収速度が遅くかつ吸収量を多くするのに限界がある。この原因は短繊維が比較的密に絡まった状態にあるからである。パルプ繊維に高吸収性ポリマー粒子を均一に分散させたとしても、吸収体上部において吸収容量を超えると、体液はそれ以上、下方に移行することなく、吸収体上部に残存する状態となり、「逆戻り」現象を生じる。これに対し、本発明では、フィラメント相互間の多くの空隙中に高吸収性ポリマー粒子を分散されているので、体液はフィラメント相互間の空隙を抜けて下方あるいは平面方向に速やかに移動し、高吸収性ポリマー粒子に吸収されるのである。
他方、短繊維が比較的密に絡まった状態のパルプ繊維を主体とする吸収体に比較して、トウを開繊したフィラメントの集合体は、厚み方向にルーズな状態となるとともに、必要な吸収能力に対する繊維使用量は高吸収性ポリマー粒子の併用によって少ないものとなるので、成形した状態では厚みが薄いもので足りるので、たとえば使い捨ておむつである場合、通常の衣類に類似した薄い製品とすることができる。
使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体と、この吸収体を包む包被シートとを備え、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されている、
ことを特徴とする吸収性物品。
吸収体を包被シートにより包むことで、高吸収性ポリマー粒子を吸収体内に包含させ、逸散を防止できる。必要ならば、吸収体の上面も包被シートにより包むことができる。
使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体と、この吸収体を包む包被シートと、前記トップシートと前記包被シートとの間に介在された前記体液を透過する中間シートとを備え、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されている、
ことを特徴とする吸収性物品。
トップシートを透過した体液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシートより体液の透過速度が速い、通常「セカンドシート」と呼ばれる中間シートを設けることができる。この中間シートは、体液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した体液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、トップシート上を常に乾燥した状態とすることができる。
使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体と、この吸収体を包む包被シートとを備え、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されており、
前記吸収体に対して裏面側に保持シートが設けられ、
ことを特徴とする吸収性物品。
フィラメントの集合体はバラケ易いので形状保持のために、SAP粒子を吸収体に含ませた場合、SAP粒子が移動しないようにティッシュペーパ(クレープ紙)による包むことを要する。
しかし、SAP粒子を吸収体に含ませたとしても、製造段階から消費者が手に取るまでの間に、一部のSAP粒子が、相互の間隙が大きいフィラメントの集合体の間隙を抜けて包被シート上に移動する。しかも、SAP粒子の包被シート上への移動の有無にかかわらず、ティッシュペーパは薄い紙であるので、製品の裏面を触ると、包被シート上のあるいは吸収体の下部のSAP粒子群の凹凸が、ジャリジャリした違和感を与え、製品の価値を低下させる。
これに対し、本発明に従って、保持シートを設けると、包被シートの下面に対し保持シートのコシが加わるので、製品の裏面から触る場合におけるジャリジャリした違和感を軽減させるあるいは生じさせないものとなる。
この作用効果の説明は、吸収体と包被シートの裏面側部位との間に保持シートを設ける例であるが、保持シートは、包被シートより裏面側であってもよく、要は、吸収体に対して裏面側に保持シートを設ければ、製品の裏面から触る場合におけるジャリジャリした違和感を軽減させるあるいは生じさせないものとなる。
前記保持シートは、KES試験に基づく圧縮エネルギーが0.01〜10.00gfcm/cm2で、かつ圧縮レジリエンスが10〜100%の不織布である請求項4記載の吸収性物品。
保持シートが、上記の特性を有すると、製品の裏面から触る場合におけるジャリジャリした違和感を軽減させるあるいは生じさせないものとして特に好適である。
包被シートとしては、ティッシュペーパを使用できる。ティッシュペーパは繊維間の空隙が極めて小さいので高吸収性ポリマー粒子の透過を防止できる。しかも、ティッシュペーパは体液を拡散するよう機能するので、吸収性を高める効果がある。同様の機能を示すものとして、不織布も使用することもできる。
前記フィラメントの集合体の圧縮レジリエンスRCが40〜60%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
通常、この種の吸収性物品は、複数個プラスチック包装体で包装されて販売される。使い捨ておむつの分野では、一つの包装体内により多くの数の体液吸収性物品を収容するため、あるいはコンパクトな状態での運搬を可能ならしめるために、圧縮された状態で包装されている。使用に際しては、必要数を包装内から取り出す。これにより体液吸収性物品は圧縮状態から解放される。従来のパルプ繊維を主体とする吸収体では、圧縮状態から解放された際の復元性が良くない。吸収体の復元性が良くないと、所期の吸収性能が完全に発揮されなかったり、またそうでないとしても使用者に吸収性能に対する不安感を与えたりするため好ましくない。
これに対し、吸収体の構成材料としてトウを開繊したフィラメントの集合体を使用し、フィラメントの集合体の圧縮レジリエンスRCが40〜60%であるものを使用すると、吸収体自体に十分な復元性をもたせたことができ、圧縮包装状態からの復元性に優れたものとなり、所期の吸収性能を発揮させることができる。
前記フィラメントの集合体の圧縮エネルギーWCが4.0〜10.0gf・cm/cm2である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
圧縮エネルギーWCが上記範囲内にあると、包装に際して従来と同レベルあるいはそれ以上にコンパクトに圧縮することができるため好ましい。
前記フィラメントの集合体の繊維密度が0.03〜0.25g/cm3である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
フィラメントの集合体の繊度などに依存するとしても、繊維密度が本項記載の範囲内にあると、復元性や圧縮容易性の点で有利である。特に、本発明においてはトウを開繊してフィラメントの集合体として前記の繊維密度とすることが、高吸収性ポリマー粒子を実質的に吸収体の厚み方向全体に分散させる上で望ましい。
前記フィラメントの集合体の目付けが30〜300g/m2である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
フィラメントの集合体の繊度などに依存するとしても、目付けが本項記載の範囲内にあると、復元性や圧縮容易性の点で有利である。特に、高吸収性ポリマー粒子を実質的に吸収体の厚み方向全体に分散させる上で望ましい。
前記フィラメントの集合体の重量が1〜15gである請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
軽量なフィラメントの集合体を使用することで、パルプ繊維を主体とする吸収体に比較して軽量化を図ることができる。
前記吸収体の厚さが0.1〜1cmである請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
厚みが薄い吸収体を得ることができ、通常の衣類に類似した薄い製品とすることができる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量が50〜350g/m2である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量が50〜350g/cm2であると、フィラメントの集合体に対し、実質的に厚み方向全体に分散させることができるとともに、必要な体液の吸収能力を発揮させることができる。
前記フィラメントの集合体に対して、前記高吸収性ポリマー粒子が乾式の状態で分散されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
繊維中に高吸収性ポリマーを分散させる技術として、繊維及び高吸収性ポリマーを液中に分散させ、これをピックアップしてウェブとし、その後に脱液し、さらに乾燥炉を通して乾燥させる湿式方法があるが、本発明のフィラメントの集合体については、高吸収性ポリマーを均一分散させるためには適切ではない。これに対し、フィラメントの集合体に対して、高吸収性ポリマー粒子を乾式の状態で散布または投射させる方式が、高吸収性ポリマーを均一分散させる上で望ましい。
前記フィラメントの集合体に対して、前記高吸収性ポリマー粒子が接着成分を使用することなく分散されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
フィラメントの集合体に対して、高吸収性ポリマー粒子が接着成分(バインダー)を使用することも考えられるが、高吸収性ポリマー粒子を乾式の状態で散布または投射させて、高吸収性ポリマー粒子を均一分散させるためには、接着成分(バインダー)を使用しない形態が望ましい。そして、接着成分(バインダー)が使用されていないと、体液と接触した際に、フィラメントの集合体相互間の空隙を高吸収性ポリマー粒子がある程度自由に移動でき、体液の吸収能力が高まる。
前記フィラメントが製品の長手方向に延在している請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
フィラメントの集合体のフィラメントが、製品の長手方向に延在していると、体液が前後に速やかに拡散し、その上で吸収されるようになるので、吸収性に優れるものとなる。
前記包被シートはティッシュペーパである請求項2または3項に記載の吸収性物品。
包被シートとしてティッシュペーパを使用すると、繊維間の空隙が極めて小さいので高吸収性ポリマー粒子の透過を防止できる。しかも、ティッシュペーパは体液を拡散するようい機能するので、吸収性を高める効果がある。
前記包被シートは不織布である請求項2または3項に記載の吸収性物品。
包被シートとしては不織布であってもよい。ティッシュペーパと同様の機能を発揮し、同様の効果をもたらす。
前記フィラメントの繊度は、1〜5dexである請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
フィラメントの繊度は、1〜5dexであると、体液の吸収性に優れ、かつ、フィラメント相互間に多くの空隙に高吸収性ポリマー粒子に取り込み易いものとなる。
前記吸収要素にエンボスによる凹溝が形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
体液は、吸収体に到達する前に表面側層の溝を伝って拡散するようになり、吸収体のより広範な部分を吸収に利用できるようになる。よって、製品全体の吸収容量が増大し、吸収容量不足に基づく側方からの漏れや逆戻りが発生し難い吸収性物品となる。
エンボスによる凹溝の形成はトップシート上から、包被シート上からのほか、中間シートを介在させる場合には、その中間シート上からエンボスによる凹溝を形成してもよい。また、中間シートのみにエンボスによる凹溝を形成してもよい。吸収体にエンボスを付与すると、前記の効果のほか、高吸収性ポリマー粒子の移動防止に対する固定の効果がある。なお、高吸収性ポリマー粒子の移動防止に対する固定の効果を達成するために、吸収要素の裏面側からエンボスによる凹溝を形成することもできる。
<パンツ型使い捨ておむつの構造例>
図1には、本発明の吸収性物品としてのパンツ型使い捨ておむつの構造例が示されている。このパンツ型使い捨ておむつ10は、外面(裏面)側の外装シート12と内面(表面)側の吸収性本体20とを備え、外装シート12に吸収性本体20が固定されている。吸収性本体20は、尿や軟便などの体液(後述する生理用ナプキンでは経血)を受け止めて吸収保持する部分である。外装シート12は着用者に装着するための部分である。
本発明の吸収要素は、吸収体56を含む。この吸収体56は、トウを開繊したフィラメント52,52…の集合体及び高吸収性ポリマー粒子54,54…を有する。そして、少なくとも体液受け入れ領域において、フィラメント52,52…の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものである。この実質的に厚み方向全体に分散されている状態を図3の要部拡大図として概念的に示した。
本発明に用いるフィラメント52,52…の集合体は、実質的に連続繊維とみなされる連続繊維として構成されたトウ(繊維束)を開繊したものである。トウ構成繊維としては、例えば、多糖類又はその誘導体(セルロース、セルロースエステル、キチン、キトサンなど)、合成高分子(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリラクタアミド、ポリビニルアセテートなど)などを用いることができるが、特に、セルロースエステルおよびセルロースが好ましい。
ここで、本発明の吸収性物品の構造を、より明らかにするために、紙おむつの製造方法例について説明する。図7及び図8に示す例は、図1、図2及び図6に示すパンツ型の使い捨ておむつの製造例である。
本発明の「高吸収性ポリマー粒子」とは、「粒子」以外に「粉体」も含む意味である。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、100〜1000μm、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が60g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
(包被シート)
吸収体56に用いる包被シート58としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。目付けは、8〜20g/m2、特に10〜15g/m2のものが望ましい。
他方、吸収体56のサイズは、平面投影面積が400cm2以上であり、かつ厚さが1〜10mm、特に1〜5mmであるのが好ましい。吸収体のサイズがこの範囲内にあると、重量や厚さ、コストの増加を来たさずに復元性を向上する上で、極めて有利である。また、吸収体の重量は25g以下、特に10〜20gとなるように構成するのが好ましい。吸収体の重量がこの範囲内にあると、専用部材を用いないことによる利点が特に顕著になる。
本発明では、吸収体56の圧縮レジリエンスRCが40〜60%、特に50〜60%とされる。これにより、吸収体自体で十分な復元性を発揮できるようになる。
本実施の形態において、トップシート30は、体液を透過する性質を有する。したがって、トップシート30の素材は、この体液透過性を発現するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシートを透過した体液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシートより体液の透過速度が速い、通常「セカンドシート」と呼ばれる中間シートを設けることができる。この中間シートは、体液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した体液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、トップシート上を常に乾燥した状態とすることができる。
トップシート30の表面側から厚み方向にエンボスによる凹溝Eを形成してもよい。この場合、トップシート30のみにエンボスによる凹溝Eを形成するほか、図12に示すように、トップシート30と中間シート40との両者にエンボスによる凹溝Eを形成方することができる。また、中間シート40の上から、あるいは吸収要素50の上からエンボスによる凹溝を形成することもできる。凹溝Eはこれが延在する方向に、体液を誘導し拡散させる効果がある。凹溝Eの延在方向は製品の長手方向が望ましいが、幅方向でも、あるいはこれを組み合わせた格子状のものでもよい。
本発明において、体液不透過性シートは、単に吸収体56の裏面側に配されるシートを意味し、本実施の形態においては、トップシート30との間に吸収体56を介在させるシートとなっている。したがって、本体液不透過性シートは、その素材が、特に限定されるものではない。具体的には、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで体液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。
本実施の形態において、保持シート80は、ジャリジャリした違和感を解消または軽減するものである。その素材は、特に限定されず、吸収性ポリマーの保持性能を有するものであれば足りる。具体的には、例えば、不織布、捲縮パルプ、低吸収性のコットン繊維(例えば、未脱脂のコットン繊維、脱脂されたコットン繊維、レーヨン繊維を撥水剤や疎水化剤で処理したものなど。)、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、絹、綿、麻、ナイロン、ポリウレタン、アセテート繊維等を例示することができる。
本発明の吸収体の特徴は、他の吸収性物品にも当然に適用できる。
(テープ式使い捨ておむつの構造例)
本発明の吸収性物品として、図13及び図14を参照しながらテープ式使い捨ておむつの形態例を説明する。図14は図13における14―14線矢視図であるが、吸収性本体20についてはやや誇張して図示してある。
回転子を入れた1リットルビーカーに、0.9%塩化ナトリウム水溶液(試薬特級塩化ナトリウム9.00gをイオン交換水991.0gに溶解して調製)500.00±0.10gを入れ、マグネチックスターラーで液を攪拌しながらサンプル2.0000±0.0002gを加え、サランラップで蓋をして1時間攪拌する。
ビーカー内容物を標準ふるい(38μm、200mmφ×45mm)を用いて濾過し、ふるい上に残ったゲルをテフロン板で水切りし、15分間放置する。ふるいに残ったゲルの重さAを測定し、次式により吸水量を算出する。
C = A/S …(1)
ここに、C:生食吸水量(g/g)、A:ふるいに残ったゲルの重さ(g)、S:サンプル重量(g)である。
ステンレス容器に、0.9%塩化ナトリウム水溶液を8割入れる。
サンプル2.0000±0.0002gを精秤し、綿袋(メンブロード60番 100mm×200mm)内に入れた後、0.9%塩化ナトリウム水溶液、約100mlを綿袋内に流し込むと同時に、全体をステンレス容器内の水溶液中に浸漬させる。
綿袋の上部を輪ゴムで縛り15分間浸漬後、脱水機(167G)で1分間脱水し、綿袋及びゲルの重さを測定する。
試料を入れないで同様の操作を実施し、空の綿袋の湿潤時重量を測定する。
次式により保水量を算出する。
C = (A−B)/S …(2)
ここに、C:保水量(g/g)、A:綿袋及びゲルの重さ(g)、B:空の綿袋の湿潤時重量(g)、S:サンプル重量(g)である。
回転子を入れた100ミリリットルビーカーに、0.9%塩化ナトリウム水溶液50.00±0.01gを加え、恒温水槽内で25±0.2℃一定に保持する。
マグネチックスターラー及び回転体測定器を使用し、回転速度600±10rpmで攪拌する。
試料2.0000±0.0002gを秤量し、ビーカー内の渦中に投入し同時にストップウォッチによる計測を開始する。渦が消えて液面が水平になるまでの時間(秒)を記録し、吸収速度とする。
図15に示すように、支持台201中央の上下貫通孔に中心を合わせてアクリル樹脂製円筒203(内径2cm、高さ5cm,底面に75μmのナイロンネット201Nを取り付けたもの)を立設し、この円筒203の中に0.100±0.0002gのサンプル200を入れ、サンプル200の上に円柱状錘202(径1.9cm、重さ120g)を置く。
ビュレット204の排出口を、導管206により支持台201の貫通孔の下側開口と接続し、バルブV1,V2を開く前の目盛値および30分後の目盛値を読む。
次式により加圧下吸収量を算出する。
C = (A−B)/S …(3)
ここに、C:加圧下吸収量(ml/g)、A:吸水開始後30分の目盛値(ml)、B:吸水前の目盛値(ml)、S:サンプル重量(g)である。
尿素20.0g、塩化ナトリウム8.0g、塩化カルシウム0.3g、硫酸マグネシウム0.8g、イオン交換水970.9g、硫酸第1鉄0.25gを混合し、全体で1リットルの人孔尿(鉄イオン50ppm)を調製する。
回転子入り100ミリリットルビーカーに鉄イオン50ppmを含んだ人工尿49±0.1gを加え、マグネチックスターラーを使用し攪拌する。試料1.0000±0.0002gを秤量し、ビーカー内の渦中に投入した後、渦が消えて液面が水平になるまで攪拌する。
生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿機内に3時間放置する。
25℃の恒温水槽内に5分間浸けた後、ネオカードメーターでゲル強度を測定する。この測定値を次式により単位換算し、ゲル強度(Pa)を算出する。
C = A × 0.1 …(4)
ここに、C:ゲル強度(Pa)、A:ネオカ−ドメーターから得られたゲル強度(dyne/cm2)、0.1:定数である。
まず、未吸収のサンプルの重量を測定する。
次に、図16に示すように、サンプルおむつ10おける糸ゴム等により収縮する部分、例えば、ウエスト部分や、ギャザー部分に、両端矢線で示すように2cm間隔で切れ目を入れ、おむつが非強制的に(自然に)平らになるようにする。
使用面(内面)を上にして、サンプルをアクリル板と金属板との間に平らに挟み、アクリル板の上に錘(10kg)を載せ、37℃に保持した人孔尿(前述のもの)中に30分間浸漬する。
30分後に人孔尿中からサンプルを引き上げ、錘、アクリル板を外した後、サンプルを3つ折りにし、秤に載せて重量を測定する。
吸収後のサンプル重量から未吸収のサンプル重量を差し引いて加圧下吸収量(g)を算出する。
股から臀部にわたる部分を想定して形成されたU字状板からなり、最下位置の幅方向中央に注入口が形成されたU字器具を用いる。
サンプルのおむつにおける吸収体の長手方向中央位置に印を付け、この印位置を注入口に合わせて、サンプルをU字器具の外面に固定する。
サンプルを固定したU字器具をハンモックに載せ、傾斜しないようにする。
中央に貫通穴を有する錘(1kg、10cm×10cm)を、U字器具の上に載せる。この際、錘の貫通穴をU字器具の注入口に合わせる。
サンプルに対して、錘の貫通穴およびU字器具の注入口を介して人工尿(前述のもの)100ccを注入し、全量吸収に要する時間を測定し、吸収速度(秒)とする。
100mm×300mmにカットした吸収体にトップシートを乗せ、四方をシールしてサンプルとする。
内径27mmの円筒器具(支持部150mm×150mm)をサンプル中央に置く。円筒器具は、必要に応じて加重する。
人工尿を、50ccの量を10分間隔で3回滴下する。
3回目の滴下の10分後、ろ紙(ADVANTEC No.2、10cm×10cm、30枚重ね)を乗せ、5kgの重りで10秒間荷重を加えた後、キッチンペーパーの重量を測定し、予め測定した未吸収のキッチンペーパーの重量を差し引いて、キッチンペーパーに移動した人孔尿量を算出し、逆戻り量(g)とする。
カトーテック株式会社製の圧縮試験機を用い、サンプルをスピード:0.01cm/sec、圧縮面積:2cm2、感度:2(力計200g/10v)、圧縮荷重:50gf/cm2の条件で圧縮し、圧力と変形量との相関図から圧縮レジリエンスRCおよび圧縮エネルギーWCを算出する。圧縮レジリエンスRCは、値が大きいほど圧縮後の回復性が高いことを意味し、圧縮エネルギーWCは、値が大きいほど圧縮され易いことを意味する。
各吸収体を使用し、吸収体以外は共通するように紙おむつサンプルを製造した。製造後に圧縮していないものと、共通の形態で圧縮して包装した後、包装を解いたものとを用意し、被験者20名により目視及び手触りで復元性を評価した。評価は、従来例を基準とし、これと比較して、殆ど変わりが感じられない場合を△とし、復元性が高く、柔軟性に富む場合を○とした。
Claims (19)
- 使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体を含み、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されている、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体と、この吸収体を包む包被シートとを備え、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されている、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体と、この吸収体を包む包被シートと、前記トップシートと前記包被シートとの間に介在された前記体液を透過する中間シートとを備え、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されている、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 使用面側のトップシートを透過した体液を受け入れ保持する吸収要素を備え、
前記吸収要素は、トウを開繊したフィラメントの集合体及び高吸収性ポリマー粒子を有する吸収体と、この吸収体を包む包被シートとを備え、
少なくとも前記体液受け入れ領域において、前記フィラメントの集合体に対して前記高吸収性ポリマー粒子が実質的に厚み方向全体に分散されており、
前記吸収体に対して裏面側に保持シートが設けられ、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 前記保持シートは、KES試験に基づく圧縮エネルギーが0.01〜10.00gfcm/cm2で、かつ圧縮レジリエンスが10〜100%の不織布である請求項4記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの集合体の圧縮レジリエンスRCが40〜60%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの集合体の圧縮エネルギーWCが4.0〜10.0gf・cm/cm2である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの集合体の繊維密度が0.03〜0.25g/cm3である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの集合体の目付けが30〜300g/m2である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの集合体の重量が1〜15gである請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収体の厚さが0.1〜1cmである請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 高吸収性ポリマー粒子の目付け量が50〜350g/m2である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの集合体に対して、前記高吸収性ポリマー粒子が乾式の状態で分散されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの集合体に対して、前記高吸収性ポリマー粒子が接着成分を使用することなく分散されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントが製品の長手方向に延在している請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記包被シートはティッシュペーパである請求項2または3項に記載の吸収性物品。
- 前記包被シートは不織布である請求項2または3項に記載の吸収性物品。
- 前記フィラメントの繊度は、1〜5dexである請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収要素にエンボスによる凹溝が形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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