JP2006214222A - 擁壁構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な工具を使用せずに平面部材を組み立て枠体とし、平面部材の腐食を防止し、防錆処理が損なわれず、施工後の美観も損なわない擁壁構造物を提供する。
【解決手段】鉄線を格子状とした平面部材1,2,3,4が略箱状に組み立てられた枠体12と、枠体の前面側に取り付けられた木材列8とを備え、平面部材には防錆塗装が施され、枠体内の内側には防錆塗装を保護する保護材が配置されている。防錆塗装が飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装であり、平面部材の端部には略U字状のR部が平面部材の幅よりも外側に突出して形成され、隣接する各平面部材のR部を重合させて形成された間隙に接合材5を挿入し、木材列が前面材の外側に配置され、木材列は長尺材に設けた貫通孔に締結部材10を挿入して前面材に固定され、塗膜の保護材が枠体の内のり寸法に相当した寸法に形成され、枠体内に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】鉄線を格子状とした平面部材1,2,3,4が略箱状に組み立てられた枠体12と、枠体の前面側に取り付けられた木材列8とを備え、平面部材には防錆塗装が施され、枠体内の内側には防錆塗装を保護する保護材が配置されている。防錆塗装が飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装であり、平面部材の端部には略U字状のR部が平面部材の幅よりも外側に突出して形成され、隣接する各平面部材のR部を重合させて形成された間隙に接合材5を挿入し、木材列が前面材の外側に配置され、木材列は長尺材に設けた貫通孔に締結部材10を挿入して前面材に固定され、塗膜の保護材が枠体の内のり寸法に相当した寸法に形成され、枠体内に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、傾斜面や法面などの補強や改修のために構築される擁壁構造物に関する。
従来、道路に面した法面における土砂崩れを防止したり、河川の護岸を構築したり、土留めをしたりする工法としては、一般的に、場所打ちコンクリートが知られている。また、金網でかご状の構造物(以後枠体という)を作り、この枠体内に割栗石や土砂を充填した擁壁構造物を作り、これを法面に積み重ねていく工法が行われている。この枠体は、現地での施工が容易であり、基礎地盤は整地するだけで良く、沈下に対して柔軟に対応できるので広く用いられており、枠体は鉄線を折り曲げ加工したり、溶接したりして、上部が開口した直方体として作られる。
特開平8−120695号公報
特開平10−204889号公報
しかしながら、場所打ちコンクリート工法では数多くの仮設部材を必要とし、工事が複雑化し、工期の長期化が避けられない。また、上述の公報で開示された技術では、枠体はいずれの場合も擁壁を構築する現場において組み立てるものであるが、それぞれの枠体の結合には、連結コイル、連結ボルト等を使用する必要があり、組立作業に手間がかかる。また、前面枠が金網のまま使用されているために、中詰め土砂により前面枠が変形して外観を損ねる場合があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、特別な工具を使用することなく平面部材を用いて容易に枠体を組み立てることができ、枠体を土中(特に酸性度の高い土中)に埋設した場合などでも平面部材の腐食が防止・抑制でき、施工時に平面部材の防錆処理を損なうことが抑制・防止でき、しかも構築現場や施工後の美観を損なうこともない擁壁構造物を提供することを目的とする。
(1)鉄線を格子状に組み立てて形成された平面部材が略箱状に組み立てられた枠体と、この枠体の前面側に取り付けられた化粧材とを備えた擁壁構造物であって、前記平面部材の表面には防錆塗装が施されている。
(2)鉄線を格子状に組み立てて形成された平面部材が略箱状に組み立てられた枠体と、この枠体の前面側に取り付けられた化粧材とを備えた擁壁構造物であって、前記平面部材の表面には防錆塗装が施されて、前記枠体内の内側には平面部材の内面に沿って前記防錆塗装の塗膜を保護する保護材が配置されている。
(3)前記平面部材に施された防錆塗装が飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装である。
(4)前記防錆塗装を施す前に前記平面部材を構成する鉄線にショットブラスト加工を施す。
(5)前記平面部材の端部には鉄線を略U字状に曲げたR部が前記平面部材の幅よりも外側に突出して形成され、枠体に組み立てる際に隣接する各平面部材のR部を重合させて略閉じた間隙を形成させ、当該間隙に接合材を挿入して隣接する各平面部材同士を相互に連結する。
(6)前記接合材は鉄線からなる棒状部材であり、前記R部により形成された間隙への挿入端とは反対側に鉄線を略U字状に曲げたR部が形成され、当該R部が前記平面部材のR部に係合する。
(7)前記平面部材のうち枠体の前面に位置する前面材と後面に位置する後面材との間にはこれらを連結する連結部材が取り付けられ、前記平面部材のうち枠体の底面に位置する底面材と前記前面材の上端又は後面材の上端との間には筋交部材が斜めに取り付けられる。
(8)前記連結部材が鉄線からなる棒状部材であり、その両端部には前記前面材又は後面材に係合する略U字状に折り曲られたR部が形成され、前記筋交部材が鉄線からなる棒状部材であり、その両端には前記底面材と前面材又は後面材とに係合する略U字状に折り曲げられたR部が形成されており、前記連結部材のR部の端部の長さが、前記前面材又は後面材と前記連結部材及び前記筋交部材のR部とを係合させる際に、前記連結部材のR部から前記前面材又は後面材が脱落しない長さに設定されている。
(9)前記筋交部材に形成されたR部のうち前記底面材に係止されるR部の端部が上方に向けて位置し前記前面材に係止されるR部の端部が下方に向けて位置するように形成されている。
(10)前記平面部材を構成する鉄線の本数が平面部材幅方向又は奥行き方向の少なくとも一方において偶数本とされている。
(11)前記平面部材を構成する幅方向及び奥行き方向の鉄線の太さが同一又は近似したものとされている。
(12)前記平面部材のうち前記枠体の前面に位置する前面材と後面に位置する後面材を構成する鉄線の間隔が、これらの両端部付近及び中央部付近の少なくとも一方において他の部分の間隔よりも狭くなっている。
(13)前記平面部材のうち前記枠体の底面に配置される底面材の鉄線であって地盤上に載置される部分に配置された鉄線が前記前面材の幅方向と略平行に配置され、この鉄線の上に交差して他の鉄線が配置されている。
(14)前記化粧材は前記平面部材のうち前記枠体の前面に配置される前面材の外側に配置され、前記前面材の裏側には前記化粧材の配置方向に沿って長尺材が配置され、当該長尺材にはその長手方向に沿って複数の貫通孔が形成され、当該貫通孔から前記化粧材中に締結部材を挿入して、前記化粧材を前記前面材に固定する。
(15)前記保護材がそれ自体で自立する程度の剛性を有し自然環境におかれた際に朽ちる材料から形成されている。
(16)前記保護材が前記枠体の内のり寸法に略相当した寸法に形成されるとともに、多数の水抜き用の孔が形成されている。
(17)前記保護材が紙、木材プラスチック、織布、又は不織布の少なくともいずれか一つから形成されている。
(18)前記保護材には、前記枠体内に設置した際に前記平面部材の交線に相当する位置に折り曲げが可能な折れ目が形成されている。
(19)前記保護材が、少なくとも前記平面部材のうち前記枠体の前面に配置される前面材及び後面に配置される後面材の上方に張り出す張出部が形成されている。
(20)前記張出部に植生用の種子や肥料などを設けた。
(2)鉄線を格子状に組み立てて形成された平面部材が略箱状に組み立てられた枠体と、この枠体の前面側に取り付けられた化粧材とを備えた擁壁構造物であって、前記平面部材の表面には防錆塗装が施されて、前記枠体内の内側には平面部材の内面に沿って前記防錆塗装の塗膜を保護する保護材が配置されている。
(3)前記平面部材に施された防錆塗装が飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装である。
(4)前記防錆塗装を施す前に前記平面部材を構成する鉄線にショットブラスト加工を施す。
(5)前記平面部材の端部には鉄線を略U字状に曲げたR部が前記平面部材の幅よりも外側に突出して形成され、枠体に組み立てる際に隣接する各平面部材のR部を重合させて略閉じた間隙を形成させ、当該間隙に接合材を挿入して隣接する各平面部材同士を相互に連結する。
(6)前記接合材は鉄線からなる棒状部材であり、前記R部により形成された間隙への挿入端とは反対側に鉄線を略U字状に曲げたR部が形成され、当該R部が前記平面部材のR部に係合する。
(7)前記平面部材のうち枠体の前面に位置する前面材と後面に位置する後面材との間にはこれらを連結する連結部材が取り付けられ、前記平面部材のうち枠体の底面に位置する底面材と前記前面材の上端又は後面材の上端との間には筋交部材が斜めに取り付けられる。
(8)前記連結部材が鉄線からなる棒状部材であり、その両端部には前記前面材又は後面材に係合する略U字状に折り曲られたR部が形成され、前記筋交部材が鉄線からなる棒状部材であり、その両端には前記底面材と前面材又は後面材とに係合する略U字状に折り曲げられたR部が形成されており、前記連結部材のR部の端部の長さが、前記前面材又は後面材と前記連結部材及び前記筋交部材のR部とを係合させる際に、前記連結部材のR部から前記前面材又は後面材が脱落しない長さに設定されている。
(9)前記筋交部材に形成されたR部のうち前記底面材に係止されるR部の端部が上方に向けて位置し前記前面材に係止されるR部の端部が下方に向けて位置するように形成されている。
(10)前記平面部材を構成する鉄線の本数が平面部材幅方向又は奥行き方向の少なくとも一方において偶数本とされている。
(11)前記平面部材を構成する幅方向及び奥行き方向の鉄線の太さが同一又は近似したものとされている。
(12)前記平面部材のうち前記枠体の前面に位置する前面材と後面に位置する後面材を構成する鉄線の間隔が、これらの両端部付近及び中央部付近の少なくとも一方において他の部分の間隔よりも狭くなっている。
(13)前記平面部材のうち前記枠体の底面に配置される底面材の鉄線であって地盤上に載置される部分に配置された鉄線が前記前面材の幅方向と略平行に配置され、この鉄線の上に交差して他の鉄線が配置されている。
(14)前記化粧材は前記平面部材のうち前記枠体の前面に配置される前面材の外側に配置され、前記前面材の裏側には前記化粧材の配置方向に沿って長尺材が配置され、当該長尺材にはその長手方向に沿って複数の貫通孔が形成され、当該貫通孔から前記化粧材中に締結部材を挿入して、前記化粧材を前記前面材に固定する。
(15)前記保護材がそれ自体で自立する程度の剛性を有し自然環境におかれた際に朽ちる材料から形成されている。
(16)前記保護材が前記枠体の内のり寸法に略相当した寸法に形成されるとともに、多数の水抜き用の孔が形成されている。
(17)前記保護材が紙、木材プラスチック、織布、又は不織布の少なくともいずれか一つから形成されている。
(18)前記保護材には、前記枠体内に設置した際に前記平面部材の交線に相当する位置に折り曲げが可能な折れ目が形成されている。
(19)前記保護材が、少なくとも前記平面部材のうち前記枠体の前面に配置される前面材及び後面に配置される後面材の上方に張り出す張出部が形成されている。
(20)前記張出部に植生用の種子や肥料などを設けた。
(1)平面部材の組み立てにより枠体が形成でき、枠体を地中に埋設などしても防錆塗装により枠体の腐食を防止することができる。
(2)栗石、砕石などを枠体内の空間に中込めした場合においても、これらの栗石や砕石が直接枠体を構成する平面部材に接することが防止され、防錆塗装を傷つけてしまって腐食が進行することが防止・抑制できる。
(3)飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装であるので高い防食性をもたせることができる。
(4)ショットブラスト加工により、平面部材の鉄線や溶接部の表面に付着した油脂や汚れや酸化膜いわゆる黒皮を除去でき、これらの部分の表面の粗さも増すので、粉体塗装の付着性が著しく高められ、塗膜性能が高まり高い防食効果が得られる。
(5)平面部材のR部を重合させて接合材を挿入することにより専用の工具などを要せずに平面部材を枠体に形成できる。
(6)接合材の端部に形成されたR部を平面部材に係合させることにより平面部材の連結や固定や接合材の抜け止めがされる。
(7)連結部材と筋交部材とにより平面部材は所定の形状と強度を有した枠体とされる。
(8)前面材又は後面材を組み立てる際に、これらが連結部材のR部から脱落せずに係止された状態が維持されるので、前面材及び後面材を連結する作業を効率的に行うことができる。
(9)筋交部材の端部のR部を底面材の鉄線に下側からもぐり込ませて係止するとともに、その上端のR部を上から係止して、筋交部材を取り付けることができ、取付作業を効率的に行うことができる。しかも、筋交部材が全体としてS字状に形成されているので、各R部を底面材及び前面材並びに後面材に係合させて、これらをしっかりと連結して固定することができる。
(10)偶数本の鉄線により溶接強度の向上や溶接バリの発生の抑制などが図られる。
(11)溶接時のバリの発生が低減でき、防錆塗装の塗装欠陥の発生が抑制でき、塗膜性能の低下が抑制できる。
(12)連結部材や筋交部材を取り付ける際に鉄線の間隔が狭くなった部分を取付位置の目安ないし目印にすることができる。
(13)山側から土圧が作用して枠体を前面側に押し出そうとした場合に地盤上に載置された部分の鉄線が土圧作用方向と交差して配置されて抵抗力となり、滑りが抑制される。
(14)長尺材を押し当てて貫通孔から締結部材を化粧材に挿入することにより化粧材を前面材に固定できる。長尺材に設けた貫通孔の間隔を適度に狭く形成しておけば、固定する化粧材を構成する木材の直径が多少まちまちでもあっても支障がなく固定できる。
(15)自立する程度の剛性を具備しているので枠体内に砕石などを中込めした場合に砕石などの重さなどにより保護材が弛むことが防止・抑制される。また、時間の経過とともに朽ちて無くなり、環境への配慮も十分である。
(16)平面部材を組み合わせて形成された枠体の内のりに沿って保護材を配置することができ、平面部材(特に塗膜)の保護が図られ、しかも雨水なども排水させることができる。
(17)保護材を段ボールのような紙製や生物分解性プラスチックのようなプラスチックなどから形成できる。
(18)保護材を平面部材の交線に相当する位置で折り曲げて、枠体内に内のりに沿って配置することができ、保護材の設置の作業が効率的となり、保護材のずれ落ちなども生じにくい。
(19)保護材の張出部が引っ掛かり部分となり中込めした場合に保護材が弛んでしまうことが抑制される。
(20)保護材の張出部に施された種子や肥料などにより、当該張出部を植生シートとして機能させることができる。
(2)栗石、砕石などを枠体内の空間に中込めした場合においても、これらの栗石や砕石が直接枠体を構成する平面部材に接することが防止され、防錆塗装を傷つけてしまって腐食が進行することが防止・抑制できる。
(3)飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装であるので高い防食性をもたせることができる。
(4)ショットブラスト加工により、平面部材の鉄線や溶接部の表面に付着した油脂や汚れや酸化膜いわゆる黒皮を除去でき、これらの部分の表面の粗さも増すので、粉体塗装の付着性が著しく高められ、塗膜性能が高まり高い防食効果が得られる。
(5)平面部材のR部を重合させて接合材を挿入することにより専用の工具などを要せずに平面部材を枠体に形成できる。
(6)接合材の端部に形成されたR部を平面部材に係合させることにより平面部材の連結や固定や接合材の抜け止めがされる。
(7)連結部材と筋交部材とにより平面部材は所定の形状と強度を有した枠体とされる。
(8)前面材又は後面材を組み立てる際に、これらが連結部材のR部から脱落せずに係止された状態が維持されるので、前面材及び後面材を連結する作業を効率的に行うことができる。
(9)筋交部材の端部のR部を底面材の鉄線に下側からもぐり込ませて係止するとともに、その上端のR部を上から係止して、筋交部材を取り付けることができ、取付作業を効率的に行うことができる。しかも、筋交部材が全体としてS字状に形成されているので、各R部を底面材及び前面材並びに後面材に係合させて、これらをしっかりと連結して固定することができる。
(10)偶数本の鉄線により溶接強度の向上や溶接バリの発生の抑制などが図られる。
(11)溶接時のバリの発生が低減でき、防錆塗装の塗装欠陥の発生が抑制でき、塗膜性能の低下が抑制できる。
(12)連結部材や筋交部材を取り付ける際に鉄線の間隔が狭くなった部分を取付位置の目安ないし目印にすることができる。
(13)山側から土圧が作用して枠体を前面側に押し出そうとした場合に地盤上に載置された部分の鉄線が土圧作用方向と交差して配置されて抵抗力となり、滑りが抑制される。
(14)長尺材を押し当てて貫通孔から締結部材を化粧材に挿入することにより化粧材を前面材に固定できる。長尺材に設けた貫通孔の間隔を適度に狭く形成しておけば、固定する化粧材を構成する木材の直径が多少まちまちでもあっても支障がなく固定できる。
(15)自立する程度の剛性を具備しているので枠体内に砕石などを中込めした場合に砕石などの重さなどにより保護材が弛むことが防止・抑制される。また、時間の経過とともに朽ちて無くなり、環境への配慮も十分である。
(16)平面部材を組み合わせて形成された枠体の内のりに沿って保護材を配置することができ、平面部材(特に塗膜)の保護が図られ、しかも雨水なども排水させることができる。
(17)保護材を段ボールのような紙製や生物分解性プラスチックのようなプラスチックなどから形成できる。
(18)保護材を平面部材の交線に相当する位置で折り曲げて、枠体内に内のりに沿って配置することができ、保護材の設置の作業が効率的となり、保護材のずれ落ちなども生じにくい。
(19)保護材の張出部が引っ掛かり部分となり中込めした場合に保護材が弛んでしまうことが抑制される。
(20)保護材の張出部に施された種子や肥料などにより、当該張出部を植生シートとして機能させることができる。
本発明の実施の一形態に係る擁壁構造物について、図面を参照して説明する。
図1に本発明の実施の一形態に係る擁壁構造物を構築するために必要な部品を示す。1は前面材、2は後面材、3は端面材、4は底面材である。5は接合材、6は筋交部材、7は連結部材である。8は化粧材としての木材列、9は長尺材、10は締結部材である。11は保護材である。
前面材1、後面材2、端面材3、底面材4は、鉄線を格子状に組み立てて形成された平面部材を構成し、これらの平面部材は略箱状に擁壁構造物を構築する現場に搬入されて枠体12に組み立てられる。この枠体12は擁壁構造物を形成すべき土中に埋設される。この枠体12の前面側(土壁側とは反対側)には複数の木材を横方向に並べた木材列8が取り付けられる。これらの平面部材は平面状の形状を有しているので梱包や運搬が極めて容易であり、格子状に組み上げた鉄線からなるので軽量であり、重機を使用することなく手作業で組み立てることができる。
平面部材である前面材1、後面材2、端面材3、底面材4を構成する鉄線の外表面には防錆塗装が施されている。この防錆塗装は、酸性土などの環境に置かれても鉄線が腐食しないように施すもので、本実施の形態では、飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装が用いられている。この粉体塗装は、平面部材を280℃〜320℃好ましくは約300℃に加熱し、粉体塗料の中に押し入れて平面部材の鉄線の表面に粉体塗装層を形成させることにより行われる。この条件で防錆塗装を行った平面部材を硫酸溶液中に2ヶ月漬つけて耐食性の試験を行ったところ、錆の発生や塗膜の剥離などは全く生じなかった。
鉄線の表面や溶接部に存在する酸化膜いわゆる黒皮が粉体塗装の塗膜の性能を低下させるおそれがあるが、高い防食性能を必要とする場合には鉄線表面にショットブラスト加工を施して鉄線表面及び溶接部分に清浄な表面を露出させた後に粉体塗装を施すことが好ましい。また、粉体塗装に際しては鉄線表面の脱脂加工を施すことも塗膜の性能の向上には有効である。ショットブラストにはサンドブラスト等の類似の技術が含まれる。
前記枠体12を形成した平面部材の内面に沿って防錆塗装を保護するための保護材11が配置される。保護材11を設けることにより枠体12の内側に投入される砕石や栗石により塗膜が損傷することが防止され、平面部材に具備させた所望の耐食性が低下することが防止・抑制できる。
図1に示す保護材11は、平面部材により形成された枠体12の内のり寸法に相当した位置(平面部材の交線に相当する位置)で、折り曲げ可能な折り目11aが形成された板状部材からなる。また、保護材11には、水抜き用の孔11bが多数貫通して形成されている。図1に示す保護材11は段ボール材により形成されており、材料費や施工後の環境への配慮からみて好適である。平板状の保護材11を現場に搬入して、現場において折り目から折り曲げて立体形状として枠体12内に設置する。
保護材11としては、自立する程度の剛性を有し自然環境におかれた際に朽ちる材料から形成されていることが好ましい。上述の保護材11では段ボール材などの紙により製造したが、段ボール材に限らず和紙や古紙などの紙材、木材チップなどを型押ししたものであっても、プラスチック、織布、不織布の少なくともいずれか一つから形成されたものであってもよい。
保護材11にプラスチックを用いる場合には、環境への負荷を考慮して生物分解性プラスチックなどが好ましい。また、織布や不織布を用いる場合には弛みやすいので、その内側に中込め材料を投入した際に弛んでずり落ちないように、ずり落ち防止機構、例えば、織布製の保護材の上縁にフック部材を取り付け、平面部材の鉄線にフック部材を係止するなどの機構を採用することが好ましい。
保護材11には、前面材1、後面材2の上方に張り出す張出部11cが形成されている。張出部11cは前面材1又は後面材2の上縁位置で折り曲げ可能とした折り目から折り返して、前面材1又は後面材2の上縁を覆い隠すように配置される。この張出部11により、前面材1又は後面材2の塗膜の保護が図られる。この張出部11cに植生用の種子や肥料などを設けるようにしてもよい。また、張出部11cの長さをその上段部に設置する底面材4の下に引き込める長さとすれば上段部に構築される擁壁構造物に押さえられ、保護材11の上端部が剥離するということが防止・抑制できる。
前記保護材11としては、現場で枠体12内に組み立てて配置するものを示したが、例えば既に箱型とされた段ボール箱を現場に搬入して枠体12内に挿入するものであってもよい。
平面部材を構成する前面材1、後面材2、端面材3、底面材4の端部には略U字状に曲げ加工されたR部がこれらの平面部材の幅よりも外側に突出して多数形成されている。平面部材を枠体12に組み立てる際に隣接する各平面部材のR部を重合させ、略閉じた間隙を形成させ、当該間隙に棒状の接合材5を挿入して隣接する各平面部材を相互に連結する。
すなわち、図3は、図2中のA部を示す平面図及び正面図であり、後面材2の端部に形成されたR部2aを重合させて閉じた間隙2bを形成しその間隔に接合材5を挿入する。図4(a)に前面材1を相互に連結した状態を示す。同様に前面材1の端部に形成されたR部1aを重合させ、形成された間隙1bに接合材5を挿入する。
図4は、前面材1同士及び後面材2同士の連結状態を説明するための図である。図4(b)に示す状態では、前面材1同士及び後面材2同士は直線上には配置されてはおらず、少しの角度をもって連結されている。すなわち、同図(a)に示すように、前面材1同士の連結部では前面材1のR部1aにより形成される隙間1bが狭くされている。同図(c)に示すように、後面材2のR部2aにより形成される隙間2bが広くなるように配置されている。この結果、前面材1及び後面材2は直線に対して少しの角度をもって配置される。このように、前面材1及び後面材2に形成されたR部1a,2aの近接度合いを前面材1及び後面材2で変更すれば、多少湾曲した擁壁構造物を構築することができる。
図5は、図2中のB部を示す平面図及び正面図であり、後面材2の端部に形成されたR部2aと端面材3の端部に形成されたR部3aを重合させて閉じた間隙3bを形成しその間隔3bに接合材5を挿入して後面材2と端面材3とを連結する。図示しないが前面材1と端面材3とも同様に相互に連結される。
上述した接合材5は鉄線からなる棒状部材であり、前面材1及び後面材2のR部1a,2aにより形成された間隙1b,2b,3bに挿入される端部(図中下端部)とは反対側の端部(図中上端部)には、略U字状に曲げ加工したR部が形成されており、このR部が前面材1、後面材2、端面材3のR部1a,2a,3aに係合させられることによりこれらの平面部材の連結が完了する。
図2及び図6に、前面材1と後面材2との連結構造について示す。前面材1と後面材2の上端との間にはこれらを連結する連結部材7が略水平に架橋して取り付けられる。また、前記底面材4と前面材1の上端との間には筋交部材6が斜めに取り付けられ、底面材4と後面材2の上端間にも同様に筋交部材6が斜めに取り付けられる。
連結部材7は鉄線からなる棒状部材であり、その両端部には前面材1及び後面材2に係合させられる略U字状に折り曲げ加工されたR部7aが形成されている。また、筋交部材6は鉄線からなる棒状部材であり、その両端には底面材4及び前面材1又は後面材2に係合する略U字状に折り曲げされたR部6aが形成されている。
図7及び図8に示すように、後面材2は連結部材7のR部7a内に位置させられ、底面材4に係止された下端部のR部4cを揺動中心として内側から外側に向けて揺動させられ、筋交部材6のR部6aが後面材2に係止させられて、後面材2が取り付けられる。ここで、連結部材7のR部7aの端部の長さは、後面材2を内側に揺動させた際に後面材2の上端部が連結部材7にR部7aの端部に当接してストップされる。したがって、後面材2に連結部材7のR部7a及び筋交部材6のR部6aを係合させる際に、後面材2を内側に作業者が揺動させても意に反して揺動させられても連結部材7のR部7aから後面材2が脱落せずにストップさせられる。ここでは、後面材2の場合について説明したが、前面材1においても全く同様な操作により連結部材7及び筋交部材6が取り付けられる。
図6に基づいて筋交部材6の形状や取り付け手順について説明する。上述のように筋交部材6の端部にはR部6aが形成されているが、これらのR部6aのうち筋交部材6の下端部に形成されたR部6aは、底面材4に係止されるもので、R部6aの端部が上方に向くように形成されている。筋交部材6の上端部に形成されたR部6aは後面材2(又は前面材1)に係止されるもので、R部6aの端部が下方に向くように形成されている。そして、筋交部材6は、まず下端部のR部6aを底面材4の下側からもぐり込ませて底面材4に係止し、次いでその下端部を回転中心として揺動させて、上端部に形成されたR部6aを後面材2(又は前面材1)の上側から係止して取り付けられる。このような構造であるので連結部材7や筋交部材6を効率的に取り付けることができる。しかも、各R部6a,7aが前面材1、後面材2、底面材4などにしっかりと係合し、これらがしっかりと連結されて固定される。
図1、図2、図4に示すように、前面材1、後面材2、端面材3などの平面部材は、その幅方向及び奥行き方向の少なくとも一つが偶数本の鉄線で格子状に形成されている。このように偶数本としておけば溶接強度の低下の一原因を取り除くことができる。
また、前面材1、後面材2、端面材3、底面材4の平面部材を構成する鉄線の太さが幅方向及び奥行き方向の鉄線で同一か若しくは近似したものを使用することが好ましい。上述の実施の形態では、前面材1、後面材2、端面材3においては、外周を取り囲む鉄線は直径9mmとしこの鉄線の内側に格子状に配置される鉄線を直径6mmのものを使用している。底面材4は総ての鉄線の太さを直径4mmのものを使用している。このように鉄線の太さが同一か近似したものを使用する理由は、鉄線の交差部分に形成される溶接部の形状にバリの発生を少なくするためである。バリの発生が少なくなれば塗膜性能の低下が防止され、高い防食性能を持たせることができる。
図1に示すように、前面材1、後面材2の鉄線の間隔が、これらの両端部付近及び中央部付近において狭く形成されている。端面材3の鉄線の間隔も両端部付近で狭く形成されている。連結部材7及び筋交部材6を取り付ける際の目印(目安)にするためである。
図9に示すように、底面材4を構成する鉄線のうち地盤上に載置される部分に配置される鉄線4aが、地盤内に設置される後面材2(前面材1)の面方向と略平行に配置されている。このように配置すれば、鉄線4aは擁壁構造物を構築する地盤の幅方向に配置されることになる。この鉄線4aの上面には鉄線4aとほぼ直交する方向に交差して鉄線4bが載置され交差部分で溶接されている。したがって、鉄線4bは、擁壁構造物を構築する地盤の幅方向に略直交する方向に配置されることになる。図中において点線で示したように、鉄線4bの上で後面材2又は前面材1の下端部を滑らすように移動させ、後面材2の下端部を底面材4の端部に形成されたR部4c内に収納して係合して取り付ける。
このような構造とすることにより、地盤方向から土圧が枠体12に作用した場合に地盤上に載置された鉄線4aが抵抗となって押出力に対して抵抗力を持たせることができる。また、地盤の幅方向に略直交するように配置された鉄線4b上を後面材2(前面材1)を滑らすように配置できるので、取り付けの作業者の負荷が低減され、作業効率が高められる。
図1に示すように、木材列8は以下のようにして取り付けられる。すなわち、木材列あるいは木材列を構成する木材を前面材1の外側に配置し、前面材1の裏側に木材列8の配置方向に沿った2本の長尺材9を木材列8の上下に配置し、長尺材9の長手方向に沿って多数貫通形成された複数の貫通孔にネジや釘のような締結部材10を挿入し、木材列8を前面材1に固定する。なお、木材列8を形成する木材は枯損木や間伐材など施工現場において伐採された木材を利用することができる。木材列8を長尺材9と締結部材10とにより固定するようにしたので、木材の直径に多少の違いがあっても固定に支障がない。
なお、上述の実施の形態では化粧材として木材列8を使用した例を示したが、木材の代わりに養生シート、各種の人工物、溶岩礫などからなる化粧材を取り付けるようにしてもよい。
1 前面材
1a R部
2 後面材
2a R部
3 端面材
3a R部
4 底面材
4a 鉄線(前面材の面方向と平行な鉄線)
4b 鉄線(前面材の面方向と交差する鉄線)
4c R部
5 接合材
6 筋交部材
6a R部
7 連結部材
7a R部
8 木材列
9 長尺材
10 締結部材
11 保護材
11a 折れ目
11b 水抜き用の孔
11c 張出部
12 枠体
1a R部
2 後面材
2a R部
3 端面材
3a R部
4 底面材
4a 鉄線(前面材の面方向と平行な鉄線)
4b 鉄線(前面材の面方向と交差する鉄線)
4c R部
5 接合材
6 筋交部材
6a R部
7 連結部材
7a R部
8 木材列
9 長尺材
10 締結部材
11 保護材
11a 折れ目
11b 水抜き用の孔
11c 張出部
12 枠体
Claims (20)
- 鉄線を格子状に組み立てて形成された平面部材が略箱状に組み立てられた枠体と、この枠体の前面側に取り付けられた化粧材とを備えた擁壁構造物であって、前記平面部材の表面には防錆塗装が施されていることを特徴とする擁壁構造物。
- 鉄線を格子状に組み立てて形成された平面部材が略箱状に組み立てられた枠体と、この枠体の前面側に取り付けられた化粧材とを備えた擁壁構造物であって、前記平面部材の表面には防錆塗装が施されて、前記枠体内の内側には前記平面部材の内面に沿って前記防錆塗装の塗膜を保護する保護材が配置されていることを特徴とする擁壁構造物。
- 前記平面部材に施された防錆塗装が飽和ポリエステル樹脂を用いた粉体塗装であることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記防錆塗装を施す前に前記平面部材を構成する鉄線にショットブラスト加工を施すことを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記平面部材の端部には鉄線を略U字状に曲げたR部が前記平面部材の幅よりも外側に突出して形成され、枠体に組み立てる際に隣接する各平面部材のR部を重合させて略閉じた間隙を形成させ、当該間隙に接合材を挿入して隣接する各平面部材同士を相互に連結することを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記接合材は鉄線からなる棒状部材であり、前記R部により形成された間隙への挿入端とは反対側には鉄線を略U字状に曲げたR部が形成され、当該R部が前記平面部材のR部に係合することを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記平面部材のうち枠体の前面に位置する前面材と後面に位置する後面材との間にはこれらを連結する連結部材が取り付けられ、前記平面部材のうち枠体の底面に位置する底面材と前記前面材の上端又は後面材の上端との間には筋交部材が斜めに取り付けられることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記連結部材が鉄線からなる棒状部材であり、その両端部には前記前面材又は後面材に係合する略U字状に折り曲られたR部が形成され、前記筋交部材が鉄線からなる棒状部材であり、その両端には前記底面材と前面材又は後面材とに係合する略U字状に折り曲げられたR部が形成されており、前記連結部材のR部の端部の長さが、前記前面材又は後面材と前記連結部材及び前記筋交部材のR部とを係合させる際に、前記連結部材のR部から前記前面材又は後面材が脱落しない長さに設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記筋交部材に形成されたR部のうち前記底面材に係止されるR部の端部が上方に向けて位置し、前記前面材に係止されるR部の端部が下方に向けて位置するように形成されていることを特徴とする請求項8記載の壁構造物。
- 前記平面部材を構成する鉄線の本数が平面部材の幅方向又は奥行き方向の少なくとも一方において偶数本とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記平面部材を構成する幅方向及び奥行き方向の鉄線の太さが同一又は近似したものとされていることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記平面部材のうち前記枠体の前面に位置する前面材と後面に位置する後面材を構成する鉄線の間隔が、これらの両端部付近及び中央部付近の少なくとも一方において他の部分の間隔よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記平面部材のうち前記枠体の底面に配置される底面材の鉄線であって地盤上に載置される部分に配置された鉄線が前記前面材の幅方向と略平行に配置され、この鉄線の上に交差して他の鉄線が配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記化粧材は前記平面部材のうち前記枠体の前面に配置される前面材の外側に配置され、前記前面材の裏側には前記化粧材の配置方向に沿って長尺材が配置され、当該長尺材にはその長手方向に沿って複数の貫通孔が形成され、当該貫通孔から前記化粧材中に締結部材を挿入して、前記化粧材を前記前面材に固定することを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造物。
- 前記保護材がそれ自体で自立する程度の剛性を有し自然環境におかれた際に朽ちる材料から形成されていることを特徴とする請求項2記載の擁壁構造物。
- 前記保護材が前記枠体の内のり寸法に略相当した寸法に形成されるとともに、多数の水抜き用の孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載の擁壁構造物。
- 前記保護材が紙、木材、プラスチック、織布、又は不織布の少なくともいずれか一つから形成されていることを特徴とする請求項2記載の擁壁構造物。
- 前記保護材には、前記枠体内に設置した際に前記平面部材の交線に相当する位置に折り曲げ可能な折れ目が形成されていることを特徴とする請求項2記載の擁壁構造物。
- 前記保護材が、少なくとも前記平面部材のうち前記枠体の前面に配置される前面材及び後面に配置される後面材の上方に張り出す張出部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の擁壁構造物。
- 前記張出部に植生用の種子や肥料などを設けたことを特徴とする請求項19記載の擁壁構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005030098A JP2006214222A (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | 擁壁構造物 |
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JP2005030098A JP2006214222A (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | 擁壁構造物 |
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JP2005030098A Pending JP2006214222A (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | 擁壁構造物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078593A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-04-08 | Nippon Mikuniya Kk | 河川の洗掘測定装置 |
JP4544481B1 (ja) * | 2009-05-13 | 2010-09-15 | 伴幸 権田 | 組立式蛇籠 |
JP2011012519A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Kyowa Harmotech Kk | ドレーン構造 |
-
2005
- 2005-02-07 JP JP2005030098A patent/JP2006214222A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078593A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-04-08 | Nippon Mikuniya Kk | 河川の洗掘測定装置 |
JP4544481B1 (ja) * | 2009-05-13 | 2010-09-15 | 伴幸 権田 | 組立式蛇籠 |
JP2010265625A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Tomoyuki Gonda | 組立式蛇籠 |
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