JP2006214037A - 繊維製品用消臭剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乾燥後の洗濯物の臭いを低減できる繊維製品用消臭剤の提供。
【解決手段】 (a)アミノ変性シリコーンと(b)一般式(1)、(2)等から選ばれる1種以上の化合物を含有し、(a)成分の含有量が3質量%以上である繊維製品用消臭剤。
【化1】
Figure 2006214037

〔式中、R、Rはそれぞれ独立に炭素数5〜19のアルキル基等、R、Rはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基等、Xは−COO−等、Rは炭素数1〜3のアルキレン基、Rは炭素数1〜6のアルキレン基等、nは1〜10の数、Wは陰イオン基である。〕
【選択図】 なし

Description

本発明は、衣料等の繊維製品用消臭剤に関する。
洗濯後の乾燥段階や乾燥後の繊維製品の臭いを抑制する技術は、例えば特許文献1に記載されている。具体的には、(a)分子中に少なくとも1つのエステル基を含有し、且つ1〜3個の長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基を含有するアミン化合物等と2種類のベタインを併用ことで生乾き時の臭いを抑制する技術が開示されている。
また、モノアルキルカチオンや塩化ベンザルコニウム等を含有する、乾燥後及び着用後の衣類の臭いを低減する繊維製品処理剤も知られている(特許文献2、3)。更に、繊維の風合いを向上させる目的でアミノ変性シリコーンを繊維処理剤に配合する技術も広く知られており(先行文献4)、先行文献5には、アミノ変性シリコーンと特定の陽イオン活性剤を含有する液体洗浄剤により、ウール製品の傷みを抑制する技術が開示されている。
特開2003-105671号 特開2001-200475号 特開2001-200476号 特開2000-110077号 特開平5-239493号
近年、住宅環境の変化に伴い、洗濯物等を室内で乾燥させる、所謂、室内干しの機会が増加している。しかしながら、室内干しは時には菌の繁殖を増大させ、衣類から不快な臭いを発生させる場合がある。
しかしながら、上記した従来技術には、特定の陽イオン活性剤とアミノ変性シリコーンを併用することで洗濯後の繊維製品の臭いを抑制する技術は全く開示されていない。
本発明は、特定成分を含む新規な組み合わせからなる消臭剤により、洗濯後の繊維製品の臭いを抑制できる繊維製品用消臭剤、及びそれを用いた繊維製品の臭いを低減する方法を提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、(a)アミノ変性シリコーンと(b)一般式(1)〜(3)の化合物群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を含有し、(a)成分の含有量が3質量%以上である繊維製品用消臭剤、及び前記消臭剤を用いた繊維製品の臭いを低減する方法を提供する。
Figure 2006214037
、Rは、それぞれ独立に、炭素数5〜19のアルキル基又はアルケニル基であり、
、Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、
Xは、−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHCO−、
Figure 2006214037
あるいは連結手(RとRとを直接つなぐ共有結合のことを指す)であり、
は、炭素数1〜3のアルキレン基であり、
は、炭素数1〜6のアルキレン基又は−(O−R−であり(ここでRは、エチレン基又はプロピレン基であり、nは1〜10の数である。)、
は陰イオン基である。〕
Figure 2006214037
(式中、R11、R12、R13、R14の2個又は3個が炭素数8〜12のアルキル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基又は総炭素数7〜15のアリールアルキル基であり、Zは陰イオン基である。)
本発明の繊維製品用消臭剤は、洗濯後の繊維製品において高い消臭効果を発揮することができるものであり、特に部屋干しによる乾燥工程での繊維製品において高い消臭効果を発揮することができる。
<繊維製品用消臭剤>
〔(a)成分〕
(a)成分のアミノ変性シリコーンとしては、一般式(4)で表される化合物が好ましい。
Figure 2006214037
〔式中、R21は、炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基、−OR24(ここでR24は、炭素1〜3のアルキル基)又は水素原子を示し、3個のR22は、炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基又は水素原子を示す。なお、R21、R22、R23、R24はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、また3個のR22は同一でも異なっていてもよい
Aは、少なくとも1つのアミノ基を有する側鎖を示し、R23は、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子を示す。mは、10〜10,000の数、nは、1〜1,000の数を示し、重量平均分子量が2,000〜100万となる数を示す〕。
一般式(4)において、R21は、メチル基又はヒドロキシ基が好ましく、R22は、メチル基又はヒドロキシ基が好ましく、R23は、メチル基又は水素原子が好ましく、R21が−OR24のときのR24はメチル基が好ましい。
重量平均分子量は、好ましくは5,000〜10万、特に好ましくは8,000〜50万である。ここで、重量平均分子量は、ポリスチレンを標準としてゲルパーミエーションクロマトグラフィーで求めることができる。
アミノ基を有する側鎖Aとしては、下記のものを挙げることができる。
−C−NH
−C−NH−C−NH
−C−NH−[C−NH]−C−NH
−C−NH(CH
−C−NH−C−NH(CH
−C−NH−[C−NH]−C−NH(CH
−C−N(CH
−C−N(CH)−C−N(CH
−C−N(CH)−[C−N(CH)]−C−N(CH
−C−NH−cyclo−C11
(ここで、x、y、zはそれぞれ1〜30の数である)。
(a)成分のアミノ変性シリコーンは、配合安定性の観点から、粘度は90〜20,000mm/sが好ましく、200〜10,000mm/sがより好ましく、500〜5,000mm/sが更に好ましい。粘度は、オストワルド型粘度計により測定することができる。
また、(a)成分のアミノ変性シリコーンは、繊維製品に対する消臭性能を高める観点から、アミノ当量は500〜8,000が好ましく、1,000〜6,000がより好ましく、1,500〜4,000が更に好ましい。
アミノ当量は、窒素原子1つ当りの分子量であり、アミノ当量=分子量/N原子数で求められる。分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準として求めた値であり、窒素原子数は元素分析法により求めることができる。
(a)成分のアミノ変性シリコーンは市販品を用いることができ、この市販品としては、DC2−8630(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、粘度1500mm/s、アミノ当量4300)、KF−864(信越化学工業(株)製、粘度1700mm/s、アミノ当量3800)等を挙げることができる。
〔(b)成分〕
(b)成分は、上記一般式(1)〜(3)で示される化合物群から選ばれる一種又は2種以上の化合物である。
一般式(1)及び(2)で示される化合物中、R、Rは、好ましくは炭素数7〜17のアルキル基又はアルケニル基であり、Rが−(O−R−のとき、Rは、好ましくはエチレン基であり、nは、好ましくは1〜5の数であり、Wは、好ましくはハロゲンイオン又は炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンである。
一般式(1)及び(2)の化合物としては、下記の化合物が好ましい。
Figure 2006214037
一般式(3)の化合物において、Zで示される陰イオン基は、硫酸イオン、ハロゲンイオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン又は炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンが好ましい。
〔その他の成分〕
(c)成分
本発明では貯蔵安定性を改善する目的から、(b)成分以外の界面活性剤[以下、(c)成分という]を併用することができる。用いることができる界面活性剤としては陰イオン性界面活性剤、(b)成分以外の陽イオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を挙げることができる。
陰イオン性界面活性剤としては、炭素数10〜15のアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜16のアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜16のアルキル基と数平均付加モル数1〜6のオキシエチレン基を有するポリオキシエチレンラウリル硫酸エステル塩、炭素数10〜15のα−オレフィンスルホン酸塩、炭素数10〜16のα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩等を挙げることができる。
陽イオン活性剤としては、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(炭素数16と18の混合物)、アルキル(炭素数16と18の混合物)トリメチルアンモニウム塩等を挙げることができる。
非イオン性界面活性剤としては、オキシアルキレン基の数平均付加モル数が4〜30でアルキル基の炭素数が8〜14のポリオキシエチレン(及び/又はポリオキシプロピレン)アルキルエーテル型非イオン性界面活性剤、アルキル基の炭素数が8〜16で平均縮合度が1〜5のアルキルポリグルコシド、炭素数10〜16の脂肪酸ソルビタンエステル等で、融点が30℃未満の非イオン性界面活性剤等を挙げることができる。
両性界面活性剤としては、アルキル基の炭素数10〜18のアルキルジメチルアミンオキサイド、アルカノイル基の炭素数が10〜18のアルカノイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド等を挙げることができる。
本発明では、特にオキシアルキレン基の数平均付加モル数が4〜20、アルキル基の炭素数が8〜14のポリオキシエチレン(及び/又はポリオキシプロピレン)アルキルエーテル型非イオン性界面活性剤、及びアルキル基の炭素数が8〜16で平均縮合度が1〜3のアルキルポリグルコシドから選ばれる融点が30℃未満の界面活性剤が好適である。
本発明では、好ましい外観を得る目的及び貯蔵安定性を改善する目的から、水溶性有機溶剤[以下、(d)成分という]を含有することが好ましい。(d)成分は、水酸基及び/又はエーテル基を有するものが好ましく、以下に列挙するものから選ばれる1種以上を用いることが好ましい。
(i)エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルカノール類、
(ii)エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、
(iii)ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、平均分子量約200のポリエチレングリコール、平均分子量約400のポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、平均分子量約1000のポリプロピレングリコール等のポリグリコール類、
(iv)ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、1-メトキシ-2-プロパノール、1-メチルグリセリルエーテル等のアルキルエーテル類、
(v)2-フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、平均分子量約480のポリエチレングリコールモノフェニルエーテル、2-ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル等の芳香族エーテル類、
(vi)2-アミノエタノール、N-メチルエタノールアミン、N,N-ジメチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン混合物(モノ,ジ,トリの混合物)等のアルカノールアミン類。
(d)成分は、上記の(i)アルカノール類、(ii)多価アルコール類、(iv)アルキルエーテル類、(v)芳香族エーテル類、(vi)アルカノールアミン類から選ばれる2種以上を併用することが好ましく、より好ましくは(i)、(ii)、(iv)、(v)から選ばれる2種以上、特に好ましくは(i)、(ii)、(iv)から選ばれる2種以上を併用することで、効果的に消臭剤の外観及び貯蔵安定性を改善することができる。
本発明では、好ましい外観を得る目的及び貯蔵安定性を改善する目的から、水溶性の酸[以下、(e)成分という]を含有することが好ましい。(e)成分としては、塩酸、酢酸、クエン酸、フマル酸、乳酸、リン酸、硫酸等が挙げられ、これらの酸は1種又は2種以上を使用できる。これらの内、塩酸、酢酸、クエン酸、乳酸が好ましく、塩酸、クエン酸が特に好ましい。
本発明の消臭剤は、通常の繊維処理剤に使用される香料(特に好ましくは、特開平8−113871号公報記載の成分(c)及び(d)にて示された香気成分の組み合わせ)を含有してもよい。
本発明の消臭剤は、分子内に発色団としてアゾ基、フタロシアニン基、トリフェニルメタン基、キサンタン基、アントラキノン基を有し、かつ水溶性、水分散性を高める官能基として、スルホン酸基、アミノ基、カルボキシル基、ポリオキシアルキレン基を有する染料を含有していてもよい。
本発明の消臭剤は、匂い安定性、色相安定性を向上する目的でキレート剤を配合することができ、アミノポリカルボン酸、ホスホン酸、及びこれらの塩等を挙げることができる。
アミノポリカルボン酸としては、分子中に−N(CHCOOM)で示されるイミノジ酢酸基が少なくとも1つ以上、好ましくは1又は2つ有する分子量180〜1000、好ましくは250〜600の化合物が好適である。より具体的には、ニトリロ3酢酸、エチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、アスパラギンサン酸2酢酸、グルタミン酸2酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸を挙げることができ、特にエチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、アスパラギンサン酸2酢酸、グルタミン酸2酢酸が好適である。
ホスホン酸としては、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸およびその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、トリメチレンホスホノアミン挙げることができ、特にエタン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸が好適である。
塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、及びアルカノールアミン塩、鉄塩、ニッケル塩、クロム塩、亜鉛塩が好ましく、特にナトリウム塩、カリウム塩、鉄塩が好適である。
本発明の消臭剤は、本発明の効果に影響を与えない量の消泡シリコーン、酸化防止剤、防腐剤を含有することもできる。
本発明の消臭剤の20℃におけるpHは3〜8が好ましく、より好ましくは4〜7であり、pH調整剤としては、クエン酸、酢酸、りんご酸、コハク酸、安息香酸などの有機酸や塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸を用いることができる。
〔含有割合〕
本発明の消臭剤に含まれる各成分の割合は、以下のとおりである。
(a)成分は、繊維製品に対する消臭性能(臭いの低減性能を含む)を高める観点から、3質量%以上であり、好ましくは4〜20質量%、より好ましくは5〜15質量%である。
(b)成分は、繊維製品に対する消臭性能(臭いの低減性能を含む)を高める観点から、0.5〜15質量%が好ましく、より好ましくは1〜10質量%、更に好ましくは3〜8質量%である。
(a)成分と(b)成分は、(a)成分/(b)成分の質量比率が、=8/10〜100/10が好ましく、より好ましくは10/10〜80/10であり、更に好ましくは12/10〜60/10である。
(d)成分は、好ましくは0.5〜40質量%、より好ましくは1〜30質量%、更に好ましくは1.5〜25質量%、特に好ましくは2〜20質量%である。
<臭いの低減方法>
本発明の繊維製品の臭い低減方法は、本発明の消臭剤により、衣料、タオル、寝具類等の各種繊維製品を処理する方法を適用することができる。
本発明の消臭剤による処理方法は、消臭剤を水に希釈又は分散させた水溶液にした上で衣類と接触させる方法が好ましい。具体的には、洗濯浴中に本発明の消臭剤を添加する方法、及び濯ぎ浴中に本発明の消臭剤を添加する方法を挙げることができる。
本発明の臭いの低減方法では、繊維製品1kgに対する消臭剤の使用量が0.5〜10gであることが好ましく、より好ましくは0.8〜8.0g、更に好ましくは1.0〜5.0gである。
本発明の消臭剤により繊維製品を処理した後は、脱水し、自然乾燥〔天日干し、屋外での陰干し及び部屋干し(室内乾燥)等〕又は回転式加熱乾燥装置で乾燥するが、本発明の臭いの低減方法を適用した場合には、特に乾燥(特に室内にて乾燥)時及び乾燥後における繊維製品の臭いの低減効果が大きい。
<繊維製品の臭いを低減する方法>
全自動洗濯機(松下NA-F70PX5)に40Lの水道水を入れ、これに評価用の綿100%の肌着5枚(20〜50歳代の男性が12時間着用したもの)1.3kgと、質量調整用の0.6kgの綿/ポリエステル混紡のYシャツを入れた。次に、市販の弱アルカリ性洗剤(花王(株)アタック)を用いて5回繰り返し洗濯した〔洗剤濃度0.0667質量%、水道水(20℃)36L使用、洗濯10分−脱水3分−すすぎ8分(流水すすぎ、水量15L/min.〕。
最後の処理回(5回目)のすすぎ時に表1の各消臭剤を26.67g投入してすすぎを行った。洗濯終了後、評価用の肌着を取り出し、室内(20℃、40%Rhの環境下)で自然乾燥した。
自然乾燥開始から2時間後の乾燥途中の肌着の臭いを、6人のパネラー(20〜40歳代男性)が下記の基準で評価した。評価は、下記の評価基準により行い、6人のパネラーの値の平均値をとった。
+3:異臭がなく満足のいくレベル。
+2:僅かに臭うが満足のいくレベル。
+1:異臭がして満足のいくレベルではない。
0:異臭がひどく満足のいくレベルではない。
Figure 2006214037
(a)成分
(a−1)アミノ変性シリコーン:信越化学工業(株)製,品名KF−864,粘度1700mm/s(25℃)、アミノ当量3800
(a−2)アミノ変性シリコーン:東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製,粘度1200mm/s(25℃)、アミノ当量1800
(a−3)アミノ変性シリコーン:東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製,粘度1500mm/s(25℃)、アミノ当量4300
(b)成分
(b−1)ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド:ジアルキルは、炭素数12、14の混合物
(b−2)下記一般式で表される化合物
Figure 2006214037
(c)成分
(c−1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル:炭素数12〜14の直鎖1級アルコールにエチレンオキサイドを数平均で7モル付加させた非イオン界面活性剤
(d)成分
(d−1)トリエチレングリコールモノフェニルエーテル
pHはいずれも4.0であり、6Nの塩酸で調整した。


Claims (3)

  1. (a)アミノ変性シリコーンと(b)一般式(1)〜(3)の化合物群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を含有し、(a)成分の含有量が3質量%以上である繊維製品用消臭剤。
    Figure 2006214037
    〔式中、
    、Rは、それぞれ独立に、炭素数5〜19のアルキル基又はアルケニル基であり、
    、Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、
    Xは、−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHCO−、
    Figure 2006214037
    あるいは連結手であり、
    は、炭素数1〜3のアルキレン基であり、
    は、炭素数1〜6のアルキレン基又は−(O−R−であり(ここでRは、エチレン基又はプロピレン基であり、nは1〜10の数である。)、
    は陰イオン基である。〕
    Figure 2006214037
    (式中、R11、R12、R13、R14の2個又は3個が炭素数8〜12のアルキル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基又は総炭素数7〜15のアリールアルキル基であり、Zは陰イオン基である。)
  2. (a)成分と(b)成分の質量比率が、(a)成分/(b)成分=8/10〜100/10である請求項1又は2記載の繊維製品用消臭剤。
  3. 洗濯時において請求項1又は2記載の繊維用消臭剤で繊維製品を処理した後に室内で乾燥する、乾燥工程での繊維製品の臭いを低減する方法。
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